JP2590210B2 - 静電式複写機 - Google Patents

静電式複写機

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JP2590210B2 JP63162258A JP16225888A JP2590210B2 JP 2590210 B2 JP2590210 B2 JP 2590210B2 JP 63162258 A JP63162258 A JP 63162258A JP 16225888 A JP16225888 A JP 16225888A JP 2590210 B2 JP2590210 B2 JP 2590210B2
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    • GPHYSICS
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静電式複写機に関する。
従来の技術 静電式複写機では複数枚の原稿の複写を行う場合にお
いて、操作者が原稿台に原稿を1枚ずつ載置する手間を
軽減するために、いわゆる循環式自動原稿供給装置(RD
H)が備えられる場合がある。前記循環式自動原稿供給
装置は、静電式複写機本体の複写動作に同期して複数枚
の原稿を順次的に搬送し、複写機本体と協働してたとえ
ば両面に画像が形成された両面原稿を記録紙の両面に複
写するなどの機能を実現している。
前記循環式自動原稿供給装置が備えられる静電式複写
機は、少なくとも2種類の動作態様を有している。すな
わち原稿台上に、複写すべき原稿面が対向するようにし
て原稿を載置して複写動作が行われるときには、前記原
稿台の下方側(静電式複写機本体の内部)に配置され、
ハロゲンランプなどの光源および反射鏡などを含む露光
手段が等速度で搬送され、そのようにして前記原稿面が
走査される。また循環式自動原稿供給装置によって原稿
が1枚ずつたとえば直円筒状の搬送手段に巻回されて搬
送されるときには、前記搬送手段の近傍であって予め定
められる露光位置に前記露光手段が停止されて原稿面が
走査される。前記露光位置は、たとえば露光手段の移動
経路において一方端部付近に定められる。
露光手段からの光源光は原稿面に導かれ、原稿面に形
成される画像に対応して選択的に吸収される。原稿面か
らの反射光は複数の反射鏡およびズームレンズなどを介
して直円筒状の感光体表面に導かれる。この感光体に関
連して帯電用コロナ放電器、現像装置、転写用コロナ放
電器、クリーニング装置などが配設される。感光体表面
は前記帯電用コロナ放電器によって一様に帯電され、こ
の後露光手段からの光によって選択的に除電される。そ
のようにして静電潜像が形成され、この静電潜像は現像
装置によってトナー像が顕像化される。トナー像は転写
用コロナ放電器の働きによって記録紙に転写され、この
転写用コロナ放電器よりも記録紙の搬送方向下流側に設
けられる定着装置の働きによって記録紙上に加熱定着さ
れる。トナー像の転写後の感光体表面に残留するトナー
は、クリーニング装置によって除去される。
原稿台に原稿を載置して複写動作が行われる場合に
は、露光手段の動作と感光体周辺の複写工程部の動作と
が同期関係を有するように制御され、また循環式自動原
稿供給装置を用いる場合には、感光体周辺の複写工程部
の動作と循環式自動原稿供給装置における原稿の搬送動
作とが同期関係を有するようにされる。このようにして
いずれの場合においても記録紙上に良好な複写像を得る
ことができる。
発明が解決しようとする課題 前述のような静電式複写機では、循環式自動原稿供給
装置が用いられる場合における露光手段の位置、および
露光手段を移動して静止した原稿を走査する場合におけ
る感光手段の走査開始位置に露光手段を導くために、露
光手段を検出する検出器が各位置に個別に設けられ、相
互に動作態様が変化される場合には、露光手段は前記検
出器によってそれぞれ検出される位置に複写動作の開始
以前において移動される。これによって前記2種類の動
作態様の相互の変更には、露光手段の移動に要する時間
が必要となる。またこのような露光手段の移動が頻繁に
行われる場合には、露光手段を搬送するためのモータな
どの消耗が早く、静電式複写機の耐久寿命が短くなる。
さらに各動作態様に対応して個別に検出器を設けている
ため、コストが増大している。
本発明の目的は、原稿台上に静止される原稿を複写す
る第1複写動作態様と、シート状の両面原稿を複写する
第2複写動作態様とを高速度で変更することができ、ま
た耐久性を向上することができ、さらに構成の簡略化を
図ることができるようにした静電式複写機を提供するこ
とである。
課題を解決するための手段 本発明は、原稿台上に静止された原稿を、光学系の一
部分が移動方向に移動して感光体上に原稿像を結像する
第1複写動作態様と、 原稿台から前記移動方向にずれた相互に異なる第1お
よび第2露光部が設けられ、第1露光部は第2露光部よ
りも原稿台寄りにあり、第1および第2露光部に、光学
系の前記一部分がそれぞれ選択的に静止された状態で、
原稿が第1露光部から原稿反転手段を経て第2露光部に
搬送され、第1および第2露光部で提示される原稿像
を、前記感光体上に結像する第2複写動作態様とを、切
換えて行う静電式複写機において、 第1複写動作態様における光学系の前記一部分の移動
開始位置は、第1露光部の位置に選ばれることを特徴と
する静電式複写機である。
作 用 本発明に従えば、本などまたはシート状などの原稿を
原稿台上に静止して光学系の一部分17を移動方向55,121
に移動して感光体上に原稿像を結像して複写を行う第1
複写動作態様を達成することができ、また第2複写動作
態様では、前記移動方向55,121にずれた相互に異なる第
1および第2露光部67,68に、光学系の前記一部分17が
それぞれ選択的に静止されることができ、その光学系の
前記一部分が第1露光部67にあるとき、両面原稿の一表
面が第1露光部に搬送されて提示される原稿像が光学系
によって感光体上に結像されて原稿の前記一表面の複写
が行われ、また第2露光部68に光学系の前記一部分17が
静止された状態で、原稿が第1露光部67から搬送されて
原稿反転手段13によって反転され、原稿の他表面が第2
露光部68に提示されて、前記光学系によってその第2露
光部68で提示される原稿像が感光体上に結像され、こう
して原稿の前記他表面の複写が行われる。
特に本発明に従えば、第1複写動作態様における光学
系の前記一部分17の移動開始位置を、第2複写動作態様
の第1露光部67の位置に選ぶことによって、第1および
第2複写動作態様の変更に伴って、光学系の前記一部分
17の移動開始位置を変化させる変更がなく、これによっ
て第1および第2の各複写動作態様の相互の変更を、高
速度で行うことができる。
またこれらの第1および第2の複写動作態様の変更時
に、光学系の前記一部分17が移動されないことによっ
て、この光学系の前記一部分の移動のための構成の長寿
命化を図ることができ、耐久性が向上される。
また上述のように光学系の一部分17の移動開始位置と
第1露光部67の位置とを同一とすることによって、それ
らを相互に異なる位置とした場合に比べて、たとえば検
出器の数を減少することができるなど、構成の簡略化を
図ることができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の基本的な構成を示す断面図
であり、循環式自動原稿供給装置(以下、「RDH」とい
う)1を備える静電式複写(以下、「複写機」という)
2の構成が示されている。RDH1は複写機2の複写機本体
3に対して回転軸4まわりに回転自在に取付けられてい
る。複写機本体3においてRDH1が固定される上面にはま
た、硬質ガラスなどから成る原稿台5が配置され、この
原稿台5に載置される原稿を押圧するための押圧板6が
変位自在に配設される。
複写機2における複写動作は、RDH1を用いて行われる
か、または原稿台5上に原稿を載置して押圧板6で前記
載置された原稿を押圧するようにして行われる。
RDH1において複数枚のたとえば頁数の順に揃えられた
シート原稿Xは、原稿ホッパ7に積載される。このシー
ト原稿Xは、供給ローラ8の回転によって、最上方側か
ら1枚ずつ順次的に第1搬送手段9へ分離給送される。
第1搬送手段9は水平方向から下方垂直方向に曲折し再
び水平方向に曲折する搬送路10を備えており、この搬送
路10内をシート原稿Xが搬送されることによってシート
原稿Xは、その表裏が反転される。
搬送路10に関連して第1図の紙面に垂直な軸線を有す
る直円筒状の第1原稿ドラム20が配置される。この第1
原稿ドラム20は、複写機本体3の上面において、硬質ガ
ラスなどから成る露光ガラス67が設けられる第1露光部
11の直上に位置するようにされる。シート原稿Xは前記
第1原稿ドラム20に巻回され、第1原稿ドラム20に半径
方向外方側の原稿面が第1露光部11に順次提示される。
原稿面の提示後のシート原稿Xは、第2搬送手段12に
導かれる。この第2搬送手段12はシート原稿Xの提示面
を反転させる表裏反転経路13を備えている。前記表裏反
転経路13からのシート原稿Xは、直円筒状の第2原稿ド
ラム21に巻回される。この第2原稿ドラム21の回転によ
って、シート原稿Xの第2原稿ドラム21の半径方向外方
側の原稿面が、第2原稿ドラム21の直下位置に対応する
複写機本体3の上面に配置される第2露光部14に提示さ
れる。この第2露光部14に提示される原稿面は、したが
って第1露光部11に提示される原稿面とは反対側の原稿
面である。
第2露光部14に対する原稿面の提示後のシート原稿X
は、第3搬送手段15から原稿ホッパ7に導かれ原稿搬送
ベルト16の働きによって原稿ホッパ7に積載される複数
のシート原稿Xの最下方側に積載される。
複写機本体3の内部には、該複写機本体3の上面に関
連して第1図の紙面に垂直な方向に延び矢符55,121方向
に搬送される露光手段17が配設される。露光手段17はハ
ロゲンランプなどによって実現される光源18と反射鏡19
とを含んで構成されている。光源18から発生した光は、
原稿面において原稿像に対応して選択的に吸収される。
原稿面からの反射光は反射鏡19,22,23,25、およびズー
ムレンズ24によって、第1図の紙面に垂直な軸線を有す
る直円筒状の感光体26の露光域26aに結像するようにし
て導かれる。
感光体26に関連して、露光前の感光体26の表面を均一
に帯電させる帯電用コロナ放電器27が設けられている。
露光域26aに原稿像に対応した光が導かれることによっ
て感光体26の表面は選択的に除電され、そのようにして
静電潜像が形成される。この静電潜像は露光域26aより
も感光体26の回転方向下流側に設けられる現像装置28の
働きによってトナー像に顕像化される。このトナー像
は、転写用コロナ放電器29の働きによって、後述する構
成によって搬送される記録紙Yに、転写域30において転
写される。転写後の感光体26の表面に残留するトナーは
クリーニング装置31によって除去される。転写域30にお
いてトナー像が転写された後の記録紙Yは定着装置32へ
搬送され、前記トナー像が加熱定着される。
複写機本体3にはその側面から、それぞれサイズの異
なる記録紙を収納した給紙カセット32A,32B,32C,32Dが
装填される。これらの給紙カセット32A〜32Dのうちいず
れか1つの給紙カセットから、その最上方側に積載され
る記録紙が、給紙ローラ33A〜33DがモータM1などの駆動
手段によって選択的に回転されることにより、給紙経路
34A〜34Dに1枚ずつ導かれる。前記給紙経路34A〜34Dお
よび後述する中間トレイ36からの給紙経路37には、それ
ぞれ搬送ローラ38A〜38Eが配設され、これらの搬送ロー
ラはモータM2によって回転駆動される。この搬送ローラ
38A〜38Eの働きによって、給紙カセット32A〜32Dおよび
中間トレイ36からの記録紙が感光体26の転写域30の近傍
に導かれる。
給紙経路34A〜34Dと感光体26の転写域30の近傍との間
の搬送経路には、レジストローラ35A,35Bが設けられて
おり、このレジストローラ35A,35Bには後述するクラッ
チCLT1を介してモータM2の回転力が選択的に伝達され
る。そのようにして感光体26表面に形成されるトナー像
に同期して記録紙Yが搬送されるように制御される。
複写機本体3の側面には排紙トレイ40が設置されてい
る。この排紙トレイ40にはソレノイドSOL1が取付けられ
ており、このソレノイドSOL1を予め定められる時間だけ
励磁することによって、排紙トレイ40は第1図の紙面に
垂直な方向にシフトする。たとえばソレノイドSOL1を励
磁して排紙トレイ40が第1図の紙面の手前の方向にシフ
トすると、次にソレノイドSOL1を励磁するときには排紙
トレイ40は第1図の紙面において表から裏に向かう方向
にシフトする。このようにして一部の原稿に対して複数
部の複写後の記録紙Yを仕分けされた状態で、排紙トレ
イ40上に積載されるようにすることができる。
定着装置32からの複写後の記録紙Yを排紙トレイ40に
排出するための排出経路41に関連して、この排出経路41
から分岐し、記録紙Yの表裏を反転する反転経路42が設
けられている。定着装置32からの複写後の記録紙Yは操
作者の後述する設定操作によって設定される複写機2の
各動作モードに対応して、次の3種類の態様で排紙トレ
イ40に排出される。
排出経路41をそのまま通過して排紙トレイ40へ排出す
る。
排出経路41から反転経路42に導かれ、記録紙Yの他面
に複写を行うために一時的に中間トレイ36に収納する。
中間トレイ36に積載される複数の記録紙Yは、その最下
方側に記録紙Yから給紙ローラ39によって順次的に給紙
経路37を介して感光体26の転写域30の近傍に導かれる。
トナー像が転写された後の記録紙Yは定着装置32に導か
れて、前記トナー像が加熱定着され、この後排出経路41
を通過して排紙トレイ40に排出される。
排出経路41から反転経路42に導かれて表裏が反転され
た後、再び排出経路41に導かれて排紙トレイ40に排出さ
れる。
上記〜の記録紙Yの排出態様を可能とするため
に、排出経路41および反転経路42は第2図に示されるよ
うに構成されている。反転経路42は排出経路41から分岐
した第1経路42aと、前記経路42aの排出経路41に対する
分岐位置よりも記録紙Yの搬送方向下流側で排出経路41
に合流する第2経路42bと、第1および第2経路42a,42b
が合流し、下方側に延びる第3経路42cと、この第3経
路42cから分岐して中間トレイ36に向かう第4経路42dと
から構成される。
前記第1経路42aが排出経路41から分岐する部位には
定着装置32からの記録紙Yを選択的に第1経路42aに導
くためのゲートフラッパ43が配設されており、このゲー
トフラッパ43はソレノイドSOL2によって複写機2の各動
作モードに対応して駆動される。また第1および第2経
路42a,42bが合流する部位には第3経路42cから第2経路
42bに向かって搬送される記録紙Yを確実に第2経路42b
に導くためのゲートフラッパ44が設けられ、さらに第4
経路42dが第3経路42cから分岐する部位には第3経路42
cからの記録紙Yを確実に第4経路42dに導くためのゲー
トフラッパ45が設けられている。前記ゲートフラッパ4
4,45はそれぞれソレノイドSOL3,SOL4によって複写機2
の各動作モードに対応して駆動される。
排出経路41には間隔をあけて複数のローラ46A〜46Cが
配置され、これらのローラ46A〜46Cは感光対26などを含
む構成によって行われる複写工程に同期してモータM4に
よって駆動される。
第1、第2経路42a,42bの分岐部近傍にはローラ47Aが
配置され、このローラ47Aに共通に接触し、それぞれ第
1、第2経路42a,42bに関連して配置されるローラ47B,4
7Cが設けられている。このようにして第1経路42aにお
いては、記録紙Yは排出経路41から第3経路42cに向か
う方向に搬送され、第2経路42bにおいては第3経路42c
から排出経路41に向かう方向に搬送される。
第1、第2経路42a,42bの分岐部近傍の第3経路42cに
は反転用ローラ48が配置され、モータM5によって正逆回
転される。これによって第3経路42cにおける記録紙Y
の搬送方向の反転を可能としている。
第4経路42dが第3経路42cから分岐する部位の近傍に
はローラ49Aが配置され、このローラ49Aに共通に接触
し、それぞれ第3、第4経路42c,42dに関連して配置さ
れるローラ49B,49Cが設けられている。ローラ49Aの第2
図示の矢印方向の回転によって、記録紙Yの第3経路42
cに沿う下方側への搬送および第3経路42cから第4経路
42dに向かう方向への搬送が可能となる。第4経路42dが
第3経路42cから分岐する部位よりも下方側には、モー
タM6によって正逆回転駆動されるローラ50が配置され、
これによって前記分岐部よりも下方側での記録紙Yの搬
送方向の反転が可能とされている。第4経路42dにおい
て中間トレイ36の近傍には、記録紙Yを搬送するための
ローラ51が設けられる。
モータM4〜M6およびソレノイドSOL2〜SOL4などは、排
出経路41および経路42における記録紙Yの搬送位置に対
応してその動作が制御される。このため排出経路41の出
口近傍、第1経路42aの入口近傍、第3経路42cのローラ
49A,49Bの近傍、第4経路42dの出口近傍にはそれぞれ、
記録紙Yを検出するための検出器S1〜S4が配置されてい
る。
このような構成によって上述のの態様で記録紙Yを
排出するときには、ゲートフラッパ43によって第1経路
42aを閉鎖し、記録紙Yを排出経路41に沿って排紙トレ
イ40に排出するようにする。
また上記の態様で記録紙Yを排出する場合にはゲー
トフラッパ43によって排出経路41を閉鎖し、反転経路42
の第1経路42aへ記録紙Yを導き、ゲートフラッパ44を
第2図において破線で示される位置として、記録紙Yを
さらに第3経路42cに導く。さらにゲートフラッパ45は
まず第2図において破線で示される状態とされ、記録紙
Yはローラ49A,49Bおよびローラ50によって第3経路42c
の下方側へと導かれる。記録紙Yがその上端部が第3、
第4経路42c,42dの分岐部よりもさらに下方側となる位
置まで搬送されると、ゲートフラッパ45が駆動されて第
2図において実線で示される状態とされ、第3経路42c
が閉鎖される。またこのとかモータM6は逆回転され、記
録紙Yの搬送方向が反転される。これによって記録紙Y
は第4経路42dへと導かれて中間トレイ36へ搬送され
る。この後、感光体26の近傍に導かれた記録紙Yは、前
記の場合と同様にして排紙トレイ40上に排出される。
上記の態様で記録紙Yを排出する場合には、前記
の場合と同様にして記録紙Yが第3経路42cに導かれた
後、ゲートフラッパ44を第2図において実線で示される
状態として、さらにモータM5が回転方向が反転されるこ
とによって記録紙Yの搬送方向が反転され、記録紙Yは
第2経路42bから排出経路41を介して排紙トレイ40へと
導かれる。第1、第2経路42a,42bが分岐する部位とロ
ーラ49A,49Bが配置される位置との間の経路42cの長さ
は、記録紙Yの長さよりも充分に長く選ばれており、し
たがって記録紙Yの上端部が前記第1、第2経路42a,42
bの分岐部よりも下方側となる状態で、記録紙Yの下端
部がローラ49A,49Bに挟持されることはない。
複写機2の動作態様は後述するように複数に変化する
けれども、このとき露光手段17は参照符52,53で示され
る位置に第2、第1露光部14,11に関連して停止される
か、または参照符52で示される位置と参照符54で示され
る位置との間を等速度で第1図矢符55方向に移動される
ようにして、原稿面の走査が行われる。前記参照符52,5
3で示される位置に関連して検出器S5,S6がそれぞれ配設
され、露光手段17を前記停止位置で確実に停止させるた
めに露光手段17を検出するようにしている。また原稿台
5に関連して原稿が載置される範囲の一方端に対応する
露光手段17の参照符56で示される位置に関連しても同様
な検出器S7が配置される。
さらに感光体26の表面に形成される静電潜像に同期し
て記録紙Yを搬送するために、給紙経路34A、およびこ
の給紙経路34Aとレジストローラ35A,35Bとの間の搬送経
路には、それぞれ検出器S8,S9が配置される。さらに給
紙経路34B〜34Dに関連しても同様な検出器(図示せず)
が配置されている。給紙経路37には中間トレイ36から給
紙ローラ39によって下取りされ、搬送ローラ38Eによっ
て搬送される片面複写後の記録紙Yを検出するための検
出器S10が配置されている。また、中間トレイ36内の記
録紙Yを検出するために、検出器S18が配置される。
定着装置32の記録紙Yの出口近傍には検出器S11が配
置され、この検出器S11からの信号に基づいて、排出経
路41および反転経路42の各部に配置されるローラおよび
ゲートフラッパの動作が制御される。
第3図はRDH1の詳しい構成を示す断面図である。原稿
ホッパ2には両面に画像が形成された複数枚の頁数順に
整列されたシート原稿Xが、その端部(第3図左方側端
部)が側端揃え部材60で揃えられた状態で、搬送ベルソ
16上に載置されて受入れられている。原稿ホッパ2に載
置されたシート原稿Xは、その最上方側のシート原稿X1
から順次的に給紙ローラ8によって取出され、第1搬送
手段9に給送される。
前記給紙ローラ8はモータM7によって予め定められる
タイミングで矢符R1方向に回転駆動されるとともに、回
転時においてはソレノイドなどを含む図示しない構成に
よって回転軸潜61まわりに角変位されるレバー62により
最上方側のシート原稿X1に押付けられる。なお、給紙ロ
ーラ8はシート原稿X1の給紙制御時においてシート原稿
X1に対して自重で常時接触させるようにしてもよい。
第1搬送手段9の搬送路10の入口付近には、シート原
稿Xの重送を防止するために捌きローラ63A,63Bが配置
されている。捌きローラ63Aはシート原稿Xを搬送する
方向に回転駆動され、捌きローラ63Bはシート原稿Xを
その搬送方向とは反対方向に搬送する方向に捌きローラ
63Aの回転速度よりも小さな回転速度で回転駆動され
る。さらにこの捌きローラ63Bは、シート原稿Xとの間
の摩擦力が、捌きローラ63Aとシート原稿Xとの間の摩
擦力よりも小さく選ばれている。
これによってシート原稿Xは搬送路10内に確実に1枚
ずつ給送される。
搬送路10には、搬送方向に間隔をあけて各一対の搬送
ローラ64A〜64Dが間隔をあけて配置される。これらの搬
送ローラ64A〜64DはモータM8によって回転駆動され、シ
ート原稿Xはこれらの搬送ローラ64A〜64Dによって挟持
されて搬送路10内を矢符R2方向に搬送される。
搬送路10の出口近傍(第1露光部11の近傍)には一対
のレジストローラ65A,65Bが設置される。これらのレジ
ストローラ65A,65Bは、後述するクラッチCLT2を介して
図示しない駆動軸に連結されており、このクラッチCLT2
のオン/オフ制御によってその回転が停止または再回転
される。
クラットCLT2のオン/オフ制御は、操作者によって設
定される複写機2の動作モードに対応して制御される。
すなわちシート原稿Xの露光が必要な場合には、記録紙
Yとの同期をとるためにレジストローラ65A,65Bの回転
を停止してシート原稿Xを一旦停止させ、記録紙Yとの
同期が取られた後に再回転して第1露光部11へシート原
稿Xを給送するように制御される。一方、シート原稿X
の露光が不必要な場合には、レジストローラ65A,65Bを
常時回転するようにしてシート原稿Xを停止することな
く通過させるように制御される。
レジストローラ65A,65Bによって搬送されるシート原
稿Xは、第1露光部11の直上に配設される直円筒状の第
1原稿ドラム20に巻回されて、この第1原稿ドラム20の
外周面が対向する搬送路20aに沿って搬送される。搬送
路20aには第1原稿ドラム20の周方向に間隔をあけて複
数の従動ローラ66A〜66Dが配置され、第1原稿ドラム20
がモータM9によって回転駆動されることにより、シート
原稿Xは第1原稿ドラム20の外周面と従動ローラ66A〜6
6Dとに挟持されて搬送される。
第1露光部11に関連する部分の複写機本体3の上面に
は、硬質ガラスなどから成り第1原稿ドラム20の軸線に
平行に延びる露光ガラス67が配置されている。第1原稿
ドラム20に巻回されるシート原稿Xの第1原稿ドラム20
の半径方向外方側の原稿面に対する露光が行われるとき
には、複写機本体3内の露光手段17は第1露光部11に関
連する位置(第1図において参照符52で示される位置)
に停止される。
第2原稿ドラム21は、第1原稿ドラム20と間隔をあけ
て、その軸線が第1原稿ドラム20の軸線と平行になるよ
うにして第2露光部14に対向して配置される。第2露光
部14に関連して、硬質ガラスから成り第2原稿ドラム21
の軸線に平行に延びる露光ガラス68が配置されている。
第2原稿ドラム21の外周面に関連しては搬送路21aが配
設され、この搬送路21aに第2原稿ドラム21の周方向に
間隔をあけて従動ローラ69A〜69Dが配置される。
第1原稿ドラム20と第2原稿ドラム21との間には、シ
ート原稿Xの提示面を反転させるための表裏反転経路13
を有する第23搬送手段12が設けられている。表裏反転経
路13は搬送路20aの搬送路2aに対向する部位から分岐し
て、上方へ傾斜して伸長する第1経路13aと、搬送路21a
の搬送路20aに対向する部位から上方に延び、第1経路1
3aに合流する第2経路13bと、第1および第2経路13a,1
3bの合流点から水平方向に伸長する第3経路13cとから
構成されている。シート原稿Xが搬送路20aから第1経
路13aを介して第3経路13cに導かれ、この第3経路13c
から第2経路13bを介して搬送路21aに導かれることによ
って、第1露光部11にはシート原稿Xの一方の原稿面が
提示され、第2露光部14では他方の面が提示される。
搬送路20aから第1経路13aが分岐する部位にはソレノ
イドSOL5によって駆動されるゲートフラッパ70が配置さ
れ、搬送路20a内を搬送されるシート原稿Xを選択的に
第1経路13aに導いている。また第1および第2経路13
a,13bが合流する部位にはソレノイドSOL6によって駆動
されるゲートフラッパ71が配置され、第3経路13cから
のシート原稿Xが確実に第2経路13bに導かれるように
している。
第1および第2経路13a,13bが合流する部位に関連し
て、ローラ72Aが配置される。第1経路13aにはこのロー
ラ72Aに接触するローラ72Bが配置され、第2経路13bに
はソレノイドSOL7によってローラ72Aに選択的に接触さ
れるローラ72Cが配置される。
シート原稿Xはローラ72A,72Bによって第1経路13aか
ら第3経路13cに導かれる。第3経路13cには、モータM1
0によって正逆回転駆動される各一対の搬送ローラ85A,8
5B;86A,86Bが間隔をあけて配置されている。これらの搬
送ローラ85A,85B;86A,86Bによって、シート原稿Xはま
ず矢符Z1方向に搬送され、その搬送方向後端部が第1お
よび第2経路13a,13bが合流する部位を通過した時点
で、搬送ローラ85A,85B;86A,86Bの回転方向が反転され
て矢符Z2方向に搬送される。第3経路13c内におけるシ
ート原稿Xの搬送方向が反転されるとき、ゲートフラッ
パ71は第3図において実線で示される位置とされ、これ
によってシート原稿Xは第2経路13bに導かれる。シー
ト原稿Xは搬送ローラ72A,72Cによってこの第2経路13b
内を搬送され、搬送路21aに導かれる。
第2経路13bが搬送路21aに合流する部位の近傍には一
対のレジストローラ73A,73Bが配置されている。このレ
ジストローラ73A,73Bは後述するクラッチCLT3を介して
図示しない駆動軸に連結されており、クラッチCLT3のオ
ン/オフ制御によって回転停止または再回転される。こ
のクラッチCLT3のオン/オフ制御は操作者によって設定
される複写機2の動作モードに対応して行われる。
すなわち、シート原稿Xの露光が必要な場合には、記
録紙Yとの同期をとるためにレジストローラ73A,73Bの
回転を停止して、シート原稿Xの搬送を一旦停止し、記
録紙Yとの同期がとられた後に再好転して第2露光部14
への搬送が再開される。一方、シート原稿Xの露光が不
必要な場合には、レジストローラ73A,73Bを常時回転す
るようにしてシート原稿Xを停止することなく搬送路21
aに導いている。ここで前記ソレノイドSOL7は、このレ
ジストローラ73A,73Bの回転動作、すなわちクラッタCLT
3のオン/オフ制御に対応して制御される。
レジストローラ73A,73Bによって搬送路21aに導かれた
シート原稿Xは、第2原稿ドラム21がモータM11によっ
て回転駆動されることにより、該第2原稿ドラム21の外
周面と従動ローラ69A〜69Dとに挟持されて搬送路21a内
を搬送される。そのようにして第2露光部14においてシ
ート原稿Xの第2原稿ドラム21の半径方向外方側の原稿
面が順次的に提示される。この提示される原稿面に対す
る露光が行われるときには、露光手段17は第2露光部14
の直下(第1図において参照符53で示される位置)に固
定される。
第3搬送手段15には、搬送路21aからシート原稿Xを
搬送ベルト16の近傍に導くための搬送路74が搬送路21a
から分岐するようにして設けられている。搬送路74が搬
往路21aから分岐する部位には、ソレノイドSOL8によっ
て駆動され、シート原稿Xを搬送路74に選択的に導くた
めのゲートフラッパ75が配設されている。また搬送路74
には間隔をあけて各一対の搬送ローラ76,77が設置され
ている。搬送ローラ76,77が回転駆動されることによっ
て、シート原稿Xは搬送ベルト16へと導かれる。
搬送ベルト16は上下および左右に設置される駆動ロー
ラ78A〜78Dに巻掛けられている。駆動ローラ78Bはモー
タM17によって第3図示矢符R3方向に回転駆動され、こ
れによって搬送ベルト16は循環駆動される。前記第3搬
送手段15の搬送路74の出口近傍には、シート原稿Xの先
端を検出するための検出器S12が設けられており、この
検出器S12からの出力に応答してモータM12が電力付勢/
消勢される。搬送路74の出口に近接した位置には搬送ベ
ルト16に接触する原稿呼込みローラ79が配置されてい
る。搬送路74からのシート原稿Xはこの原稿呼込みロー
ラ79と搬送ベルト16とに挟持されて原稿ホッパ7に導か
れ、この最下方側から積載される。
シート原稿Xの搬送路10の入口近傍側端部の下方側に
は、原稿後端ばね上げローラ80が設置され、シート原稿
Xの後端部下側をはね上げるようにして最下端部にシー
ト原稿Xを積層するための開口が確実に広げられるよう
にしている。モータM12は搬送ベルト16によって搬送さ
れるシート原稿Xの搬送方向下流側の端部が側部揃え部
材60に達した時点で停止される。
原稿ホッパ7には、載置された複数のシート原稿Xの
提示が一循環したことを検出するために検出用アクチュ
エー81が設けられている。この検出用アクチュエータ81
はシート原稿Xが原稿ホッパ7内に載置される以前に
は、第3図において実線で示される最下端位置にあり、
この上に操作者によってシート原稿Xが載置される。第
1および第2露光部11,14における原稿面の提示後のシ
ート原稿Xは、搬送ベルト16によって、このアクチュエ
ータ81の下方側に順次積層されてゆき、これによって該
アクチュエータ81は上昇していく。そのようにしてシー
ト原稿Xの提示が一循環した後には、第3図において破
線で示される最上位に達する。アクチュエータ81が最上
位に達すると、このことが検出器S13によって検出され
る。この検出器S13の出力によって後述するようにして
複写機本体3側の動作が制御される。アクチュエータ81
が前記最上位に達するとアクチュエータ駆動用モータM1
3が付勢され、これによってアクチュエータ81は360度回
転されてシート原稿Xの最下端位置に移動される。
搬送路10において、捌きローラ63A,63Bよりもシート
原稿Xの搬送方向下流側近傍には、シート原稿Xを検出
するための検出器S14が配置され、この検出器S14からの
出力に応答してモータM8が付勢/消勢される。また第1
原稿ドラム20の近傍の搬送路10に配置されるレジストロ
ーラ65A,65Bよりもシート原稿Xの搬送方向上流側には
検出器S15が配置される。この検出器S15ではシート原稿
Xの先端が検出され、その出力に応答してモータM8が制
御されるとともに、レジストローラ65A,65Bに関連して
設けられるクラッチCLT2がオン/オフ制御される。
さらに第2搬送手段12の表裏反転経路13において、第
1経路13aには検出器S16が設けられている。この検出器
S16からの出力に応答してモータM10が駆動制御され、さ
らにソレノイドSOL6が制御される。このようにして第2
搬送手段12におけるシート原稿Xの表裏反転動作が実現
される。
第2原稿ドラム21の近傍の第2経路13bに配置される
レジストローラ73A,73Bよりもシート原稿Xの搬送方向
上流側には検出器S17が配置される。この検出器S17から
の出力に応答してソレノイドSOL7およびレジストローラ
73A,73Bに関連して設けられるクラッチCLT3の動作が制
御される。
上述のような構成を有するRDH1を備える複写機2で
は、複数枚のシート原稿Xを複数回循環させることによ
ってたとえば次のような複写動作を行うことができる。
(A)片面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート
を得る動作。
(B)片面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート
を得る動作。
(C)両面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート
を得る動作。
(D)両面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート
を得る動作。
またさらにたとえばRDH1の第1および/または第2原
稿ドラム20,21にシート原稿Xを巻付けたままで露光を
行い、シート原稿Xの一循環中に複数枚の複写を行うこ
ともきる。
第4図は複写機本体3のたとえば上面などに配置され
る操作バネル90の一部の平面図である。操作パネル90に
は複写部数を設定するためのテンキー91、クリアキー9
2、複写条件を設定するための複写モード選択キー9、R
DHを能動化/非動農化するためのRDH(循環式自動原稿
供給)機能キー94、複写動作の開始を指示するためのプ
リントスイッチ95、テンキー91によって設定される設定
部数を表示するために設定部数表示部96、複写された部
数を表示するための複写部数表示部97、複写モード選択
キー93によって選択される複写モードを表示する複写モ
ード表示部96A〜98D、およびRDH機能モード表示部99な
どを備えている。前記複写モードド表示部98A〜98Dおよ
びRDH機能モードは表示部99はたとえば発行ダイオード
などを含んで実現され、各モードが選的されるときに、
この発光ダイオードが点灯駆動される。
前記複写モード表示部98A〜98Dはそれぞれ、片面原稿
から片面複写を取る場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面原
稿から両面複写を取る場合(SIMPLEX→DUPLEX)、両面
原稿から片面複写を取る場合(DUPLEX→SIMPLEX)、両
面原稿から両面複写を取る場合(DUPLEX→DUPLEX)の上
述の(A)〜(D)の4つの複写モードを示しており、
複写モード選択キー93を1回押圧操作する毎に上から順
次的に各複写モードが選択されて、各表示部98A〜98Dの
発光ダイオード(図示せず)が点灯する。ただし複写モ
ード表示部98Dが点灯されている状態で、複写モード選
択キー93を押圧操作すると複写モードは複写モード表示
部98Aに表示されるSIMPLEX→SIMPLEXに変化する。
RDH1はRDH機能モードキー94を押圧操作してRDH機能モ
ード表示部99が点灯される状態で能動化され、消灯され
た状態では非能動化される。すなわち操作者は原稿台6
に、たとえば本などの原稿を載置してその複写像を記録
紙Y上に得る場合には、前記RDH機能キー94を操作してR
DH機能モード表示部99を消灯させる。また、RDH1を用い
てシート原稿Xを搬送させるようにして複写を行う場合
には、RDH機能モード表示部99が点灯される状態とす
る。
RDH機能が用いられる場合には操作者は前記複写モー
ド選択キー93の操作によって、前述のようにして複写モ
ードを設定する。次にテンキー91の操作によって複写物
の必要部数を設定する。このとき設定部数表示部96にお
いて前記設定された複写部数が表示される。テンキー91
の操作に引続いてプリントスイッチ9を押圧操作する
と、RDH1と複写機本体3とが協働して動作し、複写動作
が開始される。このとき複写終了部数が複写部数表示部
97に順次表示されていく。そのようにして設定部数表示
部96に表示されると設定部数と複写部数表示部97に表示
される数値とが一致すると複写機2の動作は停止し、設
定部数表示部96の表示は「0」にリセットされる。なお
このとき複写部数表示部97における表示は、次にプリン
トスイッチ95が押圧操作されるまでリセットされずに維
持される。
第5図は複写機2の電気的構成を示すブロック図であ
る。前記複数のモータM1〜M13はモータ駆動回路100に、
クラッチCLT1〜CLT3はクラッチ駆動回路101に、複数の
ソレノイドSOL1〜SOL8はソレノイド駆動回路102に接続
される。これらの駆動回路100〜102および直流電源103
などの原稿搬送制御、記録紙搬送制御、および複写工程
の制御に用いられる制御要素は、インタフェイス回路
(I/O)104に接続される。このインタフェイス回路104
には前記複数の検出器S1〜S18が接続され、さらにマイ
クロコンピュータ(CPU)105が接続されている。検出器
S1〜S18からの信号はマイクロコンピュータ105に与えら
れ、マイクロコンピュータ105ではこの信号に対応する
演算処理が行われ、各駆動回路100〜102に駆動制御信号
がインタフェイス回路104を介して与えられる。
マイクロコンピュータ105には、ROM(リードオンメモ
リ)106およびRAM(ランダムアクセスメモリ)107が接
続されている。マイクロコンピュータ105は、ROM106に
記憶される制御用プログラムに基づいてRAM107の記憶領
域を作業領域として用いながら制御動作を行う。
インタフェイス回路104は、駆動回路108を介して露光
手段17の光源18を電力付勢する調光ユニット109に接続
されるとともに、操作パネル90の各表示部110(表示部9
6,97,98A〜98D,99を含む)に表示駆動回路111を介して
表示制御信号を与え、また操作用のキー112(キー91,9
2,93,94,95を含む)に接続されている。
以下において第1図〜第5図を参照して、複写機2の
上記(A)〜(D)の各複写モードにおける各部の動作
を説明する。操作パネル90のRDH機能キー94を操作してR
DH機能モード表示部99を点灯させ、さらに複写モード選
択キー93を操作して複写モード表示部98Aを点灯させる
ようにすると、上記(A)の複写モードが選択される。
この後操作者はテンキー91を操作して所望の複写部数を
設定した後、プリントスイッチ95を押圧操作する。露光
手段17は複写が行われていないときには、第1図におい
て参照符52で示される位置に停止されている。このこと
は露光手段17などを含む光学系の駆動手段(図示せず)
が検出器S5によって露光手段17が検出されるときに付勢
されないようにすることによって実現される。
原稿ホッパ7には片面原稿が、その原稿面を上方側と
してたとえば頁数の順序で上から順に積載されて載置さ
れる。このような状態で給紙ローラ8の働きによってシ
ート原稿Xは、その上方側から1枚ずつ順次的に第1搬
送手段9に導かれ、第1原稿ドラム20に巻回されて第1
露光部11に原稿面が順次的に提示されてゆく。第1露光
部11に原稿面が提示された後のシート原稿Xは、第2搬
送手段12の表裏反転経路13に導かれた後第2原稿ドラム
21に巻回されて搬送され、第3搬送手段15によって搬送
ベルト16の近傍に導かれ、この搬送ベルト16により原稿
ホッパ7の最下方側にその原稿面を上方側として積載さ
れる。このような動作が複数のシート原稿Xの全てにわ
たって行われ、また設定された複写部数に対応する回数
だけシート原稿Xが循環される。
このとき露光手段17は第1図において参照符52で示さ
れる位置に固定されている。複写器本体3では、たとえ
ば給紙カセット32Aから記録紙Yが1枚ずつ上取りされ
て給紙経路34Aに導かれ、さらにレジストローラ35A,35B
の働きによってシート原稿Xと同期するようにして感光
体26の転写域30の近傍に順次的に導かれる。転写域30に
おいてトナー像が転写された後の記録紙Yは、定着装置
32を介しさらに反転経路42の経路42a,42c,42bをこの順
序で搬送されて、表裏が反転された後に排出経路41を介
して排紙トレイ40上に排出される。このようにして排紙
トレイ40上には、複写像が下方側に形成されて記録紙Y
が順次的に積載されてゆく。
ソレノイドSOL1はシート原稿Xの一循が検出されるた
び毎に所定時間だけ励磁され、これによって排紙トレイ
40は第1図の紙面に垂直な方向に移動される。このよう
にしてシート原稿Xの複数回にわたる循環が行われた後
には、排紙トレイ40にはその一方の面に複写像が形成さ
れ、かつ仕分けされた複数部の記録紙7が積載されるこ
とになる。
上記(B)の複写動作、すなわち片面原稿から両面複
写を得る場合には、操作パネル90において複写モード表
示部98Bが点灯するように複写モード選択キー93が操作
される。このとき露光手段17は検出器S5によって該露光
手段17が検出されるようにして第1図において参照符52
で示される位置に停止される。そのような状態でシート
原稿X、前述の(A)の複写モードの場合と同様にして
順次的に搬送される。
複写機本体3では、たとえば給紙カセット32Aから記
録紙Yが感光体26の転写域30の近傍に導かれる。この後
にトナー像が転写された後の記録紙Yは、定着装置32か
ら経路42a,42c,42dを介して中間トレイ36に導かれ、給
紙ローラ39によって給紙経路37へ給送されて再び転写域
30の近傍に導かれる。
このときシート原稿Xのうち奇数番目に積載されるシ
ート原稿Xの原稿像は、給紙カセット32Aからの記録紙
Yにその複写像が形成され、また偶数番目のシート原稿
Xの複写像は中間トレイ36からの記録紙Yに形成され
る。したがってたとえば第1番目のシート原稿Xの原稿
像が給紙カセット32Aからの記録紙Yに複写された後に
は、第2番目のシート原稿Xは複写後の記録紙Yが中間
トレイ36に導かれ、さらにレジストローラ35A,35Bの近
傍にまで導かれるまで、レジストローラ65A,65Bの近傍
で待機するようにされる。中間トレイ36からの記録紙Y
がレジストローラ35A,35Bの近傍付近まで導かれると、
レジストローラ65A,65BにクラッチCLT2を介して駆動軸
が連結され、これによって第2番目のシート原稿Xが第
1原稿ドラム20に巻回されて第1露光部11に順次提示さ
れる。
レジストローラ35A,35Bの近傍まで搬送された記録紙
Yは感光体26の表面に形成されるトナー像に同期するよ
うにして搬送され、そのようにして第2番目のシート原
稿Xの複写像が、記録紙Yの第1番目のシート原稿Xの
複写像が形成された面とは反対側の面に形成される。こ
の後この記録紙Yは定着装置32から反転経路42に導かれ
て反転された後、排出経路41を介して排紙トレイ40に排
出される。
このような動作が原稿ホッパ7に積載される複数のシ
ート原稿Xが一巡するまで行われることによって、片面
に原稿像が形成されたシート原稿Xの両面複写を一部得
ることができる。そのような動作が複数回にわたって繰
返されることにより、複数部の両面複写シートを得るこ
とができる。
上記(C)の複写動作、すなわち両面原稿から片面複
写を得る場合には、シート原稿Xの第1露光部11におけ
る露光が終了すると、露光手段17は第1図において参照
符53で示される位置に移動される。このようにして1枚
ずつのシート原稿Xの両面に関する露光が順次的に行わ
れる。このとき複写機本体3では、たとえば給紙カセッ
ト32Aから記録紙Yが順次的に1枚ずつ感光体26の転写
域30の近傍に、シート原稿Xの搬送と同期するようにし
て搬送される。転写域30においてトナー像が転写された
後の記録紙Yは、定着装置32から反転経路42に導かれて
表裏が反転され、排出経路41から排紙トレイ40上に排出
される。
このような動作が原稿ホッパ7に積載される複数枚の
シート原稿Xの一巡にわたって行われることによって、
片面に複写像が形成された記録紙Yの組である複写シー
トを一部得ることができる。また同様の動作を複数回繰
返すことによって、複数部の複写シートを得ることがで
きる。
上記(D)の複写動作、すなわち両面原稿から両面複
写を得る場合には、シート原稿Xは前記(C)の場合と
同様にして搬送される。
シート原稿Xの一方の原稿面が順次的に提示されて露
光されるとき、記録紙Yはたとえば給紙カセット32Aか
ら1枚ずつ上取りされて、レジストローラ35A,35Bなど
に導かれて感光体26の露光域30の近傍に順次的に導かれ
る。そのようにして1枚のシート原稿Xの複写像が1枚
の記録紙Yの一方の面に得られるように、シート原稿X
と記録紙Yとは同期関係を有するようにして搬送され
る。
複写後の記録紙Yは順次的に定着装置32から反転経路
42の経路42a,42c,42dを介して中間トレイ36に順次積載
されてゆく。このとき中間トレイ36にはその一方の面に
対する複写が終了した記録紙Yが、複写像が形成された
面が上方側となるようにして積載される。
全てのシート原稿Xの一方の原稿面の提示が一巡する
と、露光手段17は第1図において実線で示される位置に
移動されて固定される。この後前述と同様にしてシート
原稿Xが順次的に搬送されていくことにより、第2露光
部14においてシート原稿Xの他方側の原稿面が、順次的
に露光されてゆく。
一方、中間トレイ36に積層された記録紙Yは給紙ロー
ラ39からその最下方に積載された記録紙Yから順次的に
1枚ずつ給紙経路37に導かれる。すなわちその一方の面
に対する複写が行われた順に記録紙Yが取出される。そ
のようにして取出された記録紙Yはレジストローラ35A,
35Bなどの働きによって、RDH1において搬送されるシー
ト原稿Xと同期するようにして、感光体26の転写域30の
近傍に導かれる。
この後定着装置32を介する記録紙Yは、反転経路42の
経路42a,42c,42dを順次的に通過し、表裏が反転されて
排出経路41から排紙トレイ40上に排出される。
このような動作が全てのシート原稿Xの他方側の面の
第2露光部14に対する提示が終了するまで連続して行わ
れることによって、排紙トレイ40上に、両面に複写像が
形成されたシート原稿Xと同順に配列された複写後の記
録紙Yを得ることができる。
同様の動作を複数回にわたって行い、各回毎にソレノ
イドSOL1を駆動して排紙トレイ40を第1図の紙面に垂直
な方向に移動することによって、複数部の仕分けした両
面複写シートを得ることができる。
このような動作はまた、第1露光部11における一方の
原稿面の提示を所要とされる複写部数の回数だけ、シー
ト原稿Xを搬送路20a内で回転させるようにして行い、
複写機本体3側では前記複数回のシート原稿Xの提示が
終了した後に、露光手段17を第2露光部14近傍に移動
し、中間トレイ36に積載された記録紙Yを順次的に感光
体26の転写域30の近傍に導くようにすることによっても
実現される。
たとえば本などのようなRDH1によって供給することが
できない原稿の複写を行う場合には、そのような原稿は
原稿面の下方側として原稿台5に載置され、押圧板6で
上から押圧される。このとき操作者は操作パネル90のRD
H機能キー94を操作して、RDH機能モード表示部99が消灯
された状態とする。この後テンキー91を操作して所望の
複写枚数を設定し、プリントスイッチ95を押圧操作す
る。
プリントスイッチ95が押圧操作される以前において
は、感光手段17は参照符52で示される位置に停止されて
いる。プリントスイッチ95の押圧操作によって露光手段
17は第1図示矢符55方向に移動を開始し、この移動速度
は該露光手段17が参照符56で示される位置に達する以前
に所定の速度(走査速度)に達する。したがって露光手
段17は参照符56,54で示される位置の間を等速度で移動
し、これによって原稿台5に載置された原稿の原稿面の
等速走査が実現される。
記録紙Yは、たとえば給紙カセット32Aから供給され
その搬送動作は検出器S7からの出力に基づいて制御され
る。これによって複写像を記録紙Yの所望の領域に得る
ことができる。
複写後の記録紙Yは反転経路42を介することなく排出
経路41から排紙トレイ4に排出される。すなわちこの場
合には原稿像が単一であるため、排紙トレイ40にはいず
れも同様の複写像が形成された記録紙Yが積載されるた
め、その表裏を反転する必要がない。
本実施例において、露光手段17は通常時においては第
1図において参照符52で示される位置に停止されてい
る。また原稿台5に原稿を載置して露光手段17によって
この原稿を走査して露光する場合の走査開始位置もま
た、前記参照符52で示される位置とされる。したがって
操作パネル90のRDH機能キー94の操作に伴って露光手段1
7が移動されることがないため、露光手段17などを含む
光学系を駆動する駆動手段の長寿命化に寄与すいること
ができる。さらに露光手段17を停止させる位置と走査開
始位置とを同一の位置とすることによって、そのような
位置を検出するために単一の検出器S5を要するのみであ
るため、検出器の個数を減少させることができ、構成を
簡単にすることができる。
第6図は本実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。複写機2に電源が投入されるとステップn1
に進み、検出器S5によって露光手段17が検出されるかど
うかが判断される。すなわち露光手段17が第1図におい
て参照符52で示される位置にあるかどうかが判断され
る。検出器S5によって露光手段17が検出されないときに
はステップn3進み、露光手段17および反射鏡22〜25など
を含む光学系が移動されてステップn1に戻る。露光手段
17が検出器S5によって検出されるとステップn2に進み、
光学系の移動が停止される。
ステップn4においては、複写動作を行うための初期設
定が終了しているかどうかが判断される。前記初期設定
とは、定着装置32の温度、および感光体26まわりの複写
工程部の初期設定などである。
ステップn4における判断が否定とされるとステップn5
に進み、前記初期設定が行われ、その後ステップn1に戻
る。ステップn4における判断が肯定とされるときにはス
テップn6に進む。
ステップn6では、操作者は操作パネル90を操作して複
写部数および複写モードなどの設定または変更を行う。
ステップn7では、プリントスイッチ95が押圧操作され
たかどうかが判断され、操作されないときにはステップ
n6に戻り、操作されるとステップn8に進む。
ステップn8では、RDH機能を用いての複写動作、すな
わちRDH1を用いて複写を行う動作モードに設定されてい
るかどうかが判断される。RDH機能が用いられる場合に
はステップn17に進み、RDH機能を用いない場合、すなわ
ち原稿台5に原稿を載置しての複写動作が行われる場合
にはステップn9に進む。
ステップn9では、露光手段17などを含む光学系を移動
することによって原稿(原稿台5に載置されている)の
走査が開始される。
次にステップn10では、感光体26まわりの複写工程部
が能動化され、さらに記録紙Yが搬送されるなどして原
稿像の複写が行われる。
ステップn11では、光学系の移動が完了したかどうか
すなわち露光手段17が参照符54で示される位置まで移動
したかどうかが判断される。前記参照符54で示される位
置まで移動した場合には、原稿面の走査が完了したと判
断されてステップn12に進む。
ステップn12では、光学系は初期状態すなわち露光手
段17が参照符52で示される位置となる状態に復帰され
る。
ステップn13では、検出器S5によって露光手段17が検
出されるかどうかが判断され、検出されるとステップn1
4に進む。ステップn14では、光学系の動作が停止され、
ステップn15において設定された枚数の複写が終了した
かどうかが判断される。ステップn15における判断が否
定とされるときにはステップn9に戻り、肯定とされると
ステップn16に進む。ステップn16では、複写動作が停止
され、ステップn6に戻る。
ステップn8において、RDH機能を用いての複写モード
が選択されていると判断されるとステップn17に進み、R
DH1によるシート原稿Xの搬送が開始される。そのよう
にしてシート原稿Xの原稿面は第1露光部11および/ま
たは第2露光部14に順次的に提示されてゆき、これに同
期して感光体26まわりの複写工程部が動作し、また記録
体Yが搬送されることによってステップn18では、記録
紙Yに対する原稿像の複写が行われる。ステップn19で
は、露光後のシート原稿Xが原稿ホッパ7の最下端位置
に載置される。
ステップn20では、アクチュエータ81を検出する検出
器S13からの出力に基づいて、シート原稿Xの搬送が一
巡したかどうかが判断され、一巡しないときにはステッ
プn17に戻り、一巡するとステップn21に進む。
ステップn21では、操作者によって設定された複写枚
数の複写動作が完了したかどうかが判断され、完了しな
いときにはステップn17に戻り、完了するとステップn16
に進んで複写動作が停止され、ステップn6に戻る。
このようにして本実施例によれば、原稿台5に原稿を
載置してその原稿面を感光手段17を含む光学系によって
走査する場合に、その走査開始位置が台1露光部11に対
応する位置(露光手段17は参照符52で示される位置)と
される。これによって光学系の移動頻度は格段に減少さ
れるとともに、検出器の個数もまた減少されることがで
きる。
本発明の他の実施例では、露光手段17を第1、第2露
光部11,14に確実に停止させて固定するために、検出器S
5,S6で露光手段17を検出する代わりに機械的な構成が用
いられる。すなわち複写機本体3の上面に沿って搬送さ
れる露光手段17の移動を機械的に阻止し、露光手段17を
所望の位置に停止されるようにする。このような動作を
実現するための基本的な構成は第7図に示される。
第7図には露光手段17を第1図において参照符53で示
される位置に固定するための構成が示されている。感光
手段17は光源18と反射鏡19とを一体化して固定する移動
体120が、露光手段17の長手方向に交差し、露光手段17
の走査方向に平行に延びて配設され、シャーシ150に取
付けられる2本の案内レール141,142に摺動自在に支持
されることによって、矢符R21,R22方向への移動が可能
とされている。
移動体120の両端部には棒状体143が、移動体120の長
手方向に沿って取付けられている。この棒状体143は、
固定手段143aによって、案内レール141,142に平行に張
架されるワイヤ144に固定されている。前記ワイヤ144
は、プーリー145に巻掛けられて張架されており、さら
に、モータ146の駆動軸147の回転力が無端状のベルト14
8を介して伝達されるプーリー149に巻掛けられている。
したがって、モータ146が正逆回転駆動されることによ
って移動体120は矢符R21,R22方向に移動される。
モータ146の回転は、原稿台5に載置される原稿の露
光手段17による走行速度、および露光手段17の停止位置
などに対応して制御されている。
前記の2本のレール141,142に関連して、第2露光部1
4に対応する位置には位置決め部材123がシャーシ150に
固定されて配設されている。第8図にはこの位置決め部
材123に関連する部分の構成が示されている。
位置決め部材123には大略的にL字状の形状を有し、
その屈曲する部位と一方の端部との間の軸線124まわり
に角変位自在な固定レバー125が、位置決め部材123に形
成される凸部126が固定され、バー125の孔127に挿通す
るようにして支持されている。固定レバ125の前記一方
の端部には、ソレノイド128によって駆動されるアクチ
ュエータ129からの力が伝達部材130を介して伝達され
る。
また固定レバー125の屈曲する部位には、コイルバネ1
31の一方端が固定されている。前記ゴイルばね131の他
方側は位置決め部材123の下端部において矢符R21(第7
図参照)方向に延びて形成される係止突起132に係止さ
れている。これによって固定レバー125は、第8図示失
符133方向にばね付勢されており、ソレノイド128が消磁
されている状態では参照符134で示される状態とされ、
ソレノイド128が励磁されると矢符135方向に角変位す
る。
露光手段17を支持する移動体120が矢符R22方向に移動
され、その棒状体143が位置決め部材123の近傍のたとえ
ば参照符136で示される位置となると、ソレノイド128が
励磁される。これによって固定レバー125は回転軸線124
まわりに矢符135方向に角変位し、参照符138で示される
状態に至る。このような状態では移動体120は参照符139
で示される位置に、位置決め部材123と固定レバー125と
によって把持される。この状態はソレノイド128を励磁
しておくことによって維持される。
このような構成によれば、たとえば第1図示の検出器
S6を用いることなく露光手段17を第2露光部14に関連す
る位置に確実に停止させることができる。
露光手段17を第1露光部11に関連する位置に固定する
場合にも同様の構成を用いることができる。そのような
場合には、複写機2の各動作モードから露光手段17の位
置が参照符52で示される位置よりも矢符55方向上流側で
あるか下流側であるかを判断し、矢符55,121方向の露光
手段17、移動体120の移動を選択的に阻止するようにし
て、前記移動が阻止された移動体120を第7図および第
8図に示されると同様の構成によって把持して固定する
ようにすればよい。そのような構成によれば、第1図に
示される検出器S5もまた不要となる。このようにして本
実施例では、前述の第1実施例に比較して露光手段17の
位置を検出するための検出器をさらに少なくすることが
できるため、コストの低減に寄与することができる。
発明の効果 本発明によれば、たとえば本などの原稿を原稿台上に
静止して光学系の一部分17を移動方向55,121に移動して
複写を行う第1複写動作態様における光学系の前記一部
分17の移動開始位置を、両面原稿の複写を行う第2複写
動作態様の第1露光部67の位置に選び、この第2複写動
作態様では、前記移動方向55,121に沿って原稿台5寄り
にある第1露光部67の光学系の前記一部分17が静止され
た状態で原稿の一表面が第1露光部67に搬送されて提示
されて原稿の前記一表面の複写が行われ、次に光学系の
前記一部分17が第2露光部68に選択的に静止された状態
で原稿が第1露光部67から原稿反転手段13によって表裏
が反転され、第2露光部68に搬送されて原稿の他表面が
第2露光部68で提示されて原稿の前記他表面の複写が行
われ、このように第1および第2の各複写動作態様の変
更時に光学系の前記一部分17が移動されないので、それ
らの第1および第2の各複写動作態様の変更を高速度で
行うことができる。
またこのように第1および第2の複写動作態様の変更
時に、光学系の前記一部分17が移動されないことによっ
て、その光学系の前記一部分の移動のための構成の長寿
命化を図ることができ、また耐久性が向上されることに
なる。
さらに本発明によれば、上述のように第1および第2
複写動作態様の変更時に光学系の前記一部分17が移動し
ないことによって、その光学系の前記一部分の移動のた
めの構成を簡略化することができ、たとえば光学系の前
記一部分の位置を検出する検出器の数を減少させること
などが可能になり、低コスト化が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である複写機2の基本的な構
成を示す断面図、第2図は反転経路42の構成を示す断面
図、第3図はRDH1の構成を示す断面図、第4図は操作パ
ネル90の平面図、第5図は複写機2の電気的構成を示す
ブロック図、第6図は動作を示すフローチャート、第7
図は本発明の他の実施例において用いられる露光手段17
を位置決めして固定するための構成を示す斜視図、第8
図は位置決め部材123に関連する部分の構成を示す正面
図である。 1……RDH、2……複写機、3……複写機本体、5……
原稿台、6……押圧板、11……第1露光部、14……第2
露光部、17……露光手段、18……光源、19,22,23,25…
…反射鏡、20……第1原稿ドラム、21……第2原稿ドラ
ム、24……ズームレンズ、26……感光体、S1〜S18……
検出器、120……移動体、123……位置決め部材、125…
…固定レバー、128……ソレノイド、129……アクチュエ
ータ、131……コイルばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台上に静止された原稿を、光学系の一
    部分が移動方向に移動して感光体上に原稿像を結像する
    第1複写動作態様と、 原稿台から前記移動方向にずれた相互に異なる第1およ
    び第2露光部が設けられ、第1露光部は第2露光部より
    も原稿台寄りにあり、第1および第2露光部に、光学系
    の前記一部分がそれぞれ選択的に静止された状態で、原
    稿が第1露光部から原稿反転手段を経て第2露光部に搬
    送され、第1および第2露光部で提示される原稿像を、
    前記感光体上に結像する第2複写動作態様とを、切換え
    て行う静電式複写機において、 第1複写動作態様における光学系の前記一部分の移動開
    始位置は、第1露光部の位置に選ばれることを特徴とす
    る静電式複写機。
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