JPH087674B2 - 木生成システム及び方法 - Google Patents

木生成システム及び方法

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JPH087674B2
JPH087674B2 JP3055543A JP5554391A JPH087674B2 JP H087674 B2 JPH087674 B2 JP H087674B2 JP 3055543 A JP3055543 A JP 3055543A JP 5554391 A JP5554391 A JP 5554391A JP H087674 B2 JPH087674 B2 JP H087674B2
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    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/31Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • G06F16/316Indexing structures
    • G06F16/322Trees

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、レイアウト理解のため
のモデル等を表わす木または木の集合に対応するデータ
構造をメモリ上に生成するシステム及び方法に関する。
【0001】
【従来の技術】最近、オフィスなどで文書をコンピュー
タによって管理・検索する電子ファイリングシステムが
利用可能になってきた。しかし、現在のシステムは、各
文書を単に絵として蓄えているに過ぎず、情報を蓄積す
る体系としては、従来の紙をベースにしたファイリング
となんら変わらない。より高度なファイリングシステム
を構築するためには、文書画像から文書の内容を抽出す
ることが必要である。
【0002】システムに全文データベースとしての機能
を求めるのであれば、全文書内容のコード化が必要であ
るし、そうでない場合でも、タイトル、掲載誌名、キー
ワードなどの検索のためのコード情報の入力は必要不可
欠である。そして、印刷文字OCRが、このコード化作業
を支援するツールとして期待されている。しかしなが
ら、OCRによって文書画像自体から検索のための情報を
抽出するためには、まず必要な情報が印刷されている位
置を知らなければならない。また、電子ファイリングシ
ステムの利用形態はアプリケーションに応じて様々であ
り、文書のある一部分(例えば、論文のアブストラクト)
のみコード化したいといった要求も存在する。しかし、
こういった認識すべき位置の指定をオペレータが行って
いたのでは、文書入力の効率化は期待できない。したが
って、コンピュータによって文書画像を解析し、そのレ
イアウトを自動的に理解する技術が必要になる。レイア
ウト理解の過程は、文書画像を文字、イラスト、写真、
表、グラフなどの領域に分割する処理、さらに各領域の
構造を解析する処理等で構成されるが、電子ファイリン
グにおいては、文字列、線分、その他の領域といった大
雑把な分割の後で、文字列に対してタイトル、著者名、
本文などの解釈を与える処理が重要である。
【0003】一般に、文書画像の構成要素の間には、部
分ー全体の関係に基づく階層構造が存在する。例えば、
文書はページの集まりで構成され、各ページはタイト
ル、著者名、本文で構成され、さらに本文は幾つかのカ
ラムで構成される、といった具合である。この階層構造
は、節点がタイトル等の文書画像構成要素の1つに対応
し、葉が文字列に対応するような木によって表現され
る。
【0004】そこで、例えばA.Dengel and G.Barth, "H
igh Level Document Analysis Guided by Geometric As
pects," Int. Journalof Pattern Recognition and Art
ificial Intelligence, 2, 4, pp.641-655, 1988に開示
されているように、ユーザがレイアウトに関する知識と
して木構造のモデルを与え、システムがそれを基に解析
を行う方式が提案されている。
【0005】ところで、木に対応するデータ構造をメモ
リ上に生成する方法として、ユーザが読解可能な何らか
の形で木を記述し、システムがその記述結果を解釈して
メモリ上にデータ構造を生成することが、ユーザの負担
の少なさの点で有利であり、一般的な方法である。その
ような例として、G. Nagy,S. Seth, "Hierachical Repr
esentation of Optically Scanned Documents", Proc.7
th ICPR(Montreal),347-349, 1984は、ユーザが木の骨
組とその中の各ノードに与える属性を記述するための属
性文法を提案する。しかしながら、これは1種のプログ
ラミングを強いるものであるから、エンドユーザがモデ
ルを記述するのには不向きである。
【0006】一般に、文書の種類に応じて多種多様なレ
イアウトが存在するため、すべてのレイアウトに対して
モデルをあらかじめ用意しておくことは不可能であり、
モデルの記述・変更はエンドユーザが行う必要がある。
したがって、モデルを容易に記述・変更できることが、
レイアウト理解を行う文書画像解析システムの重要な要
件である。しかもこの記述の容易さという条件は、ユー
ザが様々なレイアウトに対応できるような十分な表現能
力を保ちつつ達成されなければならない。上記属性文法
にしたがう木の記述は、このような条件を満足できない
点で問題がある。
【0007】レイアウトモデルに限らず、ユーザが読解
可能な形で木を記述するためには、木を表わす図をディ
スプレイ上で編集するグラフィックスエディタを用いる
ことが一般的である。しかし、グラフィックスエディタ
を利用できる計算機は限定される。また、グラフィック
スエディタは、木の骨組、つまりノードの階層関係及び
同じノードに接続する子ノード同士の順序関係を記述す
るのには適しているが、個々のノードに与える属性を記
述するのには適していない。
【0008】特開平2ー59818号公報で開示される
木構造図作成システムは、プログラムモジュールの木構
造図を作成するためのものであるが、グラフィックス機
能をサポートしない端末からでも、木構造図を作成する
ための情報の入力を可能にする。モジュール間の呼び出
し関係はメインプログラムをルートとする木構造になる
から、この作成システムをは1種の木生成システムであ
る。このシステムにおいて、ユーザは、テキストエディ
タを使って、モジュール間の呼出し関係の情報を記述す
る。図1は、木構造図情報の記述例を示す。テキストに
おいて、木の枝分れは、IF、THEN、ELSE等の
キーワードで表示される。システムは、それらキーワー
ドを含んだテキストを解釈して、図2に示すような木構
造図を作成する。なお、図1及び図2は上記公報に掲載
されている図面である。
【0009】しかし、木の枝分れ毎に特殊なキーワード
を割り当てるのであるから、キーワードの意味を理解
し、その使い方に習熟しなければならない。このような
記述方法は、プログラム開発者にはなじみ深いものであ
るが、エンドユーザに最適とはいえない。キーボードに
慣れていないエンドユーザはキーワードの入力に時間が
かかるし、スペルミスや文法エラーをおかす可能性もあ
る。また、この記述方法にしたがって、多くの階層から
なる複雑な木を表現したならば、表現結果は複雑なもの
となり、表現結果から、木の全体的な階層構造を把握す
るのが困難になる。
【0010】さらに、以上の記述方式に共通する問題点
は、これらの方式では1個の具体的な木を表現すること
しかできない、つまり、木の集合を表現できないという
ことである。アプリケーションによっては、木の集合を
表現できた方が望ましい場合がある。論文第1ページの
レイアウトを例にとって考えてみると、タイトルや著者
といった構成要素は必ず存在するが、脚注はそうではな
い。また、ある論文ではカラムが1ページに2つあるの
が普通であるとしても、最終ページには1つしかないこ
ともある。従来は、そのような変動に対応するために、
脚注のノードのある木とない木、あるいはカラムのノー
ドを1つ含む木と2つある木を別個に記述しなければな
らず、ユーザにとってレイアウトモデルを作成する負担
は重かった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ユーザが木を簡単に記述することができ、その
記述結果に基づいて該木を表わすデータ構造をメモリ上
に生成することのできるシステム及び方法を提供するこ
とにある。
【0012】本発明の他の目的は、木の記述結果からユ
ーザが生成される木を容易に把握することができ、その
記述結果に基づいて該木を表わすデータ構造をメモリ上
に生成することのできるシステム及び方法を提供するこ
とにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、ユーザがテキ
ストエディタを使って木を記述することができ、その記
述結果に基づいて該木を表わすデータ構造をメモリ上に
生成することのできるシステム及び方法を提供すること
にある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、ユーザが木の
集合を記述することができ、その記述結果に基づいてメ
モリ上で該木の集合を表わすデータ構造をメモリ上に生
成することのできるシステム及び方法を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による、メモリ上に木または木の集合を表わ
すデータ構造を生成するシステムは、1以上の欄を持
ち、木または木の集合に含まれ得るノードの種類ごとに
当該種類に与えられた属性が上記欄に記述されてなる表
を解釈して、上記種類ごとに、上記メモリ上に当該種類
のための領域を確保し、該領域に当該種類に与えられた
属性のデータをセットするとともに、領域間の連結関係
を表わすポインタデータを生成する手段を含む。
【0016】このシステムを使うなら、木または木の集
合を記述するために、ユーザは、エディタを使ってノー
ドの種類毎にそれに与える属性を表に書き下すだけでよ
い。エディタにはテキストエディタを用いることができ
る。
【0017】上記表で、ノードの種類ごとにその種類の
木または木の集合における深さを記述する欄を設けるな
らば、上記表解釈手段は、上記表における、ノードの種
類の属性を記述する行の配列順序と、各種類に割り当て
られた深さに基づいて、種類間の階層関係及び同じノー
ドの下に連結するノードの種類間の順序関係を判断し、
その判断に基づいてポインタデータを生成することがで
きる。
【0018】上記表には、ノードの種類の名前を記述す
る欄を設けることが可能である。また、上記表には、ノ
ードの種類毎にその種類に属するノードの数を記述する
欄を設けることも可能である。その場合、上記表解釈手
段は、数のデータを属性データとして扱い、当該種類に
割り当てられたメモリ領域にそれをセットする。
【0019】作成された表を外部記憶装置に蓄積してお
き、モジュール化することも可能である。表の作成を容
易にするために、メインの表の記述の足りない箇所の有
無を判断し、そのような箇所があるならば、サブの表と
メインの表を合成して1つの完全な表を作成する手段が
用意される。
【0020】
【実施例】[ハードウェアの構成]図3は、本発明の1
実施例のハードウェアの構成を示す。この木生成システ
ムは、キーボード等の入力装置1と、CRTディスプレ
イ等の表示装置2と、磁気ディスクや光ディスク等を記
憶媒体に使う外部記憶装置3と、表を編集及び表示する
表編集表示装置4と、この表編集表示装置4により編集
された表のデータを外部記憶装置3に保存して管理する
表管理装置5と、複数の表を合成して1つの表を作成す
る表合成装置6と、表を解釈して、ノードまたはノード
の種類ごとに、メモリ20上に領域を確保し、該領域に
当該ノードまたはノードの種類に与えられた属性のデー
タをセットするとともに、領域間の連結関係を表わすポ
インタデータを生成する表解釈装置7と、この表解釈装
置7が生成した木構造に関するデータを保存及び管理す
る木構造管理装置8と、これら各装置を統括制御する制
御装置9とから構成されている。具体的には、テキスト
エディタ10が表集表示装置4と表管理装置5を合わせ
て実現する。上記装置4乃至8は、専用のハードウェア
で構成することも可能であるけれども、図3の例では、
メモリ20にロードされるソフトウェアモジュールの形
で実現されている。
【0021】[表の入力]a.概要 図4に示すような、AからJまでの11種類のノードが
それぞれ1つずつ含まれてなる木の記述を例にとって説
明する。本発明によれば、ユーザは、テキストエディタ
10を使って、図5に示す表を入力装置1から入力しさ
えすればよい。表には、ノードまたはノードの種類の名
前を記述する1つの欄と属性を記述する複数の欄が設け
られており、そこにユーザが必要な情報を書込めるよう
になっている。所望の表を簡便に作成するためには、項
目名以外は空白の表を外部記憶装置3に保存しておき、
それを取り出して編集するとよい。完成した表は、外部
記憶装置3に保存される。
【0022】木の骨組は、図5に示す表の上で次のよう
にして表わされる。まず、表には、深さ(レベル)を記述
するレベル欄が設けられる。例えば、木の最上部に位置
するAについては、レベル欄に数字0を記入し、Aの子
供であるB,C,D,Eについては、レベル欄に数字1
を記入する、といった具合である。
【0023】次に、親子間の連結情報について述べる
と、親に連結する(直接または間接の)子孫の行を、当該
親の行と、それより下に最初に現れる、当該親以上のレ
ベルにあるノードの行との間の行を使ってすべて書きき
ってしまうことで、それら子孫が当該親に直接または間
接的に連結することを表わす。当該親のレベル以上のノ
ードがそれ以降に全くないときは、当該親の行より下の
すべての行が、子孫の記述に使われる。
【0024】さらに、親を同じくする子同士の中で順序
関係があるときは、それを表の中での行の上下関係に反
映させることにする。例えば、レベル1のノードに関し
て順序関係が存在し、それに対応して図4では便宜上左
からB,C,D,Eの順に並んでいるとする。(その順
序は、実際にはノードに対応する実体の物理的位置の上
下方向の順序に対応するものかもしれないことに注意さ
れたい。) このとき、図5に示す表において、それら
に対応する行は、上からB,C,D,Eの順で並ぶ。
【0025】以上の規則に従えば、木に含まれるノード
(またはノードの種類)の階層関係及び親を同じくするノ
ード(またはノードの種類)同士の順序関係が、表の中で
の行の上下関係とレベルの欄だけを使ってすべて表現で
きる。したがって、上記規則を踏まえて図5に示す表を
解釈すると、まず表の1番上にある行の名前の欄にAが
記述されていることから、Aが木の最も上にあることが
わかる。また、レベル欄に1が記入された行のノード名
の欄を調べることによって、Aの子供はB,C,D,E
であり、かつそれらの行の上下関係から、それらの間に
順序関係があるとするなら、その順序はB,C,D,E
の順であることがわかる。
【0026】さらに、レベル1であるDとEの行に挟ま
れた、レベル2の行に対応するFとGが、Dの子供であ
る。そして、Gの行に続くレベル3の行に対応するJ
が、Gの子供である。表の最後部には、レベル1のEの
行に続いてレベル2のH,Iの行が続く。よって、H,
IはEの子供であるとわかる。後述する表解釈装置7
は、このような解釈を行ってポインタデータを生成す
る。
【0027】図5に示す表において、属性を記す欄の中
には、ノードの数を記す欄がある。その欄はさらに最小
値を記す欄と最大値を記す欄からなる。ある種類に属す
るノードの数をその種類の行を使って記述してもよいけ
れども、ここでは子ノードの数をその親の行に記述する
ことにする。(なお、ルートノードの数は1つであるこ
とを前提にしている。)そのような規則の下で記述した
図5に示す表の、例えばAの行を見ると、最小値と最大
値がともに1であるから、この表が表現する木には、ノ
ードAの子供として、種類B,C,D,Eに属するノー
ドが1つずつ存在することが示されている。結局、図5
の表は、1つの木を表現している。
【0028】もし、Gの行において、最小値を1、最大
値を2と記述したなら、その表は、種類Jのノードを1
つだけ含む木と2つ含む木(図6参照)をそのメンバーと
する集合に対応付けられていることを意味する。しか
し、そのような表を変換して作られるデータ構造は、種
類Jに対応するメモリ上の領域を1つしか含まないこと
に注意されたい。種類Gに割り当てられた領域に、その
属性データとしてその子ノード(J)の最小値と最大値が
セットされるだけである。
【0029】なお、Jのような葉が何らかの下位要素を
持ち、しかもその数が不定であることを示す必要がある
ならば、その葉の行の最小値と最大値の欄に適当な数を
記入する。後述するレイアウトモデルの例では、葉の下
位要素は文字列に対応する。
【0030】本実施例では、表合成装置6が設けられて
いる。この装置6は、外部記憶装置3から取り出した表
について、その表が他の表と組み合わされるべきもので
あるかを判断し、判断結果が肯定的であるならば、組み
合わす相手の表を探し、それらの表を合成する。これを
使うと、他の表の記述を援用することが許されるので、
複雑な木を定義したい時に、その木の一部を定義した表
が外部記憶装置3に保存されている場合には、その表を
モジュールとして活用してもよい。例えば、図4に示す
木のうち、Dをルートとするサブツリーが、図7に示す
表(サブの表)の形で定義され、外部記憶装置3に保存さ
れているとする。このとき、図4の木を定義するため
に、ユーザは、図5よりも簡単な、図8に示す表(メイ
ンの表)を作成するだけでよい。そこでは、Dが別の表
で定義されたサブツリーのルートであることを表示する
ために、Dの行は、レベル欄と名前欄を除いて空白であ
る。例えば、外部記憶装置3から図8に示す表が取り出
されると、表合成装置6は、外部記憶装置3に保存され
ている表の中から図7の表を探し、これらを合成して図
4に示す表を作成する。この表合成装置6の動作の詳細
は、後で説明する。
【0031】b.具体例 以下、表を使った木構造の表現の具体例として、文書画
像のレイアウトモデルの記述方法を述べる。ここで、文
書画像の構成要素として文字列から構成されるもののみ
に対象を絞ると、ある要素を構成する直接の下位要素間
には常に順序関係が成立している(実際、人間はこの順
序に従ってテキストを読んでいる)。この順序は、それ
ら下位要素間の紙面上での位置関係によって決まるもの
で、縦並びなら上から下、横並びなら左から右の順番に
なる。例えば、米国特許の公報では、1つのページの本
文はその下位の構成要素として2つの欄を含み、それら
は横並びである。そこで、表の上で連続した2つの構成
要素に関し、それらが階層を異にするのか、つまり上位
と下位の関係にあるのか、それとも同じ階層に属するの
かを区別できれば、同じレベルにある構成要素に関して
は、この順序にそって構成要素名を並べることにより、
木構造をなす紙面の構成要素を1次元のシーケンスとし
て表現することができる。この区別の方法としては、例
えば階層のレベル(深さ)を示す数字を、各構成要素に与
えてやればよい。このような記述方法の工夫によって、
レイアウトモデルを、行方向に構成要素が並び、列方向
には各構成要素の属性が記述された表として表現するこ
とができる。
【0032】例えば、天野他、マルチメディア文書入力
のための文書画像認識システム:DRS、情報処理学会
マルチメディア通信と分散処理研究会48ー6、199
1年1月、で開示されたレイアウト解析システムについ
て、上述の方針にそってモデルに記述されるべき情報を
整理してみると、次のようになる。(なお、以下では文
書画像構成要素を単に要素と呼ぶことにする。そして、
便宜上文字列も要素であると考えることにする。しか
し、文字列のための領域はメモリ上で確保されない。)
【0033】1) 直接の下位要素の数に関する制限(最
少値と最大値)。 2) 下位要素が複数あるときに、それらの並び方(縦並
びか横並びか)。 3) その要素の存在はそのモデルにおいてマンダトリー
(必須)か否か。 4) その要素の左右または上下にフィールドセパレータ
(他の要素との区切りになる程に大きな白画素の領域や
水平または垂直の線分)があるか。 5) 文字列を構成する字種(数字、アルファベット、漢
字)。 6) 後で文字の認識を行うか。 7) 認識後、(例えば住所、姓名等について)後処理をか
けるか。
【0034】1)および2)のような下位要素の集合に関す
る属性は、それらの1つ上位レベルの要素の属性とし
て、その上位要素の行の中で記述することができる。3)
以下の属性は、その要素自体の持つ属性として、その要
素の行の中で記述することができる。
【0035】以下では、1)から4)の情報の記述方法につ
いて説明するが、5)以降の情報についても属性を記述す
る欄を追加することにより、容易に記述することができ
る。モデルを記述する表の例を図9に示す。表の各欄
は、次のような意味を持つ。
【0036】1)ネスト 階層レベルを表す番号である。一の表の中で、木の最上
位に位置する要素を0として、番号が大きいほど深い
(最上位要素から離れた)要素であることを示してい
る。
【0037】2)要素名 要素の名前を示す文字列である。その要素が他の要素か
ら参照されていなければ、空白にしておいてもよい。
【0038】3)必在 ある要素が紙面に必ず存在するか否かを示す。Yは必在
することを、Nはそうでないことを意味する。
【0039】4)構成 要素の構成方法を示す。4つの項目からなり、そのすべ
てが空白の場合は、その要素が別の表によって定義され
ていることを意味する。
【0040】4−1)並び 直接の下位要素の配列方向を表わす。Vで縦並び、Hで横
並びを表す。ピッチ等の情報を記述するように拡張する
ことも可能である。
【0041】4−2,3)最小 最大 同じ下位要素が繰り返し登場し得る場合、その登場回数
の最小値と最大値を指定する。繰り返しが無い場合は、
両方とも1を指定する。
【0042】4−4)下位要素名 その要素が包含する直接の下位要素の名前を指定する。
下位要素が文字列になる場合は、予約語Ch_Stringを指
定する。空白の場合は、子供の要素がすぐ次の行から定
義されていることを意味する。
【0043】5)F.S. その構成要素の周囲でフィールドセパレータが存在する
位置を示す。例えば、LW(Left White),LB(Left Black),
RW(Right White),RB(Right Black),AW(AboveWhite),AB
(Above Black), BW(Below White),BB(Below Black),空
白(フィールド・セパレータ無し)等を記述する。
【0044】実際に、図10のような論文フロント・ペ
ージのレイアウトを記述した表を図11に示す。図11
に示す表から、Paperという名の要素はTitle、Author、
及びBodyがそれぞれ1つずつ縦に並んでできたものだと
いうことがわかる。 Titleは、文字列が縦に最大三個ま
で並んでできるものであり、Authorは、文字列が縦に最
大二個まで並んでできるものであることがわかる。ま
た、Bodyは、無名の要素(カラムに相当する)が二つ横に
並んでできたものである。その無名の要素は、縦方向に
最大50個までの文字列が並んでできるものである。Au
thorとBodyの間には水平線分によるフィールド・セパレ
ータがある。図12に示すように、要素Bodyの構造を別
の表で定義することもできる。
【0045】[データ構造の生成]上記論文フロントペ
ージのレイアウトモデルを記述した表に基づいて、木ま
たは木の集合を表わすデータ構造がメモリ上にどのよう
に生成されるかを説明する。
【0046】a.表の合成 上述のように、表の中には他の表から記述を補わなけれ
ばならないものがあるので、メモリ上でのデータ構造の
作成に先立って、表合成装置6が必要な前処理を実行す
る。表合成装置6は、以下のような動作を行う。
【0047】1)入力された表(メインの表)の行を上か
ら順に調べ、下位要素名の欄が空白であるにもかかわら
ず、次の行のネスト番号が自分のネスト番号以下になっ
ているもの(あるいは表が終わってしまっているもの)を
探す。
【0048】2)そのような行(以下、空白行と呼ぶ)が
発見された場合は、各欄の項目名がメインの表と一致
し、かつ先頭行の要素名の欄の内容が空白行と同じであ
る表(サブの表)を外部記憶装置3から見つけだし、サブ
の表の先頭行の記述で空白行の足りない記述を補うとと
もに、サブの表の2行目以降を空白行の下に挿入する。
その際、挿入される行のネスト番号の欄には、サブの表
で付いていたネスト番号とメインの表における該空白行
のネスト番号の和が記入される。
【0049】3)以上の処理をメインの表の終わりまで
繰り返し、また新たに挿入された部分についても同様の
処理を実行する。
【0050】結果として、表合成装置6は、空白行がな
ければ入力された表をそのまま出力し、空白行があれば
合成されてできた新しい表を出力する。この新しい表
は、外部記憶装置3に保存してよい。
【0051】b.データ構造の生成 表合成装置6から出力された表は、表解釈装置装置7に
入力される。表解釈装置7は、現在処理中の行は表の上
から数えて何行目かを表わす大域変数 intLine を用
意し、初期値を Line = 1(1行目を意味する) に設定す
る。しかる後、以下に疑似コードを示すプログラムGenT
reeを再帰的にコールし、ルートから下にむかって木を
成長させていく。
【0052】 GenTree(ノードへのポインタ ParentNode) { /* 局所変数の表現 */ int Nest; ノードへのポインタ CurrentNode ; if (Lineが1なら) { ルートのノードを作り、属性をセットする。 CurrentNode = ルートノードのアドレス } else { ノードを作り、属性をセットする。 CurrentNode = ノードのアドレス ParentNodeに対してCurrentNodeを子ノードとしてポインタで結ぶ } Nest = Lineがしめす行のネスト番号 do while (表が続いており かつ Line+1の行のネスト番号 > Nest) { Lineをインクリメント call GenTree(CurrentNode); } }
【0053】このプログラムを図11に示す表に適用す
ると、次のようして木が成長する。 1)まず、Line=1でGenTree(NULL)がコールされる。Lin
eが1だから、木のルートノード(Paper)がメモリ上に作
られる(図13)。ここでは、木の集合に含まれ得るノー
ドに対応してメモリ上に確保された領域のこともノード
と呼んでいるので、注意されたい。Paper の属性データ
は、Paperのために確保されたメモリ領域(Paperノード)
にセットされる。要素の名前は、ユーザが木構造を記述
するときに個々のノードを区別する点にその第1の存在
意義があるから、アプリケーションによっては、その要
素のためのメモリ領域にセットされなくてもよい。
【0054】最初のコールでは、変数Nestに0がセット
される。次の行のネスト番号は1だから、繰り返しの条
件が成立し、Lineが2にインクリメントされた後、GenTr
eeが再帰的にコールされる。
【0055】2)GenTreeは、二度目はLine=2の状態で
コールされるので、表の2行目に対して作用する。メモ
リ上に子供(Title)のための領域が作られ、親(Paper)の
領域とポインタで結ばれる(図14)。具体的には、図1
8に示すように、メモリ上のPaperノードの中または外
に、子供のノードへのポインタデータを記憶する配列3
0がメモリ上に作られ、その中にTitleノードへのアド
レスデータがセットされる。配列30にセットされるア
ドレスデータは、メモリのアドレスそのものでもよいけ
れども、図19に示すような、別の配列40に関するイ
ンデックスであってもよい。後者の方法に従うときは、
配列40にアドレスが格納されることになる。これによ
れば、メモリ上に生成された木構造を一旦外部記憶装置
3にファイルの形で格納し、再度メモリにロードすると
きに、アドレスデータの書換を配列40にて集中的に行
えばよいので、便利である。このように、ポインタデー
タの管理は様々な態様で行うことができる。
【0056】この二回目のコールでは、変数Nestには1
がセットされる。次の行のネスト番号も1であるから、
繰り返しの条件は成立せず、ただちに呼び出し側にリタ
ーンする。
【0057】3)最初に呼び出されたGenTreeのループ
の中で3行目に対してGenTreeがコールされ、2)と同様
にしてAuthorに対応するノードがメモリ上に作られる。
AuthorがPaperの子供であることを示すために、メモリ
上のPaperノードとAuthorノードはポインタで結ばれ
る。(図15)
【0058】4)同様に、4度目のGenTreeコールによっ
て4行目が処理され、Bodyに対応するノードがメモリ上
に作られる。BodyがPaperの子供であることを示すため
に、メモリ上のPaperノードとBodyノードはポインタで
結ばれる。この場合は繰り返しの条件が成立し、さらに
GenTreeがコールされる(図16)。
【0059】5)5度目にコールされたGenTreeの処理で
は、引数で与えられる親ノードがBodyに対応するノード
になっている。新しくメモリ上に作られたノード(名前
無し)はBodyノードとポインタで結ばれ、この無名の要
素がBodyの子供であることを示す(図17)。なお、親を
同じくする子供の順序関係の情報の代表的な管理方法と
しては、次のようなものがある。1つは、図18または
図19に示すように、メモリ上での親ノードから子ノー
ドへのポインタデータを記憶する配列の中でのインデッ
クスの順番に対応させる方法である。もう1つは、図2
0に示すように、親ノードが先頭の子供のノードへのポ
インタデータを持ち、順序関係において相前後する子供
同士の間では、前の子供のノードが後の子供のノードへ
のポインタデータを持ち、最後の子供のノードが親ノー
ドへのポインタデータを持つという方法である。何れ
も、当業者には公知の方法であるので、その詳しい実現
方法の説明は省略する。
【0060】以上のようにして生成された木構造に関す
るデータは、外部記憶装置3にファイルの形で保存され
る。そうすることによって、ファイルから再度メモリに
ロードすれば、メモリ上で木構造を直ちに回復すること
ができる。しかし、各ノードに新しく割り当てられたメ
モリ領域のアドレスに基づくポインタデータの更新は必
要である。
【0061】実施例によれば、木または木の集合を表わ
すデータ構造をメモリ上に生成するために、ユーザはノ
ードの種類の属性を記述した行を順番に並べた表を作成
しさえすればよい。木をいくつかに分け、複数の表を使
ってモデルを記述することも可能である。この実施例の
記述方式は、次のような利点を持っている。
【0062】1) メモリ上の各ノードにセットされる属
性情報を記述するのが容易である。アプリケーションに
よっては、木の骨組みだけでなく、メモリ上のノードが
持つさまざまな属性情報も記述しなければならない。例
えば、レイアウトモデルでは、各ノードが、フィールド
セパレータの有無や認識・後処理の指定など、さまざま
な属性を含んでいる。実施例では、表の中に属性ごとに
欄を設けてあり、1つの行を埋めることで、1のノード
にセットされる属性情報を簡単に記述することができ
る。これに対し、特開平2ー59818号公報の方式で
そのような記述を可能とするには、複雑な文法を導入せ
ざるを得ない。
【0063】2) 表を用いて木を記述するので、記述結
果が理解しやすい。まず、表に記入された属性の値同士
を比較、対照することは容易である。さらに、名前欄に
おけるノードの名前の配列と、ネスト欄に示された各ノ
ードの木の中での深さとによって、木を構成するノード
の階層関係及び同じノードに接続する子ノード同士の順
序関係が表現されるようにしたので、木の骨組も簡単に
把握できる。
【0064】また、レイアウトモデルを記述する場合、
同じ要素が複数個集まって上位要素を構成するという繰
り返しの情報を文法によって記述するなら、再帰的な記
述が必要になり、記述結果は予備知識のないユーザには
わかりにくいものになってしまう。これに対し、上記方
式にしたがえば、下位要素間の関係を上位要素の属性と
して表現することにより、繰り返しを簡単に記述でき
る。
【0065】3) 木を表で表現し蓄積することにより、
モジュール化を促進できる。レイアウトモデルを例にと
って説明すると、通常、新たに入力したい文書のモデル
が既存のものと全く異なっていることはまれであり、む
しろ部分的には既存のモデルのどれかと類似しているこ
とが多い。当然、ユーザとしては既存のモデルの使える
部分を修正したり組み合わせたりすることによって新し
いモデルを作りたいと思うだろう。そのような場合、実
施例によれば、ユーザは、まず外部記憶装置3に蓄積さ
れている表の中から似たレイアウトモデルを表わしてい
るものを探せばよい。探す作業は、表示装置2に表を表
示して行ってもよいし、プリンタ(図示せず)で表を印刷
して行ってもよい。いずれにせよ、1)で述べたような理
由で、表からレイアウトモデルの骨格及び各構成要素の
属性を把握することは簡単であるから、表を比較する作
業は容易である。必要に応じて、ノード名と属性の項目
名をキーとする検索する機能を付加してもよいし、その
ような機能は当業者なら簡単に実現できる。似た表が見
つかったなら、その表を入力したい文書のレイアウトに
あわせて修正し、それを木構造生成装置7で木構造デー
タに変換するだけで、所望の木構造データを得ることが
できる。あるいは、2つ以上の表の使える部分だけを貼
り合わせる編集を行って、新しい表を作ることも可能で
ある。
【0066】4) テキストエディタを使って、木を記述
できる。個々のノードの名前及び属性は、表の上で一次
元的に上から下に記述すればよいので、木構造を扱う専
用エディタは必要ない。さらに、表の各欄の意味さえ説
明されていれば、ユーザが木構造記述のためにキーボー
ドで入力する情報は必要最小限ですむ。また、2)で述べ
た蓄積されたデータの修正作業を簡単に行うことができ
る。専用のエディタが必要になるような記述方式の場
合、そのような作業は比較的困難である。また、似た表
を探す機能を実現することも困難である。
【0067】5) 木の集合を表現できる。既に述べたよ
うに、従来の方式では、1個の具体的な木の構造を表現
することしかできない。レイアウトモデルに基づくレイ
アウト解析において、構成要素の数の変動に対応するに
は、木の集合を記述する必要があるけれども、従来技術
では個々の木の記述しかサポートできず、不十分であ
る。これに対し、実施例の方式では、1の種類のノード
が必須かどうかを示す属性や、子ノードの数に関する情
報を表す属性をサポートしており、これらによって、1
つの木を記述することに加えて、特定のクラスに属する
(例えば論文フロントページのレイアイウト構造を表し
ている)木の集合をまとめて記述することが可能となっ
ている。このように、実施例の方式は、先行技術に比べ
て非常に強力な表現能力を持っている。
【0068】[変形例]上記実施例の説明に関連して既
に示唆したものの他に、例えば以下に示すような実施態
様が可能である。まず、表のレベル欄またはネスト欄で
は、要はノードまたはノードの種類の木の中での深さの
違いが区別できればよいので、そこには数字以外の記号
を記述することも可能である。
【0069】また、既存の表を利用する場合、表の合成
を経ることなしに、それぞれが1の表に対応する複数の
データ構造から1つのデータ構造を生成することも可能
である。その場合、木構造生成装置7は、メインの表か
らメモリ上にメインツリーを生成し、それにサブツリー
を付加することになる。
【0070】また、本発明は、レイアウト理解の分野以
外にも広く適用可能である。一般に、予め知識を与えて
おくアプリケーションでは、知識データは木構造の形態
をとることが多い。本発明は、そのような知識の入力作
業に広く適用できる。レイアウトモデルを記述する場合
には、木構造の集合を表現する要請に応えて、表の中に
ノードの数を記述する欄を設けたが、個々の木を記述し
分けることしか要請されないアプリケーションでは、そ
のような欄を設ける必要はない。
【0071】
【発明の効果】本発明により、次のような効果が得られ
る。 (a)ユーザが木を簡単に記述することができ、その記述
結果に基づいて当該木を表わすデータ構造をメモリ上に
生成することができる。
【0072】(b)木の記述結果からユーザが生成される
木構造を容易に把握することができ、その記述結果に基
づいて当該木を表わすデータ構造をメモリ上に生成する
ことができる。
【0073】(c)ユーザがテキストエディタを使って木
を記述することができ、その記述結果に基づいて当該木
を表わすデータ構造をメモリ上に生成することができ
る。
【0074】(d)ユーザが木の集合を記述することがで
き、その記述結果に基づいて当該木の集合を表わす1つ
のデータ構造をメモリ上に生成することができる。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による、木構造の記述例を示す図であ
る。
【図2】従来技術による、木構造図の出力結果を示す図
である。
【図3】本発明の木生成システムの1例の概要を示す図
である。
【図4】木の1例を概略的に示す図である。
【図5】図4に示した木を記述する表を示す図である。
【図6】木の他の例を概略的に示す図である。
【図7】サブの木を記述する表を示す図である。
【図8】メインの木を記述する表を示す図である。
【図9】レイアウトモデルを記述する表を示す図であ
る。
【図10】論文フロントページの例を示す図である。
【図11】図10に示した論文フロントページのレイア
ウトモデルを記述する表を示す図である。
【図12】図10に示した論文フロントページのレイア
ウトモデルを記述する2つの表を示す図である。
【図13】図11の表からデータ構造が生成される過程
の説明図である。
【図14】図11の表からデータ構造が生成される過程
の説明図である。
【図15】図11の表からデータ構造が生成される過程
の説明図である。
【図16】図11の表からデータ構造が生成される過程
の説明図である。
【図17】図11の表からデータ構造が生成される過程
の説明図である。
【図18】ポインタデータの管理の1例を示す図であ
る。
【図19】ポインタデータの管理の他の例を示す図であ
る。
【図20】ポインタデータの管理のさらに別の例を示す
図である。
【符号の説明】
7 表解釈装置、 10 テキストエディタ、 20
メモリ
フロントページの続き (72)発明者 高橋 弘晏 神奈川県横浜市緑区鴨志田町533 鴨志田 東団地7棟303号 (56)参考文献 特開 昭62−14265(JP,A) 特開 平1−15436(JP,A)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ上に木に対応するデータ構造を生成
    するシステムであって、 1以上の欄を持ち、上記木に含まれるノードごとにその
    ノードに与えられた属性が上記欄に記述されてなる表を
    解釈して、上記ノードごとに、上記メモリ上に当該ノー
    ドのための領域を確保し、該領域に当該ノードに与えら
    れた属性のデータをセットするとともに、領域間の連結
    関係を表わすポインタデータを生成する手段を含み、
    記表には、ノードごとに当該ノードの木の中での深さを
    記述する欄が設けられている、 システム。
  2. 【請求項2】メモリ上に木または木の集合に対応するデ
    ータ構造を生成するシステムであって、 1以上の欄を持ち、上記木または木の集合に含まれ得る
    ノードの種類ごとにその種類に与えられた属性が上記欄
    に記述されてなる表を解釈して、上記種類ごとに、上記
    メモリ上に当該種類のための領域を確保し、該領域に当
    該種類に与えられた属性のデータをセットするととも
    に、領域間の連結関係を表わすポインタデータを生成す
    る手段を含み、上記表には、ノードごとに当該ノードの
    木の中での深さを記述する欄が設けられている、 システム。
  3. 【請求項3】メモリ上に木に対応するデータ構造を生成
    するシステムであって、 (a)データを入力するための手段と、 (b)木に含まれるノードごとにそのノードに与える属性
    を記述するための表を表示する手段と、 (c)上記手段(a)から受け取ったデータに基づいて、上
    記表を編集する手段と、 (d)編集された表を解釈して、そこに含まれるノードご
    とに、上記メモリ上に当該ノードのための領域を確保
    し、該領域に当該ノードに与えられた属性のデータをセ
    ットするとともに、領域間の連結関係を表わすポインタ
    データを生成する手段を含み、上記表には、ノードごと
    に当該ノードの木の中での深さを記述する欄が設けられ
    ている、 システム。
  4. 【請求項4】メモリ上に木または木の集合に対応するデ
    ータ構造を生成するシステムであって、 (a)データを入力するための手段と、 (b)木または木の集合に含まれ得るノードの種類ごとに
    その種類に与える属性を記述するための表を表示する手
    段と、 (c)上記手段(a)から受け取ったデータに基づいて、上
    記表を編集する手段と、 (d)編集された表を解釈して、そこに含まれるノードの
    種類ごとに、上記メモリ上に当該種類のための領域を確
    保し、該領域に当該種類に与えられた属性のデータをセ
    ットするとともに、領域間の連結関係を表わすポインタ
    データを生成する手段を含み、上記表には、ノードごと
    に当該ノードの木の中での深さを記述する欄が設けられ
    ている、 システム。
  5. 【請求項5】(e)外部記憶手段と、 (f)上記表編集手段によって編集された表のデータを上
    記外部記憶手段に保存及び管理するための手段と、 (g)上記表解釈手段によって生成されたデータを上記外
    部記憶手段に保存及び管理するための手段 をさらに含む請求項3又は請求項4記載のシステム。
  6. 【請求項6】(h)欄の項目名が一致する複数の表を合成
    して1つの表を生成する手段をさらに含む請求項3乃至
    請求項5記載のシステム。
  7. 【請求項7】上記表解釈手段は、上記表における、ノー
    ドに与えた属性を記述する行の配列順序と、ノードに割
    り当てられた深さに基づいて、ノード間の階層関係及び
    同じノードのすぐ下に連結するノード同士の間での順序
    関係を判断する、請求項5記載のシステム。
  8. 【請求項8】上記表には、ノードの種類ごとに当該種類
    の木または木の集合における深さを記述する欄が設けら
    れている、請求項2又は請求項4記載のシステム。
  9. 【請求項9】上記表解釈手段は、上記表における、ノー
    ドの種類に与えた属性を記述する行の配列順序と、種類
    に割り当てられた深さに基づいて、種類間の階層関係及
    び同じノードのすぐ下に連結するノードの種類間の順序
    関係を判断する、請求項8記載のシステム。
  10. 【請求項10】上記表には、ノードの種類ごとにその種
    類に属するノードの数を記述する欄が設けられている、
    請求項2又は請求項4記載のシステム。
  11. 【請求項11】上記ノードの数を記述する欄は、最大値
    を記述する欄と最小値を記述する欄からなる、請求項1
    0記載のシステム。
  12. 【請求項12】親である種類の行には、その子である種
    類のノードの数が記述される、請求項10記載のシステ
    ム。
  13. 【請求項13】上記表には、ノードの種類ごとにその種
    類のノードが上記集合のメンバーであるすべての木で必
    在するか否かを記述する欄が設けられている請求項2又
    は請求項4記載のシステム。
  14. 【請求項14】上記表編集手段はテキストエディタであ
    る請求項3又は請求項4記載のシステム。
  15. 【請求項15】メモリと外部記憶装置を具備するコンピ
    ュータシステムにおいて、上記メモリ上に木に対応する
    データ構造を生成する方法であって、 (a)1以上の欄を持ち、上記木に含まれるノードごとに
    そのノードに与えられた属性が上記欄に記述されてなる
    表を上記外部記憶装置から取り出し、 (b)上記取り出された表を解釈して、上記ノードごと
    に、上記メモリ上に当該ノードのための領域を確保し、
    該領域に当該ノードに与えられた属性のデータをセット
    するとともに、領域間の連結関係を表わすポインタデー
    タを生成するステップを含み、上記表には、ノードごとに当該ノードの木の中での深さ
    を記述する欄が設けられている、 方法。
  16. 【請求項16】メモリと外部記憶装置を具備するコンピ
    ュータシステムにおいて、上記メモリ上に木または木の
    集合に対応するデータ構造を生成する方法であって、 (a)1以上の欄を持ち、上記木または木の集合に含まれ
    得るノードの種類ごとにその種類に与えられた属性が上
    記欄に記述されてなる表を上記外部記憶装置から取り出
    し、 (b)上記取り出された表を解釈して、上記種類ごとに、
    上記メモリ上に当該種類のための領域を確保し、該領域
    に当該種類に与えられた属性のデータをセットするとと
    もに、領域間の連結関係を表わすポインタデータを生成
    するステップを含み、上記表には、ノードごとに当該ノードの木の中での深さ
    を記述する欄が設けられている、 方法。
  17. 【請求項17】入力手段とメモリを具備するコンピュー
    タシステムにおいて、上記メモリ上に木に対応するデー
    タ構造を生成する方法であって、 (a)木に含まれるノードごとに当該ノードに与える属性
    を記述するための表を表示し、 (b)上記入力手段から受け取ったデータに基づいて、上
    記表を編集し、 (c)編集された表を解釈して、そこに含まれるノードご
    とに、上記メモリ上に当該ノードのための領域を確保
    し、該領域に当該ノードに与えられた属性のデータをセ
    ットするとともに、領域間の連結関係を表わすポインタ
    データを生成するステップを含み、上記表には、ノードごとに当該ノードの木の中での深さ
    を記述する欄が設けられている、 方法。
  18. 【請求項18】入力手段とメモリを具備するコンピュー
    タシステムにおいて、上記メモリ上に木または木の集合
    に対応するデータ構造を生成する方法であって、 (a)木または木の集合に含まれ得るノードの種類ごとに
    当該種類に与える属性を記述するための表を表示し、 (b)上記入力手段から受け取ったデータに基づいて、上
    記表を編集し、 (c)編集された表を解釈して、そこに含まれるノードの
    種類ごとに、上記メモリ上に当該種類のための領域を確
    保し、該領域に当該種類に与えられた属性のデータをセ
    ットするとともに、領域間の連結関係を表わすポインタ
    データを生成するステップを含み、上記表には、ノードごとに当該ノードの木の中での深さ
    を記述する欄が設けられている、 方法。
  19. 【請求項19】上記表解釈ステップでは、上記表におけ
    る、ノードに与えた属性を記述する行の配列順序と、ノ
    ードに割り当てられた深さに基づいて、ノード間の階層
    関係及び同じノードのすぐ下に連結するノード同士の間
    での順序関係を判断する、請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】上記表には、ノードの種類ごとに当該種
    類の木または木の集合における深さを記述する欄が設け
    られている、請求項16又は請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】上記表解釈ステップでは、上記表におけ
    る、ノードの種類に与えた属性を記述する行の配列順序
    と、種類に割り当てられた深さに基づいて、種類間の階
    層関係及び同じノードのすぐ下に連結するノードの種類
    間の順序関係を判断し、その判断に基づいてポインタデ
    ータを生成する、請求項16記載の方法。
  22. 【請求項22】上記表には、ノードの種類ごとにその種
    類に属するノードの数を記述する欄が設けられている、
    請求項16又は請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】上記ノードの数を記述する欄は、最大値
    を記述する欄と最小値を記述する欄からなる、請求項2
    2記載の方法。
  24. 【請求項24】親である種類の行には、その子である種
    類のノードの数の情報が記述される、請求項22記載の
    方法。
  25. 【請求項25】上記表には、ノードの種類ごとにその種
    類のノードが上記木の集合のメンバーであるすべての木
    の中で必在するか否かを記述する欄が設けられている請
    求項16又は請求項18記載の方法。
  26. 【請求項26】上記表解釈ステップに先立って、表の中
    の記述の足りない箇所の有無を判断し、そのような箇所
    があれば、当該表と他の表を合成して1つの表を作成す
    ることによって、足りない記述を補うステップを含む、
    請求項15乃至請求項18記載の方法。
  27. 【請求項27】メモリ上に木に対応するデータ構造を生
    成するシステムであって、 1以上の欄を持ち、実体ごとにその属性が上記欄に記述
    されてなる表を解釈して、上記実体ごとに、上記メモリ
    上に当該実体のための領域を確保し、該領域に当該実体
    の属性のデータをセットするとともに、領域間の連結関
    係を表わすポインタデータを生成する手段を含み、上記
    表には、ノードごとに当該ノードの木の中での深さを記
    述する欄が設けられている、システム。
  28. 【請求項28】上記実体は、文書画像の構成要素であ
    る、請求項27記載のシステム。
  29. 【請求項29】メモリ上に木に対応するデータ構造を生
    成する方法であって、 1以上の欄を持ち、実体ごとにその属性が上記欄に記述
    されてなる表を編集し、 上記表を解釈して、上記実体ごとに、上記メモリ上に当
    該実体のための領域を確保し、該領域に当該実体の属性
    データをセットするとともに、領域間の連結関係を表わ
    すポインタデータを生成するステップを含み、上記表に
    は、ノードごとに当該ノードの木の中での深さを記述す
    る欄が設けられている、方法。
  30. 【請求項30】上記実体は、文書画像の構成要素であ
    る、請求項29記載の方法。
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