JPH0818764B2 - シート体の収納供給装置 - Google Patents

シート体の収納供給装置

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JPH0818764B2
JPH0818764B2 JP34250289A JP34250289A JPH0818764B2 JP H0818764 B2 JPH0818764 B2 JP H0818764B2 JP 34250289 A JP34250289 A JP 34250289A JP 34250289 A JP34250289 A JP 34250289A JP H0818764 B2 JPH0818764 B2 JP H0818764B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば複写機の循環式原稿供給装置など
に好適に実施され、積重ねられた原稿などのシート体を
その最上部に位置するものから順に読取位置へ供給し、
再びシート体の積重ねの最下部に収納するために用いら
れるのシート体の収納供給装置に関する。
従来の技術 近年、静電式複写機などには、同一寸法、複数枚のシ
ート状原稿の光学的走査を行うために、積み重ねられた
原稿を1枚ずつ読取位置へ搬送する原稿供給装置が備え
られる傾向にある。
1組複数枚のシート状原稿に対応する複数部の複写を
取るためなどには、読取位置へ供給すべき原稿を積み重
ねて収納する原稿収納部に対して、原稿像の光学的走査
が終了した後の原稿もまた戻すようにした循環式原稿供
給装置が好都合である。
このような原稿供給装置では、原稿収納部から読取位
置を経由して再び原稿収納部に帰る循環経路を形成し、
原稿の供給は原稿収納部に積み重ねられた原稿のたとえ
ば最上部に位置するものから行い、原稿収納部への再収
納は積み重ねられた原稿の最下部側へ順次的に行われ
る。
発明が解決しようとする課題 上述した原稿の供給動作を実現する構成としては、た
とえば積重ねられた原稿の上方側に真空吸引装置と搬送
ベルトを組合わせて配置することが考えられる。すなわ
ち、真空吸引装置によつて原稿の最上部に位置する1枚
をベルト外周面に吸着させ、この状態でベルトを回転駆
動して原稿の供給を行う。
このような供給装置では、原稿の複数枚を同時に供給
する重送が発生しやすく、したがってまた原稿の供給お
よび再収納に関する1循環の検知が不安定となる問題点
がある。
また供給された原稿を、積重ねられた原稿と、これが
積載される載置部材との間へ下戻しする際には、再収納
される原稿に損傷の発生が見られる。
本発明の目的は、積重ねられたシート体についてその
最上部に位置するものからの供給が1枚ずつ確実に行う
ことができ、また再収納後のシート体の損傷が低減され
るシート体の収納供給装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、シート体を積重ねて収納する収納部材と、 積重ねられたシート体を上から順に1枚ずつ供給する
供給手段と、 収納部材のシート体供給方向下流側から搬送されてく
るシート体を、収納されているシート体の最下部に搬送
する搬送手段と、 収納部材におけるシート体の供給方向上流側の端部位
置で、収納されているシート体を積層方向に部分的に上
方へ付勢する付勢手段と、 付勢手段によつて上方へ付勢されるシート体が無くな
ったことを検出する検出手段とを含むことを特徴とする
シート体の収納供給装置である。
作 用 本発明に従えば、収納部材に積重ねられて収納された
シート体は、供給手段によって最上部に位置するものか
ら順に1枚ずつ供給される。また収納部材には、供給手
段によるシート体の供給方向下流側から搬送されてくる
シート体が、収納されているシート体の最下部に搬送さ
れて収納される。
このとき収納部材のシート体には、その供給方向上流
側の端部位置において、付勢手段によって積層方向に部
分的に上方への力が作用させられる。これによって収納
部材に対するシート体の積重ねの荷重を軽減し、好まし
くはシート体と収納部材との間に空間を形成し、搬送手
段によるシート体の搬送を容易とする。
さらにシート体の収納供給装置には検出手段が設けら
れ、収納部材で付勢手段によつて上方へ付勢されている
シート体に関してその有無を検出し、これによって収納
部材に積重ねられて収納されたシート体の供給完了を検
出する。
実施例 第1図は本発明の一実施例である循環式原稿供給装置
1の簡略化した側断面図であり、第2図は原稿供給装置
1を備える転写形静電式複写機2の基本的構成を示す簡
略化した断面図である。
複写機2の本体3上部には、原稿供給装置1と押圧板
6とが設けられる。原稿供給装置1に設けられる第1透
明板7および第2透明板8は、それぞれ第1読取位置10
および第2読取位置11を構成する。また、押圧板6に関
して本体3の被押圧面には原稿台としての第3透明板9
が形成され、第3読取位置12を構成する。製本化された
書籍などの原稿像は、この第3読取位置12に提示されて
露光される。
第1図を参照して、同一寸法、複数枚のたとえば頁数
順に揃えられたシート状原稿Dは、原稿供給装置1の載
置部材5上に、たとえばその第1頁目の原稿面が下方側
を向くように載置される。載置部材5に積載された原稿
Dは、その供給端側に配設される排気用ダクト16からの
送風によって端部面が捌かれた状態で、その上方側に配
設される給紙手段15によって、最上部に位置する原稿か
ら順に1枚ずつ取り出され、給紙ローラ81によって搬送
経路82へ給紙される。
給紙手段15は、ローラ83,84に巻き掛けられる無端状
のベルト88と、ベルト88の内周面側で原稿Dに向けて開
口するダクト89とを含んで構成される。ベルト88には複
数の吸引孔が点在して形成され、ダクト89には図示しな
い真空吸引装置が接続される。これによって原稿Diを、
ベルト88外周面に吸着した状態で、ローラ83,84による
回転駆動に伴って搬送経路82へ給紙する。排気用ダクト
16は、たとえば誘引ファンなどに接続され、給紙時に送
風を原稿Dの給紙方向下流側端部面に吹き付けて捌き、
重送を防止する。
搬送経路82は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設
けられる各一対のローラ85,86によって形成され、給紙
された原稿Diを露光用搬送ローラ13と第1透明板7との
間へ搬送する。ここで、搬送経路82の第1透明板7側出
口には、一対の第1レジストローラ113が設けられる。
この第1レジストローラ113に関して、搬送方向前後に
は、搬送経路に臨んでそれぞれ一対の発光素子および受
光素子から成る光学的検出器S19,S20が配置される。
ローラ86には、モータM7からの回転動力が、モータM7
の駆動軸に固定される歯車129および歯車129に噛み合う
歯車130,131,132,133から成る歯車列によって、ローラ8
6の回転軸に接続されるクラッチCLT1を介して伝達され
る。モータM7の回転動力はまた、歯車129に噛み合う歯
車130,131,134から成る歯車列によって、ローラ113の回
転軸に接続されるクラッチCLT2を介してローラ113に伝
達される。
ローラ86によって搬送される原稿Diの搬送方向先端部
が検出器S19によって検出されると、ローラ86に設けら
れるクラッチCLT1が遮断されて原稿Diの搬送が一時的に
停止する。複写機本体3において、複写紙Pが感光体26
の転写域30へ搬送可能な状態が達成されるとクラッチCL
T1,CLT2は連結状態とされ、これによって原稿Diは露光
用搬送ローラ13と第1透明板7との間へ搬送される。こ
のとき原稿Diの搬送方向先端部が検出器S20にて検出さ
れ、このタイミングに従って複写紙Pの転写域30への搬
送動作が制御される。
原稿Diは、露光用搬送ローラ13によって第1透明板7
に押し付けられて搬送されることによって、その一方表
面の原稿像が第1読取位置10に提示される。次に原稿Di
は、反転手段115によってその搬送方向が反転された
後、第2レジストローラ114によって露光用搬送ローラ1
4と第2透明板8との間へ搬送される。
反転手段115において、第1読取位置10からの原稿Di
は、一対の案内部材と搬送方向に沿って設けられる各一
対の搬送ローラ116,117によって形成される搬送経路118
から、切換爪119を介して搬送経路120へ導入される。搬
送経路120には、正逆回転可能な反転用ローラ121が設け
られる。搬送経路120に搬送された原稿Diは、この反転
用ローラ121の回転方向の反転および切換爪119によって
搬送経路122に導入され、搬送ローラ123によって第2レ
ジストローラ114へ搬送される。
搬送ローラ123および第2レジストローラ114にはクラ
ッチCLT3,CLT4がそれぞれ設けられる。また第2レジス
トローラ114に関して、搬送方向前後には、搬送経路122
に臨んで一対の光学的検出器S21,S22が配置される。検
出器S21,S22の出力に基づいて、クラッチCLT3,CLT4の動
作が制御される。
ここで露光用搬送ローラ13には、モータM7の回転動力
が、歯車129に噛み支う歯車135,136,137から成る歯車列
を介して与えられる。また無端状ベルトによって連結さ
れる搬送ローラ116,117へもまた、歯車129,135,136,138
を介してモータM7の回転動力が伝達される。搬送ローラ
116へ与えられる回転動力はまた、無端状ベルトなどに
よって連結される第2レジストローラ114および露光用
搬送ローラ14へ伝達される。さらにモータM7は、歯車12
9からアイドル歯車140,139を介して搬送ローラ123へ回
転動力を伝達する。
上述した構成によって回転駆動される搬送ローラ116,
117,123および第2レジストローラ114によって、原稿Di
は第2読取位置11へ搬送され、露光用搬送ローラ14によ
って第2透明板8に押し付けられて搬送される。第2読
取位置11を搬送される原稿Diは、予め反転手段115にお
いてその搬送方向が反転されているので、その他方表面
の原稿像を第2読取位置11に提示する。
これら両表面の原稿像の提示が終了した原稿Diは、一
対の案内部材と搬送方向に沿って設けられる各一対の搬
送ローラ124,125によって、搬送経路126を案内されて載
置部材5へ搬送される。載置部材5の下方側には、搬送
方向に沿って半月ローラ127,128が設けられ、半月ロー
ラ127,128の各回転軸には、たとえばステッピングモー
タなどで実現されるモータM8,M9からの回転動力が与え
られる。
搬送される原稿Diは、半月ローラ127,128の後述する
動作によって、載置部材5上に収納された原稿Dの最下
部に収納されて戻される。半月ローラ127,128を含んで
原稿供給装置4の収納搬送手段60が構成され、モータM
8,M9を含んで収納搬送手段60の駆動手段59が構成され
る。
搬送経路126の搬送ローラ125近傍には、搬送経路に臨
んで光学的検出器S23が設けられる。検出器S23の出力に
従って、半月ローラ127,128の駆動が制御される。載置
部材5における原稿の収納方向下流側には、積載された
原稿Dの供給動作の1循環を検出するために、1循環検
出装置31が設けられる。この1循環検出装置31は、未給
紙の原稿と再収納された原稿とを区分して原稿供給の1
循環を検出し、また原稿Dの積載の有無も検出する。
第2図を参照して、複写機2の本体3の内部には、複
写機本体3の上面に関連して紙面垂直方向に延び、矢符
56,57方向に走行駆動される露光手段17が配設される。
露光手段17は、ハロゲンランプなどによって実現される
光源18と反射鏡19とを備える。光源18で発生される光
は、原稿面に照射されて原稿像に対応して選択的に吸収
される。原稿面からの反射光は、反射鏡19,22,23、ズー
ムレンズ24および反射鏡25を介して、紙面に垂直な軸線
を有する直円筒状の感光体26に導かれて露光域26aで結
像する。
感光体26に関連して帯電用コロナ放電器27が設けら
れ、露光前の感光体26の表面を均一に帯電する。露光域
26aに原稿像に対応する光が導かれると、感光体26の表
面は選択的に除電され、原稿像に対応した静電潜像が形
成される。この静電潜像は、露光域26aよりも感光体26
の回転方向下流側に設けられる現像装置28の働きによっ
て、トナー像に顕像化される。このトナー像は、転写用
コロナ放電器29の働きによって、後述する構成によって
搬送される複写紙Pに、転写域30において転写される。
転写後の感光体26表面に残留するトナーは、クリーニン
グ装置31によって除去される。転写後の複写紙Pは定着
装置58へ搬送され、転写されたトナー像が加熱定着され
る。
複写機本体3には、その側面からそれぞれサイズの異
なる複写紙を収納する給紙カセット32A〜32Dが装填され
る。これらの給紙カセット32A〜32Dのうちいずれか1つ
の給紙カセットから、積載される複写紙の最上部に位置
するものから順に、給紙ローラ33A〜33DがモータM1など
の駆動手段によって選択的に回転駆動されて、給紙経路
34A〜34Dに1枚ずつ導かれる。前記給紙経路34A〜34Dお
よび後述する中間トレイ36からの給紙経路37には、それ
ぞれ搬送ローラ38A〜38Eが配設され、これらの搬送ロー
ラはモータM2によって回転駆動される。この搬送ローラ
38A〜38Eの働きによって、給紙カセット32A〜32Dおよび
中間トレイ36からの複写紙Pが感光体26の転写域30近傍
に導かれる。
給紙経路34A〜34Dと感光体26の転写域30近傍との間の
搬送経路には、レジストローラ35A,35Bが設けられる。
このレジストローラ35A,35Bには、後述するクラッチCLT
5を介してモータM2の回転動力が選択的に伝達される。
このようにして、感光体26表面に形成されるトナー画像
に周期して、複写紙Pの転写域30への搬送が制御され
る。
複写機本体3の側面には、排紙トレイ40が配置され
る。この排紙トレイ40には、ソレノイドSOL1が取付けら
れる。このソレノイドSOL1を予め定める時間だけ励磁す
ることによって、排紙トレイ40は第2図の紙面に垂直な
方向にシフトする。たとえば、ソレノイドSOL1を励磁し
て、排紙トレイ40が第2図の紙面の手前方向に所定の距
離だけシフトすると、次にソレノイドSOL1を励磁すると
きには、排紙トレイ40は第2図の紙面において、表から
裏に向かう方向にシフトする。このような排紙トレイ40
の動作によって、1組複数枚の原稿Dに対して複写が取
られた複数部の複写紙Pを仕分けした状態で積載するこ
とができる。
定着装置58からの複写紙Pを排紙トレイ40に排出する
ための排出経路41に関連して、この排出経路41から分岐
し、複写紙Pの表裏を反転する反転経路42が設けられ
る。定着装置58からの複写後の複写紙Pは、操作者の後
述する操作によって設定される複写機2の各動作モード
に対応して、次の3種類の態様で排紙トレイ40に排出さ
れる。
排出経路41をそのまま通過して排紙トレイ40へ排出す
る。
排出経路41から反転経路42に導かれ、複写紙Pの他方
表面に複写を行うために、一時的に中間トレイ36に収納
する。中間トレイ36に積載される複数枚の複写紙Pは、
その最下部に位置するものから順に給紙ベルト39によっ
て、1枚ずつ給紙経路37を経て感光体26の転写域30の近
傍に導かれる。他方表面にトナー像が転写された後の複
写紙Pは、定着装置58に導かれ、加熱定着後は排出経路
41を通過して排紙トレイ40に排出される。
排出経路41から反転経路42に導かれて表裏が反転され
た後、再び排出経路41に導かれて排紙トレイ40に排出さ
れる。
上記3種類の排紙態様を可能とするために、反転経路
42は、排出経路41途中の2個所から分岐する経路42a,42
bと、これら経路42a,42bが合流する経路42cと、経路42c
から分岐して中間トレイ36に向かう経路42dとから構成
される。
上記経路42aと、排出経路41との分岐部には方向切換
爪43が、経路42a,42bの分岐部位には方向切換爪44が、
経路42c,42dの分岐部位には方向切換爪45がそれぞれ設
置され、ソレノイドSOL2,SOL3,SOL4(図示せず)によっ
て作動し、操作者の所望の複写内容に応じて、複写紙P
の搬送経路を自動的に選択する。
経路42a,42bの分岐部近傍には、ローラ47A〜47Cが設
置されるとともに、経路42c,42dの分岐部近傍にはロー
ラ49A〜49Cを設置し、複写紙Pを搬送する。また、経路
42a,42bの分岐部近傍の経路42cには、反転用に用いる反
転用ローラ48を設置し、駆動用モータM5で正逆回転さ
せ、複写紙Pの搬送方向を反転するとともに、経路42c
の経路42dとの分岐部の下流位置に反転用ローラ50を設
置し、駆動用モータM6で正逆回転させる。
さらに、排出経路41の出口近傍には、出紙検出器S1
が、経路42aの入口部近傍および経路42cには用紙反転検
出器S2,S3が、経路42dの出口近傍には中間トレイ入口検
出器S4がそれぞれ設置される。搬送用ローラ46A〜46Cは
排出経路41に沿って配置され、搬送用ローラ51は経路42
dに配置される。上記搬送用ローラ46A〜46Cは、感光体2
6などの複写プロセス部および定着装置58とともに、同
期してモータM4で駆動される。
上記構成において、上記の排紙態様の場合は、切換
爪43で経路42aを閉鎖して複写紙Pを排出経路41に沿っ
て排出する。の態様の場合は、切換爪43で排出経路41
を閉鎖して反転経路42の経路42aへ複写紙Pを導き、切
換爪44で経路42cを開き、経路42cを通って反転用ローラ
50で搬送方向を反転する。その後、切換爪45で経路42d
を開き、中間トレイ36へと複写紙Pを導く。の場合
は、複写紙Pを経路42cへ導いた後、反転用ローラ48で
搬送方向を反転し、切換爪44で経路42bから排出経路41
へと導く。
複写機2の動作態様は後述するように複数に変化する
けれども、このとき露光手段17は参照符52,53で示され
る位置に第1および第2読取位置10,11に関連して停止
されるか、または参照符54で示される位置と、参照符55
で示される位置との間を等速度で矢符56方向に走行され
て原稿面の走査が行われる。参照符52,53で示される位
置に関連して、検出器S5,S6がそれぞれ配設され、露光
手段17を検出して前記停止位置で確実に停止させる。ま
た、原稿台5に関連して原稿が載置される範囲の一方側
端部に対応する露光手段17の参照符55で示される停止位
置に関連しても同様な検出器S7が配置される。
さらに、感光体26表面に形成される静電潜像に同期し
て複写紙Pを搬送するために、給紙経路34A、およびこ
の給紙経路34Aとレジストローラ35A,35Bとの間の搬送経
路には、それぞれ検出器S8,S9が配置される。さらに、
給紙経路34B〜34Dに関連しても、同様な検出器(図示せ
ず)が配置される。給紙経路37には検出器S10が配置さ
れ、中間トレイ36から給紙ベルト39によって下取りさ
れ、搬送ローラ38Eによって搬送される片面複写後の複
写紙Pを検出する。また、中間トレイ36内の複写紙Pを
検出するために、検出器S18が配置される。
定着装置58の複写紙Pの出口近傍には検出器S11が配
置され、この出力信号に基づいて、排出経路41および反
転経路42の各部に配置されるローラおよび方向切換爪の
動作が制御される。
原稿供給装置1を備える複写機2では、複数枚の原稿
Dを複数回循環させることによって、たとえば次のよう
な複写動作を行う。
(A)片面原稿から複数部の仕分けした片面複写紙を得
る動作。
(B)片面原稿から複数部の仕分けした両面複写紙を得
る動作。
(C)両面原稿から複数部の仕分けした片面複写紙を得
る動作。
(D)両面原稿から複数部の仕分けした両面複写紙を得
る動作。
第3図は、複写機本体3のたとえば上面などに配置さ
れる操作パネル90の一部平面図である。操作パネル90に
は複写部数を設定するための置数キー91、クリアキー9
2、複写条件を設定するための複写モード選択キー93、
原稿供給装置1を能動化/非能動化するためのRDH機能
キー94、複写動作の開始を指示するためのプリントスイ
ッチ95、置数キー91によって設定される設定部数を表示
するための設定部数表示部96、複写された部数を表示す
るための複写部数表示部97、複写モード選択キー93によ
って選択される複写モードを表示する複写モード表示部
98A〜98D、およびRDH機能モード表示部99などを備え
る。前記複写モード表示部98A〜98DおよびRDH機能モー
ド表示部99は、たとえば発光ダイオードなどを含んで実
現され、各モードが選択されるときに、この発光ダイオ
ードが点灯駆動される。
前記複写モード表示部98A〜98Dは、それぞれ片面原稿
から片面複写を取る場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面原
稿から両面複写を取る場合(SIMPLEX→DUPLEX)、両面
原稿から片面複写を取る場合(DUPLEX→SIMPLEX)、両
面原稿から両面複写を取る場合(DUPLEX→DUPLEX)の上
述の(A)〜(D)の4つの複写モードを示す。
複写モード選択キー93は、1回押圧操作される度毎に
上から順次的に各複写モードが選択されて、各表示部98
A〜98Dの発光ダイオードが点灯する。ただし、複写モー
ド表示部98Dが点灯されている状態で、複写モード選択
キー93を押圧操作すると、複写モードは複写モード表示
部98Aに表示されるSIMPLEX→SIMPLEXに変化する。
原稿供給装置1は、RDH機能モードキー94が押圧操作
されることによって、RDH機能モード表示部99が点灯さ
れた状態で能動化され、消灯された状態では非能動化さ
れる。すなわち、操作者は、たとえば製本化された書籍
などの原稿を原稿台5に載置して、その複写像を複写紙
P上に得る場合には、前記RDH機能キー94を操作してRDH
機能モード表示部99を消灯させる。また、原稿供給装置
1を用いて原稿Dを搬送させて複写を行う場合には、RD
H機能モード表示部99が点灯される状態とする。
RDH機能が用いられる場合には、操作者は前記複写モ
ード選択キー93の操作によって、前述のようにして複写
モードを設定する。次に、置数キー91の操作によって複
写物の必要部数を設定する。このとき設定部数表示部96
において、前記設定された複数部数が表示される。
置数キー91の操作に引続いてプリントスイッチ95を押
圧操作すると、原稿供給装置1と複写機本体3とが協働
して動作し、複写動作が開始される。このとき、複写終
了部数が複写部数表示部97に順次表示されていく。設定
部数表示部96に表示される設定部数と、複写部数表示部
97に表示される数値とが一致すると複写機2の動作は停
止し、設定部数表示部96の表示は「0」にリセットされ
る。このとき複写部数表示部97における表示は、次にプ
リントスイッチ95が押圧操作されるまでリセットされず
に維持される。
第4図は、複写機2の電気的構成を示すブロック図で
ある。前記複数のモータM1,M2,…などは、モータ駆動回
路100に、クラッチCLT1,CLT2,…などはクラッチ駆動回
路101に、複数のソレノイドSOL1,SOL2,…などはソレノ
イド駆動回路102にそれぞれ接続される。これらの駆動
回路100〜102および直流電源103などの原稿搬送制御、
記録紙搬送制御、および複写工程の制御に用いられる制
御要素は、インタフェイス回路104に接続される。この
インタフェイス回路104には、前記検出器S1,S2,…など
が接続され、さらにマイクロコンピユータなどによって
実現される処理回路105が接続される。検出器S1,S2,…
などからの信号は処理回路105に与えられ、処理回路105
ではこの信号に対応する演算処理が行われ、各駆動回路
100〜102に駆動制御信号がインタフェイス104を介して
与えられる。
処理回路105には、リードオンリメモリ(ROM)106お
よびランダムアクセスメモリ(RAM)107が接続される。
処理回路105は、メモリ106に記憶される制御用プログラ
ムに従って、メモリ107の記憶領域を作業領域として用
いながら制御動作を行う。
インタフェイス回路104は、駆動回路108を介して露光
手段17の光源18を電力付勢する調光ユニット109に接続
されるとともに、操作パネル90の各表示部110(表示部9
6,97,98A〜98D,99を含む)に表示駆動回路111を介して
表示制御信号を与え、また操作用のキー112(キー91〜9
5を含む)に接続される。
1循環検出装置31は、たとえば板状の一対の押え部材
170,171と、下押え部材171を回転駆動するためのモータ
M10と、その角変位を検出する検出器S24とを含んで構成
される。下押え部材171は、載置部材5上に原稿Dが収
納された状態で、モータM10からの回転動力によって原
稿Dの下方側から当接し、さらに回転軸に設けられる図
示しないばねなどの付勢手段によって原稿Dを上方へ付
勢する。上押え部材170は、下押え部材171によって原稿
Dの上方へ付勢される給紙方向上流側端部に上方側から
当接する。
このようにして載置部材5上の原稿Dは、一対の押え
部材170,171によって挟持され、かつその給紙方向上流
側端部は積層方向上方へ付勢される。検出器S24は、た
とえば一対の発光素子および受光素子などによって実現
され、これらの間に形成される光経路が、下押え部材17
1の角変位に伴って遮断された状態を検出し、これによ
って原稿Dの供給および再収納に関する1循環を検出す
る。
第5図は、原稿供給装置1の原稿収納部4の動作を説
明するための図である。操作者が、供給すべき原稿Dを
載置部材5上に積載する前の状態で一対の押え部材170,
171は第5図(1)の位置にある。
操作者が、原稿供給装置1を用いた複写を取るため
に、複写すべき原稿Dを原稿供給装置1の載置部材5上
に積載し、操作パネル90のプリントスイッチ95などの操
作によって複写が開始されると、まず上押え部材170が
時計方向に角変位して原稿Dに当接し、原稿の上方への
変位を規制する。次いで下押え部材171が反時計方向に
角変位して原稿Dに下方側で当接し、原稿Dの供給方向
上流側端部を上方へ付勢する。これによって供給方向上
流側端部で上方へ付勢される原稿Dと、載置部材5との
間には空間172が形成される(第5図(2)参照)。
第5図(2)の状態で、読取位置10,11にて原稿像を
提示後に再収納される原稿像Diは、前記空間172によっ
て容易に載置部材5上に積重ねられた原稿像Dの最下部
へ戻される(第5図(3)参照)。
また第5図(2)の状態で、原稿Dが給紙手段15によ
って最上部に位置するものから順に1枚ずつ給紙され、
上下押え部材170,171間に原稿が介在しなくなると、下
押え部材171が反時計方向に角変位し、この状態が検出
器S24によって検出される。このようにして載置部材5
上に積載された原稿Dの原稿供給装置1における1循環
を検出できる。このとき原稿供給装置1において、原稿
の給紙動作中においても上下押え部材170,171によって
供給すべき原稿Dが挟持されるので、載置部材5上にお
いて給紙方向上流側端部が上方へ付勢される原稿Dの上
下動を抑えて、1循環検出の誤動作の発生を防止でき
る。
原稿供給装置1を用いた複写動作が終了すると、上下
押え部材170,171は、第5図(1)に示される初期位置
へ復帰し、供給および再収納に関する1循環が終了した
原稿Dを取除く際などの取扱いを容易とする。
第6図〜第8図は、本発明の他の実施例の構成および
動作を説明するための図である。本実施例では、上述し
た第1図示の構成に加えて、上下押え部材170,171の相
互に原稿Dに当接する一方表面に、原稿供給時の重送を
防止するために摩擦パッド172,173が設けられる。これ
ら摩擦パッド172,173には、原稿Dとの摩擦係数が原稿
同士の摩擦係数よりも若干大きなたとえば人工皮革など
が選ばれる。
第7図に示されるように、上述した摩擦パッド172,17
3が上下押え部材170,171に設けられることによって、給
紙時の原稿Di,Djの重送が防止される。すなわち、摩擦
パッド172,173を設けていない第8図に示されるよう
に、原稿Dの最上部に位置する原稿Diが給紙手段15によ
って上下押え部材170,171から離脱して供給されるとき
に、この原稿Diとこれに接触する次に供給されるべき原
稿Djとの間に働く摩擦力によって、原稿Djもまた移動し
て上下押え部材170,171間から離脱する事態が発生しや
すい。このような事態が発生すると、原稿Djが供給され
るべきときにおける給紙手段15との所定の位置関係がず
れ、これによって重送が発生したり、紙詰まりなどの給
紙不良が生じてしまう。
しかしながら本実施例では、前記摩擦パッド172,173
によって原稿Diの給紙時における原稿Djの移動が抑えら
れる。したがって重送や給紙不良が生じることはない。
また上下押え部材170,171間の原稿が少数枚となった場
合でも、上述した原稿の重送を確実に防止できるので、
給紙すべき原稿Dを最後の1枚まで上下押え部材170,17
1間に挟持した状態で上から順に1枚ずつ供給すること
ができる。したがって1循環検出装置31の誤動作が防止
され、原稿供給装置1の動作の信頼性が向上する。
第9図〜第11図は、本発明のさらに他の実施例の構成
および動作を説明するための図である。本実施例におい
ては、上下押え部材170,171のいずれか少なくとも一方
(第9図では上押え部材170)の、供給すべき原稿Dに
当接する面に、三角柱状の端部揃え部材174を設ける。
端部揃え部材174は、原稿Dの給紙に先立って上下押
え部材170,171が原稿Dを挟持する際(第5図(2)参
照)に、給紙方向上流側の端部面にその傾斜面175が当
接する。これによって原稿Dの給紙方向下流側端部面
は、第10図に示されるように積層方向上方側に向かうに
つれて端部揃え部材174の傾斜面175の形状に対応して給
紙方向下流側へせり出した形状に整えられる。
これによって排気用ダクト16からの送風16aが原稿D
の給紙方向下流側端部面に吹付けられた際のさばき能率
が、第11図に示されるように端部揃え部材174がないた
めに端部面が不揃いな場合と比較して格段に向上する。
これによって給紙手段15による上方への吸引および吸着
による原稿Diの1枚ずつの搬送が確実に行われる。した
がって給紙手段15による原稿の重送が防止され、原稿供
給装置1の供給動作の信頼性が向上する。
発明の効果 本発明によれば、収納部材に収納されているシート体
の供給方向上流側の端部位置で、付勢手段によって、シ
ート体を積層方向に部分的に上方へ付勢するようにした
ので、収納されているシート体の最下部へ搬送手段によ
るシート体の搬送が容易となる。これによってシート体
の収納時の損傷が低減し、収納動作の品位が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である原稿供給装置1を示す
簡略化した断面図、第2図は原稿供給装置1を備える複
写機2の簡略化した断面図、第3図は操作パネル90の一
部平面図、第4図は複写機2の電気的構成を示すブロッ
ク図、第5図は原稿供給装置1の動作を説明するための
図、第6図〜第8図は本発明の他の実施例の構成および
動作を説明するための図、第9図〜第11図は本発明のさ
らに他の実施例の構成および動作を説明するための図で
ある。 1……原稿供給装置、2……複写機、4……原稿収納
部、5……載置部材、15……給紙手段、16……排気用ダ
クト、31……1循環検出装置、125……搬送ローラ、17
0,171……上下押え部材、172,173……摩擦パッド、174
……端部揃え部材、D,Di,Dj……原稿、M8……モータ、S
24……検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体を積重ねて収納する収納部材と、 積重ねられたシート体を上から順に1枚ずつ供給する供
    給手段と、 収納部材のシート体供給方向下流側から搬送されてくる
    シート体を、収納されているシート体の最下部に搬送す
    る搬送手段と、 収納部材におけるシート体の供給方向上流側の端部位置
    で、収納されているシート体を積層方向に部分的に上方
    へ付勢する付勢手段と、 付勢手段によつて上方へ付勢されるシート体が無くなっ
    たことを検出する検出手段とを含むことを特徴とするシ
    ート体の収納供給装置。
JP34250289A 1989-09-21 1989-12-29 シート体の収納供給装置 Expired - Lifetime JPH0818764B2 (ja)

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US07/585,794 US5088714A (en) 1989-09-21 1990-09-20 Recirculating sheet feeder

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JPH06138734A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Konica Corp 自動原稿搬送装置

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