JP3289541B2 - 印刷用データ作成装置 - Google Patents

印刷用データ作成装置

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JP3289541B2
JP3289541B2 JP7914495A JP7914495A JP3289541B2 JP 3289541 B2 JP3289541 B2 JP 3289541B2 JP 7914495 A JP7914495 A JP 7914495A JP 7914495 A JP7914495 A JP 7914495A JP 3289541 B2 JP3289541 B2 JP 3289541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD、DTP、ワー
プロ等で作成された図形及び文字からなる素材データ、
及び素材データに付加された印刷属性を効率良く管理す
ることができる印刷用データ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図形素材を示す図形素材デー
タには、線幅、線種、線端種といった印刷属性が付加さ
れ、また、文字素材を示す文字素材データには、文字の
大きさ、文字種、文字間隔といった印刷属性が付加され
ており、これら素材データ(図形素材データ、文字素材
データ)と印刷属性とによって、図形データあるいは文
字データが構成され、更に、これら図形データ、文字デ
ータの集合体によって、印刷処理を行うための印刷用デ
ータが作成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来では、複
数の図形データ、文字データの記憶手段に記憶させた
後、該記憶手段から図形データ、文字データのいくつか
を選択的に読み出して組み合わせることによって印刷用
データを作成している。従って、記憶手段に記憶させる
図形データ、文字データの数が増えれば、これに伴って
記憶させるデータの記憶量も増え、その結果、管理する
データ量が膨大となり、これらデータの管理が面倒なも
のとなる。また、データ量が増加すると、計算機にかか
る負荷も多くなり、例えば、図形データ、文字データの
読出処理といったデータ処理に必要以上の時間がかか
り、作業能率が悪くなるという問題も生じる。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、印刷用データを効率良く管理作成し、こ
れによって計算機にかかる負荷を軽減してデータ処理の
効率化を図ることが可能な印刷用データ作成装置の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために第
1の発明では、図形素材、文字素材及びこれらの割付位
置を示す割付位置情報からなる素材データと、該素材デ
ータに付加された印刷属性とから図形データ、文字デー
タを作成し、これら図形データ、文字データの組み合わ
せによって印刷用データを作成する印刷用データ作成装
置であって、素材データ及び該素材データに付加される
印刷属性を記憶するためのデータ記憶手段と、該データ
記憶手段に対して、素材データに付加された印刷属性の
中で、印刷属性の内容が共通する印刷属性毎に画層をそ
れぞれ設定記憶させるとともに、これら画層に対して、
印刷属性の内容を同じくする素材データをそれぞれ記憶
させるデータ処理手段とを具備し、前記データ処理手段
は、データ記憶手段に画層毎に記憶されている素材デー
タを、当該画層に設定されている印刷属性ととも読み出
し、これら素材データと印刷属性とによって図形デー
タ、文字データを作成し、これら図形データ、文字デー
タの組み合わせによって印刷用データを作成するととも
に、オペレータによって操作される操作手段からの指示
に基づいて、データ記憶手段に設定記憶した画層に、素
材データを読み出すか否かを示すフラグを書き込み、こ
のフラグに基づいて、当該画層に記憶されている素材デ
ータをその印刷属性とともに選択出力することを特徴と
する。また、本発明のうち、第2の発明は、上述の印刷
用データ作成装置において、素材データと印刷属性とか
らなる図形データ、文字データを読み込むデータ入力手
段が更に設けられており、前記データ処理手段は、デー
タ入力手段にて読み込んだ図形データ、文字データ中の
印刷属性と、データ記憶手段に画層毎に設定記憶されて
いる印刷属性とを照合し、これら印刷属性が一致した場
合に、当該印刷属性の画層に対して、図形データ、文字
データ中の素材データを書き込むことを特徴とする。ま
た、本発明のうち、第3の発明は、上述の印刷用データ
作成装置において、素材データと印刷属性とからなる図
形データ、文字データを読み込むデータ入力手段が更に
設けられており、前記データ処理手段は、データ入力手
段にて読み込んだ図形データ、文字データ中の印刷属性
と、データ記憶手段に画層毎に設定記憶されている印刷
属性とを照合し、読み込んだ図形データ、文字データの
印刷属性が、データ記憶手段に設定記憶されている印刷
属性に全て不一致である場合に、データ記憶手段に対し
て、当該図形データ、文字データの印刷属性を示す画層
を新たに記憶設定し、該画層に対して、当該図形デー
タ、文字データ中の素材データを記憶させることを特徴
とする。
【0006】
【0007】第4の発明では、図形素材、文字素材及び
これらの割付位置を示す割付位置情報からなる素材デー
タと、該素材データに付加された印刷属性とから図形デ
ータ、文字データを作成し、これら図形データ、文字デ
ータの組み合わせによって印刷用データを作成する印刷
用データ作成装置であって、素材データ及び該素材デー
タに付加される印刷属性を記憶するためのデータ記憶手
段と、該データ記憶手段に対して、素材データに付加さ
れた印刷属性の中で、印刷属性を識別するために必要な
項目に対する内容が共通する印刷属性毎に画層をそれぞ
れ設定記憶させるとともに、これら画層に対して、前記
項目を全て対応づけて記憶し、かつ、印刷属性の内容を
同じくする素材データをそれぞれ記憶させるデータ処理
手段と、を具備し、前記データ処理手段は、オペレータ
によって操作される操作手段からの指示に基づいて、デ
ータ記憶手段に設定記憶した画層に、素材データを読み
出すか否かを示すフラグを書き込み、このフラグに基づ
いて、当該画層に記憶されている素材データをその印刷
属性とともに選択出力することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】第1の発明では、データ処理手段によって、デ
ータ記憶手段に対して、素材データに付加された印刷属
性の中で、属性内容が共通する印刷属性毎に画層をそれ
ぞれ設定記憶させるとともに、これら画層に対して、印
刷属性の属性内容を同じくする素材データをそれぞれ記
憶させるようにしており、これによって共通する印刷属
性毎に素材データをまとめて管理することができる。さ
らに、データ処理手段によって、データ記憶手段に画層
毎に記憶されている素材データを、当該画層に設定され
ている印刷属性ととも読み出し、これら素材データと印
刷属性とによって図形データ、文字データを作成し、更
に、これら図形データ、文字データの組み合わせによっ
て印刷用データを作成することができ、さらに、データ
処理手段によって、オペレータによって操作される操作
手段からの指示に基づいて、データ記憶手段に設定記憶
した画層に、素材データを読み出すか否かを示すフラグ
を書き込み、このフラグに基づいて、当該画層に記憶さ
れている素材データをその印刷属性とともに選択出力す
るようにしているので、従来のように素材データとこれ
に付加された印刷属性を全てを記憶していた場合と比較
して、管理するデータの量が少なくて済み、印刷用デー
タを効率良く作成することが可能となり、また、フラグ
の書き込みによって、出力する印刷用データのデータ内
容を多様に設定することができる。第2の発明では、デ
ータ処理手段によって、データ入力手段にて読み込んだ
図形データ、文字データ中の印刷属性と、データ記憶手
段に画層毎に設定記憶されている印刷属性とを照合し、
これら印刷属性が一致した場合に、当該印刷属性の画層
に対して、図形データ、文字データ中の素材データを書
き込むようにしており、これによってオペレータが逐
一、データ記憶手段内のデータを参照して一致する印刷
属性を捜す必要は無く、該データ記憶手段内へのデータ
記憶処理作業を効率良く行うことができる。第3の発明
では、データ処理手段によって、データ入力手段にて読
み込んだ図形データ、文字データ中の印刷属性と、デー
タ記憶手段に画層毎に設定記憶されている印刷属性とを
照合し、読み込んだ図形データ、文字データの印刷属性
が、データ記憶手段に設定記憶されている印刷属性に全
て不一致である場合に、データ記憶手段に対して、当該
図形データ、文字データの印刷属性を示す画層を新たに
記憶設定し、該画層に対して、当該図形データ、文字デ
ータ中の素材データを記憶させるようにしており、これ
によってオペレータが逐一、データ記憶手段に対して画
層を設定する作業を行う必要は無く、該データ記憶手段
内へのデータ記憶処理作業を効率良く行うことができ
る。
【0011】
【0012】第4の発明では、データ処理手段によっ
て、オペレータによって操作される操作手段からの指示
に基づいて、データ記憶手段に設定記憶した画層に、素
材データを読み出すか否かを示すフラグを書き込み、こ
のフラグに基づいて、当該画層に記憶されている素材デ
ータをその印刷属性とともに選択出力するようにしてい
るので、フラグの書き込みによって、出力する印刷用デ
ータのデータ内容を多様に設定することができる。ま
た、データ処理手段によって、オペレータによって操作
される操作手段からの指示に基づいて、データ記憶手段
に設定記憶した画層に、素材データを読み出すか否かを
示すフラグを書き込み、このフラグに基づいて、当該画
層に記憶されている素材データをその印刷属性とともに
選択出力するようにしているので、フラグの書き込みに
よって、出力する印刷用データのデータ内容を多様に設
定することができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7に基づ
いて説明する。図1は印刷用データ作成装置1を示すブ
ロック図であって、この印刷用データ作成装置1は、C
PU、メモリ(ROM、RAM)等を有するデータ処理
手段2と、データ処理手段2に接続された操作手段3、
データ入力手段4、表示手段5、印刷手段6、記憶手段
7とによって構成されている。データ処理手段2は、予
め定められたプログラム(図3のフローチャート参照)
に従って各種データ処理を行うものであって、詳細は後
述する。
【0016】操作手段3は、作業者により操作されるマ
ウス、キーボード等より構成されるものであって、作業
者は表示手段5を見ながらこの操作手段3を対話式に操
作することにより、データ処理手段2に対して、例え
ば、図形データ、文字データの読み込む指示、編集画面
上に読み込んだ図形データ、文字データを修正する指示
等が出力される。データ入力手段4は、CAD、DT
P、ワープロ等によって構成されているものであって、
これらCAD、DTP、ワープロ等によって、図形デー
タ、文字データを作成し、これら作成した図形データ及
び文字データをデータ処理手段2に出力するものであ
る。
【0017】次に、データ入力手段4によって作成され
るあるいは該データ入力手段4を通じて入力される図形
データ、文字データについて説明する。図形データは、
図形素材(線、円弧などがある)及び該図形素材の割付
位置を示す割付位置情報からなる図形素材データと、該
図形素材データに付加された印刷属性とから構成される
ものであり、また、文字データは、文字素材(テキスト
データ)及び該文字素材の割付位置を示す割付位置情報
からなる文字素材データと、該文字素材データに付加さ
れた印刷属性とから構成されるものであって、図形素材
の割付位置情報、文字素材の割付位置情報、印刷属性
(図形、文字)としては、以下のようなものがある。
【0018】(1)図形素材の割付位置情報 線分……始点座標、終点座標、など。 円弧……中心点座標、半径、始点角度、終点角度、な
ど。 円………中心点座標、半径、など。 連続線…各頂点座標、頂点の接続タイプ、など。 (2)文字素材の割付位置情報 文字……挿入点、文字高さ、回転方向、X方向尺度、文
字傾斜角度、など。
【0019】(一)図形素材についての印刷属性 例えば、線幅(数値で示される)、線端種(断ち切り、
丸など)、線種(実線、破線、鎖線など)がある。ま
た、図形素材が線分、円弧からなる矩形で、この矩形内
に平網を印刷する場合には、平網用の印刷属性として黒
ベタ、白ぬき、網(濃度を数値設定)、などを設定す
る。 (二)文字についての印刷属性 例えば、漢字書体、かな書体、欧文書体、数字書体の
他、使用するフォントなどが設定される。
【0020】表示手段5は、CRT等の表示装置によっ
て構成されるものであって、編集画面に対して図形、文
字を表示させるものである。印刷手段6は、データ処理
手段2から出力された印刷用データ(後述する)に基づ
いて印刷処理を行うものである。
【0021】記憶手段7は、ハードディスク装置、フロ
ッピディスク装置、光磁気ディスク装置等の外部記憶装
置等により構成されるものであって、該記憶手段7の記
憶領域内には、データ入力手段4を通じて入力された図
形データ、文字データによって、画層(後述する)が形
成されるようになっている。また、この記憶手段7で
は、図形素材データ、文字素材データに付加された印刷
属性の中で、印刷属性が共通するものを同じ画層とし、
該画層に対して、図形素材データ、文字素材データが書
き込まれるものであって、異なる印刷属性が多数ある場
合には、該印刷属性に応じた多数の画層が設定されるこ
とになる。
【0022】画層について具体例を挙げると、図2
(a)及び(b)に示されるように、図形素材データの
場合には、例えば、線幅「0.1」、線端種「断ち切
り」、線種「実線」……等の印刷属性を有するものを
「画層L1」と設定し、また、線幅「0.05」、線端
種「断ち切り」、線種「実線」……等の印刷属性を有す
るものを「画層L2」と設定し、また、線幅「0.
1」、線端種「丸」、線種「破線」……等の印刷属性を
有するものを「画層L3」と設定し、線幅「0.0
5」、線端種「丸」、線種「破線」……等の印刷属性を
有するものを「画層L4」と設定する。また、図形素材
データの図形素材が、線分、円弧からなる矩形で、この
矩形内に平網を印刷する場合には、例えば、黒ベタ(濃
度100%)でかつ枠なしの印刷属性を有するものを
「画層M1」と設定し、また、白ぬきでかつ枠なしの印
刷属性を有するものを「画層M2」と設定し、また、網
(濃度70%)でかつ枠なしの印刷属性を有するものを
「画層M3」と設定する。一方、文字素材データである
場合には、例えば「GothicBBB-Medium-83pv-RKSJ」の印
刷属性を有するものを「画層C1」と設定し、また、
「RyuminLight-Medium-83pv-RKSJ」の印刷属性を有する
ものを「画層C2」と設定する。なお、上述した画層L
1〜L3、画層M1〜M3、画層C1・C2の印刷属性
はあくまで一例であって、他の印刷属性を設定しても良
く、また、画層の数についても適宜設定変更可能であ
る。
【0023】次に、データ処理手段2によって行われる
データ処理を図3のフローチャートを参照して詳細に説
明する。 《ステップ1》データ入力手段4を通じて、データ処理
手段2内に図形データ、文字データを読み込む。なお、
この図形データ、文字データは、上述したように、「図
形素材データ(図形素材+割付位置情報)」、又は「文
字素材データ(文字素材+割付位置情報)」と、これら
図形素材データ、文字素材データにそれぞれ付加された
「印刷属性」とによって構成される。また、ステップ1
では、データ入力手段4から直接、図形データ、文字デ
ータを読み込むことに限定されず、データ入力手段4か
ら読み込んで、記憶手段7に予め記憶させておいた図形
データ、文字データを、該記憶手段7からデータ処理手
段2に読み出すようにしても良い。
【0024】《ステップ2》〜《ステップ4》 データ入力手段4にて読み込んだ図形データ、文字デー
タ中の印刷属性と、記憶手段7に画層(本実施例では、
画層L1〜L4,M1〜M3,C1・C2)毎に設定記
憶されている印刷属性とを照合し(ステップ2)、その
照合結果に応じて、ステップ3又はステップ4に進む。
すなわち、ステップ2にて、データ入力手段4にて読み
込んだ図形データ、文字データ中の印刷属性と、記憶手
段7に画層毎に設定記憶されている印刷属性とを照合
し、この照合によって、記憶手段7内に、データ入力手
段4にて読み込んだ図形データ、文字データの印刷属性
に一致する画層があったと判断した場合に、ステップ3
にて、当該印刷属性の画層に対して、図形データ中の図
形素材データ、文字データ中の文字素材データを書き込
む。一方、ステップ2の照合によって、記憶手段7内
に、データ入力手段4にて読み込んだ図形データ、文字
データの印刷属性に一致する画層が無いと判断した場合
に、ステップ4にて、記憶手段7に対して、当該図形デ
ータ、文字データの印刷属性を示す画層を新たに設定
し、該画層に対して、当該図形データ中の図形素材デー
タ、文字データ中の文字素材データを記憶させる。
【0025】以上のステップ1〜ステップ4の処理を具
体例を挙げて説明すれば、図4(a)に示すような『三
角形(符号40で示す)』の図形素材を有する図形デー
タが入力された場合には(ステップ1)、図4(a)
(b)間に矢印で示すように、図形データ内に付されて
いる印刷属性を、記憶手段7に画層(本例では、画層L
1〜L4)毎に設定記憶されている印刷属性を照合し
(ステップ2)、このステップ2の照合によって、例え
ばこの図形データの印刷属性が、「画層L1」の印刷属
性に一致していた場合には、図5に示すように、「画層
L1」に対して当該図形データの図形素材40を書き込
む。
【0026】また、このとき、ステップ2によって、例
えば、当該図形データの印刷属性が、記憶手段7に設定
されている画層の中のいずれの印刷属性にも一致してい
ないと判断された場合には、図6に示すように、当該図
形データの印刷属性を有する、例えば「画層L5」で示
されるような画層を新たに設定し、この「画層L5」に
対して、当該図形データの図形素材40を書き込む。な
お、以上の説明では、印刷属性として平網が設定されて
いない図形データを例に挙げたが、印刷属性として平網
が設定されている図形データの場合には、図形データの
図形素材を「画層M1」「画層M2」「画層M3」……
のいずれかに書き込むか(ステップ3を経た場合)、あ
るいは新たな「画層Mx」を作成する(ステップ4を経
た場合)。また、文字データである場合には、文字素材
を「画層C1」「画層C2」「画層C3」……のいずれ
かに書き込むか(ステップ3を経た場合)、あるいは新
たな「画層Cx」を作成する(ステップ4を経た場
合)。
【0027】《ステップ5》操作手段3から出力される
オペレータの指示に基づき、以上のステップ1〜ステッ
プ4を繰り返すか否かを判断し、YESの場合に先のス
テップ1に進み、また、NOの場合に本フローチャート
を終了する。
【0028】そして、以上のように構成された本実施例
では、データ入力手段4にて読み込んだ図形データ、文
字データ中の印刷属性と、記憶手段7に画層毎に設定記
憶されている印刷属性とを照合して、読み込んだ図形デ
ータ、文字データの印刷属性が、画層毎に設定されてい
る印刷属性の一つと一致したと判断した場合に(ステッ
プ2参照)、当該印刷属性の画層に対して、図形データ
中の図形素材データ、文字データ中の文字素材データを
書き込むようにしており(ステップ3参照)、オペレー
タが逐一、記憶手段7内のデータを参照して一致する印
刷属性を捜す必要は無いものであり、該記憶手段7内へ
のデータ記憶処理作業を効率良く行うことができる効果
を奏している。また、本実施例では、ステップ2にて、
読み込んだ図形データ、文字データの印刷属性が、記憶
手段7に設定記憶されている印刷属性に全て不一致であ
ると判断した場合に(ステップ2参照)、記憶手段7に
対して、当該図形データ、文字データの印刷属性を示す
画層を新たに記憶設定し、該画層に対して、当該図形デ
ータ中の図形素材データ、文字データ中の文字素材デー
タを記憶させるようにしており(ステップ4参照)、ス
テップ3の場合と同様に、オペレータが逐一、記憶手段
7に対して画層を設定する作業を行う必要は無いもので
あり、該記憶手段7内へのデータ記憶処理作業を効率良
く行うことができる効果を奏している。
【0029】次に、データ処理手段2によって実行され
る印刷用データの作成処理について説明する。印刷用デ
ータの作成処理に際して、データ処理手段2では、記憶
手段7に画層毎に記憶されている図形についての図形素
材データ、文字についての文字素材データを、当該画層
に設定されている印刷属性ととも読み出し、これら素材
データと印刷属性とによって、図形データあるいは文字
データを作成するようにしている。
【0030】図7を参照して具体例を説明すると、「画
層L1(印刷属性を(イ)とする)」に図形素材データ
a、bでそれぞれ示される図形A,Bが記憶され、ま
た、「画層L2(印刷属性を(ロ)とする)」に図形素
材データcで示される図形Cが記憶され、また、「画層
M1(印刷属性を(ハ)とする)」に図形素材データd
で示される図形D(本例では平網が付される)が記憶さ
れ、更に、「画層C1(印刷属性を(ニ)とする)」に
文字素材データe,fで示される文字E,Fが記憶され
ていたとすると、データ処理手段2では、まず「画層L
1」について、『図形素材データa+印刷属性(イ)』
及び『図形素材データb+印刷属性(イ)』で示される
図形データを作成し、「画層L2」について『図形素
材データc+印刷属性(ロ)』で示される図形データ
を作成し、「画層M1」について『図形素材データd+
印刷属性(ハ)』で示される図形データを作成し、更
に「画層C1」について『文字素材データe+印刷属性
(ニ)』で示される文字データを作成する(符号50
で示す)。そして、これら図形データ〜、文字デー
タを作成した後に、更にこのデータ処理手段2は、図
形データ〜、文字データとから、図形A〜D
(内、図形Dは印刷属性が平網である図形)及び文字E
を互いに重ね合わせて同一画面に表示(つまり同一印画
紙に印刷)させる印刷用データを作成する。
【0031】なお、上記印刷用データ作成処理の例は、
「画層L1」「画層L2」「画層M1」「画層C1」に
基づいて印刷用データを作成する処理を説明したが、こ
の説明は一例であって、これら以外の画層についても、
同様にして印刷用データを作成可能であることはいうま
でも無い。また、上述した画層(L1,L2,M1,C
1)は、操作手段3から出力されるオペレータの指示に
基づき選択しても良いが、これに限定されず、図2に符
号30で示すように、記憶手段7に設定記憶した画層に
対して、画層上に記憶した素材データを読み出すか否か
を示すフラグを書き込み、このフラグ30が「1」であ
る場合に、当該画層に記憶されている素材データをその
印刷属性とともに選択出力するようにしても良い。そし
て、このとき、フラグ30を「1」とするか「0」とす
るかの設定は、操作手段3から出力されるオペレータの
指示に基づき行う。
【0032】以上詳細に説明したように本実施例では、
データ処理手段2によって、記憶手段7に対して、図形
素材データ、文字素材データに付加された印刷属性の中
で、属性内容が共通する印刷属性毎に画層(L1,L
2,L3・・/M1,M2,M3・・/C1,C2,C
3・・)をそれぞれ設定記憶させるとともに、これら画
層に対して、印刷属性の属性内容を同じくする図形素材
データ、文字素材をそれぞれ記憶させるようにしており
(ステップ3・ステップ4参照)、これによって共通す
る印刷属性毎に素材データをまとめて管理することがで
き、従来のように素材データとこれに付加された印刷属
性を全てを記憶していた場合と比較して、管理するデー
タの量が少なくて済み、印刷用データを効率良く作成す
ることが可能となる。
【0033】また、本実施例では、データ処理手段2に
よって、記憶手段7に画層毎に記憶されている図形素材
データ、文字素材データを、当該画層に設定されている
印刷属性ととも読み出し、これら図形素材データ、文字
素材データと印刷属性とによって図形データ、文字デー
タを作成し、更に、これら図形データ、文字データによ
って印刷用データを作成することができるので、素材デ
ータとこれに付加された印刷属性を全てを記憶していた
従来の場合と比較して、管理するデータの量が少なくて
済み、印刷用データを効率良く作成することが可能とな
る。また、本実施例では、データ処理手段2によって、
オペレータによって操作される操作手段からの指示に基
づいて、記憶手段7に設定記憶した画層に、素材データ
を読み出すか否かを示すフラグ30を書き込み、このフ
ラグ30に基づいて、当該画層に記憶されている素材デ
ータをその印刷属性とともに選択出力するようにしてい
るので、フラグ30の書き込みによって、出力する印刷
用データのデータ内容を多様に設定することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明で
は、データ処理手段によって、データ記憶手段に対し
て、素材データに付加された印刷属性の中で、属性内容
が共通する印刷属性毎に画層をそれぞれ設定記憶させる
とともに、これら画層に対して、印刷属性の属性内容を
同じくする素材データをそれぞれ記憶させるようにし、
データ処理手段によって、データ記憶手段に画層毎に記
憶されている素材データを、当該画層に設定されている
印刷属性ととも読み出し、これら素材データと印刷属性
とによって図形データ、文字データを作成し、更に、こ
れら図形データ、文字データの組み合わせによって印刷
用データを作成し、オペレータによって操作される操作
手段からの指示に基づいて、データ記憶手段に設定記憶
した画層に、素材データを読み出すか否かを示すフラグ
を書き込み、このフラグに基づいて、当該画層に記憶さ
れている素材データをその印刷属性とともに選択出力す
るようにした。これにより、共通する印刷属性毎に素材
データをまとめて管理することができ、従来のように素
材データとこれに付加された印刷属性を全てを記憶して
いた場合と比較して、管理するデータの量が少なくて済
み、印刷用データを効率良く作成することが可能となる
とともに、フラグの書き込みによって、出力する印刷用
データのデータ内容を多様に設定することができる。第
2の発明では、データ処理手段によって、データ入力手
段にて読み込んだ図形データ、文字データ中の印刷属性
と、データ記憶手段に画層毎に設定記憶されている印刷
属性とを照合し、これら印刷属性が一致した場合に、当
該印刷属性の画層に対して、図形データ、文字データ中
の素材データを書き込むようにしており、これによって
オペレータが逐一、データ記憶手段内のデータを参照し
て一致する印刷属性を捜す必要は無く、該データ記憶手
段内へのデータ記憶処理作業を効率良く行うことが可能
となる。第3の発明では、データ処理手段によって、デ
ータ入力手段にて読み込んだ図形データ、文字データ中
の印刷属性と、データ記憶手段に画層毎に設定記憶され
ている印刷属性とを照合し、読み込んだ図形データ、文
字データの印刷属性が、データ記憶手段に設定記憶され
ている印刷属性に全て不一致である場合に、データ記憶
手段に対して、当該図形データ、文字データの印刷属性
を示す画層を新たに記憶設定し、該画層に対して、当該
図形データ、文字データ中の素材データを記憶させるよ
うにしており、これによってオペレータが逐一、データ
記憶手段に対して画層を設定する作業を行う必要は無
く、該データ記憶手段内へのデータ記憶処理作業を効率
良く行うことが可能となる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】第4の発明では、データ処理手段によっ
て、データ記憶手段に対して、素材データに付加された
印刷属性の中で、印刷属性を識別するために必要な項目
に対する内容が共通する印刷属性毎に画層をそれぞれ設
定記憶させるとともに、これら画層に対して、前記項目
を全て対応づけて記憶し、かつ、印刷属性の属性内容を
同じくする素材データをそれぞれ記憶させるようにして
おり、さらに、データ処理手段によって、オペレータに
よって操作される操作手段からの指示に基づいて、設定
記憶した画層に、素材データを読み出すか否かを示すフ
ラグを書き込み、このフラグに基づいて、当該画層に記
憶されている素材データをその印刷属性とともに選択出
力するようにしているので、フラグの書き込みによっ
て、出力する印刷用データのデータ内容を多様に設定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷用データ作成装置1のブロック図。
【図2】(a)は画層に設定されている印刷属性を具体
的に示す図、(b)は画層のイメージを示す図。
【図3】印刷用データ作成装置1のデータ処理手段2の
処理内容を示すフローチャート。
【図4】(a)図形データをイメージで示す図、(b)
図形データを記憶させる画層をイメージで示す図。
【図5】図4(a)の図形データを、図4(b)の画層
L1に記憶させた状態をイメージで示す図。
【図6】図4(a)の図形データに関し、新たに画層L
5を設定記憶させた状態をイメージで示す図。
【図7】画層に記憶させた図形素材データ、文字素材デ
ータから印刷用データを作成して出力する処理工程を示
す図。
【符号の説明】
1 印刷用データ作成装置 2 データ処理手段 3 操作手段 4 データ入力手段 5 表示手段 6 印刷手段 7 記憶手段 30 フラグ L1〜Lx 画層 M1〜Mx 画層 C1〜Cx 画層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 - 3/60 G06T 11/60 - 11/80 B41J 21/00 G03F 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形素材、文字素材及びこれらの割付位
    置を示す割付位置情報からなる素材データと、該素材デ
    ータに付加された印刷属性とから図形データ、文字デー
    タを作成し、これら図形データ、文字データの組み合わ
    せによって印刷用データを作成する印刷用データ作成装
    置であって、 素材データ及び該素材データに付加される印刷属性を記
    憶するためのデータ記憶手段と、 該データ記憶手段に対して、素材データに付加された印
    刷属性の中で、印刷属性の内容が共通する印刷属性毎に
    画層をそれぞれ設定記憶させるとともに、これら画層に
    対して、印刷属性の内容を同じくする素材データをそれ
    ぞれ記憶させるデータ処理手段とを具備し、 前記データ処理手段は、データ記憶手段に画層毎に記憶
    されている素材データを、当該画層に設定されている印
    刷属性ととも読み出し、これら素材データと印刷属性と
    によって図形データ、文字データを作成し、これら図形
    データ、文字データの組み合わせによって印刷用データ
    を作成するとともに、 オペレータによって操作される操作手段からの指示に基
    づいて、データ記憶手段に設定記憶した画層に、素材デ
    ータを読み出すか否かを示すフラグを書き込み、このフ
    ラグに基づいて、当該画層に記憶されている素材データ
    をその印刷属性とともに選択出力することを特徴とする
    印刷用データ作成装置。
  2. 【請求項2】 素材データと印刷属性とからなる図形デ
    ータ、文字データを読み込むデータ入力手段が更に設け
    られており、 前記データ処理手段は、データ入力手段にて読み込んだ
    図形データ、文字データ中の印刷属性と、データ記憶手
    段に画層毎に設定記憶されている印刷属性とを照合し、
    これら印刷属性が一致した場合に、当該印刷属性の画層
    に対して、図形データ、文字データ中の素材データを書
    き込むことを特徴とする請求項1記載の印刷用データ作
    成装置。
  3. 【請求項3】 素材データと印刷属性とからなる図形デ
    ータ、文字データを読み込むデータ入力手段が更に設け
    られており、 前記データ処理手段は、データ入力手段にて読み込んだ
    図形データ、文字データ中の印刷属性と、データ記憶手
    段に画層毎に設定記憶されている印刷属性とを照合し、
    読み込んだ図形データ、文字データの印刷属性が、デー
    タ記憶手段に設定記憶されている印刷属性に全て不一致
    である場合に、データ記憶手段に対して、当該図形デー
    タ、文字データの印刷属性を示す画層を新たに記憶設定
    し、該画層に対して、当該図形データ、文字データ中の
    素材データを記憶させることを特徴とする請求項1記載
    の印刷用データ作成装置。
  4. 【請求項4】 図形素材、文字素材及びこれらの割付位
    置を示す割付位置情報からなる素材データと、該素材デ
    ータに付加された印刷属性とから図形データ、文字デー
    タを作成し、これら図形データ、文字データの組み合わ
    せによって印刷用データを作成する印刷用データ作成装
    置であって、 素材データ及び該素材データに付加される印刷属性を記
    憶するためのデータ記憶手段と、 該データ記憶手段に対して、素材データに付加された印
    刷属性の中で、印刷属性を識別するために必要な項目に
    対する内容が共通する印刷属性毎に画層をそれぞれ設定
    記憶させるとともに、これら画層に対して、前記項目を
    全て対応づけて記憶し、かつ、印刷属性の内容を同じく
    する素材データをそれぞれ記憶させるデータ処理手段
    と、を具備し、前記データ処理手段は、オペレータによって操作される
    操作手段からの指示に基づいて、データ記憶手段に設定
    記憶した画層に、素材データを読み出すか否かを示すフ
    ラグを書き込み、このフラグに基づいて、当該画層に記
    憶されている素材データをその印刷属性とともに選択出
    力することを特徴とする印刷用データ作成装置。
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