JP2554748B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2554748B2
JP2554748B2 JP1205045A JP20504589A JP2554748B2 JP 2554748 B2 JP2554748 B2 JP 2554748B2 JP 1205045 A JP1205045 A JP 1205045A JP 20504589 A JP20504589 A JP 20504589A JP 2554748 B2 JP2554748 B2 JP 2554748B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複写機に関し、さらに詳しくは、複数枚の複
写を行う場合に、「合い紙」と称して、得られる複写紙
の予め定められる位置に複写紙とは識別可能な紙を介在
して複写紙を区分けして排出する機能を有する複写機に
関する。
従来の技術 近年、同一寸法、複写枚のシート状原稿を効率的に複
写するために循環式自動原稿供給装置などと呼ばれる原
稿供給装置が複写機に備えられる傾向にある。さらに複
写機には、複写枚の複写を行う場合に、得られる複写紙
を前記合い紙によってグループ分けする複写機能が備え
られる。
上述した原稿供給装置を備える複写機において、得ら
れる複写紙に合い紙を挿入するときに、たとえば原稿供
給装置の原稿収納手段に複数枚の頁数順に揃えられた原
稿を収納し、供給時には最終頁の原稿から順に読取位置
へ搬送して原稿像の読取り露光および複写を行う場合、
操作者は合い紙を介在すべき位置、たとえばその頁数を
原稿の最終頁から予め数え上げて入力しておくことが必
要である。
発明が解決しようとする課題 操作者が、複数枚の頁数順に揃えられた原稿の合い紙
を介在すべき位置を、たとえば頁数の最も若い原稿から
の枚数によって把握しているときでも、上述のように原
稿供給装置が最終頁の原稿から順に搬送を行う場合に
は、複写機には原稿の全枚数が入力されないために、合
い紙を介在すべき位置が判断不可能となる。
また、たとえば操作者が、上述の合い紙を介在すべき
位置を最終頁の原稿からの枚数として数え上げて入力す
る場合、操作者の負担は多大となり、複写機はその機能
性が劣ると言わざるを得ない。
本発明の目的は、頁数順に揃えられた原稿を最終頁か
ら順に供給して複写動作を行う複写機において、操作者
によって入力手段から合い紙を介在すべき原稿の第1頁
目からの頁数を入力することによって、複写された複写
紙の正確に位置を合い紙を確実に介在することができる
ようにした複写機を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、複数枚の原稿を最終頁の原稿から1枚ずつ
順に供給する原稿供給手段と、 原稿の枚数を設定する手段と、 複写紙および合い紙を供給する複写紙/合い紙供給手
段と、 原稿の第1頁目からの合い紙を介在すべき頁数を入力
する入力手段と、 原稿像を複写紙に複写する複写手段と、 複写手段によって複写される原稿の枚数を数え上げる
計数手段と、 原稿枚数設定手段と入力手段との各出力に応答し、原
稿の最終頁からの合い紙を介在すべき頁数を補正演算し
て求める補正演算手段と、 計数手段と補正演算手段との各出力に応答し、複写紙
/合い紙供給手段からの合い紙を、複写手段によって複
写された複写紙の、入力手段で指定された位置に介在す
る介在手段とを含むことを特徴とする複写機である。
作 用 本発明に従えば、原稿供給手段は複数枚の原稿を最終
頁の原稿から1枚ずつ順に供給し、複写紙/合い紙供給
手段からは複写紙および合い紙が供給される。複写手段
は、供給される原稿の原稿像を複写紙に複写する。
入力手段によって、各原稿に対応した複写紙の合い紙
を介在すべき位置に関する情報である原稿の第1頁目か
らの頁数が予め入力される。補正演算手段は、設定され
た原稿枚数と入力手段によって入力された原稿の第1頁
目からの合い紙を介在すべき頁数とに基づいて補正演算
を行い、これによって介在手段は補正演算された頁数
と、計数手段によって計数される複写される原稿の枚数
とに基づいて、入力手段によって入力された合い紙を介
在すべき位置に、複写紙/合い紙供給手段からの合い紙
を介在し、得られる複写紙を複数組に区分けする。
このように最終頁の原稿から順に供給され、その原稿
の間に合い紙を介在して複写紙をグループ分けする場
合、複写機には、合い紙を介在すべき位置である原稿の
第1頁目からの頁数を入力手段によって指定するだけで
すみ、複写機の操作性および機能性が向上する。
実施例 第1図は、循環式原稿供給装置1を装備する転写形静
電式複写機の基本的構成を示す簡略化した断面図であ
る。複写機本体100の内部中央には、直円筒体の感光体1
01が回転自在に配設される。感光体101の外周部には、
帯電用コロナ放電器102および現像装置103などと共に各
複写工程部が設けられ、感光体101に対して図面左方側
には定着装置104が配設される。
循環式自動原稿供給装置1は複写機本体100の上部面
に備えられ、この原稿供給装置1の第1支持筒5と第2
支持筒6の鉛直下方にそれぞれ構成される第1読取位置
20と第2読取位置21とが、本体100の上部面において略
同一平面に並列に設けられる。
また、複写機本体100の上部面には、製本化された書
籍などに対応した第3読取位置105を設け、2系統の読
取り露光方式が可能な露光手段149を構成する。
第2図は、循環式原稿供給装置1の簡略化した断面図
である。原稿供給装置1は、原稿を収納する手段として
の原稿収納部2、原稿収納部2から原稿を1枚ずつ給紙
する給紙手段3、原稿を外周面に沿って搬送して第1読
取位置20へ一方の表面を臨ませる直円状の第1支持筒
5、搬送される原稿の他方の表面を第2読取位置21へ臨
ませる直円筒状の第2支持筒6、原稿収納部2から第1
支持筒5へ原稿を搬送する原稿搬送手段7、第1支持筒
5から第2支持筒6までの間に介在して第2読取位置21
へ臨む表面が第1読取位置20に臨む一方表面に対する他
方表面となるように原稿の搬送状態を反転させる原稿反
転手段8、第2支持筒6から原稿収納部2へ原稿を戻す
原稿収納手段9を含んで構成される。
原稿収納部2は、たとえば両面に原稿像を有し、かつ
付された頁数順に揃えられた複数のシート状原稿Dを、
その一端部(第1図において左端部)を端部揃え部材10
で揃えた状態で、その頁数が最も若い原稿面を原稿搬送
ベルト11上に向けて載置して受入れる。この原稿収納部
2内に載置された原稿Dを、最上部に位置する原稿、す
なわち最終頁の原稿から順に1枚ずつ原稿搬送手段7に
分離給送するために、原稿収納部2の上方に原稿給紙手
段3を構成する給紙ローラ12が設けられる。この給紙ロ
ーラ12は、原稿送出しモータM2によって予め定められた
タイミングで矢印方向に回転駆動されると共に、回転時
にソレノイドなどの力によってレバー13を介して最上部
に位置する原稿D0に押付けられ、これによって原稿D0か
ら順に原稿搬送手段7へ分離給送を行う。なお、給紙ロ
ーラ12をその自重によって原稿に常時接触させるように
してもよい。
原稿収納部2から給紙ローラ12によって原稿Dが1枚
ずつ送込まれる原稿搬送手段7は、図示の如く、水平方
向から下方垂直方向に曲折した搬送経路14を備える。こ
の搬送経路14の入口側端部には、原稿Dの重送を防止す
るための捌きローラ15a,15bが設置される。上側ローラ1
5aは原稿を搬送する方向に回転駆動され、下側ローラ15
bは原稿を戻す方向に回転駆動され、これらローラ15a,1
5b間を通過させることによって、原稿Dは確実に1枚ず
つに分離して搬送経路14に送られる。この搬送経路14に
は、搬送方向に間隔をあけて各一対の搬送ローラ16a,16
b,16c,16dが設置される。
これら各一対のローラ16a〜16dはそれぞれ原稿Dの両
面に回転自在に当接し、上記ローラ16a〜16dを原稿搬送
モータM3で強制回転することによって、上記各ローラで
案内しながら原稿Dを搬送経路14に沿って矢符17方向に
搬送する。この搬送経路14の入口側近傍には、原稿給送
検出器S2が、出口側近傍には第1読取位置前検出器S3が
それぞれ設置される。
また、搬送経路14の出口部(第1支持筒5の近傍)に
は、一対の第1レジストローラ19a,19bを設置する。こ
の第1レジストローラ19a,19bは、図示していないが、
駆動軸にクラッチCLT1を介して連結されており、クラッ
チCLT1のオン・オフ制御によって回転を停止し、再回転
を行わせる。クラッチCLT1のオン・オフ制御は、操作者
の所望の複写内容に従って制御される。すなわち、原稿
Dの読取りが必要な場合には、複写機本体100における
複写紙の搬送と同期を取るために、ローラ19a,19bの回
転を停止して原稿Dを待機させ、同期が取られた後に再
回転して第1支持筒5へ原稿Dを搬送する。一方、原稿
Dの読取りが不必要な場合は、常時ローラ19a,19bを他
の搬送ローラと同様に単に搬送用ローラとして回転し、
原稿Dを停止することなく、通過させる。
なお、第1レジストローラ19a,19bが単に搬送用ロー
ラとして動作する場合には、搬送される原稿Dの許容さ
れる最大長さl1未満の長さだけ第1レジストローラ19a,
19bよりも搬送方向上流側にある搬送ローラ16c,16dの回
転は、原稿Dの搬送が終了するまで停止しない。一方、
第1レジストローラ19a,19bが、原稿Dを待機させて第
1支持筒5への搬送のタイミングを調整するレジスト用
ローラとして動作する場合には、前記位置にある搬送ロ
ーラ16c,16dの回転も制御される。すなわち、搬送経路1
4を搬送される原稿Dの搬送方向先端部が第1レジスト
ローラ19a,19bのローラ間に到達すると、搬送ローラ16
c,16dの回転は一旦停止し、原稿Dの搬送を停止する。
その後、第1レジストローラ19a,19bが回転を開始する
と同時に搬送ローラ16c,16dの回転もまた再開され、原
稿Dの搬送を再開する。
原稿Dの原稿像を読取る位置は、水平方向に間隔をあ
けて並列に設置した第1支持筒5と第2支持筒6のそれ
ぞれの鉛直下端面に対応して構成される第1読取位置20
と第2読取位置21とからなる。これら第1読取位置20と
第2読取位置21とは、図示のように同一平面上に位置す
る。
前記各支持筒5,6は、それぞれ原稿搬送モータM4,M5に
よって複写紙への複写速度に同期した速度で時計方向に
回転駆動される。また各支持筒5,6には、その外周面に
沿ってそれぞれ所定間隔をあけて従動ローラ22a〜22d,2
3a〜23dが設置されており、これら従動ローラによって
原稿Dを各支持筒5,6の各外周面に押付けて巻付け、支
持筒5,6の外周面に形成された周回搬送経路20a,21aに沿
って原稿Dを搬送する。
この周回搬送経路20a,21aの鉛直下方には、硬質透明
ガラス24,25が設置されて上記第1および第2読取位置2
0,21を構成する。原稿Dが第1支持筒5と第1透明ガラ
ス24との間を通過する際には、原稿Dの一方の表面(第
2図において、原稿収納部2に積重されている原稿Dの
上面)を読取り露光して一方表面に対応した画像の形成
を行う。第2支持筒21と第2透明ガラス25との間を通過
する際には、後述するように、原稿Dの他方の表面(原
稿収納部2において、原稿Dの下面)を読取り露光して
他方表面に対応した画像の形成を行う。
なお、これら第1読取位置20および第2読取位置21で
の読取り露光動作は、操作者の所望の複写内容によって
は、行われることなく原稿Dがそのまま通過する場合も
ある。
第1読取位置20には、前記原稿搬送手段7の搬送経路
14を介して、第1レジストローラ19a,19bの回転力によ
って第1支持筒5に原稿Dを巻付けつつ搬送する。第1
支持筒5と第2支持筒6との間には、図示のように、原
稿Dが読取位置に臨む表面を切換える表裏反転経路30を
備えた原稿反転手段8が配設される。表裏反転経路30
は、第1支持筒5と第2支持筒6との周回搬送経路20a,
21aの対向する部位からそれぞれ上方へ傾斜して伸長す
る第1経路30aおよび第2経路30bと、これら経路30a,30
bの合流点から水平左方向へ伸長する第3経路30cとより
構成される。
第1支持筒5の周回搬送経路20aに連続する第1経路3
0aの入口部には方向転換爪31が設置される。この方向転
換爪31をソレノイドSOL1によって作動させて、原稿Dを
第1経路30aに、または第1原稿支持筒5の周回搬送経
路20aに選択的に搬送する。すなわち、第1読取位置20
を通過した原稿Dを、操作者の所望の複写内容に従っ
て、一度の読取り露光でよい場合には方向転換爪31を第
1図の実線位置に作動して原稿Dを第1経路30aに搬送
する。一方、読取り露光が複数回必要な場合には、方向
転換爪31を2点鎖線位置に作動して、原稿Dを第1支持
筒5の周回搬送経路20aに沿って複数回搬送する。
読取り露光動作終了後、方向転換爪31は実線位置に作
動し、第1経路30aに原稿Dを搬送する。第1経路30aに
は、原稿Dの搬送方向後端部を検出する第1読取位置後
検出器S4、一対のローラ34a,34b、方向転換爪35が原稿
Dの搬送方向上流側から順に設置される。前記検出器S4
の検出信号に基づいて、以下の表裏反転動作が制御され
る。
原稿Dは、ローラ34a,34bが回転駆動されることによ
って、方向転換爪35を経て第3経路30cへと搬送され
る。第3経路30cには、各一対の搬送ローラ36a,36b;37
a,37bが配設される。ローラ36a,37aは、原稿反転用モー
タM6によって正逆回転される。これら搬送ローラ36,37
は、方向転換爪35からの原稿Dを第3経路30c内で矢符4
0a方向に搬送した後、原稿Dの搬送方向後端部が方向転
換爪35を通過した時点で、モータM6の回転が反転される
ことによって、原稿Dを矢符40b方向へ搬送する。
方向転換爪35は、ソレノイドSOL2によって第1図の実
線で示す状態とされ、第3経路30cに対して第1経路30a
を閉鎖する一方、第2経路30bを開放し、原稿Dが第2
経路30bへ搬送されるようにする。第2経路30bにはロー
ラ34cが配置され、ソレノイドSOL3によってローラ34aに
圧接されてその間に原稿Dを挟持して搬送する。以上説
明した原稿の表裏反転動作は、正逆転ローラ36,37を用
いて実現しているが、たとえば、ベルト搬送装置やエア
ー搬送装置などを用いた構成にて行ってもよい。
また前記ローラ34a,34cの回転力は、第2支持筒6が
その外周面に原稿Dを巻付けて第2読取位置21へ搬送す
る動作を補助している。前記ローラ34cに関して搬送方
向下流側位置には、原稿Dの搬送方向先端部の通過を検
出する第2読取位置前検出器S5が設置される。
さらに前記検出器S5に関して搬送方向下流側には、一
対の第2レジストローラ59a,59bが配設される。この第
2レジストローラ59a,59bは、図示していないが、駆動
軸にクラッチCLT2を介して連結されており、クラッチCL
T2のオン・オフ制御によって回転を停止し、再回転を行
わせる。クラッチCLT2のオン・オフ制御は、操作者の所
望の複写内容に従って制御される。
すなわち原稿Dの読取りが必要な場合には、複写紙と
の同期を取るために、ローラ59a,59bの回転を停止して
原稿Dを待機させ、同期が取られた後に再回転して第2
支持筒6へ原稿Dを搬送する。一方、原稿Dの読取りが
不必要な場合は、単に搬送用ローラとして常時ローラ59
a,59bを回転し、原稿Dを停止することなく、通過させ
る。ここで前記ソレノイドSOL3の動作は、前記ローラ59
a,59bの回転動作に応じて制御される。
なお、搬送される原稿Dの許容される最大長さl1未満
の長さだけ第2レジストローラ59a,59bよりも搬送方向
上流側にある搬送ローラ36,37は、前述の第1レジスト
ローラ19a,19bと搬送ローラ16c,16dとの動作関係と同様
の動作をなす。
すなわち、第2レジストローラローラ59a,59bが単に
搬送用ローラとして動作する場合には、原稿Dを第2支
持筒6へ搬送するための搬送ローラ36,37の回転は、原
稿Dの搬送が終了するまで停止しない。一方、第2レジ
ストローラ59a,59bがレジスト用ローラとして動作する
場合には、原稿Dの搬送方向先端部がローラ59a,59b間
に到達すると、搬送ローラ36,37の回転は一旦停止す
る。その後、第2レジストローラ59a,59bが回転を開始
すると同時に搬送ローラ36,37の回転もまた開始され、
原稿Dの搬送を再開する。
前述のように、表裏反転経路30で原稿Dの搬送方向が
反転されることにより、原稿Dの既に第1読取位置20へ
臨んだ一方表面が第2支持筒6の外周面に臨んで巻き付
けられ、原稿Dのまだ読取位置を臨んでいない他方表面
を外面側として第2支持筒6にて搬送される。したがっ
て、第2読取位置21では原稿Dの他方表面が読取り露光
され、他方表面に対応した画像が形成される。なお、こ
の第2読取位置21での読取り露光動作は、操作者の所望
の複写内容によっては、行われることなく原稿Dをその
まま通過させる場合もある。
第2支持筒6に関して、第2読取位置21を通過した原
稿Dが周回搬送経路21aから原稿収納手段9の搬送経路4
5へ分岐する部位には方向転換爪46が設置される。この
方向転換爪46はソレノイドSOL4によって作動し、搬送経
路45に対して周回搬送経路21aを選択的に開閉する。
すなわち、操作者の所望の複写内容に従って、第2読
取位置21での読取り露光が1回のみの場合には、周回搬
送経路21aが開放されて原稿Dは搬送経路45へ搬送す
る。一方、複数回の読取り露光を行う場合には、搬送経
路45が閉鎖されて周回搬送経路21aにて原稿Dを必要回
数搬送した後に、搬送経路45へ搬送する。
前述したように、第1読取位置20で原稿Dの一方表面
を、第2読取位置21で他方表面をそれぞれ読取り露光す
ることによって、原稿Dの表裏両面を複写できる。ま
た、これら第1読取位置20と第2読取位置21とでそれぞ
れ必要回数読取り露光できるので、複数枚の原稿Dに対
して必要な複数部の複写をとることができる。
第2読取位置21から原稿収納部2へ原稿Dを戻す原稿
収納手段9において、前記搬送経路45は、前記搬送ベル
ト11の下方側端部に接続して原稿Dを搬送ベルト11へ搬
送する。すなわち、搬送経路45には、各一対の搬送ロー
ラ50,51を設置して原稿Dを搬送する。また、搬送経路4
5の出口近傍は、原稿Dの通過を検知する原稿収納前検
出器S6を設置する。この検出器S6からの検出信号によっ
て、搬送ベルト11および原稿収納手段9の動作制御が行
われる。
無端状の搬送ベルト11は、図示のように上下および左
右に間隔をあけて設置したローラ55a,55b,55c,55dに巻
き掛けられている。駆動ローラ55bを、検出器S6からの
検出信号に基づいて戻し用搬送モータM7で矢印方向に回
転駆動することによって、搬送ベルト11を反時計方向に
回転駆動する。この搬送ベルト11の上張架部分は、原稿
Dの載置部を兼ねている。また、前記搬送経路45と近接
した位置には原稿呼込みローラ56が設置され、搬送ベル
ト11との間での搬送力によって、原稿Dを搬送ベルト11
の上張架部分と載置されている原稿Dの最下部との間に
送込む。
その際、送込み動作を円滑とするために、原稿収納部
2に載置された原稿Dの給紙方向下流側端部の下方側
に、原稿蹴上げローラ58が載置される。これによって積
重ねられた原稿Dの図面右方側端部を搬送ベルト11から
一時的に浮上し、最下端部に原稿を送込むための開口を
確実に広げる。最下端位置に送り込まれた原稿Dは、そ
の搬送方向先端部が端部揃え部材10に達した時点で、搬
送ベルト11の駆動用モータM7が駆動停止されることによ
って、原稿収納部2への戻し動作が終了する。
また、原稿収納部2には、図示のように、載置した原
稿Dの一循環を検知するために、たとえば鏡面仕上げさ
れたステンレス鋼板などから成る検知用作動部材60が配
設される。この作動部材60は、原稿Dを操作者が原稿収
納部2内に載置する前の状態では、第1図の実線で示す
下端位置にあり、その上に原稿Dが載置される。原稿収
納部2から原稿Dが1枚ずつ給送され、再び戻されるに
つれて作動部材60は次第に上方側へ変位し、未給送原稿
と再収納原稿との間に介在して両原稿を区分けする。原
稿Dが全て一循環すると、作動部材60は2点鎖線で示す
最上位に達する。
最上位に達した作動部材60は、原稿収納部2内のたと
えば発光素子および受光素子の組合わせから成る原稿一
循環検出器S1でその露出状態が検出され、一循環が終了
した旨を示す検出信号を発生する。この検出信号を利用
して、操作者の所望の複写部数だけ複写を行うなどの複
写機本体100側の動作が制御される。その後、作動部材6
0は、作動部材駆動モータM1の駆動によって180度回転
し、原稿Dに対して下方側の位置(元の位置)に戻され
る。
再び第1図を参照して、複写機本体100の内部上方に
は、原稿の表面をスリット露光する光源150、反射鏡151
a,151b,151c,151dおよびズームレンズ152を含む露光手
段149が設けられる。この露光手段149において、光源15
0からの光源光が原稿Dの画像に照射されると、その反
射光は反射鏡151a〜151dおよびレンズ152を経て、感光
体101の露光領域130にて結像する。
露光手段149は、原稿供給装置1における原稿Dの搬
送に応じて、第1支持筒5直下の第1読取位置20および
第2支持筒6直下の第2読取位置21に停止状態で読取り
露光を行う。また、書籍などが第3読取位置105に載置
された場合は、光源150および反射鏡151aを備える第1
移動体71が第3読取位置を走査しつつ読取り露光を行
う。これら2つの読取り露光方式は、上記露光手段149
を駆動用モータM13で駆動して行う。
第3図は、露光手段149の要所斜視図である。露光手
段149を移動させる移動手段70は、第1移動体71と、第
2移動体72と、各移動体71,72を支持する一対の案内軸7
3,74と、各移動体71,72の移動を行うための動力伝達部7
5とを含んで構成される。第1移動体71と第2移動体72
とは対を成しており、第1移動体71には光源150、反射
鏡151a(第1図参照)が固定される。第2移動体72に
は、反射鏡151b,151cが固定される。一対の移動体71,72
の両側部には挿通孔が設けられ、挿通孔には相互に案内
軸73,74が挿通される。したがって移動体71,72は、案内
軸73,74の軸線方向に摺動自在に移動可能である。
第1移動体71の側部には、ワイヤ固定部材76が設けら
れ、可撓性のワイヤ77の一部が固定される。ワイヤ77
は、プーリ78a,78b間に張架される。さらにワイヤ77
は、プーリ79に巻掛けられる。このプーリ79には、直流
モータM13の回転軸との間に可撓性のワイヤ80が巻掛け
られる。したがって直流モータM13の正逆回転動力がワ
イヤ80を介してプーリ79に伝達され、さらにワイヤ77が
矢符81a方向および矢符81b方向に回転駆動されることに
よって、第1移動体71は案内軸73,74に沿って移動す
る。このとき第2移動体72は、第1移動体71の半分の速
度で同一方向に移動する。
第1移動体71のワイヤ固定部材76の側部には、遮光性
の被検出片76aが設けられる。第1図に示される第1、
第2読取位置20,21および第3読取位置105の下方側に
は、ホームポジション検出器S7,S8,S9が設けられる。ホ
ームポジション検出器S7,S8,S9は、たとえば発光素子と
受光素子との間で光経路を構成する光学式検出器として
実現される。
検出器S7に被検出片76aが差掛かるとその光経路を遮
断し、複写機に内蔵されている処理回路は、その検出器
S7からの検出信号に基づいて直流モータM13の回転を制
御して、第1移動体71および第2移動体72の移動を停止
させるなどの制御が行われる。また第2読取位置21の下
方側にも検出器S7と同様の検出器S8が設けられており、
被検出片76aが差掛かることによって、第1移動体71お
よび第2移動体72の移動に関する信号を出力する。さら
に書籍などを読取り露光する第3読取位置105の下方側
において、第1移動体71の走査開始位置には検出器S7と
同様な検出器S9が設けられる。これによって第1移動体
71および第2移動体72の走査開始に必要な信号を出力す
る。
第1図および第2図を参照して、前述した第1レジス
トローラ19a,19bおよび第2レジストローラ59a,59bの各
動作が、レジストローラとして行われるか、あるいは単
なる搬送ローラとして行われるかの選択は、たとえば前
記ホームポジション検出器S7,S8からの検出信号に基づ
いて複写機内の処理回路によって行う。すなわち、光源
150が固定される第1移動体71の被検出片76aが検出器S7
に差掛かり、光源150が第1読取位置20の直下に設定さ
れる場合には、第1レジストローラ19a,19bはレジスト
ローラとして動作し、第2レジストローラ59a,59bは単
なる搬送ローラとして動作する。同様に、光源150が第
2読取位置21の直下に設定される場合には、第1レジス
トローラ19a,19bは単なる搬送ローラとして動作し、第
2レジストローラ59a,59bはレジストローラとして動作
する。
感光体101は時計方向に回転駆動されるに伴って、先
ず、帯電用コロナ放電器102によって帯電される。帯電
された感光体101には、露光領域130において露光手段14
9を経た反射光が結像し、読取られた原稿像に対応した
静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置103
によってトナー像に顕像化される。このトナー像は、後
述のように感光体101へ給紙される複写紙Pに、転写領
域129において転写用コロナ放電器131によって転写され
る。転写後の複写紙Pは、搬送手段132によって定着装
置104へ搬送され、定着が行われる。
なお、転写領域129において転写終了後、感光体101上
に残留したトナーは、転写領域129よりも感光体101の回
転方向下流側に設置されるクリーニング装置133によっ
て除去される。その後、除電装置134によって感光体101
上の残留電荷を逃がし、続いて静電潜像を形成するため
に帯電用コロナ放電器102によって感光体101表面は帯電
される。
複写機本体100の一方の側部には、複写紙Pおよび合
い紙Qが収納された給紙カセット106a,106bが、また本
体100の下方部には同じく給紙カセット106c,106dが装填
される。給紙カセット106a〜106dの少なくとも1つに収
納される合い紙Qとしては、複写済み複写紙Pと識別可
能なシート状体であれば、色紙やその他の用紙、あるい
は白紙の複写紙Pであってもよい。
これら給紙カセット106a〜106d内に積載された複写紙
Pおよび合い紙Qはは、最上部に位置するものから順に
1枚ずつ上取りされて給紙経路108a〜108dに給紙され
る。この給紙動作は、各給紙カセット106a〜106dの上部
面に配設された給紙ローラ109a〜109dが給紙駆動用モー
タM8にて回転駆動されることによって行われる。上記給
紙経路108a〜108dおよび後述する中間トレイ113からの
給紙経路115には、用紙搬送用ローラ107a〜107eが設置
され、これら搬送用ローラを駆動用モータM9で回転駆動
することによって、上記複写工程部に複写紙Pを給紙す
る。
給紙カセット106a〜106dおよび中間トレイ113から給
紙され搬送される複写紙Pは、感光体101への搬送経路
途上に設置される第3レジストローラ160a,160bによっ
て感光体101への搬送タイミングが制御される。すなわ
ち、感光体101へ搬送される複写紙Pの搬送方向先端部
が、第3レジストローラ160a,160b間に到達すると、複
写紙Pの搬送は一旦停止される。
原稿Dの一方表面の読取り露光が第1読取位置20で行
われる場合、前記原稿供給装置1内の第1レジストロー
ラ19a,19bは原稿Dの搬送を制御するレジスト用ローラ
として動作し、第2レジストローラ59a,59bは単に搬送
用ローラとして動作する。原稿Dが第1レジストローラ
19a,19bにおいて、また複写紙Pが第3レジストローラ1
60a,160bにおいて一旦停止した後、たとえば、第1レジ
ストローラ19a,19bを回転駆動して原稿Dの搬送を開始
した後、予め定められる設定時間経過後に第3レジスト
ローラ160a,160bを回転駆動して複写紙Pの搬送を開始
する。
この設定時間は、第1レジストローラ19a,19bによっ
て原稿Dの搬送が開始されてから、前述のようにその原
稿Dが第1読取位置20において読取り露光され、原稿像
に対応して感光体101に形成されたトナー像の移動方向
下流側端部が転写領域129へ到着するまでの時間から、
複写紙Pが第3レジストローラ160a,160bから搬送を開
始してからその搬送方向先端部が転写領域129に到着す
るまでの時間を差引いた時間に設定され、たとえば制御
装置内のタイマなどによって計時される。したがって、
上述のように同期を図ることによって、転写機の複写紙
Pに対する位置合わせを確実に行うことができる。
また、原稿Dの他方表面の読取り露光が第2読取位置
21で行われる場合、第1レジストローラ19a,19bは単に
搬送用ローラとして動作し、第2レジストローラ59a,59
bはレジスト用ローラとして動作する。第2レジストロ
ーラ59a,59bによる原稿Dの搬送のタイミングと第3レ
ジストローラ160a,160bによる複写紙Pの搬送タイミン
グとの関係は、前述の第1レジストローラ19a,19bと第
3レジストローラ160a,160bとの同期関係と同様に設定
される。なお、上述のような第3レジストローラ160a,1
60bの回転/停止制御は、駆動モータとの間に介在され
る複写紙搬送用クラッチCLT3のオン・オフ制御によって
行われる。
一方、合い紙Qの給紙動作は、操作者によって予め操
作パネル175(後述の第5図参照)を用いて入力された
複写紙Pの合い紙Qを介在すべき位置に関する情報に基
づいて、転写後に排出トレイ110に排出される噴射紙P
の搬送に引続いて行われる。
複写機本体100の他方の側部面には、排出トレイ110が
配設される。この排出トレイ110にはソレノイドSOL8が
取付けられており、このソレノイドSOL8を所定時間励磁
すると第1図の紙面手前方向に排出トレイ110がシフト
動作し、また、次にSOL8を所定時間消磁すると紙面裏面
方向にシフト動作する。これによって排出トレイ110
は、複数枚の原稿に対して複数組とられた複写紙を仕分
けした状態で受取ることが可能となる。
本体100内には、この排出トレイ110へ、複写工程を経
て定着装置104を通過した複写紙Pを排出するための排
出経路111、および排出経路111から分岐した複写紙表裏
反転経路112が設けられる。上記複写工程および定着装
置104を通過し、一方表面に原稿像に対応する複写が行
われた複写紙Pは、操作者の所望の複写内容に従って、
下記(i)〜(iii)の3種の態様で排出トレイ110へ排
出される。
(i)排出経路111をそのまま通過して排出トレイ110へ
排出される。
(ii)排出経路111に向かった後、複写紙Pの他方表面
に複写を行うために、複写紙表裏反転経路112にてスイ
ッチバック動作された後、再度複写工程へ搬送するため
に、一時的に中間トレイ113に収納される。
中間トレイ113に積重ねられた複写紙Pを、その最下
部に位置するものから順にモータM14によって回転駆動
される給紙手段114にて搬送経路115を介して複写工程部
へ給送し、定着装置104を通り、排出経路111を通過して
排出トレイ110へ排出される。
(iii)排出経路111に向かった後、複写紙表裏反転経路
112にて複写紙Pの反転を行った後、排出経路111から排
出トレイ110へ排出される。
上記した3種の複写紙Pの搬送動作を可能とするため
に、複写紙表裏反転経路112は、排出経路111の2箇所の
位置から分岐した経路112a,112b、これら経路112a,112b
が合流する経路112c、この経路112cから分岐して中間ト
レイ113へ向かう経路112dによって構成される。上記経
路112aが排出経路111から分岐する部位には第1方向転
換爪115が、経路112aと経路112bとの合流部位には第2
方向転換爪116が、経路112cと経路112dとの分岐部位に
は第3方向転換爪117がそれぞれ配設される。これら第
1〜第3方向転換爪115〜117は、それぞれ図示しない駆
動ソレノイドSOL5,SOL6,SOL7によって作動し、操作者の
所望の複写内容に応じて、複写紙Pの搬送経路が選択さ
れる。
経路112aと経路112bとの合流部位近傍にはローラ118
a,118b,118cが配設され、経路112cと経路112dとの分岐
部近傍にはローラ119a,119b,119cが配設され、それぞれ
複写紙Pを搬送する。また、経路112aと経路112bの合流
部位近傍の経路112cには反転用ローラ120が配設され、
図示しない駆動用モータM11で正逆回転されて複写紙P
の搬送方向を反転する。経路112cと経路112dとの分岐部
の下方側には反転用ローラ121が配設され、図示しない
駆動用モータM12で正逆回転される。さらに、排出経路1
11の出口部近傍には排出検出器S13が、経路112aの入口
部近傍および経路112cには複写紙反転検出器S14、S15
が、経路112dの出口部近傍には中間トレイ入口検出器S1
6がそれぞれ配設される。
上述した複写紙表裏反転経路112の構成によって、上
記(i)の排出態様の場合には、第1方向転換爪115で
排出経路111に対して経路112aを閉鎖し、複写紙Pを排
出経路111に沿って排出する。上記(ii)の態様の場合
は、第1方向転換爪115で排出経路111を閉鎖して、経路
112aへ複写紙Pを導入し、第2方向転換爪116で経路112
cを開放し、経路112cにて反転用ローラ121で搬送方向を
反転する。その後、第3方向転換爪117で経路112dを開
放し、中間トレイ113へ複写紙Pを導出する。上記(ii
i)の場合は、上述のように複写紙Pを経路112cに導入
した後、反転用ローラ120で搬送方向を反転し、第2方
向転換爪116で経路112aを閉鎖する一方、経路112bを開
放して、経路112bから排出経路111へ導出する。
本複写機においては、第1図に示される各部位におけ
る複写紙Pの搬送状態を検出するために、複写紙給紙検
出器S10、複写紙転写前検出器S11、定着後検出器S12、
中間トレイ内用紙有無検出器S17、中間トレイ給紙検出
器S18などが設けられる。
上記した循環式自動原稿供給装置1を備えた複写機
は、操作者の所望の複写内容によって、 (A)片面原稿から複数組の仕分けした片面複写 (B)片面原稿から複数組の仕分けした両面複写 (C)両面原稿から複数組の仕分けした片面複写 (D)両面原稿から複数組の仕分けした両面複写 のいずれにおいても、原稿を複数回循環させることで自
在に複写を行うことが可能である。
また、操作者の所望の複写内容により、原稿を支持筒
に複数回巻き付けたまま読取り露光を行い、原稿の一循
環中に複数枚複写することも行われる。
第4図は、複写機本体100と原稿供給装置1とを制御
する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。前
述した搬送ローラや支持筒などを動作させるモータM1,M
2,M3,…などは、モータ駆動回路170に接続される。原稿
供給装置1内を搬送される原稿Dと複写機本体100内を
搬送される複写紙Pとの搬送の同期をとるためなどに用
いられるクラッチCLT1,CLT2,CLT3,…などは、クラッチ
駆動回路171に接続される。搬送経路における方向転換
爪31,35などを作動させるソレノイドSOL1,SOL2,…など
は、ソレノイド駆動回路172に接続される。これらの駆
動回路170〜172は、直流電源173、原稿Dや複写紙Pの
搬送状態を検出する検出器S1,S2,S3,…など、露光手段1
49を移動する光学系駆動回路174、さらに複写機本体100
に設けられる操作パネル175上の入力操作キー176、およ
び操作パネル175上の表示装置を駆動する表示駆動回路1
77などとともにインタフェイス回路178に接続される。
インタフェイス回路178は、マイクロコンピュータな
どによって実現される処理回路179に接続され、前記検
出素子からの検出信号を処理回路179に送出するととも
に、処理回路179からの制御信号を前記各種駆動回路17
0,171,172,174,177に与える。処理回路179には、リード
オンリメモリ(ROM)180とランダムアクセスメモリ(RA
M)181が接続されている。処理回路179は、メモリ180に
予め記憶されている制御用プログラムに従って、複写動
作の制御を行う。メモリ181は、たとえば複写動作の制
御に必要となるカウンタ、タイマ、フラグなどの演算用
領域として使用される。
またインタフェイス回路178は、光学系駆動回路174を
介して露光手段149を移動し、各読取位置20,21,105にお
ける光源150の点灯/消灯および点灯レベルなどを制御
する。さらにインタフェイス回路178は、操作パネル175
上における入力操作キー176からの信号を処理回路179に
送出し、また複写動作の経過などに関する情報を表示駆
動回路177を介して、操作パネル176に設けられる表示手
段182にて表示させる。さらにまたインタフェイス回路1
78には、複写態様を選択する選択スイッチSSW1〜SSW4
が、操作パネル175の一部として接続される。選択でき
る複写態様としては、片面原稿から片面複写、片面原稿
から両面複写、両面原稿から片面複写、両面原稿から両
面複写などである。
第5図は、操作パネル175の入力操作キー176や表示手
段182などの構成の一部を示す平面図である。操作パネ
ル175は、複写枚数などを設定するための置数キー183、
クリアキー184、複写態様を設定するための選択キー18
5、原稿を固定し光学系を移動走査して複写を行う場合
に操作するADFキー186、合い紙を介在する場合に操作す
る合い紙キー195、複写動作の開始指示を与えるプリン
トスイッチ187、設定部数表示部188、複写部数表示部18
9、原稿供給装置1を用いる複写態様表示部190〜193、
さらに光学系を操作駆動した読取り露光動作状態を示す
ADF表示部194を有する。
前記複写態様表示部190〜193は、片面原稿から片面複
写をとる場合、片面原稿から両面複写をとる場合、両面
原稿から片面複写をとる場合、両面原稿から両面複写を
とる場合の4種の複写態様をそれぞれ示す。選択キー18
5を1回押圧操作する度毎に、たとえば上から順に1つ
の発光素子が点灯し、対応する複写態様が選択される。
最下位置の次は最上位置に戻り、初期状態では最上位置
に復帰し、それぞれに対応する複写態様が選択される。
複写の必要設定部数は、置数キー183の押圧操作によっ
て設定され、たとえば複数の7セグメント表示装置など
によって実現される設定部数表示部188で表示される。
原稿供給装置1を使用しない場合の複写、たとえば製本
化された書籍など複数の場合は、ADFキー186の押圧操作
によってADF表示部194の発光素子が点灯し、第3読取位
置105に静置した原稿に対して露光手段149を走行駆動し
て読取り露光動作を行う複写態様が選択される。
プリントスイッチ187が押圧操作されることによって
複写動作が開始すると、複写された部数が複写部数表示
部189に順次表示される。設定部数表示部188に表示され
る設定部数と複写部数が一致したところで、複写動作は
停止し、設定部数の表示は自動的に「0」表示に戻る。
複写部数の表示は、たとえば次のプリントスイッチ187
が押圧操作されるまで維持される。
特に、得られる複写紙に合い紙Qを介在して分類や区
分けを行う場合には、プリントスイッチ187の押圧操作
の前に、予め合い紙キー195を押圧操作し、置数キー183
にて合い紙Qを介在すべき位置に関する情報を入力す
る。操作者の入力の仕方としては、たとえば複数枚の頁
数順に揃えられた原稿に対応して得られる複写紙の合い
紙Qを介在すべき位置を、頁数の最も若い原稿からの枚
数として把握し、合い紙を挟む一対の複写紙の対応する
原稿における前記枚数の大きい方の数として入力する。
第6図は複写機の動作を説明するためのフローチャー
トであり、第7図は原稿および複写紙の合い紙を介在す
べき位置を示す模式図である。なお本実施例では、第7
図に示されるように、一方表面に原稿像D1〜D5が形成さ
れた計5枚の原稿Dから対応する原稿像が複写された複
写紙P1〜P5を作成し、排出トレイ110上には複写紙P1,P2
間と、複写紙P3,P4間と、複写紙P4,P5間とにそれぞれ合
い紙Q3,Q2,Q1を介在する場合を想定して説明を行う。
ステップa1において複写機に電源が投入されると、ス
テップa2において操作者によって原稿Dから複写を採る
部数Mが操作パネル175の置数キー183などの押圧操作に
よって設定される。また合い紙キー195の押圧操作に次
いで、置数キー183などを用いて合い紙を挿入すべき第
1頁目からの頁数C1,C2,C3が順に入力される。ここで合
い紙頁数C1,C2,C3は、次式を満足するものとする。
C1<C2<C3 ……(1) 特に、第7図に則して説明すれば、たとえばC1=2、
C2=4、C3=5である。
ステップa3においてプリントスイッチ187の押圧操作
が判断されると、ステップa31へ進み、原稿収納部2に
収納された原稿Dの枚数が計数される。すなわち原稿供
給装置1は、原稿収納部2に収納された原稿Dをその最
上部に位置する原稿から順に供給して第2図示の搬送経
路を循環させ、再び原稿収納部2に積重方向下方側から
戻す。このとき搬送経路14,45に沿って設けられる原稿
給送検出器S2および原稿収納前検出器S6からの検出信号
に基づいて、原稿Dの枚数を数え上げる。
ステップa4では、ステップa3における計数動作の終了
が原稿一循環検出器S1の出力などに基づいて判断され、
ステップa5へ進む。ステップa5では、ステップa31にお
ける計数結果を原稿枚数Nとして説明する。
ステップa6では、ステップa2において入力された合い
紙頁数C1,C2,C3およびステップa5で設定された原稿枚数
Nに基づく次式の演算が行われ、最終頁の原稿から順に
供給動作が行われる場合に対応した合い紙介在頁数への
補正が行われる。
CH1=N−C1+1 ……(2) CH2=N−C2+1 ……(3) CH3=N−C3+1 ……(4) 上記演算の結果、合い紙介在箇所は、原稿Dの最終頁
から対応して複写がとられた複写紙PのCH1枚目の次、C
H2枚目の次、CH3枚目の次となる。第6図に則して説明
すれば、たとえばCH1=4、CH2、CH3=1である。
ステップa7およびステップa8では、複写部数に関する
変数mおよび原稿枚数に関する変数nがそれぞれ0に初
期設定された後、ステップa9において原稿供給装置1に
よる原稿Dの供給動作が行われ、これに協働して複写機
本体100では複写動作が行われる。
ステップa10では、前記原稿給送検出器S2などの出力
に基づいて、給送された原稿の枚数nがn=CH3を満足
するか否かが判断される。ステップa10の判断が肯定の
場合には、ステップa11において、合い紙用紙が収納さ
れたたとえば給紙カセット106bから合い紙Q1が給紙ロー
ラ109bや用紙搬送用ローラ107bなどによって感光体101
へ搬送され、複写動作が行われることなく搬送経路111
を介して排出トレイ110上に排出される。
一方、ステップa10の判断が否定の場合には、ステッ
プa12へ進み、複写紙が収納されたたとえば給紙カセッ
ト106aから複写紙Pが給紙ローラ109aや第3レジストロ
ーラ106a,160bを含む搬送手段によって感光体101へ給紙
され、複写動作が行われた後、排出トレイ110上に排出
される。
ステップa13では、原稿供給装置1において原稿収納
部2から新たな原稿が給紙される。ステップa14では供
給原稿枚数nがインクリメントされた後、ステップa10
へ戻り、同様な動作が繰返される。
ステップa15〜ステップa19およびステップa20〜ステ
ップa24における動作は、上述したステップa10〜ステッ
プa14と同様である。ただし、ステップa15における判断
は、供給原稿枚数nがn=CH2を満足するか否かであ
り、ステップa20における判断は、n=CH1を満足するか
否かである。各ステップa15,a20における肯定の判断に
対応して、ステップa16,a21では合い紙Q2,Q3がそれぞれ
給紙され、複写動作が行われることなく排出トレイ110
上に排出される。
ステップa25では、原稿供給装置1の原稿収納部2に
設けられた原稿一循環検出器S1によって原稿Dの供給が
一循環したか否かが判断される。この判断が否定の場合
には、ステップa28〜ステップa30の動作が行われる。一
方、ステップa25の判断が肯定されると、ステップa26に
おいて複写部数mがインクリメントされた後、ステップ
a27にて複写部数mがステップa2で入力された設定部数
M以上か否かが判断される。この判断が否定の場合に
は、ステップa8へ戻り、上述した動作を繰返す。またこ
の判断が肯定されれば、複写機100における複写動作は
一旦停止し、待機状態とされる。
以上のように本実施例によれば、原稿供給装置1の原
稿収納部2に頁数順に揃えられた原稿Dがその第1頁目
を下方側として積載された場合でも、操作者は操作パネ
ル175の合い紙キー195および置数キー183によって、原
稿の第1頁目から合い紙を介在すべき頁数を入力するだ
けで、合い紙が介在された複写紙を得ることができ、操
作者の合い紙を介在すべき位置を入力する際の負担が軽
減する。これによって原稿供給装置1を備える複写機の
操作性および機能性が向上する。
上記実施例では、原稿供給装置1に収納される原稿D
の枚数は、ステップa3で複写開始の指示がなされた後
に、ステップa31で原稿供給装置1において原稿Dの空
送りを行って計数するようにしたけれども、予め頁数が
付され、頁数順に揃えられた原稿などの場合には、操作
パネル175の置数キー183によって操作者が予め入力する
ようにしてもよい。また、合い紙の介在個所の指定は、
介在される頁数でなくとも、合い紙によって区分けされ
る各グループ毎の枚数によって入力するようにしてもよ
い。
発明の効果 本発明によれば、原稿供給手段によって最終頁の原稿
から1枚ずつ順に供給される複写機において、入力手段
からは合い紙を介在すべき位置である原稿の第1頁目か
らの頁数を入力し、これによって補正演算手段は原稿の
最終頁からの合い紙を介在すべき頁数を補正演算して求
め、これによって介在手段は、計数手段によって計数さ
れる複写される原稿の枚数が補正演算さた合い紙を介在
すべき頁数であるとき、複写紙/合い紙供給手段からの
合い紙を複写手段によって複写された複写紙の指定され
た合い紙介在位置に介在するようにしたので、複写機の
操作性および機能性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である複写機の全体の構成を
簡略化して示す断面図、第2図は原稿供給装置1の簡略
化した断面図、第3図は露光手段149の要所斜視図、第
4図は制御装置の電気的構成を示すブロック図、第5図
は操作パネル175の一部構成を示す平面図、第6図は本
実施例の動作を説明するフローチャート、第7図は原稿
および複写紙に関して合い紙を介在すべき位置を模式的
に示す図である。 1……原稿供給装置、3……給紙手段、100……複写機
本体、101……感光体、106a〜106d……給紙カセット、1
07a〜107e……用紙搬送用ローラ、109a〜109d……給紙
ローラ、110……排出トレイ、175……操作パネル、D…
…原稿、M8……給紙駆動用モータ、P……複写紙、Q,Q1
〜Q3……合い紙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の原稿を最終頁の原稿から1枚ずつ
    順に供給する原稿供給手段と、 原稿の枚数を設定する手段と、 複写紙および合い紙を供給する複写紙/合い紙供給手段
    と、 原稿の第1頁目からの合い紙を介在すべき頁数を入力す
    る入力手段と、 原稿像を複写紙に複写する複写手段と、 複写手段によって複写される原稿の枚数を数え上げる計
    数手段と、 原稿枚数設定手段と入力手段との各出力に応答し、原稿
    の最終頁からの合い紙を介在すべき頁数を補正演算して
    求める補正演算手段と、 計数手段と補正演算手段との各出力に応答し、複写紙/
    合い紙供給手段からの合い紙を、複写手段によって複写
    された複写紙の、入力手段で指定された位置に介在する
    介在手段とを含むことを特徴とする複写機。
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JP2543714B2 (ja) * 1987-07-31 1996-10-16 コニカ株式会社 インタ−シ−ト機能付記録装置
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