JP3395372B2 - 表処理装置 - Google Patents

表処理装置

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JP3395372B2
JP3395372B2 JP16030694A JP16030694A JP3395372B2 JP 3395372 B2 JP3395372 B2 JP 3395372B2 JP 16030694 A JP16030694 A JP 16030694A JP 16030694 A JP16030694 A JP 16030694A JP 3395372 B2 JP3395372 B2 JP 3395372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、表にデータを入力して
作表・計算などを行う表処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、一般に、表計算ソフトウェア(以
下、表計算ソフトと簡略化して表現する)と呼ばれるア
プリケーション・ソフトが、パーソナル.コンピュータ
の普及に伴い一般の個人にまで広く利用されるようにな
ってきている。この表計算ソフトは集計用紙と同じよう
に縦横に分割された表を用いてデータ入力を行う。この
この表は、一般に、「スプレッドシート」と呼ばれてお
り一枚の大きなシートを横方向と縦方向に複数の区画に
分割したものである。そして、該分割によって得られる
横方向に並んだ各区画を行(row)と呼び、縦方向に並ん
だ各区画を列( column) と呼ぶ。そして、これらの行と
列の交差によって生じる区画の一つひとつをセル(cel
l) と呼ぶ。尚、この表は、3次元的に取り扱うことも
可能である。 【0003】この表計算ソフトは、上記セル内に数値、
文字列、または計算式や関数等を定義することにより、
作表・演算、さらにはグラフ表示が可能であり、見積書
・請求書の作成、財務シミュレーション、さらには事業
計画の報告書や企画書の作成など幅広い用途に利用され
ている。 【0004】図7は、上記表計算ソフトを用いて作成さ
れた表100の一例を示す図である。同図に示されてい
るように、表の上方にはセル101の「列」位置を示す
A、B、C、・・・Nのアルファベットが横方向に配列
された各セル101に対応して、例えば、反転により表
示される。また、表の左横にはセル101の「行」位置
を示す1、2、3、・・・16の数字が縦方向に配列さ
れた各セル101に対応して、例えば、反転により表示
される。 【0005】各セル101のアドレス(名前)は、これ
らの「列」位置と「行」位置の組み合わせによって一意
的に指定される。すなわち、例えば、表の左上隅のセル
101のアドレス(名前)は“A1”、その右横のセル
101のアドレス(名前)は“A2”となる。また、表
の右下隅のセル101のアドレス(名前)は“N16”
となる。 【0006】同図に示す例では、A列目の“A1”を除
くセルアドレスが“A2”〜“A16”のセル101に
文字列(“1月”、“2月”、・・・“12月”)が、
一行目の“A1”を除くセルアドレスが“B1”、“C
1”、・・・“CN”のセル101に文字列(“nam
eA”、“nameB”、・・・、nameN)が入力
されている。また、N列目のセルアドレスが“N2”〜
“N16”のセル101、及び15行と16行目のセル
アドレスが“B15”、“C15”、・・・“M15”
並びに“B16”、“C16”、・・・“M16”のセ
ル101には計算式または関数がデータとして入力され
ている。尚、これらの計算式は対応するセル101の裏
側に書き込まれるようになっており、実際の表示におい
てはそれらのセル101には入力された計算式または関
数の演算結果が表示される。 【0007】上記に述べた以外の、2行目から14行目
のセル101には具体的な数値がデータとして入力され
ている。計算式は、“=”の後に続けて、例えば、「=
B3+B5+B10+B4」(“B15”のセル101
の場合)という形式で定義・入力する。また、集計演算
を行う場合には、「=集計( )」という形式の統計関
数を入力する。該統計関数において、( )内に、集
計対象となるセル101の範囲を引数として指定する。
例えば、(B2:B14)という記述はB列目の“B
2”から“B14”までのセル101に入力されたデー
タが集計対象の引数であることを意味する。 【0008】また、これら以外にも、算術関数、財務関
数、論理関数、上記以外の統計関数、データベース統計
関数、日付関数、文字列関数などの関数も、セル101
に入力できるようになっている。 【0009】さらに、グラフ化・印刷等の処理を行うた
めのコマンドも用意されており、それらの処理対象とす
るデータが設定されているセル101を範囲指定するこ
とによって、該指定された範囲にある全てのデータを処
理対象することができるようになっている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表計算ソフトにおいては、既に作成されている表から例
えばある行またはある列を削除して新たな表を作成しよ
うとする場合、操作が煩雑で時間がかかるなどの問題が
あった。 【0011】この問題を、上記図7に示す表100から
ある行を削除して新たに別の表を作成しようとする場合
を取り上げて説明する。 行編集機能の中の「行削除」をメニューから選択し
て、図7に示す表100から5行目を削除する。これに
よって、図8(a)に示すように、5行目が削除され、
表100の6行目以降の「行」位置(行番号)が一つづ
つ自動的に繰り上がる。 【0012】このように、行削除に付随して行番号は自
動的に変換されるものの、セル101に入力されたデー
タが計算式または関数等であった場合、その内容はこの
行削除の結果を反映して自動的に修正されない。すなわ
ち、表100から5行目を削除することによって、元の
“B5”、“C5”、・・・“M5”のセル101は削
除されるので、例えば、図8(a)に示す“B14”の
セル101に定義される計算式は、正しくは「=B3+
B9+B13」となるべきであるが、元の計算式である
「=B3+B5+B9+B13」のままとなっている。
これは、“C14”〜“N14”及び“B15”〜“N
15”のセル101についても同様である。 【0013】このため、上記のような表100の5行
目に属するセル101を被演算項目または引数として使
用している計算式または関数が入力データとなっている
セル101について、その入力データを修正する。これ
により、まず、図8(a)に示す表100Aの“B1
4”から“N14”の各セル101に入力する計算式
を、同図(b)に示す表100Bのように修正する。す
なわち、表100Bにおいて“B14”のセル101の
入力データを「=B3+B9+B13」と設定し、元の
計算式「=B3+B5+B9+B13」から“B5”を
削除する。同様に、“C14”〜“N14”の各セル1
01の裏に設定される計算式についても、図7に示す表
100の5行目に属するセル101が被演算項目から削
除されるように、新たなデータ入力を行う。 【0014】さらに、図示してはいないが、上記と
同様にして、図8(b)に示す表100Bについて15
行目の“B15”〜“N15”の各セル101に入力さ
れている計算式を修正する。 【0015】このように、図7に示すようなベース(ソ
ース)となる表100から行削除などを行って新たに表
を作成する場合、その操作に多大な労力を要するという
問題があった。 【0016】また、このように、該作成に多大な労力を
要するため、それらの2つの表は同一のデータを共有す
るにもかかわらず、別々なファイルとして保存・管理し
ておく場合が多い。 【0017】しかしながら、このような管理をおこなう
と、ソースとなるデータに修正を加える場合、2つの表
に修正を加えなければならず、該修正作業の負担が大き
くなるという問題も生じていた。 【0018】また、2つの表を、別々なファイルとして
管理すると、ファイル容量も約2倍になるため、記憶装
置上に表をファイルとして保存する場合、記憶容量を多
大に消費するため保存効率が悪い。 【0019】また、表も2つのみならず、さらに複数、
作成する場合もありうるので、このような場合、上記の
ような問題点がさらに大きくなることになる。本発明の
課題は、ベースとなる表から一部のデータを共有する複
数の表を作成する作業を、簡単な操作で迅速に効率よく
行えるようにすることである。 【0020】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一つのシートを分割して得られる複数のセルにデータを
入力し、該入力データに従ってセルの内容を求めて表を
作成する表処理装置を前提とする。そして、以下の手段
を備える。 【0021】属性情報記憶手段は、各セルについて、処
理対象とするか否かを指定する属性情報を記憶する。属
性情報設定手段は、該属性情報記憶手段内に記憶される
各セルの属性情報に有効または無効を示すフラグを設定
する。 【0022】セル評価手段は、ある第1セルの出力内容
を求める際、その第1セルに入力・設定されているデー
タが他の第2セルのデータを参照するように定義されて
いる場合、上記属性情報記憶手段に記憶されている上記
第2セルの属性情報を参照して、該属性情報のフラグの
内容によりその第2セルを処理対象から除外するか否か
を判定する。 【0023】セル出力データ取得手段は、該セル評価手
の判定結果を基に、各セルの入力データに従って、該
各セルの出力内容を求める。 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】これにより、属性情報設定手段は、属性情
報記憶手段内の上記任意のセルの属性情報のフラグをユ
ーザの指定を反映するように設定する。第1のセル評価
手段は、各セルの入力データに従ってセルの出力内容が
求められる際、該入力データが、例えば、他のセルを被
演算項目や引数とする計算式や関数であった場合、上記
属性情報記憶手段に記憶されている該他のセルの属性情
報を参照する。そして、その属性情報のフラグの内容に
基づいて該他のセルを処理対象から除外するか否かを判
定する。 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明の一実施例の表計算機能を備
えた情報処理のシステム構成を示すブロック図である。 【0035】CPU1は、中央演算処理装置であり、プ
ログラムメモリ2に格納されている基本ソフト(オペレ
ーティング・システム)や表計算ソフトを実行して、表
の作成や印刷・出力などの処理を実行する。 【0036】プログラムメモリ2は、ROM(リード・
オン・メモリ)やRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)などから成り、上記基本ソフトを格納すると共に、
上記表計算ソフトが外部記憶装置4から読み出されてロ
ードされる。またCPU1が該表計算ソフトを実行中に
使用する作業領域も有している。 【0037】表データメモリ3は、RAMなどから成
り、後述詳しく説明する作成された表を構成する各セル
のセル制御情報20や、これらのセル制御情報20の格
納位置を指すポインタを管理しているセルアドレス管理
情報ブロック30等を格納する。 【0038】外部記憶装置4は、磁気ディスクや光磁気
ディスク等から成り、不図示のインタフェースを介して
CPU1と接続されている。そして、上記表計算ソフト
や該表計算ソフトの実行により、CPU1によって表デ
ータメモリ3上に作成された表データをファイル形式で
記憶・保存する。該表データは、上記セル制御情報20
等から成る。 【0039】キーボード5は、ユーザが表計算ソフトを
起動するためのコマンド入力や、表作成のためのデータ
入力等に用いる。キーボード・インタフェース6は、キ
ーボード5から出力されるユーザ入力のキーに対応する
キーコードをCPU1に送信する。 【0040】表示部7は、CRTディスプレイや液晶デ
ィスプレイ等から成り、スクリーン上に表作成のための
ユーザ・インタフェース画面や作成された表のイメージ
を表示する。 【0041】表示制御部8は、CPU1からの制御を受
けて上記ユーザ・インタフェース画面やユーザの作成し
た表のビット・マップ・イメージデータをフレームメモ
リ9に描画する。また、該フレームメモリ9に描画した
ビット・マップ・イメージデータを読み出し、これを例
えばアナログのR、G、B信号などに変換して、表示部
7に上記ユーザ・インタフェース画面や作成された表の
画像を表示させる。 【0042】プリンタ10は、例えばページプリンタ、
ラインプリンタまたはシリアルプリンタなどから成り、
CPU1からユーザにより作成された表の印字データを
入力して、該表を印字・出力する。 【0043】上記プログラムメモリ2、表データメモリ
3、外部記憶装置4、キーボード・インタフェース6、
表示制御部8、及びプリンタ10は、バス12を介して
CPU1と接続されている。 【0044】図2は、上述したセル制御情報20の内部
構成図である。このセル制御情報20は、CPU1によ
って表の各セル毎に作成される。同図に示す各項目の内
容は、以下の通りである。 【0045】セル幅:セルの表示幅 数値書式:カンマの有無/金額記号の有無など、セル内
に表示される数値の書式情報 割り付け:右詰め/左詰め/センタリングなどの、表示
の際の割り付け情報 文字書体:明朝/ゴシックなどのセル内に表示される文
字の書体を指定する情報 文字サイズ:セル内に表示される文字の大きさを指定す
る情報 文字修飾:セル内に表示される文字の修飾情報 罫線情報:セルの周りに罫線を表示するか否かの有無及
び該罫線の種類を指定する情報 網掛け:セル内に表示される文字に対して網掛けを行う
か否かの有無及び該網掛けの種類を指定する情報 下線・囲み:セル内に表示される文字に対して下線/囲
みを付けるか否かの有無及び該下線/囲みの種類を指定
する情報 書換・表示属性:セル内の入力データの書換が可能か否
か、及びセルの内容を表示するか否かを指定する情報 処理除外属性:セルに入力されているデータを、計算式
や関数などの式の演算などにおいてその処理の対象外と
して取り扱うか否かを指定する情報 セル内容バッファ:セルに格納される、値,計算式,関
数,文字列などが格納される 次に、図3は表データメモリ3内に作成される前記セル
アドレス管理情報ブロック30の構成図である。 【0046】このセルアドレス管理情報ブロック30
は、ユーザにより作成された表を構成する全てのセルに
ついて、そのセル制御情報20の表データメモリ3内の
格納先頭アドレスをポインタにより管理している。これ
らのセル制御情報20は、セル制御情報管理ブロック4
0内に所定のセルアドレスの順序で一括して格納されて
いる。すなわち、同図に示すように、セルアドレス“A
1”、“A2”、“A16”、“B1”、“B12”、
・・・“B16”、・・・“N1”、“N2”、・・・
“N16”の順序、すなわち列順に、それらのセルアド
レスを有する各セルのセル制御情報20の格納先頭位置
を示すポインタPA1、PA2、・・・PA16、PB
1、PB2、・・・PN1、PN2、・・・PN16を
格納している。 【0047】CPU1は、あるセルの入力データが計算
式または関数となっており、そのセルの出力内容を求め
るために、被演算項目または引数のデータとして他のセ
ルの入力データを取得する必要がある場合、該他のセル
のセル制御情報20を読み出す。このとき、このセルア
ドレス管理情報ブロック30を検索し、目的のセルのセ
ル制御情報20の格納先頭アドレスを求める。 【0048】次に、上記構成の本実施例の動作を説明す
る。まず、図4を参照しながら、同図(a)に示す既に
作成済の表50から、該表50の5行目が削除された新
たな表50B(同図(c)参照)を作成する場合の操作
方法を説明する。 【0049】この場合、まず、表示部7に表示されるメ
ニュー画面を見ながら対話形式で、表50の5行目の全
てのセル51に対して「処理除外属性」にフラグを設定
(セット)する。 【0050】このフラグ設定により、表50の5行目の
全てのセル51の入力データが“空白”(無効)として
取り扱われるようになる。そして、これに応じて、表5
0の15行目と16行目の計算式及び関数の定義されて
いるセル51の入力データが、図4(b)に示すように
上記「処理除外属性」のフラグが設定されたセル51を
被演算項目または引数として含まないように自動的に変
換され、新たな表50Aが生成される。 【0051】すなわち、この場合、表50の5行目のセ
ル51の全てに対して「処理除外属性」にフラグを設定
するだけで、表50の15行目と16行目のセル51に
ついて、ユーザ自身がその入力データを変更する操作を
行う必要はない。そして、実質的に、同図(c)に示す
表50Bが作成され、この表50Bを印刷・出力でき
る。 【0052】次に、上述した図4に示すような操作方法
により、ベース(ソース)となる表50から仮想的に表
50A、実質的に表50Bの作成を実現させるCPU1
の動作を図5及び図6のフローチャートを参照しながら
説明する。 【0053】図5は、表示部7に図4(a)に示すよう
なべースとなる表50が表示されているメインメニュー
画面上で、ユーザがメニュー選択を行ったときの動作を
説明するフローチャートである。 【0054】まず、ユーザがキーボード5を介して表5
0内の対象となる1または複数のセル51を指定する
「セル指定」の操作を行うと、該操作情報がキーボード
・インタフェース6を介してCPU1に送られる。該セ
ル指定操作は、複数のセル51を指定する場合は、「範
囲指定」によって行われる。CPU1は、この操作情報
を入力すると、指定されたセル51の情報をプログラム
メモリ2内の作業領域に書き込み・記憶する(ステップ
S1)。 【0055】そして、CPU1は、表示制御部8を介し
て、上記指定されたセル51に図2に示すようなセル制
御情報20の各種項目を設定するためのメニューを、表
示部7に表示させる。このメニューには、セル制御情報
20の各項目がメニュー項目として表示される。(ステ
ップS2)。 【0056】続いて、ユーザがキーボード5を介して、
上記メニューの中からいずれか一つのメニュー項目を選
択すると、この操作情報がキーボード・インタフェース
6を介してCPU1に送られる。CPU1は、入力され
る操作情報を解析する(ステップS3)。 【0057】そして、上記ユーザの選択したメニュー項
目が「処理除外属性」であるか否かを判別して(ステッ
プS4)、「処理除外属性」であれば(S4、YE
S)、表示制御部8を介して上記範囲指定されたセル5
1に対して「処理除外属性」にフラグを設定(セット)
または解除(リセット)するのかを問うダイアログボッ
クスを表示部7の所定位置に表示させる(ステップS
5)。 【0058】続いて、ユーザが、キーボード5を介して
上記ダイアログボックスから「処理除外属性」の「設
定」または「解除」のいずれかのボタンを選択すると、
該選択操作情報がキーボード・インタフェース6を介し
てCPU1に送られる(ステップS6)。 【0059】CPU1は、上記選択操作情報を解析し
て、上記「設定」ボタンが選択されたか否かを判別する
(ステップS7)。そして、「設定」ボタンが選択され
ていれば(S7、YES)、上記範囲指定により指定さ
れた全てのセル51のセル制御情報20の「処理除外属
性」にフラグをセットする(ステップS8)。一方、
「解除」ボタンが選択されていれば(S7、NO)、上
記指定セル51のセル制御情報20の「処理解除属性」
のフラグをリセットする(S9)。 【0060】一方、上記ステップS4で「処理除外属
性」以外のメニュー項目が選択された場合には(S4、
NO)、該選択されたメニューに対応する処理を行う
(ステップS10)。 【0061】以上の動作により、ユーザは表示部7の画
面を見ながら対話形式で、表示部7に表示されている表
50の中の所望のセル51に対して「処理除外属性」に
フラグをセット(設定)またはリセット(解除)でき
る。 【0062】次に、上述のようにしてユーザにより設定
・解除される「処理除外属性」のフラグを参照して、ユ
ーザにより作成された表の各セルの出力内容を求めるC
PU1の動作を、図6のフローチャートを参照しながら
説明する。 【0063】図6のフローチャートに示す処理は、1個
のセル51に対して施される処理である。CPU1は、
表示対象の表を構成している各セルのセル制御情報20
を、セルアドレス管理情報ブロック30を参照して表デ
ータメモリ3から読み出しながら、上記フローチャート
の処理を、該セルアドレス管理情報ブロック30に格納
されているセルアドレス順に、1個のセル毎に実行す
る。 【0064】CPU1は、セル制御情報ブロック40か
ら図2に示すフォーマットの評価対象のセル51(当該
セル51)のセル制御情報20を読み出し、該セル制御
情報20内の「処理除外属性」情報にフラグがセットさ
れているか否かを判定する(ステップS21)。 【0065】そして、該フラグがセットされていれば上
記セル制御情報20内のセル内容バッファを参照して、
当該セルに設定されている入力データの内容を評価し
(ステップS22)、該入力データが計算式または関数
等の式であり、当該セルの出力内容を求めるために、他
のセルのデータを被演算項目または引数として参照して
いるものであるか否かを判別する(ステップS23)。 【0066】そして、他のセルのデータを参照していれ
ば(S23、YES)、セルアドレス管理情報ブロック
30を参照して、そのセルのセル制御情報20を表デー
タメモリ3から読み出す(ステップS24)。 【0067】次に、そのセル制御情報20の「処理除外
属性」を参照し、これにフラグがセットされているか否
かを判定する(ステップS25)。そして、該フラグが
セットされていなければ該セル制御情報20のセル内容
バッファから入力データを読み出し、これを用いて当該
セルに設定されている式(計算式または関数)を処理す
る(ステップS26)。 【0068】一方、上記ステップS25で「処理除外属
性」のフラグがセットされていれば、上記参照先のセル
のデータは空白として処理する。すなわち、演算におい
ては「0」として取り扱う(ステップS27)。 【0069】上記ステップS26またはステップS27
の処理を行った後、当該セルに設定されている式の評価
(処理)が全て終了したか否か判別する(ステップS2
8)。すなわち、例えば、図4(a)の表50のセルア
ドレスが“B15”または“B16”のセル51などの
ように、その入力データが複数の他のセルのデータを参
照する必要がある計算式または関数である場合があるの
で、この判別処理を行う。 【0070】そして、まだ参照すべき他のセルがあれ
ば、上記ステップS23〜S27の処理を、全ての参照
すべき他のセルの入力データを読み出して式の演算が完
了(式の評価が終了)して、当該出力セルの内容が求め
られるまで繰り返す。そして、上記ステップS28で式
の評価が終了したと判別してこのフローチャートの処理
を終了する。 【0071】このように、「処理除外属性」にフラグが
セットされているセルのデータは、他のセル51に設定
されている式において被演算項目または引数となってい
ても無視され処理の対象から外される。したがって、図
4(a)に示す表50から5行目を削除すると、セルア
ドレスが“B5”〜“N5”のセル51が被演算項目ま
たは引数として設定されている該表50の15行目及び
16行目のB列からN列のセル51の入力データは、図
4(b)に示す式のように評価されて、該式の演算が行
われる。 【0072】一方、上記ステップS23で、当該セル5
1の入力データが他のセルのデータを参照していなけれ
ば(S23、NO)、該入力データに基づいて上記当該
セルの出力内容(表示・印刷データ)を求め(ステップ
S29)、処理を終了する。 【0073】また、上記ステップS21で当該セル51
のセル制御情報20の「処理除外属性」にフラグがセッ
トされていなければ、そのセル51の入力データは空白
とみなして処理し(ステップS30)、処理を終了す
る。 【0074】以上のような処理により、図4(a)に示
す表50の5行目の全セル51に対して「範囲指定」に
より一括してその「処理除外属性」情報にフラグを設定
するだけで、直ちに同図(c)に示す表50Bを作成で
きる。そして、この表50Bをプリンタ50を介して印
刷・出力したり、該表50Bを用いてグラフを作成する
ことが可能になる。尚、表示部7への表示においては、
図4(B)に示すように「処理除外属性」情報にフラグ
がセットされたセル51については、空白で表示するよ
うにし、印刷時点で図4(c)に示すように該フラグが
セットされたセル51を削除するようにしてもよい。ま
た、「処理除外属性」のフラグのセットの範囲指定は、
行単位のみではなく列単位で行うようにしてもよく、一
行または一列のみならず、複数行または複数列であって
もよい。さらに、表50内の複数の行及び列にまたがる
一区画について該フラグを設定するようにしてもよい。 【0075】このように、本実施例においては、各セル
51のセル制御情報20の一項目として「処理除外属
性」の項目を設け、この項目にフラグを立てるかまたは
立てないかに応じて当該セル51を無効または有効にで
きる。 【0076】したがって、ベースとなる表50から任意
のセル51を削除して新たな表を作成する場合、該任意
のセル51のセル制御情報20の「処理除外属性」にフ
ラグをセットするだけでよく、従来のように、該ベース
となる表50から、直接、セル51を削除する必要はな
い。また、上記「処理除外属性」にフラグをセットする
だけで、該フラグの立っているセル51は、他のセルの
入力データの中で参照されていても自動的に式(計算
式、関数等)の演算対象から除外されるので、該式の内
容を変更する作業をユーザ自身が行う必要はなく、ユー
ザの負担が軽減される。 【0077】 【発明の効果】本発明によれば、表の各セルについて、
そのセルを処理の対象とするか否かを指定する属性情報
を設け、該属性情報をユーザが随時設定・変更できるよ
うにしたので、既に作成済のある表から、1または複数
のセルが削除された別の表を作成する作業を、簡単、迅
速に行うことができる。 【0078】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図である。 【図2】セル制御情報の内容を説明する図である。 【図3】表を構成する各セルのセル制御情報の格納アド
レスを管理しているセルアドレス管理情報ブロックの構
成を説明する図である。 【図4】本実施例におけるある作成済の表から任意の行
を削除して別の表を作成する際の操作方法を説明する図
である。 【図5】あるセルに対して「処理除外属性」にフラグを
セットまたはリセットする処理を説明するフローチャー
トである。 【図6】あるセルの出力内容を求める処理を説明するフ
ローチャートである。 【図7】表計算ソフトの実行によって作成される表の一
例を示す図である。 【図8】図7に示す表から5行目を削除して、新たに別
の表を作成する場合の従来の操作方法を説明する図であ
る。 【符号の説明】 1 CPU 2 プログラムメモリ 3 表データメモリ 4 外部記憶装置 5 キーボード 6 キーボード・インタフェース 7 表示部 8 表示制御部 9 フレームメモリ 10 プリンタ 12 バス 20 セル制御情報 30 セルアドレス管理情報ブロック 40 セル制御情報ブロック

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一つのシートを分割して得られる複数の
    セルにデータを入力し、該入力データに従ってセルの内
    容を求めて表を作成する表処理装置において、 各セルについて、処理対象とするか否かを指定する属性
    情報を記憶する属性情報記憶手段と、 該属性情報記憶手段内に記憶される各セルの属性情報に
    有効または無効を示すフラグを設定する属性情報設定手
    段と、 ある第1セルの出力内容を求める際、その第1セルに入
    力・設定されているデータが他の第2セルのデータを参
    照するように定義されている場合、上記属性情報記憶手
    段に記憶されている上記第2セルの属性情報を参照し
    て、該属性情報のフラグの内容によりその第2セルを処
    理対象から除外するか否かを判定するセル評価手段と、 該セル評価手段の判定結果を基に、各セルの入力データ
    に従って、該各セルの出力内容を求めるセル出力データ
    取得手段と、 を備えたことを特徴とする表処理装置。
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