JP3445724B2 - 複写方法 - Google Patents

複写方法

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JP3445724B2
JP3445724B2 JP13805497A JP13805497A JP3445724B2 JP 3445724 B2 JP3445724 B2 JP 3445724B2 JP 13805497 A JP13805497 A JP 13805497A JP 13805497 A JP13805497 A JP 13805497A JP 3445724 B2 JP3445724 B2 JP 3445724B2
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿供給手段から
供給される原稿の一循環時に原稿の奇数枚目若しくは偶
数枚目の画像が一方面に転写された一方面転写用紙を中
間トレイに収納し、原稿の二循環時に中間トレイに収納
された一方面転写用紙を画像転写手段に給紙して原稿の
偶数枚目若しくは奇数枚目を一方面転写用紙の他面に転
写して両面コピーを行う画像形成装置である例えば複写
機の複写方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機による複写方法は中間トレ
イに一巡検知センサーを設け、S→Dモード(片面原稿
から両面コピーを得るモード)等の、原稿のコピーが2
セット中間トレイに一時ストックされるモードにおい
て、セット間を区切るセンサ付きの一巡検知レバーが設
けられていることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、一
巡検知故障と判断した場合は、S→Dモードのコピーが
禁止されてしまうため、両面コピーを得ることができな
くなる。
【0004】一巡検知故障でも両面コピーが動作可能で
あり、ユーザーが故障であることを知らずに故障が解消
されない可能性がある。故障が解消されないまま、S→
Dモードでのコピーをとり続けると、ノンスキップモー
ドに比べて、スキップモードはドラムが約2倍回転する
のでドラムのライフがスペックを満足できない等の問題
が発生する。
【0005】中間トレイに用紙の有無を検知するセンサ
が用紙を検知していないとき、中間トレイの一巡検知セ
ンサがオフの時でもコピーを開始すると、センサの誤検
知によりマシンが停止してしまう。
【0006】従来技術において、一巡検知故障と判断し
た場合は、D→Dモード(両面原稿から両面コピーを得
るモード)のコピーが禁止されてしまうため、両面コピ
ーを得ることができなくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の複写方法
は、片面原稿を循環させ、N部の両面コピーを作成する
ときに、偶数枚目の原稿を未使用の用紙に複写し、複写
した用紙を中間トレイに蓄える第1の原稿循環工程と、
奇数枚目の原稿を中間トレイからの片面複写済みの用紙
の裏面に複写し、複写した用紙を排出トレイに排出し、
偶数枚目の原稿を未使用の用紙に複写し、複写した用紙
を中間トレイに蓄える第2の原稿循環工程と、奇数枚目
の原稿を中間トレイからの片面複写済みの用紙の裏面に
複写し、複写した用紙を上記排出トレイに排出する第3
の原稿循環工程と、各工程でM枚の原稿に対してM/2
枚の用紙が中間トレイに蓄えられる毎に原稿の循環を分
けるための一巡検知ソレノイドが動作したことを一巡検
知センサで判断する一巡判断工程と、上記一巡検知ソレ
ノイドを動作させて一巡検知センサの極性が変化しない
場合、一巡検知センサ故障と制御手段により判断する故
障判断工程と、第1の原稿循環工程を1回、第2の原稿
循環工程を(N−1)回、第3の原稿循環工程を1回、
順次実行することにより、N部の両面コピーを作成する
複写方法において、故障判断工程により一巡検知故障と
判断した場合は、第1の原稿循環工程を1回、第3の原
稿循環工程を1回ずつ交互に実行することによりN部の
両面コピーを作成する。
【0008】請求項2記載の複写方法は、故障判断工程
により中間トレイの一巡検知センサ故障と判断した場
合、表示部にスキップモードで動作することを表示する
表示工程を有する。
【0009】請求項3記載の複写方法は、両面原稿を循
環させ、N部の両面コピーを作成するときに、原稿の裏
面を未使用の用紙に複写し、複写した用紙を中間トレイ
に蓄える第4の原稿循環工程と、原稿の表面を中間トレ
イからの片面複写済みの用紙の裏面に複写し、複写した
用紙を排出トレイに排出する第5の原稿循環工程と、第
4の工程でM枚の原稿に対してM枚の用紙が中間トレイ
に蓄えられる毎に原稿の循環を分けるための一巡検知ソ
レノイドが動作したことを一巡検知センサで判断する一
巡判断工程と、上記一巡検知ソレノイドを動作させて一
巡検知センサの極性が変化しない場合、一巡検知センサ
故障と制御手段により判断する故障判断工程と、第4の
原稿循環工程をN回、第5の原稿循環工程をN回、2回
ずつ交互に実行することにより、N部の両面コピーを作
成する複写方法において、故障判断工程により一巡検知
故障と判断した場合は、第4の原稿循環工程をN回、第
5の原稿循環工程をN回、1回ずつ交互に実行すること
によりN部の両面コピーを作成する。
【0010】請求項4記載の複写方法は、中間トレイに
用紙の有無を検知できるセンサを備えており、センサが
用紙を検知してないときで、中間トレイの一巡検知セン
サがオフの時、中間トレイの一巡検知センサ故障と判断
する故障判断工程を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、RDHなどと称される循
環式原稿供給装置1を装備する転写型静電式複写機の基
本的構成を示す簡略化した断面図である。複写機本体1
00の内部中央には、直円筒状の感光体101が一定速
度で回転自在に配設される。感光体101の外周部に
は、帯電用コロナ放電器102および現像装置103な
どと共に各複写工程部が設けられ、感光体101に対し
て図面左方側には定着装置104が配設される。
【0012】循環式原稿供給装置1は複写機本体100
の上部面に備えられ、この原稿供給装置1の第1支持筒
5と第2支持筒6の鉛直下方にそれぞれ構成される第1
読取位置20と第2読取位置21とが、本体100の上
部面において略同一平面に並列に設けられる。また、複
写機本体100の上部面には、製本化された書籍などに
対応した第3読取位置105を設け、2系統の読取り露
光方式が可能な露光手段149を構成する。
【0013】図2は、循環式原稿供給装置1の簡略化し
た断面図である。原稿供給装置1は、原稿を収納する収
納手段である原稿収納部2、原稿収納部2から原稿を1
枚ずつ給紙する給紙手段3、原稿を外周面に沿って搬送
して第1読取位置20へ一方の表面を臨ませる直円筒状
の第1支持筒5、搬送される原稿の他方の表面を第2読
取位置21へ臨ませる直円筒状の第2支持筒6、原稿収
納部2から第1支持筒5へ原稿を搬送する原稿搬送手段
7、第1支持筒5から第2支持筒6までの間に介在して
第2読取位置21へ臨む表面が第1読取位置20に臨む
一方表面に対する他方表面となるように原稿の搬送状態
を反転させる原稿反転手段8、さらに第2支持筒6から
原稿収納部2へ原稿を戻す原稿収納手段9を含んで構成
される。
【0014】原稿収納部2は、付された頁数順に整合さ
れた複数枚のシート状原稿Dを、その一端部(図1にお
いて左側端部)を端部揃え部材10で揃えた状態で、た
とえばその頁数が最も大きい原稿面を原稿搬送ベルト1
1上へ向けて載置して受入れる。この原稿収納部2内に
載置された原稿Dを、最上部に位置する原稿から順に1
枚ずつ原稿搬送手段7に分離給送するために、原稿収納
部2の上方に原稿給紙手段3を構成する給紙ローラ12
が設けられる。この給紙ローラ12は、原稿送出しモー
タM2によって予め定められたタイミングで矢印方向に
回転駆動されると共に、回転時にソレノイドなどの力に
よってレバー13を介して最上部に位置する原稿D0に
押付けられ、これによって原稿D0から順に原稿搬送手
段7へ分離給送を行う。
【0015】原稿収納部2から給紙ローラ12によって
原稿Dが1枚ずつ送り込まれる原稿搬送手段7は、図示
の如く、水平方向から下方垂直方向に曲折した搬送経路
14を備える。この搬送経路14の入口側端部には、原
稿Dの重複搬送を防止するための捌きローラ15a,1
5bが設置される。上側ローラ15aは原稿を搬送する
方向に回転駆動され、下側ローラ15bは原稿を戻す方
向に回転駆動され、これらローラ15a.15b間を通
過させることによって、原稿Dは確実に1枚ずつに分離
して搬送経路14に送られる。この搬送経路14には、
搬送方向に間隔をあけて各一対の搬送ローラ16a,1
6b,16c,16dが設置される。
【0016】これら各一対のローラ16a〜16dはそ
れぞれ原稿Dの両面に回転自在に当接し、上記ローラ1
6a〜16dを原稿搬送モータM3で強制回転すること
によって、上記各ローラで案内しながら原稿Dを搬送経
路14に沿って矢符17方向に搬送する。この搬送経路
14の入口側近傍には、原稿給送検出器S2が、出口側
近傍には第1読取位置前検出器S3がそれぞれ設置され
る。
【0017】また、搬送経路14の出口部(第1支持筒
5の近傍)には、一対の第1レジストローラ19a,1
9bを設置する。この第1レジストローラ19a,19
bは、図示していないが、駆動軸にクラッチCLT1を
介して連結されており、クラッチCLT1のオン・オフ
制御によって回転を停止し、再回転を行わせる。クラッ
チCLT1のオン・オフ制御は、操作者の所望の複写態
様に従って制御される。
【0018】すなわち、原稿Dの読取りが必要な場合に
は、複写機本体100における記録紙の搬送と同期を取
るために、ローラ19a,19bの回転を停止して原稿
Dを待機させ、同期が取られた後に再回転して第1支持
筒5へ原稿Dを搬送する。一方、原稿Dの読取りが不必
要な場合は、常時ローラ19a,19bを他の搬送ロー
ラと同様に単に搬送用ローラとして回転し、原稿Dを停
止することなく、通過させる。
【0019】なお、第1レジストローラ19a,19b
が単に搬送用ローラとして動作する場合には、搬送され
る原稿Dの許容される最大長さL1未満の長さだけ第1
レジストローラ19a,19bよりも搬送方向上流側に
ある搬送ローラ16c,16dの回転は、原稿Dの搬送
が終了するまで停止しない。一方、第1レジストローラ
19a,19bが、原稿Dを待機させて第1支持筒5へ
の搬送のタイミングを調整するレジスト用ローラとして
動作する場合には、前記位置にある搬送ローラ16c,
16dの回転も制御される。
【0020】すなわち、搬送経路14を搬送される原稿
Dの搬送方向先端部が第1レジストローラ19a,19
bのローラ間に到達すると、搬送ローラ16c,16d
の回転は一旦停止し、原稿Dの搬送を停止する。その
後、第1レジストローラ19a,19bが回転を開始す
ると同時に搬送ローラ16c,16dの回転もまた再開
され、原稿Dの搬送を再開する。
【0021】原稿Dの原稿像を読取る位置は、水平方向
に間隔をあけて並列に設置した第1支持筒5と第2支持
筒6のそれぞれの鉛直下端面に対応して構成される第1
読取位置20と第2読取位置21とからなる。これら第
1読取位置20と第2読取位置21とは、図示のように
同一平面上に位置する。
【0022】前記各支持筒5,6は、それぞれ原稿搬送
モータM4、M5によって記録紙への複写速度、すなわ
ち設定される複写倍率に基づいて原稿を前記各読取位置
20,21へ搬送すべき搬送速度に同期して時計方向
(図2参照)に回転駆動される。また各支持筒5,6に
は、その外周面に沿ってそれぞれ所定間隔をあけて従動
ローラ22a〜22d,23a〜23dが設置されてお
り、これら従動ローラによって原稿Dを各支持筒5,6
の各外周面に押付けて巻付け、支持筒5,6の外周面に
形成された周回搬送経路20a,21aに沿って原稿D
を搬送する。
【0023】この周回搬送経路20a,21aの鉛直下
方には、硬質透明ガラス板24,25が設置されて上記
第1および第2読取位置20,21を構成する。原稿D
が第1支持筒5と第1透明ガラス板24との間を、設定
される複写倍率に基づく速度で通過する際には、原稿D
の一方の表面(図2において、原稿収納部2に積重され
ている原稿Dの上面)を読取り露光して一方表面に対応
した原稿像の読取りを行う。第2支持筒21と第2透明
ガラス板25との間を通過する際には、後述するよう
に、原稿Dの他方の表面(原稿収納部2において、原稿
Dの下面)を読取り露光して他方表面に対応した原稿像
の読取りを行う。
【0024】なお、操作者の所望の複写態様および後述
する原稿の計数動作に伴う搬送においては、これら第1
読取位置20および第2読取位置21での読取り露光動
作は行われることなく、前記原稿Dがそのまま通過する
場合もある。
【0025】第1読取位置20には、前記原稿搬送手段
7の搬送経路14を介して、第1レジストローラ19
a,19bの回転力によって第1支持筒5に原稿Dを巻
付けつつ搬送する。第1支持筒5と第2支持筒6との間
には、図示のように、原稿Dが読取位置に臨む表面を切
換える表裏反転経路30を備えた原稿反転手段8が配設
される。表裏反転経路30は、第1支持筒5と第2支持
筒6との周回搬送経路20a,21aの対向する部位か
らそれぞれ上方へ傾斜して伸長する第1経路30aおよ
び第2経路30bと、これら経路30a,30bの合流
点から水平左方向へ伸長する第3経路30cとより構成
される。
【0026】第1支持筒5の周回搬送経路20aに連続
する第1経路30aの入口部には方向転換爪31が設置
される。この方向転換爪31をソレノイドSOL1によ
って作動させて、原稿Dを第1経路30aに、または第
1原稿支持筒5の周回搬送経路20aに選択的に搬送す
る。すなわち、第1読取位置20を通過した原稿Dを、
操作者の所望の複写態様に従って、一度の読取り露光で
よい場合には方向転換爪31を図1の実線位置に作動し
て原稿Dを第1経路30aに搬送する。一方、読取り露
光が複数回必要な場合には、方向転換爪31を2点鎖線
位置に作動して、原稿Dを第1支持筒5の周回搬送経路
20aに沿って複数回搬送する。
【0027】読取り露光動作終了後、方向転換爪31は
実線位置に作動し、第1経路30aに原稿Dを搬送す
る。第1経路30aには、原稿Dの搬送方向後端部を検
出する第1読取位置後検出器S4、一対のローラ34
a,34b、方向転換爪35が原稿Dの搬送方向上流側
から順に設置される。前記検出器S4の検出信号に基づ
いて、以下の表裏反転動作が制御される。
【0028】原稿Dは、ローラ34a,34bが回転駆
動されることによって、方向転換爪35を経て第3経路
30cへと搬送される。第3経路30cには、各一対の
搬送ローラ36a,36b:37a,37bが配設され
る。ローラ36a,37aは、原稿反転用モータM6に
よって正逆回転される。これら搬送ローラ36,37
は、方向転換爪35からの原稿Dを第3経路30c内で
矢符40a方向に搬送した後、原稿Dの搬送方向後端部
が方向転換爪35を通過した時点で、モータM6の回転
が反転されることによって、原稿Dを矢符40b方向へ
搬送する。
【0029】方向転換爪35は、ソレノイドSOL2に
よって図1の実線で示す状態とされ、第3経路30cに
対して第1経路30aを閉鎖する一方、第2経路30b
を開放し、原稿Dが第2経路30bへ搬送されるように
する。第2経路30bにはローラ34cが配置され、ソ
レノイドSOL3によってローラ34aに圧接されてそ
の間に原稿Dを挟持して搬送する。以上説明した原稿の
表裏反転動作は、正逆転ローラ36,37を用いて実現
しているが、たとえば、ベルト搬送装置やエアー搬送装
置などを用いた構成にて行ってもよい。
【0030】また前記ローラ34a,34cの回転力
は、第2支持筒6がその外周面に原稿Dを巻付けて第2
読取位置21へ搬送する動作を補助している。前記ロー
ラ34cに関して搬送方向下流側位置には、原稿Dの搬
送方向先端部の通過を検出する第2読取位置前検出器S
5が設置される。
【0031】さらに前記検出器S5に関して搬送方向下
流側には、一対の第2レジストローラ59a,59bが
配設される。この第2レジストローラ59a,59b
は、図示していないが、駆動軸にクラッチCLT2を介
して連結されており、クラッチCLT2のオン・オフ制
御によって回転を停止し、再回転を行わせる。クラッチ
CLT2のオン・オフ制御は、操作者の所望の複写態様
に従って制御される。
【0032】すなわち原稿Dの読取りが必要な場合に
は、記録紙との同期を取るために、ローラ59a,59
bの回転を停止して原稿Dを待機させ、同期が取られた
後に再回転して第2支持筒6へ原稿Dを搬送する。一
方、原稿Dの読取りが不必要な場合は、単に搬送用ロー
ラとして常時ローラ59a,59bを回転し、原稿Dを
停止することなく、通過させる。ここで前記ソレノイド
SOL3の動作は、前記ローラ59a,59bの回転動
作に応じて制御される。
【0033】なお、搬送される原稿Dの許容される最大
長さL1未満の長さだけ第2レジストローラ59a,5
9bよりも搬送方向上流側にある搬送ローラ36,37
は、前述の第1レジストローラ19a,19bと搬送ロ
ーラ16c,16dとの動作関係と同様の動作をなす。
【0034】すなわち、第2レジストローラ59a,5
9bが単に搬送用ローラとして動作する場合には、原稿
Dを第2支持筒6へ搬送するための搬送ローラ36,3
7の回転は、原稿Dの搬送が終了するまで停止しない。
一方、第2レジストローラ59a,59bがレジスト用
ローラとして動作する場合には、原稿Dの搬送方向先端
部がローラ59a,59b間に到達すると、搬送ローラ
36,37の回転は一旦停止する。その後、第2レジス
トローラ59a,59bが回転を開始すると同時に搬送
ローラ36,37の回転もまた開始され、原稿Dの搬送
を再開する。
【0035】前述のように、表裏反転経路30で原稿D
の搬送方向が反転されることによって、原稿Dの既に第
1読取位置20へ臨んだ一方表面が第2支持筒6の外周
面に臨んで巻き付けられ、原稿Dのまだ読取位置を臨ん
でいない他方表面を外面側として第2支持筒6にて搬送
される。したがって、第2読取位置21では、設定され
る複写倍率に基づく搬送速度で搬送される原稿Dの他方
表面が読取り露光され、他方表面に対応した原稿像が読
取られる。
【0036】第2支持筒6に関して、第2読取位置21
を通過した原稿Dが周回搬送経路21aから原稿収納手
段9の搬送経路45へ分岐する部位には方向転換爪46
が設置される。この方向転換爪46はソレノイドSOL
4によって作動し、搬送経路45に対して周回搬送経路
21aを選択的に開閉する。
【0037】すなわち、操作者の所望の複写態様に従っ
て、第2読取位置21での読取り露光が1回のみの場合
には、周回搬送経路21aが開放されて原稿Dを搬送経
路45へ搬送する。一方、複数回の読取り露光を行う場
合には、搬送経路45が閉鎖されて周回搬送経路21a
にて原稿Dを必要回数搬送した後に、搬送経路45へ搬
送する。
【0038】前述したように、第1読取位置で原稿Dの
一方表面を、また第2読取位置21で他方表面をそれぞ
れ読取り露光することによって、原稿Dの表裏両面の原
稿像を読取ることができる。また、これら第1読取位置
20と、第2読取位置21とでそれぞれ必要回数読取り
露光できるので、複数枚の原稿Dに対して必要な複数部
の複写を行うことができる。
【0039】第2読取位置21から原稿収納部2へ原稿
Dを戻す原稿収納手段9において、前記搬送経路45
は、前記搬送ベルト11の下方側端部に接続して原稿D
を搬送ベルト11へ搬送する。すなわち、搬送経路45
には、各一対の搬送ローラ50,51を設置して原稿D
を搬送する。また、搬送経路45の出口近傍には、原稿
Dの通過を検知する原稿収納前検出器S6を設置する。
この検出器S6からの検出信号によって、搬送ベルト1
1および原稿収納手段9の動作制御が行われる。
【0040】無端状の搬送ベルト11は、図示のように
上下および左右に間隔をあけて設置したローラ55a,
55b,55c,55dに巻き掛けられている。駆動ロ
ーラ55bを、検出器S6からの検出信号に基づいて戻
し用搬送モータM7で矢印方向に回転駆動することによ
って、搬送ベルト11を反時計方向(図2参照)に回転
駆動する。この搬送ベルト11の上張架部分は、原稿D
の載置部を兼ねている。また、前記搬送経路45と近接
した位置には原稿呼込みローラ56が設置され、搬送ベ
ルト11との間での搬送力によって、原稿Dを搬送ベル
ト11の上張架部分と載置されている原稿Dの最下部と
の間に送り込む。
【0041】その際、送込み動作を円滑とするために、
原稿収納部2に載置された原稿Dの給紙方向下流側端部
の下方側に、原稿蹴上げローラ58が設置される。これ
によって積重ねられた原稿Dの図面右方側端部を搬送ベ
ルト11から一時的に浮上し、最下端部に原稿を送込む
ための開口を確実に広げる。最下端位置に送り込まれた
原稿Dは、その搬送方向先端部が端部揃え部材10に達
した時点で、搬送ベルト11の駆動用モータM7が駆動
停止されることによって、原稿収納部2への戻し動作が
終了する。
【0042】また、原稿収納部2には、図示のように、
載置した原稿Dの一循環を検知するために、たとえば鏡
面仕上げされたステンレス鋼板などから成る検知用作動
部材60が配設される。この作動部材60は、原稿Dを
操作者が原稿収納部2内に載置する前の状態では、図1
の実線で示す下端位置にあり、その上に原稿Dが載置さ
れる。原稿収納部2から原稿Dが1枚ずつ給送され、再
び戻されるにつれて作動部材60は次第に上方側へ変位
し、未給送原稿と再収納原稿との間に介在して両者を区
分けする。原稿Dが全て一循環すると、作動部材60は
2点鎖線で示す最上位に達する。
【0043】最上位に達した作動部材60は、原稿収納
部2内のたとえば発光素子および受光素子の組合わせか
ら成る原稿一循環検出器S1でその露出状態が検出さ
れ、一循環が終了した旨を示す検出信号を発生する。こ
の検出信号を利用して、操作者の所望の複写部数だけ複
写を行うなどの複写機本体100側の動作が制御され
る。その後、作動部材60は、作動部材駆動モータM1
の駆動によって180度回転し、原稿Dに対して下方側
の位置(元の位置)に戻される。
【0044】再び図1を参照して、複写機本体100の
内部上方には、原稿の表面をスリット露光する光源15
0、反射鏡151a,151b,151c,151dお
よびズームレンズ152を含む露光手段149が設けら
れる。この露光手段149において、光源150からの
光源光が原稿Dの原稿面に照射されると、原稿像を示す
その反射光は反射鏡151a〜151dおよびレンズ1
52を経て、感光体101の露光領域130にて結像す
る。
【0045】露光手段149は、原稿供給装置1におけ
る前記複写倍率に基づく搬送速度による原稿Dの搬送に
応じて、第1支持筒5直下の第1読取位置20および第
2支持筒6直下の第2読取位置21にて停止状態で読取
り露光を行う。また、書籍などが第3読取位置105に
載置された場合は、光源150および反射鏡151aを
備える第1移動体71が第3読取位置105を走査しつ
つ読取り露光を行う。これら2つの読取り露光方式は、
上記露光手段149を駆動用モータM13で駆動して行
う。
【0046】また、感光体101は時計方向に一定速度
で回転駆動されるに伴って、まず、帯電用コロナ放電器
102によって帯電される。帯電された感光体101に
は、露光領域130において露光手段149を経た反射
光が結像し、読取られた原稿像に対応した静電潜像が形
成される。この静電潜像は、現像装置103によってト
ナー像に顕像化される。このトナー像は、後述のように
感光体101へ給紙される記録紙Pに、転写領域129
において転写用コロナ放電器131によって転写され
る。転写後の記録紙Pは、搬送手段132によって定着
装置104へ搬送され、定着が行われる。
【0047】なお、転写領域129において転写終了
後、感光体101上に残留したトナーは、転写領域12
9よりも感光体101の回転方向下流側に設置されるク
リーニング装置133によって除去される。その後、除
電装置134によって感光体101上の残留電荷を逃が
し、続いて静電潜像を形成するために帯電用コロナ放電
器102によって感光体101表面は帯電される。
【0048】複写機本体100の一方の側部には、記録
紙Pが収納された給紙カセット106a,106bが、
また本体100の下方部には同じく給紙カセット106
c,106dが装填される。これら給紙カセット106
a〜106d内に積載された記録紙Pは、最上部に位置
するものから順に1枚ずつ上取りされた給紙経路108
a〜108dに給紙される。この給紙動作は、各給紙カ
セット106a〜106dの上部面に配設された給紙ロ
ーラ109a〜109dが給紙駆動用モータM8にて回
転駆動されることによって行われる。上記給紙経路10
8a〜108dおよび後述する中間トレイ113からの
給紙経路115には、用紙搬送用ローラ107a〜10
7eが設置され、これら搬送用ローラを駆動用モータM
9で回転駆動することによって、上記複写工程部に記録
紙Pを給紙する。
【0049】給紙カセット106a〜106dおよび中
間トレイ113から給紙され搬送される記録紙Pは、感
光体101への搬送経路途上に設置される第3レジスト
ローラ160a,160b(以降、総称するときには参
照符160を用いる)によって感光体101への搬送タ
イミングが制御される。すなわち、感光体101へ搬送
される記録紙Pの搬送方向先端部が、第3レジストロー
ラ160a,160b間に到達すると、記録紙Pの搬送
は一旦停止される。
【0050】原稿Dの一方表面の読取り露光が第1読取
位置20で行われる場合、前記原稿供給装置1内の第1
レジストローラ19a,19bは原稿Dの搬送を制御す
るレジスト用ローラとして動作し、第2レジストローラ
59a,59bは単に搬送用ローラとして動作する。原
稿Dが第1レジストローラ19a,19bにおいて、ま
た記録紙Pが第3レジストローラ160a,160bに
おいて一旦停止した後、たとえば、第1レジストローラ
19a,19bを回転駆動して原稿Dの搬送を開始した
後、予め定められる設定時間経過後に第3レジストロー
ラ160a,160bを回転駆動して記録紙Pの搬送を
開始する。
【0051】この設定時間は、第1レジストローラ19
a,19bによって原稿Dの搬送が開始されてから、前
述のようにその原稿Dが第1読取位置20において読取
り露光され、原稿像に対応して感光体101に形成され
たトナー像の移動方向下流側端部が転写領域129へ到
着するまでの時間から、記録紙Pが第3レジストローラ
160a,160bから搬送を開始してからその搬送方
向先端部が転写領域129に到着するまでの時間を差引
いた時間に設定され、たとえば制御装置内のタイマなど
によって計時される。したがって、上述のように同期を
図ることによって、転写像の記録紙Pに対する位置合わ
せを確実に行うことができる。
【0052】また、原稿Dの他方表面の読取り露光が第
2読取位置21で行われる場合、第1レジストローラ1
9a,19bは単に搬送用ローラとして動作し、第2レ
ジストローラ59a,59bはレジスト用ローラとして
動作する。第2レジストローラ59a,59bによる原
稿Dの搬送のタイミングと第3レジストローラ160
a,160bによる記録紙Pの搬送タイミングとの関係
は、前述の第1レジストローラ19a,19bと第3レ
ジストローラ160a,160bとの同期関係と同様に
設定される。なお、上述のような第3レジストローラ1
60a,160bの回転/停止制御は、駆動モータとの
間に介在される記録紙搬送用クラッチCLT3のオン・
オフ制御によって行われる。
【0053】複写機本体100の他方の側部面には、排
出トレイ110が配設される。この排出トレイ110に
はソレノイドSOL8が取付けられており、このソレノ
イドSOL8を所定時間励磁すると図1の紙面手前方向
に排出トレイ110がシフト動作し、また、次にSOL
8を所定時間消磁すると紙面裏面方向にシフト動作す
る。これによって排出トレイ110は、複数枚の原稿に
対して複数組とられた記録紙を仕分けした状態で受取る
ことが可能となる。
【0054】本体100内には、この排出トレイ110
へ、複写工程を経て定着装置104を通過した記録紙P
を排出するための排出経路111、および排出経路11
1から分岐した記録紙表裏反転経路112が設けられ
る。上記複写工程および定着装置104を通過し、一方
表面に原稿像に対応する複写が行われた記録紙Pは、操
作者の所望の複写態様に従って、下記(1)〜(3)の
3種の態様で排出トレイ110へ排出される。
【0055】(1)排出経路111をそのまま通過して
排出トレイ110へ排出される。
【0056】(2)排出経路111に向かった後、記録
紙Pの他方表面に複写を行うために、記録紙表裏反転経
路112にてスイッチバック動作された後、再度、複写
工程へ搬送するために、一時的に中間トレイ113に収
納される。中間トレイ113に積重ねられた記録紙P
を、その最下部に位置するものから順にモータM14に
よって回転駆動される給紙手段114にて搬送経路11
5を介して複写工程部へ給送し、定着装置104を通
り、排出経路111を通過して排出トレイ110へ排出
される。
【0057】(3)排出経路111に向かった後、記録
紙表裏反転経路112にて記録紙Pの反転を行った後、
排出経路111から排出トレイ110へ排出される。
【0058】上記した3種の記録紙Pの搬送動作を可能
とするために、記録紙表裏反転経路112は、排出経路
111の2箇所の位置から分岐した経路112a,11
2b、これら経路112a,112bが合流する経路1
12c、この経路112cから分岐して中間トレイ11
3へ向かう経路112dによって構成される。上記経路
112aが排出経路111から分岐する部位には第1方
向転換爪115が、経路112aと経路112bとの合
流部位には第2方向転換爪116が、経路112cと経
路112dとの分岐部位には第3方向転換爪117がそ
れぞれ配設される。これら第1〜第3方向転換爪115
〜117は、それぞれ図示しない駆動ソレノイドSOL
5,SOL6,SOL7によって作動し、操作者の所望
の複写態様に応じて、記録紙Pの搬送経路が選択され
る。
【0059】経路112aと経路112bとの合流部位
近傍にはローラ118a,118b,118cが配設さ
れ、経路112cと経路112dとの分岐部近傍にはロ
ーラ119a,119b,119cが配設され、それぞ
れ記録紙Pを搬送する。また、経路112aと経路11
2bの合流部位近傍の経路112cには反転用ローラ1
20が配設され、図示しない駆動用モータM11で正逆
回転されて記録紙Pの搬送方向を反転する。経路112
cと経路112dとの分岐部の下方側には反転用ローラ
121が配設され、図示しない駆動用モータM12で正
逆回転される。さらに、排出経路111の出口部近傍に
は排出検出器S13が、経路112aの入口部近傍およ
び経路112cには記録紙反転検出器S14、S15
が、さらに経路112dの出口部近傍には中間トレイ入
口検出器S16がそれぞれ配設される。
【0060】上述した記録紙表裏反転経路112の構成
によって、上記(1)の排出態様の場合には、第1方向
転換爪115で排出経路111に対して経路112aを
閉鎖し、記録紙Pを排出経路111に沿って排出する。
上記(2)の態様の場合は、第1方向転換爪115で排
出経路111を閉鎖して、経路112aへ記録紙Pを導
入し、第2方向転換爪116で経路112cを開放し、
経路112cにて反転用ローラ121で搬送方向を反転
する。その後、第3方向転換爪117で経路112dを
開放し、中間トレイ113へ記録紙Pを導出する。上記
(3)の場合は、上述のように記録紙Pを経路112c
に導入した後、反転用ローラ120で搬送方向を反転
し、第2方向転換爪116で経路112aを閉鎖する一
方、経路112bを開放して、経路112bから排出経
路111へ導出する。
【0061】本複写機においては、図1に示される各部
位における記録紙Pの搬送状態を検出するために、記録
紙給紙検出器S10、記録紙転写前検出器S11、定着
後検出器S12、中間トレイ内用紙有無検出器S17、
中間トレイ給紙検出器18などが設けられる。
【0062】上記した循環式自動原稿供給装置1を備え
た複写機は、操作者の所望の複写態様によって、(A)
片面原稿から複数組の仕分けした片面複写、(B)片面
原稿から複数組の仕分けした両面複写、(C)両面原稿
から複数組の仕分けした片面複写、(D)両面原稿から
複数組の仕分けした両面複写、のいずれにおいても、原
稿を複数回循環させることで自在に複写を行うことが可
能である。
【0063】また、操作者の所望の複写態様により、原
稿を支持筒に複数回巻き付けたまま読取り露光を行い、
原稿の一循環中に複数枚複写することも行われる。
【0064】さらに、設定される複写倍率に基づいて、
前記各支持筒5,6および前記各支持筒5,6での搬送
前後に設けられるレジストローラ19a,19b,59
a,59bや各搬送ローラなどの回転速度を制御するこ
とによって、一定速度で回転駆動される感光体101上
へ読取られる原稿像の倍率が規制され、こうして等倍モ
ード、縮小モード、さらに拡大モードの所望の大きさで
原稿像を記録紙へ複写することが可能である。すなわ
ち、等倍モードでの各読取位置20,21への原稿Dの
搬送速度を基準として、縮小モードでは、前記支持筒
5,6およびレジストローラ等の回転速度が縮小倍率に
応じて速くなるように制御され、前記各読取位置20,
21を搬送する原稿Dの搬送速度が速くなる。一方、拡
大モードでは、前記支持筒5,6およびレジストローラ
等の回転速度が拡大倍率に応じて遅くなるように制御さ
れ、こうして各読取位置20,21を搬送する原稿Dの
搬送速度が遅くなる。
【0065】前記各種複写態様において、(B)片面原
稿−両面複写モードのときには、前記原稿枚数が奇数枚
もしくは偶数枚によって制御方法が異なるので、予め前
記複写態様による複写動作前に前記原稿Dの計数動作が
行われ、奇数枚であるか偶数枚であるかが判断される。
本実施形態では、前記計数動作が、前記循環式原稿供給
装置1によって自動的に行われる。
【0066】すなわち、原稿収納部2に複写のために予
め積重して載置された原稿Dは、前述の搬送経路へ順次
的に供給され、各レジストローラ19a,19b,59
a,59bを単なる搬送用ローラとして機能させ、第1
支持筒5、原稿反転手段8、さらに第2支持筒6を経
て、搬送ベルト11によって前記原稿Dを原稿収納部2
へ再収納する。こうして前記原稿収納部2へ載置された
すべての原稿Dに亘って前記搬送経路を一循環させ、前
記搬送経路に近接配置される前記光学検出器S2〜S6
のいずれかによって搬送する原稿Dの枚数を計数するこ
とができる。前記ずべての原稿の一循環は、前記原稿一
循環検出器S1によって検出される。
【0067】図3は、複写機本体100と原稿供給装置
1とを制御する制御装置の電気的構成を示すブロック図
である。前述した搬送ローラや支持筒などを動作させる
モータM1,M2,M3,…などは、モータ駆動回路1
70に接続される。原稿供給装置1内を搬送される原稿
Dと複写機本体100内を搬送される記録紙Pとの搬送
の同期をとるためなどに用いられるクラッチCLT1,
CLT2,CLT3,…などは、クラッチ駆動回路17
1に接続される。搬送経路における方向転換爪31,3
5などを作動させるソレノイドSOL1,SOL2,…
などは、ソレノイド駆動回路172に接続される。
【0068】これらの駆動回路170〜172は、直流
電源173、原稿Dや記録紙Pの搬送状態を検出する検
出器S1,S2,S3,…など、露光手段149を移動
する光学系駆動回路174、さらに複写機本体100に
設けられる操作パネル175上の入力操作キー176、
および操作パネル175上の表示装置を駆動する表示駆
動回路177などとともにインタフェイス回路178に
接続される。
【0069】インタフェイス回路178は、マイクロコ
ンピュータなどによって実現される処理回路179に接
続され、前記検出器からの検出信号を処理回路179に
送出するとともに、処理回路179からの制御信号を前
記各種駆動回路170,171,172,174,17
7に与える。処理回路179には、リードオンリメモリ
(ROM)180とランダムアクセスメモリ(RAM)
181が接続されている。処理回路179は、メモリ1
80に予め記憶されている制御用プログラムに従って、
複写動作の制御を行う。メモリ181は、たとえば複写
動作の制御に必要となるカウンタ、タイマ、フラグなど
の演算用領域として使用される。
【0070】またインタフェイス回路178は、光学系
駆動回路174を介して露光手段149を移動し、各読
取位置20,21,105における光源150の点灯/
消灯および点灯レベルなどを制御する。さらにインタフ
ェイス回路178は、操作パネル175上における入力
操作キー176からの信号を処理回路179に送出し、
また複写動作の経過などに関する情報を表示駆動回路1
77を介して、操作パネル175に設けられる表示手段
182にて表示させる。前記入力操作キー176の一部
によって、複写倍率などを設定することができる。
【0071】さらにまたインタフェイス回路178に
は、複写態様を選択する選択スイッチSSW1〜SSW
4が操作パネル175の一部として接続される。選択で
きる複写態様としては、片面原稿から片面複写、片面原
稿から両面複写、両面原稿から片面複写、両面原稿から
両面複写などである。
【0072】制御手段である前記処理回路179は、前
記入力操作キー176によって設定される複写倍率に基
づいて、循環式原稿供給装置1にて原稿Dを搬送させる
各支持筒5,6や各搬送ローラを駆動するモータM3〜
M6の回転速度を制御する。また、前記選択スイッチS
SW1〜SSW4によって選択される複写態様から、前
記処理回路179は計数動作の必要を判断し、前記計数
動作の際には、前記モータM3〜M6を前記最大搬送速
度に基づく回転速度となるように制御し、前記計数動作
での原稿Dの空搬送に費やす時間を短縮する。
【0073】計数動作時の原稿の搬送速度制御は、複写
時の原稿の搬送速度制御に比べて、ラフ(大まか)でよ
いので、新たな速度制御回路を設けることなく、高速搬
送が可能となる。
【0074】図4は、操作パネル175の入力操作キー
176や表示手段182などの構成の一部を示す平面図
である。操作パネル175は、複写枚数などを設定する
ための置数キー183、クリアキー184、複写態様を
設定するための選択キー185、原稿を固定し光学系を
移動走査して複写を行う場合に操作するADFキー18
6、複写動作の開始指示を与えるプリントスイッチ18
7、設定部数表示部188、複写部数表示部189、原
稿供給装置1を用いる複写態様表示部190〜193、
光学系を走行駆動した読取り露光動作状態を示すADF
表示部194、複写倍率表示部195、さらに複写倍率
を設定するための倍率設定キー196、メッセージ等を
表示するための表示部197を有する。
【0075】前記複写態様表示部190〜193は、片
面原稿から片面複写をとる場合、片面原稿から両面複写
をとる場合、両面原稿から片面複写をとる場合、両面原
稿から両面複写をとる場合の4種の複写態様をそれぞれ
示す。選択キー185を1回押圧操作する度毎に、たと
えば上から順に1つの発光素子が点灯し、対応する複写
態様が選択される。最下位置の次は最上位置に戻り、初
期状態では最上位置に復帰し、それぞれに対応する複写
態様が選択される。複写の設定部数は、置数キー183
の押圧操作によって設定され、たとえば複数の7セグメ
ント表示装置などによって実現される設定部数表示部1
88で表示される。
【0076】原稿供給装置1を使用しない場合の複写、
たとえば製本化された書籍など複写の場合は、ADFキ
ー186の押圧操作によってADF表示部194の発光
素子が点灯し、第3読取位置105に静置した原稿に対
して露光手段149を走行駆動して読取り露光動作を行
う複写態様が選択される。操作者が選択した複写態様に
おいて、複写倍率は、倍率設定キー196の操作で等倍
モード、拡大モード、さらに縮小モードにおける所望の
倍率に設定される。前記設定される倍率は複写倍率表示
部195によって表示される。
【0077】プリントスイッチ187が押圧操作される
ことによって複写動作が開始すると、複写された部数が
複写部数表示部189に順次表示される。設定部数表示
部188に表示される設定部数と複写部数とが一致した
ところで、複写動作は停止し、設定部数の表示は自動的
に「0」表示に戻る。複写部数の表示は、例えば次にプ
リントスイッチ187が押圧操作されるまで維持され
る。
【0078】又、中間トレイ113には、本発明にかか
る後端ガイドGUIDEB及び、それに付随した一巡検
知レバーLV1及び検知センサーS19が存在してい
る。
【0079】図5〜図9は、本レバーの動作を説明した
ものである。Pは、中間トレイにストックされた片面コ
ピー済みペーパー、A1はレバーLV1を支持するアー
ム、SP1は板バネ、G1は、レバーの動作ガイドを表
している。
【0080】又、SOL1は、検知レバー動作用ノレノ
イドであり、アームA1に係合している。
【0081】まず図5において、A1を、ソレノイドS
OL1で矢印方向に引っ張れば、図6の様に坂バネによ
り、レバーLV1は先端部を上に向ける。さらにソレノ
イドを一定時間後オフすれば、図7の様に、ガイドG1
により、レバーLV1は上方向に軌跡を描きながら動作
し、図8の様にペーラーP1上に載置される。
【0082】さらに、本レバーは、用紙が上部より中間
トレイに入紙すると、自重により下部へ動作し、図9の
様にセット問の区切りとして働く。この時、センサーS
19の状態により、レバーの位置がどの位置にあるかを
検出する。すなわち、レバーLVlの端部に備えた遮光
坂により、フォトセンサーS19にてレバー位置を検出
する。従って、図5の位置が、一巡検出状態であり、図
8,図9の状態は、一巡検出状態である。
【0083】図20及び図23〜図30は、本発明の実
施形態である複写機の搬送動作(ノンスキップモード)
を説明するための図である。図1及び図2に示される原
稿供給装置1は、収納された原稿を予め定められる画像
読取位置に1枚ずつ連続的に供給するとともに、読取り
が終了した原稿を再び収納する。このような原稿供給装
置1を用いた場合には、一方面に画像が描かれた原稿か
ら記録紙の両方面に画像を転写し、このような転写を複
数部数実行することができる。本実施形態は、このよう
な転写を行う場合の動作を説明する。
【0084】たとえばカセット106aに収納された記
録紙Pを用いる場合であって、6枚の原稿を2部複写す
る場合を例に説明すると、原稿の1巡目では、給紙ロー
ラ109aを駆動してカセット106aに収納された記
録紙を1枚ずつ給紙し、レジストローラ160を駆動し
て供給された記録紙を感光体101に与え、原稿供給装
置1によって供給される6枚の原稿の奇数頁及び偶数頁
のうちのいずれか一方頁、たとえば偶数頁の原稿に描か
れた画像を供給された記録紙の一方面に転写し(図2
4)、一方面に画像が転写された記銀紙を中間トレイ1
13に収納する。このとき奇数頁の原稿は画像が転写さ
れることなく空搬送される(図25)。
【0085】原稿の2巡目以降では、1頁目の原稿に描
かれた画像はカセット106aから供給される記録紙P
の一方面に転写され(図26)、2頁目の原稿に描かれ
た画像は中間トレイ113から供給され、一方面にはす
でに画像が転写されている記録紙の他方面に転写され
(図27)、このような転写動作を繰返して6頁目の原
稿まで画像を転写する。一方面に画像が転写された記録
紙は中間トレイ113に収納され、両方面に画像が転写
された記録紙は、出トレイ110に排出される(図2
8)。
【0086】原稿の最終巡目(3巡目)では、給紙ロー
ラ114を駆動して中間トレイ113に収納された記録
紙を1枚ずつ供給し、レジストローラ160を駆動して
供給された記録紙を感光体101に与え、原稿供給装置
1によって供給される原稿の奇数頁および偶数頁のうち
いずれか他方頁、たとえば奇数頁の原稿に描かれた画像
を前記記録紙の他方面に転写する(図29)。そして両
方面に画像が転写された記録紙は、排出トレイ110に
排出される。このとき搬送される原稿の偶数頁は空搬送
される。このようにして、一方面に画像が描かれた原稿
から記録紙の両方面に画像を転写するとともに、そのよ
うな転写を複数部数分実行することができる(図3
0)。
【0087】以上が、片面原稿より両面コピーを得るモ
ード(S→Dモードと呼ぶ)の説明であるが、これによ
れば、中間トレイに2巡目以降、2セット分のコピーが
存在することがわかる。ここで、図20において、
(*)は、前述の1巡検知レバーのコピーに対する動作
タイミングを示しており、片面最終コピー2が中間トレ
イに入紙したときに動作するものである。このように、
動作を行えば、図9の様に用紙セットPl、P2の区別
を行うことが可能となる。
【0088】ところが、たとえば電源オン時に、一巡検
知ソレノイドSOL1を動作させて、センサーS19の
極性が変化しない場合は、2セット分のコピーを仕切る
ことが不可能となる。ここで、S→Dモード選択されて
コピーが開始された場合は、図20中の一巡目の動作と
N巡目の動作を交互に繰り返す(スキップ(SKIP)
モード:図22)ことにより、中間トレイには1セット
分のコピーしか存在せず、1巡検知ソレノイドSOL1
の動作及びセンサーS19の極性の変化に関係なく、片
面原稿から両面コピーを得ることができる。
【0089】実施形態2において、図21に従って説明
すると、電源オン時に、中間トレイに用紙がないとき
は、中間トレイ内用紙有無検出器(図1)S17がオフ
しており、センサーS19はオンしている。ここで、一
巡機知ソレノイドSOL1をオンさせて、一定時間後ソ
レノイドSOL1をオフさせると図7のようにセンサー
S19が一旦オフになり、再度センサーS19はオンの
状態となる。ところが図7の状態となってもセンサーS
19の極性が変化しない場合、一巡検知故障と判断す
る。
【0090】上記、一巡検知故障と判断したとき、S→
Dモードが選択された場合は、表示部197に一巡検知
故障であること、SKIPモードで動作することを表示
する。ここで、一巡検知故障であることを表示するタイ
ミングは一巡検知故障と判断したとき等、任意に設定し
て良い。
【0091】図1の中間トレイ内用紙有無検出器S17
は、反射型センサーで、中間トレイ内に用紙を検出した
場合、極性はONとなり、用紙がない場合の極性は、O
FFとなる。
【0092】実施形態3において、電源ON時、中間ト
レイ内用紙有無検出器S17の極性はOFFで、中間ト
レイに用紙がない状態となる。このとき、一巡検知レバ
ーLV1は図5の位置におり、一巡検知センサーS19
はONしている。しかしながら、センサーS19の不良
等でセンサーS19がOFFのままで、S→Dモードで
のコピーが開始されると、[実施形態1]の図25に示
す中間トレイ内の用紙Pcが出紙されるまで、センサー
S19がONしないことを判断できない。また、電源の
ON時、センサーS19は、一巡検知レバーLV1動作
前の極性がONで動作後の極性もONとなり、センサー
S19の極性が変化するかどうかを判断するには、一巡
検知レバーLV1の動作中のわずかな時間で判断しなけ
ればならない。そのため、制御も複雑となってしまう。
【0093】ここで、電源ON時、中間トレイに用紙が
ない状態(中間トレイ内用紙有無検出器S17がOF
F)で、一巡検知センサーS19がOFFのとき、コピ
ー開始までの間に一巡検知故障と判断すればよいので、
安易な制御システムを作成することができる。
【0094】図10〜図19は両面原稿の両面複写動作
を説明するための簡略化した断面図であり、2枚の原稿
Da,Dbが両面複写される場合の動作を示している。
以下の説明において原稿Dの表面を記する場合は、添字
aは第1原稿を表し、添字bは第2原稿を表す。また数
字1〜4の添字は、重ねられている原稿Dの頁数を表
す。たとえば第1原稿1頁目はDa1と示す。また同様
に記録紙Pの表面を記する場合も、添字a,b及び添字
1〜4を付して示す。原稿Dと記録紙Pとの参照符号に
おいて同一の添字が付されているものは、読み取られる
べき原稿Dの表面と、その読み取られるべき原稿Dの表
面が複写された記録紙Pの表面との関係を有している。
【0095】なお、便宜上、図面には各原稿Dの表面に
は各頁数を表す数字を記入し、特に奇数頁の表面には白
く塗りつぶした三角形の記号を記入する。また、各記録
紙Pにおいては、複写が完了した表面にその読み取られ
た原稿の表面を示す数字を記入し、特に奇数頁の表面に
は黒く塗りつぶした三角形の記号を記入する。また、総
括的に原稿Dおよび記録紙Pを説明する場合には、添字
を省略して説明する。
【0096】原稿Dは、両面複写をするために図10の
ように、原稿収納部5に頁数が上から下へ順次的に大き
くなるように積重して収納される。また記録紙Pは、カ
セット106に積重して収納されている。
【0097】両面複写が開始すると、図11のように、
原稿収納部2に積重されている原稿Dの最上部にある第
1原稿Da画題1読み取り域24へ搬送され、1頁目D
a1が読み取られ、第1記録紙Paの一方の表面Pa1
に複写動作が行われる。
【0098】第1読み取り域24において第1頁目Da
1が読み取られた第1原稿Daは、図12のように、原
稿反転手段8へ搬送され、第2記録紙Pbの一方表面P
b3への複写動作が行われる。
【0099】第1読み取り域24において一方の表面を
読み取られた原稿Da、Dbは、図13のように、原稿
反転手段Sを介して第2読み取り域25においては読み
取られずに通過して、一旦原稿収納部2へ戻される。ま
た、一方の表面の複写を完了した記録紙Pa,Pbは記
録紙反転手段112を介して中間トレイ113へ搬送さ
れ積重される。
【0100】さらに、上記内容を繰り返すことにより、
図14のように原稿Da、Dbの片面複写が中間トレイ
に2セット分存在することになる。ここで、1セット目
の最終コピーPb3が中間トレイに入紙したとき一巡検
知レバーを動作させることにより2セット分の区別を行
うことができる。
【0101】続いて、まだ複写されていない他方の表面
を複写するために、原稿Da、Dbは再度読み取り域へ
搬送される。原稿収納部2から給紙された第1原稿Da
は、図15のように、第1読み取り域24においては読
み取られずに通過し、原稿反転手段8へ搬送される。そ
の後、図16のように、第2読み取り域25において、
第1原稿Daのまだ読み取られていない2頁目のDaが
読み取られ、中間トレイに積重されていた記録紙Pの最
下部から給紙された第1記録紙Paのまだ複写されてい
ない他方の表面Pa2に複写が行われる。
【0102】また、第2原稿Dbも同様の手順によって
図17、図18に示されるように、第2読み取り域25
において、まだ読み取られていない4頁目Db4が読み
取られ、中間トレイ113から給紙されてきた第2記録
紙Pbのまだ複写されていない他方の表面Pb4に複写
が行われる。この後、原稿Da、Dbは原稿収納部2へ
戻されて収納され、また、記録紙Pa,Pbは排トレ
イ110へ排出される。
【0103】さらに、上記内容を繰り返すことにより、
図19のように両面複写された記録紙が排トレイに2
セット分排出される(図31)。
【0104】ところが、たとえば電源オン時に、一巡検
知ソレノイドSOL1を動作させて、センサーS19の
極性が変化しない場合は、2セット分のコピーを仕切る
ことが不可能となる。ここで、D→Dモード選択されて
コピーが開始された場合は、一巡ごとに第1読み取り域
24で複写する動作と、第2読み取り領域で複写する動
作とを交互に繰り返すことにより、中間トレイには1セ
ット分のコピーしか存在せず、一巡検知ソレノイドSO
L1の動作及びセンサーS19の極性の変化に関係な
く、両面原稿から両面コピーを得ることができる(図3
2)。
【0105】
【発明の効果】請求項1記載の複写方法であれば、一巡
検知故障と判断した場合でも、第1の原稿循環工程をN
回、第3の原稿循環工程をN回、交互に実行することに
よりN部の両面コピーを作成することができる。またS
→Dモードに対するダウンタイムをなくすことができ
る。
【0106】請求項2において、中間トレイの一巡検知
センサ故障と判断した場合、表示部に一巡検知故障であ
ること、スキップモードで動作することを表示すること
により、ユーザーが故障であることを容易に知ることが
でき、故障の解消につながる。
【0107】請求項3において、一巡検知故障と判断し
た場合は、第4の原稿循環工程をN回、第5の原稿循環
工程をN回、1回ずつ交互に実行することによりN部の
両面コピーを作成することができる。またD→Dモード
に対するダウンタイムをなくすことができる。
【0108】請求項4において、中間トレイに用紙の有
無を検知できるセンサを備えており、左記センサが用紙
を検知してないとき、中間トレイの一巡検知センサがオ
フの時、中間トレイの一巡検知センサ故障と判断するこ
とにより、センサの誤検知によりマシンが停止するのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の循環式原稿供給装置を装備する複写機
の断面図である。
【図2】図1の循環式原稿供給装置の断面図である。
【図3】図1の制御系のブロック図である。
【図4】図1の操作パネルの平面図である。
【図5】図1の一巡検出レバーの動作状態1を示す説明
図である。
【図6】図1の一巡検出レバーの動作状態2を示す説明
図である。
【図7】図1の一巡検出レバーの動作状態3を示す説明
図である。
【図8】図1の一巡検出レバーの動作状態4を示す説明
図である。
【図9】図1の一巡検出レバーの動作状態5を示す説明
図である。
【図10】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態1
を示す説明図である。
【図11】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態2
を示す説明図である。
【図12】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態3
を示す説明図である。
【図13】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態4
を示す説明図である。
【図14】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態5
を示す説明図である。
【図15】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態6
を示す説明図である。
【図16】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態7
を示す説明図である。
【図17】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態8
を示す説明図である。
【図18】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態9
を示す説明図である。
【図19】本発明の複写機のD→Dモードの動作状態1
0を示す説明図である。
【図20】本発明の複写機のS→Dモードの動作パター
ンを示す説明図である。
【図21】本発明の複写機の実施形態2のフローチャー
トである。
【図22】本発明の複写機のS→Dモードの動作パター
ンを示す説明図である。
【図23】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態1
を示す説明図である。
【図24】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態2
を示す説明図である。
【図25】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態3
を示す説明図である。
【図26】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態4
を示す説明図である。
【図27】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態5
を示す説明図である。
【図28】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態6
を示す説明図である。
【図29】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態7
を示す説明図である。
【図30】本発明の複写機のS→Dモードの動作状態8
を示す説明図である。
【図31】本発明の複写機のD→Dモードの動作パター
ン1を示す説明図である。
【図32】本発明の複写機のD→Dモードの動作パター
ン2を示す説明図である。
【符号の説明】
1 循環式原稿供給装置 2 原稿収納部 3 給紙手段 5 第1支持筒 6 第2支持筒 100 複写機本体 D 原稿 P 記録紙 S17 中間トレイ内用紙有無検出器 S18 中間トレイ給紙検出器 S19 中間トレイ一巡検出器 LV1 中間トレイ一巡検出レバー SOL1 中間トレイ一巡検出レバー動作ソレノイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面原稿を循環させ、N部の両面コピー
    を作成するときに、偶数枚目の原稿を未使用の用紙に複
    写し、複写した用紙を中間トレイに蓄える第1の原稿循
    環工程と、 奇数枚目の原稿を中間トレイからの片面複写済みの用紙
    の裏面に複写し、複写した用紙を排出トレイに排出し、
    偶数枚目の原稿を未使用の用紙に複写し、複写した用紙
    を中間トレイに蓄える第2の原稿循環工程と、 奇数枚目の原稿を中間トレイからの片面複写済みの用紙
    の裏面に複写し、複写した用紙を上記排出トレイに排出
    する第3の原稿循環工程と、 各工程でM枚の原稿に対してM/2枚の用紙が中間トレ
    イに蓄えられる毎に原稿の循環を分けるための一巡検知
    ソレノイドが動作したことを一巡検知センサで判断する
    一巡判断工程と、 上記一巡検知ソレノイドを動作させて一巡検知センサの
    極性が変化しない場合、一巡検知センサ故障と制御手段
    により判断する故障判断工程と、 第1の原稿循環工程を1回、第2の原稿循環工程を(N
    −1)回、第3の原稿循環工程を1回、順次実行するこ
    とにより、N部の両面コピーを作成する複写方法におい
    て、 故障判断工程により一巡検知故障と判断した場合は、第
    1の原稿循環工程を1回、第3の原稿循環工程を1回ず
    つ交互に実行することによりN部の両面コピーを作成す
    ることを特徴とする複写方法。
  2. 【請求項2】 故障判断工程により中間トレイの一巡検
    知センサ故障と判断した場合、表示部にスキップモード
    で動作することを表示する表示工程を有することを特徴
    とする請求項1記載の複写方法。
  3. 【請求項3】 両面原稿を循環させ、N部の両面コピー
    を作成するときに、原稿の裏面を未使用の用紙に複写
    し、複写した用紙を中間トレイに蓄える第4の原稿循環
    工程と、 原稿の表面を中間トレイからの片面複写済みの用紙の裏
    面に複写し、複写した用紙を排出トレイに排出する第5
    の原稿循環工程と、 第4の工程でM枚の原稿に対してM枚の用紙が中間トレ
    イに蓄えられる毎に原稿の循環を分けるための一巡検知
    ソレノイドが動作したことを一巡検知センサで判断する
    一巡判断工程と、 上記一巡検知ソレノイドを動作させて一巡検知センサの
    極性が変化しない場合、一巡検知センサ故障と制御手段
    により判断する故障判断工程と、 第4の原稿循環工程をN回、第5の原稿循環工程をN
    回、2回ずつ交互に実行することにより、N部の両面コ
    ピーを作成する複写方法において、 故障判断工程により一巡検知故障と判断した場合は、第
    4の原稿循環工程をN回、第5の原稿循環工程をN回、
    1回ずつ交互に実行することによりN部の両面コピーを
    作成することを特徴とする複写方法。
  4. 【請求項4】 中間トレイに用紙の有無を検知できるセ
    ンサを備えており、センサが用紙を検知してないとき
    で、中間トレイの一巡検知センサがオフの時、中間トレ
    イの一巡検知センサ故障と判断する故障判断工程を有し
    たことを特徴とする請求項1又は3記載の複写方法。
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