JPH0825658B2 - シート体の供給装置 - Google Patents

シート体の供給装置

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JPH0825658B2
JPH0825658B2 JP1342501A JP34250189A JPH0825658B2 JP H0825658 B2 JPH0825658 B2 JP H0825658B2 JP 1342501 A JP1342501 A JP 1342501A JP 34250189 A JP34250189 A JP 34250189A JP H0825658 B2 JPH0825658 B2 JP H0825658B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば複写機の循環式原稿供給装置など
に好適に実施され、積重ねられた原稿などのシート体
を、予め定められる読取位置などへその最上部に位置す
るものから順に搬送して供給するために用いられるシー
ト体の供給装置に関する。
従来の技術 近年、静電式複写機などには、同一寸法、複数枚のシ
ート状原稿の光学的走査を行うため、積重ねられた原稿
を1枚ずつ読取位置へ搬送する原稿供給装置が備えられ
る傾向にある。
そのような原稿供給装置において、原稿収納部に積重
ねられた原稿を読取位置が形成される搬送経路へ給紙す
るための先行技術では、給紙方向下流側から原稿の端部
面に向けて空気を吹付ける。これによって原稿の給紙方
向下流側端部を捌く。この状態で原稿収納部の上方に設
けられる真空吸引装置および無端状の給紙ベルトによっ
て、原稿束の最上部に位置する原稿を週紙ベルト外周面
に吸着した状態で搬送経路へ給紙する。
発明が解決しようとする課題 上述した構成の原稿供給装置では、供給すべきシート
状原稿の材質あるいは載置量が変化すると、給紙手段と
の間で給紙条件が変化し、これに伴って原稿の給紙方向
下流側端部の捌き状態が不充分となる。これに起因して
原稿が複数枚重った状態で1枚の原稿として搬送され
る、いわゆる重送が発生する場合がある。また真空吸引
装置による原稿の給紙ベルトへの吸着が不充分となれ
ば、原稿収納部からの給紙時に紙詰まりなどの給紙不良
が発生する場合がある。
本発明の目的は、供給すべきシート体の材質および載
置量などによらず、安定してシート体の供給を行うこと
ができるシート体の供給装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、シート体を積み重ねて収納する収納部材
と、 収納部材の上方から配置され、収納されているシート
体の最上部に位置するシート体の給紙方向下流側の端部
付近を真空吸引して、予め定める給紙方向に給紙する真
空吸引給紙手段と、 収納部材の給紙方向下流側に配置され、シート体の給
紙方向下流側の端部に向けて気体を噴射する気体噴射手
段と、 収納部材に収納されているシート体の給紙方向下流側
の端部に配置され、収納部材の下方からシート体に上方
に向う衝撃力を作用させる衝撃力発生手段であって、シ
ート体の幅方向に沿って設けられるローラと、当該ロー
ラの軸線方向に沿ってその外周面に設けられる蹴上げ部
材とを備える衝撃力発生手段とを含むことを特徴とする
シート体の供給装置である。
作 用 本発明に従えば、収納部材に積重ねられて収納された
シート体は、気体噴射手段から噴射される気体によって
給紙方向下流側端部面が捌かれた状態で、収納部材の上
方に配置される真空吸引給紙手段によって、最上部に位
置するシート体から順に1枚ずつ、予め定める給紙方向
に給紙される。
このときシート体の給紙方向下流側端部には、衝撃力
発生手段からの上方への衝撃力が加えられ、給紙方向下
流側端部面の気体による捌き状態が向上する。これによ
って真空吸引給紙手段による原稿の給紙時の重送が防止
され、シート体の供給動作の信頼性が向上する。
また本発明に従えば、衝撃力発生手段は、収納部材の
下方からシート体に上方に向う衝撃力を、蹴上げ部材に
よって幅方向にわたって作用させ、したがってこの衝撃
力によって、前述のように気体噴射手段から噴射される
気体がシート体の給紙方向下流側の端部を捌き、この捌
かれたシート体の最上部のシート体の給紙方向下流側の
端部付近が、真空吸引給紙手段によって予め定める給紙
方向に給紙される。
実施例 第1図は本発明の一実施例である循環式原稿供給装置
1を示す簡略化した側断面図である。原稿供給装置1
は、後述の第5図〜第7図で説明される複写機2に備え
られ、同一寸法、複数枚のシート状原稿を効率的に複写
するために好適に用いられる。
複写機2の本体3の上部には、原稿供給装置1と押圧
板6とが設けられる。原稿供給装置1に設けられる第1
透明板7および第2透明板8は、それぞれ第1読取位置
10および第2読取位置11を構成する。また、押圧板6に
関して本体3の被押圧面には原稿台としての第3透明板
9が形成され、第3読取位置12を構成する。製本化され
た書籍などの原稿像は、この第3読取位置12に提示され
て露光される。
第1図を参照して、同一寸法、複数枚のたとえば頁数
順に揃えられたシート状原稿Dは、原稿供給装置1の載
置部材5上に、その第1頁目の原稿面が下方側を向くよ
うに載置される。載置部材5に積載された原稿Dは、そ
の右方側に配設される排気用ダクト16からの送風によっ
て端部面が捌かれた状態で、その上方側に配設される給
紙手段15によって、最上部に位置する原稿から順に1枚
ずつ取り出され、給紙ローラ81によって搬送経路82へ給
紙される。
給紙手段15は、ローラ83,84に巻掛けられたベルト88
と、ベルト88の内周面側で原稿Dに向けて開口するダク
ト89とを含んで構成される。ベルト88には複数の吸引孔
が点在して形成され、ダクト89には図示しない真空吸引
装置が接続される。これによって原稿Diの給紙方向下流
側の端部付近を、ベルト88外周面に吸着した状態で、ロ
ーラ83,84による回転駆動に伴って搬送経路82へ給紙す
る。排気用ダクト16は、たとえば誘引ファンなどに接続
され、給紙時に送風を原稿Dの給紙方向下流側端部面に
吹付けて捌き、重送を防止する。
搬送経路82は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設
けられる各一対の複数のローラ85,86,87とから成り、給
紙された原稿Diを第1透明板7上へ搬送する。ここで、
搬送経路82の第1透明板7側出口には、一対の第1レジ
ストローラ113が設けられる。第1レジストローラ113の
回転軸には、図示しないクラッチCLT1を介して動力伝達
手段が連結される。このクラッチCLT1の連結/遮断制御
による第1レジストローラ113の回転/停止制御によっ
て、原稿Diの第1透明板7への搬送時機が制御される。
原稿Diは、第1透明板7に押付けられて搬送されるこ
とによって、その一方表面の原稿像が第1読取位置10に
提示される。次いで原稿Diは、反転手段115によってそ
の搬送方向が反転された後、第2レジストローラ114に
よって第2透明板8上へ搬送される。
反転手段115において、第1読取位置10からの原稿Di
は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設けられる各一
対の搬送ローラ116,117によって形成される搬送経路118
から、切換爪119を介して搬送経路120へ導入される。搬
送経路120には、正逆回転可能な反転用ローラ121が設け
られる。搬送経路120に搬送された原稿Diは、この反転
用ローラ121の回転方向の反転および切換爪119によって
搬送経路122へ搬送される。搬送経路122に導かれた原稿
Diは、搬送ローラ123によって第2レジスタローラ114へ
搬送される。
第2レジストローラ114の回転軸には、図示しないク
ラッチCLT2を介して動力伝達手段が連結される。このク
ラッチCLT2の連結/遮断制御による第2レジストローラ
114の回転/停止制御によって、県号Diの第2透明板8
への搬送時機が制御される。第2透明板8に押付けられ
て搬送される原稿Diは、予め反転手段115においてその
搬送方向が反転されており、その他方表面の原稿像が第
2読取位置11に提示される。
これら両表面の原稿像の提示が終了した原稿Diは、一
対の案内部材と搬送方向に沿って設けられる各一対の搬
送ローラ124,127によって、搬送経路126を案内されて載
置部材5へ搬送される。搬送される原稿Diは、載置部材
5の収納側端部に近接して設けられた搬送ローラ125に
よって、載置部材5上に収納された原稿Dの最下部に収
納されて戻される。
第2図は、原稿供給装置1における衝撃力発生手段で
ある搬送ローラ125の構成および動作を説明するための
図である。搬送ローラ125において、モータM7からの回
転動力が伝達される駆動ローラ125aには、その外周面に
蹴上げ部材180が設けられる。蹴上げ部材180は、搬送ロ
ーラ125の回転駆動に伴って、第2図(1)〜同図
(4)に示される順に回転駆動され、載置部材5上に積
載されている原稿Dの給紙方向下流側端部に対して上方
に向かう衝撃力を作用させる。
このような蹴上げ部材180としては、原稿Dとの接触
において、原稿Dを損傷することのないように可撓性を
有する合成樹脂材料、たとえば幅10mmで厚み0.25mmのポ
リエチレンテレフタレート(PET)などが選ばれ、駆動
ローラ125aの軸線方向に沿って部分的に複数枚、たとえ
ば2〜4個所設けられる。したがって、蹴上げ部材180
は、給紙方向に垂直である幅方向(第1図および第2図
(1)〜第2図(4)の紙面に垂直方向)にわたって設
けられる。
また蹴上げ部材180の蹴上げ態様としては、駆動ロー
ラ125aを比較的高速の、たとえば周速400mm/sec程度で
回転させ、原稿Dの給紙方向下流側端部に衝撃的な上方
への力を作用させてもよいし、比較的低速として原稿D
の衝撃力を緩和して行ってもよい。また蹴上げ部材180
は回転駆動するだけでなく、たとえば予め定める角度に
亘って往復角変位駆動させ、これによって原稿Dの端部
に衝撃力を加え、原稿同士を分離してもよい。
第3図は、原稿供給装置1における原稿Dの給紙動作
を説明するための図である。後述されるように、操作者
が原稿Dの載置部材5上に積載し、操作パネル90のプリ
ントスイッチ95などの操作によって、原稿供給装置1を
用いた複写動作が開始されると、原稿供給装置1な原稿
Dを搬送経路82へ給紙するたび毎の直前に、第3図
(1)〜同図(4)で示される動作を行う。
すなわち、蹴上げ部材180を含む駆動ローラ125aが時
計方向に上述した態様で回転駆動されることによって、
第3図(3)の位置で蹴上げ部材180は原稿Dの給紙方
向下流側端部を蹴上げ、上方への衝撃力を加える。次い
で蹴上げ部材180が原稿の端部から外れる際に、蹴上げ
部材180の端部が原稿Dの給紙方向下流側端部を捌く。
これによって原稿Dには排気ダクト16からの送風16a
が吹付けられ、空気層による分離が行われる。このよう
な動作が原稿の給紙前に1回または複数回行われた後、
給紙方向下流側上方に配置される給紙手段15によって、
最上部に位置する原稿Diの1枚が搬送経路82へ給紙され
る。このような動作が原稿Dの給紙のたび毎に行われる
ことによって、重送のない安定した給紙が行われ、原稿
供給装置1の原稿供給動作の信頼性が向上する。
第4図は、本発明の他の実施例の構成および動作を説
明するための図である。本実施例においては、蹴上げ部
材180によって上方へ蹴上げられた原稿の給紙方向下流
側端部が、その可撓性によって落下する経路途中であっ
て、積重ねられた原稿Dと排気用ダクト16との間に捌き
用ブラシ181を設置する。捌き用ブラシ181としては、た
とえば合成繊維から成るモケットなどであって、毛足3m
m長の188速/inch2のものが選ばれる。
このように繊維状あるいは針状の捌き用ブラシ181が
設けられることによって、原稿Diの給紙直前における原
稿Dの蹴上げ部材180による捌き状態の向上が図られ
る。すなわち、第4図(1)〜同図(4)で示されるよ
うに蹴上げ部材180が回転駆動されたときに、蹴上げ部
材180によって上方へ蹴上げられた原稿Dの端部が下方
へ落下する際に、捌き用ブラシ181に接触して原稿間が
分離され、この状態で捌き用ブラシ181に保持される。
したがって排気用ダクト16からの送風16aによる原稿D
の端部面の捌き能率が向上する。またこのように一旦捌
かれた原稿Dの端部が捌き用ブラシ181でその状態が保
持されるので、給紙手段15は、原稿Dの最上部に位置す
る原稿を確実に1枚ずつ搬送経路82へ給紙することがで
きる。
第5図〜第7図を参照して、複写機2の構成および動
作を以下説明する。
第5図を参照して、複写機2の本体3の内部には、複
写機本体3の上面に関連して紙面垂直方向に延び、矢符
56,57方向に走行駆動される露光手段17が配設される。
露光手段18は、ハロゲンランプなどによって実現される
光源18と反射鏡19とを備える。光源18で発生される光
は、原稿面に照射されて原稿像に対応して選択的に吸収
される。原稿面からの反射光は、反射鏡19,22,23、ズー
ムレンズ24および反射鏡25を介して、紙面に垂直は軸線
を有する直円筒状の感光体26に導かれて露光域26aで結
像する。
感光体26に関連して帯電用コロナ放電器27が設けら
れ、露光前の感光体26の表面を均一に帯電する。露光域
26aに原稿像に対応する光が導かれると、感光体26の表
面は選択的に除電され、原稿像に対応した静電潜像が形
成される。この静電潜像は、露光域26aよりも感光体26
の回転方向下流側に設けられる現像装置28の働きによっ
て、トナー像に顕像化される。このトナー像は、転写用
コロナ放電器29の働きによって、後述する構成によって
搬送される複写機Pに、転写域30において転写される。
転写後の感光体26表面に残留するトナーは、クリーニン
グ装置31によって除去される。転写後の複写紙Pは定着
装置58へ搬送され、転写されたトナー像が加熱定着され
る。
複写機本体3には、その側面からそれぞれサイズの異
なる複写紙を収納する給紙カセット32A〜32Dが装填され
る。これらの給紙カセット32A〜32Dのうちいずれか1つ
の給紙カセットから、積載される複写紙の最上部に位置
するものから順に、給紙ローラ33A〜33DがモータM1など
の駆動手段によって選択的に回転駆動されて、給紙経路
34A〜34Dに1枚ずつ導かれる。前記給紙経路34A〜34Dお
よび後述する中間トレイ36からの給紙経路37には、それ
ぞれ搬送ローラ38A〜38Eが配設され、これらの搬送ロー
ラはモータM2によって回転駆動される。この搬送ローラ
38A〜38Eの働きによって、給紙カセット32A〜32Dおよび
中間トレイ36からの複写紙Pが感光体26の転写域30近傍
に導かれる。
給紙経路34A〜34Dと感光体26の転写域30近傍との間に
搬送経路には、レジストローラ35A,35Bが設けられる。
このレジストローラ35A,35Bには、後述するクラッチCLT
5を介してモータM2の回転動力が選択的に伝達される。
このようにして、感光体26表面に形成されるトナー画像
に同期して、複写紙Pの転写域30への搬送が制御され
る。
複写機本体3の側面には、排紙トレイ40が配置され
る。この排紙トレイ40には、ソレノイドSOL1が取付けら
れる。このソレノイドSOL1を予め定める時間だけ励磁す
ることによって、排紙トレイ40は第5図の紙面に垂直方
向にシフトする。たとえば、ソレノイドSOL1を励磁し
て、排紙トレイ40が第5図の紙面の手前方向に所定の距
離だけシフトすると、次にソレノイドSOL1を励磁すると
きには、排紙トレイ40は第5図の紙面において、表から
裏に向かう方向にシフトする。このような排紙トレイ40
の動作によって、1組複数枚の原稿Dに対して複写が取
られた複数部の複写紙Pを仕分けした状態で積載するこ
とができる。
定着装置58からの複写紙Pを排紙トレイ40に排出する
ための排出経路41に関連して、この排出経路41から分岐
し、複写紙Pの表裏を反転する反転経路42が設けられ
る。定着装置58からの複写後の複写紙Pは、操作者の後
述する操作によって設定される複写機2の各動作モード
に対応して、次の3種類の態様で排紙トレイ40に排出さ
れる。
排出経路41をそのまま通過して排紙トレイ40へ排出す
る。
排出経路41から反転経路42に導かれ、複写紙Pの他方
表面に複写を行うために、一時的に中間トレイ36に収納
する。中間トレイ36に積載される複数枚の複写紙Pは、
その最下部に位置するものから順に給紙ベルト39によっ
て、1枚ずつ給紙経路37を経て感光体26の転写域30の近
傍に導かれる。他方表面にトナー像が転写された後の複
写紙Pは、定着装置58に導かれ、加熱定着後は排出経路
41を通過して排紙トレイ40に排出される。
排出経路41から反転経路42に導かれて表裏が反転され
た後、再び排出経路41に導かれて排紙トレイ40に排出さ
れる。
上記3種類の排紙態様を可能とするために、反転経路
42は、排出経路41途中の2個所から分岐する経路42a,42
bと、これら経路42a,42bが合流する経路42cと、経路42c
から分岐して中間トレイ36に向かう経路42dとから構成
される。
上記経路42aと、排出経路41との分岐部には方向切換
爪43が、経路42a,42bの分岐部位には方向切換爪44が、
経路42c,42dの分岐部位には方向切換爪45がそれぞれ設
置され、ソレノイドSOL2,SOL3,SOL4(図示せず)によっ
て作動し、操作者の所望の複写内容に応じて、複写紙P
の搬送経路を自動的に選択する。
経路42a,42bの分岐部近傍には、ローラ47A〜47Cが設
置されるとともに、経路42c,42dの分岐部近傍にはロー
ラ49A〜49Cを設置し、複写紙Pを搬送する。また、経路
42a,42bの分岐部近傍の経路42cには、反転用に用いる反
転用ローラ48を設置し、駆動用モータM5で正逆回転さ
せ、複写紙Pの搬送方向を反転するとともに、経路42c
の経路42dとの分岐部の下流位置に反転用ローラ50を設
置し、駆動用モータM6で正逆回転させる。
さらに、排出経路41の出口近傍には、出紙検出器S1
が、経路42aの入口部近傍および経路42cには用紙反転検
出器S2,S3が、経路42dの出口近傍には中間トレイ入口検
出器S4がそれぞれ設置される。搬送用ローラ46A〜46Cは
排出経路41に沿って配置され、搬送用ローラ51は経路42
dに設置される。上記搬送用ローラ46A〜46Cは、感光体2
6などの複写プロセス部および定着装置58とともに、同
期してモータM4で駆動される。
上記構成において、上記の排紙態様の場合は、切換
爪43で経路42aを閉鎖して複写紙Pを排出経路41に沿っ
て排出する。の態様の場合は、切換爪43で排出経路41
を閉鎖して反転経路42の路42aへ複写紙Pを導き、切換
爪44で経路42cを開き、経路42cを通って反転用ローラ50
で搬送方向を反転する。その後、切換爪45で経路42dを
開き、中間トレイ36へと複写紙Pを導く。の場合は、
複写紙Pを経路42cへ導いた後、反転用ローラ48で搬送
方向を反転し、切換爪44で経路42dから排出経路41へと
導く。
複写機2の動作態様は後述するように複数に変化する
けれども、このとき露光手段17は参照符52,53で示され
る位置に第1および第2読取位置10,11に関連して停止
されるか、または参照符54で示される位置と、参照符55
で示される位置との間を等速度で矢符56方向に走行され
て原稿面の走査が行われる。参照符52,53で示される位
置に関連して、検出器S5,S6がそれぞれ配設され、露光
手段17を検出して前記停止位置で確実に停止させる。ま
た、原稿台5に関連して原稿が載置される範囲の一方側
端部に対応する露光手段17の参照符55で示される停止位
置に関連しても同様な検出器S7が配置される。
さらに、感光体26表面に形成される静電潜像に同期し
て複写紙Pを搬送するために、給紙経路34A、およびこ
の給紙経路34aとレジストローラ35A,35Bとの間の搬送経
路には、それぞれ検出器S8,S9が配置される。さらに、
給紙経路34B〜34Dに関連しても、同様な検出器(図示せ
ず)が配置される。給紙経路37には検出器S10が配置さ
れ、中間トレイ36から給紙ベルト39によって下取りさ
れ、搬送ローラ38Eによって搬送される片面複写後の複
写紙Pを検出する。また、中間トレイ36内の複写紙Pを
検出するために、検出器S18が配置される。
定着装置57の複写紙Pの出口近傍には検出器S11が配
置され、この出力信号に基づいて、排出経路41および反
転経路42の各部に配置されるローラおよび方向切換爪の
動作が制御される。
原稿供給装置1を備える複写機2では、複数枚の原稿
Dを複数回循環させることによって、たとえば次のよう
な複写動作を行う。
(A)片面原稿から複数部の仕分けした片面複写紙を得
る動作。
(B)片面原稿から複数部の仕分けをした両面複写紙を
得る動作。
(C)両面原稿から複数部の仕分けをした片面複写紙を
得る動作。
(D)両面原稿から複数部の仕分けをした両面複写紙を
得る動作。
第6図は、複写機本体のたとえば上面などに配置され
る操作パネル90の一部平面図である。操作パネル90には
複写部数を設定するための置数キー91、クリアキー92、
複写条件を設定するための複写モード選択キー93、原稿
供給装置1を能動化/非能動化するためのRDH機能キー9
4、複写動作の開始を指示するためのプリントスイッチ9
5、置数キー91によって設定される設定部数を表示する
ための設定部数表示部96、複写された部数を表示するた
めの複写部数表示部97、複写モード選択キー93によって
選択された複写モードを表示する複写モード表示部98A
〜98D、およびRDH機能モード表示部99などを備える。前
記複写モード表示部98A〜98DおよびRDH機能モード表示
部99は、たとえば発光ダイオードなどを含んで実現さ
れ、各モードが選択されるときは、この発光ダイオード
が点灯駆動される。
前記複写モード表示部98A〜98Dは、それぞれ片面原稿
から片面複写を取る場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面原
稿から両面複写を取る場合(SIMPLEX→DUPLEX)、両面
原稿から片面複写を取る場合(DUPLEX→SIMPLEX)、両
面原稿から両面複写を取る場合(DUPLEX→DUPLEX)の上
述の(A)〜(D)の4つの複写モードを示す。
複写モード選択キー93は、1回押圧操作される度毎に
上から順次的に各複写モードが選択されて、各表示部98
A〜98Dの発光ダイオードが点灯する。ただし、複写モー
ド表示部98Dが点灯されている状態で、複写モード選択
キー93を押圧操作すると、複写モードは複写モード表示
部98Aに表示されるSIMPLEX→SIMPLEXに変化する。
原稿供給装置1は、RDH機能モードキー94が押圧操作
されることによって、RDH機能モード表示部99が点灯さ
れた状態で能動化され、消灯された状態では非能動化さ
れる。すなわち、操作者は、たとえば製本化された書籍
などの原稿を原稿台5に載置して、その複写像を複写紙
P上に得る場合には、前記RDH機能キー94を操作してRDH
機能モード表示部99を消灯させる。また、原稿供給装置
1を用いて原稿Dを搬送させて複写を行う場合には、RD
H機能モード表示部99が点灯させる状態とする。
RDH機能が用いられる場合には、操作者は前記複写モ
ード選択キー93の操作によって、前述のようにして複写
モードを設定する。次に、置数キー91の操作によって複
写物の必要部数を設定する。このとき設定部数表示部96
において、前記設定された複写部数が表示される。
置数キー91の操作に引続いてプリントスイッチ95を押
圧操作すると、原稿供給装置1と複写機本体3とが協働
して動作し、複写動作が開始される。このとき、複写終
了部数が複写部数表示部97に順次表示されていく。設定
部数表示部96に表示される設定部数と、複写部数表示部
97に表示される数値とが一致すると複写機2の動作は停
止し、設定部数表示部96の表示は「0」にリセットされ
る。このとき複写部数表示部97における表示は、次にプ
リントスイッチ95が押圧操作されるまでリセットされず
に維持される。
第7図は、複写機2の電気的構成を示すブロック図で
ある。前記複写のモータM1,M2,…などは、モータ駆動回
路100に、クラッチCLT1,CLT2,…などはクラッチ駆動回
路101に、複数のソレノイドSOL1,SOL2,…などはソレノ
イド駆動回路102にそれぞれ接続される。これらの駆動
回路100〜102および直流電源103などの原稿搬送制御、
記録紙搬送制御、および複写工程の制御に用いられる制
御要素は、インタフェイス回路104に接続される。この
インタフェイス回路104には、前記検出器S1,S2,…など
が接続され、さらにマイクロコンピユータなどによって
実現される処理回路105が接続される。検出器S1,S2,…
などからの信号は処理回路105に与えられ、処理回路105
ではこの信号に対応する演算処理が行われ、各駆動回路
100〜102に駆動制御信号がインタフェイス104を介して
与えられる。
処理回路105には、リードオンリメモリ(ROM)106お
よびランダムアクセスメモリ(RAM)107が接続される。
処理回路105は、メモリ106に記憶される制御用プログラ
ムに従って、メモリ107の記憶領域を作業領域として用
いながら制御動作を行う。
インタフェイス回路104は、駆動回路108を介して露光
手段17の光源18を電力付勢する調光ユニット109に接続
されるとともに、操作パネル90の各表示部110(表示部9
6,97,98A〜98D,99を含む)に表示駆動回路111を介して
表示制御信号を与え、また操作用のキー112(キー91〜9
5を含む)に接続される。
発明の効果 本発明によれば、衝撃力発生手段によって、収納部材
に積重ねられて収納されているシート体の給紙方向下流
側端部を上方に向かう衝撃力によってシート体同士が分
離されやすくした状態で、気体噴射手段から噴射される
気体によって端部面を捌き、かつ真空吸引給紙手段によ
って最上部に位置するシート体を真空吸引して予め定め
る給紙方向に給紙するようにした。これによってシート
体の材質あるいは収納量に拘わらず、シート体の重送お
よび給紙不良を防止することができ、シート体の供給動
作が安定化し、信頼性が向上する。
特に本発明によれば、衝撃力発生手段は、収納部材の
下方からシート体に上方に向う衝撃力を作用するので、
積載されたシート体の全体の給紙方向下流側に端部を確
実に上方に跳ね上げ、これによってその積載されている
すべてのシート体の給紙方向下流側の端部に分離して、
気体噴射手段から噴射される気体によって捌くことがで
きるようになる。
しかも本発明によれば、この衝撃力発生手段は、シー
ト体の幅方向にわたって設けられる蹴上げ部材によって
シート体の給紙方向下流側の端部に幅方向にわたって分
布して衝撃力を作用させることができ、これによって積
載されているシート体のすべての給紙方向下流側の端部
を分離して捌くことが確実になる。したがって上述のよ
うにシート体の重送および給紙不良を防止することがで
き、シート体の給紙動作を安定化し、信頼性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である原稿供給装置1を示す
簡略化した側断面図、第2図は原稿供給装置1の給紙時
における蹴上げ部材180の動作を説明するための図、第
3図は原稿供給装置1の給紙動作を説明するための図、
第4図は本発明の他の実施例の構成および動作を説明す
るための図、第5図は原稿供給装置1を備える複写機2
の簡略化した断面図、第6図は操作パネル90の一部平面
図、第7図は複写機2の電気的構成を示すブロック図で
ある。 1……原稿供給装置、2……複写機、4……原稿収納
部、5……載置部材、15……給紙手段、16……排気用ダ
クト、125……搬送ローラ、180……蹴上げ部材、181…
…捌き用ブラシ、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体を積み重ねて収納する収納部材
    と、 収納部材の上方に配置され、収納されているシート体の
    最上部に位置するシート体の給紙方向下流側の端部付近
    を真空吸引して、予め定める給紙方向に給紙する真空吸
    引給紙手段と、 収納部材の給紙方向下流側に配置され、シート体の給紙
    方向下流側の端部に向けて気体を噴射する気体噴射手段
    と、 収納部材に収納されているシート体の給紙方向下流側の
    端部に配置され、収納部材の下方からシート体に上方に
    向う衝撃力を作用させる衝撃力発生手段であって、シー
    ト体の幅方向に沿って設けられるローラと、当該ローラ
    の軸線方向に沿ってその外周面に設けられる蹴上げ部材
    とを備える衝撃力発生手段とを含むことを特徴とするシ
    ート体の供給装置。
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EP90114584A EP0411533B1 (en) 1989-07-31 1990-07-30 Recirculating sheet feeding apparatus
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US4635921A (en) * 1985-11-06 1987-01-13 Xerox Corporation Front air knife top vacuum corrugation feeder

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