JPH0790948B2 - シート体の循環供給装置における重送検出装置 - Google Patents

シート体の循環供給装置における重送検出装置

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JPH0790948B2
JPH0790948B2 JP28179088A JP28179088A JPH0790948B2 JP H0790948 B2 JPH0790948 B2 JP H0790948B2 JP 28179088 A JP28179088 A JP 28179088A JP 28179088 A JP28179088 A JP 28179088A JP H0790948 B2 JPH0790948 B2 JP H0790948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば複写機の露光領域にシート状原稿を
供給するために用いられる循環式自動原稿供給装置など
に好適に実施されるシート体の循環供給装置における重
送検出装置に関する。
従来の技術 従来の循環式自動原稿供給装置(以下、「RDH」とい
う)においては、供給すべき原稿が一巡する間に原稿の
搬送回数を計数し、今回の原稿の搬送回数と、前回の原
稿の搬送回数とを比較することによつて、原稿が複数枚
重なって一度に搬送された(以下、「重送」という)か
どうかを検出している。
発明が解決しようとする課題 上述のようなRDHを備えた複写機において、たとえば複
数枚の両面原稿から複数部数の両面複写を作る場合に
は、原稿供給の一巡が複数回行われている。このような
場合、原稿供給の一巡が完了する毎に重送検出を行って
いるので、たとえば一巡目の原稿供給において重送が発
生したとき、2巡目の原稿供給が完了するまでは重送の
発生を検出できず、原稿の重送によって発生したトラブ
ルからの復帰処理が遅くなる場合があるという問題があ
る。特に両面複写の作成の場合には、一旦重送が発生す
ると1部の両面複写が総て駄目になり、複写紙が無駄に
なるという問題がある。
本発明の目的は、シート体の供給が一巡する度に、また
は一巡する前にシート体の重送が発生したかどうかを検
出することができるシート体の循環供給装置における重
送検出装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、積み重ねられた複数のシート体を予め定める
搬送経路に1枚ずつ搬送し、前記搬送経路を通過したシ
ート体を再び積み重ねるシート体の循環供給装置の重送
検出装置において、 前記搬送経路を通過するシート体を検出する第1検出手
段と、 シート体の全てが前記搬送経路に供給されたことを検出
する第2検出手段と、 前記第1検出手段の出力に応答してシート体の搬送回数
を加算しおよび減算するカウンタであって、積み重ねら
れたシート体が1枚ずつ搬送経路に供給されるとき、予
め定める初期値から加算または減算のいずれか一方の計
数動作を行い、第2検出手段によってシート体の供給が
一巡したことが検出された後は、一方計数動作による計
数値から加算または減算のいずれか他方の計数動作を行
うカウンタと、 他方計数動作による計数値と、第2検出手段の出力とに
基づいて、 他方計数動作による計数値が前記予め定める初期値と一
致したときに、第2検出手段によってシート体の一巡が
検出されたときは、シート体が複数枚重なって一度に搬
送される重送が発生していないと判定し、 他方計数動作による計数値が前記予め定める初期値と一
致する前に、第2検出手段によってシート体の一巡が検
出されたときは、第2巡目のシート体の供給時に重送が
発生したと判定し、 他方計数動作による計数値が前記予め定める初期値と一
致したときに、第2検出手段によってシート体の一巡が
検出されていないときは、第1巡目のシート体の供給時
に重送が発生したと判定する判定手段とを含むことを特
徴とするシート体の循環供給装置における重送検出装置
である。
作 用 本発明に従えば、積重ねられた複数のシート体を予め定
める搬送経路に一枚ずつ搬送し、前記搬送経路を通過し
たシート体を再び積重ねるシート体の循環供給装置の重
送検出装置において、第1検出手段はシート体が搬送経
路を通過したことを検出し、カウンタは第1検出手段の
出力に応答してシート体の搬送回数を加算および減算
し、第2検出手段はシート体の総てが搬送経路に供給さ
れたことを検出する。
最初に積み重ねられたシート体が1枚ずつ搬送経路に供
給されると、前記カウンタは第1検出手段の出力に応答
して、予め定める初期値から加算または減算のいずれか
一方の計数動作を行う。第2検出手段によってシート体
の供給が一巡したことが検出された後は、再びシート体
が供給されるときは、前記カウンタは一方計数動作によ
る計数値から加算または減算のいずれか他方の計数動作
を行う。
判定手段は、前記他方計数動作による計数値と第2検出
手段の出力とに基づいて、シート体が複数枚重なって一
度に搬送されたかどうかを判定する。カウンタの他方計
数動作による計数値が前記予め定める初期値と一致した
ときに、第2巡目のシート体の供給が完了したことが検
出されたときは、重送は発生しなかったと判定する。カ
ウンタの他方計数動作による計数値が前記予め定める初
期値と一致する前に、第2巡目のシート体の供給が完了
したことが検出されると、第2巡目のシート体の供給時
にシート体が複数枚重なって一度に搬送されたと判定さ
れる。またカウンタの他方計数動作による計数値と前記
予め定める初期値とが一致しているときに、第2巡目の
シート体の供給が完了していないときは、第1巡目のシ
ート体の供給時にシート体が複数枚重なって一度に搬送
されたと判定する。
したがって、シート体の供給が一巡するたびに、または
一巡する前にシート体の重送の発生を検出することがで
きる。
実施例 第1図は循環式自動原稿供給装置(以下、「RDH」とい
う)1を備える静電式複写機(以下、「複写機」とい
う)2の構成を示す断面図である。RDH1は複写機2の複
写機本体3に対して回転軸4まわりに回転自在に取付け
られている。複写機本体3においてRDH1が固定される上
面にはまた、硬質ガラスなどから成る原稿台5が配置さ
れ、この原稿台5に載置される原稿を押圧するための押
圧板6が変位自在に配設される。
複写機2における複写動作は、RDH1を用いて行われる
か、または原稿台5上に原稿を載置して押圧板6で前記
載置された原稿を押圧するようにして行われる。
RDH1において複数枚のたとえば頁数の順に揃えられたシ
ート状原稿(以下、「原稿」という)Xは、原稿ホッパ
7に積載される。この原稿Xは、給紙ローラ8の回転に
よって、最上方側から1枚ずつ順次的に第1搬送手段9
へ分離給送される。第1搬送手段9は水平方向から下方
垂直方向に曲折し再び水平方向に曲折する搬送路10を備
えており、この搬送路10内を原稿Xが搬送されることに
よって原稿Xは、その表裏が反転される。
搬送路10に関連して第1図の紙面に垂直な軸線を有する
直円筒状の第1原稿ドラム20が配置される。この第1原
稿ドラム20は、複写機本体3の上面において、硬質ガラ
スなどから成る露光ガラス67が設けられる第1露光部11
の真上に位置するようにされる。原稿Xは前記第1原稿
ドラム20に巻回され、第1原稿ドラム20の半径方向外方
側の原稿面が第1露光部11に順次提示される。
原稿面の提示後の原稿Xは、第2搬送手段12に導かれ
る。この第2搬送手段12は原稿Xの提示面を反転させる
表裏反転経路13を備えている。前記表裏反転経路13から
の原稿Xは、直円筒状の第2原稿ドラム21に巻回され
る。この第2原稿ドラム21の回転によって、原稿Xの第
2原稿ドラム21の半径方向外方側の原稿面が、第2原稿
ドラム21の直下位置に対応する複写機本体3の上面に配
置される第2露光部14に提示される。この第2露光部14
に提示される原稿面は、したがって第1露光部11に提示
される原稿面とは反対側の原稿面である。
第2露光部14に対する原稿面の提示後の原稿Xは、第3
搬送手段15から原稿ホッパ7に導かれ原稿搬送ベルト16
の働きによって原稿ホッパ7に積載される複数の原稿X
の最下方側に積載される。
複写機本体3の内部には、該複写機本体3の上面に関連
して第1図の紙面に垂直な方向に延び矢符55,121方向に
搬送される露光手段17が配設される。露光手段17はハロ
ゲンランプなどによって実現される光源18と反射鏡19と
を含んで構成されている。光源18から発生した光は、原
稿面において原稿像に対応して選択的に吸収される。原
稿面からの反射光は反射鏡19,22,23,25、およびズーム
レンズ24によって、第1図の紙面に垂直な軸線を有する
直円筒状の感光体26の露光域26aに結像するようにして
導かれる。
感光体26に関連して、露光前の感光体26の表面を均一に
帯電させる帯電用コロナ放電器27が設けられている。露
光域26aに原稿像に対応した光が導かれることによって
感光体26の表面は選択的に除電され、そのようにして静
電潜像が形成される。この静電潜像は露光域26aよりも
感光体26の回転方向下流側に設けられる現像装置28の働
きによってトナー像に顕像化される。このトナー像は、
転写用コロナ放電器29の働きによって、後述する構成に
よって搬送される複写紙Yに、転写域30において転写さ
れる。転写後の感光体26の表面に残留するトナーはクリ
ーニング装置31によって除去される。転写域30において
トナー像が転写された後の複写紙Yは定着装置57へ搬送
され、前記トナー像が加熱定着される。
複写機本体3にはその側面から、それぞれサイズの異な
る記録紙を収納した給紙カセット32A,32B,32C,32Dが装
填される。これらの給紙カセット32A〜32Dのうちいずれ
か1つの給紙カセットから、その最上方側に積載される
記録紙が、給紙ローラ33A〜33DがモータM1などの駆動手
段によって選択的に回転されることにより、給紙経路34
A〜34Dに1枚ずつ導かれる。前記給紙経路34A〜34Dおよ
び後述する中間トレイ36からの給紙経路37には、それぞ
れ搬送ローラ38A〜38Eが配設され、これらの搬送ローラ
はモータM2によって回転駆動される。この搬送ローラ38
A〜38Eの働きによって、給紙カセット32A〜32Dおよび中
間トレイ36からの複写紙Yが感光体26の転写域30の近傍
に導かれる。
給紙経路34A〜34Dと感光体26の転写域30の近傍との間の
搬送経路には、レジストローラ35A,35Bが設けられてお
り、このレジストローラ35A,35Bには後述するクラッチC
LT1を介してモータM2の回転力が選択的に伝達される。
そのようにして感光体26表面に形成されるトナー像に同
期して複写紙Yが搬送されるように制御される。
複写機本体3の側面には排紙トレイ40が設置されてい
る。この排紙トレイ40にはソレノイドSOL1が取付けられ
ており、このソレノイドSOL1を予め定められる時間だけ
励磁することによって、排紙トレイ40は第1図の紙面に
垂直な方向にシフトする。たとえばソレノイドSOL1を励
磁して排紙トレイ40が第1図の紙面の手前の方向にシフ
トすると、次にソレノイドSOL1を励磁するときには排紙
トレイ40は第1図の紙面において表から裏に向かう方向
にシフトする。このようにして一部の原稿に対して複数
部の複写後の複写紙Yを仕分けされた状態で、排紙トレ
イ40上に積載されるようにすることができる。
定着装置57からの複写後の複写紙Yを排紙トレイ40に排
出するための排出経路41に関連して、この排出経路41か
ら分岐し、複写紙Yの表裏を反転する反転経路42が設け
られている。定着装置57からの複写後の複写紙Yは操作
者の後述する設定操作によって設定される複写機2の各
動作モードに対応して、次の3種類の態様で排紙トレイ
40に排出される。
排出経路41をそのまま通過して排紙トレイ40へ排出す
る。
排出経路41から反転経路42に導かれ、複写紙Yの他面
に複写を行うために一時的に中間トレイ36に収納する。
中間トレイ36に積載される複数の複写紙Yは、その最下
方側の複写紙Yから給紙ローラ39によって順次的に給紙
経路37を介して感光体26の転写域30の近傍に導かれる。
トナー像が転写された後の複写紙Yは定着装置57に導か
れて、前記トナー像が加熱定着され、この後排出経路41
を通過して排紙トレイ40に排出される。
排出経路41から反転経路42に導かれて表裏が反転され
た後、再び排出経路41に導かれて排紙トレイ40に排出さ
れる。
上記した3種の方法を可能とするため、反転経路42は、
排出経路41の二位置より分岐した経路42a,42b、これら
経路42aと42bとが合流した経路42c、該経路42cより分岐
して中間トレイ36に向かう経路42dより構成される。上
記経路42aと排出経路41との分岐部にはゲートフラッパ4
3、経路42aと42bの分岐部位にゲートフラッパ44、経路4
2cと42dの分岐部位にゲートフラッパ45を設置し、それ
ぞれ駆動ソレノイドSOL2,SOL3,SOL4(図示せず)によっ
て作動し、オペレータの所望の複写内容に応じて、複写
紙Yの搬送経路を自動選択している。経路42aと42bの分
岐部近傍にはローラ47A,47B,47Cを設置すると共に、経
路42cと42dとの分岐部近傍にローラ49A,49B,49Cを設置
し、複写紙Yを搬送している。また、経路42aと42bの分
岐部近傍の経路42cには、反転用ローラ48を設置し、駆
動用モータM5で正逆回転させ、複写紙Yの搬送方向を反
転すると共に、経路42cの経路42dとの分岐部の下流位置
に反転用ローラ50を設置し、駆動用モータM6で正逆回転
している。さらに、排出経路41の出口近傍に出紙検知セ
ンサーS1を、経路42aの入口部近傍および経路42cに用紙
反転検知センサーS2、S3を、経路42dの出口近傍に中間
トレイ入口検知センサーS4をそれぞれ設置している。搬
送用ローラ46A〜46Cは排出経路41に沿って配置され、搬
送用ローラ51は経路42dに配置される。上記搬送用ロー
ラ46A〜46Cは、前記感光体26等の複写プロセス部および
定着装置57とともに同期してモータM4により駆動してい
る。
上記構成とすることにより、上記の場合はゲートフラ
ッパ43で経路42aを閉鎖して複写紙Yを排出経路41に沿
って排出する。の場合はゲートフラッパ43で排出経路
41を閉鎖して反転経路42の経路42aへ複写紙Yを導き、
ゲートフラッパ44で経路42cを開き、経路42cを通って反
転用ローラ50で搬送方向を反転すると共に、ゲートフラ
ッパ45で経路42dを開き、中間トレイ36へと複写紙Yを
導いている。の場合は複写紙Yを経路42cへ導いた
後、反転用ローラ48で搬送方向を反転し、ゲートフラッ
パ44で経路42b側を開いて、経路42bより排出経路41へと
導いている。
複写機2の動作態様は後述するように複数に変化するけ
れども、このとき露光手段17は参照符52,53で示される
位置に第2、第1露光部14,11に関連して停止される
か、または参照符52で示される位置と参照符54で示され
る位置との間を等速度で第1図矢符55方向に移動される
ようにして、原稿面の走査が行われる。前記参照符52,5
3で示される位置に関連して検出器S5,S6がそれぞれ配設
され、露光手段17を前記停止位置で確実に停止させるた
めに露光手段17を検出するようにしている。また原稿台
5に関連して原稿が載置される範囲の一方端に対応する
露光手段17の参照符56で示される位置に関連しても同様
な検出器S7が配置される。
さらに感光体26の表面に形成される静電潜像に同期して
複写紙Yを搬送するために、給紙経路34A、およびこの
給紙経路34Aとレジストローラ35A,35Bとの間の搬送経路
には、それぞれ検出器S8,S9が配置される。さらに給紙
経路34B〜34Dに関連しても同様な検出器(図示せず)が
配置されている。給紙経路37には中間トレイ36から給紙
ローラ39によって下取りされ、搬送ローラ38Eによって
搬送される片面複写後の複写紙Yを検出するための検出
器S10が配置されている。また、中間トレイ36内の複写
紙Yを検出するために、検出器S18が配置される。
定着装置57の複写紙Yの出口近傍には検出器S11が配置
され、この検出器S11からの信号に基づいて、排出経路4
1および反転経路42の各部に配置されるローラおよびゲ
ートフラッパの動作が制御される。
第2図はRDH1の詳しい構成を示す断面図である。原稿ホ
ッパ2には両面に画像が形成された複数枚の頁数順に整
列された原稿Xが、その端部(第2図左方側端部)が側
端揃え部材60で揃えられた状態で、搬送ベルト16上に載
置されて受入れられている。原稿ホッパ2に載置された
原稿Xは、その最上方側の原稿X1から順次的に給紙ロー
ラ8によって取出され、第1搬送手段9に給送される。
前記給紙ローラ8はモータM7によって予め定められるタ
イミングで矢符R1方向に回転駆動されるとともに、回転
時においてはソレノイドなどを含む図示しない構成によ
って回転軸線61まわりに角変位されるレバー62により最
上方側の原稿X1に押付けられる。なお、給紙ローラ8は
原稿X1の給紙制御時において原稿X1に対して自重で常時
接触させるようにしてもよい。
第1搬送手段9の搬送路10の入口付近には、原稿Xの重
送を防止するために捌きローラ63A,63Bが配置されてい
る。捌きローラ63Aは原稿Xを搬送する方向に回転駆動
され、捌きローラ63bは原稿Xをその搬送方向とは反対
方向に搬送する方向に捌きローラ63Aの回転速度よりも
小さな回転速度で回転駆動される。さらにこの捌きロー
ラ63Bは、原稿Xとの間の摩擦力が、捌きローラ63Aと原
稿Xとの間の摩擦力よりも小さく選ばれている。
これによって原稿Xは搬送路10内に確実に1枚ずつ給送
される。
搬送路10には、搬送方向に間隔をあけて各一対の搬送ロ
ーラ64A〜64Dが間隔をあけて配置される。これらの搬送
ローラ64A〜64DはモータM8によって回転駆動され、原稿
Xはこれらの搬送ローラ64A〜64Dによって挟持されて搬
送路10内を矢符R2方向に搬送される。
搬送路10の出口近傍(第1露光部11の近傍)には一対の
レジストローラ65A,65Bが設置される。これらのレジス
トローラ65A,65Bは、後述するクラッチCLT2を介して図
示しない駆動軸に連結されており、このクラッチCLT2の
オン/オフ制御によってその回転が停止または再回転さ
れる。
クラッチCLT2のオン/オフ制御は、操作者によって設定
される複写機2の動作モードに対応して制御される。す
なわち原稿Xの露光が必要な場合には、複写紙Yとの同
期をとるためにレジストローラ65A,65Bの回転を停止し
て原稿Xを一旦停止させ、複写紙Yとの同期が取られた
後に再回転して第1露光部11へ原稿Xを給送するように
制御される。一方、原稿Xの露光が不必要な場合には、
レジストローラ65A,65Bを常時回転するようにして原稿
Xを停止することなく通過させるように制御される。
レジストローラ65A,65Bによって搬送される原稿Xは、
第1露光部11の直上に配設される真円筒状の第1原稿ド
ラム20に巻回されて、この第1原稿ドラム20の外周面に
対向する搬送路20aに沿って搬送される。搬送路20aには
第1原稿ドラム20の周方向に間隔をあけて複数の従動ロ
ーラ66A〜66Dが配置され、第1原稿ドラム20がモータM9
によって回転駆動されることにより、原稿Xは第1原稿
ドラム20の外周面と従動ローラ66A〜66Dとに挟持されて
搬送される。
第1露光部11に関連する部分の複写機本体3の上面に
は、硬質ガラスなどから成り第1原稿ドラム20の軸線に
平行に延びる露光ガラス67が配置されている。第1原稿
ドラム20に巻回される原稿Xの第1原稿ドラム20の半径
方向外方側の原稿面に対する露光が行われるときには、
複写機本体3内の露光手段17は第1露光部11に関連する
位置(第1図において参照符52で示される位置)に停止
される。
第2原稿ドラム21は、第1原稿ドラム20と間隔をあけ
て、その軸線が第1原稿ドラム20の軸線と平行になるよ
うにして第2露光部14に対向して配置される。第2露光
部14に関連して、硬質ガラスから成り第2原稿ドラム21
の軸線に平行に延びる露光ガラス68が配置されている。
第2原稿ドラム21の外周面に関連しては搬送路21aが配
設され、この搬送路21aに第2原稿ドラム21の周方向に
間隔をあけて従動ローラ69A〜69Dが配置される。
第1原稿ドラム20と第2原稿ドラム21との間には、原稿
Xの提示面を反転させるための表裏反転経路13を有する
第2搬送手段12が設けられている。表裏反転経路13は搬
送路20aの搬送路21aに対向する部位から分岐して、上方
へ傾斜して伸長する第1経路13aと、搬送路21aの搬送路
20aに対向する部位から上方に延び、第1経路13aに合流
する第2経路13bと、第1および第2経路13a,13bの合流
点から水平方向に伸長する第3経路13cとから構成され
ている。原稿Xが搬送路20aから第1経路13aを介して第
3経路13cに導かれ、この第3経路13cから第2経路13b
を介して搬送路21aに導かれることによって、第1露光
部11には原稿Xの一方の原稿面が提示され、第2露光部
14では他方の面が提示される。
搬送路20aから第1経路13aが分岐する部位にはソレノイ
ドSOL5によって駆動されるゲートフラッパ70が配置さ
れ、搬送路20a内を搬送される原稿Xを選択的に第1経
路13aに導いている。また第1および第2経路13a,13bが
合流する部位にはソレノイドSOL6によって駆動されるゲ
ートフラッパ71が配置され、第3経路13cからの原稿X
が確実に第2経路13bに導かれるようにしている。
第1および第2経路13a,13bが合流する部位に関連し
て、ローラ72Aが配置される。第1経路13aにはこのロー
ラ72Aに接触するローラ72Bが配置され、第2経路13bに
はソレノイドSOL7によってローラ72Aに選択的に接触さ
れるローラ72Cが配置される。
原稿Xはローラ72A,72Bによって第1経路13aから第3経
路13cに導かれる。第3経路13cには、モータM10によっ
て正逆回転駆動される各一対の搬送ローラ85A,85B;86A,
86Bが間隔をあけて配置されている。これらの搬送ロー
ラ85A,85B;86A,86Bによって、原稿Xはまず矢符Z1方向
に搬送され、その搬送方向後端部が第1および第2経路
13a,13bが合流する部位を通過した時点で、搬送ローラ8
5A,85B;86A,86Bの回転方向が反転されて矢符Z2方向に搬
送される。第3経路13c内における原稿Xの搬送方向が
反転されるとき、ゲートフラッパ71は第2図において実
線で示される位置とされ、これによって原稿Xは第2経
路13bに導かれる。原稿Xは搬送ローラ72A,72Cによって
この第2経路13b内を搬送され、搬送路21aに導かれる。
第2経路13bが搬送路21aに合流する部位の近傍には一対
のレジストローラ73A,73Bが配置されている。このレジ
ストローラ73A,73Bは後述するクラッチCLT3を介して図
示しない駆動軸に連結されており、クラッチCLT3のオン
/オフ制御によって回転停止または再回転される。この
クラッチCLT3のオン/オフ制御は操作者によって設定さ
れる複写機2の動作モードに対応して行われる。
すなわち、原稿Xの露光が必要な場合には、複写紙Yの
同期をとるためにレジストローラ73A,73Bの回転を停止
して、原稿Xの搬送を一旦停止し、複写紙Yとの同期が
とられた後に再回転して第2露光部14への搬送が再開さ
れる。一方、原稿Xの露光が不必要な場合には、レジス
トローラ73A,73Bを常時回転するようにして原稿Xを停
止することなく搬送路21aに導いている。ここで前記ソ
レノイドSOL7は、このレジストローラ73A,73Bの回転動
作、すなわちクラッチCLT3のオン/オフ制御に対応して
制御される。
レジストローラ73A,73Bによって搬送路21aに導かれた原
稿Xは、第2原稿ドラム21がモータM11によって回転駆
動されることにより、該第2原稿ドラム21の外周面と従
動ローラ69A〜69Dとに挟持されて搬送路21a内を搬送さ
れる。そのようにして第2露光部14において原稿Xの第
2原稿ドラム21の半径方向外方側の原稿面が順次的に提
示される。この提示される原稿面に対する露光が行われ
るときには、露光手段17は第2露光部14の直下(第1図
において参照符53で示される位置)に固定される。
第3搬送手段15には、搬送路21aから原稿Xを搬送ベル
ト16の近傍に導くための搬送路74が搬送路21aから分岐
するようにして設けられている。搬送路74が搬送路21a
から分岐する部位には、ソレノイドSOL8によって駆動さ
れ、原稿Xを搬送路74に選択的に導くためのゲートフラ
ッパ75が配設されている。また搬送路74には間隔をあけ
て各一対の搬送ローラ76,77が設置されている。搬送ロ
ーラ76,77が回転駆動されることによって、原稿Xは搬
送ベルト16へと導かれる。
搬送ベルト16は上下および左右に設置される駆動ローラ
78A〜78Dに巻掛けられている。駆動ローラ78BはモータM
12によって第2図示矢符R3方向に回転駆動され、これに
よって搬送ベルト16は循環駆動される。前記第3搬送手
段15の搬送路74の出口近傍には、原稿Xの先端を検出す
るための検出器S12が設けられており、この検出器S12か
らの出力に応答してモータM12が電力付勢/消勢され
る。搬送路74の出口に近接した位置には搬送ベルト16に
接触する原稿呼込みローラ79が配置されている。搬送路
74からの原稿Xはこの原稿呼込みローラ79と搬送ベルト
16とに挟持されて原稿ホッパ7に導かれ、その最下方側
から積載される。
原稿Xの搬送路10の入口近傍側端部の下方側には、原稿
後端はね上げローラ80が設置され、原稿Xの後端部下側
をはね上げるようにして最下端部に原稿Xを積載するた
めの開口が確実に広げられるようにしている。モータM1
2は搬送ベルト16によって搬送される原稿Xの搬送方向
下流側の端部が側部揃え部材60に達した時点で停止され
る。
原稿一巡検知装置147は、原稿の分離部材163、該分離部
材163を駆動するための駆動モータM13およびマイクロス
イッチS19で構成される。分離部材163は原稿ホッパ7内
の原稿Xを、既に露光を終えたものと、これから露光部
へ給送されるものとに分割する。この分離部材163は駆
動モータM13に接続されており、原稿Xが順次原稿ホッ
パから露光部へ給送された後に再び原稿束の最下部へ戻
されてくるたびに、時計方向に回転し、この動作を最終
原稿が給送されるまで続ける。
最終原稿が給送されると分離部材163は駆動モータM13に
駆動されて回転し、原稿ホッパ7内の原稿束の最下部に
押し当てられる。こうして回転する間に分離部材163は
マイクロスイッチS19を付勢し原稿一巡信号を発生させ
る。この原稿一巡信号によってCPU204は原稿Xが一巡し
たことを検知する。
搬送路10において、捌きローラ63A,63Bよりも原稿Xの
搬送方向下流側近傍には、原稿Xを検出するための検出
器S14が配置され、この検出器S14からの出力に応答して
モータM8が付勢/消勢される。また第1原稿ドラム20の
近傍の搬送路10に配置されるレジストローラ65A,65Bよ
りも原稿Xの搬送方向上流側には検出器S15が配置され
る。この検出器S15では原稿Xの先端が検出され、その
出力に応答してモータM8が制御されるとともに、レジス
トローラ65A,65Bに関連して設けられるクラッチCLT2が
オン/オフ制御される。
さらに第2搬送手段12の表裏反転経路13において、第1
経路13aには検出器S16が設けられている。この検出器S1
6からの出力に応答してモータM10が駆動制御され、さら
にソレノイドSOL6が制御される。このようにして第2搬
送手段12における原稿Xの表裏反転動作が実現される。
第2原稿ドラム21の近傍の第2経路13bに配置されるレ
ジストローラ73A,73Bよりも原稿Xの搬送方向上流側に
は検出器S17が配置される。この検出器S17からの出力に
応答してソレノイドSOL7およびレジストローラ73A,73B
に関連して設けられるクラッチCLT3の動作が制御され
る。
上述のような構成を有するRDH1を備える複写機2では、
複数枚の原稿Xを複数回循環させることによってたとえ
ば次のような複写動作を行うことができる。
(A)片面原稿から複数部の仕分けした片面複数シート
を得る動作。
(B)片面原稿から複数部の仕分けした両面複数シート
を得る動作。
(C)両面原稿から複数部の仕分けした片面複数シート
を得る動作。
(D)両面原稿から複数部の仕分けした両面複数シート
を得る動作。
またさらにたとえばRDH1の第1および/または第2原稿
ドラム20,21に原稿Xを巻付けたままで露光を行い、原
稿Xの一循環中に複数枚の複写を行うこともできる。
第3図は複写機本体3のたとえば上面などに配置される
操作パネル90の一部の平面図である。操作パネル90には
複写部数を設定するためのテンキー91、クリアキー92、
複写条件を設定するための複写モード選択キー93、RDH1
を能動化/非能動化するためのRDH(循環式自動原稿供
給)機能キー94、複写動作の開始を指示するためのプリ
ントスイッチ95、テンキー91によって設定される設定部
数を表示するための設定部数表示部96、複写された部数
を表示するための複写部数表示部97、複写モード選択キ
ー93によって選択される複写モードを表示する複写モー
ド表示部98A〜98D、およびRDH機能モード表示部99など
を備えている。前記複写モード表示部98A〜98DおよびRD
H機能モード表示部99はたとえば発光ダイオードなどを
含んで実現され、各モードが選択されるときに、この発
光ダイオードが点灯駆動される。
前記複写モード表示部98A〜98Dはそれぞれ、片面原稿か
ら片面複写を取る場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面原稿
から両面複写を取る場合(SIMPLEX→DUPLEX)、両面原
稿から片面複写を取る場合(DUPLEX→SIMPLEX)、両面
原稿から両面複写を取る場合(DUPLEX→DUPLEX)の上述
の(A)〜(D)の4つの複写モードを示しており、複
写モード選択キー93を1回押圧操作する毎に上から順次
的に各複写モードが選択されて、各表示部98A〜98Dの発
光ダイオード(図示せず)が点灯する。ただし複写モー
ド表示部98Dが点灯されている状態で、複写モード選択
キー93を押圧操作すると複写モードは複写モード表示部
98Aに表示されるSIMPLEX→SIMPLEXに変化する。
RDH1はRDH機能モードキー94を押圧操作してRDH機能モー
ド表示部99が点灯される状態で能動化され、消灯された
状態では非能動化される。すなわち操作者は原稿台6
に、たとえば本などの原稿を載置してその複写像を複写
紙Y上に得る場合には、前記RDH機能キー94を操作してR
DH機能モード表示部99を消灯させる。また、RDH1を用い
て原稿Xを搬送させるようにして複写を行う場合には、
RDH機能モード表示部99が点灯される状態とする。
RDH機能が用いられる場合には操作者は前記複写モード
選択キー93の操作によって、前述のようにして複写モー
ドを設定する。次にテンキー91の操作によって複写物の
必要部数を設定する。このとき設定部数表示部96におい
て前記設定された複写部数が表示される。テンキー91の
操作に引続いてプリントスイッチ95を押圧操作すると、
RDH1と複写機本体3とが協働して動作し、複写動作が開
始される。このとき複写終了部数が複写部数表示部97に
順次表示されていく。そのようにして設定部数表示部96
に表示される設定部数と複写部数表示部97に表示される
数値とが一致すると複写機2の動作は停止し、設定部数
表示部96の表示は「0」にリセットされる。なおこのと
き複写部数表示部97における表示は、次にプリントスイ
ッチ95が押圧操作されるまでリセットされずに維持され
る。
第4図は複写機2の電気的構成を示すブロック図であ
る。前記複数のモータM1〜M13はモータ駆動回路100に、
クラッチCLT1〜CLT3はクラッチ駆動回路101に、複数の
ソレノイドSOL1〜SOL8はソレノイド駆動回路102に接続
される。これらの駆動回路100〜102および直流電源103
などの原稿搬送制御、記録紙搬送制御、および複写工程
の制御に用いられる制御要素は、インタフェイス回路10
4に接続される。このインタフェイス回路104には前記複
数の検出器S1〜S18が接続され、さらにマイクロコンピ
ュータ105が接続されている。検出器S1〜S18からの信号
はマイクロコンピュータ105に与えられ、マイクロコン
ピュータ105ではこの信号に対応する演算処理が行わ
れ、各駆動回路100〜102に駆動制御信号がインタフェイ
ス回路104を介して与えられる。
マイクロコンピュータ105には、ROM(リードオンリメモ
リ)106およびRAM(ランダムアクセスメモリ)107が接
続されている。マイクロコンピュータ105は、ROM106に
記憶される制御用プログラムに基づいてRAM107の記憶領
域を作業領域として用いながら制御動作を行う。
インタフェイス回路104は、駆動回路108を介して露光手
段17の光源18を電力付勢する調光ユニット109に接続さ
れるとともに、操作パネル90の各表示部110(表示部96,
97,98A〜98D,99を含む)に表示駆動回路111を介して表
示制御信号を与え、また操作用のキー112(キー91,92,9
3,94,95を含む)に接続されている。
第5図は、RDH1における原稿Xの重送検出方法を説明す
るためのフローチャートである。ステップn1では原稿X
を原稿ホッパ7に積重する。ステップn2では操作パネル
90のテンキー91を操作して複写部数を入力し、ステップ
n3では操作パネル90の複写モード選択キー93を操作して
複写モードを設定する。ステップn4において、プリント
スイッチ95が操作されたかどうかが判断され、操作され
るとステップn5に進み、原稿一巡検知装置147がリセッ
トされる。すなわち、原稿Xの最下部に分離部材163を
押当てるように駆動モータM13を駆動する。
ステップn6で1枚の原稿Xが給紙され、ステップn7で複
写紙Yに複写処理が行われる。ステップn8においては、
センサS12が原稿Xを検知したかどうかが判断され、検
知されるとステップn9に進みカウンタ113の計数値に
「1」が加算される。ステップn10においては、原稿一
巡検知装置147が原稿Xの一巡を検知したかどうかを判
断され、検知されるとステップn11に進む。検知されな
ければステップn6に戻り、次の原稿Xの供給が行われ
る。ステップn11では、第1巡目の原稿循環における原
稿Xの搬送回数であるカウンタ13の計数値がRAM107内の
原稿枚数記憶メモリに記憶される。
ステップn12では、原稿一巡検知装置147がリセットさ
れ、ステップn13では原稿枚数記憶メモリの計数値がカ
ウンタ113に与えられ、第2巡目の原稿循環が開始され
る。ステップn14で1枚の原稿Xが給紙され、ステップn
15で複写紙Yに複写処理が行われる。ステップn16にお
いては、センサS12が原稿Xを検知したかどうかが判断
され、検知されるとステップn17に進みカウンタ113の計
数値から「1」が減算される。
ステップn18ではカウンタ113の計数値が「0」になった
かどうかが判断され、「0」でなければステップn19に
進み、「0」ならばステップn20に進む。ステップn19に
おいては原稿一巡検知装置147が原稿Xの一巡を検知し
たかどうか判断される。ステップn19において原稿Xの
一巡が検知されていなければ、このときはまだ原稿Xの
循環供給途中であるからステップn14に戻り、次の原稿
Xの供給を行う。ステップn19において原稿の一巡が検
知されているときは、今回循環供給した原稿Xの枚数の
方が第1巡目に循環供給した原稿Xの枚数より少ないこ
とになり、つまり今回の原稿供給において重送が発生し
たことが検出され、復帰処理を行う。
両面複写の場合は、第1巡目および第2巡目で作成した
両面複写は使えないので、複写を最初からやり直す。片
面複写の場合は第2巡目で作成した片面複写の欠落した
部分の複写を行つてから第3巡目の原稿供給を行う。
ステップn18においてカウンタ113の計数値が「0」なら
ばステップn20に進む。ステップn20においては原稿一巡
検知装置147が原稿Xの一巡を検知したかどうかが判断
される。ステップn20において原稿Xの一巡が検知され
ていれば、このときは正常な循環供給が行われたことに
なり、ステップn21に進む。ステップn21においては、必
要部数の複写が完了したかが判断される。複写が完了し
ていなければステップn12に戻り、次の原稿循環を開始
させ、複写が完了していれば複写動作は終了する。
ステップn20において原稿Xの一巡が検知されていなけ
れば、第1巡目に循環供給した原稿Xの枚数の方が今回
循環供給した原稿Xの枚数より少ないことになり、つま
り第1巡目の原稿供給において重送が発生していたこと
が検出され、復帰処理を行う。
両面複写の場合は、第1巡目および第2巡目で作成した
両面複写は使えないので、複写を最初からやり直す。片
面複写の場合は第1巡目で作成した片面複写の欠落した
部分の複写を行い、さらに原稿枚数記憶メモリの計数値
を訂正してから第3巡目の原稿供給を行う。
以上のように本実施例によれば、第1巡目に循環供給し
た原稿Xの枚数を基準枚数とし、第2巡目以降の原稿X
の循環供給においては、原稿Xを1回搬送することに基
準枚数から1ずつ減算してゆくので、原稿Xが一巡する
毎に原稿Xの重送の発生を検出することができ、また原
稿Xが一巡する前に重送の発生を検出することができる
場合もある。これによって原稿Xの重送が発生した場合
に、重送によって発生したトラブルに対する復帰処理を
迅速に行うことができ、利便性が向上される。また複写
紙Yの無駄な消費を減らすことでき、経済性が向上され
る。
さらに、マイクロコンピュータを利用することによつ
て、構成を単純にし、かつ重送の発生を簡単に検出する
ことが可能となる。
他の実施例として、カウンタ113の初期値をたとえば「1
00」として第1巡目の原稿供給のときはカウンタ113を
減算し、第2巡目以降の原稿供給のときはカウンタ113
を加算するようにしてもよい。
また複写機に限らず、原稿のようなシート体を複数枚循
環供給する装置において好適に実施することができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、シート体の循環供給が一
巡する毎に、または一巡する前にシート体の重送の発生
を検出できるので、重送によって発生したトラブルに対
する復帰処理を迅速に行うことができる。これによって
シート体の循環供給装置の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機2の基本的な構成を示す断面図、第2図
はRDH1の構成を示す断面図、第3図は操作パネル90の平
面図、第4図は複写機2の電気的構成を示すブロック
図、第5図はRDH1における重送検出方法を説明するため
のフローチャートである。 1……RDH、105……マイクロコンピュータ、106……RO
M、107……RAM、113……カウンタ、147……原稿一巡検
出装置、S12……原稿検知センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積み重ねられた複数のシート体を予め定め
    る搬送経路に1枚ずつ搬送し、前記搬送経路を通過した
    シート体を再び積み重ねるシート体の循環供給装置の重
    送検出装置において、 前記搬送経路を通過するシート体を検出する第1検出手
    段と、 シート体の全てが前記搬送経路に供給されたことを検出
    する第2検出手段と、 前記第1検出手段の出力に応答してシート体の搬送回数
    を加算しおよび減算するカウンタであって、積み重ねら
    れたシート体が1枚ずつ搬送経路に供給されるとき、予
    め定める初期値から加算または減算のいずれか一方の計
    数動作を行い、第2検出手段によってシート体の供給が
    一巡したことが検出された後は、一方計数動作による計
    数値から加算または減算のいずれか他方の計数動作を行
    うカウンタと、 他方計数動作による計数値と、第2検出手段の出力とに
    基づいて、 他方計数動作による計数値が前記予め定める初期値と一
    致したときに、第2検出手段によってシート体の一巡が
    検出されたときは、シート体が複数枚重なって一度に搬
    送される重送が発生していないと判定し、 他方計数動作による計数値が前記予め定める初期値と一
    致する前に、第2検出手段によってシート体の一巡が検
    出されたときは、第2巡目のシート体の供給時に重送が
    発生したと判定し、 他方計数動作による計数値が前記予め定める初期値と一
    致したときに、第2検出手段によってシート体の一巡が
    検出されていないときは、第1巡目のシート体の供給時
    に重送が発生したと判定する判定手段とを含むことを特
    徴とするシート体の循環供給装置における重送検出装
    置。
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