JPH0863472A - 文字組版装置 - Google Patents

文字組版装置

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JPH0863472A
JPH0863472A JP6195748A JP19574894A JPH0863472A JP H0863472 A JPH0863472 A JP H0863472A JP 6195748 A JP6195748 A JP 6195748A JP 19574894 A JP19574894 A JP 19574894A JP H0863472 A JPH0863472 A JP H0863472A
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JP6195748A
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English (en)
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Hidetada Yamaura
秀忠 山浦
Takashi Kikuchi
隆史 菊地
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収め組に要する作業時間および作業負担を軽
減することができる作業性の高い文字組版装置を提供す
ることを目的としている。 【構成】 組版処理部28にて書式情報に基づき組版領
域に対して文字を割り付けるようにするが、このとき、
組版処理部28では、割り付けた文字が組版領域内に収
まっているか否かを判定し、その結果、組版領域内に文
字が収まっていないと判定した場合には、収め組処理部
29が、書式情報変更情報記憶部26に記憶されている
(一)〜(三)の書式情報変更情報に基づき書式情報を
変更し、変更した書式情報に基づき文字を再度割り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め定められた組版領
域内に文字を確実に収めることが可能な文字組版装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】チラシ、カタログ等の印刷物では、予め
設定した書式情報に基づき組版領域に文字を割り付ける
ようにしているが、このとき、文字が組版領域内に収ま
らない場合には、書式情報の内容を変更することによ
り、当該文字を組版領域内に収める収め組という修正作
業を行なうようにしている。以下、コンピュータシステ
ム等を利用した文字組版装置により行われる収め組につ
いて説明する。まず、オペレータは複数の書式情報パタ
ーンを優先順位をつけて予め設定しておき、この後、指
定された組版領域に対して、一般的な書式情報パターン
に基づき文字の組版を行い、文字が組版領域に収まらな
かった場合には、優先順位の最も高い書式情報パターン
を読み出す。そして、文字組版装置は読み出された書式
情報パターンを用いて再度組版を行い、オペレータは文
字が組版領域に収まったか否かを判定し、文字が組版領
域に収まらなかった場合には、次に優先順位の高い書式
情報パターンを読み出し、組版を行うとともに、文字が
組版領域に収まったことをオペレータが確認するまで、
書式情報パターンの読み出し、組版等の処理を繰り返し
行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の文字
組版装置にあっては、新たな書式情報パターンを用いて
組版を行う毎に文字が組版領域に収まったか否かをオペ
レータが判定しなければならず、従って、書式情報パタ
ーンの数に比例して作業時間が増加し、オペレータの作
業負担は膨大なものとなっていた。そして、かかる問題
を回避する方策として、当初から最適な書式情報パター
ンを作成しておき、収め組の回数を極力低減させること
が考えられる。ところが、最適な書式情報パターンの作
成はオペレータの熟練度により大きく左右し、必ずしも
作業時間および作業負担を軽減できるとは限らなかっ
た。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みたものであっ
て、収め組に要する作業時間および作業負担を軽減する
ことができる作業性の高い文字組版装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に示す発明では、書式情報に基づいて組版領
域に対して文字を割り付けるとともに、割り付けた文字
が組版領域内に収まっているか否かを判定する組版処理
部と、書式情報を変更するための書式情報変更情報が記
憶される書式情報変更情報記憶部と、組版処理部により
組版領域内に文字が収まっていないと判定された場合
に、書式情報変更情報記憶部に記憶されている書式情報
変更情報に基づき、書式情報を変更するとともに、変更
した書式情報に基づいて組版処理部に対して文字を再度
割り付けさせる収め組処理部と、書式情報変更情報記憶
部に対して書式情報変更情報を設定するための書式情報
変更情報設定部とを具備してなり、上記収め組処理部
は、書式情報変更情報記憶部に書式情報変更情報として
設定されている、書式情報内の数値の変更可能な範囲を
定める許容範囲に基づき、書式情報の設定数値を変更す
るとともに、変更した書式情報に基づいて組版処理部に
対して文字を再度割り付けさせることを特徴とする。
【0006】請求項2に示す発明では、書式情報に基づ
いて組版領域に対して文字を割り付けるとともに、割り
付けた文字が組版領域内に収まっているか否かを判定す
る組版処理部と、書式情報を変更するための書式情報変
更情報が記憶される書式情報変更情報記憶部と、組版処
理部により組版領域内に文字が収まっていないと判定さ
れた場合に、書式情報変更情報記憶部に記憶されている
書式情報変更情報に基づき、書式情報を変更するととも
に、変更した書式情報に基づいて組版処理部に対して文
字を再度割り付けさせる収め組処理部と、書式情報変更
情報記憶部に対して書式情報変更情報を設定するための
書式情報変更情報設定部とを具備し、上記収め組処理部
は、書式情報変更情報記憶部に書式情報変更情報として
設定されている、書式情報の変更項目を指定するための
複数の書式情報変更項目と、複数ある書式情報変更項目
の実行順序を定める優先順位と、書式情報変更項目の中
の数値の変更可能な範囲を定める許容範囲とに基づき、
書式情報の内容を変更するとともに、変更した書式情報
に基づいて組版処理部に対して文字を再度割り付けさせ
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、組版処理部にて書式情報
に基づき組版領域に対して文字を割り付けるようにする
が、このとき、組版処理部では、割り付けた文字が組版
領域内に収まっているか否かを判定し、その結果、組版
領域内に文字が収まっていないと判定した場合には、収
め組処理部が、書式情報変更情報記憶部に書式情報変更
情報として記憶されている許容範囲に基づき、書式情報
の設定数値を変更するとともに、変更した書式情報に基
づいて組版処理部に対して再組版させるようにしてい
る。すなわち、本発明の文字組版装置では、割り付けた
文字が組版領域に収まっていない場合に、書式情報を変
更し、再度、変更した書式情報に基づき組版領域に対し
て文字の再組版を行うとともに、このような収め組を、
組版処理部と収め組処理部とにより自動的に行うように
したので、収め組に要する作業時間およびオペレータの
作業負担を軽減することができ、収め組の作業能率を向
上させることが可能となる。また、本発明の文字組版装
置では、書式情報変更情報設定部にて、書式情報変更情
報記憶部に対して、書式情報の中の数値の変更範囲を定
める許容範囲を書式情報変更情報として設定記憶させる
ようにしているので、組版領域内に文字が収まらない場
合には、該書式情報変更情報の許容範囲を自由に変更す
ることが可能となり、この点においても、文字の再組版
を効率良く行うことが可能となる。
【0008】請求項2の発明では、組版処理部にて書式
情報に基づき組版領域に対して文字を割り付けるように
するが、このとき、組版処理部では、割り付けた文字が
組版領域内に収まっているか否かを判定し、その結果、
組版領域内に文字が収まっていないと判定した場合に
は、収め組処理部が、書式情報変更情報記憶部に書式情
報変更情報として記憶されている書式情報変更項目、優
先順位、許容範囲に従って、書式情報の内容を変更する
とともに、変更した書式情報に基づいて組版処理部に対
して再組版させるようにしている。すなわち、本発明の
文字組版装置では、請求項1の発明と同様、割り付けた
文字が組版領域に収まっていない場合に、書式情報を変
更し、再度、変更した書式情報に基づき組版領域に対し
て再組版するとともに、このような収め組を、組版処理
部と収め組処理部とにより自動的に行うようにしたの
で、収め組に要する作業時間およびオペレータの作業負
担を軽減することができ、収め組の作業能率を向上させ
ることが可能となる。また、本発明の文字組版装置で
は、書式情報変更情報設定部にて、書式情報変更情報記
憶部に対して、書式情報の変更項目を指定するための複
数の書式情報変更項目と、複数ある書式情報変更項目の
実行順序を定める優先順位と、書式情報変更項目の中の
数値の変更可能な範囲を定める許容範囲とが、書式情報
変更情報として設定され、このような書式情報変更情報
に基づいて、収め組処理部は、優先順位の高い項目から
順番に書式情報内の項目を変更するようにしているの
で、上述したような、組版領域内に文字が収まらない場
合の文字の再組版を効率良く行うことが可能となり、ま
た、組版領域内に文字が収まらない場合には、書式情報
変更情報の内容も自由に変更することも可能であるの
で、この点においても、文字の再組版を効率良く行うこ
とが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。図1に示されるようにこの文字組版装置
は、コンピュータ(CPU)等により構成されるデータ
処理部11と、キーボード、マウス等により構成される
対話型入力装置12と、表示装置であるCTR13と、
組版結果を出力するプリンタ等の出力機14と、例えば
フロッピィディスク装置等を含む補助記憶装置15と、
磁気ディスク装置等の外部記憶装置16とを有してい
る。この補助記憶装置15はデータの補助的な入力装置
としても機能するものである。
【0010】次に、データ処理部11の機能ブロック図
を図2を参照して説明する。このデータ処理部11は、
文字情報処理部21、書式情報記憶部22、組版規則記
憶部23、文字フォント属性情報記憶部24、組版領域
情報記憶部25、書式情報変更情報記憶部26、組版処
理部28、収め組処理部29を有するものであって、書
式情報変更情報記憶部26には、書式情報変更情報を設
定及び設定変更するための書式情報変更情報設定部30
が設けられている。
【0011】文字情報処理部21は、対話型入力装置1
2または補助記憶装置15によって入力された文字テキ
ストを内部コードに変換して、該文字テキストから文字
コード情報を作成する処理を行うためのものである。書
式情報記憶部22は書式情報を記憶するものであり、該
書式情報としては、例えば、組み方向、天地左右空き、
揃え方、書体、文字サイズ(字幅、高さ)、字送り量、
字詰め数、行間値、行数、禁則種、ベースライン位置な
どの項目がある。
【0012】これら項目について説明すると、組み方向
は、縦組みか横組みかを設定し、天地左右空きは、版面
と組み領域の天地左右空きサイズを設定するための項目
である。揃え型は、反面の水平方向、垂直方向の揃え
方、例えば成り行き、左、中央、右といった揃え方を設
定するための項目である。書体は、和文、仮名、欧文、
数字のいずれであるかを設定し、また、文字サイズは、
各文字の字幅、高さについて標準となる基本文字サイズ
をそれぞれ設定するための項目である。字送りは各文字
毎の間隔の値を設定し、字詰め数は1行に入る文字数を
設定し、行間値は行毎の間隔の値を設定し、行数は組み
領域内の行数を設定するための項目である。禁則種は、
禁則処理の有無を設定するための項目であって、例えば
追い出し優先、追い込み優先等が設定される。ベースラ
イン位置は、欧文文字におけるベースライン位置を設定
するための項目である。
【0013】組版規則記憶部23は、入力された文字列
に従って、各文字の字送り量、分割の有無等を判別する
ための組版ルールテーブルと、禁則文字種の種別を判別
するための禁則種ルールテーブルとからなる2種類のル
ールテーブルを組版規則として記憶している。禁則種ル
ールテーブルは、行頭禁則処理を行うべき文字のコード
を禁則対象文字コードとして記憶するものであって、禁
則対象文字コードと、文字情報処理部21で得た文字コ
ード情報とを比較し、文字コード情報が禁則対象文字コ
ードに該当した場合に「1」を割り当て、該当しない場
合に「0」を割り当てたものである。なお、禁則種ルー
ルテーブルは、行頭禁則処理を行うべき文字のコードを
禁則対象文字コードとして記憶したが、他の禁則処理を
行うべき文字のコードを記憶しても良い。
【0014】組版ルールテーブルは、現在組版対象とな
っている文字とその次の文字との組み合わせ毎に、文字
間の送り量と、送り量に対する正負の調整値を規定する
とともに、その文字間が分割可能か否かを判定する情報
を記憶したものである。具体的には、現在組版対象とな
っている文字とその次の文字との組み合わせによって、
文字間の送り量を割り当て、送り量に対する正負の調整
を行って文字毎の座標を決定し、分割可否が「NO」で
ある場合は、その文字間は分割禁止処理を行う。
【0015】なお、組版ルールテーブルで判定される文
字の文字種分類カテゴリとしては、以下の「0」〜「1
1」があって、これら「0」〜「11」の中で、「0」
は一般文字、「1」は行頭禁則文字、「2」は起こしか
ぎ括弧類、「3」はその他の起こし括弧類、「4」は承
けかぎ括弧類、句読点、「5」はその他の承けかぎ括弧
類、「6」はクワタ(全角スペース)、「7」は欧文、
「8」は欧文語間、「9」は段落頭空白、「10」は行
頭、「11」は行末である。そして、組版規則記憶部2
3にて規定された禁則種ルールテーブル、組版ルールテ
ーブルという2種類のテーブルに基づいて、文字コード
情報が入力される毎にこれらのテーブルを検索し、これ
により組版処理部28(後述する)にて、当該文字に対
して禁則処理、字間の調整を行う。
【0016】文字フォント属性情報記憶部24は、書式
情報記憶部22の書式情報で設定した書体(和文、仮
名、欧文、数字)毎に各文字に対する寸法に関する文字
フォント属性情報を保持しているものであって、対話型
入力装置12または補助記憶装置15により入力された
文字テキストに対して、書式情報記憶部22にて指定ま
たは事前に設定された書式情報に従い、文字フォント属
性をセットするものである。具体的には、各文字に対す
るX方向、Y方向の文字幅情報と、字面のX方向および
Y方向のサイズを設定、記憶するものであって、組版時
に、書体毎に1文字毎の寸法を設定し、文字に対する配
置座標を決定する。組版領域情報記憶部25は、対話型
入力装置12または補助記憶装置15により入力され
た、画面上における文字組版を行う組版領域の位置、大
きさ示す組版領域情報を記憶するものである。
【0017】書式情報変更情報記憶部26は、書式情報
を変更するための書式情報変更情報が記憶されているも
のであって、書式情報変更情報として、(一)書式情報
の変更項目を指定するための複数の書式情報変更項目、
(二)複数ある書式情報変更項目の実行順序を定める優
先順位、(三)書式情報変更項目の中の数値の変更可能
な範囲を定める許容範囲とが設定されている。この書式
情報変更情報の具体例を挙げると、(一)書式情報変更
項目として例えば「文字サイズ」、「行間値」、「字送
り量」、……等が設定され、(二)優先順位として、
文字サイズ(字幅)、行間値、字送り量、……等が
設定され、(三)許容範囲として、「文字サイズ:文字
幅をa%刻みで基本文字サイズのb%まで段階的に縮小
する」、「行間値:行間値をc%刻みで基本値のd%ま
で段階的に縮小する」、……などがある。なお、このよ
うな書式情報変更情報の書式情報変更項目、優先順位、
許容範囲は、対話型入力装置12あるいは補助記憶装置
15により入力及び書換が可能である。
【0018】組版処理部28は、文字情報処理部21か
ら出力された文字コード情報で示される文字を、組版領
域情報記憶部25に記憶される組版領域に、書式情報記
憶部22に記憶されている書式情報、組版規則記憶部2
3に記憶されている組版規則、文字フォント属性情報記
憶部24に記憶されている文字フォント属性情報に基づ
いて割り付けるものであって、これによって得た組版結
果は、CRT13に表示、出力機14に出力、また、補
助記憶装置15、外部記憶装置16に記憶されるように
なっている。また、この組版処理部28では、組版領域
に文字を組版するとともに、該文字が組版領域内に収ま
っているか否かを判定する判定機能も有している。
【0019】収め組処理部29は、組版処理部28によ
り組版された文字等が組版領域に収まらなかったと判定
された場合に、組版処理部28に対して再組版処理であ
る収め組を行わせるものである。すなわち、収め組処理
部29では、書式情報変更情報記憶部26に記憶されて
いる書式情報変更情報に基づき、書式情報記憶部22に
記憶される書式情報を変更し、変更した情報に基づき、
組版処理部28に対して文字の再組版を行わせるもので
ある。
【0020】対話型入力装置12は、例えば日本語FE
P(Front End Processor )等を備えているものであっ
て、オペレータの操作に基づき、CRT13の画面に項
目を示す表形式のメニューを参照しながら、書式情報記
憶部22に書式情報、組版規則記憶部23に組版規則、
組版領域情報記憶部25に組版領域情報をそれぞれ設定
できるものである(図2では図示略)。また、この対話
型入力装置12は、書式情報変更情報記憶部26に対し
て上述した(一)〜(三)で示すような書式情報変更情
報を設定できるようになっており、これにより図2で示
すような書式情報変更情報設定部30が構成されてい
る。なお、書式情報変更情報設定部30では、書式情報
変更情報の設定に際しては、CRT13の画面に項目を
示す表形式のメニューを表示し、このメニューを参照し
ながら、オペレータの操作に基づき、(一)〜(三)で
示すような書式情報変更情報の項目、項目の具体的数値
がそれぞれ設定できるものである。
【0021】CTR13は、収め組みの処理結果等を表
示するためのものである。なお、表示手段としてはこの
他にもLCD等を使用することも可能である。出力機1
4は、組版結果を印画紙、フィルム等に印字出力するも
のである。各種のプリンタを使用することができる。ま
た、この他の出力装置は図示していないが、本装置にあ
たっては、組版結果を例えばFD出力としたり、外部記
憶装置等に記憶させることもできる。補助記憶装置15
は、例えばフロッピーディスクドライバ等からなる。こ
の補助記憶装置15はデータの補助的な入力装置として
も機能するものである。
【0022】次に、データ処理部11による文字の組版
処理を図3のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。なお、以下のフローチャートに示す組版処理を行う
に際しては、書式情報記憶部22に書式情報、組版規則
記憶部23に組版規則、文字フォント属性情報記憶部2
4に文字フォント属性情報、組版領域情報記憶部25に
組版領域情報をそれぞれ記憶させておくようにする。
【0023】《ステップ1》まず、文字組版に係わる情
報を組版処理部28に取り込む。すなわち、対話型入力
装置12の指示に基づき、組版処理部28は、文字情報
処理部21から文字コード情報を取り込み、更に、書式
情報記憶部22、組版規則記憶部23、文字フォント属
性情報記憶部24に記憶される書式情報、組版領域情報
記憶部25に記憶される組版領域情報をそれぞれ取り込
む。
【0024】《ステップ2》ステップ1で読み出した書
式情報、組版規則情報、文字フォント属性情報に従っ
て、組版領域情報で示される組版領域に、文字コード情
報で示される文字を割り付ける。 《ステップ3》組版処理部28にて、組版領域へ割り付
けた文字が該組版領域内に収まっているか否かを判定
し、文字が組版領域に収まっていると判定したYESの
場合に、ステップ4に進み、また、この組版処理部28
にて、組版領域内へ割り付けた文字が該組版領域内に収
まっいないと判定したNOの場合には、次のステップ5
に進む。
【0025】なお、組版処理部28は、割り付けた文字
が該組版領域内に収まっているか否かを以下のようにし
て判定する。すなわち、ステップ3では、書式情報記憶
部22の項目に設定された行間値、文字間の送り量、文
字フォント属性情報記憶部24に記憶された文字の字
幅、高さに関する文字フォント属性情報等の大きさ情
報、文字フォント属性情報記憶部24に記憶された文字
サイズ情報に基づき、組版領域に割り付ける文字のX方
向、Y方向の各長さ(図4にx1,y1で示す)を計算
し、これらX方向、Y方向の各長さ(x1,y1)が、基
準値となる組版領域のX方向、Y方向の長さ(図4にx
2,y2で示す)に対して大きいか否かをそれぞれ判定
し、これらの判定結果に基づき、割り付けた文字が組版
領域内に収まっているか否を判定する。なお、この図4
では、組版領域に対して割り付けた文字が、組版領域内
に収まらなかった場合の例が示されている。
【0026】《ステップ4》ステップ2での組版結果を
補助記憶装置15、外部記憶装置16に記憶させる、あ
るいは出力機14に出力する処理を行った後、本フロー
チャートを終了する。 《ステップ5》書式情報変更情報記憶部26に設定され
ている書式情報変更情報に基づく、収め組の処理(ステ
ップ7参照)が全て終了したか否かを判定し、YESの
場合にステップ6に進み、また、NOの場合にステップ
7に進む。 《ステップ6》収め組の失敗を示すエラー表示をCTR
13に対して行なった後、本フローチャートを終了す
る。
【0027】《ステップ7》組版処理部28から組版結
果を収め組処理部29に送出し、収め組処理部29に
て、書式情報変更情報記憶部26の書式情報変更情報に
基づいて組版処理部28に対して以下に示すような収め
組を行わせる。なお、ステップ7の収め組は、ステップ
3にて文字が組版領域に収まったと判定される、あるい
はステップ5にて書式情報変更情報の優先順位で示され
る項目が終了した判定されるまで、繰り返し行われる。
【0028】収め組を具体的に説明すると、書式情報変
更情報記憶部26に、例えば、書式情報変更項目の中の
優先順位のとして「文字サイズ」が設定され、かつ許
容範囲として、「文字幅を10%刻みで基本文字サイズ
の80%まで段階的に縮小する」という設定がなされて
いたとすると、このような設定に基づき、まず、最初の
ステップ7では「文字幅を基本文字サイズの90%に縮
小する」という処理を行い、次回のステップ7では、
「文字幅を基本文字サイズの80%に縮小する」という
処理を行う。そして更に、書式情報変更項目の中の優先
順位のとして「行間値」が設定され、かつ許容範囲と
して、優先順位のとして「行間値」が設定され、かつ
許容範囲として、「行間値を25%刻みで基本値の50
%まで段階的に縮小する」という設定がなされていたと
すると、上記優先順位の「文字サイズ」を縮小する処
理に続いて、優先順位の「行間値」を縮小する処理を
行う。すなわち、優先順位に係わる最初のステップ7
では、「行間値を基本値の75%とする」という処理を
行い、次回のステップ7では、「行間値を基本値の50
%とする」という処理を行う。そして、このような行間
値を縮小する処理の後は、優先順位・・・・に示
す書式情報変更処理を、優先順位の設定項目が無くなる
まで上記と同様に段階的に行うようにする。
【0029】以上詳細に説明したように本実施例に示す
文字組版装置では、組版処理部28にて書式情報、組版
規則情報、文字フォント属性情報に基づき、組版領域に
対して文字を割り付けるようにするが(ステップ2参
照)、このとき、組版処理部28では、割り付けた文字
が組版領域内に収まっているか否かを判定し(ステップ
3参照)、その結果、組版領域内に文字が収まっていな
いと判定した場合には(ステップ3のNO)、収め組処
理部29が、書式情報変更情報記憶部26に記憶されて
いる(一)書式情報変更項目、(二)優先順位、(三)
許容範囲に従って、書式情報の内容を変更するととも
に、変更した書式情報に基づいて、組版処理部28に対
して組版領域に文字を再度割り付ける処理を行わせるよ
うにしている(ステップ7参照)。すなわち、本実施例
の文字組版装置では、割り付けた文字が組版領域に収ま
っていない場合に、書式情報を変更し、再度、変更した
書式情報に基づき組版領域に対して文字を再度割り付け
るとともに、このような収め組を、組版処理部28と収
め組処理部29とにより自動的に行うようにしたので、
従来と比較して、収め組に要する作業時間および作業負
担を軽減することができ、収め組の作業能率を大幅に向
上させることが可能となる。
【0030】また、上記文字組版装置では、書式情報変
更情報設定部30にて、書式情報変更情報記憶部26に
対して、(一)書式情報の変更項目を指定するための複
数の書式情報変更項目と、(二)複数ある書式情報変更
項目の実行順序を定める優先順位と、(三)書式情報変
更項目の中の数値の変更可能な範囲を定める許容範囲と
が、書式情報変更情報として設定され、このような書式
情報変更情報に基づいて、収め組処理部29は、優先順
位の高い項目から順番に書式情報内の項目を変更するよ
うにしているので、上述したような、組版領域内に文字
が収まらない場合の文字の再組版を効率良く行うことが
可能となり、また、組版領域内に文字が収まらない場合
には、書式情報変更情報の内容をオペレータが自由に変
更することも可能であるので、この点においても、文字
の再組版を効率良く行うことが可能となる。
【0031】なお、上記実施例では、書式情報変更情報
設定部30をオペレータが操作することにより、書式情
報変更情報記憶部26に記憶されている(一)複数の書
式情報変更項目、(二)書式情報変更項目の優先順位、
(三)書式情報変更項目中の数値を設定変更可能とした
が、これら(一)〜(三)の中で、(一)(二)を固定
ルールとして設定変更不可とし、(三)の数値のみを変
更可能としても良い。具体例を挙げると、書式情報変更
情報記憶部26に、『文字幅をa%刻みで基本文字サイ
ズのb%まで段階的に縮小し、その後、行間値をc%刻
みで基本値のd%まで段階的に縮小する』という設定変
更不可の固定ルールを設定しておき、書式情報変更情報
設定部30をオペレータが操作することにより、上記
「a」〜「d」に具体的数値を書き込むようにしても良
い。そして、このような(三)で示すような数値のみが
変更可能な書式情報変更情報であっても、上述したステ
ップ7で示す収め組を自動的に行うことは可能であり、
従来と比較した場合、収め組に要する作業時間およびオ
ペレータの作業負担を軽減することができ、収め組の作
業能率を大幅に向上させることが可能となる。また、
(三)で示すような数値のみを変更可能な書式情報変更
情報であれば、その設定も簡単であり、この点において
も、オペレータの作業負担を軽減することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明では、組版処理部にて書式情報に基づき組版領域に
対して文字を割り付けるようにするが、このとき、組版
処理部では、割り付けた文字が組版領域内に収まってい
るか否かを判定し、その結果、組版領域内に文字が収ま
っていないと判定した場合には、収め組処理部が、書式
情報変更情報記憶部に書式情報変更情報として記憶され
ている許容範囲に基づき、書式情報の設定数値を変更す
るとともに、変更した書式情報に基づいて組版処理部に
対して再組版させるようにしている。すなわち、本発明
の文字組版装置では、割り付けた文字が組版領域に収ま
っていない場合に、書式情報を変更し、再度、変更した
書式情報に基づき組版領域に対して文字の再組版を行う
とともに、このような収め組を、組版処理部と収め組処
理部とにより自動的に行うようにしたので、収め組に要
する作業時間およびオペレータの作業負担を軽減するこ
とができ、収め組の作業能率を向上させることが可能と
なる。また、本発明の文字組版装置では、書式情報変更
情報設定部にて、書式情報変更情報記憶部に対して、書
式情報の中の数値の変更範囲を定める許容範囲を書式情
報変更情報として設定記憶させるようにしているので、
組版領域内に文字が収まらない場合には、該書式情報変
更情報の許容範囲を自由に変更することが可能となり、
この点においても、文字の再組版を効率良く行うことが
可能となる。
【0033】請求項2の発明では、組版処理部にて書式
情報に基づき組版領域に対して文字を割り付けるように
するが、このとき、組版処理部では、割り付けた文字が
組版領域内に収まっているか否かを判定し、その結果、
組版領域内に文字が収まっていないと判定した場合に
は、収め組処理部が、書式情報変更情報記憶部に書式情
報変更情報として記憶されている書式情報変更項目、優
先順位、許容範囲に従って、書式情報の内容を変更する
とともに、変更した書式情報に基づいて組版処理部に対
して再組版させるようにしている。すなわち、本発明の
文字組版装置では、請求項1の発明と同様、割り付けた
文字が組版領域に収まっていない場合に、書式情報を変
更し、再度、変更した書式情報に基づき組版領域に対し
て再組版するとともに、このような収め組を、組版処理
部と収め組処理部とにより自動的に行うようにしたの
で、収め組に要する作業時間およびオペレータの作業負
担を軽減することができ、収め組の作業能率を向上させ
ることが可能となる。
【0034】また、本発明の文字組版装置では、書式情
報変更情報設定部にて、書式情報変更情報記憶部に対し
て、書式情報の変更項目を指定するための複数の書式情
報変更項目と、複数ある書式情報変更項目の実行順序を
定める優先順位と、書式情報変更項目の中の数値の変更
可能な範囲を定める許容範囲とが、書式情報変更情報と
して設定され、このような書式情報変更情報に基づい
て、収め組処理部は、優先順位の高い項目から順番に書
式情報内の項目を変更するようにしているので、上述し
たような、組版領域内に文字が収まらない場合の文字の
再組版を効率良く行うことが可能となり、また、組版領
域内に文字が収まらない場合には、書式情報変更情報の
内容も自由に変更することも可能であるので、この点に
おいても、文字の再組版を効率良く行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る文字組版装置のブロック
図。
【図2】図1に示されるデータ処理部の機能ブロック
図。
【図3】図1に示されるデータ処理部の処理内容を示す
フローチャート。
【図4】組版領域に対して文字を割り付け場合の例を示
す図。
【符号の説明】
11 データ処理部 12 対話型入力装置 13 CRT 14 出力機 15 補助記憶装置 16 外部記憶装置 21 文字情報処理部 22 書式情報記憶部 23 組版規則記憶部 24 文字フォント属性情報記憶部 25 組版領域情報記憶部 26 書式情報変更情報記憶部 28 組版処理部 29 収め組処理部 30 書式情報変更情報設定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書式情報に基づいて組版領域に対して文
    字を割り付けるとともに、割り付けた文字が組版領域内
    に収まっているか否かを判定する組版処理部と、 書式情報を変更するための書式情報変更情報が記憶され
    る書式情報変更情報記憶部と、 組版処理部により組版領域内に文字が収まっていないと
    判定された場合に、書式情報変更情報記憶部に記憶され
    ている書式情報変更情報に基づき、書式情報を変更する
    とともに、変更した書式情報に基づいて組版処理部に対
    して文字を再度割り付けさせる収め組処理部と、 書式情報変更情報記憶部に対して書式情報変更情報を設
    定するための書式情報変更情報設定部とを具備してな
    り、 上記収め組処理部は、書式情報変更情報記憶部に書式情
    報変更情報として設定されている、書式情報内の数値の
    変更可能な範囲を定める許容範囲に基づき、書式情報の
    設定数値を変更するとともに、変更した書式情報に基づ
    いて組版処理部に対して文字を再度割り付けさせること
    を特徴とする文字組版装置。
  2. 【請求項2】 書式情報に基づいて組版領域に対して文
    字を割り付けるとともに、割り付けた文字が組版領域内
    に収まっているか否かを判定する組版処理部と、 書式情報を変更するための書式情報変更情報が記憶され
    る書式情報変更情報記憶部と、 組版処理部により組版領域内に文字が収まっていないと
    判定された場合に、書式情報変更情報記憶部に記憶され
    ている書式情報変更情報に基づき、書式情報を変更する
    とともに、変更した書式情報に基づいて組版処理部に対
    して文字を再度割り付けさせる収め組処理部と、 書式情報変更情報記憶部に対して書式情報変更情報を設
    定するための書式情報変更情報設定部とを具備してな
    り、 上記収め組処理部は、書式情報変更情報記憶部に書式情
    報変更情報として設定されている、書式情報の変更項目
    を指定するための複数の書式情報変更項目と、複数ある
    書式情報変更項目の実行順序を定める優先順位と、書式
    情報変更項目の中の数値の変更可能な範囲を定める許容
    範囲とに基づき、書式情報の内容を変更するとともに、
    変更した書式情報に基づいて組版処理部に対して文字を
    再度割り付けさせることを特徴とする文字組版装置。
JP6195748A 1994-08-19 1994-08-19 文字組版装置 Withdrawn JPH0863472A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139603A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Canon Sales Co Inc 印刷制御方法及びそのプログラム、記憶媒体、情報処理装置、並びに印刷システム
JP2012141709A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Canon Inc 文書編集装置、文章編集方法、及びプログラム
JP2017156889A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 Jfeシステムズ株式会社 版下管理システム

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