JP2944057B2 - 自動原稿供給装置 - Google Patents

自動原稿供給装置

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JP2944057B2
JP2944057B2 JP3224109A JP22410991A JP2944057B2 JP 2944057 B2 JP2944057 B2 JP 2944057B2 JP 3224109 A JP3224109 A JP 3224109A JP 22410991 A JP22410991 A JP 22410991A JP 2944057 B2 JP2944057 B2 JP 2944057B2
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了 諸岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写すべき複数の原稿
を自動的に供給する自動原稿供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動原稿供給装置、特に循環式の自動原
稿供給装置においては、複数の原稿が互いに重なって送
られてしまう(以下重送と称する)のを防止する機構が
設けられてはいるが、それでも原稿の重送が生じること
がある。
【0003】循環式自動原稿供給装置を用いて多部数の
複写を行う際、原稿の重送を防止する従来技術が存在す
る(特開昭52−119940号公報)。この従来技術
では、1組の複写完了後、複写のために送出された原稿
の枚数を記憶しておき、この数と次の組の複写完了後、
複写のために循環された原稿の枚数とを比較する。両者
に差のある場合は、原稿が重送されたとして供給装置を
停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとき従来技
術によると、原稿が重送されたかどうか判断できるのは
原稿が一度循環された後であり、それまで複写が継続さ
れる。このため、多数の原稿が複写されない事態が生じ
てしまう不都合があり、特に両面複写を行った場合、表
裏の複写内容がずれるという無効複写が多数枚発生して
しまう不都合があった。
【0005】また、原稿の枚数を計数した後その計数し
た原稿の枚数に応じて複写を行うような場合、重送によ
り誤った枚数を計数してしまい、この誤った枚数を用い
て複写制御が行われてしまう。特にこの場合、片面の原
稿から用紙の両面に複写を行った場合、表裏の複写内容
がずれるという無効複写が多数枚発生する。
【0006】従って本発明は、原稿の重送による未複写
の発生や無効複写の発生を最小限に押さえることのでき
る自動原稿供給装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明の要旨
は、複数の原稿を連続的に自動供給すると共にこの原稿
の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の露光部を有す
自動原稿供給装置であって、第2の露光部近傍の原稿
搬送方向上流側に設けられておりこの設けられた位置に
原稿が存在することを検知するセンサと、このセンサか
らの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間を求め
る手段と、この求めた連続存在時間が前回求めた原稿の
連続存在時間より長い場合は原稿の重送が発生したとし
原稿の上述の供給を停止する停止手段とを備えたこと
にある。
【0008】本願の第2の発明の要旨は、原稿の重送発
生により上述の供給が停止した場合は、重送発生の直前
の原稿まで原稿を一巡して空搬送する手段と、この手段
により空搬送が行われた後原稿の供給を再開する手段と
をさらに備えたことにある。
【0009】本願の第3の発明の要旨は、複数の原稿を
自動的に供給する自動原稿供給装置であって、供給され
る原稿の通過経路中に設けられておりこの設けられた位
置に原稿が存在することを検知するセンサと、このセン
サからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間を
求める手段と、この求めた連続存在時間が前回求めた原
稿の連続存在時間より長い場合は原稿の重送が発生した
として原稿の上述の供給を停止する停止手段と、原稿の
重送発生により上述の供給が停止した場合は、重送発生
の直前の原稿まで原稿を一巡して空搬送する手段と、こ
の手段により空搬送が行われた後重送が発生した原稿
対して圧接力を高めてさばきを行う手段と、この手段に
よりさばきが行われた後原稿の供給を再開する手段とを
備えたことにある。
【0010】本願の第4の発明の要旨は、複数の原稿を
連続的に自動供給すると共にこの原稿の表裏をそれぞれ
露光する第1及び第2の露光部を有する自動原稿供給装
置であって、供給される原稿の枚数を計数する手段と、
第2の露光部近傍の原稿搬送方向上流側に設けられてお
りこの設けられた位置に原稿が存在することを検知する
センサと、このセンサからの検知出力に応じて原稿の1
回の連続存在時間を求める手段と、この求めた連続存在
時間が原稿の大きさに応じて定まる所定時間より長い場
合は原稿の重送が発生したとして原稿の上述の計数を停
止する計数停止手段と、原稿の重送発生により上述の供
給が停止した場合は、重送発生の直前の原稿まで原稿を
一巡して空搬送する手段と、この手段により空搬送が行
われた後原稿の計数を再開する手段とを備えたことにあ
る。
【0011】本願の第5の発明の要旨は、複数の原稿を
自動的に供給する自動原稿供給装置であって、供給され
る原稿の通過経路中に設けられておりこの設けられた位
置に原稿が存在することを検知するセンサと、このセン
サからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間を
求める手段と、この求めた連続存在時間が原稿の大きさ
に応じて定まる所定時間より長い場合は原稿の重送が発
生したとして連続存在時間と原稿ホッパで受け入れでき
る原稿長最大値に対応する時間とを比較し、連続存在時
間が原稿長最大値に対応する時間より長い場合は原稿の
ジャミング発生として自動原稿供給装置の作動を停止さ
せ、連続存在時間が原稿長最大値に対応する時間より短
いかまたは等しい場合は原稿の供給のみを停止させ原稿
の搬送は継続させる手段とを備えたことにある。
【0012】本願の第6の発明の要旨は、複数の原稿を
自動的に供給すると共にこれら原稿の表裏をそれぞれ露
光する第1及び第2の露光部を有する自動原稿供給装置
であって、供給される原稿の通過経路中の第1及び第2
の露光部近傍にそれぞれ設けられておりそれら設けられ
た位置に原稿が存在することを検知する第1及び第2の
センサと、これら第1及び第2のセンサからの検知出力
に応じて原稿の1回の連続存在時間をそれぞれ求める手
段と、求めた連続存在時間が前回求めた原稿の連続存在
時間より長い場合は原稿の上述の供給を停止する停止手
段とを備えたことにある。
【0013】
【作用】原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の
露光部を有する自動原稿供給装置の第2の露光部近傍の
原稿搬送方向上流側に設けられたセンサは、その設けら
れた位置を原稿が実際に通過しているかどうか検知す
る。これは、例えば接触センサで原稿と接触することに
より、又は光センサで原稿の反射光又は透過光を検知す
ることによって行われる。原稿の搬送速度が一定である
から、このセンサからの検知出力により原稿の1回の連
続存在時間を求めることができる。原稿が正しく送られ
ている場合、前回求めた原稿の連続存在時間と今回求め
た原稿の連続存在時間とが等しいはずであるから、前回
求めた原稿の連続存在時間と今回求めた原稿の連続存在
時間とを比較し、今回の連続存在時間が前回の連続存在
時間より長い場合は原稿の重送が生じたと判断し、上述
の原稿供給を停止する。
【0014】
【0015】原稿の重送を検知した場合、重送発生の直
前の原稿まで原稿を一巡して空搬送し、その後原稿の供
給を再開する。
【0016】原稿の供給を再開する前に、重送が発生し
た原稿に対して圧接力を高めてさばきを行うことも好ま
しい。
【0017】供給される原稿の枚数を計数する場合、原
稿の重送が発生した際にはこの計数を停止する。そし
て、重送発生の直前の原稿まで原稿を一巡して空搬送し
た後原稿の計数を再開する。原稿の重送発生を判断する
場合、前回求めた原稿の連続存在時間の代りに原稿の大
きさに応じて定まる所定時間を求めてもよい。
【0018】求めた連続存在時間が原稿の大きさに応じ
て定まる所定時間より長い場合は原稿の重送が発生した
として連続存在時間と原稿ホッパで受け入れできる原稿
長最大値に対応する時間とを比較し、連続存在時間が原
稿長最大値に対応する時間より長い場合は原稿のジャミ
ング発生として自動原稿供給装置の作動を停止させ、連
続存在時間が原稿長最大値に対応する時間より短いかま
たは等しい場合は原稿の供給のみを停止させ原稿の搬送
は継続させることが望ましい
【0019】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0020】図2は本発明の一実施例として、循環式自
動原稿供給装置(RDH)10を備えた両面複写装置の構
成を概略的に示す構成図であり、図3はこの循環式自動
原稿供給装置10を詳細に示す構成図である。
【0021】図3において、11は原稿ホッパ、12は原稿
ホッパ11より原稿を1枚ずつ給紙する原稿給紙機構、13
は原稿が堤示される第1の提示部14及び第2の提示部15
を有する原稿提示部、16は原稿ホッパ11から第1の提示
部14まで原稿を搬送する第1の搬送機構、17は第1の提
示部14から第2の提示部15までの間にあって原稿提示面
を反転させる反転機構を含む第2の搬送機構、18は第2
の提示部15から原稿ホッパ11へ原稿を戻す第3の搬送機
構をそれぞれ示している。
【0022】原稿ホッパ11は、両面原稿からなる複数枚
のページ数が揃ったシート原稿Xの端部(図中、左端
部)を側端揃え部材19で揃えた状態で原稿搬送ベルト20
上に載置して受け入れるように構成されている。この原
稿ホッパ11内に載置されたシート原稿Xを最上側より1
枚づつ順次第1の搬送機構16へ分離給送するために、原
稿ホッパ11の上方に原稿給紙機構12の一部を構成する給
紙ローラ21が設けられている。
【0023】給紙ローラ21は、原稿送り出しモータM2に
より定められたタイミングで矢印方向に回転駆動される
と共に、この回転時にソレノイド等の力によりレバー22
を介して最上側のシート原稿X1 に押し付けられ、シー
ト原稿をX1 から第1の搬送機構16へと順次分離給送を
行う。なお、給紙ローラ21はシート原稿に対して自重で
常時接触させるようにしておいても良い。
【0024】原稿ホッパ11から給紙ローラ21よりシート
原稿Xが1枚づつ送り込まれる第1の搬送機構16は、図
示の如く、水平方向から下方垂直方向に曲折した搬送路
23を備えている。この搬送路23の入口側先端にシート原
稿Xの重送を防止するためのさばきローラ24a 及び24b
を設置し、矢印に示すように上側のローラ24a を搬送方
向に回転すると共に、下側のローラ24b を逆方向に回転
させる。シート原稿Xは、これらローラ間を通過するこ
とにより1枚づつ搬送路23へ送りこまれる。このさばき
ローラ24b には、ローラの圧接力を変化させることが可
能なようにソレノイドSOL5が取り付けられている。この
ソレノイドSOL5が作動(オン)すると、ローラの圧接力
が高くなり、シート原稿Xに対するさばき力が大きくな
る。
【0025】搬送路23には、搬送方向に互いに間隔をあ
けて各一対の搬送ローラ25a 、25b、25c 、及び25d が
設置されている。これら各一対のローラ25a 、25b 、25
c 、及び25d は、シート原稿Xの両面にそれぞれ回転自
在に当接しており、かつ原稿搬送モータM3で強制回転さ
せられるように構成されている。ただし、同図では簡略
化のために、搬送ローラ25b のみが原稿搬送モータM3に
結合するように示されている。これにより、原稿Xは各
ローラでガイドされながら搬送路23に沿って矢印方向へ
搬送される。
【0026】搬送路23の入口側近傍には、原稿給送検知
用のセンサSEN2及び出口側近傍には第1の露光部前検知
用のセンサSEN3が設置されている。また、搬送路23の出
口部(第1の提示部14の近傍)には一対のレジストロー
ラ26a 及び26b が設置されている。これらレジストロー
ラ26a 及び26b は、図示していないが、駆動軸にクラッ
チを介して連結されており、クラッチのオン・オフ制御
により回転を停止、再回転を行うように設定されてい
る。クラッチのオン・オフ制御はオペレータの所望の複
写内容に従って制御される。例えば、シート原稿Xの露
光が必要な場合には、複写用紙との同期を取るためにレ
ジストローラ26a 及び26b の回転を停止してシート原稿
Xの搬送を一旦停止させ、複写用紙との同期が取られた
後に再回転して第1の提示部14へ原稿が送られる。一
方、シート原稿Xの露光が不必要な場合は、レジストロ
ーラ26a 及び26b を常時回転させ、シート原稿Xの搬送
を停止させることなく通過させる。
【0027】原稿提示部13は、水平方向に間隔をあけて
並列に設置した第1の原稿シリンダ27及び第2の原稿シ
リンダ28それぞれの鉛直下端面に対応して設けられた第
1の提示部14(以下、第1の露光部14と称す)と第2の
提示部15(以下、第2の露光部15と称す)とからなり、
これら第1の露光部14と第2の露光部15とは図示のよう
に同一平面上に位置されている。
【0028】上述した原稿シリンダ27及び28は、駆動モ
ータM4及びM5により複写用紙の複写速度に同期した速度
で図中矢印方向にそれぞれ回転駆動されている。原稿シ
リンダ27と原稿シリンダ28との外周面に沿って一定間隔
をあけて従動ローラ29a 、29b 、29c 、及び29d と従動
ローラ30a 、30b 、30c、及び30d とがそれぞれ設置さ
れており、これら従動ローラによりシート原稿Xを原稿
シリンダ27及び28の外周面にそれぞれ押し付けて巻き付
けるように構成されている。即ち、原稿シリンダ27及び
28のそれぞれの外周面の搬送路27a 及び28a にそってシ
ート原稿Xを搬送するように構成されている。
【0029】搬送路27a 及び28a の鉛直下方には、硬質
透明ガラス31及び32がそれぞれ設置されており、前述し
た第1の露光部14及び第2の露光部15が形成されてい
る。シート原稿Xが原稿シリンダ27と硬質透明ガラス31
との間を通過する時、シート原稿Xの表面を露光して表
面画像の形成を行い、原稿シリンダ28と硬質透明ガラス
32との間を通過する時に、後述するように、シート原稿
Xの裏面を露光して裏面画像の形成が行われる。
【0030】なお、これら第1及び第2の露光部14及び
15において、オペレータの指示する複写内容によっては
シート原稿Xが露光されず、そのまま通過する場合もあ
る。
【0031】第1の搬送機構16の搬送路23から搬送され
てきたシート原稿Xは、レジストローラ26a 及び26b の
回転力により付勢されて第1の原稿シリンダ27に巻き付
けられながら原稿提示部13の第1の露光部14を通過す
る。この第1の露光部14と第2の露光部15との間には、
図示のように、シート原稿Xの提示面を反転させる表裏
反転経路部(スイッチバック経路部)33を備えた第2の
搬送機構17が設置されている。
【0032】表裏反転経路部33は、第1の原稿シリンダ
27及び第2の原稿シリンダ28の外周面によって規定され
る搬送路27a 及び28a の互いに対向する部位よりそれぞ
れ上方へ傾斜して伸長する第1の経路33a 及び第2の経
路33b と、これら経路33a 及び33b の合流点より水平方
向へ伸長する第3の経路33c とより構成されている。
【0033】第1の原稿シリンダ27の搬送路27a に連続
する第1の経路33a の入口部にはゲートフラッパ34が設
置されている。このゲートフラッパ34をソレノイドSOL1
で作動させることにより、シート原稿Xを第1の経路33
a へ、又は再び第1の原稿シリンダ27の搬送路27a へ選
択的に搬送することができる。即ち、第1の露光部14を
通過したシート原稿Xを、オペレータが所望する複写内
容に応じて、一度の露光で良い場合にはゲートフラッパ
34を図示の実線位置に切換えてシート原稿Xを第1の経
路33a へ搬送する。一方、原稿の露光が複数回必要な場
合は、ゲートフラッパ34を図示の一点鎖線位置に切換え
てシート原稿Xを搬送路27a に沿って第1の原稿シリン
ダ27の回りを複数回回転させ、露光終了後、ゲートフラ
ッパ34を実線位置に切換えて第1の経路33a へシート原
稿Xを搬送する。
【0034】第1の経路33a には、シート原稿Xの後端
を検知する第1の露光部後検知用のセンサSEN4と、一対
のローラ35a 及び35b と、ゲートフラッパ36とが上流側
より順次設置されている。センサSEN4の検知信号により
以下の表裏反転動作(スイッチバック動作)が制御され
る。
【0035】第1の経路33a に入ったシート原稿Xは、
ローラ35a及び35b が回転することにより、ゲートフラ
ッパ36を経て、第3の経路33c へと搬送される。この第
3の経路33c には、一対の搬送ローラ37a 及び37b と一
対の搬送ローラ38a 及び38bとが配置されており、ロー
ラ38a を原稿反転用モータM6によって正逆回転駆動でき
るように構成されている。
【0036】これら搬送ローラは、ゲートフラッパ36を
出たシート原稿Xを第3の経路33c内で矢印Z1 方向に
前進させた後、このシート原稿Xの後端がゲートフラッ
パ36の先端部を通過した時点で、モータM6の回転方向を
反転させて、シート原稿Xを逆の矢印Z2 方向へ搬送す
る。この時、ゲートフラッパ36はソレノイドSOL2の作動
により図中実線で示す第1の経路33a の出口を閉鎖する
位置に動き、シート原稿Xの第2の経路33b 側への搬送
を確保している。
【0037】第2の経路33b には、ローラ35c が配置さ
れており、このローラ35c をソレノイドSOL3により動作
させてローラ35a と対になって協働するように構成され
ている。以上述べたスイッチバック動作は、正逆転ロー
ラで原稿を反転させているが、例えば、ベルト搬送装置
やエアー搬送装置などによりこれを行ってもよい。
【0038】シート原稿Xは、ローラ35a 及び35c の回
転力により付勢されて第2の原稿シリンダ28に巻き付ら
れ、これによって第2の露光部15へ導かれる。ローラ35
c の下流位置にはシート原稿Xの後端の通過を検知する
第2の露光部前検知用のセンサSEN5が設置されている。
【0039】センサSEN5の下流には一対のレジストロー
ラ39a 及び39b が設置されている。レジストローラ39a
及び39bは、図示していないが、駆動軸にクラッチを介
して連結しており、クラッチのオン・オフ制御により回
転を停止、再回転を行うように設定されている。クラッ
チのオン・オフ制御は、オペレータの所望の複写内容に
応じて制御される。シート原稿Xの露光が必要な場合に
は、複写用紙との同期を取るために、これらローラ39a
及び39b の回転を停止させてシート原稿Xを一旦停止さ
せ、複写用紙との同期が取られた後に再回転させて第2
の露光部15へ原稿を送る。一方、シート原稿Xの露光が
不必要な場合は、ローラ39a 及び39b を常時回転させ、
シート原稿Xを停止させることなく、通過させる。な
お、ソレノイドSOL3の動作は、ローラ39a 及び39b の回
転動作に応じて制御される。
【0040】上述したように、表裏反転経路部33でシー
ト原稿Xの搬送方向が反転されることにより、シート原
稿Xの表面側が第2の原稿シリンダ28の外周面に当接
し、シート原稿Xの裏面側が外面側となってこの第2の
原稿シリンダ28に巻き付く。従って、第2の露光部15で
はシート原稿Xの裏面側が露光され、裏面画像が形成さ
れることとなる。なお、第2の露光部15においては、オ
ペレータの所望の複写内容に応じてシート原稿Xを露光
させずに通過させ前進させる場合もある。
【0041】露光部には、正確には第2の原稿シリンダ
28の搬送路28a におけるローラ30aとローラ30b との間
には、シート原稿Xが存在することを検知して重送を検
出するためのセンサSEN6a が設けられている。
【0042】第2の原稿シリンダ28の第2の露光部15の
下流では、第3の搬送機構18の搬送路40が第2の原稿シ
リンダ28の搬送路28a と分岐して連続するように構成さ
れており、この分岐部にゲートフラッパ41が設置されて
いる。
【0043】このゲートフラッパ41はソレノイドSOL4に
より作動し、搬送路40と搬送路28aとを選択的に開閉し
ている。即ち、オペレータの所望の複写内容に応じて、
第2の露光部15での露光が1回のみの場合は搬送路28a
側を閉鎖してシート原稿Xを搬送路40へ送る。一方、複
数回の露光の場合は搬送路40を閉鎖してシート原稿Xを
搬送路28a 側へ送り、必要回数回転させた後にシート原
稿Xを搬送路40へ搬送する。
【0044】このように、原稿提示部13の第1の露光部
14でシート原稿Xの表面を、第2の露光部15でその裏面
を露光しているため、シート原稿Xの表裏両面を複写す
ることができる。しかも、これら第1の露光部14と第2
の露光部15とで必要回数露光できるため、必要とされる
複数部数の複写をとることもできる。
【0045】第2の露光部15から原稿ホッパ11へシート
原稿Xを戻すための第3の搬送機構18の搬送路40は、搬
送ベルト20の下端先端部に接続されており、シート原稿
Xを搬送ベルト20へと搬送するように構成されている。
即ち、搬送路40には各一対の搬送ローラ42及び43が設置
されており、シート原稿Xを前進させるように構成され
ている。しかも、搬送路40の出口近傍には、シート原稿
Xの通過を検知する原稿ホッパ戻し前検知用のセンサSE
N7が設置されている。このセンサSEN7からの検知信号に
より、搬送ベルト20及び原稿ホッパ11の動作制御部の制
御を行うように構成されている。
【0046】搬送ベルト20は、図示のように上下および
左右に設置した駆動ローラ44a 、44b 、44c 、及び44d
に巻掛されている。駆動ローラ44b が戻し用搬送モータ
M7で矢印方向に回転させられることにより、搬送ベルト
20が矢印方向に循環駆動されている。このモータM7は上
述のセンサSEN7の検知信号により駆動されている。
【0047】搬送ベルト20の上側面はシート原稿Xの載
置部を構成しており、搬送路40と近接した位置に原稿呼
込みローラ45が設置されている。シート原稿Xは、この
ローラ45と搬送ベルト20との搬送力により、搬送ベルト
20の上面に載置されているシート原稿Xの最下側にもぐ
り込むように送り込まれる。その際、滑らかに送り込ま
れるように、シート原稿Xの後端位置の下側に、原稿後
端はね上げ用ローラ46が設置されている。このローラ46
によって、積み重ねられたシート原稿Xの後端部下側が
浮かされ、最下端部に送り込み用の開口が確実に広げら
れて設けられるようになっている。最下端位置に送り込
まれたシート原稿Xの先端が端部を揃える側部揃え部材
19に達した時点で、搬送ベルト20の駆動用モータM7が停
止され、シート原稿Xの搬送が停止される。
【0048】原稿ホッパ11には、図示のように、載置し
たシート原稿Xの一循環を検知するための検知用アクチ
ュエータ47が設置されている。このアクチュエータ47
は、オペレータがシート原稿Xをホッパ11内に載置する
前には、図中実線で示す下端位置にあり、その上にシー
ト原稿Xが載置される。シート原稿Xが一枚づつ給送さ
れ、再び戻ってくるにつれて順次上昇し、シート原稿X
が全て一循環した時には、図中破線で示す最上位位置に
達する。この最上位位置に達したアクチュエータ47が原
稿ホッパ内の原稿一巡検知用のセンサSEN1で検知され、
一循環が終了した検知信号が発生される。この検知信号
を利用することにより、オペレータが所望する複写部数
等の複写機本体側の動作が制御される。その後は、アク
チュエータ47は、原稿一巡検知アクチュエータ駆動モー
タM1の駆動により180度回転し、シート原稿Xの最下
位位置(元の位置)へ戻る。
【0049】以上述べた循環式自動原稿供給装置10を備
えた両面複写装置の構成について、図2を用いて以下説
明する。
【0050】同図に示すように、複写機本体100 の内部
の中央部には、感光体ドラム101 が回転自在に設置され
ている。この感光体ドラム101 の外周部には、帯電チャ
ージャ102 及び現像装置103 等と共に画像形成手段であ
る各種複写プロセス部が設けられ、さらに、図中左側部
に定着装置104 が設置されている。
【0051】複写機本体100 の上面の一側部には図3に
示した循環式自動原稿供給装置10が設けられている。こ
の自動原稿供給装置10の第1の原稿シリンダ27と第2の
原稿シリンダ28の鉛直下方にそれぞれ設けられた第1の
露光部14と第2の露光部15とが、複写機本体100 の上端
面の略同一平面上に並列に設けられている。また、複写
機本体100 の上面の他側部には、ブック物原稿に対応し
た第3の露光部105が設けられており、これにより二系
列の露光システムを持つ光学系が構成されている。
【0052】複写機本体100 内には、複写用紙Yの給紙
カセット106a、106b、106c、及び106dが装着されてい
る。これら給紙カセット106a、106b、106c、及び106d内
に載置された複写用紙Yは上取りされて給紙経路107a、
107b、107c、及び107dへそれぞれ給紙されるように構成
されている。各給紙カセット106a、106b、106c、及び10
6dの上面に設置した給紙ローラ108a、108b、108c、及び
108dが給紙駆動用モータM8により回転駆動され、これに
より給紙経路107a、107b、107c、及び107dへそれぞれ1
枚づつ給紙される。給紙経路107a、107b、107c、及び10
7d及び後述する中間トレイ109 からの再搬送経路110 に
は、用紙搬送用ローラ111a、111b、111c、111d、及び11
1eがそれぞれ設置されている。これら搬送用ローラ111
a、111b、111c、111d、及び111eが駆動用モータM9で回
転駆動され、複写プロセス工程に複写用紙Yを給送す
る。ただし、図2では、図の構成を簡易化するために用
紙搬送用ローラ111dのみが駆動用モータM9に結合するよ
うに示されている。
【0053】複写機本体100 の側面外部にはオフセット
トレイ112が設置されており、このオフセットトレイ112
にはソレノイドSOL8が取り付けられている。このソレ
ノイドSOL8を所定時間オンすると、図2において図面の
手前の方向にオフセットレイ112 がシフト動作し、ま
た、次にSOL8を所定時間オンすると図面の後の方向にシ
フト動作する。これよって、オフセットレイ112 上に、
原稿に対して複数部の複写用紙Yが仕分けされた状態で
排出されることになる。
【0054】複写プロセス部へ給紙されて定着装置104
を通った複写用紙Yをこのオフセットレイ112 へ排出す
るための排出経路113 と、この排出経路113 より分岐し
た複写用紙表裏反転経路(スイッチバック経路)114 と
が設けられている。複写プロセス部及び定着装置104 を
通過し、一方の面に原稿が複写された複写用紙Yは、オ
ペレータが所望する複写内容に応じて下記の3種類の方
法でオフセットトレイ112 へ排出される。
【0055】(A) 排出経路113 をそのまま通過してオフ
セットトレイ112 へ排出される。
【0056】(B) 排出経路113 へ向かった後、複写用紙
Yの他面に複写を行うために、スイッチバック経路114
にて反転され、再度、複写プロセス部へ搬送するため
に、一時的に中間トレイ109 に収納される。中間トレイ
109 に積み重ねられた複写用紙Yは、モータM14 により
回転駆動される給紙ローラ115 によって、その最下部よ
り順次再搬送経路110 へ給送される。そして、再び複写
プロセス部へ給送されて、定着装置104 を通り、排出経
路113 を通過してオフセットトレイ112 へ排出される。
【0057】(C) 排出経路113 へ向かった後、スイッチ
バック経路114 にて反転された後、排出経路113 よりオ
フセットトレイ112 へ排出される。
【0058】上述した3種の方法を可能とするため、排
出経路113 とスイッチバック経路114 とは、図2に示す
構成となっている。即ち、スイッチバック経路114 は、
排出経路113 の2つの位置より分岐した経路114a及び11
4bと、これら経路114a及び114bが合流した経路114cと、
この経路114cより分岐して中間トレイ109 へ向かう経路
114dとから構成される。経路114aと排出経路113 との分
岐部にはゲートフラッパ116 が、経路114a及び114bの分
岐部にはゲートフラッパ117 が、経路114c及び114dの分
岐部にはゲートフラッパ118 がそれぞれ設置されてい
る。これらのゲートフラッパは図示していない駆動ソレ
ノイドによって作動せしめられ、オペレータが所望する
複写内容に応じて複写用紙Yの搬送経路が自動的に選択
される。経路114a及び114bの分岐部近傍にはローラ119
a、119b、及び119cが設置されており、経路114b及び114
cの分岐点近傍にはローラ120a、120b、及び120cが設置
されていて複写用紙Yの搬送を行っている。また、経路
114a及び114bの分岐部近傍の経路114cには、反転用ロー
ラ121 が設置され、駆動用モータM11 で正逆回転駆動さ
れている。これにより、複写用紙Yの搬送方向が反転さ
れると共に、経路114a及び114dの分岐部の下流位置に反
転用ローラ122が設置されており、駆動用モータM12 で
正逆回転駆動されている。さらに、排出経路113 の出口
近傍に出紙検知用のセンサSEN14 が、経路114aの入口部
近傍及び経路114cに用紙反転検知用のセンサSEN15 及び
SEN16 が、経路114dの出口近傍に中間トレイ入口検知用
のセンサSEN17 がそれぞれ設置されている。
【0059】さらに図中、123a、123b、及び123cは排出
経路113 に沿って配置した搬送用ローラ、124 は経路11
4dに配置した搬送用ローラをそれぞれ示している。図で
は搬送用ローラ123cのみが結合されたように示されてい
るが、搬送用ローラ123a、123b、及び123cは、感光体ド
ラム101 等の複写プロセス部及び定着装置104 と同期し
てモータM10 で駆動されている。
【0060】このように構成することにより、上述の
(A) の場合は、ゲートフラッパ116 で経路114aを閉鎖し
複写用紙Yを排出経路113 に沿って排出する。
【0061】(B) の場合は、ゲートフラッパ116 で排出
径路113 を閉鎖してスイッチバック経路114 の経路114a
へ複写用紙Yを導き、ゲートフラッパ117 で経路114cを
開き、この経路114cを通って反転用ローラ122 で搬送方
向を反転させる。さらに、ゲートフラッパ118 で経路11
4dを開き、中間トレイ109 へ複写用紙Yを導く。
【0062】(C) の場合は、複写用紙Yを経路114cへ導
いた後、反転用ローラ121 で搬送方向を反転させ、ゲー
トフラッパ117 で経路114b側を開いて、この経路114bよ
り排出経路113へ導く。
【0063】次に、複写機本体100 に設けた光学系につ
いて説明する。
【0064】複写機本体100 の内部上方には、原稿面に
対してスリット露光を行う光源150と、ミラー151a、151
b、151c、及び151dと、レンズ152 とを備えた光学装置
システムが走査自在に設置されている。この光学装置シ
ステムで、光源150 からの光がシート原稿Xの画像面上
に照射され、その反射光がミラー151a、151b、151c、及
び151dとレンズ152 とを経て、感光体ドラム101 の表面
に入射せしめられる。この光学装置システムは、循環式
自動原稿供給装置10のシート原稿Xについては、第1の
原稿シリンダ27の第1の露光部14及び第2の原稿シリン
ダ28の第2の露光部15にて停止状態で露光を行い、ま
た、ブック原稿などが第3の露光部105 に載置された場
合は光学系を走査させつつ露光を行う2つのシステムを
採用している。ミラー系の駆動は駆動用モータM13 で行
っている。
【0065】なお、感光体をベルト感光体とし、その上
面を上述の第1、第2、第3の露光部が形成する面と平
行に配置して、レンズを自己集束性伝送体アレーなどで
構成すれば、ミラーを使用しなくても、感光体上に画像
形成が可能である。
【0066】本複写装置においては、各部位に用紙検知
用のセンサが設けられている。SEN8は光学系第2の露光
位置検知用のセンサ、SEN9は光学系第1の露光位置検知
用のセンサ、SEN10 はOC部原稿先端位置検知用のセン
サ、SEN11 は複写用紙ホッパ出口検知用のセンサ、SEN1
2 は複写用紙転写前検知用のセンサ、SEN13 は定着後検
知センサ、SEN17 は中間トレイ内用紙有無検知用のセン
サ、SEN18は中間トレイ出口検知用のセンサである。さ
らに、図2及び図3には図示していないが、循環式自動
原稿供給装置10内に第1の露光部14への原稿送り出し用
のクラッチCLT1、第2の露光部15への原稿送り出し用の
クラッチCLT2が設けられていると共に、複写機本体100
内に複写用紙と原稿先端露光との同期用クラッチCLT3が
設けられている。
【0067】上述した循環式自動原稿供給装置を備えた
両面複写装置により、オペレータが所望する複写内容に
応じて、 (a) 片面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート (b) 片面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート (c) 両面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート (d) 両面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート の何れにでも、原稿を複数回循環させて自在に複写を行
うことが可能である。
【0068】また、オペレータが所望する複写内容によ
り、シート原稿を原稿シリンダに複数回巻き付けたまま
露光を行い、シート原稿の一循環中に複数枚の複写を行
うことも出来る。
【0069】図4は図2の複写装置の制御装置のブロッ
ク図を示している。
【0070】同図に示す制御装置により複写機本体側と
循環式自動原稿供給装置10とが互いに関連して制御され
る。即ち、各モータM1〜M14 はモータドライバ200 に、
クラッチCLT1〜CLT3はクラチドライバ201 に、各ソレノ
イドSOL1〜SOL5はソレノイドドライバ202 にそれぞれ接
続されている。これら各ドライバ200 、201 、及び202
と、直流電源203 等、原稿搬送制御、用紙搬送制御、プ
ロセス部の制御に用いられる制御要素とはインターフェ
イス回路(I/O)204 に接続されている。さらに、セ
ンサSEN1〜SEN18 もこのインターフェイス回路204 に接
続されている。インターフェイス回路204 は、また、マ
イクロプロセッサ205 に接続されており、センサSEN1〜
SEN18 からの検知信号をマイクロプロセッサ205 へ出力
すると共にマイクロプロセッサ205 からの制御信号に応
じて上述の各ドライバ200 、201、及び202 を制御す
る。マイクロプロセッサ205 は、ROM(リードオンリ
メモリ)206 とRAM(ランダムアクセスメモリ)207
に接続されており、ROM206 にあらかじめ記憶されて
いる制御用プログラムに従って制御を行う。RAM207
はバッファ用メモリや複写制御に必要となる後述するフ
ラグ、カウンタ、タイマその他の演算用領域として使用
される。
【0071】また、インターフェイス回路204 は、ドラ
イバ208 を介して調光ユニット209、コピーランプ210
に接続されると共に、操作パネル211 のオペレータ操作
用のキー212 及び表示ドライバ213 に接続されており、
この表示ドライバ213 は表示装置214 に接続されてい
る。さらに、インターフェイス回路204 はセレクトスイ
ッチSSW1〜SSW4に接続されている。
【0072】図5は操作パネル211 上の配置を示す図で
ある。
【0073】同図に示すように、操作パネル211 は、複
写枚数設定用のテンキー212a、クリアーキー212b、複写
条件設定用のRDH−SELECTキー212c、原稿自動
供給用のADFキー212d、複写開始を指示するためのプ
リントスイッチ212e、SET表示部214a、COUNT表
示部214b、4種のRDH複写モード表示部214c〜214f
と、ADFのモード表示部214gとを備えている。
【0074】RDH複写モード表示部214c〜214fは、片
面原稿より片面複写をとる場合(SIMPLEX →SIMPLEX
)、片面原稿より両面複写をとる場合(SIMPLEX →DUP
LEX)、両面原稿より片面複写をとる場合(DUPLEX→SIM
PLEX )、両面原稿より両面複写をとる場合(DUPLEX→D
UPLEX)の4つの複写モードを示し、RDH−SELE
CTキー212cを1回押すごとに上から順次オンしてラン
プが点灯する。最下位置の次は最上位置に戻り、イニシ
ャル状態では最上位置に自動復帰する。複写の必要部数
はテンキー212aで設定し、設定数はSET表示部214aで
表示される。複写動作が開始されると、出来上がった部
数がCOUNT表示部214bに順次表示されていく。SE
T部数とCOUNT部数とが一致したところで、機械は
停止し、SETカウンタがリセットされてSET表示部
214aは“0表示”に戻る。COUNTカウンタの内容、
従ってCOUNT表示部214bの表示は次にプリントスイ
ッチ212eがオンされるまで維持される。
【0075】以上説明した循環式自動原稿供給装置10に
おいて、露光部近傍に設けられた例えば光学式のセンサ
SEN6a は、シート原稿XがそのセンサSEN6a の位置に存
在することを検知する。即ち、シート原稿Xが存在する
場合はオン信号、存在しない場合はオフ信号をそれぞれ
出力する。このセンサSEN6a からの検知出力は、図4に
示すインターフェイス回路204 を介してマイクロプロセ
ッサ205 へ印加され、シート原稿Xの重送が生じたかど
うか判断されて複写装置の作動を停止するかどうか制御
される。
【0076】図1は、本実施例においてシート原稿Xの
重送発生の判断及びそれによる複写装置の作動制御のた
めにマイクロプロセッサ205 が実行するプログラムのフ
ローチャートである。
【0077】自動原稿供給装置10が作動を開始すると、
まずステップS1において、加算カウンタの内容tをt←
0として初期化する。次のステップS2では、センサSEN6
a からオン信号が得られたかどうか、即ちシート原稿X
が存在すると検知したかどうか繰り返し判別する。
【0078】センサSEN6a からオン信号が得られた場合
のみ、次のステップS3へ進み、タイマに1msに相当する
値をセットする。次のステップS4では、このタイマが計
数を終了したか、即ち1ms経過したかどうか判別する。
1ms経過した場合は、ステップS5へ進んで加算カウンタ
の内容tを歩進させてステップS3へ戻る。即ち、t←t
+1としてステップS3へ戻る。
【0079】タイマが計数を終了してない場合には、ス
テップS6へ進み、センサSEN6a からオフ信号が得られた
かどうか、即ちシート原稿Xが存在しなくなったと検知
したかどうか判別する。センサSEN6a からオフ信号が得
られた場合のみ次のステップS7へ進む。オフ信号が得ら
れなかった場合、即ちセンサSEN6a からオン信号が継続
して出力されている場合はステップS4へ戻る。
【0080】ステップS7では、加算カウンタの内容tが
t′+αより大きいか否かを判別する。ここでt′は、
1枚前のシート原稿XがセンサSEN6a の部分を通過する
のに要した時間を表す値である。また、αはあらかじめ
定められた定数である。t>t′+αの場合はシート原
稿Xの重送が発生したと判断し、t≦t′+αの場合は
正常な搬送が行われていると判断する。
【0081】以下この理由について、図6を用いて説明
する。
【0082】加算カウンタの内容tは、センサSEN6a か
らのオン信号の継続時間、換言すれば、今回のシート原
稿XがセンサSEN6a の部分に連続して存在する時間をms
単位で表している。
【0083】図6の(A)に示すように、シート原稿X
が1枚づつ正常に搬送されている場合、センサSEN6a か
らのオン信号の継続時間t(=t1 )は、前回のシート
原稿XにおけるセンサSEN6a からのオン信号の継続時
間、即ち前回のシート原稿Xの通過時間t′に等しくな
る。例えば8.5″×11″サイズの原稿が450mm/s
の搬送速度で正常に搬送されている場合、前回のシート
原稿Xの通過時間t′は、216mm/450mm/s=48
0msとなり、今回のシート原稿Xのオン信号の継続時間
tもt=t′=480msとなる。
【0084】また、図6の(B)に示すように、シート
原稿Xが重送されている場合、センサSEN6a からのオン
信号の継続時間t(=t2 )は、t>t′となる。理論
的にはt>t′でシート原稿Xが重送されていることと
なるが、測定誤差等による判断の不安定性を除去するた
め、本実施例ではt>t′+αの場合に重送発生と判断
している。
【0085】従って、t≦t′+αの場合は正常な搬送
が行われているとしてステップS8へ進む。ステップS8で
は、今回の通過時間tを前回の通過時間t′として記憶
しておく。即ち、t′←tの処理を行う。その後ステッ
プS1へ戻り、次の原稿の通過時間の測定を行う。t>
t′+αの場合はシート原稿Xの重送が発生した可能性
有りとしてステップS9へ進む。ステップS9では、この原
稿が最初の(1枚目の)原稿であるかどうか判別する。
1枚目の原稿の場合はシート原稿Xの重送が発生したわ
けではないため、上述のステップS8へ進む。2枚目以降
である場合はシート原稿Xの重送が発生したとしてステ
ップS10 へ進む。このステップS10 では、転写中の複写
用紙を外部へ排出し、原稿の供給を停止させ従って複写
装置の作動を停止させる。
【0086】このように、本実施例によれば、シート原
稿Xの重送発生を正確にしかも直ちに検知して複写停止
できるため、原稿の重送による未複写の発生、無効複写
の発生を最小限に押さえることができる。
【0087】図7は、本発明の他の実施例においてシー
ト原稿Xの重送発生の判断及びそれによる複写装置の作
動制御のためにマイクロプロセッサ205 が実行するプロ
グラムのフローチャートである。
【0088】まずステップS100において、複写動作を開
始する。以後のステップS101〜S110の処理内容は図1に
おけるステップS1〜S10 の処理内容と全く同じであるた
め説明を省略する。
【0089】ステップS110で、転写中の複写用紙を外部
へ排出し、原稿の供給を停止させ従って複写装置の作動
を停止させた後、プログラムはステップS111へ進み、残
りの未複写のシート原稿Xを原稿ホッパ11へ一巡するま
で空搬送する。原稿が一巡したかどうかは次のステップ
S112で判別しており、残りの未複写のシート原稿Xが全
て原稿ホッパ11へ空搬送されると次のステップS113へ進
む。
【0090】ステップS113では、リカバリ処理を開始す
る。即ち、既に露光済のシート原稿Xを重送発生の直前
のシート原稿Xまで空搬送を行う。この空搬送が完了し
たかどうかは次のステップS114で判別しており、重送発
生の直前のシート原稿Xまで空搬送されると次のステッ
プS115へ進み、重送の発生したシート原稿Xから露光を
行って複写を再開する。
【0091】このように、本実施例によれば、シート原
稿Xの重送発生を正確にしかも直ちに検知して複写停止
できることはもちろんのこと、その後シート原稿Xを自
動的に一巡させて重送した続きの原稿から複写が再開す
るようにリカバリしている。このため、時間的なロスを
最小限に押さえることができると共に原稿の重送による
未複写の発生、無効複写の発生を最小限に押さえること
ができる。
【0092】図8は、本発明のさらに他の実施例におい
てシート原稿Xの重送発生の判断及びそれによる複写装
置の作動制御のためにマイクロプロセッサ205 が実行す
るプログラムのフローチャートである。
【0093】ステップS200〜S214の処理内容は図7の実
施例におけるステップS100〜S114の処理内容と全く同じ
であるため説明を省略する。
【0094】ステップS214で重送発生の直前のシート原
稿Xまで空搬送されたと判別すると、次のステップS215
へ進み、重送の発生したシート原稿Xについてのみソレ
ノイドSOL5を作動させる。これにより、さばきローラ24
b (図3)の圧接力が強まり重送の発生したシート原稿
Xが確実にさばかれる。その後、ステップS216へ進み、
重送の発生したシート原稿Xから露光を行って複写を再
開する。
【0095】なお、さばきローラ24b に常時高い圧接力
を与えておくとローラの削れが生じたり原稿にダメージ
を与える恐れがあるため、重送の発生したシート原稿X
が通過するときのみ強く当ててさばき力を高めている。
【0096】このように、本実施例によれば、シート原
稿Xの重送発生を正確にしかも直ちに検知して複写停止
できることはもちろんのこと、その後シート原稿Xを自
動的に一巡させて重送した続きの原稿から複写を再開す
る際に重送の発生したシート原稿Xについてはさばき力
を高めてリカバリしている。このため、その部分での再
重送の発生を確実に防止でき、重送による未複写の発
生、無効複写の発生を最小限に押さえることができる。
【0097】図9は、本発明のまたさらに他の実施例に
おいてシート原稿Xの枚数を計数するためにマイクロプ
ロセッサ205 が実行するプログラムのフローチャートで
ある。例えば、片面原稿から両面複写シートを得るモー
ドにおいては、図9のプログラムによりまずシート原稿
Xの枚数を計数する。
【0098】自動原稿供給装置10が作動を開始すると、
まずステップS300において、シート原稿Xの枚数計数を
開始する。次いでステップS301において、加算カウンタ
の内容tをt←0として初期化する。次のステップS302
では、センサSEN6a からオン信号が得られたかどうか、
即ちシート原稿Xが存在すると検知したかどうか繰り返
し判別する。
【0099】センサSEN6a からオン信号が得られた場合
のみ、次のステップS303へ進み、タイマに1msに相当す
る値をセットする。次のステップS304では、このタイマ
が計数を終了したか、即ち1ms経過したかどうか判別す
る。1ms経過した場合は、ステップS305へ進んで加算カ
ウンタの内容tを歩進させてステップS303へ戻る。即
ち、t←t+1としてステップS303へ戻る。
【0100】タイマが計数を終了してない場合には、ス
テップS306へ進み、センサSEN6a からオフ信号が得られ
たかどうか、即ちシート原稿Xが存在しなくなったと検
知したかどうか繰り返し判別する。センサSEN6a からオ
フ信号が得られた場合のみ次のステップS307へ進む。オ
フ信号が得られなかった場合、即ちセンサSEN6a からオ
ン信号が継続して出力されている場合はステップS304へ
戻る。
【0101】ステップS307では、加算カウンタの内容t
がT+αより大きいか否かを判別する。ここでTは、1
枚のシート原稿XがセンサSEN6aの部分を通過するのに
要する時間を表す値であり、シート原稿Xのサイズ及び
その搬送速度からあらかじめ計算される。また、αはあ
らかじめ定めた定数である。t>T+αの場合はシート
原稿Xの重送が発生したと判断し、t≦T+αの場合は
正常な搬送が行われていると判断する。
【0102】加算カウンタの内容tは、センサSEN6a か
らのオン信号の継続時間、換言すれば、シート原稿Xが
センサSEN6a の部分に連続して存在する時間をms単位で
表している。
【0103】図6の(A)に示すように、シート原稿X
が1枚づつ正常に搬送されている場合、センサSEN6a か
らのオン信号の継続時間t(=t1 )は、シート原稿X
のサイズ及びその搬送速度からあらかじめ計算される原
稿通過時間Tに等しくなる。例えば8.5″×11″サ
イズの原稿が450mm/sの搬送速度で送られる場合、原
稿通過時間Tは216mm/450mm/s=480msとな
り、オン信号の継続時間tはt=T=480msとなる。
【0104】また、図6の(B)に示すように、シート
原稿Xが重送されている場合、センサSEN6a からのオン
信号の継続時間t(=t2 )は、t>Tとなる。理論的
にはt>Tでシート原稿Xが重送されていることとなる
が、測定誤差等による判断の不安定性を除去するため、
本実施例ではt>T+αの場合に重送発生と判断してい
る。
【0105】従って、t≦T+αの場合は正常な搬送が
行われているとしてステップS308へ進み、シート原稿X
が全て搬送されてその枚数計数動作が終了したかどうか
判別する。枚数計数動作が終了した場合は、ステップS3
09において計数した枚数を確定した後、複写動作を開始
する。一方、枚数計数動作が終了してない場合はステッ
プS301へ戻り、次の原稿の通過時間の測定を行う。
【0106】t>T+αの場合はシート原稿Xの重送が
発生したとしてステップS310へ進む。ステップS310で
は、原稿の枚数計数を停止し、原稿の供給を停止させ
る。
【0107】次いでプログラムはステップS311へ進み、
残りのシート原稿Xを原稿ホッパ11へ一巡するまで空搬
送する。原稿が一巡したかどうかは次のステップS312で
判別しており、残りのシート原稿Xが全て原稿ホッパ11
へ空搬送されると次のステップS113へ進む。
【0108】ステップS113では、シート原稿Xの枚数計
数を再び初めからやり直すべく枚数計数動作を再開す
る。そしてプログラムはステップS301へ戻る。
【0109】このように、本実施例によれば、シート原
稿Xの重送発生を正確にしかも直ちに検知して枚数計数
動作を停止できるため、原稿の重送による間違って計数
した枚数で複写することが未然に防止できる。即ち、正
確な原稿枚数で複写を行えるため、例えば片面原稿から
両面複写シートを得るモードのように計数した原稿枚数
に応じて複写を行う場合に、表裏の複写内容がずれるこ
とによる未複写の発生、無効複写の発生を最小限に押さ
えることができる。
【0110】図10は、本発明のさらに他の実施例にお
ける重送発生の判断及びそれによる複写装置の作動制御
のためにマイクロプロセッサ205 が実行するプログラム
のフローチャートである。
【0111】ステップS400〜S405の処理内容は図9の実
施例におけるステップS301〜S306の処理内容と全く同じ
であるため説明を省略する。
【0112】ステップS406において、加算カウンタの内
容tがT+αより大きいか否かを判別する。ここでT
は、1枚のシート原稿XがセンサSEN6a の部分を通過す
るのに要する時間を表す値であり、シート原稿Xのサイ
ズ及びその搬送速度からあらかじめ計算される。また、
αは定数である。t>T+αの場合はシート原稿Xの重
送が発生したと判断し、t≦T+αの場合は正常な搬送
が行われていると判断する。
【0113】t≦T+αの場合は正常な搬送が行われて
いるとしてステップS400へ戻り、次の原稿の通過時間の
測定を行う。t>T+αの場合はシート原稿Xの重送が
発生した可能性有りとしてステップS407へ進む。
【0114】ステップS407では、加算カウンタの内容t
がT+βより大きいか否かを判別する。ここでTは、1
枚のシート原稿XがセンサSEN6aの部分を通過するのに
要する時間を表す値であり、シート原稿Xのサイズ及び
その搬送速度からあらかじめ計算される。また、βはあ
らかじめ定めた定数であり、β>αである。T+βは、
重送発生時に原稿ホッパ11で受入れできる原稿長最大値
を時間に換算したものである。
【0115】t>T+βの場合は、重送された原稿が大
幅にずれているため原稿ホッパ11に入りきらず、原稿の
少なくとも一部が搬送路18にはみだしていると判断して
ステップS408へ進む。このステップS408では、ジャミン
グが発生したとして転写中の複写用紙を外部へ排出し、
さらに原稿の供給を停止させることはもちろん、原稿の
搬送も直ちに停止させる。従って原稿供給装置の作動を
停止させる。
【0116】t≦T+βの場合は、ステップS409へ進
む。このステップS409では、転写中の複写用紙を外部へ
排出し、原稿の供給を停止させ従って複写装置の作動を
停止させる。ただし、この場合、原稿の搬送は行われて
いる。
【0117】このように、本実施例によれば、シート原
稿Xの重送発生を正確にしかも直ちに検知して複写停止
できるため原稿の重送による未複写の発生、無効複写の
発生を最小限に押さえることができる。しかも、シート
原稿Xの連続存在時間が著しく長い場合に原稿の搬送も
直ちに停止させているため、重送原稿が大幅にずれてし
まって原稿ホッパ11に戻りきらず、原稿の後側の一部が
搬送路18にはみだすことによってローラ等によりダメー
ジを受けたり、最悪の場合、重送の後側の原稿が原稿ホ
ッパ11に全く戻らず紙づまりを起こしてしまうような事
態を未然に防ぐことができる。
【0118】図11は、本発明のまたさらに他の実施例
における循環式自動原稿供給装置を詳細に示す構成図で
ある。
【0119】図3の循環式自動原稿供給装置と本実施例
における循環式自動原稿供給装置との相違点は、第2の
露光部15の近傍に設けられたセンサSEN6a に加えて第1
の露光部14の近傍にも、シート原稿Xが存在することを
検知して重送を検出するためのセンサSEN6b が設けられ
ている点にあり、その他の構成は全く同じである。この
センサSEN6b は、正確には第1の原稿シリンダ27の搬送
路27a におけるローラ29a とローラ29b との間に設けら
れている。なお、本実施例のセンサSEN6b は本発明の第
1のセンサに対応し、センサSEN6a は本発明の第2のセ
ンサに対応している。
【0120】図12は本実施例における重送発生の判断
及びそれによる複写装置の作動制御のためにマイクロプ
ロセッサ205 が実行するプログラムのフローチャートで
ある。 自動原稿供給装置10が作動を開始すると、まず
ステップS500において、加算カウンタの内容tをt←0
として初期化する。次のステップS501では、第1の原稿
シリンダ27側、即ち第1の露光部14で露光が行われるか
どうかどうか判別する。第1の露光部14で露光が行われ
る場合は、ステップS502へ進み、センサSEN6bからオン
信号が得られたかどうか、即ちシート原稿Xが第1の露
光部14の近傍に存在すると検知したかどうか繰り返し判
別する。センサSEN6b からオン信号が得られた場合の
み、ステップS504へ進む。第1の露光部14で露光が行わ
れない場合は、第2の原稿シリンダ28側、即ち第2の露
光部15で露光が行われると判別し、ステップS503へ進
む。ステップS503では、センサSEN6a からオン信号が得
られたかどうか、即ちシート原稿Xが第2の露光部15の
近傍に存在すると検知したかどうか繰り返し判別する。
センサSEN6a からオン信号が得られた場合のみ、ステッ
プS504へ進む。
【0121】ステップS504では、タイマに1msに相当す
る値をセットする。次のステップS505では、このタイマ
が計数を終了したか、即ち1ms経過したかどうか判別す
る。1ms経過した場合は、ステップS506へ進んで加算カ
ウンタの内容tを歩進させてステップS504へ戻る。即
ち、t←t+1としてステップS504へ戻る。
【0122】タイマが計数を終了してない場合には、ス
テップS507へ進み、第1の露光部14で露光が行われるか
どうかどうか判別する。第1の露光部14で露光が行われ
る場合は、ステップS508へ進み、センサSEN6b からオフ
信号が得られたかどうか、即ちシート原稿Xが第1の露
光部14の近傍に存在しなくなったと検知したかどうか判
別する。センサSEN6b からオフ信号が得られた場合はス
テップS510へ進む。オフ信号が得られなかった場合、即
ちセンサSEN6b からオン信号が継続して出力されている
場合はステップS505へ戻る。第1の露光部14で露光が行
われない場合は、第2の原稿シリンダ28側、即ち第2の
露光部15で露光が行われると判別し、ステップS509へ進
む。ステップS509では、センサSEN6a からオフ信号が得
られたかどうか、即ちシート原稿Xが第2の露光部15の
近傍に存在しなくなったと検知したかどうか判別する。
センサSEN6a からオフ信号が得られた場合は、ステップ
S510へ進む。オフ信号が得られなかった場合、即ちセン
サSEN6a からオン信号が継続して出力されている場合は
ステップS505へ戻る。
【0123】ステップS510では、加算カウンタの内容t
がt′+αより大きいか否かを判別する。ここでt′
は、1枚前のシート原稿XがセンサSEN6a 又はSEN6b の
部分を通過するのに要した時間を表す値である。また、
あらかじめ定めたαは定数である。t>t′+αの場合
はシート原稿Xの重送が発生したと判断し、t≦t′+
αの場合は正常な搬送が行われていると判断する。この
理由は、図1の実施例において図6を用いて説明した。
【0124】t≦t′+αの場合は正常な搬送が行われ
ているとしてステップS511へ進む。ステップS511では、
今回の通過時間tを前回の通過時間t′として記憶して
おく。即ち、t′←tの処理を行う。その後ステップS5
00へ戻り、次の原稿の通過時間の測定を行う。t>t′
+αの場合はシート原稿Xの重送が発生した可能性有り
としてステップS512へ進む。ステップS512では、この原
稿が最初の(1枚目の)原稿であるかどうか判別する。
1枚目の原稿の場合はシート原稿Xの重送が発生したわ
けではないため、上述のステップS511へ進む。2枚目以
降である場合はシート原稿Xの重送が発生したとしてス
テップS513へ進む。このステップS513では、転写中の複
写用紙を外部へ排出し、原稿の供給を停止させ従って複
写装置の作動を停止させる。
【0125】このように、本実施例によれば、各露光部
にシート原稿Xの重送発生を検知するためのセンサが設
けられており、これらが切り換えられて作動するため、
直ちに重送発生を検知して複写停止できるため、原稿の
重送による未複写の発生、無効複写の発生を最小限に押
さえることができる。
【0126】なお、以上述べた種々の実施例では第2の
露光部に設けられたセンサSEN6a 、又は第1及び第2の
露光部にそれぞれ設けられたセンサSEN6b 及びSEN6a に
よって原稿の連続存在を検知しているが、本発明では原
稿の通過経路中であればどの位置に設けたセンサで原稿
の連続存在を検知してもよい。例えば、図3のセンサSE
N2、SEN3、SEN4、SEN5、又はSEN7の位置に設けたセンサ
で原稿の連続存在を検知してもよい。
【0127】これらセンサSEN2〜SEN7としては、光セン
サ、接触センサ、又はその他のセンサが用いられる。
【0128】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の第1の
発明によれば、複数の原稿を連続的に自動供給すると共
にこの原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の露
光部を有する自動原稿供給装置であって、第2の露光部
近傍の原稿搬送方向上流側に設けられておりこの設けら
れた位置に原稿が存在することを検知するセンサと、こ
のセンサからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在
時間を求める手段と、この求めた連続存在時間が前回求
めた原稿の連続存在時間より長い場合は原稿の重送が発
生したとして原稿の上述の供給を停止する停止手段とを
備えている。
【0129】原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第
2の露光部を有する自動原稿供給装置において、複数枚
の原稿が連続的に原稿搬送路に供給されたとき、原稿反
転機構で原稿を表裏反転するために、原稿は原稿ホッパ
と原稿反転機構との間の原稿搬送路で一時的に停止する
ように制御されるので、原稿の連続存在時間を検知する
センサを原稿ホッパと原稿反転機構との間の第1の露光
部近傍に設けると、原稿の連続存在時間を誤検知する可
能性が高い。これに対して原稿の連続存在時間を検知す
るセンサを第2の露光部近傍に設けると、当該位置は原
稿が停止しないで搬送される位置であるので、確実に原
稿の寸法に相当する連続存在時間を正確にしかも直ちに
検知することができる。このため、重送発生を正確にし
かも直ちに検知して複写停止でき、その結果、原稿の重
送による未複写の発生、無効複写の発生を最小限に抑え
ることができる。
【0130】本願の第2の発明によれば、原稿の重送発
生により上述の供給が停止した場合は、重送発生の直前
の原稿まで原稿を一巡して空搬送する手段と、この手段
により空搬送が行われた後原稿の供給を再開する手段と
を上述した本願の第1の発明の構成要素に加えてさらに
備えている。
【0131】このため、原稿の重送発生を正確にしかも
直ちに検知して複写停止できることはもちろんのこと、
その後原稿を自動的に一巡させて重送した続きの原稿か
ら複写が再開するようにリカバリしているので、時間的
なロスを最小限に押さえることができると共に原稿の重
送による未複写の発生、無効複写の発生を最小限に押さ
えることができる。
【0132】本願の第3の発明によれば、複数の原稿を
自動的に供給する自動原稿供給装置であって、供給され
る原稿の通過経路中に設けられておりこの設けられた位
置に原稿が存在することを検知するセンサと、このセン
サからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間を
求める手段と、この求めた連続存在時間が前回求めた原
稿の連続存在時間より長い場合は原稿の重送が発生した
として原稿の上述の供給を停止する停止手段と、原稿の
重送発生により上述の供給が停止した場合は、重送発生
の直前の原稿まで原稿を一巡して空搬送する手段と、こ
の手段により空搬送が行われた後重送が発生した原稿
対して圧接力を高めてさばきを行う手段と、この手段に
よりさばきが行われた後原稿の供給を再開する手段と
えている。
【0133】このため、原稿の重送発生を正確にしかも
直ちに検知して複写停止できることはもちろんのこと、
その後原稿を自動的に一巡させて重送した続きの原稿か
ら複写を再開する際に重送の発生した原稿についてはさ
ばき力を高めてリカバリしているため、その部分での再
重送の発生を確実に防止でき、重送による未複写の発
生、無効複写の発生を最小限に押さえることができる。
【0134】本願の第4の発明によれば、複数の原稿を
連続的に自動供給すると共にこの原稿の表裏をそれぞれ
露光する第1及び第2の露光部を有する自動原稿供給装
置であって、供給される原稿の枚数を計数する手段と、
第2の露光部近傍の原稿搬送方向上流側に設けられてお
りこの設けられた位置に原稿が存在することを検知する
センサと、このセンサからの検知出力に応じて原稿の1
回の連続存在時間を求める手段と、この求めた連続存在
時間が原稿の大きさに応じて定まる所定時間より長い場
合は原稿の重送が発生したとして原稿の上述の計数を停
止する計数停止手段と、原稿の重送発生により上述の供
給が停止した場合は、重送発生の直前の原稿まで原稿を
一巡して空搬送する手段と、この手段により空搬送が行
われた後原稿の計数を再開する手段とを備えている。
【0135】このため、原稿の重送発生を正確にしかも
直ちに検知して枚数計数動作を停止でき、原稿の重送に
よる間違って計数した枚数で複写することが未然に防止
できる。即ち、正確な原稿枚数で複写を行えるため、例
えば片面原稿から両面複写シートを得るモードのように
計数した原稿枚数に応じて複写を行う場合に、表裏の複
写内容がずれることによる未複写の発生、無効複写の発
生を最小限に押さえることができる。
【0136】本願の第5の発明によれば、複数の原稿を
自動的に供給する自動原稿供給装置であって、供給され
る原稿の通過経路中に設けられておりこの設けられた位
置に原稿が存在することを検知するセンサと、このセン
サからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間を
求める手段と、この求めた連続存在時間が原稿の大きさ
に応じて定まる所定時間より長い場合は原稿の重送が発
生したとして連続存在時間と原稿ホッパで受け入れでき
る原稿長最大値に対応する時間とを比較し、連続存在時
間が原稿長最大値に対応する時間より長い場合は原稿の
ジャミング発生として自動原稿供給装置の作動を停止さ
せ、連続存在時間が原稿長最大値に対応する時間より短
いかまたは等しい場合は原稿の供給のみを停止させ原稿
の搬送は継続させる手段とを備えている。
【0137】このように、重送発生時に連続存在時間と
原稿ホッパで受け入れできる原稿長最大値に対応する時
間とを比較し、該比較結果により単なる重送発生とジャ
ミング発生とを正確にしかも直ちに区別して検知するこ
とが可能であり、それぞれに対して適切な処置を自動的
に行うことができる。即ち、原稿の重送を検知した場合
には、未複写の発生、無効複写の発生を最小限に押さえ
ることができる。又、ジャミング発生を検知した場合に
は、原稿の搬送も直ちに停止させているため、重送原稿
が大幅にずれてしまって原稿ホッパに戻りきらず、原稿
の後側の一部が搬送路にはみだすことによってローラ等
によりダメージを受けたり、最悪の場合、重送の後側の
原稿が原稿ホッパに全く戻らず紙づまりを起こしてしま
うような事態を未然に防ぐことができる。
【0138】本願の第6の発明によれば、複数の原稿を
自動的に供給すると共にこれら原稿の表裏をそれぞれ露
光する第1及び第2の露光部を有する自動原稿供給装置
であって、供給される原稿の通過経路中の第1及び第2
の露光部近傍にそれぞれ設けられておりそれら設けられ
た位置に原稿が存在することを検知する第1及び第2の
センサと、これら第1及び第2のセンサからの検知出力
に応じて原稿の1回の連続存在時間をそれぞれ求める手
段と、求めた連続存在時間が前回求めた原稿の連続存在
時間より長い場合は原稿の上述の供給を停止する停止手
段とを備えている。
【0139】このように、各露光部にシート原稿Xの重
送発生を検知するためのセンサが設けられており、これ
らが切り換えられて作動するため、直ちに重送発生を検
知して複写停止できるため、原稿の重送による未複写の
発生、無効複写の発生を最小限に押さえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における重送発生の判断及び
それによる複写装置の作動制御のためのプログラムのフ
ローチャートである。
【図2】本実施例における両面複写装置の構成を概略的
に示す構成図である。
【図3】図2の複写装置の循環式自動原稿供給装置を詳
細に示す構成図である。
【図4】図2の複写装置の制御装置のブロック図であ
る。
【図5】図2の複写装置の操作パネル上の配置図であ
る。
【図6】原稿の重送発生の判断方法の説明図である。
【図7】本発明の他の実施例における重送発生の判断及
びそれによる複写装置の作動制御のためのプログラムの
フローチャートである。
【図8】本発明のさらに他の実施例における重送発生の
判断及びそれによる複写装置の作動制御のためのプログ
ラムのフローチャートである。
【図9】本発明のまたさらに他の実施例における原稿の
枚数を計数するためのプログラムのフローチャートであ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施例における重送発生
の判断及びそれによる複写装置の作動制御のためのプロ
グラムのフローチャートである。
【図11】本発明のまたさらに他の実施例における循環
式自動原稿供給装置を詳細に示す構成図である。
【図12】図11の実施例における重送発生の判断及び
それによる複写装置の作動制御のためのプログラムのフ
ローチャートである。
【符号の説明】 10 自動原稿供給装置 11 原稿ホッパ 13 原稿提示部 16、17、18 搬送機構 20 原稿搬送ベルト 100 複写機本体 204 インターフェイス回路 205 マイクロプロセッサ SEN1〜SEN18 センサ SOL1〜SOL5 ソレノイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−178141(JP,A) 特開 昭62−161654(JP,A) 特開 昭62−106446(JP,A) 特開 平3−233570(JP,A) 特開 平1−265265(JP,A) 特開 昭60−29735(JP,A) 特開 平2−127343(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 7/12 G03G 15/00 107

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿を連続的に自動供給すると共
    に該原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の露光
    部を有する自動原稿供給装置であって、前記第2の露光
    部近傍の原稿搬送方向上流側に設けられており該設けら
    れた位置に原稿が存在することを検知するセンサと、該
    センサからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時
    間を求める手段と、該求めた連続存在時間が前回求めた
    原稿の連続存在時間より長い場合は原稿の重送が発生し
    たとして原稿の前記供給を停止する停止手段とを備えた
    ことを特徴とする自動原稿供給装置。
  2. 【請求項2】 複数の原稿を連続的に自動供給すると共
    に該原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の露光
    部を有する自動原稿供給装置であって、前記第2の露光
    部近傍の原稿搬送方向上流側に設けられており該設けら
    れた位置に原稿が存在することを検知するセンサと、該
    センサからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時
    間を求める手段と、該求めた連続存在時間が前回求めた
    原稿の連続存在時間より長い場合は原稿の重送が発生し
    たとして原稿の前記供給を停止する停止手段と、原稿の
    重送発生により前記供給が停止した場合は、重送発生の
    直前の原稿まで原稿を一巡して空搬送する手段と、該手
    段により空搬送が行われた後原稿の供給を再開する手段
    とを備えたことを特徴とする自動原稿供給装置。
  3. 【請求項3】 複数の原稿を自動的に供給する自動原稿
    供給装置であって、供給される原稿の通過経路中に設け
    られており該設けられた位置に原稿が存在することを検
    知するセンサと、該センサからの検知出力に応じて原稿
    の1回の連続存在時間を求める手段と、該求めた連続存
    在時間が前回求めた原稿の連続存在時間より長い場合は
    原稿の重送が発生したとして原稿の前記供給を停止する
    停止手段と、原稿の重送発生により前記供給が停止した
    場合は、重送発生の直前の原稿まで原稿を一巡して空搬
    送する手段と、該手段により空搬送が行われた後重送が
    発生した原稿に対して圧接力を高めてさばきを行う手段
    と、該手段によりさばきが行われた後原稿の供給を再開
    する手段とを備えたことを特徴とする自動原稿供給装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の原稿を連続的に自動供給すると共
    に該原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の露光
    部を有する自動原稿供給装置であって、供給される原稿
    の枚数を計数する手段と、前記第2の露光部近傍の原稿
    搬送方向上流側に設けられており該設けられた位置に原
    稿が存在することを検知するセンサと、該センサからの
    検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間を求める手
    段と、該求めた連続存在時間が原稿の大きさに応じて定
    まる所定時間より長い場合は原稿の重送が発生したとし
    て原稿の前記計数を停止する計数停止手段と、原稿の重
    送発生により前記供給が停止した場合は、重送発生の直
    前の原稿まで原稿を一巡して空搬送する手段と、該手段
    により空搬送が行われた後原稿の計数を再開する手段と
    を備えたことを特徴とする自動原稿供給装置。
  5. 【請求項5】 複数の原稿を自動的に供給する自動原稿
    供給装置であって、供給される原稿の通過経路中に設け
    られており該設けられた位置に原稿が存在することを検
    知するセンサと、該センサからの検知出力に応じて原稿
    の1回の連続存在時間を求める手段と、該求めた連続存
    在時間が原稿の大きさに応じて定まる所定時間より長い
    場合は原稿の重送が発生したとして前記連続存在時間と
    原稿ホッパで受け入れできる原稿長最大値に対応する時
    間とを比較し、前記連続存在時間が前記原稿長最大値に
    対応する時間より長い場合は原稿のジャミング発生とし
    て自動原稿供給装置の作動を停止させ、前記連続存在時
    間が前記原稿長最大値に対応する時間より短いかまたは
    等しい場合は原稿の供給のみを停止させ原稿の搬送は継
    続させる手段とを備えたことを特徴とする自動原稿供給
    装置。
  6. 【請求項6】 複数の原稿を自動的に供給すると共に該
    原稿の表裏をそれぞれ露光する第1及び第2の露光部を
    有する自動原稿供給装置であって、供給される原稿の通
    過経路中の前記第1及び第2の露光部近傍にそれぞれ設
    けられており該設けられた位置に原稿が存在することを
    検知する第1及び第2のセンサと、該第1及び第2のセ
    ンサからの検知出力に応じて原稿の1回の連続存在時間
    をそれぞれ求める手段と、該求めた連続存在時間が前回
    求めた原稿の連続存在時間より長い場合は原稿の前記供
    給を停止する停止手段とを備えたこと特徴とする自動
    原稿供給装置。
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