JP2592174B2 - 自動原稿供給装置 - Google Patents

自動原稿供給装置

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JP2592174B2
JP2592174B2 JP2198605A JP19860590A JP2592174B2 JP 2592174 B2 JP2592174 B2 JP 2592174B2 JP 2198605 A JP2198605 A JP 2198605A JP 19860590 A JP19860590 A JP 19860590A JP 2592174 B2 JP2592174 B2 JP 2592174B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00172Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
    • G03G2215/00341Jam handling in document feeder
    • G03G2215/0035Document related problems, e.g. double-fed sheets

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複写すべき原稿を自走させて供給する自動
原稿供給装置に関する。
[従来の技術] 原稿自走式の自動原稿供給装置を備えた複写装置にお
いては、原稿を載置しておく原稿ホッパ内へ搬送されて
いる途中の原稿を戻す必要が生じたり、一部の原稿を搬
送経路を一巡させて再び原稿ホッパ内へ空搬送する必要
が生じることがある。例えば、複写途中でクリアオール
キーが押下された時、割り込みが終了した時、又は用紙
切れで停止した時、途中の原稿を初期状態へ戻す必要が
ある。また、原稿のジャム等によりリカバリーを行う時
には、すでに複写済みの原稿を搬送経路を一巡させて再
び原稿ホッパ内へ空搬送する必要がある。
このような場合、従来の自動原稿供給装置では、原稿
をその前までの搬送速度で空搬送することにより原稿ホ
ッパへ戻していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来技術によると、搬送速度
が遅いため原稿を全て原稿ホッパへ戻すためには多大の
時間がかかってしまう。特に拡大複写を行っていた場合
は搬送速度が非常に遅く設定されているため搬送に非常
に長い時間を要し、自動原稿供給装置が作動可能状態へ
戻るまで不必要に長時間待たなければならなかった。
従って本発明の目的は、短時間で作動可能状態へ戻る
ことができる自動原稿供給装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成すべく本発明によれば、供給すべき
原稿を載置しておく載置手段と、載置手段から供給され
た原稿を案内する搬送経路と、搬送経路に沿って指示さ
れた搬送速度で原稿を自走させる搬送手段と、搬送経路
を自走する原稿の位置を検知する検知手段と、搬送手段
による原稿の搬送を指示された速度で行う制御手段とを
備え、制御手段は、検知手段で検知したジャムが発生し
た原稿を除去してリカバリーを行い、既に複写済みの原
稿を搬送経路を搬送させて再び原稿の載置手段へ空搬送
する場合は、制御手段による原稿の搬送を所定倍率に応
じた露光速度により高速度で行うべく制御し、その後、
露光できなかった原稿の搬送速度を所定倍率に応じた露
光速度に切り換える構成を有する装置が提供される。
[作用] 原稿が載置された載置手段から搬送経路に沿って原稿
が自走せしめられる。この場合、指示された搬送速度で
搬送が行われる。何等かの理由で搬送経路中に存在する
原稿を強制的に載置手段へ戻す場合、又は原稿のジャム
によるリカバリーを行ってすでに複写済みの原稿を載置
手段へ再び送る場合は、制御手段により、通常の搬送速
度より高速度で搬送が行われるべく制御される。
[実施例] 以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例として、循環式自動原稿供
給装置(RDH)10を備えた両面複写装置の構成を概略的
に示す構成図であり、第3図はこの循環式自動原稿供給
装置10を詳細に示す構成図である。
第3図において、11は供給すべき原稿が載置された原
稿ホッパ、12は原稿ホッパ11より原稿を1枚ずつ給紙す
る原稿給紙機構、13は原稿が提示される第1の提示部14
及び第2の提示部15を有する原稿提示部、16は原稿ホッ
パ11から第1の提示部14まで原稿を搬送する第1の搬送
機構、17は第1の提示部14から第2の提示部15までの間
にあって原稿提示面を反転させる反転機構を含む第2の
搬送機構、18は第2の提示部15から原稿ホッパ11へ原稿
を戻す第3の搬送機構をそれぞれ示している。
原稿ホッパ11は、本発明の載置手段に対応しており、
両面原稿からなる複数枚のページ数が揃ったシート原稿
Xの端部(図中、左端部)を側端揃え部材19で揃えた状
態で原稿搬送ベルト20上に載置して受け入れるように構
成されている。この原稿ホッパ11内に載置されたシート
原稿Xを最上側より1枚づつ順次第1の搬送機構16へ分
離給送するために、原稿ホッパ11の上方に原稿給紙機構
12の一部を構成する給紙ローラ21が設けられている。
給紙ローラ21は、原稿送り出しモータM2により定めら
れたタイミングで矢印方向に回転駆動されると共に、こ
の回転時にソレノイド等の力によりレバー22を介して最
上側のシート原稿X1に押し付けられ、シート原稿をX1
ら第1の搬送機構16へと順次分離給送を行う。なお、給
紙ローラ21はシート原稿に対して自重で常時接触させる
ようにしておいても良い。
原稿ホッパ11から給紙ローラ21よりシート原稿Xが1
枚づつ送り込まれる第1の搬送機構16は、図示の如く、
水平方向から下方垂直方向に曲折した搬送路23を備えて
いる。この搬送路23の入口側先端にシート原稿Xの重送
を防止するためのさばきローラ24a及び24bを設置し、上
側のローラ24aを搬送方向に回転すると共に、下側のロ
ーラ24bを逆回転させる。シート原稿Xは、これらロー
ラ間を通過することにより1枚づつ搬送路23へ送りこま
れる。
搬送路23には、搬送方向に間隔をあけて各一対の搬送
ローラ25a、25b、25c、及び25dが設置されている。これ
ら各一対のローラ25a、25b、25c、及び25dは、シート原
稿Xの両面にそれぞれ回転自在に当接し、かつ原稿搬送
モータM3で強制回転させられるように構成されている。
これにより、原稿Xは各ローラでガイドされながら搬送
路23に沿って矢印方向へ搬送される。これらのローラ25
a、25b、25c、及び25dは、本発明の搬送手段の一部に対
応している。
搬送路23の入口側近傍には、原稿給送検知用のセンサ
SEN2及び出口側近傍には第1の露光部前検知用のセンサ
SEN3が設置されている。また、搬送路23の出口部(第1
の提示部14の近傍)には一対のレジストローラ26a及び2
6bが設置されている。これらレジストローラ26a及び26b
は、図示していないが、駆動軸にクラッチを介して連結
されており、クラッチのオン・オフ制御により回転を停
止、再回転を行うように設定されている。クラッチのオ
ン・オフ制御はオペレータの所望の複写内容に従って制
御される。例えば、シート原稿Xの露光が必要な場合に
は、複写用紙との同期を取るためにレジストローラ26a
及び26bの回転を停止してスート原稿Xの搬送を一旦停
止させ、複写用紙との同期が取られた後に再回転して第
1の提示部14へ原稿が送られる。一方、シート原稿Xの
露光が不必要な場合は、レジストローラ26a及び26bを常
時回転させ、シート原稿Xの搬送を停止させることなく
通過させる。
原稿提示部13は、水平方向に間隔をあけて並列に設置
した第1の原稿シリンダ27及び第2の原稿シリンダ28そ
れぞれの鉛直下端面に対応して設けられた第1の提示部
14(以下、第1の露光部14と称す)と第2の提示部15
(以下、第2の露光部15と称す)とからなり、これら第
1の露光部14と第2の露光部15とは図示のように同一平
面上に位置されている。
上述した原稿シリンダ27及び28は、原稿搬送モータM4
及びM5により複写用紙の複写速度に同期した速度で図中
矢印方向にそれぞれ回転駆動されている。原稿シリンダ
27と原稿シリンダ28との外周面に沿って一定間隔をあけ
て従動ローラ29a、29b、29c、及び29dと従動ローラ30
a、30b、30c、及び30dとがそれぞれ設置されており、こ
れら従動ローラによりシート原稿Xを原稿シリンダ27及
び28の外周面にそれぞれ押し付けて巻き付けるように構
成されている。即ち、原稿シリンダ27及び28のそれぞれ
の外周面の搬送路27a及び28aにそってシート原稿Xを搬
送するように構成されている。
搬送路27a及び28aの鉛直下方には、硬質透明ガラス31
及び32がそれぞれ設置されて前述した第1の露光部14及
び第2の露光部15が形成されている。シート原稿Xが原
稿シリンダ27と硬質透明ガラス31との間を通過する時、
シート原稿Xの上面を露光して上面画像の形成を行い、
原稿シリンダ28と硬質透明ガラス32との間を通過する時
に、後述するように、シート原稿Xの下面を露光して下
面画像の形成が行われる。
なお、これら第1及び第2の露光部14及び15におい
て、オペレータの所望の複写内容に応じてシート原稿X
が露光されず、そのまま通過する場合もある。
第1の搬送機構16の搬送路23から搬送されてきたシー
ト原稿Xは、レジストローラ26a及び26bの回転力により
第1の原稿シリンダ27に巻き付けられながら原稿提示部
13の第1の露光部14を通過する。この第1の露光部14と
第2の露光部15との間には、図示のように、シート原稿
Xの提示面を反転させる表裏反転経路部(スイッチバッ
ク経路部)33を備えた第2の搬送機構17が設置されてい
る。
表裏反転経路部33は、第1の原稿シリンダ27及び第2
の原稿シリンダ28の外周面の搬送路27a及び28aの互いに
対向する部位よりそれぞれ上方へ傾斜して伸長する第1
の経路33a及び第2の経路33bと、これら経路33a及び33b
の合流点より水平方向へ伸長する第3の経路33cとより
構成されている。
第1の原稿シリンダ27の搬送路27aに連続する第1の
経路33aの入口部にはゲートフラッパ34が設置されてい
る。このゲートフラッパ34をソレノイドSOL1で作動させ
て、シート原稿Xを第1の経路33aへ、又は再び第1の
原稿シリンダ27の搬送路27aへ選択的に搬送する。即
ち、第1の露光部14を通過したシート原稿Xを、オペレ
ータの所望の複写内容に応じて、一度の露光で良い場合
にはゲートフラッパ34を図示の実線位置に作動させてシ
ート原稿Xを第1の経路33aへ搬送する。一方、原稿の
露光が複数回必要な場合は、ゲートフラッパ34を図示の
破線位置に作動させてシート原稿Xを第1の原稿シリン
ダ27の外周面の搬送路27aに沿って複数回回転させ、露
光終了後、ゲートフラッパ34を実線位置に作動させて第
1の経路33aへシート原稿Xを搬送する。
第1の経路33aには、シート原稿Xの後端を検知する
第1の露光部後検知用のセンサSEN4と、一対のローラ35
a及び35bと、ゲートフラッパ36とが上流側より順次設置
されている。センサSEN4の検知信号により以下の表裏反
転動作(スイッチバック動作)が制御される。
シート原稿Xは、ローラ35a及び35bが回転することに
より、ゲートフラッパ36を経て、第3の経路33cへと搬
送される。この第3の経路33cには、一対の搬送ローラ3
7a及び37bと一対の搬送ローラ38a及び38bとが設置され
ており、ローラ38aを原稿反転用モータM6によって正逆
回転駆動させている。
これら搬送ローラは、ゲートフラッパ36を出たシート
原稿Xを第3の経路33c内で矢印Z1方向に前進させた
後、このシート原稿Xの後端がゲートフラッパ36の先端
部を通過した時点で、モータM6の回転方向を反転させ
て、シート原稿Xを逆の矢印Z2方向へ搬送する。この
時、ゲートフラッパ36はソレノイドSOL2の作動により図
中実線で示す第1の経路33aの出口を閉鎖する位置に動
き、シート原稿Xの第2の経路33b側への搬送を確保し
ている。
第2の経路33bには、ローラ35cが配置されており、こ
のローラ35cをソレノイドSOL3により動作させてローラ3
5aと対になるように構成されている。以上述べたスイッ
チバック動作は原稿を正逆転ローラで行っているが、例
えば、ベルト搬送装置やエアー搬送装置などにより行っ
てもよい。
ローラ35a及び35cの回転力によりシート原稿Xが第2
の原稿シリンダ28に巻き付られ第2の露光部15へ導かれ
る。ローラ35cの下流位置にはシート原稿Xの後端の通
過を検知する第2の露光部前検知用のセンサSEN5が設置
されている。
センサSEN5の下流には一対のレジストローラ39a及び3
9bが設置されている。レジストローラ39a及び39bは、図
示していないが、駆動軸にクラッチを介して連結してお
り、クラッチのオン・オフ制御により回転を停止、再回
転を行うように設定されている。クラッチのオン・オフ
制御は、オペレータの所望の複写内容に応じて制御され
る。シート原稿Xの露光が必要な場合には、複写用紙と
の同期を取るために、ローラ39a及び39bの回転を停止さ
せてシート原稿Xを一旦停止させ、複写用紙との同期が
取られた後に再回転させて第2の露光部15へ原稿を送
る。一方、シート原稿Xの露光が不必要な場合は、ロー
ラ39a及び39bを常時回転させ、シート原稿Xを停止させ
ることなく、通過させる。なお、ソレノイドSOL3の動作
は、ローラ39a及び39bの回転動作に応じて制御される。
上述したように、表裏反転経路部33でシート原稿Xの
搬送方向が反転されることにより、シート原稿Xの上面
側が第2の原稿シリンダ28の外周面に当接し、シート原
稿Xの下面側が外面側となってこの第2の原稿シリンダ
28に巻き付く。従って、第2の露光部15ではシート原稿
Xの下面側が露光され、下面画像が形成されることとな
る。なお、第2の露光部15においては、オペレータの所
望の複写内容に応じてシート原稿Xを露光させずに通過
させ前進させる場合もある。
第2の原稿シリンダ28の第2の露光部15の下流では、
第3の搬送機構18の搬送路40が第2の原稿シリンダ28の
搬送路28aと分岐して連続するように構成されており、
この分岐部にゲートフラッパ41が設置されている。
このゲートフラッパ41はソレノイドSOL4により作動
し、搬送路40と搬送路28aとを選択的に開閉している。
即ち、オペレータの所望の複写内容に応じて、第2の露
光部15での露光が1回のみの場合は搬送路28a側を閉鎖
してシート原稿Xを搬送路40へ送る。一方、複数回の露
光の場合は搬送路40を閉鎖してシート原稿Xを搬送路28
側へ送り、必要回数回転させた後にシート原稿Xを搬送
路40へ搬送する。
このように、原稿提示部13の第1の露光部14でシート
原稿Xの上面を、第2の露光部15でその下面を露光して
いるため、シート原稿Xの上下両面を複写することがで
きる。しかも、これら第1の露光部14と第2の露光部15
とで必要回数露光できるため、必要とされる複数部数の
複写をとることもできる。
第2の露光部15から原稿ホッパ11へシート原稿Xを戻
すための第3の搬送機構18の搬送路40は、搬送ベルト20
の下端先端部に接続されており、シート原稿Xを搬送ベ
ルト20へと搬送するように構成されている。即ち、搬送
路40には各一対の搬送ローラ42及び43が設置されシート
原稿Xを前進させるように構成されている。しかも、搬
送路40の出口近傍には、シート原稿Xの通過を検知する
原稿ホッパ戻し前検知用のセンサSEN7が設置されてい
る。このセンサSEN7からの検知信号により、搬送ベルト
20及び原稿ホッパ11の動作制御部の制御を行うように構
成されている。
搬送ベルト20は、図示のように上下および左右に設置
した駆動ローラ44a、44b、44c、及び44dに巻掛されてい
る。駆動ローラ44bが戻し用搬送モータM7で矢印方向に
回転させられることにより、搬送ベルト20が矢印方向に
循環駆動されている。このモータM7は上述のセンサSEN7
の検知信号により駆動されている。
搬送ベルト20の上側面はシート原稿Xの載置部を構成
しており、搬送路40と近接した位置に原稿呼込みローラ
45が設置されている。シート原稿Xは、このローラ45と
搬送ベルト20との搬送力により、搬送ベルト20の上面に
載置されているシート原稿Xの最下側にもぐり込むよう
に送り込まれる。その際、滑らかに送り込まれるよう
に、シート原稿Xの後端位置の下側に、原稿後端はね上
げ用ローラ46が設置されている。このローラ46によっ
て、積み重ねられたシート原稿Xの後端部下側が浮かさ
れ、最下端部に送り込み用の開口が確実に広げられて設
けられるようになっている。最下端位置に送り込まれた
シート原稿Xの先端が端部を揃える側部揃え部材19に達
した時点で、搬送ベルト20の駆動用モータM7が停止さ
れ、シート原稿Xの搬送が停止される。
原稿ホッパ11には、図示のように、載置したシート原
稿Xの一循環を検知するためのアクチュエータ47が設置
されている。このアクチュエータ47は、オペレータがシ
ート原稿Xをホッパ11内に載置する前には、図中実線で
示す下端位置にあり、その上にシート原稿Xが載置され
る。シート原稿Xが一枚づつ給送され、再び戻ってくる
につれて順次上昇し、シート原稿Xが全て一循環した時
には、図中点線で示す最上位に達する。この最上位に達
したアクチュエータ47が原稿の一巡検知センサSEN1で検
知され、一循環が終了した検知信号が発生される。この
検知信号を利用することにより、オペレータの所望の複
写部数等の複写機本体側の動作が制御される。その後
は、アクチュエータ47は、原稿一巡検知用のアクチュエ
ータ駆動モータM1の駆動により180度回転し、シート原
稿Xの最下側位置(元の位置)に戻る。
以上述べた循環式自動原稿供給装置10を備えた両面複
写装置の構成について、第2図を用いて以下説明する。
同図に示すように、複写機本体100の内部の中央部に
は、感光体ドラム101が回転自在に設置されている。こ
の感光体ドラム101の外周部には、帯電チャージャ102及
び現像装置103等と共に画像形成手段である各種複写プ
ロセス部が設けられ、さらに、図中左側部に定着装置10
4が設置されている。
複写機本体100の上面の一側部には第3図に示した循
環式自動原稿供給装置10が設けられている。この自動原
稿供給装置10の第1の原稿シリンダ27と第2の原稿シリ
ンダ28の鉛直下方にそれぞれ設けられた第1の露光部14
と第2の露光部15とが、複写機本体100の上端面の略同
一平面上に並列に設けられている。また、複写機本体10
0の上面の他側部には、ブック物原稿に対応した第3の
露光部105が設けられており、これにより二系列の露光
システムを持つ光学系が構成されている。
複写機本体100内には、複写用紙Yの給紙カセット106
a、106b、106c、及び106dが装着されている。これら給
紙カセット106a、106b、106c、及び106d内に載置された
複写用紙Yは上取りされて給紙経路107a、107b、107c、
及び107dへそれぞれ給紙されるように構成されている。
各給紙カセット106a、106b、106c、及び106dの上面に設
置した給紙ローラ108a、108b、108c、及び108dが給紙駆
動用モータM8により回転駆動され、これにより給紙経路
107a、107b、107c、及び107dへそれぞれ1枚づつ給紙さ
れる。給紙経路107a、107b、107c、及び107d及び後述す
る中間トレイ109からの再搬送経路110には、用紙搬送用
ローラ111a、111b、111c、111d、及び111eがそれぞれ設
置されている。これら搬送用ローラ111a、111b、111c、
111d、及び111eが駆動用モータM9で回転駆動され、複写
プロセス工程に複写用紙Yを給送する。
複写機本体100の側面外部にはオフセットトレイ112a
及び無効転写紙の排出用トレイ112bが設置されており、
このオフセットトレイ112aにはソレノイドSOL8が取り付
けられている。このソレノイドSOL8を所定時間オンする
と、第2図において紙面の手前の方向にオフセットトレ
イ112aがシフト動作し、また、次にSOL8を所定時間オン
すると紙面の裏の方向にシフト動作する。これよって、
オフセットレイ112a上に、原稿に対して複数部の複写用
紙Yが仕分けされた状態で排出されることになる。ま
た、無効転写紙は、図示しないゲートにより振り分けら
れて排出用トレイ112b上に排出される。
複写プロセス工程へ給紙された後に、画像受像手段及
び定着装置104を通った複写用紙Yをこのオフセットレ
イ112aへ排出するための排出経路113と、この排出経路1
13より分岐した複写用紙表裏反転経路(スイッチバック
経路)114とが設けられている。複写プロセス工程及び
定着装置104を通過し、一方の面に原稿が複写された複
写用紙Yは、オペレータの所望の複写内容に応じて下記
の3種類の方法でオフセットトレイ112aへ排出される。
(A)排出経路113をそのまま通過してオフセットトレ
イ112aへ排出される。
(B)排出経路113へ向かった後、複写用紙Yの他面に
複写を行うために、スイッチバック経路114にて反転さ
れ、再度、複写プロセス工程へ搬送する為に、一時的に
中間トレイ109に収納される。中間トレイ109に積み重ね
られた複写用紙Yはその最下部より順次モータM14によ
り回転駆動される給紙ローラ115によって再搬送経路110
へ給送される。そして、複写プロセス工程へ給送され
て、定着装置104を通り、排出経路113を通過してオフセ
ットトレイ112aへ排出される。
(C)排出経路113へ向かった後、スイッチバック経路1
14にて反転された後、排出経路113よりオフセットトレ
イ112aへ排出される。
上述した3種の方法を可能とするため、排出経路113
とスイッチバック経路11とは、第2図に示す構成となっ
ている。即ち、スイッチバック経路114は、排出経路113
の2つの位置より分岐した経路114a及び114bと、これら
経路114a及び114bが合流した経路114cと、この経路114c
より分岐して中間トレイ109へ向かう経路114dとから構
成される。経路114aと排出経路113との分岐部にはゲー
トフラッパ116が、経路114a及び114bの分岐部にはゲー
トフラッパ117が、経路114c及び114dの分岐部にはゲー
トフラッパ118がそれぞれ設置されている。これらのゲ
ートフラッパは図示していない駆動ソレノイドによって
作動せしめられ、オペレータの所望の複写内容に応じて
複写用紙Yの搬送経路が自動的に選択される。経路114a
及び114bの分岐部近傍にはローラ119a、119b、及び119c
が設置されており、経路114b及び114cの分岐点近傍には
ローラ120a、120b、及び120cが設置されていて複写用紙
Yの搬送を行っている。また、経路114a及び114bの分岐
部近傍の経路114cには、反転用ローラ121が設置され、
駆動用モータM11で正逆回転駆動されている。これによ
り、複写用紙Yの搬送方向が反転されると共に、経路11
4a及び114dの分岐部の下流位置に反転用ローラ122が設
置されており、駆動用モータM12で正逆回転駆動されて
いる。さらに、排出経路113の出口近傍に出紙検知用の
センサSEN14が、経路114aの入口部近傍及び経路114cに
用紙反転検知用のセンサSEN15及びSEN16が、経路114dの
出口近傍に中間トレイ入口検知用のセンサSEN17がそれ
ぞれ設置されている。
さらに図中、123a、123b、及び123cは排出経路113に
沿って配置した搬送用ローラ、124は経路114dに配置し
た搬送用ローラをそれぞれ示している。搬送用ローラ12
3a、123b、及び123cは、感光体ドラム101等の複写プロ
セス工程構成部及び定着装置104と同期してモータM10で
駆動されている。
このように構成することにより、上述の(A)の場合
は、ゲートフラッパ116で経路114aを閉鎖し複写用紙Y
を排出経路113に沿って排出する。
(B)の場合は、ゲートフラッパ116で排出径路113を
閉鎖してスイッチバック経路114の経路114aへ複写用紙
Yを導き、ゲートフラッパ117で経路114cを開き、この
経路114cを通って反転用ローラ122で搬送方向を反転さ
せる。さらに、ゲートフラッパ118で経路114dを開き、
中間トレイ109へ複写用紙Yを導く。
(C)の場合は、複写用紙Yを経路114cへ導いた後、
反転用ローラ121で搬送方向を反転させ、ゲートフラッ
パ117で経路114b側を開いて、この経路114bより排出経
路113へ導く。
次に、複写機本体100に設けた光学系について説明す
る。
複写機本体100の内部上方には、原稿面についてスリ
ット露光を行う光源150と、ミラー151a、151b、151c、
及び151dと、レンズ152とを備えた光学装置システムが
走査自在に設置されている。この光学装置システムで、
光源150からの光がシート原稿Xの画像面上に照射さ
れ、その反射光がミラー151a、151b、151c、及び151dと
レンズ152とを経て、感光体ドラム101の表面に配光され
る。このように、この光学装置システムでは、循環式自
動原稿供給装置10のシート原稿Xの提示に応じて、第1
の原稿シリンダ27の第1の露光部14及び第2の原稿シリ
ンダ28の第2の露光部15にて停止状態で露光を行い、ま
た、ブック原稿などが第3の露光部105に載置された場
合は光学系を走査させつつ露光を行う2つのシステムを
採用している。ミラー系の駆動は駆動用モータM13で行
っている。
なお、感光体をベルト感光体とし、その上面を上述の
第1、第2、第3の露光部が形成する面と平行に配置し
て、レンズを自己集束性伝送体アレーなどで構成すれ
ば、ミラーを使用しなくても、感光体上に画像形成が可
能である。
本複写装置においては、各部位に用紙検知用のセンサ
が設けられている。SEN8は光学系第2の露光位置検知用
のセンサ、SEN9は光学系第1の露光位置検知用のセン
サ、SEN10はOC部原稿先端位置検知用のセンサ、SEN11は
複写用紙ホッパ出口検知用のセンサ、SEN12は複写用紙
転写前検知用のセンサ、SEN13は定着後検知センサ、SEN
17は中間トレイ内用紙有無検知用のセンサ、SEN18は中
間トレイ出口検知用のセンサである。さらに、第2図及
び第3図には図示していないが、循環式自動原稿供給装
置10内に第1の露光部14への原稿送り出し用のクラッチ
CLT1、第2の露光部15への原稿送り出し用のクラッチCL
T2が設けられていると共に、複写機本体100内に複写用
紙と原稿先端露光との同期用クラッチCLT3が設けられて
いる。
上述した循環式自動原稿供給装置を備えた両面複写装
置により、オペレータの所望する複写内容に応じて、 (a)片面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート (b)片面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート (c)両面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート (d)両面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート の何れにでも、原稿を複数回循環させて自在に複写を行
うことが可能である。
また、オペレータの所望する複写内容により、シート
原稿を原稿シリンダに複数回巻き付けたまま露光を行
い、シート原稿の一循環中に複数枚の複写を行うことも
出来る。
第4図は第2図の複写装置の制御装置のブロック図を
示している。
同図に示す制御装置により複写機本体側と循環式自動
原稿供給装置10とが互いに関連して制御される。即ち、
各モータM1〜M14はモータドライバ200に、クラッチCLT1
〜CLT3はクラチドライバ201に、各ソレノイドSOL1〜SOL
4はソレノイドドライバ202にそれぞれ接続されている。
これら各ドライバ200、201、及び202と、直流電源203
等、原稿搬送制御、用紙搬送制御、プロセス部の制御に
用いられる制御要素はインターフェイス回路(I/O)204
に接続されている。さらに、センサSEN1〜SEN18もこの
インターフェイス回路204に接続されている。インター
フェイス回路204は、また、マイクロプロセッサ205に接
続されており、センサSEN1〜SEN18からの検知信号をマ
イクロプロセッサ205へ出力すると共にマイクロプロセ
ッサ205からの制御信号に応じて上述の各ドライバ200、
201、及び202を制御する。マイクロプロセッサ205は、R
OM206とRAM207に接続されており、ROM206にあらかじめ
記憶されている制御用プログラムに従って制御を行う。
RAM207はバッファ用メモリや複写制御に必要となる後述
するフラグ、カウンタ、タイマその他の演算用領域とし
て使用される。
また、インターフェイス回路204はドライバ208を介し
て調光ユニット209、コピーランプ210に接続されると共
に、操作パネル211のオペレータ操作用のキー212及び表
示ドライバ213に接続されており、この表示ドライバ213
は表示装置214に接続されている。さらに、インターフ
ェイス回路204はセレクトスイッチSSW1〜SSW4に接続さ
れている。
第5図は操作パネル211上の配置を示す図である。
同図に示すように、操作パネル211は、複写枚数設定
用のテンキー212a、クリアオールキー212b、複写条件設
定用のRDH−SELECTキー212c、原稿自動供給用のADFキー
212d、複写開始を指示するためのプリントスイッチ212
e、SET表示部214a、COUNT表示部214b、4種のRDH複写モ
ード表示部214c〜214fと、ADFのモード表示部214gとを
備えている。
RDH複写モード表示部214c〜214fは、片面原稿より片
面複写をとる場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面原稿より
両面複写をとる場合(SIMPLEX→DUPLEX)、両面原稿よ
り片面複写をとる場合(DUPLEX→SIMPLEX)、両面原稿
より両面複写をとる場合(DUPLEX→DUPLEX)の4つの複
写モードを示し、RDH−SELECTキー212cを1回押すごと
に上から順次オンしてランプが点灯する。最下位置の次
は最上位置に戻り、イニシャル状態では最上位置に自動
復帰する。複写の必要部数はテンキー212aで設定し、設
定数はSET表示部214aで表示される。複写動作が開始さ
れると、出来上がった部数がCOUNT表示部214bに順次表
示されていく。SET部数とCOUNT部数とが一致したところ
で、機械は停止し、SETカウンタがリセットされてSET表
示部214aは“0表示”に戻る。COUNTカウンタの内容、
従ってCOUNT表示部214bの表示は次にプリントスイッチ2
12eがオンされるまで維持される。
以上説明した原稿自走式の自動原稿供給装置10におい
て、複写途中でクリアオールキーが押下されたり、割り
込みが終了したり、又は用紙切れで停止したりすること
により搬送されている途中のシート原稿Xを原稿ホッパ
11内へ戻す必要の生じることがある。このような場合、
シート原稿Xは高速の搬送速度で空搬送される。
第1図は、この制御のためにマイクロプロセッサ205
が実行するプログラムのフローチャートである。
自動原稿供給装置10が作動を開始すると、まずステッ
プS1において、搬送されている途中のシート原稿Xを初
期状態に戻す上述のごとき事態が生じたかどうか繰り返
し判別する。
シート原稿Xを初期状態に戻すべき事態が生じた場合
のみ次のステップS2へ進み、本体内に仕掛り中の複写用
紙がないかどうか、即ち給紙済の未複写用紙が存在しな
いかどうか、繰り返し判別する。仕掛り中の複写用紙が
なくなった時点で、次のステップS3へ進み、搬送速度を
最大速度としてシート原稿Xの搬送を開始する。この場
合、シート原稿Xの搬送動作のみが行われる。この最大
速度とは、多くの場合、最小の縮小倍率で複写を行うと
きの搬送速度に等しい。
次のステップS4では、一巡検知センサSEN1等からの信
号を見てシート原稿Xが全て原稿ホッパ11内へ戻ったか
どうか繰り返し判別する。全てのシート原稿Xが原稿ホ
ッパ11内へ戻った場合のみステップS5へ進み、自動原稿
供給装置10の作動を停止させてこの処理を終了する。
このように本実施例によれば、複写途中でクリアオー
ルキーが押下されたり、割り込みが終了したり、又は用
紙切れで停止したりした場合、シート原稿Xが高速で搬
送されるため、シート原稿Xを初期状態に戻すための時
間が大幅に短縮され、従って効率的な複写動作を行うこ
とができる。
なお、本発明における制御手段は、上述したようにマ
イクロプロセッサ205が実行するプログラムで達成され
ている。
第6図は本発明の他の実施例における原稿搬送速度制
御のためにマイクロプロセッサ205が実行するのプログ
ラムのフローチャートであり、第7図は本実施例の動作
を説明する図である。
この実施例は、原稿自走式の自動原稿供給装置10にお
いて、シート原稿Xのジャム等によりリカバリーを行う
ため複写済みのシート原稿Xを空搬送して原稿ホッパ内
11へ送る制御に関する。本実施例における自動原稿供給
装置10及び複写装置100の構成はこのプログラムを除い
て前述の実施例と全く同じである。
以下、第6図及び第7図を用いて本実施例の動作を説
明する。
ただし第7図の例は、片面原稿から片面複写シートを
作成する場合を示している。
第7図(A)に示すように、原稿ホッパ11内には、シ
ート原稿X1、X2、及びX3が載置されている。自動原稿供
給装置10が作動を開始すると、第7図(B)に示すよう
に、シート原稿X1、X2、及びX3が搬送経路に沿って順次
搬送される。第7図(B)の場合、シート原稿X1は第2
の露光部15、即ち第2の原稿シリンダ28の下側で露光さ
れるために搬送され、その露光内容が複写用紙Y1に複写
される。この場合、複写用紙Y1へは有効に複写が行われ
たこととなり、この複写用紙Y1はオフセットトレイ112a
へ排出される。
第7図(C)に示すように、シート原稿X2がジャムを
起こしたとすると、複写用紙Y2′は不完全コピーとな
り、第7図(D)及び(E)に示すように、排出トレイ
112bへ排出されて本自動原稿供給装置10の作動が停止す
る。
ユーザーがシート原稿X2のジャムを解除し、第7図
(A)と同じ状態にシート原稿X1、X2、及びX3を戻した
後、プリントスイッチ212e(第5図)を押下すると、リ
カバリー動作スタートとなって第6図のプログラムが実
行される。
まずステップS10において、搬送速度を最大速度とし
てすでに複写済みのシート原稿X1を空搬送して原稿ホッ
パ11内へ戻す。この最大速度とは、多くの場合、最小の
縮小倍率で複写を行うときの搬送速度に等しい。
次にステップS11へ進み、シート原稿X2の露光が開始
される時点に至ったかどうか、即ち、シート原稿X2が第
2の原稿シリンダ28の下側の第2の露光部15まで搬送さ
れかどうか判別する。シート原稿X2の露光が開始される
時点でない場合は、ステップS10へ戻り、最大速度で搬
送を行う。このステップS11の判断は、具体的には、す
でに複写されたシート原稿の枚数を記憶しておき、この
枚数だけ空搬送を行って原稿ホッパ11内へ戻した後、次
のシート原稿が露光位置へ到達したことを露光部前検知
用のセンサSEN5によって検出したかどうかによって例え
ば行う。
第7図(G)に示すように、シート原稿X2の露光が開
始される時点である場合は、ステップS12へ進み、通常
の搬送速度に戻して以後のシート原稿X2及びX3の露光及
び転写動作等を行う。この通常の搬送速度は、その時の
所望の複写倍率に応じて設定される。第7図(H)は、
シート原稿X3の露光動作を行っている状態を示してい
る。
このような制御を行うことにより、第7図(I)に示
すように、ジャムが発生してもシート原稿X1、X2、及び
X3を複写した用紙Y1、Y2、及びY3がオフセットトレイ11
2a上に排出されることとなる。
このように本実施例によれば、シート原稿Xのジャム
等によるリカバリーを行う場合、すでに複写済みのシー
ト原稿Xが高速で搬送されるため、ジャムリカバリーの
時間が大幅に短縮され、従って効率的な複写動作を行う
ことができる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、供給すべ
き原稿を載置しておく載置手段と、載置手段に結合した
搬送経路と、搬送経路に沿って指示された搬送速度で原
稿を自走させる搬送手段と、この搬送経路を介して原稿
を強制的に載置手段へ送る場合は搬送手段による原稿の
搬送を上述の指示された搬送速度より高速度で行うべく
制御する制御手段とを備えているため、複写途中でクリ
アオールキーが押下されたり、割り込みが終了したり、
又は用紙切れで停止したりした場合、原稿を搬送途中か
ら短時間で初期状態に戻すことができ、また、原稿のジ
ャム等によるリカバリーを行う場合、すでに複写済みの
原稿が高速で搬送されるため、ジャムリカバリーの時間
が大幅に短縮される。従って、複写装置に能率の良い複
写動作を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における原稿搬送速度制御の
ためのプログラムのフローチャート、第2図はこの実施
例における両面複写装置の構成を概略的に示す構成図、
第3図は第2図の複写装置の自動原稿供給装置を詳細に
示す構成図、第4図は第2図の複写装置の制御装置のブ
ロック図、第5図は第2図の複写装置の操作パネル上の
配置図、第6図は本発明の他の実施例における原稿搬送
速度制御のためのプログラムのフローチャート、第7図
は第6図の実施例の動作を説明する図である。 10……自動原稿供給装置、11……原稿ホッパ、13……原
稿提示部、16、17、18……搬送機構、20……原稿搬送ベ
ルト、100……複写機本体、204……インターフェイス回
路、205……マイクロプロセッサ、SEN1〜SEN18……セン
サ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−166056(JP,A) 特開 平1−265265(JP,A) 特開 平1−187142(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給すべき原稿を載置しておく載置手段
    と、該載置手段から供給された原稿を案内する搬送経路
    と、該搬送経路に沿って指示された搬送速度で原稿を自
    走させる搬送手段と、該搬送経路を自走する原稿の位置
    を検知する検知手段と、該搬送手段による原稿の搬送を
    指示された速度で行う制御手段とを備え、該制御手段
    は、該検知手段で検知したジャムが発生した原稿を除去
    してリカバリーを行い、既に複写済みの原稿を該搬送経
    路を搬送させて再び原稿の該載置手段へ空搬送する場合
    は、該制御手段による原稿の搬送を所定倍率に応じた露
    光速度により高速度で行うべく制御し、その後、露光で
    きなかった原稿の搬送速度を所定倍率に応じた露光速度
    に切り換える構成を有することを特徴とする自動原稿供
    給装置。
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JPH01187142A (ja) * 1988-01-18 1989-07-26 Konica Corp 原稿搬送装置
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