JP2510310B2 - シ―ト体の収納装置 - Google Patents

シ―ト体の収納装置

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JP2510310B2
JP2510310B2 JP1342503A JP34250389A JP2510310B2 JP 2510310 B2 JP2510310 B2 JP 2510310B2 JP 1342503 A JP1342503 A JP 1342503A JP 34250389 A JP34250389 A JP 34250389A JP 2510310 B2 JP2510310 B2 JP 2510310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば複写機の循環式原稿供給装置など
に好適に実施され、積み重ねられた原稿などのシート体
に対してその下方側へ新たなシート体を搬送して収納す
るためのシート体の収納装置に関する。
従来の技術 近年、静電式複写機などには、同一寸法、複数枚のシ
ート状原稿の光学的走査を行うために、積み重ねられた
原稿を1枚ずつ読取位置へ搬送する原稿供給装置が備え
られる傾向にある。
1組複数枚のシート状原稿に対応する複数部の複写を
取るためなどには、読取位置へ供給すべき原稿を積み重
ねて収納する原稿収納部に対して、原稿像の光学的走査
が終了した後の原稿もまた戻すようにした循環式原稿供
給装置が好都合である。
このような原稿供給装置では、原稿収納部から読取位
置を経由して再び原稿収納部に帰る循環経路を形成し、
原稿の供給は原稿収納部に積み重ねられた原稿のたとえ
ば最上部に位置するものから行い、原稿収納部への再収
納は積み重ねられた原稿の最下部側へ順次的に行われ
る。
第10図は、上述した原稿の収納を行う収納装置61の簡
略化した断面図である。収納部材62に積み重ねられてい
る複数枚の原稿Dの下方には、一対のローラ63,64に亘
って巻掛けられる無端状のベルト65が配置され、原稿D
の底部を兼ねている。このような原稿収納部66に対し
て、案内部材67および搬送ローラ68によって収納すべき
原稿Diが搬送されると、この搬送タイミングに同期して
ローラ63,64が回転駆動され、原稿との密着性に優れる
ベルト65によって原稿Diが、原稿収納部66における原稿
Dの積重ねの下方側を矢符69方向に搬送されて収納され
る。
第11図は、他の収納装置71を示す簡略化した断面図で
ある。原稿収納部76において、収納部材72上に積み重ね
られた原稿Dに対しては、案内部材77および搬送ローラ
78から収納すべき原稿Diが搬送され、原稿束Dの最下部
側へ搬送される。原稿束Dと収納部材72との間に介在し
た原稿Diは、収納部材72の開口74から、回転駆動に伴っ
て原稿束D側に突出する半月状のローラ73によって収納
部材72上を搬送されて収納される。
発明が解決しようとする課題 第10図示の従来技術では、原稿収納部66において原稿
Diを搬送すべき距離に亘って搬送ベルト65が張架される
ので、原稿Diの搬送時および収納時において、搬送や収
納に不必要な部分のベルト65が、収納されている原稿D
に摺接することに起因した原稿の汚損を招く問題点があ
る。
第11図示の従来技術では、単数個の半月状ローラ73を
用いて原稿Diの搬送を行うので、収納部材72上での原稿
Diの搬送は、半月状ローラ73の参照符号75で示される領
域の原稿Diに当接する外周面の距離しか行うことができ
ず、原稿Diの搬送距離が限定されるという欠点がある。
搬送距離を延長するために半月状ローラ73の直径を大き
くすると、収納装置71が大形化する問題点がある。
本発明の目的は、上述した技術的問題点を解決し、収
納すべきシート体を汚損することなく、所定の位置にま
で確実に搬送し、収納することができるシート体の収納
装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、シート体を積み重ねて収納する収納部材
と、収納部材の下方に配置され、搬送されてくるシート
体を収納部材に堆積されているシート体の最下部に挿入
する収納搬送手段とを含むシート体の収納装置におい
て、 収納搬送手段は、シート体の挿入方向上流側から下流
側に沿って複数個、順次的に設けられ、 収納搬送手段のうち、挿入方向の最も上流側にある収
納搬送手段よりも上流側に設けられ、収納部材に挿入さ
れるべきシート体が搬送されてきたことを検出する検出
手段と、 検出手段の出力に応答し、搬送されてきたシート体
が、収納部材に堆積されているシート体の最下部に挿入
されるように、収納搬送手段を、挿入方向上流側から下
流側に順次的に駆動開始し、かつ上流側から下流側に順
次的に駆動停止する駆動手段とを含むことを特徴とする
シート体の収納装置である。
作用 本発明に従えば、収納部材にはシート体が積み重ねて
収納される。収納搬送手段は、収納部材に挿入されるべ
きシート体を、シート体の挿入方向上流側(第1図およ
び第5図の右方)から下流側(第1図および第5図の左
方)に沿って複数個、順次的に設けられ、後述の実施例
では、この収納搬送手段は、半月ローラ127,128によっ
て実現される。
検出手段は、後述の実施例では検出器S23によって実
現され、収納搬送手段127,128のうち、挿入方向の最も
上流側にある収納搬送手段127よりも上流側(第1図お
よび第5図の右方)に設けられており、収納部材に収納
されるべきシート体が搬送されてきたことを検出する。
駆動手段はこの検出手段の出力に応答し、収納搬送手段
を、挿入方向上流側から下流側に順次的に駆動開始し、
後述の実施例では、半月ローラ127,128を時刻t2,t3で駆
動開始し、しかも上流側から下流側に順次的に駆動停止
し、後述の実施例では時刻t3およびその後の時刻におい
て半月ローラ127,128が順次的に停止される。こうして
収納搬送手段は、シート体を収納部材に挿入するために
必要な期間だけ駆動されることになり、シート体の収納
動作に寄与しない期間および駆動されることによってシ
ート体の挿入のための動作が阻害されるような不必要な
期間では、駆動されないので、シート体の汚損が防止さ
れ、収納部材に収納されたシート体を確実に収納するこ
とができ、またシート体の破損を防ぐことができ、収納
動作の品位を向上することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例である原稿収納装置4を組
込んだ循環式原稿供給装置1を示す簡略化した側断面図
であり、第2図は原稿供給装置1を備える転写形静電式
複写機2の基本的構成を示す簡略化した断面図である。
複写機2の本体3上部には、原稿供給装置1と押圧板
6とが設けられる。原稿供給装置1に設けられる第1透
明板7および第2透明板8は、それぞれ第1読取位置10
および第2読取位置11を構成する。また、押圧板6に関
して本体3の被押圧面には原稿台としての第3透明板9
が形成され、第3読取位置12を構成する。製本化された
書籍などの原稿像は、この第3読取位置12に提示されて
露光される。
第1図を参照して、同一寸法、複数枚のたとえば頁数
順に揃えられたシート状原稿Dは、原稿供給装置1の載
置部材5上に、たとえばその第1頁目の原稿面が下方側
を向くように載置される。載置部材5に積載された原稿
Dは、その供給端側に配設される排気用ダクト16からの
送風によって端部面が捌かれた状態で、その上方側に配
設される給紙手段15によって、最上部に位置する原稿か
ら順に1枚ずつ取り出され、給紙ローラ81によって搬送
経路82へ給紙される。
給紙手段15は、ローラ83,84に巻き掛けられる無端状
のベルト88と、ベルト88の内周面側で原稿Dに向けて開
口するダクト89とを含んで構成される。ベルト88には複
数の吸引孔が点在して形成され、ダクト89には図示しな
い真空吸引装置が接続される。これによって原稿Diを、
ベルト88外周面に吸着した状態で、ローラ83,84による
回転駆動に伴って搬送経路82へ給紙する。排気用ダクト
16は、たとえば誘引ファンなどに接続され、給紙時に送
風を原稿Dの給紙方向下流側端部面に吹き付けて捌き、
重送を防止する。
搬送経路82は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設
けられる各一対のローラ85,86によって形成され、給紙
された原稿Diを露光用搬送ローラ13と第1透明板7との
間へ搬送する。ここで、搬送経路82の第1透明板7側出
口には、一対の第1レジストローラ113が設けられる。
この第1レジストローラ113に関して、搬送方向前後に
は、搬送経路に臨んでそれぞれ一対の発光素子および受
光素子から成る光学的検出器S19,S20が配置される。
ローラ86には、モータM7からの回転動力が、モータM7
の駆動軸に固定される歯車129および歯車129に噛み合う
歯車130,131,132,133から成る歯車列によって、ローラ8
6の回転軸に接続されるクラッチCLT1を介して伝達され
る。モータM7の回転動力はまた、歯車129に噛み合う歯
車130,131,134から成る歯車列によって、ローラ113の回
転軸に接続されるクラッチCLT2を介してローラ113に伝
達される。
ローラ86によって搬送される原稿Diの搬送方向先端部
が検出器S19によって検出されると、ローラ86に設けら
れるクラッチCLT1が遮断されて原稿Diの搬送が一時的に
停止する。複写機本体3において、複写紙Pが感光体26
の転写域30へ搬送可能な状態が達成されるとクラッチCL
T1,CLT2は連結状態とされ、これによって原稿Diは露光
用搬送ローラ13と第1透明板7との間へ搬送される。こ
のとき原稿Diの搬送方向先端部が検出器S20にて検出さ
れ、このタイミングに従って複写紙Pの転写域30への搬
送動作が制御される。
原稿Diは、露光用搬送ローラ13によって第1透明板7
に押し付けられて搬送されることによって、その一方表
面の原稿像が第1読取位置10に提示される。次に原稿Di
は、反転手段115によってその搬送方向が反転された
後、第2レジストローラ114によって露光用搬送ローラ1
4と第2透明板8との間へ搬送される。
反転手段115において、第1読取位置10からの原稿Di
は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設けられる各一
対の搬送ローラ116,117によって形成される搬送経路118
から、切換爪119を介して搬送経路120へ導入される。搬
送経路120には、正逆回転可能な反転用ローラ121が設け
られる。搬送経路120に搬送された原稿Diは、この反転
用ローラ121の回転方向の反転および切換爪119によって
搬送経路122に導入され、搬送ローラ123によって第2レ
ジストローラ114へ搬送される。
搬送ローラ123および第2レジストローラ114にはクラ
ッチCLT3,CLT4がそれぞれ設けられる。また第2レジス
トローラ114に関して、搬送方向前後には、搬送経路122
に臨んで一対の光学的検出器S21,S22が配置される。検
出器S21,S22の出力に基づいて、クラッチCLT3,CLT4の動
作が制御される。
ここで露光用搬送ローラ13には、モータM7の回転動力
が、歯車129に噛み支う歯車135,136,137から成る歯車列
を介して与えられる。また無端状ベルトによって連結さ
れる搬送ローラ116,117へもまた、歯車129,135,136,138
を介してモータM7の回転動力が伝達される。搬送ローラ
116へ与えられる回転動力はまた、無端状ベルトなどに
よって連結される第2レジストローラ114および露光用
搬送ローラ14へ伝達される。さらにモータM7は、歯車12
9からアイドル歯車140,139を介して搬送ローラ123へ回
転動力を伝達する。
上述した構成によって回転駆動される搬送ローラ116,
117,123および第2レジストローラ114によって、原稿Di
は第2読取位置11へ搬送され、露光用搬送ローラ14によ
って第2透明板8に押し付けられて搬送される。第2読
取位置11を搬送される原稿Diは、予め反転手段115にお
いてその搬送方向が反転されているので、その他方表面
の原稿像を第2読取位置11に提示する。
これら両表面の原稿像の提示が終了した原稿Diは、一
対の案内部材と搬送方向に沿って設けられる各一対の搬
送ローラ124,125によって、搬送経路126を案内されて載
置部材5へ搬送される。載置部材5の下方側には、搬送
方向に沿って半月ローラ127,128が設けられ、半月ロー
ラ127,128の各回転軸には、たとえばステッピングモー
タなどで実現されるモータM8,M9からの回転動力が与え
られる。
搬送される原稿Diは、半月ローラ127,128の後述する
動作によって、載置部材5上に収納された原稿Dの最下
部に収納されて戻される。半月ローラ127,128を含んで
原稿供給装置4の収納搬送手段60が構成され、モータM
8,M9を含んで収納搬送手段60の駆動手段59が構成され
る。
搬送経路126の搬送ローラ125近傍には、搬送経路に臨
んで光学的検出器S23が設けられる。検出器S23の出力に
従って、半月ローラ127,128の駆動が制御される。載置
部材5における原稿の収納方向下流側には、積載された
原稿Dの供給動作の1循環を検出するために、1循環検
出装置31が設けられる。この1循環検出装置31は、未給
紙の原稿と再収納された原稿とを区分して原稿供給の1
循環を検出し、また原稿Dの積載の有無も検出する。
第2図を参照して、複写機2の本体3の内部には、複
写機本体3の上面に関連して紙面垂直方向に延び、矢符
56,57方向に走行駆動される露光手段17が配設される。
露光手段17は、ハロゲンランプなどによって実現される
光源18と反射鏡19とを備える。光源18で発生される光
は、原稿面に照射されて原稿像に対応して選択的に吸収
される。原稿面からの反射光は、反射鏡19,22,23、ズー
ムレンズ24および反射鏡25を介して、紙面に垂直な軸線
を有する直円筒状の感光体26に導かれて露光域26aで結
像する。
感光体26に関連して帯電用コロナ放電器27が設けら
れ、露光前の感光体26の表面を均一に帯電する。露光域
26aに原稿像に対応する光が導かれると、感光体26の表
面は選択的に除電され、原稿像に対応した静電潜像が形
成される。この静電潜像は、露光域26aよりも感光体26
の回転方向下流側に設けられる現像装置28の働きによっ
て、トナー像に顕像化される。このトナー像は、転写用
コロナ放電器29の働きによって、後述する構成によって
搬送される複写紙Pに、転写域30において転写される。
転写後の感光体26表面に残留するトナーは、クリーニン
グ装置31によって除去される。転写後の複写紙Pは定着
装置58へ搬送され、転写されたトナー像が加熱定着され
る。
複写機本体3には、その側面からそれぞれサイズの異
なる複写紙を収納する給紙カセット32A〜32Dが装填され
る。これらの給紙カセット32A〜32Dのうちいずれか1つ
の給紙カセットから、積載される複写紙の最上部に位置
するものから順に、給紙ローラ33A〜33DがモータM1など
の駆動手段によって選択的に回転駆動されて、給紙経路
34A〜34Dに1枚ずつ導かれる。前記給紙経路34A〜34Dお
よび後述する中間トレイ36からの給紙経路37には、それ
ぞれ搬送ローラ38A〜38Eが配設され、これらの搬送ロー
ラはモータM2によって回転駆動される。この搬送ローラ
38A〜38Eの働きによって、給紙カセット32A〜32Dおよび
中間トレイ36からの複写紙Pが感光体26の転写域39近傍
に導かれる。
給紙経路34A〜34Dと感光体26の転写域30近傍との間の
搬送経路には、レジストローラ35A,35Bが設けられる。
このレジストローラ35A,35Bには、後述するクラッチCLT
5を介してモータM2の回転動力が選択的に伝達される。
このようにして、感光体26表面に形成されるトナー画像
に同期して、複写紙Pの転写域30への搬送が制御され
る。
複写機本体3の側面には、排紙トレイ40が配置され
る。この排紙トレイ40には、ソレノイドSOL1が取付けら
れる。このソレノイドSOL1を予め定める時間だけ励磁す
ることによって、排紙トレイ40は第2図の紙面に垂直な
方向にシフトする。たとえば、ソレノイドSOL1を励磁し
て、排紙トレイ40が第2図の紙面の手前方向に所定の距
離だけシフトすると、次にソレノイドSOL1を励磁すると
きには、排紙トレイ40は第2図の紙面において、表から
裏に向かう方向にシフトする。このような排紙トレイ40
の動作によって、1組複数枚の原稿Dに対して複写が取
られた複数部の複写紙Pを仕分けした状態で積載するこ
とができる。
定着装置58からの複写紙Pを排紙トレイ40に排出する
ための排出経路41に関連して、この排出経路41から分岐
し、複写紙Pの表裏を反転する反転経路42が設けられ
る。定着装置58からの複写後の複写紙Pは、操作者の後
述する操作によって設定される複写機2の各動作モード
に対応して、次の3種類の態様で排紙トレイ40に排出さ
れる。
排出経路41をそのまま通過して排紙トレイ40へ排出す
る。
排出経路41から反転経路42に導かれ、複写紙Pの他方
表面に複写を行うために、一時的に中間トレイ36に収納
する。中間トレイ36に積載される複数枚の複写紙Pは、
その最下部に位置するものから順に給紙ベルト39によっ
て、1枚ずつ給紙経路37を経て感光体26の転写域30の近
傍に導かれる。他方表面にトナー像が転写された後の複
写紙Pは、定着装置58に導かれ、加熱定着後は排出経路
41を通過して排紙トレイ40に排出される。
排出経路41から反転経路42に導かれて表裏が反転され
た後、再び排出経路41に導かれて排紙トレイ40に排出さ
れる。
上記3種類の排紙態様を可能とするために、反転経路
42は、排出経路41途中の2個所から分岐する経路42a,42
bと、これら経路42a,42bが合流する経路42cと、経路42c
から分岐して中間トレイ36に向かう経路42dとから構成
される。
上記経路42aと、排出経路41との分岐部には方向切換
爪43が、経路42a,42bの分岐部位には方向切換爪44が、
経路42c,42dの分岐部位には方向切換爪45がそれぞれ設
置され、ソレノイドSOL2,SOL3,SOL4(図示せず)によっ
て作動し、操作者の所望の複写内容に応じて、複写紙P
の搬送経路を自動的に選択する。
経路42a,42bの分岐部近傍には、ローラ47A〜47Cが設
置されるとともに、経路42c,42dの分岐部近傍にはロー
ラ49A〜49Cを設置し、複写紙Pを搬送する。また、経路
42a,42bの分岐部近傍の経路42cには、反転用に用いる反
転用ローラ48を設置し、駆動用モータM5で正逆回転さ
せ、複写紙Pの搬送方向を反転するとともに、経路42c
の経路42dとの分岐部の下流位置に反転用ローラ50を設
置し、駆動用モータM6で正逆回転させる。
さらに、排出経路41の出口近傍には、出紙検出器S1
が、経路42aの入口部近傍および経路42cには用紙反転検
出器S2,S3が、経路42dの出口近傍には中間トレイ入口検
出器S4がそれぞれ設置される。搬送用ローラ46A〜46Cは
排出経路41に沿って配置され、搬送用ローラ51は経路42
dに配置される。上記搬送用ローラ46A〜46Cは、感光体2
6などの複写プロセス部および定着装置58とともに、同
期してモータM4で駆動される。
上記構成において、上記の排紙態様の場合は、切換
爪43で経路42aの閉鎖して複写紙Pを排出経路41に沿っ
て排出する。の態様の場合は、切換爪43で排出経路41
を閉鎖して反転経路42の経路42aへ複写紙Pを導き、切
換爪44で経路42cを開き、経路42cを通って反転用ローラ
50で搬送方向を反転する。その後、切換爪45で経路42d
を開き、中間トレイ36へと複写紙Pを導く。の場合
は、複写紙Pを経路42cへ導いた後、反転用ローラ48で
搬送方向を反転し、切換爪44で経路42bから排出経路41
へと導く。
複写機2の動作態様は後述するように複数に変化する
けれども、このとき露光手段17は参照符52,53で示され
る位置に第1および第2読取位置10,11に関連して停止
されるか、または参照符54で示される位置と、参照符55
で示される位置との間を等速度で矢符56方向に走行され
て原稿面の走査が行われる。参照符52,53で示される位
置に関連して、検出器S5,S6がそれぞれ配設され、露光
手段17を検出して前記停止位置で確実に停止させる。ま
た、原稿台5に関連して原稿が載置される範囲の一方側
端部に対応する露光手段17の参照符55で示される停止位
置に関連しても同様な検出器S7が配置される。
さらに、感光体26表面に形成される静電潜像に同期し
て複写紙Pを搬送するために、給紙経路34A、およびこ
の給紙経路34Aとレジストローラ35A,35Bとの間の搬送経
路には、それぞれ検出器S8,S9が配置される。さらに、
給紙経路34B〜34Dに関連しても、同様な検出器(図示せ
ず)が配置される。給紙経路37には検出器S10が配置さ
れ、中間トレイ36から給紙ベルト39によって下取りさ
れ、搬送ローラ38Eによって搬送される片面複写機の複
写紙Pを検出する。また、中間トレイ36内の複写紙Pを
検出するために、検出器S18が配置される。
定着装置58の複写紙Pの出口近傍には検出器S11が配
置され、この出力信号に基づいて、排出経路41および反
転経路42の各部に配置されるローラおよび方向切換爪の
動作が制御される。
原稿供給装置1を備える複写機2では、複数枚の原稿
Dを複数回循環させることによって、たとえば次のよう
な複写動作を行う。
(A)片面原稿から複数部の仕分けした片面複写紙を得
る動作。
(B)片面原稿から複数部の仕分けした両面複写紙を得
る動作。
(C)両面原稿から複数部の仕分けした片面複写紙を得
る動作。
(D)両面原稿から複数部の仕分けした両面複写紙を得
る動作。
第3図は、複写機本体3のたとえば上面などに配置さ
れる操作パネル90の一部平面図である。操作パネル90に
は複写部数を設定するための置数キー91、クリアキー9
2、複写条件を設定するための複写モード選択キー93、
原稿供給装置1を能動化/非能動化するためのRDH機能
キー94、複写動作の開始を指示するためのプリントスイ
ッチ95、置数キー91によって設定される設定部数を表示
するための設定部数表示部96、複写された部数を表示す
るための複写部数表示部97、複写モード選択キー93によ
って選択される複写モードを表示する複写モード表示部
98A〜98D、およびRDH機能モード表示部99などを備え
る。前記複写モード表示部98A〜98DおよびRDH機能モー
ド表示部99は、たとえば発光ダイオードなどを含んで実
現され、各モードが選択されるときに、この発光ダイオ
ードが点灯駆動される。
前記複写モード表示部98A〜98Dは、それぞれ片面原稿
から片面複写を取る場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面原
稿から両面複写を取る場合(SIMPLEX→DUPLEX)、両面
原稿から片面複写を取る場合(DUPLEX→SIMPLEX)、両
面原稿から両面複写を取る場合(DUPLEX→DUPLEX)の上
述の(A)〜(D)の4つの複写モードを示す。
複写モード選択キー93は、1回押圧操作される度毎に
上から順次的に各複写モードが選択されて、各表示部98
A〜98Dの発光ダイオードが点灯する。ただし、複写モー
ド表示部98Dが点灯されている状態で、複写モード選択
キー93を押圧操作すると、複写モードは複写モード表示
部98Aに表示されるSIMPLEX→SIMPLEXに変化する。
原稿供給装置1は、RDH機能モードキー94が押圧操作
されることによって、RDH機能モード表示部99が点灯さ
れた状態で能動化され、消灯された状態では非能動化さ
れる。すなわち、操作者は、たとえば製本化された書籍
などの原稿を原稿台5に載置して、その複写像を複写紙
P上に得る場合には、前記RDH機能キー94を操作してRDH
機能モード表示部99を消灯させる。また、原稿供給装置
1を用いて原稿Dを搬送させて複写を行う場合には、RD
H機能モード表示部99が点灯される状態とする。
RDH機能が用いられる場合には、操作者は前記複写モ
ード選択キー93の操作によって、前述のようにして複写
モードを設定する。次に、置数キー91の操作によって複
写物の必要部数を設定する。このとき設定部数表示部96
において、前記設定された複写部数が表示される。
置数キー91の操作に引続いてプリントスイッチ95を押
圧操作すると、原稿供給装置1と複写機本体3とが協働
して動作し、複写動作が開始される。このとき、複写終
了部数が複写部数表示部97に順次表示されていく。設定
部数表示部96に表示される設定部数と、複写部数表示部
97に表示される数値とが一致すると複写機2の動作は停
止し、設定部数表示部96の表示は「0」にリセットされ
る。このとき複写部数表示部97における表示は、次にプ
リントスイッチ95が押圧操作されるまでリセットされず
に維持される。
第4図は、複写機2の電気的構成を示すブロック図で
ある。前記複数のモータM1,M2,…などは、モータ駆動回
路100に、クラッチCLT1,CLT2,…などはクラッチ駆動回
路101に、複数のソレノイドSOL1,SOL2,…などはソレノ
イド駆動回路102にそれぞれ接続される。これらの駆動
回路100〜102および直流電源103などの原稿搬送制御、
記録紙搬送制御、および複写工程の制御に用いられる制
御要素は、インタフェイス回路104に接続される。この
インタフェイス回路104には、前記検出器S1,S2,…など
が接続され、さらにマイクロコンピュータなどによって
実現される処理回路105が接続される。検出器S1,S2,…
などからの信号は処理回路105に与えられ、処理回路105
ではこの信号に対応する演算処理が行われ、各駆動回路
100〜102に駆動制御信号がインタフェイス104を介して
与えられる。
処理回路105には、リードオンリメモリ(ROM)106お
よびランダムアクセスメモリ(RAM)107が接続される。
処理回路105は、メモリ106に記憶される制御用プログラ
ムに従って、メモリ107の記憶領域を作業領域として用
いながら制御動作を行う。
インタフェイス回路104は、駆動回路108を介して露光
手段17の光源18を電力付勢する調光ユニット109に接続
されるとともに、操作パネル90の各表示部110(表示部9
6,97,98A〜98D,99を含む)に表示駆動回路111を介して
表示制御信号を与え、また操作用のキー112(キー91〜9
5を含む)に接続される。
第5図は、原稿収納装置4の動作を説明するための図
であり、第6図はそのタイミングチャートである。原稿
供給装置1において、第2読取位置11への原稿像の提示
が終了した原稿が搬送経路126を搬送され、その搬送方
向先端部が検出器S23によって検出されると(時点t
1)、処理回路105はタイマ113の計時動作を開始する。
このとき搬送ローラ125は駆動されるけれども、半月ロ
ーラ127,128は停止状態にある(第5図(1)参照)。
検出器S23による原稿Diの検出後、原稿Diが搬送ロー
ラ125によって搬送されて所定時間T1が経過すると(時
点t2)、原稿Diの搬送方向先端部は半月ローラ127によ
って搬送可能な位置にまで到達する。したがってタイマ
113の計時により時間T1が経過した後、ステッピングモ
ータM7へ半月ローラ127の1回転分に相当する駆動パル
スを与えることによって、半月ローラ127を駆動して原
稿Diを原稿Dの下方側で搬送することができる。この半
月ローラ127の1回転によって、原稿Diの搬送方向先端
部は、半月ローラ128によって搬送可能な位置にまで搬
送されて半月ローラ127の回転が停止する(第5図
(2)および同図(3)参照)。
次に、検出器S23の出力に応答して開始されたタイマ1
13による計時動作において、所定時間T2が経過すれば
(時点t3)、ステッピングモータM8へ半月ローラ128の
1回転分に相当する駆動パルスを与えて駆動する。これ
によって半月ローラ128は、原稿Dとの間で収納すべき
原稿Diを収納方向下流側端部まで搬送して停止する(第
5図(4)〜同図(6)参照)。
第7図は、原稿収納装置4の動作を説明するためのフ
ローチャートである。ステップn1からステップn2へ進
み、検出器S23のオフ状態、すなわち収納すべき原稿Di
の搬送方向先端が検出されるとステップn3へ進む。
ステップn3では、検出器S23がオン状態からオフ状態
に切換った時点t1(第6図(1)参照)からタイマ113
による計時動作が開始される。ステップn4では、タイマ
113による所定時間T1の経過が判断されてステップn5へ
進み、半月ローラ127が1回転される。
ステップn6では、タイマ113の出力に基づいて所定時
間T2の経過が判断されてステップn7へ進み、半月ローラ
128が1回転だけ駆動されて停止される。検出器S23は、
半月ローラ127,128のうち、原稿収納装置4への原稿の
挿入方向の最も上流側にある半月ローラ127よりも上流
側に設けられており、原稿収納装置4に挿入されるべき
原稿が搬送されてきたことを検出する。
半月ローラ127,128は、搬送されてきた原稿が原稿収
納装置4に堆積されている原稿の最下部に挿入されるよ
うに、挿入方向上流側から下流側に、すなわち半月ロー
ラ127から半月ローラ128にこの順序で、時刻t2,t3にお
いて駆動開始される。さらにこれらの挿入方向上流側の
半月ローラ127と下流側の半月ローラ128は、上流側から
下流側にこの順序で、時刻t3とその後の時刻において駆
動停止される。
このように原稿収納装置4の半月ローラ127,128は、
収納すべき原稿Diの載置部材5への搬送および収納に必
要な期間だけ搬送方向上流側から下流側へ順次的に駆動
され、原稿Diの搬送および収納動作に寄与しない期間
や、駆動されることによって逆に原稿Diの搬送および収
納動作を阻害するような不必要な期間では駆動されない
ので、原稿Diの搬送時および収納時における原稿Dの汚
損を防止して、載置部材5上に確実に収納することがで
きる。また、このような原稿収納装置4によれば、載置
部材5においての搬送が比較的長距離に亘る場合でも、
確実な搬送および収納動作が可能である。
上記実施例では、半月ローラ127,128によって原稿Di
を搬送し収納するようにしたけれども、たとえば一対の
ローラに巻き掛けられた無端状ベルトなどから成る搬送
手段を複数個使用しても、上記実施例と同様の効果を達
成できる。
また上記実施例においては、半月ローラ127,128の回
転駆動の制御は、ステッピングモータなどで実現される
モータM8,M9へ与える駆動パルス数で行う場合を説明し
たけれども、たとえば後述の実施例に示されるようなス
プリングクラッチおよび電磁ソレノイドなどから成る駆
動手段を半月ローラ127,128の各回転軸に関連して設け
て、タイマ113を用いずに制御することも可能である。
このような比較的簡単な構成によって、原稿収納装置4
の動作を制御することができる。
第8図は、原稿収納装置4における駆動手段59の他の
実施例の構成および動作を併せて示す図である。収納す
べき原稿Diを載置部材5へ搬送し収納するための半月ロ
ーラ127,128には、各回転軸147,157にそれぞれ歯車149,
154が固定され、アイドル歯車152を介して連結される。
半月ローラ127の回転軸147に関連しては、たとえば第9
図に示される構成のスプリングクラッチ160が設けら
れ、半月ローラ128の回転軸157に関しても同様なスプリ
ングクラッチ161が設けられる。
第9図を参照して、スプリングクラッチ160は、半月
ローラ127の回転軸147に固定される筒体146と、回転軸1
47に軸支される歯車149と、筒体146および歯車149の相
互に対向するボス部146a,149aに亘って外囲するコイル
ばね162、さらにこのコイルばね162を外囲する伝達スリ
ーブ163を含んで構成される。伝達スリーブ163の外周面
には、山状のカム面148と係止爪145が形成される。
スプリングクラッチ160の近傍には、伝達スリーブ163
の係止爪145に係止するアマーチャ144を有する電磁ソレ
ノイドSOL2が配設される。電磁ソレノイドSOL2はコイル
164とヨーク142とを有し、ヨーク142には磁気吸着可能
なアマーチャ144が角変位可能に設けられ、ばね143によ
ってコア141から離反方向にばね付勢される。スプリン
グクラッチ160の歯車149には、アイドル歯車列152を介
してモータM10からの回転動力が伝達される。
半月ローラ128の回転軸157に関して設けられるスプリ
ングクラッチ161もまた、第9図の構成と同様であるが
伝達スリーブ156の外周面には係止爪158だけが形成され
る。これらスプリングクラッチ160,161には、軸151まわ
りに角変位可能な連結ラッチ部材150が設けられ、一端
が機体に固定されるばね153によって連結ラッチ部材150
の両端が伝達スリーブ156,163の外周面で係止爪145,158
と係止可能に当接する方向にばね付勢される。
第5図を併せて参照して、本実施例の動作を以下説明
する。原稿収納装置4の駆動手段59において、載置部材
5に収納すべき原稿Diが検出器S23によって検出される
以前において、駆動手段59は第8図(1)に示される状
態にある。
すなわち、スプリングクラッチ160の係止爪145には、
ソレノイドSOL2のばね143によって付勢されるアマーチ
ャ144が係止する。またスプリングクラッチ161の係止爪
158には、ばね153によって付勢される連結ラッチ部材15
0の一端が係止する。スプリングクラッチ160,161におい
て、第9図に示されるコイルばね162などの巻回方向
は、モータM10からの回転動力によって、コイルばね162
などが縮径してボス部146a,149aなどを締付ける方向に
定められる。
したがってモータM10からの回転動力は、スプリング
クラッチ160,161の歯車149,154に伝達されるけれども、
アマーチャ144および連結ラッチ部材150が係止爪145,15
8をそれぞれ係止することによって、半月ローラ127,128
へ伝達されることなく停止状態にある。
検出器S23が収納すべき原稿Diの搬送方向先端部を検
出すると、ソレノイドSOL2が所定時間だけ励磁される。
これによってアマーチャ144はばね143の引張力に抗して
コア141方向へ吸引され、アマーチャ144と係止爪145と
の係止状態が解除される。したがって歯車149に伝達さ
れた回転動力は、コイルばね162を縮径して連結状態と
したスプリングクラッチ160を介して回転軸147に伝達さ
れる。このようにして半月ローラ127が回転駆動され、
搬送ローラ125によって半月ローラ127近傍に搬送される
原稿Diを、搬送方向下流側に設けられる半月ローラ128
へ搬送する。半月ローラ127の回転は、ソレノイドSOL2
のアマーチャ144から解除された係止爪145が、筒体146
の回転に伴って再びアマーチャ144に係止し、スプリン
グクラッチ160が遮断されるまでの1回転に制限される
(第5図(1)〜同図(3)参照)。
スプリングクラッチ160において、伝達スリーブ163に
はまた、その外周面で軸線に関してずれた位置であって
係止爪145と約90度の中心角でずれた位置に、カム148が
形成される。したがって半月ローラ127の回転に伴って
係止爪145がアマーチャ144に係止する直前に、カム148
は支持筒163に当接する連結ラッチ部材150の一端を、軸
151に関して反時計方向に付勢する。
これによって第8図(2)に示されるように、ばね15
3の引張力によってスプリングクラッチ161の係止爪158
に係止していた連結ラッチ部材150の他端の係止状態が
解除される。したがってモータM10から、アイドル歯車1
52を介して歯車154に伝達される回転動力は、スプリン
グクラッチ161を介して半月ローラ128へ伝達される。
このようなカム148による連結ラッチ部材150と係止爪
158との係止状態の解除は、カム148が支持筒163の軸線
まわりに1回転する期間、すなわち半月ローラ127が1
回転する時間だけ半月ローラ127の回転から遅延されて
行われる。したがって半月ローラ127の1回転によって
搬送される原稿Diの先端部が半月ローラ128近傍に到達
した時点で、半月ローラ128の駆動が開始される。半月
ローラ128は、原稿Diを載置部材5上の原稿束Dとの間
で搬送し載置部材5に収納する。半月ローラ128が1回
転すると、スプリングクラッチ161の係止爪158が連結ラ
ッチ部材150の一端に再び係止し、スプリングクラッチ1
61における動力の伝達が遮断されて停止する(第5図
(4)〜同図(6)参照)。
このように半月ローラ127,128の各回転軸147,157に設
けられるスプリングクラッチ160,161にカム148を形成
し、連結ラッチ部材150を設けてその動作を連動させる
ことによって、半月ローラ127,128の駆動を、原稿Diの
搬送および収納に必要な期間だけ搬送方向上流側から下
流側へ順次的に所定時間だけ遅延させて駆動することが
できる。このとき半月ローラ127,128へ動力を伝達して
その動作を制御する構成としては、モータM10およびソ
レノイドSOL2の各1個ですみ、駆動手段59の構成が簡単
化する。またこのような駆動手段59の制御は、処理回路
105からインタフェイス回路104を介してソレノイド駆動
回路102へソレノイドSOL2を駆動するための制御信号の
み与えればすみ、駆動手段59の制御もまた簡単化する。
以上説明したように上記実施例によれば、原稿収納装
置4は、収納すべき原稿Diを損傷することなく確実に載
置部材5に搬送し収納することができる。またこのよう
な収納搬送動作を実現するための駆動手段59は、比較的
簡単な構成によって実現できるので装置が小形化し、コ
スト低減が図られる。
また本発明は、上記実施例の原稿供給装置1に限ら
ず、複写機において複写紙を分別して排出するソータ
や、たとえばプリンタから印字後に排紙される記録紙を
収納するためなど、その他のシート体の収納装置に関連
して広く実施できる。
発明の効果 本発明によれば、収納部材の下方には、シート体の挿
入方向上流側から下流側に沿って複数個の収納搬送手段
が順次的に設けられ、これらの収納搬送手段よりも上流
側に検出手段が設けられ、この検出手段によって、収納
部材に挿入されるべきシート体が搬送されてきたことを
検出し、駆動手段は、その搬送されてきたシート体が収
納部材に堆積されているシート体の最下部に挿入される
ように、収納搬送手段を、挿入方向上流側から下流側に
順次的に駆動開始し、かつ上流側から下流側へ順次的に
駆動停止し、これによってシート体の収納手段への挿入
に必要な期間だけ収納搬送手段が駆動されることができ
る。したがって収納部材に挿入されるシート体が汚損さ
れることなく収納部材に確実に収納されることができ、
またシート体が破損することがなく、信頼性の高いシー
ト体の挿入動作が実現され、収納部材へのシート体の挿
入動作の品位が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である原稿収納装置4が組込
まれた原稿供給装置1の簡略化した側断面図、第2図は
原稿供給装置1を備える複写機2の簡略化した断面図、
第3図は操作パネル90の一部平面図、第4図は複写機2
の電気的構成を示すブロック図、第5図は原稿収納装置
4の収納動作を説明するための図、第6図は収納動作を
説明するためのタイミングチャート、第7図は収納動作
を説明するためのフローチャート、第8図は他の実施例
の構成および動作を併せて示す図、第9図はスプリング
クラッチ160の構成を示す図、第10図および第11図は従
来の技術を説明するための簡略化した断面図である。 1……原稿供給装置、2……複写機、4……原稿収納装
置、5……載置部材、59……駆動手段、60……収納搬送
手段、100……モータ駆動回路、105……処理回路、160,
161……スプリングクラッチ、D……原稿、M8,M9,M10…
…モータ、P……複写紙、S23……検出器、SOL2……ソ
レノイド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体を積み重ねて収納する収納部材
    と、収納部材の下方に配置され、搬送されてくるシート
    体を収納部材に堆積されているシート体の最下部に挿入
    する収納搬送手段とを含むシート体の収納装置におい
    て、 収納搬送手段は、シート体の挿入方向上流側から下流側
    に沿って複数個、順次的に設けられ、 収納搬送手段のうち、挿入方向の最も上流側にある収納
    搬送手段よりも上流側に設けられ、収納部材に挿入され
    るべきシート体が搬送されてきたことを検出する検出手
    段と、 検出手段の出力に応答し、搬送されてきたシート体が、
    収納部材に堆積されているシート体の最下部に挿入され
    るように、収納搬送手段を、挿入方向上流側から下流側
    に順次的に駆動開始し、かつ上流側から下流側に順次的
    に駆動停止する駆動手段とを含むことを特徴とするシー
    ト体の収納装置。
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