JPH04116069A - シート状原稿の循環供給装置 - Google Patents

シート状原稿の循環供給装置

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JPH04116069A
JPH04116069A JP23783590A JP23783590A JPH04116069A JP H04116069 A JPH04116069 A JP H04116069A JP 23783590 A JP23783590 A JP 23783590A JP 23783590 A JP23783590 A JP 23783590A JP H04116069 A JPH04116069 A JP H04116069A
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JP23783590A
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Kaoru Suzuki
薫 鈴木
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Original Assignee
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機に備えられ、積重ねられたシート状原
稿を予め定めらたる露光領域へその最下部に位置するも
のから順に搬送して供給するために用いられるシート状
原稿の循環供給装置に関し、さらに詳しくは表裏両面に
原稿像を有する両面原稿から、記録紙の表裏両面に原稿
像が複写された両面複写、または記録紙の一方表面のみ
に原稿像が複写された片面複写を作成する際に有利に実
施されるシート状原稿の循環供給装置に関する。
従来の技術 第8図は、従来の循環式自動原稿供給装置(以゛下、r
RDHjという)151の構成を拡大して示す断面図で
ある。RDH151は、複写機本体153上に備えられ
る。このRDH151を用いてシート状原稿を搬送させ
つつ、複写動作が行われるときには、露光手段156を
検出器200で検出するようにして、この露光手段15
6を露光領域155に関連する位置に停止させる。
露光手段156は、光源157および反射鏡158など
を含んでいる。該露光手段156は、原稿台201上に
原稿が停止された状態で、この原稿の走査を行う場合に
は、矢符159方向に図示しない構成によって搬送され
る。光源157からの光は原稿面に照射され、反射光は
反射鏡158゜160.161、ズームレンズ162、
反射鏡163によって、図示しない感光体に導かれる。
露光領域155の上方側に対応する部位のRDH151
内には、第8図紙面に垂直な軸線を有する直円筒状の原
稿ドラム202が設けられている。
この原稿ドラム202は、モータMllによって矢符R
IO方向に回転駆動される。
RDH151において、複数枚の原稿Aは原稿積載部材
である原稿ホッパ203上に積載される。
原稿ホッパ203に関連して、モータMllの回転力が
伝達される駆動ローラ204に巻掛けられる搬送手段で
ある給紙ベルト205が配置される。
この給紙ベルト205によって、複数枚の原稿Aのうち
、原稿ホッパ203の最下方側に積載される原稿Aが引
出される。
引出された原稿Aは、ソレノイドによって駆動される切
換ゲート206によって、第1搬送路207または第2
搬送路208に選択的に導かれる。
すなわち、ソレノイドが消磁されているときには、切換
ゲート206は第2搬送路208を閉鎖し、第1搬送路
207を開放する。またソレノイドが励磁されると、切
換ゲート206が角変位されて、第1搬送路207が閉
鎖され、第2搬送路208が開放される。
第1搬送路207は、原稿Aの幅方向く第8図紙面に垂
直な方向)に延びて形成されており、その長手方向に垂
直な断面が大略的に半円周状の形状を有し、給紙ベルト
205によって引出された原稿Aを原稿台201の近傍
に導いている。
第2搬送路208は、原稿ホッパ203から水平方向に
延びる第1経路208aと、この第1経路208aに連
なる第2経路208bと、この第2経路208bから分
岐して原稿台201の近傍で第1搬送路207に合流す
る第3経路208cとを含んでいる。第2経路208b
には、モータMllの回転力が伝達される搬送ローラ2
09が設けられており、これによってこの第2経路21
08bにおいて原稿Aは、矢符R11,R12方向に搬
送される。
第3経路208cが第2経路208bから分岐する部位
に関連して、ソレノイドによって駆動され、第2経路2
08bに導かれた原稿Aを確実に第3経路208Cに導
くための切換ゲート210が設けられている。またこの
部位に関連してローラ211Aが配置され、このローラ
211Aに共通に接触するローラ211B、211Cが
、第1、第3経路208a、208cのそれぞれに関連
して配置されている。ソレノイドが消磁されている状態
では、第1経路208aと第2経路208bとの間は開
放されており、励磁されると切換ゲータ210が角変位
して、第1および第2経路208a、208bの間を閉
鎖し、第2および第3経路208b、208cの間を広
く開口させる。
第1搬送路207、または第2搬送路208の第3経路
208cから原稿台201の近傍に導がれな原稿Aは、
この原稿台201に関連して配置される搬送ベルト21
2によって、この搬送ベルト212と原稿台201との
間に形成される搬送経路214内を搬送される。この搬
送ベルト212は、モータMllからの回転力が図示し
ない構成によって伝達される駆動ローラ213に巻付け
られている。
搬送ベルト212によって露光領域155の近傍に導か
れた原稿Aは、原稿ドラム202と、この原稿ドラム2
02に接触する従動ローラ215とに挟持され、そのよ
うにして原稿ドラム202に巻掛けられて搬送される。
従動ローラ215の近傍で、原稿Aの搬送路は、第3搬
送路216と、第4搬送路217とに分岐している。第
3搬送路216は、露光ドラム202の外周面に沿う搬
送路であって、原稿ホッパ203の上方側に連なる搬送
経路218に連続している。
第4搬送路217は、第3搬送路216から従動ローラ
215の近傍で水平方向に分岐する第1経路217aと
、この第1経路217aに連なって延びる第2経路21
7bと、前記第2経路217bから分岐し、第3経路2
16と合流して搬送経路218に連なる第3経路217
cとから構成されている。第1経路217aが第3搬送
路216から分岐する部位には、ソレノイドによって駆
動され、露光領域55から導がれる原稿Aを、ソレノイ
ドの励磁または消磁によって第4搬送路216または第
3搬送路217に選択的に導く切換ゲート219が配置
されている。第2経路217bにはモータMllの回転
力が伝達される搬送ローラ220が配置されており、こ
れによって第2経路217bにおいて原稿Aは矢符R1
3,R14方向に搬送される。
第3経路217cが第2経路217bから分岐する部位
に関連して、駆動ローラ221aが配置され、この駆動
ローラ221aに共通に接触するローラ221b、22
1cがそれぞれ第1および第3経路217a、217c
に関連して設けられている。さらに前記分岐部には、ソ
レノイドによって駆動される切換ゲート222が配置さ
れ、これによって第2経路217bからの原稿Aを確実
に第3経路217cに導くようにしている。ソレノイド
が消磁されているときには、第1および第2経路217
a、217bの間は開放されており、ソレノイドにの励
磁によって、切換ゲート222が角変位して第1および
第2経路217a、217bの間を閉鎖し、第2および
第3経路217b。
217Cの間を広く開口させる。
発明が解決しようとする課題 上述のRDH151を用いて原稿Aの複写を行う場合、
第1〜第4搬送路207,208 216.217を組
合わせて原稿Aを搬送することによって、原稿Aの表裏
両面を露光領域155に提示することができる。ここで
第1搬送路207は、原稿ホッパ203における原稿A
の表裏状態を反転して原稿台201に搬送し、第3搬送
路216は原稿台201における原稿Aの表裏状態を反
転して原稿ホッパ203に搬送する。したがって第1お
よび第3搬送路207,216は、一般に反転経路と呼
ばれる。
また第2搬送路208は原稿ホッパ203における原稿
Aの表裏状態を維持したまま原稿台2゜1に搬送し、第
4搬送路217は原稿台201における原稿Aの表裏状
態を維持したまま原稿ホッパ203に搬送する。したが
って第2および第4搬送路208,217は、一般にス
イッチバック経路と呼ばれる。
両面複写を行う際には、スイッチバック経路である第2
および第4搬送路208,217を使用する必要がある
。第2および第4搬送路208゜217は、第1および
第3搬送路207,216に比べて、搬送路の長さが長
く、原稿Aの搬送に使用する搬送ローラの数も多い、し
たがって、原稿ホッパ203または原稿台201がら供
給された原稿Aは、1枚ずつ第2または第4搬送路20
8.217に搬送されてスイッチバック動作が行われる
ので、原稿Aの搬送時間が長時間になるという問題があ
る。
また、搬送ローラの数が多いので、搬送ローラと原稿A
との接触回数が増加し、紙詰まり、原稿Aの表面への汚
れの付着、原稿Aの折曲がりなどが発生する恐れもある
本発明の目的は、上記技術的課題を解決し、複写作業に
要する時間を短縮することができるシート状原稿の循環
供給装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、複写機に備えられ、積重された複数枚のシー
ト状原稿を1枚ずつ露光領域に供給し、露光後のシート
状原稿を前記積重された複数枚のシート状原稿に戻すシ
ード状原稿の循環供給装置において、 シート状原稿を積重して収納する第1収納部材と、 第1収納部材に収納されたシート状原稿の最下部からシ
ート状原稿を予め定める第1給紙方向に供給し、シート
状原稿の表裏状態を反転して露光領域に搬送する第1搬
送手段と、 第1収納部材の前記第1給紙方向下流側に配置され、シ
ート状原稿を積重して収納する第2収納部材と、 第2収納部材に収納されたシート状原稿の最下部からシ
ート状原稿を前記第1給紙方向とは反対方向である第2
給紙方向に供給し、シート状原稿の表裏状態を維持して
露光領域に搬送する第2搬送手段と、 露光後のシート状原稿を表裏状態を反転して第1収納部
材に収納されたシート状原稿の最上部に戻す戻し手段と
、 第1収納部材に収納された複数枚のシート状原稿を、表
裏状態を維持したまま一括して第2収納部材に移動させ
るシート状原稿移動手段とを含むことを特徴とするシー
ト状原稿の循環供給装置である。
作  用 本発明に従えば、第1収納部材から第1搬送手段を用い
てシート状原稿を供給することによって、シート状原稿
は表裏状態を反転されて露光領域に搬送される。露光後
のシート状原稿は、戻し手段によって表裏状態が反転さ
れ、第1収納部材に積重して収納されたシート状原稿の
最上部に戻される。これによって、シート状原稿の一方
表面(第1収納部材に載置された状態でのシート状原稿
の上方面)の露光を行うことができる。
また、シート状原稿の他方表面(第1収納部材に載置さ
れた状態でのシート状原稿の下方面)の露光を行う場合
は、まず、第1収納部材に収納された複数枚のシート状
原稿をシート状原稿移動手段を用いて第2収納部材に移
動させる。その後、第2収納部材から第2搬送手段を用
いてシート状原稿を供給することによって、シート状原
稿は表裏状態を維持したまま露光領域に搬送される。露
゛光後のシート状原稿は戻し手段によって表裏状態が反
転され、第1収納部材に収納されたシート状原稿の最上
部に戻される。これによって、シート状原稿の他方表面
の露光を行うことができる。
一般に複写機では、片面原稿から片面複写、片面原稿か
ら両面複写、両面原稿から片面複写、両面原稿から両面
複写の4種類の複写amが設定される1片面原稿の複写
の場合、シート状原稿は原稿面を上方に向けて上から下
へ頁順に揃えられ、第1収納部材に収納される。したが
って第1収納部材から第1搬送手段によって片面原稿を
供給することによってミ片面原稿は表裏状態が反転され
、原稿面が露光領域に提示される。露光後の片面原稿は
戻し手段によって再度表裏状態が反転されて第1収納部
材に収納されたシート状原稿の最上部に戻される。した
がって、総ての片面原稿の循環供給が終了した時点で、
第1収納部材における片面原稿の載置状態は、循環供給
開始前の載置状態と同じである。
両面原稿の複写の場合、両面原稿はまず第1収納部材に
載置される0両面原稿は、奇数頁を上向きにして上から
下へ頁順に揃えられている。まず両面原稿を第1収納部
材からシート状原稿移動手段を用いて第2収納部材に移
動させる。第2収納部材から第2搬送手段を用いて両面
原稿を供給することによって、偶数頁が露光領域に提示
される。
露光後の両面原稿は戻し手段によって表裏状態が反転さ
れて第1収納部材に戻される。したがって偶数頁の露光
動作が終了した時点で両面原稿は偶数頁を上向きにして
第1収納部材に載置される。
続いて、奇数頁の露光を−行う必要があるので、再び両
面原稿を第2収納部材に移動させ、前述と同様に露光領
域に搬送する。これによって両面原稿の奇数頁が露光領
域に提示される。露光後の両面原稿は戻し手段によって
表裏状態が反転されて第1収納部材に戻されるので、奇
数頁を上向きにして載置される。したがって、両面原稿
の表裏両面の露光動作が終了した時点で、両面原稿の載
置状態は循環供給動作開始前の載置状態と同じである。
このように両面原稿の複写を行う場合、従来のように両
面原稿を1枚ずついわゆるスイッチバック搬送して露光
領域に搬送する必要はなく、複写時の原稿搬送に要する
時間を短縮することができる。
またスイッチバック搬送に必要な複数なローラを設ける
必要はなく、ローラとシート状原稿との接触回数が減少
し、原稿搬送時の紙詰まり、シート状原稿の表面の汚れ
、シート状原稿の折曲がりなどが抑制されるとともに、
構成の簡略化を実現することができる。
さらに、スイッチバック搬送に必要なローラの正転/逆
転といった複雑な制御を行う必要がなく、シート状原稿
の搬送を容易に行うことができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例である循環式原稿供給装置
1の簡略化した側断面図である。原稿供給装置1は、後
述の第4図〜第6図で説明される複写機2に備えられ、
同一寸法、複数枚のシート状原稿を効率的に複写するた
めに好適に用いられる。
複写機2の本体3上部には、原稿供給装置1と押圧板6
とが設けられる。原稿供給装置1に設けられる第1透明
板7は、第1読取位置10を構成する。また、押圧板6
に関して本体3の被押圧面には原稿台としての第2透明
板9が形成され、第2読取位置12を構成する。製本化
された書籍などの原稿像は、この第2読取位置12に提
示されて露光される。
第1図を参照して、同一寸法の複数枚のシート状原稿り
は、原稿供給装置1の第1載置部材61上に載置される
。第1載置部材61に載置された原稿りは、第1給紙方
向64下流側上方部に配置されるエアー分離手段62が
らの送風によって端部がさばかれた状態で、第1給紙方
向下流側下方位置に配設される第1給紙手段63によっ
て、最下部に位置する原稿から順に1枚ずつ取り出され
、搬送経路65に搬送される。
第1給紙手段63は、第1給紙方向64に直角な方向(
第1図紙面に垂直な方向)に軸線を有す゛る1対のロー
ラ68,69と、このローラ68゜69間に無端状に巻
掛けられ、多数の開孔を有するベルト70と、このベル
ト7oの内方側に配置される吸気用ダクト71とを含ん
で構成される。
吸気用ダクト71には、図示しない吸気用ファンが接続
される。この吸気用ファンを駆動することによって、吸
気用ダクト71がらはベルト7oを介して吸着力が作用
し、積重された原稿りの最下部の原稿がベルト70によ
って吸引される。したがってベルト7oを時計まわりに
駆動することによって、吸引された原稿りが搬送経路6
5に搬送される。
エアー分離手段62は、排気用ダクト67を含んで構成
される。排気用ダクト67のノズル67aからは、原稿
りの第1給紙方向64下流側端部へ向けて空気流が噴射
される。これによって、原稿の下流側端部が1枚ずつさ
ばかれ、前述の第1給紙手段63による確実な1枚ずつ
の給紙動作を実現する。また搬送経路65は、案内部材
66とエアー分離手段62のハウジングの外周面62a
とで構成される。
また、第1載!部材1に関して第1給紙方向64の上流
側端部には、積重される原稿りの第1給紙方向上流側端
部を整合する後端整合部材72が配置される。この後端
整合部材72は、後述する構成によって第1載置部材上
を第1給紙方向64に移動する。これによって積重され
た原稿りの上流側端部を押圧し、上流側端部を整合した
状態で原稿りを給紙位置まで移動する。
さらに、エアー分離手段62を後述する構成によって複
写機本体3がら1反する方向に移動させ、後端整合部材
72と、第1給紙手段63と、後述する第2給紙手段7
5とを駆動することによって、第1載置部材61上に積
重された原稿りを、後述する第2載置部材73上に移動
させることができる。
第2載置部材73は、第1載1部材61との間にエアー
分離手段62を介在させる位置に配置される、第2載置
部材73に積重された原稿りは、第2給紙方向74下流
側上方部に配置されるエアー分離手段62からの送風に
よって第2給紙方向74下流側端部面がさばかれた状態
で、第2給紙方向74下流側下方位1に配設される第2
給紙手段75によって、最下部に位置する原稿りがら順
に1枚ずつ取り出され、搬送経路76に搬送される。
第2給紙手段75は、第2給紙方向74に直角な方向(
第1図紙面に垂直な方向)に軸線を有する1対のローラ
78.79と、このローラ7879に無端状に巻掛けら
れ、多数の開孔を有するベルト80と、ベルト80の内
方側に配置され、図示しない吸気用ファンに接続される
吸気用ダクト81とを含んで構成される。前記図示しな
い吸気用ファンを駆動することによって、吸気用ダクト
81からはベルト80を介して吸着力が作用し、第2収
納部材73に積重された原稿りの最下部の原稿がベルト
80に吸引される。したがって、ベルト80を反時計ま
わりに駆動することによって、第2載置部材73上の最
下部の原稿りから順次搬送経路76に搬送される。
エアー分離手段62の排気用ダクト67のノズル67b
からは、第2載置部材73に積重された原稿りの第2給
紙方向74下流側端部へ向けて空気流が噴射される。こ
れによって、前記下流側端部が1枚ずつさばかれ、前述
の第2給紙手段75による確実な1枚ずつの給紙動作を
実現する。また、搬送経路76は、案内部材77と、エ
アー分離手段62のハウジングの外周面62bとで構成
される。
搬送経路65.76が合流する位置には、1対の搬送ロ
ーラ82が配置される。この搬送ローラ82によって搬
送された原稿りは、搬送経路83を搬送されて、第1読
取位置10へ搬送される。
第1読取位置10を構成する第1透明板7の上方側には
、1対のローラ84.85に無端状ベルト86が巻掛け
られてなる搬送手段114が設けられている。この搬送
手段114によって、第1読取位置10へ搬送されてき
た原稿りが第1透明板7上を押圧搬送される。こうして
押圧搬送される原稿りは、その搬送方向下流側端部が第
1透明板゛7の予め定める位置に達するまで搬送され、
こうして原稿りの一方表面は第1透明板7を介して複写
機内方側へ提示される。
原稿像の読取露光動作が終了した原稿りは、再び搬送手
段114によって搬送ローラ8889113が備えられ
た搬送経路87へ搬送される。
搬送経路87の出口部は、第1載置部材61の給紙方向
64上流側付近を臨む、このようにして搬送経路87を
経た原稿りは、第1載置部材61に積重された原稿束り
の最上部に戻される。
このような原稿供給装置1では、第1載置部材61から
原稿りを供給することによって、原稿りの上方側表面が
第1読取位110に提示され、第2載置部材73から原
稿りを給紙することによって原稿りの下方側表面が第1
読取位置lOに提示される。したがって、第1載置部材
61がらの原稿りの給紙と、第2載置部材73がらの原
稿りの給紙とを組合わせて使用することによって、複写
機2における各種の複写モードに対応して原稿りの表裏
両面を第1読取位置10に提示させることができる。
第2図は、後端整合部材72の基本的構成を示す側面図
である。第1載置部材61の下方側には、第1給紙方向
64に沿ってプーリ115,116が配置されており、
前記プーリ115,116間にはワイヤ117が巻掛け
られている。ワイヤ117の上張架部分117aには、
連結部材118によって後端整合部材72が固定されて
いる。後端整合部材72は、第1載置部材61において
第1給紙方向64に沿って形成される案内孔119に貫
通して上方側に突出し−ている。プーリ115の回転軸
に、モータM7の動力が伝達され、後端整合部材72は
案内孔119に案内されて移動する。
したがって、後端整合部材72は初期位置として第2図
(1)に示されるように、第1載置部材61に関して第
1給紙方向64上流側端部に位置し、原稿りが第1載置
部材61に載置され、操作者によって両面原稿から両面
複写、または両面原稿から片面複写のいずれかの複写モ
ードが指示さl′1.ると、モータM7が駆動され、第
2図(2)にλJ:lされるように、後端整合部材72
は第1給紙方向64に沿って移動する。このようにして
原稿りは、その給紙方向上流側端部が押圧され、第2載
實部材73上に移動する。このとき第1および第2給紙
手段63.75のベルト70.80を、そノ]ぞれ時計
まわりに回転駆動されることによって、原稿りの第2載
置部材73への移動を補助する。
原稿りの第2載置部材73への移動完了後、モータM7
は逆方向に回転駆動され、後端整合部材70には第2図
(1)に示される初期位置へ復帰する。
第3図は、エアー分離手段62の移動機構を説明するた
めの正面図である6工アー分離手段62において、原稿
供給装置1の機体129a、129bにそれぞれ対向す
る側面部には軸121が固定されている。軸121の両
端は、それぞれ機体129a、129bに形成されてい
る案内孔13Oa、130bに挿通されている。軸12
1において、エアー分離手段62と機体129a、12
9bとの間にはそれぞれローラ122a、122bが固
定されている。さらに軸121において、エアー分離手
段62とローラ122a、122bとの間には、それぞ
ればね128a、128bの一端が固定され、エアー分
離手段62を下方側に付勢している。
軸121の真下には回転軸125が機体129a  1
29bによって軸支されている0回転軸125は、第3
図(1)に示されるエアー分離手段62の初期位置にお
いてエアー分離手段62のハウジングに形成される凹所
131に嵌入されている(第1図参照)。回転軸125
には、前記ローラ122a、122bにそれぞれ当接す
るカム123a、123bと、歯車124とが固定され
ている。歯車124には、モータM8の回転力が歯車1
26を介して伝達され、これによってカム123a、1
23bが角変位され、第3図(2)に示すように、ロー
ラ122a、122bは上方に移動し、かつ軸121も
案内孔130a、130bに案内されて上方(128a
、128bの付勢・方向とは反対方向)に移動する。こ
れによってエアー分離手段62も上方に移動する。この
エアー分離手段62の上方への移動によって形成された
隙間(エアー分離手段62と回転軸125との間)を原
稿りが移動する。
第4図〜第6図を参照して、複写機2の構成および動作
を以下説明する。
第4図を参照して、複写機2の本体3の内部には、複写
機本体3の上面に関連して紙面垂直方向に延び、矢符5
6,57方向に走行駆動される露光手段17が配設され
る。露光手段17は、ハロゲンランプなどによって実現
される光源18と反射鏡19とを備える。光源18で発
生される光は、原稿面に照射されて原稿像に対応して選
択的に吸収される。原稿面からの反射光は、反射鏡19
゜22.2B、ズームレンズ24および反射鏡25を介
して、紙面に垂直な軸線を有する直円筒状の感光体26
に導かれて露光域26aで結像する。
感光体26に関連して帯電用コロナ放電器27が設けら
れ、露光前の感光体26の表面を均一に帯電する。露光
域26aに原稿像に対応する光が導かれると、感光体2
6の表面は選択的に除電され、原稿像に対応した静電潜
像が形成される。この静電潜像は、露光域26aよりも
感光体26の回転方向下流側に設けられる現像装置28
の働きによって、トナー像に顕像化される。このトナー
像は、転写用コロナ放電器29の働きによって、後述す
る構成によって搬送される記録紙Pに、転写域30にお
いて転写される。転写後の感光体26表面に残留するト
ナーは、クリーニング装置31によって除去される。転
−写後の記録紙Pは定着装置58へ搬送され、転写され
たトナー像が加熱定着される。
複写機本体3には、その側面からそれぞれサイズの異な
る記録紙を収納する給紙カセット32A〜32Dが装填
される。これらの給紙カセット32A〜32Dのうちい
ずれか1つの給紙カセットから、積載される記録紙の最
上部に位置するものから順に、給紙ローラ33A〜33
DがモータM1などの駆動手段によって選択的に回転駆
動され゛て、給紙経路34A〜34Dに1枚ずつ導かれ
る。
前記給紙経路34A〜34Dおよび後述する中間トレイ
36からの給紙経路37には、それぞれ搬送ローラ38
A〜38Eが配設され、これらの搬送ローラはモータM
2によって回転駆動される。
この搬送ローラ38A〜38Eの働きによって、給紙カ
セット32A〜32Dおよび中間トレイ36からの記録
紙Pが感光体26の転写域30近傍に導かれる。
給紙経路34A〜34Dと感光体26の転写域30近傍
との間の搬送経路には、レジストローラ35A、35B
が設けられる。このレジストローラ35A、35Bには
、後述するクラッチCLT5を介してモータM2の回転
動力が選択的に伝達される。このようにして、感光体2
6表面に形成されるトナー画像に同期して、記録紙Pの
転写域30への搬送が制御される。
複写機本体3の側面には、排紙トレイ40が配置される
。この排紙トレイ40には、ソレノイド5OLIが取付
けられる。このソレノイド5QL1を予め定める時間だ
け励磁することによって、排紙トレイ40は第4図の紙
面に垂直な方向にシフトする。たとえば、ソレノイドS
QL 1を励磁して、排紙トレイ40が第4図の紙面の
手前方向に所定の距離だけシフトすると、次にソレノイ
ド5OLIを励磁するときには、排紙トレイ4oは第4
図の紙面において、表から裏に向かう方向にシフトする
。このような排紙トレイ40の動作によって、1組複数
枚の原稿りに対して複写が取られた複数部の記録紙Pを
仕分けした状態で積載することができる。
定着装置58からの記録紙Pを排紙トレイ4゜に排出す
るための排出経路41に関連して、この排出経路41か
ら分岐し、記録紙Pの表裏を反転する反転経路42が設
けられる。定着装置58がらの複写後の記録紙Pは、操
作者の後述する損作によって設定される複写機2の各動
作モードに対応して、次の3種類の態様で排紙トレイ4
oに排出される。
■排出経路41をそのまま通過して排紙トレイ・40へ
排出する。
■排出経路41から反転経路42に導かれ、記録紙Pの
他方表面に複写を行うために、−時的に中間トレイ36
に収納する。中間トレイ36に積載される複数枚の記録
紙Pは、その最下部に位置するものから順に給紙ベルト
39によって、1枚ずつ給紙経路37を経て感光体26
の転写域30の近傍に導かれる。他方表面にトナー像が
転写された後の記録紙Pは、定着装置58に導かれ、加
熱定着後は排出経路41を通過して排紙トレイ40に排
出される。
■排出経路4(から反転経路42に導かれて表裏が反転
された後、再び排出経路41に導かれて排紙トレイ40
に排出される。
上記3種類の排紙態様を可能とするために、反転経路4
2は、排出経路41途中の2個所から分岐する経路42
a、42bと、これら経路42a。
42bが合流する経路42cと、経路42cから分岐し
て中間トレイ36に向かう経路42dとがら構成される
上記経路42aと、排出経路41との分岐部には方向切
換爪43が、経路42a、42bの分岐部位には方向切
換爪44が、経路42c、42dの分岐部位には方向切
換爪45がそれぞれ設置され、ソレノイド5OL2,5
OL3,5OL4 (図示せず)によって作動し、操作
者の所望の複写内容に応じて、記録紙Pの搬送経路を自
動的に選択する。
経路42a、42bの分岐部近傍には、ローラ47A〜
47Cが設置されるとともに、経路42c、42dの分
岐部近傍ははローラ49A〜49Cを設置し、記録紙P
を搬送する。また、経路42a、42bの分岐部近傍の
経路42cには、反転用に用いる反転用ローラ48を設
置し、駆動用モータM5で正逆回転させ、記録紙Pの搬
送方向を反転するとともに、経路42cの経路42dと
の分岐部の下流位置に反転用ローラ5oを設置し、駆動
用モータM6で正逆回転させる。
さらに、排出経路41の出口近傍には、出紙検出器S1
が、経路42aの入口部近傍および経路・42cには用
紙反転検出器S2.S3が、経路42dの出口近傍には
中間トレイ入口検出器S4がそれぞれ設置される。搬送
用ローラ46A〜46Cは排出経路41に沿って配置さ
れ、搬送用ローラ51は経路42dに配置される。上記
搬送用ローラ46A〜46Cは、感光体26などの複写
プロセス部および定着装置58とともに、同期してモー
タM4で駆動される。
上記構成において、上記■の排紙態様の場合は、切換爪
43で経路42aを閉鎖して記録紙Pを排出経路41に
沿って排出する。■の態様の場合は、切換爪43で排出
経路41を閉鎖して反転経路42の経路42aへ記録紙
Pを導き、切換爪44で経路42cを開き、経路42c
を通って反転用ローラ50で搬送方向を反転する。その
後、切換爪45で経路42dを開き、中間トレイ36へ
と記録紙Pを導く。■の場合は、記録紙Pを経路42C
へ導いた後、反転用ローラ48で搬送方向を反転し、切
換爪44で経路42bから排出経路41へと導く。
複写機2の動作態様は後述するように複数に変化するけ
れども、このとき露光手段17は参照符53で示される
位置と参照符52で示される位置との間を等速度で矢符
56方向に走行されるか、または参照符54で示される
位置と、参照符55で示される位置との間を等速度で矢
符56方向に走行されて原稿面の走査が行われる。参照
符52゜53で示される位置に関連して、検出器S5.
S6がそれぞれ配設され、露光手段17を検出して前記
位置で確実に停止させる。また、原稿台5に関連して原
稿が載置される範囲の一方側端部に対応する露光手段1
7の参照符55で示される停止位置に関連しても同様な
検出器S7が配置される。
さらに、感光体26表面に形成される静電潜像に同期し
て記録紙Pを搬送するために、給紙経路34A、および
この給紙経路34Aとレジストローラ35A、35Bと
の間の搬送経路には、それぞれ検出器S8.S9が配置
される。さらに、給紙経路34B〜34Dに関連しても
、同様な検出器(図示せず)が配置される。給紙経路3
7には゛検出器S10が配置され、中間トレイ36から
給紙ベルト3つによって下取りされ、搬送ローラ38E
によって搬送される片面複写後の記録紙Pを検出する。
また、中間トレイ36内の記録紙Pを検出するために、
検出器918が配置される。
定着装置57の記録紙Pの出口近傍には検出器Sllが
配置され、この出力信号に基づいて、排出経路41およ
び反転経路42の各部に配置されるローラおよび方向切
換爪の動作が制御される。
原稿供給装置1を備える複写機2では、複数枚の原稿り
を複数回循環させることによって、たとえば次のような
複写動作を行う。
(A)片面原稿から複数部の仕分けした片面記録紙を得
る動作。
(B)片面原稿から複数部の仕分けした両面記録紙を得
る動作。
(C)両面原稿から複数部の仕分けした片面記録紙を得
る動作。
(D)両面原稿から複数部の仕分けした両面記録紙を得
る動作。
第5図は、複写機本体3のたとえば上面などに配置され
る操作パネル90の一部平面図である。
操作パネル90には複写部数を設定するための置数キー
91、クリアキー92、複写条件を設定するための複写
モード選択キー93、原稿供給装置1を能動化/非能動
化するためのRDH機能キー94、複写動作の開始を指
示するためのプリントスイッチ95、置数キー91によ
って設定される設定部数を表示するための設定部数表示
部96、複写された部数を表示するための複写部数表示
部97、複写モード選択キ193によって選択される複
写モードを表示する複写モード表示部98A〜98D、
およびRDH機能モード表示部99などを備える。前記
複写モード表示部98A〜98DおよびRDH機能モー
ド表示部99は、たとえば発光ダイオードなどを含んで
実現され、各モードが選択されるときに、この発光ダイ
オードが点灯駆動される。
前記複写モード表示部98A〜98Dは、それぞれ片面
原稿から片面複写を取る場合(SIMP’LEX−8I
 MPLEX) 、片面原稿から両面複写を取る場合(
S rMPLEX−4DUPLEX>、両面原稿から片
面複写を取る場合(DUPLEX→SIMPLEX)、
両面原稿から両面複写を取る場合(DUPLEX→DU
PLEX)の上述の(A)〜(D>の4つの複写モード
を示す。
複写モード選択キー93は、1回押圧操作される度毎に
上から順次的に各複写モードが選択されて、各表示部9
8A〜98Dの発光ダイオードが点灯する。ただし、複
写モード表示部98Dが点灯されている状態で、複写モ
ード選択キー93を押圧操作すると、複写モードは複写
モード表示部98Aに表示されるSIMPLEX→SI
MPLEXに変化する。
原稿供給装置1は、RDH機能モードキー94が押圧操
作されることによって、RDH機能モード表示部99が
点灯された状態で能動化され、消灯された状態では非能
動化される。すなわち、操作者は、たとえば製本化され
た書籍などの原稿を原稿台5に載置して、その複写像を
記録紙P上に得る場合には、前記RDH機能キー94を
操作してRDH機能モード表示部99を消灯させる。ま
た、原稿供給装置1を用いて原稿りを搬送させて複写を
行う場合には、RDH機能モード表示部9つが点灯され
る状態とする。
RDH機能が用いられる場合には、操作者は前記複写モ
ード選択キー93の操作によって、前述のようにして複
写モードを設定する。次に、置数キー91の操作によっ
て複写物の必要部数を設定する。このとき設定部数表示
部96において、前記設定された複写部数が表示される
置数キー91の操作に引続いてプリントスイッチ95を
押圧操作すると、原稿供給装置1と複写機本体3とが協
働して動作し、複写動作が開始される。このとき、複写
終了部数が複写部数表示部97に順次表示されていく、
設定部数表示部96に表示される設定部数と、複写部数
表示部97に表示される数値とが一致すると複写機2の
動作は停止し、設定部数表示部96の表示は「0」にリ
セットされる。このとき複写部数表示部97における表
示は、次にプリントスイッチ95が押圧操作されるまで
リセットされずに維持される。
第6図は、複写機2の電気的構成を示すブロック図であ
る。前記複数のモータMl、M2.・・・などは、モー
タ駆動回路100に、クラッチCLT1、CLT2.・
・・などはクラッチ駆動回路101に、複数のソレノイ
ド5OLI、5QL2.・・・などはソレノイド駆動回
路102にそれぞれ接続される。これらの駆動回路10
0〜102および直流電源10)などの原稿搬送制御、
記録紙搬送制御、および複写工程の制御に用いられる制
御要素は、インタフェイス回路104に接続される。こ
のインタフェイス回路104には、前記検出器S1、S
2.・・・などが接続され、さらにマイクロコンピュー
タなどによって実現される処理回路105が接続される
。検出器SL、S2.・・・などからの信号は処理回路
105に与えられ、処理回路105ではこの信号に対応
する演算処理が行われ、各駆動回路1 o〜102に駆
動制御信号がインタフェイス104を介して与えられる
処理回路105には、リードオンリメモリ(ROM>1
06およびランダムアクセスメモリ(RAM>107が
接続される。処理回路105は、メモリ106に記憶さ
れる制御用プログラムに従って、メモリ107の記憶領
域を作業領域として用いながら制御動作を行う。
インタフェイス回路104は、駆動回路108を介して
露光手段17の光fA18を電力付勢する調光ユニット
109に接続されるとともに、操作パネル90の各表示
部110(表示部969798A〜98D、99を1む
)に表示駆動回路111を介して表示制御信号を与え、
また操作用のキー112(キー91〜95を含む)に接
続される。
第7図は、本発明の一実施例である循環式原稿供給装置
1を備えた複写W!12において、両面原稿から両面複
写を行う際の動作を説明するための簡略化した断面図で
ある。ここでは2枚の両面原稿(以下、「原稿」という
)Xa、Xbから一部の両面複写Wを作成する場合を説
明する。以下の説・明において、原稿χおよび記録紙Y
に同一の添字が付されているものは、原稿面が読取られ
る原稿Xと、読取られた原稿面が複写された記録紙Yと
の対応間係を有している。なお第7図において、原稿X
の表面には頁数を表す数字を記入し、記録紙Yには複写
が完了した表面に複写した原稿Xの表面を表す数字を記
入する。また総括的に原稿Xおよび記録紙Yを示すとき
は、添字を省略する。
原稿Xは、第7図(1)に示すように、上から下に頁順
に揃えられ、第1頁目を上方に向けて第1収納部材61
に載置される。
操作者によって、複写モード(両面原稿から両面複写)
が設定され、その後、プリントスイ・ンチが押されると
、第7図(2)に示すように、原稿Xは前述の後端整合
部材72および第1および第2給紙手段63.75によ
って、第2載置部材73に移動する。
第7図(1)に示すように、まず原稿χbが搬送経路7
6.83を通り、表示状態を維持しながら第1読取位置
10に供給され、第4頁が第1読取位置10に提示され
る。給紙トレイ32からは記録紙Ybが供給され、記録
紙Ybの一方表面に、第4頁が複写される。複写終了後
、第7図(4)に示すように、記録紙ybは複写面を上
に向けて中間トレイ36に収納され、原稿xbは搬送経
路87を通り、表裏状態が反転されて第1載置部材61
に戻される。
続いて第7図(5)に示すように、第2載置部材73か
らは原稿Xaが搬送経路76.83を通り、表裏状態を
維持しながら搬送され、第1読取位置10には第2頁が
提示される。給紙トレイ32からは記録紙Yaが給紙さ
れ、記録紙Yaの一方表面に第2頁が複写される。複写
終了後、第7図(6)に示すように、記録紙Yaは複写
面を上に向けて中間トレイ36に収納され、原稿Xaは
搬送経路87を通り、表裏状態が反転されて第1載置部
材61に戻される。
この時点で原稿Xの一方表面(偶数頁)の複写が完了し
、中間トレイ36には第2頁および第4頁がそれぞれ複
写された記録紙Ya、Ybが収納′されている。
次に奇数頁の複写動作について説明する。偶数頁の複写
が完了した時点で原稿Xは第1載置部材61上において
奇数頁を下方に向けて載!される。
したがって、奇数頁の露光動作を行うために、第7図(
7)に示すように、前述の後端整合部材72および第1
および第2給紙手段63.75を駆動させて原稿Xを第
2載1部材73に移動させる。
第7図(8)に示すように、第2載置部材73からは、
まず原稿xbが搬送経路76.83を通って表裏状態を
維持しながら供給される。したがって原稿xbの第3頁
が第1読取位W10に提示される。記録紙は中間トレイ
36から供給される。
すなわち、記録紙Ybが中間トレイ36から供給され、
記録紙Ybの他方表面に第3頁が複写される。複写終了
後、第7図(9)に示すように、記録紙Ybはそのまま
の表裏状態で排紙トレイ40に排出され、原稿xbは搬
送経路87を通って表裏状態が反転されて第1載置部材
61に戻される。
続いて第2載夏部材73からは原稿Xaが搬送経路79
.83を通って供給され、原稿Xaの第1頁が第1読取
位!10に提示される。中間トレイ36からは記録紙Y
aが供給され、記録紙Yaの他方表面に第1頁が複写さ
れる。複写終了後、第7図(11)に示すように、記録
紙Yaはそのままの処理状態で配置トレイ40に排出さ
れ、原稿Xaは搬送経路87を通って表裏状態が反転さ
れて第1載置部材61に戻される。
上述のように複写動作が終了した時点で、配置トレイ4
0には頁順が揃えられた両面複写Wが完成する。また原
稿Xは、最初に第1載置部材61に載置したときと同じ
表裏状態で載置されている。
ここでは、複写部数が1部の場合を説明したけれも、複
写部数が2部以上の場合は、第7図(1)〜第7図(1
1)までの動作が、複写部数と同じ回数だけ繰返される
以上のように本実施例によれば、両面原稿の複写動作を
行う場合には、いわゆるスイッチバック搬送は複数枚の
両面原稿を総て同時に第1載1部材61から第2載置部
材73へ移動させることに・よって行われる。したがっ
て、従来のように原稿を1枚ずつスイッチバック搬送さ
せる必要がなく、かつ原稿の搬送距離も短くなるので、
原稿の供給速度が向上し、これによって複写作業に要す
る作業時間が短縮される。
また、スイッチバック搬送のために複数の搬送ローラを
設ける必要がなく、搬送ローラによる原稿の挟圧回数が
減少し、原稿の損傷、汚れ、紙詰まりの発生を低減させ
ることができる。
さらに、スイッチバック搬送を行うために゛複数の搬送
ローラを正転/逆転させるといった複雑な制御を行う必
要がなく、複写動作の制御が容易になる、 発明の効果 以上のように本発明によれば、両面原稿の複写を行う場
合、従来のように両面原稿を1枚ずついわゆるスイッチ
バック搬送して露光領域に搬送する必要はなく、複写時
の原稿搬送に要する時間を短縮することができる。
またスイッチバ・7り搬送に必要な複数なローラを設け
る必要はなく、ローラとシート状原稿との接触回数が減
少し、原稿搬送時の紙詰まり、シート状原稿の表面の汚
れ、シート状原稿の折曲がりなどが抑制されるとともに
、構成の簡略化を実現することができる。
さらに、スイッチバック搬送に必要なローラの正転/逆
転といった複雑な制御を行う必要がなく、シート状原稿
の搬送を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である循環式原稿供給装置1
の簡略化した側断面図、第2図は後端整合部材72の基
本的構成を示す側面図、第3図はエアー分離手段62の
移動機構を説明するための図、第4図は循環式原稿供給
装置1を備える複写機2の簡略化した断面図、第5図は
複写機2に備えられる操作パネル90の平面図、第6図
は複写機2の電気的構成を示すブロック図、第7図は両
面原稿から両面複写を行う際の動作を説明するための簡
略化した断面図、第8図は従来の循環式原稿供給装置1
51の構成を示す簡略化した側断面図である。 ■・・・循環式原稿供給装置、2・・・複写機、61川
第1載置部材、62・・・エアー分離手段、63・・・
第1給紙手段、65,76.83.87・・・搬送経路
、66.77・・・案内部材、68.69,78.79
・・・ローラ+ 70.80・・・ベルト、71.81
・・・吸気用ダクト、72・・・後端整合部材、73・
・・第2載置部材、75・・・第2給紙手段、82.8
8,89゜113・・・搬送ローラ 代理人  弁理士 画数 圭一部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複写機に備えられ、積重された複数枚のシート状原稿を
    1枚ずつ露光領域に供給し、露光後のシート状原稿を前
    記積重された複数枚のシート状原稿に戻すシート状原稿
    の循環供給装置において、シート状原稿を積重して収納
    する第1収納部材と、 第1収納部材に収納されたシート状原稿の最下部からシ
    ート状原稿を予め定める第1給紙方向に供給し、シート
    状原稿の表裏状態を反転して露光領域に搬送する第1搬
    送手段と、第1収納部材の前記第1給紙方向下流側に配
    置され、シート状原稿を積重して収納する第2収納部材
    と、 第2収納部材に収納されたシート状原稿の最下部からシ
    ート状原稿を前記第1給紙方向とは反対方向である第2
    給紙方向に供給し、シート状原稿の表裏状態を維持して
    露光領域に搬送する第2搬送手段と、 露光後のシート状原稿を表裏状態を反転して第1収納部
    材に収納されたシート状原稿の最上部に戻す戻し手段と
    、 第1収納部材に収納された複数枚のシート状原稿を、表
    裏状態を維持したまま一括して第2収納部材に移動させ
    るシート状原稿移動手段とを含むことを特徴とするシー
    ト状原稿の循環供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10806882B2 (en) 2012-01-03 2020-10-20 Hospitech Respiration Ltd. System and method for controlling and monitoring flow in an endotracheal tube
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