JPH06139240A - 表編集システム - Google Patents

表編集システム

Info

Publication number
JPH06139240A
JPH06139240A JP4289901A JP28990192A JPH06139240A JP H06139240 A JPH06139240 A JP H06139240A JP 4289901 A JP4289901 A JP 4289901A JP 28990192 A JP28990192 A JP 28990192A JP H06139240 A JPH06139240 A JP H06139240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
head
editing
ruled line
spreadsheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4289901A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuki Matsui
勇樹 松井
Shinobu Koizumi
忍 小泉
Hirohide Haga
博英 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4289901A priority Critical patent/JPH06139240A/ja
Publication of JPH06139240A publication Critical patent/JPH06139240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】文字入力装置100と、座標入力装置101
と、表示装置107と、表論理構造および表データおよ
び表計算式格納手段105と、表論理構造編集手段10
2および表データ編集手段103および表計算式編集手
段104と、表論理構造および表データ表示手段106
と、表計算式実行手段108とから構成される表編集シ
ステム。 【効果】表頭または表側が階層構造をもった複雑な表を
作成,編集することができる。さらに、表頭または表側
内の項目名を用いた判り易い表計算式が記述可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワープロなどの文書内で
用いられる表、および計算機上での計算処理を目的とし
た表における、対話的な表の編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、一般的な表の構造について述べ
る。一般に表は、表隅,表頭,表側,表本体の四つの部
分から構成され、さらに表頭は表頭項目,表側は表側項
目,表本体は表中身から構成される。
【0003】具体的な例を示すと、図3においてハッチ
ングを施した部分がそれぞれ表隅11,表頭12,表側
13,表本体14である。さらに、図4のように各表頭
項目を階層的に並べて表頭12を構成し、図5のように
各表側項目を階層的に並べて表側13を構成し、図6の
ように各表中身を整配列状に並べて表本体14を構成し
ている。
【0004】そして、図7に示すように、表の外枠の罫
線を表枠罫線,表頭と表本体を区切る罫線を表頭罫線,
表側と表本体を区切る罫線を表側罫線,表頭内で同レベ
ルの表頭項目を区切る罫線を表頭項目間罫線,表頭内で
親子関係にある表頭項目を区切る罫線を表頭階層化罫
線,表側内で同レベルの表側項目を区切る罫線を表側項
目間罫線,表側内で親子関係にある表側項目を区切る罫
線を表側階層化罫線と呼ぶことにする。
【0005】また、上下左右を罫線で囲まれた区画のこ
とをセルと呼び、表頭項目,表側項目,表中身に対応す
るセルをそれぞれ、表頭項目セル,表側項目セル,表中
身セルと呼ぶことにする。
【0006】従来、ワープロなどの文書処理装置におい
て表を作成する場合、座標入力装置で指定した点の間に
罫線を引き、その罫線の枠の中に文字列を入力し、表示
装置上に表示するときに、罫線と文字列を同時に表示す
ることにより、見かけ上、表を作成していた。
【0007】一方、表計算処理を行なうためのアプリケ
ーションソフトウェアの一つに、スプレッドシートがあ
る。スプレッドシートでは、いくつかのセルを組み合わ
せて表を構成することができる。さらに、セル間に表計
算式を定義することができるので、あるセルの内容を変
更すると、その表計算式に従って別のセルの内容が自動
的に変更されるといった処理ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ワープロなどの文書処
理装置で表を作成する場合、表を構成する罫線と文字列
は独立に入力して、位置合わせは手作業で行なってい
た。また、セル間に、ある関係が成り立つ場合、あるセ
ルの内容を変更すると、その関係が成り立つように、別
のセルの内容もやはり手作業で変更する必要がある。
【0009】一方、スプレッドシートで表を作成する場
合、その表は単なるセルの集合にすぎないので、各セル
には表内における表頭や表側といった意味付けがなされ
ない。したがって、表計算式において、表頭内または表
側内の項目名を用いることができず、関連するセルの、
スプレッドシートとしての固有の名前を用いざるを得な
い。
【0010】さらに、スプレッドシートでは、セルの属
性(罫線属性として、線種,線幅,線色など、文字列属
性として、フォント,大きさ,字詰め(左詰め,右詰
め,センタリングなど),字色など)を設定する際に、
対象となるセルを選択状態にする必要があり、一つの表
内で1列分のセルを選択状態にする際、(1)選択状態
にしたい範囲のセルをドラッグする、(2)選択状態に
したいセルが属するインデックス記号を指定する、等の
方法が考えられるが、(1)の方法では、その範囲が広
い場合に不便であり、(2)の方法では、関係のないセ
ルまで選択状態になるという欠点がある。
【0011】本発明の目的は、表(特に表頭や表側が階
層構造をもった表)を作成する際に、表を構成する罫線
と、中に表示する文字列の位置合わせが自動的に行われ
る表編集システムを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、表計算式を記述する
際に、表頭内または表側内の項目名を用いることが可能
な表編集システムを提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、表を編集する
際に、少ない操作回数で所望のセルを選択状態にできる
表編集システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、表で用いられている罫線や文字列を管
理するために、表を表現するための内部的な論理構造を
導入した。従って本発明における表の編集では、単に罫
線や文字列の編集ではなく、表の論理構造を編集する。
【0015】また、表の論理構造において、表頭内の各
表頭項目に、その右側および下側の表頭項目の格納領域
の先頭アドレスを格納するフィールドを設け、さらに、
表側内の各表側項目に、その下側および右側の表側項目
の格納領域の先頭アドレスを格納するフィールドを設け
た。
【0016】
【作用】表の論理構造を導入することにより、表の罫線
の編集による、中の文字列の再配置の手間が省ける。ま
た、表計算における計算式の設定において、項目名を使
うことが可能となり、計算式をより判り易く記述でき
る。さらに、一つのセルだけでなく、複数のセルを一度
に参照できるようになる。
【0017】表の論理構造において、表頭内の各表頭項
目に、その右側および下側の表頭項目の格納領域の先頭
アドレスを格納するフィールドを設け、さらに、表側内
の各表側項目に、その下側および右側の表側項目の格納
領域の先頭アドレスを格納するフィールドを設けること
により、表頭および表側の階層構造を表現することが可
能となる。そして、表内で、階層化された範囲内のセル
を単位として、セルを選択状態にして属性設定などの処
理を施すことができる。
【0018】
【実施例】図1は本表編集システムを示すシステムのブ
ロック図である。表論理構造編集手段102,表データ
編集手段103,表計算式編集手段104は、文字入力
装置100および座標入力装置101の入力に従って、
表論理構造,表データ,表計算式格納手段105内の表
論理構造,表データ,表計算式を編集する。表論理構造
および表データ表示手段106は、表論理構造,表デー
タ,表計算式格納手段105内の表論理構造,表データ
を表示装置107に表示する。表計算式実行手段108
は、表論理構造,表データ,表計算式格納手段105内
の表計算式を解釈,実行する。
【0019】図2は本表編集システムを実現するための
ハードウェアのブロック図である。本表編集システムを
実行する際、表論理構造編集手段102,表データ編集
手段103,表計算式編集手段104,表論理構造およ
び表データ表示手段106,表計算式実行手段108の
内、必要なものが中央処理装置200を介して主記憶装
置202に転送される。また、表論理構造,表データ,
表計算式格納手段105は、外部記憶装置201上または
主記憶装置202上に割り当てられる。
【0020】図8および図9に、本表編集システムで用
いる表論理構造の格納方法を示す。この格納方法は、従
来の表の構造と一対一に対応している。表の各構成要素
はすべて矩形状なので、左上の位置および大きさという
格納領域をもつ。表の各構成要素間の関係を表すため
に、リンク先の構成要素の格納領域の先頭アドレスを格
納するフィールドをもつ。特に、表頭項目,表側項目に
は、それぞれその同レベルおよび下位レベルにある表頭
項目,表側項目の先頭アドレスを格納するフィールドを
もつ。表,表頭,表側,表頭項目,表側項目には、付随
する罫線の属性情報を格納するフィールドをもつ。表頭
項目,表側項目,表中身には、セル内に表示する文字列
などのデータを格納するフィールド、そのデータを表示
する際の属性を格納するフィールドをもつ。
【0021】次に、上記で示した表の内部表現を用い
て、表を作成,編集,表示するときの処理手順以下に示
す。
【0022】まず、図10を例にとり、表を新規に作成
するときの処理を以下に示す(図11参照)。
【0023】(ステップ301);座標入力装置による
表の範囲(位置(左上の点のX座標XtとY座標Yt)と大
きさ(幅Wtと高さHt))の指定を受け付け、文字入力装
置による表の行数m,列数n(図10の場合、3行2
列)の入力を受け付ける。
【0024】(ステップ302);各表構成要素(表
(10),表隅(11),表頭(12),表側(13),表
本体(14),表頭項目(12−1,12−2),表側
項目(13−1〜13−3),表中身(14−1〜14
−6))の格納領域を割り当てる。
【0025】(ステップ303);各表構成要素に、そ
こからリンクする表構成要素の格納領域の先頭番地を格
納する。
【0026】(ステップ304);表隅,表頭項目,表
側項目,表中身の幅(Wtcr,Wthi(j)(1≦j≦n),W
tsi(i)(1≦i≦m),Wtcn(k)(1≦k≦m*n))、
高さ(Htcr,Hthi(j)(1≦j≦n),Htsi(i)(1≦i
≦m),Htcn(k)(1≦k≦m*n)) にそれぞれWt/
(n+1),Ht/(m+1)を設定する。この除算で余
りを生じる場合には、その余りの分だけWtおよびHtの値
をあらかじめ減じておく。
【0027】(ステップ305);表隅の位置(Xtcr,
Ytcr) にXt,Ytを、表頭の位置および大きさ(Xth,Yt
h,Wth,Hth) にXtcr+Wtcr,Ytcr,Wthi(1)*n,Hth
i(1)を、表側の位置および大きさ(Xts,Yts,Wts,Ht
s) にXtcr,Ytcr+Htcr,Wtsi(1),Htsi(1)*mを、
表本体の位置および大きさ(Xtb,Ytb,Wtb,Htb)にXtcr
+Wtcr,Ytcr+Htcr,Wtcn(1)*n,Htcn(1)*mを設
定する。
【0028】(ステップ306);左からj番目(1≦
j≦n)の表頭項目の位置(Xthi(j),Ythi(j)) にXth
+Wthi(1)*(j−1),Ythを、上からi番目(1≦i≦
m)の表側項目の位置(Xtsi(i),Ytsi(i)) にXts,Yt
s+Htsi(1)*(i−1)を、上からi番目(1≦i≦
m)、左からj番目(1≦j≦n)の表中身の位置(Xt
cn(k),Ytcn(k),k=(i−1)*n+j)にXtb+Wtcn
(1)*(j−1),Ytb+Htcn(1)*(i−1) を設定す
る。
【0029】(ステップ307);表頭項目(12−
1,12−2)および表側項目(13−1〜13−3)
に、あらかじめ定められた項目名を設定する。
【0030】(ステップ308);表中身(14−1〜
14−6)にあらかじめ定められたデータおよび属性を
設定する。
【0031】以上のようにして、表を新規に作成するこ
とができる。
【0032】ところで、既存の表の表頭に項目を追加す
るためには、表頭項目内を貫く縦線を追加することによ
って、その表頭項目を二分割する必要がある。図12を
例にとり、既存の表の表頭項目内に縦線を追加するとき
の処理を以下に示す(図13参照)。
【0033】(ステップ401);座標入力装置によ
る、縦線のX座標Xmの入力を受け付ける。
【0034】(ステップ402);表頭項目(12−3)
および表中身(14−7〜14−9)の格納領域を割り当
てる。
【0035】(ステップ403);既存の表構成要素の
うち、該当する表構成要素(12−1,14−1,14
−3,14−5)と、新規の表頭項目(12−3)およ
び表中身(14−7〜14−9)に、そこからリンクす
る表構成要素の格納領域の先頭番地を格納する。
【0036】(ステップ404);新規の表頭項目(1
2−3)のX座標(Xthi(3))にXmを、Y座標(Ythi
(3)) と高さ(Hthi(3)) にその左にある表頭項目(1
2−1)のY座標(Ythi(1)) と高さ(Hthi(1)) を、
幅(Wthi(3)) にXthi(1)+Wthi(1)−Xmを設定し、既
存の表頭項目(12−1)の幅(Wthi(1))をXm−Xthi
(1)に変更する。
【0037】(ステップ405);表頭項目(12−
3)に、あらかじめ定められた項目名を設定する。
【0038】(ステップ406);新規の表中身(14
−7〜14−9)のX座標(Xtcn(7),Xtcn(8),Xtcn
(9)) にXm、Y座標(Ytcn(7),Ytcn(8),Ytcn(9))
と高さ(Htcn(7),Htcn(8),Htcn(9)) にそれぞれの
左にある表中身(14−1,14−3,14−5)のY
座標(Ytcn(1),Ytcn(3),Ytcn(5))と高さ(Htcn
(1),Htcn(3),Htcn(5)) を、幅(Wtcn(7),Wtcn
(8),Wtcn(9)) にそれぞれXtcn(1)+Wtcn(1)−Xm,
Xtcn(3)+Wtcn(3)−Xm,Xtcn(5)+Wtcn(5)−Xmを設
定し、既存の表中身(14−1,14−3,14−5)の
幅(Wtcn(1),Wtcn(3),Wtcn(5)) をそれぞれXm−Xt
cn(1),Xm−Xtcn(3),Xm−Xtcn(5)に変更する。
【0039】(ステップ407);表中身(14−7〜
14−9)に、あらかじめ定められたデータおよび属性
を設定する。
【0040】このようにして、既存の表の表頭項目内に
縦線を追加することができる。
【0041】また、表頭を階層化するためには、表頭項
目内に横線を追加する必要がある。図14を例にとり、
既存の表の表頭項目内に横線を追加するときの処理を以
下に示す(図15参照)。
【0042】(ステップ501);座標入力装置によ
る、横線のY座標Ymの入力を受け付ける。
【0043】(ステップ502);表頭項目(12−
4)の格納領域を割り当てる。
【0044】(ステップ503);既存の表構成要素の
うち該当する表構成要素(12−1,14−1,14−
3,14−5)と、新規の表頭項目(12−4)に、そ
こからリンクする表構成要素の格納領域の先頭番地を格
納する。
【0045】(ステップ504);新規の表頭項目(1
2−4)のX座標(Xthi(4))と幅(Wthi(4)) に、表
頭項目(12−1)のX座標(Xthi(1)) と幅(Wthi
(1))を、Y座標にYmを、高さにYthi(1)+Hthi(1)−Y
mを設定し、既存の表頭項目(12−1)の高さ(Hthi
(1)) を Ym−Ythi(1) に変更する。
【0046】(ステップ505);表頭項目(12−
4)に、あらかじめ定められた項目名を設定する。
【0047】このようにして、既存の表の表頭項目内に
横線を追加することができる。
【0048】同様に、表側項目内に横線および縦線を追
加することもできるが、これらの処理はそれぞれ、表頭
項目内に縦線および横線を追加するときの処理とほぼ同
じである。
【0049】以上のように表内に縦線または横線を追加
することによって、表の形を編集することができる。
【0050】次に、図16を例にとり、表示装置上に、
表論理構造を表の形に表示し、表データをそれに合わせ
て表示するときの処理を以下に示す(図17参照)。
【0051】(ステップ601);表の格納領域内の表
枠罫線属性に従って、表枠罫線を表示する。この罫線の
座標は、表の位置および大きさから求める。図16で
は、(Xt,Yt),(Xt+Wt,Yt+Ht)を対角の2頂点とす
る矩形を表示する。
【0052】(ステップ602);表頭の格納領域内の
表頭罫線属性に従って、表頭罫線を表示する。この罫線
の座標は、表頭の位置および大きさから求める。図16
では、(Xth,Yth+Hth),(Xth+Wth,Yth+Hth) を端点
とする線を表示する。
【0053】(ステップ603);表側の格納領域内の
表側罫線属性に従って、表側罫線を表示する。この罫線
の座標は、表側の位置および大きさから求める。図16
では、(Xts+Wts,Yts),(Xts+Wts,Yts+Hts) を端点
とする線を表示する。
【0054】(ステップ604);表頭項目の格納領域
内の表頭項目間罫線属性に従って、表頭項目間罫線を表
示する。この罫線の座標は、表の位置および大きさ、表
頭項目の位置および大きさから求める。図16では、(X
thi+Wthi,Ythi),(Xthi+Wthi,Yt+Ht) を端点とす
る線を表示する。ただし、同レベル内の表頭項目の中
で、一番右側にある表頭項目に付随の表頭項目間罫線は
表示しない。図16では、表頭項目12−2,12−
5,12−7に付随する表頭項目間罫線は表示しない。
【0055】(ステップ605);表頭項目の格納領域
内の表頭階層化罫線属性に従って、表頭階層化罫線を表
示する。この罫線の座標は、表頭項目の位置および大き
さから求める。図16では、(Xthi,Ythi+Hthi),(Xt
hi+Wthi,Ythi+Hthi) を端点とする線を表示する。た
だし、より下位レベルの表頭項目をもたない表頭項目に
付随の表頭階層化罫線は表示しない。図16では、表頭
項目12−2,12−4,12−6,12−7に付随す
る表頭階層化罫線は表示しない。
【0056】(ステップ606);表頭項目の格納領域
内の項目名を、(Xthi,Ythi), (Xthi+Wthi,Ythi
+Hthi) を対角の2点とする矩形内に表示する。
【0057】(ステップ607);表側項目の格納領域
内の表側項目間罫線属性に従って、表側項目間罫線を表
示する。この罫線の座標は、表の位置および大きさ,表
側項目の位置および大きさから求める。図16では、(X
tsi,Ytsi+Htsi),(Xt+Wt,Ytsi+Htsi) を端点とす
る線を表示する。ただし、同レベル内の表側項目の中
で、一番下側にある表側項目に付随の表側項目間罫線は
表示しない。図16では、表側項目13−3,13−5
に付随する表側項目間罫線は表示しない。
【0058】(ステップ608);表側項目の格納領域
内の表側階層化罫線属性に従って、表側階層化罫線を表
示する。この罫線の座標は、表側項目の位置および大き
さから求める。図16では、(Xtsi+Wtsi,Ytsi),(Xt
si+Wtsi,Ytsi+Htsi) を端点とする線を表示する。た
だし、より下位レベルの表側項目をもたない表側項目に
付随の表側階層化罫線は表示しない。図16では、表側
項目13−1,13−3,13−4,13−5に付随す
る表側階層化罫線は表示しない。
【0059】(ステップ609);表側項目の格納領域
内の項目名を、(Xtsi,Ytsi), (Xtsi+Wtsi,Ytsi
+Htsi) を対角の2点とする矩形内に表示する。
【0060】以上のようにして、表の論理構造および表
データを表示装置上に表示することができる。
【0061】次に、セルの属性を変更するときの処理に
ついて説明する。
【0062】表の各セルの属性を変更する場合など、対
象となるセルを選択状態にする必要がある。
【0063】表1は、本表編集システムで作成された表
において、セルを選択状態にするときの状態遷移表であ
る。
【0064】
【表1】
【0065】この表が示すところは、表隅セル,表頭項
目セル,表側項目セル,表中身セルを座標入力装置で一
度指定すると、それらが選択状態になり、さらに、選択
状態にある表隅セル,表頭項目セル,表側項目セルをも
う一度指定すると、対応する表中身セルが選択状態にな
るというものである。座標入力装置でセルを指定したと
き、各セルがもっている位置および大きさの情報を基
に、座標入力装置で指定した座標を内部に含むセルを検
出する。システムは検出されたセルを、たとえば反転表
示することによって、選択状態になったことを示す。例
えば、図18,図19,図20において、表隅セルを二
度指定すると全ての表中身セルが選択状態になり、表頭
項目セルを二度指定すると表中身セルが選択状態にな
り、表側項目セルを二度指定すると表中身セルが選択状
態になる。このようにして選択状態になったセルに対し
て、属性を設定する。
【0066】次に、表に対して設定された表計算式を解
釈する場合について説明する。
【0067】まず、本表編集システムにおける表計算式
の表記法を図21のように定義する。この定義ではBN
F記法を用いている。BNF記法では、“<”と“>”
で囲まれた名前は非終端記号であり、さらに詳細化され
る余地があることを表す。
【0068】“::=”の左辺に現れた非終端記号は、
“::=”の右辺の定義によって置き換えられる。
“|”は、この記号の左側と右側のどちらの定義を採用
してもよいことを表す。
【0069】このようにして定義された表計算式は、以
下のような手順で解釈される(図22参照)。
【0070】(ステップ701);表計算式の1行分を
取り出す。
【0071】(ステップ702);“=”の左辺の項を
取り出し、それを“z”とする。
【0072】ステップ703の判定において、“z”が
“&”で区切られていなければ、図23のステップ71
3へ飛ぶ。
【0073】(ステップ704);ステップ703の判
定において、“z”が“&”で区切られていれば、
“z”は表頭項目名リストと表側項目名リストの両方か
らできており、表頭項目名リストを“x1”、表側項目
名リストを“y1”とする。
【0074】(ステップ705);“x1”,“y1”
の前に、それぞれ仮の項目名リスト“x”,“y”を付
ける。
【0075】(ステップ706);表頭内で“x.x
1”、表側内で“y.y1”のマッチングを取り、
“x”,“y”の値“x0”,“y0”を求める。
【0076】(ステップ708);ステップ707の判
定において、マッチングが取れなかったら、“z”で表
されるセルがないということなので、エラーメッセージ
を表示する。
【0077】(ステップ709);ステップ707の判
定において、マッチングが取れたら、“=”の右辺の各
項について、“&”の左側の項の前に“x0”,“&”
の右側の項の前に“y0”を付ける。
【0078】(ステップ710);“=”の左辺の項
“x0.x1&y0.y1”について、“x1”,“y
1”を、その下位レベルの項目名を使って分解し、複数
の式に分割する。
【0079】(ステップ711);各式を実行する。
【0080】ステップ712の判定において、表計算式
が残っている場合はステップ701に戻る。
【0081】ステップ712の判定において、表計算式
が残っていない場合は表計算式の実行を終了する。
【0082】(ステップ713);ステップ703の判
定において、“z”が“&”で区切られていないので、
表頭項目名リスト“x1”であると仮定する。
【0083】(ステップ714);“x1”の前に仮の
項目名リスト“x”を付け、後に仮の項目名リスト
“y”を付ける。
【0084】(ステップ715);表頭内で“x.x
1”のマッチングを取り、“x”の値“x0”を求め
る。
【0085】(ステップ717);ステップ716の判
定において、マッチングが取れたら、“=”の右辺の各
項について、各項の前に“x0”、後に“&y”を付け
る。
【0086】(ステップ718);“="の左辺の項
“x0.x1&y"について、“x1”,“y”を、そ
の下位レベルの項目名を使って分解し、複数の式に分割
し、ステップ711戻る。
【0087】(ステップ719);ステップ716の判
定において、マッチングが取れなかったら、“z”は表
側項目名リスト“y1”であると仮定する。
【0088】(ステップ720);“y1”の前に、仮
の項目名リスト“x”と“y”を付ける。
【0089】(ステップ721);表側内で“y.y
1”のマッチングを取り、“y”の値“y0”を求め
る。
【0090】(ステップ723);ステップ722の判
定において、マッチングが取れたら、“=”の右辺の各
項について、各項の前に“x&y0”を付ける。
【0091】(ステップ724);“=”の左辺の項
“x&y0.y1”について、“x”,“y1”を、そ
の下位レベルの項目名を使って分解し、複数の式に分割
し、ステップ711へ戻る。
【0092】ステップ722の判定において、マッチン
グが取れなかったらステップ708へ戻る。
【0093】以上のような過程によって、表計算式が解
釈される。
【0094】次に、表計算式の解釈の過程の例を、図2
4および図25、さらに、図26および図27を用いて
説明する。
【0095】図24において、A社,B社のB1シリー
ズ、B社のB2シリーズそれぞれの、部品α,β,γ,
δの値段の合計を求めるという表計算式は、図25
(a)のように記述される。この式を図22および図2
3のフローチャートに従って解釈していくと以下のよう
になる。まず、「合計」が表頭項目名であると仮定し
て、前に「x」、後に「y」を付ける。同様に「部品」
についても、前に「x」、後に「y」を付ける(図25
(b))。「x.合計」とマッチする表頭項目名のリス
トが存在しているか探してみる。この場合はマッチしな
い(図25(c))ので、「合計」が表頭項目名である
とした仮定は成り立たなかった。そこで今度は「合計」
が表側項目名であると仮定して、前にx&yを付ける
(図25(d))。「y.合計」とマッチする表側項目
名のリストが存在しているか探してみると、yが空集合
の場合(「合計」の前に表頭項目名がない場合)にマッ
チすることがわかる。このときxはすべての表頭項目名
のリストなので、x={A社 B社.B1シリーズ B
社.B2シリーズ}と求まる(図25(e))。この
x,yを両辺に代入し、xの各要素ごとに式を分割する
と、図25(f)の式となる。さらに、この式で用いら
れている関数「sum」が、引数で与えられたセル内の
データを全て足すという関数だとすると、図25(g)
のように書きなおすことができる。このようにして、最
終的に求まった式に基づいて演算が実行される。
【0096】また、図26において、1990年および
1991年における、A社,B社,C社の予算達成率を
求める表計算式は図27(a)のように記述される。こ
の式を解釈していくと以下のようになる。まず、「達成
率」が表頭項目名であると仮定して、前に「x」、後に
「y」を付ける。同様に「実算」,「予算」について
も、前に「x」、後に「y」を付ける(図27
(b))。「x.達成率」とマッチする表頭項目名のリ
ストが存在しているか探してみると、x={1990年
1991年}の場合にマッチすることがわかる。このと
きyはすべての表側項目名のリストなので、y={A社
B社 C社}と求まる(図27(c))。このx,y
を両辺に代入し、x,yの各要素ごとに式を分割する
と、図27(d)の式となる。このようにして、最終的
に求まった式に基づいて演算が実行される。
【0097】
【発明の効果】本発明によると、表に論理構造という段
階を設けたことにより、表の論理構造の中で座標を管理
しているので、罫線の座標の指定の回数が減少する。ま
た、表計算式の設定において、表頭または表側内の項目
名を用いた判り易い式を書くことが可能となる。さら
に、表頭または表側が階層構造をしている複雑な表でも
表現することができ、表の対話的な作成,編集操作を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムのブロック図。
【図2】本発明を実現するためのハードウェアのブロッ
ク図。
【図3】一般的な表の構造を表す説明図。
【図4】表頭の構造を表す説明図。
【図5】表側の構造を表す説明図。
【図6】表本体の構造を表す説明図。
【図7】表を構成する罫線およびセルの名称を示す説明
図。
【図8】本発明における表の格納方法を示す説明図。
【図9】本発明における表の格納方法を示す説明図。
【図10】本発明において、新規に表を作成したときの
ブロック図。
【図11】本発明において、新規に表を作成するときの
フローチャート。
【図12】本発明において、既存の表の表頭内に縦線を
追加したときのブロック図。
【図13】本発明において、既存の表の表頭内に縦線を
追加するときのフローチャート。
【図14】本発明において、既存の表の表頭内に横線を
追加したときのブロック図。
【図15】本発明において、既存の表の表頭内に横線を
追加するときのフローチャート。
【図16】図3に示す表の内部表現を示すブロック図。
【図17】本発明において、表の論理構造を表示装置上
に表示するときのフローチャート。
【図18】本発明において、表中身セルの選択方法を示
す説明図。
【図19】本発明において、表中身セルの選択方法を示
す説明図。
【図20】本発明において、表中身セルの選択方法を示
す説明図。
【図21】本発明における、表計算式の表記法を示す説
明図。
【図22】本発明において、表計算式を解釈する手順を
示すフローチャート。
【図23】本発明において、表計算式を解釈する手順を
示すフローチャート。
【図24】表の例1を示す説明図。
【図25】図20の表の表計算式の解釈の過程を示す説
明図。
【図26】表の例2を示す説明図。
【図27】図26の表の表計算式の解釈の過程を示す説
明図。
【符号の説明】
100…文字入力装置、101…座標入力装置、102
…表論理構造編集手段、103…表データ編集手段、1
04…表計算式編集手段、105…表論理構造,表デー
タ,表計算式格納手段、106…表論理構造および表デ
ータ表示手段、107…表示装置、108…表計算式実
行手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字入力装置と、座標入力装置と、表示装
    置と、罫線情報および文字列情報および表計算式格納手
    段と、上記罫線情報および上記文字列情報および上記表
    計算式を上記文字入力装置および上記座標入力装置とで
    編集するための罫線情報編集手段および文字列情報編集
    手段および表計算式編集手段と、上記罫線情報および上
    記文字列情報を上記表示手段に表示するための罫線情報
    表示手段および文字列情報表示手段と、上記表計算式を
    実行するための表計算式実行手段とを含む表編集システ
    ムにおいて、表頭(表の上部にあり、列の項目名を表示
    する部分)内および、表側(表の左部にあり、行の項目
    名を表示する部分)内にある複数の項目に階層構造をも
    たせたことを特徴とする表編集システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、表を、表頭,表側,表
    隅(表の左上の部分)、表のデータを表示する部分に区
    分し、上記表を個々の項目名が入る最小のセルに、上記
    表側を表側項目(個々の項目名が入る最小のセル)に、
    上記表のデータを表示する本体部分を表中身(個々のデ
    ータが入る最小のセル)にそれぞれ区分し、上記表構成
    要素(表,表頭,表側,表隅,表本体,表頭項目,表側
    項目,表中身)それぞれについて表論理構造データを規
    定し、これを用いて表を構成する罫線情報および文字列
    情報を管理することを特徴とする表編集システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、ある階層にある項目全
    てに対して同一の編集処理を施す際に、上記階層にある
    項目全てを含む上位階層の項目に編集操作を施すことに
    よって、上記階層の項目全てに同一の編集処理を施す表
    編集システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、表頭または表側の階層
    構造で定まる関連の項目名を列挙するという表記方法
    と、この表記で表計算式を規定する機能を備えた表編集
    システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、表頭または表側内の上
    位階層にある項目名のみを列挙するという表記方法と、
    この表記で表計算式を規定する機能を備えた表編集シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項1において、表頭または表側内で同
    じ項目名をもつ複数のセルに対して、共通の項目名を用
    いるという表記方法と、この表記で表計算式を規定する
    機能を備えた表編集システム。
JP4289901A 1992-10-28 1992-10-28 表編集システム Pending JPH06139240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289901A JPH06139240A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 表編集システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289901A JPH06139240A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 表編集システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06139240A true JPH06139240A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17749243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4289901A Pending JPH06139240A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 表編集システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06139240A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525029A (ja) * 2008-06-20 2011-09-08 マイクロソフト コーポレーション 表形式データの階層的提示
JP2016505996A (ja) * 2013-01-10 2016-02-25 ロヴィ テクノロジーズ コーポレイション データ駆動型メディア配置のためのシステムおよび方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525029A (ja) * 2008-06-20 2011-09-08 マイクロソフト コーポレーション 表形式データの階層的提示
JP2016505996A (ja) * 2013-01-10 2016-02-25 ロヴィ テクノロジーズ コーポレイション データ駆動型メディア配置のためのシステムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3136035B2 (ja) データベースシステム用インターフェースのための自動レイアウト・ジェネレータ及びその生成方法
CN108228183A (zh) 前端界面代码生成方法、装置、电子设备及存储介质
US20150161079A1 (en) File formats and methods for representing documents
US20140215297A1 (en) File formats and methods for representing documents
JPH06139240A (ja) 表編集システム
JPH07271708A (ja) データ処理システム及びシステム構成の表示方法
CN112817505A (zh) 软件信息界面显示方法、装置、存储介质及设备
JPH0916566A (ja) 文書処理装置及び方法
JPH087674B2 (ja) 木生成システム及び方法
JPH05101119A (ja) データベースシステム
CN109815461B (zh) 一种编辑表格的方法
JP3395372B2 (ja) 表処理装置
JPH081645B2 (ja) 設計図面管理方法
JPS5850039A (ja) 表の出力方法
JPH04157560A (ja) 表作成方法
JP2833203B2 (ja) 表作成処理装置
Harris et al. An environment for building graphical user interfaces for nested relational databases
JPH08137853A (ja) 文書処理装置
JPH073664B2 (ja) セルデータ演算方法
JPH064382A (ja) 文書管理装置
JPH07200558A (ja) 文書処理装置
JPH056910B2 (ja)
JPH08292992A (ja) 文書処理装置及び方法
JPH076162A (ja) 表生成装置
JPS63214831A (ja) ワ−クステ−シヨンにおけるフアイルの管理方法