JPS63131725A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JPS63131725A
JPS63131725A JP61276619A JP27661986A JPS63131725A JP S63131725 A JPS63131725 A JP S63131725A JP 61276619 A JP61276619 A JP 61276619A JP 27661986 A JP27661986 A JP 27661986A JP S63131725 A JPS63131725 A JP S63131725A
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JP
Japan
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frequency
synthesizer
output
variable
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Application number
JP61276619A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
博 鈴木
Shigeki Saito
茂樹 斉藤
Yoshiaki Tarusawa
垂沢 芳明
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の属する分野 本発明は、基準発振器の周波数が温度変動などによりド
リフトした場合でも、出力周波数を精度よ<設定できる
周波数シンセサイザに関するものである。
(2)従来の技術とその問題点 周波数シンセサイザは、外部からのディジタル的な設定
により、安定かつ正確な周波数の信号を容易に得ること
ができる信号発生器であり、通信分野等で広く使用され
ている。第1図に従来の周波数シンセサイザの基本回路
を示す。本回路は水晶振動子等を用いた基準発振器lの
出力が固定分周器2によってM分周(ただし、Mは正の
整数)された信号を基準信号としている。基準発振器l
の出力周波数をf。とすると、基準信号の出力周波数は
f。7Mとなる。この基準信号と、電圧制御発振器(V
C○)3の出力を可変分周器4を用いてN分周(ただし
Nは正の整数)した信号との位相を位相比較器5を用い
て比較し、2入力信号の位相差に応してチャージポンプ
6を駆動する。チャージポンプ6は、ループフィルタフ
のコンデンサCの充放電を行う。基準信号に対して、可
変分周器4の出力信号の位相が遅れている場合または周
波数が低い場合には、コンデンサを充電し、Vc。
3の入力電圧を高くすることにより出力の周波数を高く
する。すなわち、VCO3の出力信号位相が進み、位相
比較器5の2入力の信号の位相が一致するように制御す
ることができる。逆に位相が進んでいる場合または周波
数が高い場合には、コンデンサを放電し、VCO3の周
波数を低くすることにより、位相比較器5の2入力信号
の位相を一致させることができる。このように、周波数
シンセサイザでは位相同期ループ(P L L)が形成
されており、周波数と位相が安定な出力を得ることがで
きる。この安定状態では上述したように、位相比較器5
に入力される2入力の周波数は等しいので、■C○の出
力周波数をfcとすると、fr/N=fr/Mが成立し
、 fc = −fo           (11となる
。従って、可変分周数Nを変えろことにより、周波数f
Cをf o / Mの周波数間隔で離散的に設定するこ
とができる。すなわち、f o / Mをへ一スにして
その整数倍に設定することができる。
上述したシンセサイザでは、基準発振器1として安定度
の高い水晶発振器を用いることが多いが、応用によって
は、その精度が十分でない場合がある。基準発振器1の
オフセット係数をαとすると、基準発振器1の実際の発
振周波数f。Sは、fo−−fo(1+α)(2) により表すことができる。従って、実際のVcO3の出
力の周波数fcsは fc−−fo(1+α)(3) となる。ここで、fcからの誤差分1 fC,−fc1
=(N/M)foαは、一般的な応用では周波数間隔f
o/Mに比較して十分少さな値であるが、特にNが大き
いような応用においては問題となることがある。例えば
、シンセサイザの出力周波数fcが800M1lz帯に
おいて、周波数間隔f o / Mを12.5kHzと
してその整数倍の周波数にfeを正確に設定しなければ
ならない場合を考えてみよう。このときN=64.OO
Oとなり、α= 3 Xl0−6とすると誤差l fC
,−folは2.4kHzとなる。これは周波数間隔1
2.5kf(zの約2割であり、十分な精度ではない。
このような周波数誤差を抑えるために、第2図ζこ示す
ような周波数微調整形周波数シンセサイザが知られてい
る。これは基準発振器1の周波数をIJi J!整する
ものである。第2図(a)に示す回路では、基準発振器
を可変発振器8とし、この発振器8の温度をセンサ9で
検出し、制御回路10に予めプログラムされた校正法に
従って電圧発生回路11を制御しつつ、ドリフトした基
準信号の周波数fo(1+α)をfoに戻すように高精
度に制御する。次に、第2の従来例として通信分野にお
ける例を第2図(blに示す。この例では、移動局の変
調器12の中間周波出力をシンセサイザ13から出力さ
れるローカル信号を用いてミキサ14によりアップコン
バージョンし、送信する。基地局では、超高精度発振器
を内蔵するシンセサイザカウンタ付受信毅15を用いて
、受信波の周波数をカウントし、周波数誤差検出器16
で誤差を測定する。検出された周波数誤差は変調器の中
間周波数誤差とシンセサイザのローカル周波数誤差の和
であるが、高周波数における応用では一般にローカル周
波数の誤差の方が大きいので誤差は主にシンセサイザの
ローカル周波数誤差とみなすことができる。測定された
誤差は送信機17と移動局側受信a18を用いて、移動
局へフィードパ・ツクされる。フィードバックされた誤
差信号をもとに、制御回路19でシンセサイザ13内に
内蔵されている第2図(a)と同様な周波数可変形発振
器を制御し、周波数誤差を校正する。
これらの従来例では、水晶発振器の周波数そのものを微
調整しているので多くのアナログ部品が必要となるが、
一般にアナログ回路は調整部分を多く必要とし、また部
品の小形化が難しくなるだけでなく調整そのものが難し
いという欠点があった。また、微調整化のために電流等
に多少余裕をもたせて設定するので、低消費電力化に適
していないという欠点があった。
(3)発明の目的 本発明の目的は、基準発振器の周波数ドリフトに伴う問
題点を解決した周波数シンセサイザを提供することにあ
る。
(4)発明の構成 (4−1)発明の特徴と従来の技術との差異シンセサイ
ザの出力を発生する電圧制御発振器と、電圧制御発振器
の出力を1/ν(νは可変の整数)の周波数に分周する
第1可変分周器と、fo近傍の周波数frで発振する基
準発振器と、この基準発振器の出力を17μ(μは可変
の整数)の周波数に分周する第2可変分周器と、これら
2つの可変分周器の2出力を入力する位相比較器と、該
位相比較器出力をフィルタを介して上記電圧制御発振器
の入力にフィードバックする回路から構成されている。
さらに誤差率をΔとしてN(fo/M)±Δfr/Mの
範囲内に周波数シンセサイザの周波数を設定できるよう
に、分周数μとνが第1の条件式: %式%) 第2の条件式: 2(μ/MXfO/fr)Δ〈1 の2条件を満たすことを特徴とする。このようにすると
、Δを1より十分小さくすれば、精度のよい周波数を発
生することができる。従来のシンセサイザとは、(11
基準発振器の出力の分周器が、固定分周器でなく可変分
周器であること、(2)基準発振器の出力を分周した周
波数が、シンセサイザ出力周波数の間隔fO/Mの一定
値ではなく、fr/μとなり、μの値によって変動する
こと、(3)出力周波数は一定値fo/μのN倍(整数
倍)ではなく、一定値frのν/μ倍(有理数倍)であ
り、μとνの値について上述した2つの条件式に合うも
のをシンセサイザの制御部で算出していること、が異な
る。
(4−2)実施例 〔実施例1〕 本発明の実施例を第3図に示す。第1図に示した従来例
におけるfoの周波数の基準発振器をfo近傍の周波数
frの基準発振器20に置換し、固定分周器2を可変分
周器21に置換するとともに、制御回路22から可変分
周器21への制御線を設けている。
また、第2図と同様に、frの値foの値との差を検出
するための回路として温度センサ9および受信!18が
示されている。その他の回路は第1図と同じである。
このシンセサイザの周波数誤差は以下のようになる。f
rは式(2)と同様に表わせるとする。
fr±fr(1+α)(4) このときのシンセサイザ出力周波数fcsはν fc、= −fr          (5)μ となる。従って、周波数間隔fo/Mで正規化されたシ
ンセサイザ出力の周波数誤差δは となる。δの誤差範囲を −Δ≦δΔ ただし、Δは1より十分小さい値とすると、第1の条件
式として μ   f。
を得る。上式は次式のように変形できる。
ここで μ   fo とおき、では整数、Xは正の1以下の実数(0≦x〈1
)とすると、条件式は i+x−2A≦ν≦l +x      (9)となる
上式において、さらにx −2A :S Oが成立する
場合には整数νが必ず存在する。
この条件は、0≦X<1を考慮すると、1≦2A   
           Qllであれば、必ず満たされ
る。この不等式をさらに変形すると となる。すなわち、fr/μが2Δf o / M以下
であれば、必ず±Δf o / Mの範囲内にfciを
設定するための整数値νが存在する。このような設定法
はすでに特願昭61−165542号で述べられている
しかしながら、本発明は式αυの不等式において不等号
が反対の場合に微調整ができる新しい設定法に関するも
のである。弐0υの不等号を逆にした不等式から、第2
の条件式として、 0≦2Aく1           0mすなわち を設定する。
以下では、式(7)の第1条件式に対応するx −2A
≦0が成立する条件について、弐0aの第2条件式の下
で検討を加える。先ずx−2A≦0 と2A<1より、
X≦2A≦1を得る。一方、0≦x<1であるからXの
条件式はO≦X≦2Aとなる。従って、−1<−2A≦
x−2A<Oという条件が成り立つので、不等式(9)
より ν= I             QSIとなる。ま
た、0≦X≦2Aの条件をあらたに書くと を得る。ここで、frac(χ)は実数Xの整数部を切
り捨てたときに限る小数部を表す。関数frac(x)
は線形関数ではないので、以下のようにケースIとケー
スHに分類して計算を進める。
(ケースI) 次の条件式 が成り立つ場合である。
この場合は(μ/ M) (fo/fr) Hの小数部
と(μ/ M) (fo/fr)Δの小数部との和が1
を越えない。ここで、第2の条件式が成立する範囲内で
μを決めるので、式(17)−1の右辺第2項は単純に
(μ/ M) (fo/fr)Δ となり、μの条件と
して不等式〇〇および弐G7)−1から MfrMf。
を得る。ただし、不等式06)の右辺は負数となり、意
味がないので省略した。
(ケース■) 次の条件式 が成り立つ場合である。
この場合は(μ/M)(f。/fr)Nの小数部と(μ
/M)(L/fr)Δの小数部との和が1を越えている
。式00による第2の条件を仮定してケースIと同様に
計算すると、μの条件としてを得る。ただし、不等式0
ωの右辺は1以上となり、意味がないので省略した。
以上のケース■およびケース■の2つの条件はという形
にまとめることができる。ただしfrac土(x)=x
−round(x)       (211)−〇、5
≦frac + (x) < 0.5である。roun
d (x)はXを四捨五入した整数値である。
表1 条件式を満たすνとμの値の数値例(条件)  
fc=BOO,0OOOO(Mffz)α=3 Xl0
−6 f o = 12.500000 (Mllz)M=1
,00O N=64,000 以上の条件式をもとにして求められた数値例を表iに示
t。マタ、800MHz〜812.5MHzニ#イテ1
001個の離散周波数を12.5kllzごとに設定す
る場合に、1 、000以上のμの値を求め度数分布に
まとめると表2のようになる。このように、はとんどの
周波数において、μは1 、000〜1 、500の範
囲となっている。
表2 μの度数分布 (条件)  fc=800.0O000(MHz)α=
 4 Xl0−6 fo=12.500000  (MHz)M=1,00
O N=64,000 〔実施例2〕 上述した本発明の実施例で導いた2つの条件式(7)と
04)は本発明の必要十分条件を表している。この発明
の物理的意味を考慮することにより、以下ではμとνを
決めるための条件を導き、第2の実施例を示す。実施例
1に示した第3図の回路と全く同し構成のシンセサイザ
を考える。
まず、設定したい周波数間隔f67Mに対して、fr7
μが比較的近い値の場合を考える。このときfr/μm
fr/Mが周波数差となり、Nとνとを1ずつ増加して
いくと第4図に示すように周波数設定誤差νfr/μ−
Nfo/Mも同時に増加していく。
しかし、第4図に示すように、その累積した誤差がfr
/2μのときは−「4/2μの誤差と等価である。また
、累積誤差がfr/μのときは誤差がOとみなすことが
できる。ただし、第4図の横軸Nは実数に拡張されてい
るが整数値において意味を持つのもとする。このように
誤差がfr/μとなる周波数「、は次式で与えられる。
」L さらに、frを整数(R)倍したRf+!においても誤
差は極めて小さくなる。fc=Nfo/Mがfr=Rf
rのときは、誤差量νfr/μmN f o / Mは
0となるがfeがRfsと異なるときには、第4図から
分かるように差(N f o/ M −Rf a)に第
4図の特性直線の傾き(fo/μ)/frを乗積したも
のが誤差量νfr/μmNfr/Mと等しくなる。すな
わち、次式が成立する。
ら、上式と組み合わせることにより f+ という不等式が条件式として成立する。
弐(21)を弐(23)へ代入すると 1 μ fo        μ fo11〒τ−1:
N−R1≦i〒Δ (24)を得る。これは (N±R>−’L力Δ5L力、 M  fr   M  f。
μ  fo ≦(N+R)+−−Δ  (25) M  f。
となる。ただし、上式の力符号については、式(24)
左辺におけるμfO/Mfr−1が正の場合には正符号
、負の場合には負符号を用いる。ここで数値N。
Rが整数であること、式(14)から(μf o / 
M f 、、)Δが1/2以下であることを考慮すると
、式(25)の小数部から次のような条件式が得られる
この条件式は と表わすことができる。上式は式(19)に対応してい
る。νに関しては実施例1と同様にして式(8)及び(
15)から求められる。
上述したように、設定周波数間隔f6/M、!:基準周
波数fr、/μ との周波数差が累積し、相対的な誤差
がfaごとにOとなることを利用した設定方法により、
μとνを設定することができる。
〔実施例3〕 本発明では、2つの条件式を満たすμの値を求めなけれ
ばならないが、これはμを変化させながら計算機で条件
を満たすものを数値計算すれば容易に得られる。そのμ
の値が非常に大きな値になると、分周器として分周数の
高いものが必要になるばかりでな(、基準周波数が低(
なるために、シンセサイザ出力のS/N比が劣化したり
、同期を開始するときの時間が長くなったりし、シンセ
サイザ特性が劣化する。そこで、式(27)の条件下で
μがあまり大きくならないように以下のように回路を設
定する必要がある。
まず、設定周波数(fo/M)Nをfr、で規格化して
次のように表示する。
ここで、はη1はf。N/Mfrを四捨五入した整数値
、ξ1は−0,5以上で0.5未満の実数値を表ねす。
従って、式(27)の条件式の右辺はとなる。ここで、
さらにξ1を次式のように表ねす。
1ξ1=□+λ         (30)ただし、Q
はQ = 1 、2.3.4.−−−−QいLはL=1
.2.−−・QEであり、L/Qは既約分数とする。
式(30)においてξ1を既約分数表示したときの誤差
分を実数λで表わす。ただし式(28)右辺からねかる
ように、ξ1は(fo/ M)/ frのステップで変
化するので、Qの最大値であるQ、はfr/(fo/M
)程度の大きさとする。従って、Iλ1は、(fo/M
)/2frより小さいとする。式(3o)を用いると条
件式(27)は となる。μL/Qの値とそれを四捨五入した整数値との
差からもとめられる1以下の有理数部分をり、/Qとし
ておくと、上式はさらに となる。ただし、L、/Q+μmλ1は、通常Δμfo
/Mfrより大きいので考察から除いた。上式は小さな
1λ1値が8倍されて、μL/Qの小数部であるり、/
Qと(μf o / M )Δの誤差範囲で打ち消し合
う状態を意味しており、 を得る。このように、Q、 lλ1.Δの値が小さいと
きμが大きくなる。
具体例を次に示す。frを(1+ yc) foに設定
したとする。ただしVcは1より十分小さい実数である
。さらに温度等の変動要因により(1+yv)倍だけf
rが変動したとする。従って fr= (1+yc) (1+yv)fo      
  (34)となる。このとき、 となり、NをMで割った時の余りをN、とし、また(N
、/M)(1−yC−31v)<1であると仮定すると を得る。従って式(30)の近似においてN、/M=L
/Qとなる。ただしN、/Mは約分するので、QはMよ
り小さい値となる。またλ=λ、+λ9゜λc = y
c N / M、λv= yvN/Mとなる。従って式
(33)から を得る。具体的な数値例として、800M)Iz帯のシ
ンセサイザにおいて、12.5kHzごとにチャネルを
設定するためにN=64,000、M=1,000、y
c=0、yv = x / 10’ 、Δ=0.01の
ように設定したとする。またり、は最低限lであるから
、μの下限として を得る。ただし、Qの値は1,2.4.5−・−である
。Q=3は1 / Q = 0.3333−・となり、
割り切れず、相当すに設定周波数が存在しないので省略
した。μの概略値を表3に示す。
上述したようにξ1を式(35)により有理数で近似し
たときに分母QがlO以下になる分数で極めてよく近似
できる場合にはμΦ値が1500以上の大きな値になる
が、これを防ぐための手法を以下に述べる。
上述した具体例では0にしたλ。を、本実施例ではある
有限値に設定する。またfr # frの条件で検討す
る。すでに説明したようにξ1は(r、/M)/frス
テップの値をとるので例えばそれを半ステツプだけシフ
トさせるようにλ。とじてとなるようにfrを設定する
。すなわち、Vc=172Nとなるので、fo =12
.5MHzのときは、fr=fo(1+ yc) = 
12.5000977Ml(zに設定する。このとき、 λ=λ0+λv=(0,5±O,Q6X) X 1O−
3(39)となる。従って、Xが数ppmの場合にはと
なる。これは、X = lppmにおいても。=1.2
゜4において、それぞれ、μ″−2000,1000,
500となり、表3の値に比べて大幅に小さな値となっ
ている。
表3 μの概略値 〔実施例4〕 上述の例では近似的なμを求めたが、正確な値について
は、計算機で探索する必要がある。しかしこの探索につ
いてはμの値が大きい場合に相当の時間を要する。そこ
で設定誤差範囲Δが設定されている場合にμを高速に求
める方法について述べる。
式(28)により、(1/M) Cro/r、) Nを
四捨五入した整数値η1とその誤差を表わす正負の小数
値ξ1とに分けて表示したので、条件式(27)は上式
において、frは温度変動を有するがその変化分は10
−6程度の大きさであるから、弐(41)の左辺および
右辺における変化分は無視できる。そこで式(41)に
よりξ、の値に応じて、μの値を予め計算機で求めてお
き、その値のテーブルを作っておけば、高速にμを求め
ることができる。
〔実施例5〕 すでに説明した実施例3において、λ≠0となるように
するため、f2がfoかられずかに異なるように設定し
たが、温度等による変化分λに比較してこのλ。の大き
さが十分でないことも考えられる。例えばx = 10
ppmの温度変化に対しては式(39)よりメ#0とな
る場合が発生し、従ってμは大きな数値になる。そこで
、frとして、1〜数ppm程度に周波数が異なってい
るfrlとfr、。
に対応する2、とλ2のうち一方は必ずOとならないよ
うにする。この場合には2つの基準発振器が必要になる
が、μの値を小さくしたままで精度のよい周波数設定が
可能となる。この2つの基準発振器を1つにまとめる工
夫としては、水晶発振器にスイッチを介してコンデンサ
を装着し、このコンデンサをスイッチにより共振器に装
荷した状態とするか、または切り離した状態にすること
によって、発振周波数を切り替える方法が考えられる。
〔実施例6〕 上述した実施例と全く同一の回路を用いて周波数切替を
高速に行うことができる。この切替を間遠化する手法は
すでに特願昭61−165542号に述べたものの一応
用例であるが、本発明と組み合わせることにより一層効
果を大きくすることができる。
例として、 f 、 = 800.12500 (M)
lz)、N =64.510、M=1,000 、α=
 −5(ppm)の場合について説明する。周波数許容
誤差を2kllzから5011zまで段階的に小さくし
た場合のμとνの値および周波数誤差を表4に示す。μ
は250以上の値で求めた。このように周波数許容誤差
が大きい程、μの値を小さくすることができるので、位
相比較器5に対する基卓信号周波数の周波数を高くする
ことができる。この性質を周波数切替に利用すると、高
速切替が可能になる。表4の値ににそって、以下に具体
的に説明する。
表4 周波数許容誤差とμ、νの数値側上記の周波数に
設定したいとき、まずμとνをμ=287、シ=18.
371に設定する。このとき、周波数誤差は1,661
kllzとなる。次に、段階的にμの値を増加していく
と周波数誤差を漸次小さくしていくことができる。しか
も、μがMに比べて小さい初期段階においては基準信号
の周波数が高いため、ループの利得Kが大きくなる。従
って、KI/lに比例している固有振動数も大きくなり
、高速にループを引き込ませることが可能である。
(5)発明の詳細 な説明したように、ディジタル回路だけで、周波数の微
調整が可能であり、以下の利点がある。
(11ディジタル動作なので安定な動作が期待できる。
(2)ディジタルIC化により回路を小形にすることが
できる。
(3)基準発振器は安定に発振することだけを条件に設
計すればよく、周波数可変機能を必要としないので、消
費電力を低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の周波数シンセサイザの基本回路例を示す
ブロック図、第2図は従来の発振周波数調整回路例を示
すブロック図、第3図は本発明の実施例を示すブロック
図、第4図は本発明の実施例における誤差特性図である
。 1・・・高安定基準発振器、 2・・・固定分周器、3
・・・電圧制御発振器、 4・・・可変分周器、5・・
・位相比較器、 6・・・チャージポンプ、7・・・ル
ープフィルタ、 8・・・電圧可変形水晶発振器、 9
・・・温度センサ、 10・・・制御回路、11・・・
電圧発生回路、 12・・・変調器、13・・・周波数
シンセサイザ、 14・・・ミキサ、15・・・シンセ
サイザカウンタ付受信機、16・・・シンセサイザ誤差
検出器、 17・・・送信機、 18・・・受信機、 19・・・
制御回路、20・・・基準発振器、 21・・・可変分
周器、22・・・制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の出力を1/ν(
    νは可変の整数)の周波数に分周する第一の可変分周器
    と、周波数がf_rの信号を出力する基準発振器と、該
    基準発振器の出力を1/μ(μは可変の整数)の周波数
    に分周する第二の可変分周器と、前記第一、第二の可変
    分周器の各出力を2入力とする位相比較器と、該位相比
    較器出力をフィルタを介して前記電圧制御発振器の入力
    にフィードバックする回路から構成され、N(f_o/
    M)±Δf_o/M(ただしNは可変の整数、Mは固定
    の整数、f_oは固定の実数、Δは1以下の実数)の範
    囲内の周波数を発生する周波数シンセサイザにおいて、
    f_rはf_o近傍の実数値とし、μとνの値は、第1
    の条件式:|N−(ν/μ)(f_o/f_r)M|≦
    Δと、第2の条件式:2(μ/M)(f_o/f_r)
    Δ<1を満たすように決定し、前記μとνの値を前記第
    一、第二のそれぞれの可変分周器に設定することにより
    、一定値f_rの有理数倍(ν/μ)の周波数の信号を
    出力するように構成されたことを特徴とする周波数シン
    セサイザ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03205274A (ja) * 1989-12-29 1991-09-06 Sharp Corp シート体の収納装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03205274A (ja) * 1989-12-29 1991-09-06 Sharp Corp シート体の収納装置

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