JP2934349B2 - 原稿自動搬送装置を備えた複写装置 - Google Patents

原稿自動搬送装置を備えた複写装置

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JP2934349B2
JP2934349B2 JP4061733A JP6173392A JP2934349B2 JP 2934349 B2 JP2934349 B2 JP 2934349B2 JP 4061733 A JP4061733 A JP 4061733A JP 6173392 A JP6173392 A JP 6173392A JP 2934349 B2 JP2934349 B2 JP 2934349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿を吸着搬送する原
稿自動搬送装置(RDH,ADF,RADF)等を備え
た複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の原稿を吸着搬送する原
稿自動搬送装置を備えた複写装置においては、原稿吸着
用ファンが原稿載置台近傍に設けられていた。
【0003】そして、原稿載置台に原稿が載置されたこ
とが検知されるとすぐに原稿吸着用ファンが回転されて
吸着用エアが発生していた。
【0004】また、原稿載置台に原稿が載置されたこと
が検知された時点では原稿吸着用ファンを回転させず、
プリントスイッチがONされたとき初めて回転させるよ
うにしたものもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記原稿載置台に原稿
が載置されたことが検知されたときに原稿吸着用ファン
を回転させるものでは、原稿載置途中であっても吸着用
エアが発生するので原稿載置作業がやりづらかった。
【0006】また、プリントスイッチがONされたとき
に原稿吸着用ファンを回転させるものではファン回転開
始後原稿を吸着搬送するために必要なエア圧になるまで
に時間を要し、実際に原稿が吸着搬送されるまでの時間
ロスがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の欠
点を解決するためになされたものであり、原稿載置
載置された原稿を原稿吸着用ファンを回転させて吸着搬
送する原稿自動搬送装置を備えた複写装置において、
記原稿吸着用ファンを上記原稿載置台に近接して配設
し、上記原稿吸着用ファンによって発生される原稿吸着
用エアの原稿吸着用エア通路を上記原稿載置台の上部に
設け、上記原稿吸着用エア通路の原稿吸着用ファンより
原稿載置台側の端部で当該原稿載置台に対向する吸気開
口に原稿吸着用エア通路を開閉する弁手段を設け、上記
原稿載置台に原稿が載置されたことを検知することで上
記原稿吸着用ファンを回転させ、プリントスイッチがO
Nされたことを検知することで上記弁手段を開状態にし
て原稿を吸着する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のような原稿自動搬送装置を備えた複写装
置によれば、原稿載置時には原稿吸着用エア通路が閉成
された状態のままであるので、原稿載置台への原稿載置
作業が容易に行える。また、原稿吸着用ファンが原稿載
置台に近接して配設され、原稿吸着用エア通路の吸気開
口に弁手段が設けられているため、弁手段が開成される
とほぼ同時に原稿の吸着を行うことが可能となる。
【0009】しかも、原稿吸着用ファンが原稿載置台に
近接して配設されているため、原稿載置台への原稿の載
置により原稿吸着用ファンが回転し生じるエアの乱流が
直接原稿に影響を与えるが、この時にはまだ弁手段が開
状態にされていないので、原稿吸着用ファンが回転しエ
アに乱流が生じても、原稿載置台に載置された原稿にエ
アの乱流が悪影響を与えることなく、最上部の原稿にズ
レ等の乱れが生じることがない。そして、プリントスイ
ッチがONされたときには原稿吸着に必要なエア圧にな
っているので時間ロスが発生しない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を循環式原稿搬送装
置(以下、RDHと称する)を備えた複写機を例に図1
乃至図4に従って説明する。
【0011】本実施例に係る複写機は、図2に示すよう
に、複写機本体1の上部に、本発明の原稿搬送装置に係
る循環式原稿搬送装置(以下、RDHと称する)2が配
置されるとともに、RDH2に隣接して原稿載置台3が
設けられている。透光性のガラスからなる原稿載置台3
は、開閉自在の原稿カバー4によって覆われており、こ
の原稿カバー4により原稿載置台3に載置された原稿
(図示せず)を押圧し保持するようになっている。これ
によって、RDH2を使用する必要のない1枚のみ、も
しくは少数枚の原稿の複写は勿論、RDH2で搬送する
ことのできない大型の原稿や厚手の原稿の複写等が行え
るようになっている。
【0012】RDH2及び原稿載置台3の下方には、ミ
ラー5〜8及びレンズ9を含む光学系10が配置されて
いる。光学系10は、光源11の出射光を原稿に照射し
て光走査を行うとともに、原稿からの反射光を取り込ん
で、感光体ドラム12に導くようになっている。
【0013】光源11は原稿載置台3に載置された原稿
の複写を行う際には、原稿載置台3に沿って移動しなが
ら光走査を行う一方、RDH2を用いて複写を行う際に
は、後述する光走査窓64または65(図1参照)を介
して光走査を行うようになっている。
【0014】光学系10の下方には、上記感光体ドラム
12が図の時計方向に回転可能に配置されている。感光
体ドラム12の周囲には、帯電器13、現像装置14、
転写器16、剥離器17、クリーニング装置18、除電
ランプ19等が配設されて複写プロセス部20が構成さ
れている。複写プロセス部20は、光学系10からの光
により感光体ドラム12に形成された静電潜像をトナー
像として現像し、後述する給紙カセット33〜35また
は中間トレイ28から供給される複写用紙に、上記トナ
ー像を転写するようになっている。
【0015】複写プロセス部20の出紙側には、搬送ベ
ルト22及び定着部23が配置されており、複写プロセ
ス部20において所定の複写プロセスが施された複写用
紙が搬送ベルト22によって定着部23に搬送され、複
写用紙上に転写されたトナー像が定着部23で加熱定着
されるようになっている。
【0016】定着部23の出紙側には、搬送切換部24
が設けられている。搬送切換部24は、複写用紙の進路
をオフセットトレイ31側と中間トレイ28側のいずれ
かに切り換えるゲートフラッパ27を備えている。片面
複写の場合複写用紙は反転ローラ26を介してオフセ
ットトレイ31における排紙トレイ81上に排出され
る。なお、オフセットトレイ31は排出された複写用紙
の枚数に応じて排紙トレイ81の高さを調整できるよう
になっている。
【0017】また、両面複写の場合は複写用紙がゲート
フラッパ30を有する反転搬送部25側に搬送され、反
転ローラ29で搬送方向が反転された後、中間トレイ2
8内に排出される。
【0018】一方、合成複写、即ち、複写用紙の同一表
面側に複数回に渡って複写を行う場合は、定着部23を
通過した複写用紙が一旦反転ローラ26に導かれ、ここ
で搬送方向が反転されて反転搬送部25に送られ、今一
度搬送方向が反転された後、中間トレイ28に排出され
る。
【0019】中間トレイ28は、搬送ベルト22及び定
着部23の下方に配されている。中間トレイ28内の複
写用紙は、出紙側に設けられたエア吸着式の送出ベルト
32により、最下端のものから順次所定のタイミングで
感光体ドラム12側に送出されるようになっている。
【0020】中間トレイ28の下方には給紙カセット3
4が配されている一方、現像装置14の下方には給紙カ
セット33・35が配されている。上記給紙カセット3
3〜35には、未複写の複写用紙が装填されており、出
紙側に設けられたエア吸着式の給紙ベルト37〜39に
より最上端にあるものから順次給紙されるようになって
いる。
【0021】中間トレイ28及び給紙カセット33〜3
5と感光体ドラム12との間には、各給紙カセット33
〜35側に分岐した搬送部41aと、複数の搬送ローラ
41b…とを有する供給搬送部41が設けられている。
供給搬送部41の感光体ドラム12側端部には、搬送さ
れてきた複写用紙を、必要に応じて一旦停止させた上で
所定のタイミングで感光体ドラム12に供給するレジス
トローラ42が設けられている。
【0022】次に、RDH2についてより詳細に説明す
る。
【0023】図1に示すように、RDH2は、原稿載置
部43、給紙部80、供給搬送部44、回転ドラム45
・46、反転搬送部47及び返還搬送部48を備えてい
る。
【0024】原稿載置部43は、搬送ベルト49の上側
水平搬送部及び原稿ホッパ50からなり、複数枚の原稿
D…を、原稿ホッパ50に端部を受け入れさせた状態で
搬送ベルト49の上側水平部上に載置するようになって
いる。上記搬送ベルト49の上面側には、原稿検知手段
である原稿検知センサ52cが取り付けられており、原
稿ホッパ50に原稿D…が載置されたことを検出し、後
述する制御系へ検出信号を出力するようになっている。
【0025】上記搬送ベルト49は駆動ローラ53…に
架け渡されて駆動されており、後述する光走査を経て返
還される原稿D…を原稿ホッパ50の下側へ挿入するよ
うになっている。このような搬送ベルト49による原稿
D…の挿入を容易にするため、原稿D…の後端部をはね
上げるはね上げローラ54が設けられている。
【0026】上記原稿ホッパ50は、載置した原稿D…
の一循環を検知するための検知用アクチュエータ50a
を備えている。検知用アクチュエータ50aは、原稿ホ
ッパ50への原稿D…のセット前には、図中実線で示す
最下位置にあり、その上に原稿D…が載置される。検知
用アクチュエータ50aは原稿D…が一枚ずつ供給さ
れ、返還搬送部48から返還されるに伴って上昇し、原
稿D…が全て一循環した時、図中仮想線で示す最上位置
に達する。その際、最上位置に達した検知用アクチュエ
ータ50aが、原稿ホッパ50の上方に配置された原稿
一巡検知センサ55で検知され、一循環が終了した旨の
検知信号が発生される。この検知信号を利用することに
より、複写部数等の制御を行うことができる。なお、検
知用アクチュエータ50aは、原稿D…の一循環の終了
後、原稿ホッパ50の外側を経由して180°回動し、
実線で示す最下位置に復帰する。
【0027】また、原稿載置部43の上方には、原稿D
…を所定のタイミングで取り出す給紙手段である給紙部
80が設けられ、この給紙部80は、給紙ベルト52a
と、給紙ベルト52aの内側に内設された吸着用ファン
52b(吸引手段)と吸着エアの開閉をする52dとか
ら構成されている。給紙部80は、吸着用ファン52b
の回転により、下方から給紙ベルト52a方向にエアの
流れ(吸引力)を発生させて原稿D…の最上部に位置す
る原稿を給紙ベルト52aの外周面に吸着させる一方、
給紙ベルト52aを回転させることにより原稿を搬送す
るようになっている。また、吸着エア開閉弁52dは、
吸着エアの開閉を瞬時に行ない、原稿Dを吸着するか、
しないかの切換えを行なっている。
【0028】そして、この吸着用ファン52b及び吸着
エア開閉弁52dとも、それぞれ図3に示す吸着用ファ
ンモータ52b’と吸着エア開閉弁52dとによりそれ
ぞれON/OFFされるようになっており、上記の原稿
検知センサ52cからの検知信号に基づいて回転を開始
したり、プリントスイッチ211eのONの検知してO
Nするように後述する制御系により制御されている。
【0029】供給搬送部44は、搬送路56、分離ロー
ラ57・57、所定の間隔で配置される複数の搬送ロー
ラ58…及びレジストローラ59・59を備えている。
搬送路56は、原稿載置部43の出紙側から後述する外
周搬送路60の入紙部60aにかけて配設されている。
分離ローラ57・57は搬送路56の入紙側開口からや
や内方に設けられる一方、レジストローラ59・59は
上記入紙部60a近傍に設けられている。
【0030】上記分離ローラ57・57は、上下に配さ
れた一対のローラが互いに同方向に回転駆動されるとこ
により、原稿D…が2枚以上重ねて取り出された際に、
これらを分離し、重送を防止するようになっている。一
方、レジストローラ59・59は搬送ローラ58…によ
り搬送されてきた原稿D…を必要に応じて一旦停止さ
せ、所定のタイミングで回転ドラム45へ供給するよう
になっている。
【0031】回転ドラム45・46は、共に図の時計方
向に回転駆動されるようになっており、それぞれの外周
面に沿って環状の外周搬送路60・61が形成されうる
ようになっている。外周搬送路60・61には、回転ド
ラム45・46の外周面に接触するように複数の従動ロ
ーラ62…、63…が間隔をおいて回転自在に設けられ
ている。従動ローラ62…、63…は原稿D…を回転ド
ラム45・46に押し付けるようにして搬送の補助を行
うようになっている。
【0032】複写機本体1の上端面における回転ドラム
45・46の下端部に対向する部位には、それぞれガラ
スからなる光走査窓64・65が設けられており、この
光走査窓64・65を介して光源11(図2参照)によ
り原稿D…の光走査が行われるようになっている。
【0033】外周搬送路60・61の各出紙部60b・
61bには、それぞれ原稿D…の進路を切り換えるゲー
トフラッパ66・67が設けられている。ゲートフラッ
パ66・67は、マルチコピーのために同一原稿Dの光
走査を複数回行う際には、仮想線で示すように外周搬送
路60・61の出紙部60b・61bを閉鎖して回転ド
ラム45・46の周囲に環状の外周搬送路60・61を
形成して、原稿Dを回転ドラム45・46の周囲で所望
回数だけ循環させうるようになっている。
【0034】所定回数の光走査が終了した場合あるいは
光走査を行わない場合、ゲートフラッパ66は実線の位
置に回動して外周搬送路60は上半部を閉鎖し、原稿D
…を反転搬送路47へ導く通路を形成する一方、ゲート
フラッパ67は実線の位置に回動して外周搬送路61の
上半部を閉鎖し、原稿D…を返還搬送路48へ導く通路
を形成するようになっている。
【0035】反転搬送路47は、搬送路68・69と、
反転搬送路70と、送出ローラ71…と、ゲートフラッ
パ72と、レジストローラ73・73と、反転ローラ7
4・74とを有している。搬送路68・69は、それぞ
れ一端が外周搬送路60を出紙部60bと外周搬送路6
1の入紙部61aとに接続される一方、他端が合流して
反転搬送路70に接続されている。
【0036】送出ローラ71…は搬送路68・69の合
流部近傍に設けられ、原稿D…の反転搬送路70への送
出もしくは回転ドラム46への送出を行うとともに、ゲ
ートフラッパ72が原稿D…の進路を切り換えるように
なっている。また、レジストローラ73・73は搬送路
69における上記入紙部61a近傍に設けられ、必要に
応じて原稿D…を一旦停止させた上で、所定のタイミン
グで回転ドラム46へ送給するようになっている。な
お、反転ローラ74・74は反転搬送路70に設けら
れ、回転方向を逆転させることにより、原稿D…の搬送
方向を反転させるようになっている。
【0037】返還搬送部48は、搬送路75と、複数の
搬送ローラ76…とを有している。搬送路75は、外周
搬送路61の出紙部61bから搬送ベルト49にかけて
配設されている。上記の搬送ベルト49は、原稿載置部
43の一部を構成しているが、返還搬送路48としても
機能しており、搬送路75を介して返還されてきた原稿
51…を原稿載置部43まで搬送する。このため、搬送
ベルト49には、搬送路75の出紙側開口近傍に呼込ロ
ーラ77が設けられており、呼込ローラ77により原稿
D…を搬送ベルト49に押し付けて、搬送ベルト49の
搬送を補助するようになっている。
【0038】次に、制御系について述べる。
【0039】図3に示すように、制御系は制御手段とし
てのCPUからなるマイクロコンピュータ204を備
え、複写機本体1とRDH2とを互いに関連して制御し
ている。
【0040】感光体ドラム12、複写機本体1及びRD
H2における各搬送ローラ41b…、58…等の各回転
部品を駆動するための複数のモータM1・…及び、吸着
用ファン52bを駆動する吸着用ファンモータ52
b’、吸着用エア通路開閉弁52dはモータ、弁ドライ
バ200に接続され、各レジストローラ42、59等を
断続的に駆動するための複数のクラッチCLT1〜CL
Tiはクラッチドライバ201に接続され、各ゲートフ
ラッパ27・30等に駆動するための複数のソレノイド
SOL1〜SOLiはソレノイドドライバ202に接続
されている。
【0041】そして、これら各ドライバ200〜202
及び直流電源79、複写用紙…または原稿D…が所定位
置を通過したことを検出する複数の検知センサS1〜S
i、原稿ホッパー50に原稿が載置されたことを検知す
る原稿検知センサ52c等、原稿搬送制御、複写用紙搬
送制御及び複写プロセス部20の制御に用いられる各制
御要素はインターフェース回路203に接続されてい
る。
【0042】インターフェース回路203はマイクロコ
ンピュータ204と接続され、上記検知センサS1〜S
i及び原稿検知センサ52cからの検知信号をマイクロ
コンピュータ204に出力するとともに、マイクロコン
ピュータ204からの制御信号に応じて上記各ドライバ
200〜202を制御し作動させるようになっている。
【0043】マイクロコンピュータ204はROM(R
ead Only Memory)205及びRAM
(Random Access Memory)206
に接続され、ROM205に予め記憶されている制御用
プログラムに従って制御を行うようになっている。この
制御には、片面原稿から両面複写を行う場合の複写手順
の制御も含まれている。一方、RAM206は、バッフ
ァ用メモリまたは複写制御に必要なフラグ、カウンタ、
タイマその他の演算用領域等として使用される。
【0044】インターフェース回路203はドライバ2
07及び調光ユニット208を介して光源11に接続さ
れている。また、インターフェース回路203は、後述
する操作パネル210における操作用のキー211に接
続されるとともに、表示ドライバ212を介して表示装
置213に接続されている。
【0045】図4に示すように、操作パネル210に
は、複写枚数等を設定するためのテンキー211a、設
定した複写枚数をクリアするクリアキー211b、RD
H2を使用して複数の原稿を順次循環させながら複写を
行う際の複写モードを選択するためのRDHセレクトキ
ー211c、1枚の原稿から連続的に所望枚数の複写を
行うADFモードを選択するADFキー211d、複写
開始を指示するプリントスイッチ211e、設定された
複写枚数を表示するセット表示部213a、複写済枚数
をカウントして表示するカウント表示部213b、RD
H2を使用した4つの複写モードのいずれが選択されて
いるかを表示するモード表示部213c〜213f及び
ADFモードが選択されているか否かを表示するADF
表示部213gを備えている。
【0046】上記のモード表示部213cは片面原稿か
ら片面複写を行うモードを表示し、モード表示部213
dは片面原稿から両面複写を行うモードを表示し、モー
ド表示部213eは両面原稿から片面複写を行うモード
を表示し、モード表示部213fは両面原稿から両面複
写を行うモードを表示する。そして、RDHセレクトキ
ー211cを一回押圧する毎にモード表示部213c〜
213fが最上位置のものから順次下方位置のものに切
り換わり、最下位置のモード表示部213fの次は再び
最上位置のモード表示部213cが点灯されるようにな
っている。
【0047】上記の構成において、複写動作を説明す
る。
【0048】複写に際して、まず、操作者が、所定枚数
の原稿D…を裏返しにして画像の形成された面を下向き
にするとともに、最終頁の原稿が最上位置にくるように
頁順に積層し、原稿載置部43に載置する。このとき、
原稿検知センサ52cは、原稿D…が原稿載置部43に
載置されたことを検知し、マイクロコンピュータ204
に検知信号を出力する。マイクロコンピュータ204
は、この検知信号に基づいて吸着用ファンモータ52
b’を回転させ、吸着用弁52dを駆動させない。これ
により、吸着弁52dは、閉じたままであり、エア圧は
低下するが、原稿Dを吸着させることはない。
【0049】この状態で操作者が、RDHセレクトキー
211cにより所望の複写モードを選択するとともに、
テンキー211aにより複写部数を設定し、プリントス
イッチ211eにより複写開始を指示すると、マイクロ
コンピュータ204は、原稿D…の枚数を検知するとと
もに、原稿枚数が奇数であるか偶数であるかを判定し、
それぞれの場合に対応した複写を行う。なお、ここで
は、原稿枚数は、5枚(第1頁のものから、順次D1、
D2、…D5とする)で、各原稿D1、D2…の下側の
面に画像11・12…が形成されているものとする。
【0050】複写が開始されると、上記の吸着ベルト5
2aに吸着された原稿D、つまり、一番上に位置してい
る第5頁の原稿D5は、吸着ベルト52aの回転に伴っ
て搬送部44に搬送され、最終頁のものから順次供給さ
れ、第1巡目の原稿の循環が開始される。そして、第5
頁の原稿D5が回転ドラム46を通過する時に光走査位
置である光走査窓65(図1)を介して光走査が行わ
れ、原稿D5の画像15が給紙カセット33〜35のい
ずれか、例えば、給紙カセット33から供給される第1
枚目の複写用紙P1に複写され、この複写用紙P1はそ
のまま排紙トレイ80に排出される。なお、片面原稿か
ら両面複写を行うモードでは、回転ドラム46側の光走
査窓65のみを使用して光走査が行われる(光走査窓6
4は両面原稿から複写する複写モードで使用される)。
【0051】続いて、第4頁の原稿D4が回転ドラム4
6を通過する際に原稿D4に光走査が行われ、第2枚目
の複写用紙P2に画像14が複写され、この複写用紙P
2は中間トレイ28に送られ、画像14の形成された面
が上向きになるように排出される。その間に第3頁の原
稿D3は回転ドラム46を光走査されずに、スキップす
る。
【0052】続いて、第2頁の原稿D2が回転ドラム4
6を通過する際に光走査が行われ、画像12が第3枚目
の複写用紙P3に複写され、この複写用紙P3は中間ト
レイ28に送られ、複写用紙P2上に重ねて排出され
る。また、第2頁の原稿D2の複写が終了すると、給紙
源の切換動作が開始され、エア供給系統が給紙ベルト3
7側から送出ベルト32側に切り換えられ、この切換が
終了すると、送出ベルト32により、まず、中間トレイ
28内で最下位置に格納されている複写用紙P2が送出
されて感光体ドラム12に供給される。
【0053】そして、第2巡目の原稿の循環期間におい
て第3頁の原稿D3が回転ドラム46に到達すると、原
稿D3に光走査が行われて、画像13が複写用紙P2の
未複写面に複写される。その後、両面への複写が終了し
た複写用紙P2は排紙トレイ81に排出される。その間
に第2頁の原稿D2が回転ドラム46をスキップし、原
稿載置部43に返還する。その後、第1頁の原稿D1が
回転ドラム46に到達するが、それに対応させて中間ト
レイ28から複写用紙P3が感光体ドラム12に供給さ
れ、原稿D1の画像が複写用紙P3の未複写面に複写さ
れる。そして、複写用紙P3は排紙トレイ81に排出さ
れる一方、原稿D1は原稿載置部43に戻される。これ
により、原稿D5〜D1が2回循環する間に全ての複写
が完了される。
【0054】以上のように、本実施例の複写機において
は、原稿載置部43に原稿D…が載置されたことを原稿
検知センサ52cが検知して検知信号を出力し、この信
号に基づいて、吸着用ファンモータ52b’が回転する
ようになっている。このため、吸着エア圧は操作者がプ
リントスイッチ211eを操作する前に既に低圧状態、
つまり、吸着弁が開になれば原稿を給紙ベルトに十分に
はやいスピードで吸着させられる状態となっており、プ
リントスイッチ211eの操作とともに原稿Dを即ち給
紙ベルトに吸着し、搬送が開始される。したがって、従
来の複写機におけるRDHのように、吸着用ファン52
bが、プリントスイッチ211eの作動後に回転を開始
していた場合よりも、予め回転されているため、吸着用
ファン52bによる吸引力も設定値に達しているため、
回転が設定値に到達するまで待機する必要がない。
【0055】これにより、ロスタイムが回避され、複写
所要時間の短縮を図ることができる。
【0056】また、原稿載置途中で原稿が吸着されるこ
ともなく原稿載置作業がやり易くなる。
【0057】尚、上記実施例はRDHの場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、ADF,R
ADFに採用しても同様の効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】本発明の原稿自動搬送装置を備えた複写
装置によれば、原稿載置時には原稿吸着用エア通路が閉
成された状態のままであるので、原稿載置台への原稿載
置作業が容易に行える。また、原稿吸着用ファンが原稿
載置台に近接して配設され、原稿吸着用エア通路の吸気
開口に弁手段が設けられているため、弁手段が開成され
るとほぼ同時に原稿の吸着を行うことが可能とり、原稿
吸着までの時間を短縮することができる。
【0059】しかも、原稿吸着用ファンが原稿載置台に
近接して配設されているため、原稿載置台への原稿の載
置により原稿吸着用ファンが回転し生じるエアの乱流が
直接原稿に影響を与えるが、この時にはまだ弁手段が開
状態にされていないので、原稿吸着用ファンが回転しエ
アに乱流が生じても、原稿載置台に載置された原稿にエ
アの乱流が悪影響を与えることなく、最上部の原稿にズ
レ等の乱れが生じることがなく、原稿搬送時のジャムの
発生を確実に防止している。そして、プリントスイッチ
がONされたときには原稿吸着に必要なエア圧になって
いるので時間ロスが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の循環式原稿搬送装置の概
略構成図である。
【図2】本発明に係る複写機の概略構成図である。
【図3】本発明に係る複写機に制御ブロック図である。
【図4】本発明に係る複写機の操作パネルの正面図であ
る。
【符号の説明】
2 循環式原稿搬送装置 43 原稿載置台 52a 給紙ベルト 52b 吸着用ファン 52c 原稿検知センサ 52d 吸着用エア通路開閉弁 80 給紙部 204 CPU 211e プリントスイッチ D 原稿
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 107 B65H 3/08 - 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置台に載置された原稿を原稿吸着
    用ファンを回転させて吸着搬送する原稿自動搬送装置を
    備えた複写装置において、上記原稿吸着用ファンを上記原稿載置台に近接して配設
    し、 上記原稿吸着用ファンによって発生される原稿吸着用エ
    アの原稿吸着用エア通路を上記原稿載置台の上部に設
    け、 上記原稿吸着用エア通路の原稿吸着用ファンより原稿載
    置台側の端部で当該原稿載置台に対向する吸気開口に
    稿吸着用エア通路を開閉する弁手段を設け、 上記原稿載置台に原稿が載置されたことを検知すること
    で上記原稿吸着用ファンを回転させ、プリントスイッチ
    がONされたことを検知することで上記弁手段を開状態
    にして原稿を吸着する制御手段を備えたことを特徴とす
    る原稿自動搬送装置を備えた複写装置。
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