JP3007520B2 - シート循環送り装置 - Google Patents

シート循環送り装置

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JP3007520B2
JP3007520B2 JP5332035A JP33203593A JP3007520B2 JP 3007520 B2 JP3007520 B2 JP 3007520B2 JP 5332035 A JP5332035 A JP 5332035A JP 33203593 A JP33203593 A JP 33203593A JP 3007520 B2 JP3007520 B2 JP 3007520B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機またはプリン
タ等に適用され、シート状の原稿を原稿台等の処理位置
に搬送するシート循環送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の装置において複数枚の原稿等
のシートを処理する作業を簡略化するものとして自動シ
ート送り装置がある。例えば、原稿を処理位置に自動搬
送する自動原稿送り装置は、ホッパ上に積層載置された
複数枚の原稿を、その最下部または最上部に位置するも
のから順に複写機の原稿台に搬送し、複写機による露光
処理の終了後に原稿台上の原稿を所定位置に排出すると
ともに、ホッパ上の次の原稿を原稿台に搬送する。この
自動シート送り装置に含まれるシート循環送り装置は、
原稿などのシートが積層して載置されるホッパの最下部
から処理位置を経由してホッパの最上部に至る循環搬送
経路を備えている。このように、シートを処理位置を経
由してループ状に循環させることにより、処理を終了し
たシートの排出位置と載置位置とを共用することがで
き、装置を小型化できるとともに、ホッパから搬送を開
始した状態のままで処理を終了したシートをホッパの最
上部に戻すことができ、複数枚のシートの取扱いを容易
にすることができる。このようなシート循環送り装置で
あって複写機等に用いられる自動原稿循環送り装置は一
般にRDHと呼ばれ、この中には原稿を1枚ずつ複写機
の原稿台に搬送する原稿供給部を設けたUDHが含まれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のシ
ート循環送り装置では、ホッパ上に複数枚が積層載置さ
れたシートに対する処理の実行中には、ホッパにおいて
未処理のシートの上面に処理済のシートが載置されるこ
とになり、循環搬送経路中でシートがジャムを発生する
と、循環搬送経路から取り除いたシートを含めて全シー
トの載置順序を適正な状態に戻す作業が必要になるが、
従来のシート循環送り装置ではこの作業を作業者の手動
により行うこととしていたため、ジャム発生後の復帰処
理が煩雑で、長時間を必要とする問題があった。
【0004】特に、シート循環送り装置では、搬送経路
が比較的長く、一定間隔で複数枚のシートを順次搬送す
るようにしているため、一度に複数枚のシートが循環搬
送経路中において停止することになり、ホッパにおける
載置状態を元の状態に戻す作業は煩雑である。また、ホ
ッパに載置されたシートの両面について処理を行うよう
にしたものでは、複数枚のシートの載置順序だけでな
く、それぞれのシートの表裏面についても適正な状態に
戻す必要があり、ジャム発生後の復帰処置が更に煩雑化
する問題があった。
【0005】この発明の目的は、循環搬送経路中におい
てシートがジャムを生じた場合に、その復帰動作の一部
を装置において自動的に処理できるようにし、作業者の
手動によるシートの取扱いを容易化してジャム発生後の
復帰作業における作業者の負担を軽減することができる
シート循環送り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、ホッパの最下部から処理位置を経由してホッパの最
上部に至る循環搬送経路を備えたシート循環送り装置に
おいて、シートのジャム発生後における復帰動作時に、
ホッパ上のシートを循環搬送経路に循環させてホッパ上
における複数枚のシートの載置順序を処理開始前の状態
に復元する第1の空送手段と、第1の空送手段によるシ
ートの循環が終了した際に、メッセージを出力して未処
理のシートについて処理を実行するかどうかを確認する
確認手段と、 上記未処理のシートについて処理を実行す
る旨の入力がなされたときに、処理済のシートを処理位
置で処理することなく前記循環搬送経路に循環させる第
2の空送手段と、第2の空送手段によるシートの空送が
終了した後に未処理のシートを処理位置で処理を実行し
て循環搬送路に搬送する処理搬送手段と、を設けたこと
を特徴とする。
【0007】請求項2に記載した発明は、ホッパに積層
載置された複数枚のシートの全てが前記循環搬送経路を
一循環したことを検出する循環検出手段と、処理位置に
おける処理を終了したシートの枚数を計数する処理枚数
計数手段と、を設けるとともに、前記第1の空送手段
が、前記循環検出手段がジャム発生前から継続して全シ
ートの一循環を検出するまでホッパ上のシートを処理位
置で処理することなく前記循環搬送経路に循環させる手
段であり、前記第2の空送手段が、第1の空送手段によ
るシートの循環が終了した後に前記処理枚数計数手段が
計数している枚数だけホッパ上のシートを処理位置で処
理することなく前記循環搬送経路に循環させる手段であ
ることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載した発明は、ホッパの最下
部からシートの前後端を反転する反転搬送部およびシー
トに対する処理を行う処理位置を経由してホッパの最上
部に至る循環搬送経路を備えたシート循環送り装置にお
いて、シートのジャム発生後における復帰動作時に、ホ
ッパ上のシートを循環搬送経路に循環させてホッパ上に
おける複数枚のシートの載置順序、又は、ホッパ上にお
ける複数枚のシートの載置順序及びシートの表裏面を処
理開始前の状態に復元する第1の空送手段と、第1の空
送手段によるシートの循環が終了した際に、メッセージ
を出力して未処理のシートについて処理を実行するかど
うかを確認する確認手段と、 上記未処理のシートについ
て処理を実行する旨の入力がなされたときに、処理済の
シートを処理位置で処理することなく前記循環搬送経路
に循環させる第2の空送手段と、第2の空送手段による
シートの空送が終了した後に未処理のシートを処理位置
で処理を実行して循環搬送路に搬送する処理搬送手段
と、を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載した発明は、ホッパに積層
載置された複数枚のシートの全てが前記循環搬送経路を
一循環したことを検出する循環検出手段と、処理位置に
おける処理を終了したシートの枚数を計数する処理枚数
計数手段と、を設けるとともに、前記第1の空送手段
が、前記循環検出手段がジャム発生前から継続して全シ
ートの一循環を検出するまでホッパ上のシートを処理位
置で処理することなく前記循環搬送経路に循環させる手
段であり、前記第2の空送手段が、第1の空送手段によ
るシートの循環が終了した後に前記処理枚数計数手段が
計数している枚数だけホッパ上のシートを反転搬送部で
の前後端の反転および処理位置での処理を実行すること
なく前記循環搬送経路に循環させる手段であり、前記処
理搬送手段が、前記循環検出手段が第2の空送手段によ
る処理から継続して再度全シートの一循環を検出するま
で反転搬送部での前後端の反転を行うことなく処理位置
での処理を行ってシートを前記循環搬送経路に循環させ
る手段であることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載した発明は、ホッパに積層
載置された複数枚のシートの全てが前記循環搬送経路を
一循環したことを検出する循環検出手段と、処理位置に
おける処理を終了したシートの枚数を計数する処理枚数
計数手段と、を設けるとともに、前記第1の空送手段
が、前記循環検出手段がジャム発生前から継続して全シ
ートの二循環を検出するまでホッパ上のシートを処理位
置で処理することなく前記循環搬送経路に循環させる手
段であり、前記第2の空送手段が、第1の空送手段によ
るシートの循環が終了した後に前記処理枚数計数手段が
計数している枚数だけホッパ上のシートを処理位置での
処理を実行することなく前記循環搬送経路に循環させる
手段であり、前記処理搬送手段が、前記循環検出手段が
第2の空送手段による処理から継続して再度全シートの
一循環を検出するまで処理位置での処理を行ってシート
を前記循環搬送経路に循環させる手段であることを特徴
とする。
【0011】請求項6に記載した発明は、前記確認手段
が、ホッパにおけるシートの載置状態の確認を促すメッ
セージを出力する手段である。
【0012】請求項7に記載した発明は、前記確認手段
が、ジャム発生後の復帰動作中に全シートの所定回数の
循環を検出した際に前記メッセージを出力する手段であ
【0013】
【作用】請求項1に記載した発明においては、オペレー
タがジャム発生時に循環搬送経路中に停止していたシー
トを処理開始前の載置順序に重ね合わせてホッパの最上
部に載置すると、第1の空送手段によりホッパ上の全て
のシートについて処理開始前の載置順序に復元され
後、確認手段によってメッセージを出力して未処理のシ
ートについて処理を実行するかどうかが確認される。そ
して、未処理のシートについて処理を実行する旨の入力
がなされると、第2の空送手段により処理済のシートの
みが処理されることなく循環搬送路を空送されてホッパ
に戻る。この後、処理搬送手段により未処理のシートに
ついて処理を実行して循環搬送路に搬送される。したが
って、循環搬送路に停止していたシートを所定の状態で
ホッパ上に戻す処理および未処理のシートについて処理
を実行する際の確認処理がオペレータにより行われ、ジ
ャムの復帰動作に係るその他の処理は自動で実行される
ので、ジャムの復帰動作に係る作業が簡単になるととも
に、未処理のシートについての処理開始前にオペレータ
に適正な順序で複数枚のシートがホッパ上に位置してい
るか否か等をチェックさせることができ、以後の処理が
正確に行われる。
【0014】請求項2に記載した発明においては、ホッ
パに積層載置された複数枚のシートの全てが循環搬送経
路を一循環したことが循環検出手段により検出される。
また、処理位置において処理を終了したシートの枚数が
処理枚数計数手段により検出される。シートが循環搬送
経路中においてジャムを発生した場合に、その復帰動作
時には、循環検出手段が、ジャム発生前から継続的に全
シートについての一循環を検出するまでホッパ上のシー
トを循環搬送経路中に空送する。したがって、作業者が
ジャム発生時に循環搬送経路中に停止していたシートに
ついてのみ元の載置順序に重ね合わせてホッパの最上部
に載置すると、第1の空送手段の処理によってホッパ上
には複数枚のシートが最初に載置された順序に復元され
る。この状態から更に第2の空送手段により、処理枚数
計数手段が計数している枚数だけホッパ上のシートが循
環搬送経路に空送される。即ち、処理済のシートが空送
されてホッパ上の未処理のシ−トの上方に戻され、この
後に処理搬送手段によって循環搬送経路に搬送されるシ
ートは未処理のシートである。
【0015】請求項3に記載した発明においては、オペ
レータがジャム発生時に循環搬送経路中に停止していた
シートをホッパの最上部に位置するシートと同様の表裏
面の状態で、かつ、処理開始前の載置順序で重ね合わせ
てホッパの最上部に載置すると、ホッパ上の全てのシー
トについて処理開始前の載置順序、又は、処理開始前の
載置順序および表裏面に復元されると、確認手段によっ
てメッセージを出力して未処理のシートについて処理を
実行するかどうかが確認される。そして、未処理のシー
トについて処理を実行する旨の入力がなされると、第2
の空送手段により処理済のシートのみが処理されること
なく循環搬送路を空送されてホッパに戻る。この後、処
理搬送手段により未処理のシートについて処理を実行し
て循環搬送路に搬送される。したがって、シートの両面
に対する処理に対応すべく、循環搬送路中にシートの前
後端を反転する反転搬送路を含む場合であっても、循環
搬送路に停止していたシートを所定の状態でホッパ上に
戻す処理および未処理のシートについて処理を実行する
際の確認処理がオペレータにより行われ、ジャムの復帰
動作に係るその他の処理は自動で実行されるので、ジャ
ムの復帰動作に係る作業が簡単になるとともに、未処理
のシートについての処理開始前にオペレータに適正な順
序で複数枚のシートがホッパ上に位置しているか否か等
をチェックさせることができ、以後の処理が正確に行わ
れる。
【0016】請求項4に記載した発明においては、シー
トがジャムを発生した後の復帰動作時には、循環検出手
段がジャム発生前から継続的に全シートの一循環を検出
するまで、反転搬送路でシートの前後端を反転しつつシ
ートを空送する。したがって、作業者がジャム発生時に
循環搬送経路中に位置していたシートを所定の状態でホ
ッパの最上部に戻すと、第1の空送手段の動作が終了し
た時点でホッパ上には全シートについて片面の処理また
は両面の処理を終了した状態で位置している。この状態
から第2の空送手段は、処理枚数計数手段が計数してい
る枚数だけホッパ上のシートを前後端の反転および処理
をすることなく循環搬送経路に循環させ、実際に処理を
終了したシートが未処理のシートの上方に載置される。
処理空送手段は、未処理のシートを順に循環搬送経路に
導き、処理位置における処理を行ってホッパ上に戻す。
したがって、処理空送手段による動作が終了した状態で
は、ホッパ上には片面の処理または両面の処理を実際に
終了したシートが、処理開始前の載置順序で位置する。
【0017】請求項5に記載した発明においては、シー
トがジャムを発生した後の復帰動作時には、循環検出手
段がジャム発生前から継続的に全シートの二循環を検出
するまで、反転搬送路でシートの前後端を反転しつつシ
ートを空送する。したがって、作業者がジャム発生時に
循環搬送経路中に位置していたシートを所定の状態でホ
ッパの最上部に戻すと、第1の空送手段の動作が終了し
た時点でホッパ上には全シートについて処理開始前の載
置順序で位置している。この状態から第2の空送手段
は、処理枚数計数手段が計数している枚数だけホッパ上
のシートを処理をすることなく循環搬送経路に循環さ
せ、実際に処理を終了したシートが未処理のシートの上
方に表裏面を反転して載置される。処理搬送手段は、未
処理のシートを順に循環搬送経路に導き、処理位置にお
ける処理を行ってホッパ上に戻す。したがって、処理空
送手段による動作が終了した状態では、ホッパ上には全
てについて同一の片面の処理または両面の処理を実際に
終了したシートが、処理開始前の載置順序で位置する。
【0018】請求項6に記載した発明においては、第1
の空送手段によるシートの循環を終了した際に、作業者
に対してホッパにおけるシートの載置状態の確認を促す
メッセージが表示される。これにより、作業者適正な
順序で複数枚のシートがホッパ上に位置しているか否か
確実にチェックさせることができ、以後の処理が正確
に行われる。
【0019】請求項7に記載した発明において、第1の
空送手段によるシートの循環が終了したタイミングが
全シートの所定回数の循環を検出したタイミングとした
ので、第1の空送手段の動作の終了を正確に判断でき
る。
【0020】
【実施例】図1は、この発明の実施例であるシート循環
送り装置であるRDHが適用される複写機の構成を示す
図である。複写機本体41の上面には原稿台42が設け
られており、この原稿台42の上面にRDH1が装着さ
れている。原稿台42は原稿を露光光により走査する領
域を構成するものであり、透明ガラスからなる。原稿台
2の下方にはミラー44〜49およびズームレンズ50
からなる光学系51が配置されている。光学系51は、
コピーランプ52の出射光を原稿に照射して露光走査を
行うとともに、原稿からの反射光を取り込んで光学系5
1の下方に位置する感光体ドラム53に導く。
【0021】感光体ドラム53は図外のメインモータに
より駆動される。感光体ドラム53の周囲には、帯電器
54、現像装置55、転写器56、剥離器57、クリー
ニング装置58、除電器59などが配置されている。ま
た剥離器57の近傍には、搬送装置60および定着装置
61が設けられている。クニーニング装置58は感光体
ドラム53に接触して残留トナーを掻き落とすクリーニ
ングブレード58aを備えている。
【0022】感光体ドラム53を含む上記の部品により
複写プロセス部62が構成されており、この複写プロセ
ス部62は、光学系51からの光により感光体ドラム5
3に形成された静電潜像をトナー像として現像し、給紙
トレー63〜65等から供給される用紙に上記トナー像
を転写する。複写プロセス部62は、剥離器57により
剥離された用紙を搬送装置60により定着装置61に搬
送し、定着装置61で用紙上のトナー像を加熱および加
圧して定着させる。
【0023】給紙トレー63と給紙トレー64,65と
の間に形成される空間から上面に向かって感光体ドラム
53の近傍まで搬送路70が設けられている。搬送路7
0は給紙トレー63〜65、手差し給紙部66および後
述する中間トレー77から搬送された用紙を感光体ドラ
ム53に導く。この搬送路70の転写器56近傍に開口
する端部には、用紙を所定のタイミングで給紙するレジ
ストローラ71が設けられている。
【0024】定着装置61の出紙側には搬送切換部72
が設けられている。搬送切換部72は、片面複写を行う
場合には用紙を搬送路73へ導き、一方、両面複写を行
う場合には用紙を搬送路74へ導くように、用紙の進路
を切り換えるゲートフラッパ75が設けられている。搬
送路73は、用紙を排出トレー76に排出するほか、必
要に応じて用紙に対しステープルによる綴込処理を行
う。給紙トレー76は、搬送路73により綴込処理が施
された用紙を複数部収納できるように上下に駆動される
構造とされている。
【0025】搬送路74は、搬送切換部72から定着部
61および搬送装置60の下部を通り、感光体ドラム5
3の下方まで伸びており、用紙を中間トレー77へ導く
ようになっている。中間トレー77は、定着装置60位
置の下方に設けられており、搬送路74により搬送され
た片面複写済用紙を受け入れる。中間トレー77は、出
紙側に設けられた搬送ベルト78により表裏面を反転し
た用紙を給紙する。
【0026】図2は、この発明の実施例であるRDHの
側面断面図である。RDH1は、下取り上戻し方式の循
環式原稿送給モードと、手差しによる1枚毎方式の個別
式原稿送給モードとの切換えが可能な装置である。循環
式原稿送給モードの場合は、原稿収納部であるホッパ3
に積層載置された複数枚の原稿Dがホッパ3の直下に設
けられた送出ベルト5によって最下部に位置するものか
ら順に送り出される。この原稿Dは送出ベルト5の下流
側に設けられた一対の送出ローラ6の間を通過して搬送
路7を経て搬送ローラ8により原稿台42によって構成
される処理位置に達する。この原稿台42において原稿
Dは搬送ベルト10により原稿台42上に搬送され、こ
の間に、前述の複写機51が有するコピーランプ52に
よる露光走査を受ける。この露光走査を終了した原稿D
は搬送ベルト10によって搬送され、モータ14により
駆動される搬送ローラ11を経由して返送用搬送路12
および一対の返送ローラ13を介してホッパ3の最上部
の原稿の上に戻される。
【0027】搬送ローラ8は、送出ローラ6の下流側に
設けられる搬送路7の下方に位置しており、軸を直結し
たモータ15によって回転駆動され、原稿Dを原稿台4
2に搬送する。原稿台9と反対側の位置、即ち、この搬
送ローラ8を挟んで原稿台42と反対側の位置には、手
差しで原稿Dを1枚ずつ載置することができる原稿載置
部4が設けられている。この原稿載置部4は、個別式原
稿送給モード時に用いられ、原稿載置部4に載置された
1枚の原稿Dは、搬送ローラ8によって搬送され、以後
は循環式原稿送給モード時と同様の経路を経てホッパ3
に戻される。
【0028】搬送ベルト10は、モータ16によって回
転駆動される駆動ローラ17と、この駆動ローラ17に
対向して設けられる駆動ローラ18との間に無端状に張
架されており、モータ16の駆動によって矢印方向に回
転する。この搬送ベルト10には、多数の通気孔が設け
られており、無端状の搬送ベルト10の内側に設けられ
た図外の空気吸引ダクトの吸引口が下側の搬送ベルト1
0の内周面に上部から接する。これによって、搬送ベル
ト10は空気吸引ダクトの吸引作用を受けながら走行
し、原稿Dを吸着して滑りがない状態のもとで搬送ロー
ラ11側に搬送する。
【0029】ホッパ3に載置された両面原稿の両面の画
像を複写する両面モード時には、ローラ6によって搬送
路7内に一旦引き込まれた原稿Dは、搬送ローラ8の逆
転により反転搬送路19を通って前後端を反転され、そ
の裏側面が原稿台42に対向するようにして搬送ベルト
10により搬送される。この原稿の裏面についての複写
プロセスを終了した用紙が前述の中間トレイ78にスト
ックされ、第2回目の循環時に表裏面を反転して搬送さ
れた同一原稿の表面画像の複写時に中間トレイ78から
複写プロセス部に給紙される。
【0030】ホッパ3に設けられたセンサS1はホッパ
3上に載置された複数枚の原稿Dの全てが一度循環した
ことを検出するリサイクルセンサである。センサS1は
最初にホッパ3上に載置された原稿のうち最上部に位置
する原稿の上面に当接するアクチュエータ2を備えてい
る。このアクチュエータ2は、最下部に位置する原稿か
らの搬送が進展することによって、イニシャル状態で最
上部に位置していた原稿が徐々に下方に移行するに伴っ
て下降し、その下方に原稿がなくなった時にセンサS1
はホッパに積層載置された全ての原稿について1回の循
環処理が終了したと判断する。この時、センサS1のア
クチュエータ2は再度最上部に位置する原稿の上面に当
接するように移動する。
【0031】図3は、上記RDHおよび複写機の制御部
のブロック図である。複写機41の制御部を構成するC
PU91は、ROM92に記憶されているプログラムに
従って制御を行う。RAM93は、バッファ用メモリや
複写制御等に必要となるフラグその他の演算用領域にさ
れている。このCPU91にインタフェース94を介し
て信号入力装置96が接続されている。この信号入力装
置96は、例えばプリントスイッチ98などのスイッチ
や、図外のセンサが接続されており、キースイッチの操
作データやセンサの検出データがインタフェース94を
介してCPU91に入力される。
【0032】また、CPU91にはインタフェース95
を介してドライバアレイ97が接続されている。このド
ライバアレイ97にはモータ、ソレノイドおよびLED
等の機器が接続されている。CPU91はインタフェー
ス95を介してドライバアレイ97に駆動データを出力
する。ドライバアレイ97はこの駆動データに基づいて
モータ等を駆動する。このCPU91は、RDH1の制
御部を構成するCPU21に接続されている。RDH1
のCPU21は、インタフェース24,25を介してセ
ンサS1およびモータ14〜16等の入出力機器が接続
されており、ROM22に予め書き込まれたプログラム
に従ってこれらの入出力機器を統括制御する。RAM2
3はこの制御におけるデータの記憶エリアにされてお
り、メモリエリアMA1およびMA2は、それぞれカウ
ンタX,Yに割り当てられている。CPU21は、複写
機41を制御するCPU91から、プリントスイッチ9
8の操作データや、複写動作の終了信号等の入力を受
け、これらの信号の入力タイミングに基づいて所定の処
理タイミングを決定する。また、CPU21は複写機4
1のCPU91から複写終了信号が入力される毎にRA
M23のメモリエリアMA2に割り当てられているカウ
ンタYの内容をインクリメントする。また、ジャム処理
時における1回の空送毎にRAM23のメモリエリアM
A1に割り当てられているカウンタXの内容インクリメ
ントする。
【0033】図4は、RDHの制御部の処理手順の一部
を示すフローチャートである。RDH1のCPU21
は、原稿搬送経路のいずれかにおいて原稿がジャムを発
生すると、図外の原稿検知センサの検出信号の遅延等に
よりジャムを発生したことを検出し、複写機41のCP
U91に対してジャム発生信号を出力するとともに、モ
ータ14〜16の動作を停止する。複写機41のCPU
91はジャム発生信号の入力を受けて動作を停止し、R
DH1においてジャムを発生したことを表示部に表示す
る。オペレータは、この表示によってRDH1における
ジャムの発生を認識し、ジャムを生じた原稿を原稿搬送
路から取り出すジャムの解除処理を実行する。
【0034】この後、原稿搬送路から取り除いた単一ま
たは複数枚の原稿をホッパ3に対する最初の載置状態の
ままで、ホッパ3に載置された原稿の最上部に載置し、
複写機41のプリントスイッチ98を操作する。RDH
1のCPU21は、ジャム発生後におけるCPU91か
らのプリントスイッチ98の操作信号の入力を待機し、
プリントスイッチ98の操作信号が入力されると、セン
サS1がオンするまでホッパ3上の原稿を原稿搬送路中
に空送する(n1,n2)。このn1,n2の処理が請
求項1に記載した発明の第1の空送手段に相当する。
【0035】次いでRAM23のメモリエリアMA1に
割り当てられているカウンタXをクリアし(n3)、1
枚の空送毎にカウントXの内容をインクリメントしつ
つ、カウンタXの計数値がカウンタYの計数値に一致す
るまでホッパ3上の原稿を原稿搬送路に空送する(n4
〜n6)。このn4〜n6の処理が請求項1に記載した
発明の第2の空送手段に相当する。カウンタXの計数値
がカウンタYの計数値を越えると、ホッパ3の最下部に
位置する原稿を原稿台42上まで搬送し、この原稿につ
いての複写処理を実行する(n7)。この複写処理を含
む原稿の搬送をセンサS1が再度オンするまで継続し
(n8)、センサS1がオンすると通常のコピーシーケ
ンスに戻る(n9)。このn7,n8が請求項1に記載
した発明の処理搬送手段に相当する。
【0036】以上の処理により、図5(A)に示すよう
に5枚の片面原稿D1〜D5についての片面複写モード
時に、第3枚目の原稿D3についての複写動作終了直後
に原稿搬送路中に第2枚目及び第3枚目の原稿D2,D
3が位置する状態でジャムを発生すると、オペレータは
原稿搬送路中に停止している原稿D2,D3を複写処理
開始前の載置順序でホッパ3上の最上部に位置する第4
枚目の原稿D4の上に載置する(図5(B)参照)。
【0037】この後、複写機41のプリントスイッチ9
8が操作されると、第1の空送手段の処理(図4のn
1,n2)によって1枚目の原稿D1が空送されてホッ
パ3の最上部に戻される。これとともにセンサS1のア
クチュエータ2がリセット(ホッパ3の最上部に位置す
る原稿D1の上面に当接する位置まで移動する動作をい
う。)され、ホッパ3上において、5枚の原稿D1〜D
5が最初の載置状態に復元される(図5(C)参照)。
【0038】次いで、第2の空送手段の処理(図4のn
4〜n6)により、原稿D3〜D5が最下部に位置する
原稿D5から順に空送され(図5(D)参照)、図5
(E)に示す状態で処理搬送手段の処理(図4のn8,
n9)によりジャムを生じた原稿に係る複写動作が実行
された後、通常のコピーシーケンスに戻る。
【0039】図6は、上記RDHの制御部の両面複写モ
ード時におけるジャム処理手順を示すフローチャートで
ある。RDH1は前述のように、図7(A)に示すよう
に、ホッパ3上に載置された5枚の原稿について両面複
写を行う場合、5枚の原稿を循環経路中に2回連続して
循環させる。第5枚目の原稿D5の裏面G10から遡っ
て5枚の原稿の裏面が原稿台42に対向するように搬送
する。このとき各原稿は搬送ローラ8の反転によりその
後端から反転搬送路19を経由して原稿台42に導かれ
る。
【0040】したがって、5枚の原稿について最初の一
循環が終了した時点では、ホッパ3上には5枚の原稿が
最初に載置された順番で、かつ、表裏面を反転して載置
されることになる。この状態から2回目の循環搬送が反
転搬送路19を経由して行われると、各原稿の表面が第
5枚目の原稿D5の表面G9から遡って順に実行されこ
とになる。
【0041】このような両面複写モード時に第3枚目の
原稿D3の裏面G6の複写終了後に原稿D3又は第2枚
目の原稿D2がジャムを生じると、原稿搬送路中には第
3枚目の原稿D3および第2枚目の原稿D2が位置した
状態で停止する(図7(B)参照)。この時、オペレー
タは原稿搬送路から取り除いた2枚の原稿D2,D3
を、その時点でホッパ3上の最上部に位置している原稿
と同じ表裏面の状態で、且つ、最初の原稿の載置順で載
置した後にプリントスイッチ98を操作する(図7
(C)参照)。
【0042】RDH1のCPU21は、両面複写モード
時のジャム発生後にプリントスイッチが操作されると、
センサS1がオンするまでホッパ3上に載置された原稿
を反転搬送路19を経由して空送する(n11,n1
2)。このn11,n12が請求項3に記載した第1の
空送手段に相当する。センサS1がオンするとカウンタ
XをクリアするとともにセンサS1のアクチュエータ2
をリセットする(n13)。これによって、ホッパ3上
において、5枚の原稿D1〜D5が図7(D)に示す状
態で載置される。
【0043】この後、原稿を1枚空送する毎にカウンタ
Xの内容をインクリメントしつつ、カウンタXの計数値
がカウンタYの計数値を越えるまでホッパ3上の原稿を
空送する(n14〜n16)。このとき、反転搬送路は
経由しない(図7(E)参照)。このn14〜n16が
請求項3に記載した発明の第2の空送手段に相当する。
次いで、再度センサS1スイッチがオンするまで反転搬
送路9を経由することなく原稿を原稿台42に搬送して
複写動作を実行する(n17〜n19)(図7(F)参
照)。このn17〜n19が請求項3に記載した発明の
処理搬送手段に相当する。この処理によって第1枚目の
原稿D1までの全ての原稿について裏面の複写動作が完
了する。
【0044】以上の処理により、オペレータはジャム発
生時に原稿搬送路中に位置する原稿のみを所定の状態で
ホッパ3上に載置するだけで両面複写作業を適正に継続
させることができる。
【0045】なお、片面複写モード時にジャムを発生し
た場合、両面複写モード裏面複写時にジャムを発生した
場合、および、両面複写モードの表面複写時にジャムを
発生した場合のそれぞれでオペレータによる原稿の載置
順序が異なるため、適正な載置状態を示すガイダンスを
複写機42の表示部において表示するようにしてもよ
い。
【0046】図8は、この発明の実施例に係るRDHの
処理手順の一部を示すフローチャートである。上記図
4,図6の処理においてはオペレータが原稿搬送路中の
原稿をホッパ3に戻した後、プリントスイッチ98の操
作により所定の空送処理を行った後に自動的にジャム発
生以後の複写処理を継続的に実行するものであるため、
オペレータがホッパ3に戻す際の原稿の順序を間違える
と、ミスコピーを生じてしまう。
【0047】そこで、この発明では、ジャム処理におけ
る複写動作の開始前にオペレータに原稿の載置順序
確認させ、この確認の後に複写動作を行うことにより、
ミスコピーの発生を未然に防止するようにしている。こ
のため、図4および図6に示すn1〜n3およびn11
〜n13の処理の後に図8に示すn21,n22の処理
が挿入されている。これによって、複写機42の表示部
にオペレータに対して原稿の載置順序の確認を促すメッ
セージが表示される。この表示に基づく確認の後にプリ
ントスイッチ98が操作されれば、既に複写済の原稿を
空送した後に未処理の原稿から複写動作を開始する。こ
のn21,n22がこの発明で言う確認手段に相当す
る。
【0048】なお、両面複写モードの第1順目の原稿循
環搬送に係る裏面複写時にジャムを発生した場合には、
図9(A)〜(D)に示すように原稿を空送してホッパ
3上の原稿をイニシャル状態に復元した後、オペレータ
に対して原稿の載置順序の確認を促すメッセージを表示
するようにしてもよい。また、上記メッセージの表示
は、RDH1に設けた表示部において行うこともでき
る。
【0049】この確認の後に、プリントスイッチ98が
操作されると、図6に示すn13〜n20の処理によ
り、図10(A),(B)に示すように複写済の原稿を
反転搬送路19を経由して空送する。さらに、未処理の
原稿を反転搬送路19を経由して原稿台42に導き、複
写処理を行う(図10(C),(D)参照)。
【0050】以上のようにして、片面複写モードおよび
両面複写モードのいずれにおいても原稿のジャムが発生
した後の作業を正確かつ効率的に行うことができる。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、RDHによる片面原
稿の複写モード時に、オペレータが搬送路中に停止した
原稿を載置時と同じ状態でホッパに戻すだけで自動的に
復帰動作が行われ、正常な複写作業を極めて簡単に実行
できる利点がある。
【0052】また、RDHにおける両面原稿に係る複写
モード時に、原稿のジャムを発生した場合に、オペレー
タがホッパ上における最上部に位置する原稿と同じ状態
でホッパに戻すだけで煩雑な原稿の取扱いを行う必要が
なく、極めて容易に所定の複写作業を完了することがで
きる利点がある。
【0053】また、ジャム発生時にホッパ上に位置して
いた原稿の空送が完了した状態でオペレータに対して原
稿が元の載置状態であるか否かのチェックを促すメッセ
ージを表示することにより、オペレータがジャム発生時
に原稿搬送路中に位置していた原稿の操作を誤った場合
にも、原稿の誤処理を未然に防止することができる。
【0054】さらに、原稿の一循環を検出するセンサが
オンした時に上記原稿のイニシャル状態のチェックを促
すメッセージを表示することにより、載置状態のチェッ
クが適正なタイミングで行われるようにし、適正な複写
動作を素早くかつ正確に行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるRDHが適用される複
写機の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例であるRDHの構成を示す図
である。
【図3】同複写機およびRDHの制御部のブロック図で
ある。
【図4】同RDHの制御部の片面複写モード時における
ジャムの復帰処理手順を示す図である。
【図5】同RDHの片面複写モード時のジャムの復帰処
理における原稿の状態を示す図である。
【図6】同RDHの制御部の両面複写モード時における
ジャムの復帰処理手順を示す図である。
【図7】同RDHの両面複写モード時のジャムの復帰処
理における原稿の状態を示す図である。
【図8】この発明の実施例に係るRDHの制御部の処理
手順の一部を示すフローチャートである。
【図9】同RDHのジャムの復帰処理における原稿の状
態を示す図である。
【図10】同RDHのジャムの復帰処理における原稿の
状態を示す図である。
【符号の説明】
1−RDH 3−ホッパ 7−搬送路 8−搬送ローラ S1 −センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/06 B65H 83/02 B65H 85/00 G03G 15/00 107

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパの最下部から処理位置を経由してホ
    ッパの最上部に至る循環搬送経路を備えたシート循環送
    り装置において、 シートのジャム発生後における復帰動作時に、ホッパ上
    のシートを循環搬送経路に循環させてホッパ上における
    複数枚のシートの載置順序を処理開始前の状態に復元す
    る第1の空送手段と、第1の空送手段によるシートの循環が終了した際に、メ
    ッセージを出力して未処理のシートについて処理を実行
    するかどうかを確認する確認手段と、 上記未処理のシートについて処理を実行する旨の入力が
    なされたときに、 処理済のシートを処理位置で処理する
    ことなく前記循環搬送経路に循環させる第2の空送手段
    と、 第2の空送手段によるシートの空送が終了した後に未処
    理のシートを処理位置で処理を実行して循環搬送路に搬
    送する処理搬送手段と、を設けたことを特徴とするシー
    ト循環送り装置。
  2. 【請求項2】ホッパに積層載置された複数枚のシートの
    全てが前記循環搬送経路を一循環したことを検出する循
    環検出手段と、 処理位置における処理を終了したシートの枚数を計数す
    る処理枚数計数手段と、を設けるとともに、 前記第1の空送手段が、前記循環検出手段がジャム発生
    前から継続して全シートの一循環を検出するまでホッパ
    上のシートを処理位置で処理することなく前記循環搬送
    経路に循環させる手段であり、 前記第2の空送手段が、第1の空送手段によるシートの
    循環が終了した後に前記処理枚数計数手段が計数してい
    る枚数だけホッパ上のシートを処理位置で処理すること
    なく前記循環搬送経路に循環させる手段である請求項1
    に記載のシート循環送り装置。
  3. 【請求項3】ホッパの最下部からシートの前後端を反転
    する反転搬送部およびシートに対する処理を行う処理位
    置を経由してホッパの最上部に至る循環搬送経路を備え
    たシート循環送り装置において、 シートのジャム発生後における復帰動作時に、ホッパ上
    のシートを循環搬送経路に循環させてホッパ上における
    複数枚のシートの載置順序、又は、ホッパ上における複
    数枚のシートの載置順序及びシートの表裏面を処理開始
    前の状態に復元する第1の空送手段と、第1の空送手段によるシートの循環が終了した際に、メ
    ッセージを出力して未処理のシートについて処理を実行
    するかどうかを確認する確認手段と、 上記未処理のシートについて処理を実行する旨の入力が
    なされたときに、 処理済のシートを処理位置で処理する
    ことなく前記循環搬送経路に循環させる第2の空送手段
    と、 第2の空送手段によるシートの空送が終了した後に未処
    理のシートを処理位置で処理を実行して循環搬送路に搬
    送する処理搬送手段と、を設けたことを特徴とするシー
    ト循環送り装置。
  4. 【請求項4】ホッパに積層載置された複数枚のシートの
    全てが前記循環搬送経路を一循環したことを検出する循
    環検出手段と、 処理位置における処理を終了したシートの枚数を計数す
    る処理枚数計数手段と、を設けるとともに、 前記第1の空送手段が、前記循環検出手段がジャム発生
    前から継続して全シートの一循環を検出するまでホッパ
    上のシートを処理位置で処理することなく前記循環搬送
    経路に循環させる手段であり、 前記第2の空送手段が、第1の空送手段によるシートの
    循環が終了した後に前記処理枚数計数手段が計数してい
    る枚数だけホッパ上のシートを反転搬送部での前後端の
    反転および処理位置での処理を実行することなく前記循
    環搬送経路に循環させる手段であり、 前記処理搬送手段が、前記循環検出手段が第2の空送手
    段による処理から継続して再度全シートの一循環を検出
    するまで反転搬送部での前後端の反転を行うことなく処
    理位置での処理を行ってシートを前記循環搬送経路に循
    環させる手段である請求項3に記載のシート循環送り装
    置。
  5. 【請求項5】ホッパに積層載置された複数枚のシートの
    全てが前記循環搬送経路を一循環したことを検出する循
    環検出手段と、 処理位置における処理を終了したシートの枚数を計数す
    る処理枚数計数手段と、を設けるとともに、 前記第1の空送手段が、前記循環検出手段がジャム発生
    前から継続して全シートの二循環を検出するまでホッパ
    上のシートを処理位置で処理することなく前記循環搬送
    経路に循環させる手段であり、 前記第2の空送手段が、第1の空送手段によるシートの
    循環が終了した後に前記処理枚数計数手段が計数してい
    る枚数だけホッパ上のシートを処理位置での処理を実行
    することなく前記循環搬送経路に循環させる手段であ
    り、 前記処理搬送手段が、前記循環検出手段が第2の空送手
    段による処理から継続して再度全シートの一循環を検出
    するまで処理位置での処理を行ってシートを前記循環搬
    送経路に循環させる手段である請求項3に記載のシート
    循環送り装置。
  6. 【請求項6】前記確認手段が、ホッパにおけるシートの
    載置状態の確認を促すメッセージを出力する手段である
    請求項1〜5のいずれかに記載のシート循環送り装置。
  7. 【請求項7】前記確認手段が、ジャム発生後の復帰動作
    に全シートの所定回数の循環を検出した際に前記メッ
    セージを出力する手段である請求項1〜6のいずれかに
    記載のシート循環送り装置。
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DE69433237T DE69433237T2 (de) 1993-12-15 1994-12-14 Bilderzeugungsgerät mit automatischer Dokumenten-Rezirkulationseinrichtung
US08/358,551 US5537196A (en) 1993-12-15 1994-12-14 Imaging apparatus equipped with automatic recirculating document handler, and sheet-circulating feeder
EP94119765A EP0658823B1 (en) 1993-12-15 1994-12-14 Imaging apparatus equipped with automatic recirculating document handler

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4786041A (en) * 1987-11-06 1988-11-22 Xerox Corporation Document handler jam clearance and job recovery system
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