JP2863372B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2863372B2
JP2863372B2 JP4141125A JP14112592A JP2863372B2 JP 2863372 B2 JP2863372 B2 JP 2863372B2 JP 4141125 A JP4141125 A JP 4141125A JP 14112592 A JP14112592 A JP 14112592A JP 2863372 B2 JP2863372 B2 JP 2863372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成に用いるプロセ
スカートリッジ及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な複写機等の画像形成構成を図13
に示す。この装置は支点50を中心に回動する積載台51に
被記録材52を積載し、この被記録材52をバネ53によって
給送ローラ54に付勢している。この給送ローラ54が回転
すると、該ローラ54に付勢されている摩擦パッド55によ
って最上部の1枚の被記録材52が分離給送され、レジス
トローラ対56a,56bによって画像形成部であるプロセ
スカートリッジ57へ搬送される。このプロセスカートリ
ッジ57は像担持体である感光ドラム57aの表面を帯電器
57bによって一様に帯電させると共に、この感光ドラム
57aに選択的な露光をして潜像を形成し、この潜像を現
像器57cによってトナー現像し、該トナーを被記録材52
に転写して画像形成を行い、これを図示しない定着部へ
搬送してトナー定着をして排出する。
【0003】トナーを転写した後の感光ドラム57aに残
留したトナーはクリーニング器57dによって除去され
る。このクリーニング器57dは図14の断面図に示すよう
に、クリーニングブレード57d1によって感光ドラム57a
上の残留トナーを掻き落とし、スクイシート57d2によっ
てクリーニング容器57d3内に取り込んで回収している。
【0004】また前記クリーニング器57dはクリーニン
グ容器57d3内を、図15に示すように、点線で示す感光ド
ラム57aの回転軸57a1と垂直な方向に設けた仕切板57d4
によって複数の室を有するように仕切り、回収された廃
トナーの偏りによって廃トナーが容器57d3から溢れ出る
のを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように容器57d3
内を仕切り板57d4で複数の室に仕切ったクリーニング器
57dにあっては、仕切り板57d4が厚さTを有し、且つ図
14に示すように仕切り板57d4は感光ドラム57aに対して
接触しないように微小間隙L(1mm〜3mm程度)を隔て
ている。このため前記仕切り板57d4が感光ドラム57aと
対向する側の端部に於いては、T×Lの面積をもつ狭空
間Vが存在する。
【0006】更に図16の上視図に示すように、前記狭空
間Vが、給送ローラ54と摩擦パッド55及びレジストロー
ラ対56a,56bが被記録材52と接触する部分(図16の斜
線部分)が被記録材52の搬送方向と一致している。
【0007】このような場合、前記給送ローラ54と摩擦
パッド55やレジストローラ56a,56bの間で発生した紙
粉が被記録材52と伴に画像形成部へ搬送され、感光ドラ
ム57aを伝わって残留トナーとともに凝固し、狭空間V
を充填するようになる。このため残留トナーの円滑な回
収が妨害され、トナーがクリーニング容器57d3からボタ
落ちして画像形成に悪影響を及ぼすという課題があっ
た。
【0008】また給送ローラ54やレジストローラ対56
a,56bで被記録材52を搬送する場合、図17に示すよう
に、被記録材52の厚さによってレジストローラ対56a,
56b等が撓み、被記録材52の両端部52a,52bの接触圧
が中央部の接触圧よりも高くなる。このため被記録材52
の両端部52a,52bでは特にケバ立ちや紙粉の発生が多
くなる。更に被記録材両端部52a,52bは前記ローラ圧
によるケバ立ち以外にも、裁断によってケバ立ちが発生
し易い状態になっており、この部分が搬送ガイド等と接
触することによってケバ立ちや紙粉の発生が多くなる。
【0009】前記課題は近年の地球資源を有効利用する
目的で、段ボールや新聞紙、或いはコピー済み用紙等を
リサイクルした再生紙を被記録材52として使用すること
が一般に行われるようになりつつある今日では特に問題
となる。
【0010】即ち、前記再生紙の中には指定された被記
録材と比較して紙繊維が短いものが多く、ローラ等の摩
擦によってケバ立ちや紙粉が発生し易い状態にある。そ
して発生した紙粉は凝集し易く、残留トナーと混じり合
うと凝集体を作り易いため、前記クリーニング容器57d3
の狭空間Vが充填されることが多くなるからである。
【0011】尚、クリーニング容器57d3内に回収したト
ナーを容器奥部へ送り込む機構を有するものにあって
は、回収した廃トナーを強制的に容器奥部へ送り込むた
めに、前記狭空間Vにトナーが充填されることは少なく
なる。しかし、トナー送り込み機構は、例えば図18に示
すように、送り羽根58aを矢印方向へ回転させてトナー
を送り込むために、送り羽根58a、該羽根58aを回転さ
せるために送り羽根58aの回転軸に取り付けたギヤ58
b、該ギヤ58bに感光ドラムギヤ59からの駆動力を伝達
するアイドラギヤ58c等の部材が必要となる。
【0012】今日では画像形成に対し、感光ドラム57a
やクリーニング器57d等をカートリッジ化して装置本体
に着脱可能にすることによりトナー供給を容易にし、且
つメンテナンスを容易にしたプロセスカートリッジが用
いられるようになっているが、これらプロセスカートリ
ッジは小型化が強く望まれており、且つ低コスト化が求
められている。このためクリーニング器57dに前述した
トナー送り機構を設けると、部品点数が増加してコスト
アップになり、またトナー送り機構のためのスペースが
必要となって小型化が図れない等の課題があった。
【0013】本発明は前記従来の課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、クリーニング容器から
の現像剤のボタ落ちを防止し、高品位の画像形成が可能
なプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供せんと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明のプロセスカートリッジに係る代表的な構成
は、像担持体と、少なくとも前記像担持体上の現像剤を
除去するためのクリーニング手段とを有するプロセスカ
ートリッジに於いて、前記クリーニング手段に於ける現
像剤を受ける受け部内を、仕切部材によって前記像担持
体の回転軸と交差する方向へ仕切り、前記仕切部材の像
担持体と対向する側の端部の厚さを、像担持体と対向し
ない側の端部の厚さに比べて薄くしたことを特徴として
なる。
【0015】また本発明の画像形成装置に係る代表的な
構成は、像担持体と、前記像担持体に形成した像を現像
するための現像手段と、前記現像手段によって現像した
像を被記録材に転写するための転写手段と、摩擦により
被記録材を前記転写手段へ搬送するための搬送手段と、
前記転写手段により被記録材に像を転写した後に、像担
持体上の現像剤を除去するために、受け部内を仕切部材
によって像担持体の回転軸と交差する方向に仕切ったク
リーニング手段とを有し、前記クリーニング手段に於け
る仕切部材の像担持体に対向する端部が、前記搬送手段
の被記録材接触部分と、被記録材の搬送方向で重複しな
いよう構成したことを特徴としてなる。
【0016】
【作用】前記構成に係るプロセスカートリッジにあって
は、像担持体に残留した現像剤がクリーニング手段の容
器に回収される際に、受け部を複数に仕切る仕切部材の
像担持体と対向する側の端部が薄く構成されているため
に、該仕切部材端部が形成する狭空間に現像剤が充填さ
れ難くなり、よって現像剤のボタ落ちが防止される。
【0017】また前記構成に係る画像形成装置にあって
は、クリーニング手段に於ける仕切部材の像担持体側の
端部が、紙粉が発生し易い搬送手段と被記録材との接触
部分と被記録材の搬送方向で重複しないために、前記搬
送手段と被記録材との摩擦によって紙粉が発生したとし
ても、該紙粉によって凝集した現像剤が仕切部材端部が
形成する狭空間に充填することがない。よってこの場合
も現像剤のボタ落ちが防止され、高品位の画像形成が行
われる。
【0018】
【実施例】
〔第一実施例〕次に本発明の第一実施例に係るプロセス
カートリッジ及びプロセスカートリッジを用いる画像形
成装置について、図面を参照して説明する。
【0019】{画像形成装置の全体説明}まず画像形成
装置の全体構成について概略説明する。尚、図1は画像
形成装置の一態様であるレーザービームプリンタの全体
構成説明図、図2はプロセスカートリッジの構成説明
図、図3はプロセスカートリッジの外観図である。
【0020】この装置は図1に示すように、給紙カセッ
ト1内の被記録材2を搬送手段3で搬送し、プロセスカ
ートリッジ4を装填してなる画像形成部で画像を形成す
ると共に、転写手段5によって被記録材2に画像を転写
する。そしてこの被記録材2を定着部6へ搬送して画像
を被記録材2に定着し、排出ローラ7によって装置上部
の排出部8へ排出するように構成している。尚、前記プ
ロセスカートリッジ4は交換可能なように、装置本体9
に対して着脱自在に装填されるものである。
【0021】前記画像形成部への露光はスキャナー部10
から送られる。即ち、画像信号がレーザーダイオード10
aに与えられると、このレーザーダイオード10aは画像
信号に対応する画像光をポリゴンミラー10bへ照射す
る。このポリゴンミラー10bはスキャナーモータ10cに
よって高速で回転し、ポリゴンミラー10bで反射した画
像光が結像レンズ10d及び反射ミラー10eを介してプロ
セスカートリッジ4の露光部から照射して像担持体を選
択的に露光するように構成している。
【0022】次に前記画像形成装置及びこれに装填する
プロセスカートリッジの各部の構成について順次詳細に
説明する。
【0023】{搬送手段}搬送手段3は画像形成部へ被
記録材2を搬送すると共に、画像形成後の被記録材2を
定着部6へ搬送するものである。その構成は、図1に示
すように、複数枚の被記録材2を収納した給紙カセット
1を装置本体9に装填する。この給紙カセット1内には
図示しない押圧板が設けられ、収納した被記録材2の最
上部を給送ローラ3aに押圧している。この給送ローラ
3aには摩擦パッド3bがバネによって付勢されてお
り、画像形成時には給送ローラ3aが駆動回転して摩擦
パッド3bとによってカセット1内の被記録材2を最上
部から一枚分離給送すると共に、ガイド板3cによって
ガイド給送する。
【0024】そして前記給送された被記録材2をレジス
トローラ対3d,3eによって画像タイミングに合わせ
て画像形成部へ搬送し、画像形成後の被記録材2を搬送
ローラ3f及びガイド板3gによって定着部6へと搬送
するように構成している。
【0025】前記搬送手段で搬送された被記録材2にプ
ロセスカートリッジ4を装填した画像形成部で画像が形
成される。ここでプロセスカートリッジ4の構成につい
て説明する。
【0026】{プロセスカートリッジ}これは像担持体
と、少なくとも像担持体に残留した現像剤を除去するク
リーニング手段を備えたものである。本実施例のプロセ
スカートリッジ4は図1及び図2に示すように、像担持
体である電子写真感光ドラム4aの周囲に帯電手段4
b、トナー(現像剤)を収納した現像手段4c、及びク
リーニング手段4dを配置し、これらを図3に示すよう
にハウジング4eで覆って一体的にカートリッジ化し、
装置本体9に対して着脱可能に構成している。次に前記
プロセスカートリッジ4の各部の構成について個々説明
する。
【0027】(感光ドラム)本実施例に係る感光ドラム
4aはアルミニウムシリンダー4a1の外周面に有機光導
電体層4a2を塗布して構成し、ドラム軸4a3の両側をハ
ウジング4eに回転自在に支持している。そしてドラム
軸4a3に設けたギヤに図示しない駆動モータの駆動力を
伝達することにより、感光ドラム4aを画像形成動作に
応じて図1の矢印方向へ回転させるように構成してい
る。
【0028】(帯電手段)帯電手段4bは特開昭63−14
9669号公報に示すような、所謂接触帯電方法を用いたも
のであり、導電性ローラを感光ドラム4aに当接させ、
この導電性ローラに電圧を印加することによって感光ド
ラム4aの表面を一様に帯電させるものである。
【0029】尚、このプロセスカートリッジ4には前記
帯電手段4bによって帯電した感光ドラム4aに、前述
したスキャナー部10からの画像光を照射して潜像を形成
するための露光部4fを設けている。
【0030】(現像手段)前記潜像を可視像化するため
に、トナー現像を可能とする現像手段4cを配置してい
る。
【0031】この現像手段4cは図2に示すように、ト
ナーを収納する容器4c1の内部に、回転してトナーを容
器4c1の先部に送るトナー送り機構4c2を設けている。
またこの送り機構4c2によってトナーが送られる容器先
端部にはブレード4c3及び現像剤担持体であるスリーブ
4c4が取り付けてある。
【0032】画像形成に際しては前記現像手段4cが駆
動し、感光ドラム4aに前記トナーによる可視像を順次
形成する。即ち、容器4c1内のトナーを送り機構4c2に
よって容器先部へ送り込み、ブレード4c3によって回転
するスリーブ4c4の外周にトナーを薄層塗布し、且つト
ナーへ電荷を付与する。このスリーブ4c4と、潜像が形
成された感光ドラム4aとの間に現像バイアスを印加す
ることにより、潜像に応じて感光ドラム4aにトナー現
像を行うものである。
【0033】尚、前記現像手段4cは図示しない位置決
め機構によってスリーブ4c4と感光ドラム4aとが微小
間隔( 250μm程度)をもって対向するように位置決め
し、スリーブ4c4は装置本体9に設けられた各色現像用
高圧電源と接続されており、現像時に電圧が印加され
る。
【0034】(保護カバー)前記感光ドラム4aに対し
て位置決めされた現像手段4cによって感光ドラム4a
上に可視像化されたトナーは、被記録材2に転写される
ため、画像形成時には感光ドラム4aが露出し、転写ロ
ーラ5と対向する。しかし、プロセスカートリッジ4は
装置本体9に対して着脱されるために、プロセスカート
リッジ4を装置本体9から取り外した場合に前記感光ド
ラム4aが露出していると、ゴミ等が付着し、或いは外
光にさらされて劣化してしまう。そのため本実施例では
図2に示すようにハウジング4eに開閉可能な保護カバ
ー4gを設けている。
【0035】この保護カバー4gは図2の矢印方向へ移
動して開閉可能に取り付けられ、図示しないバネ等によ
って閉じる方向へ付勢されており、プロセスカートリッ
ジ4を装置本体9から取り外した状態では図2に示すよ
うに閉じた状態になって感光ドラム4aに外光が当たら
ないようになっている。そしてプロセスカートリッジ4
を装置本体9に装填すると、図示しない機構によって保
護カバー4gが図2の矢印方向へ移動して開いた状態に
なり、感光ドラム4aが露出して転写ローラ5と対向す
るように構成されている。
【0036】また露光部4fにもカートリッジ4の装填
に連動して開閉する保護カバー4hを設けている。
【0037】(クリーニング手段)クリーニング手段は
現像手段4cによって感光ドラム4aに可視像化された
トナーが被記録材2に転写された後、感光ドラム4a上
に残ったトナーをクリーニングするものであり、本実施
例のクリーニング手段4dは図2に示すように、廃トナ
ーの受け部であるトナー容器4d1と、ブレード4d2と、
スクイシート4d3とからなり、感光ドラム4aに残留し
たトナーは、感光ドラム4aの回転に伴ってブレード4
d2で掻き落とされ、スクイシート4d3で廃トナー容器4
d1内へ導かれるようになっている。
【0038】また前記廃トナー容器4d1は、図4に示す
ように、ドラム軸4a3と交差する方向(本実施例ではド
ラム軸4a3に対して略垂直方向)に設けた仕切部材4i
によって〜の複数の室に仕切っており、回収したト
ナーが容器4d1内で偏って溢れることを防止している。
そして前記仕切部材4iは厚さtの板部材によって構成
され、且つ感光ドラム4aと対向する側の端部は厚さが
像担持体と対向しない側の端部の厚さに比べて薄くなる
ように先端鋭角なV字状に形成している。
【0039】前記のように仕切部材4iの端部をV字状
に構成することにより、後述するように廃トナーが容器
4d1内へスムーズに回収される。
【0040】{装置本体に対するプロセスカートリッジ
の装填構造}次に前記プロセスカートリッジ4を装置本
体9に着脱するための構成について説明する。
【0041】装置本体9には軸11を中心にして上部開閉
カバー12が開閉可能に取り付けてあり、図示しないフッ
クによって係止及び係止解除可能に構成してある。
【0042】前記上部開閉カバー12は横断面『コ』字状
に構成してあり、図5(a),(b)に示すように、両
側壁にはプロセスカートリッジ4の両端を支持するガイ
ドレール12aを対向して設けている。このガイドレール
12aはプロセスカートリッジ4の下部をガイドすると共
に、開閉カバー12を閉じた状態で斜め前方へ傾斜するよ
うに構成してある。従って、プロセスカートリッジ4を
装填する場合には、図5(b)に示すように開閉カバー
12を開き、プロセスカートリッジ4の下部を前記ガイド
レール12aに乗せて挿入して装填する。この状態で開閉
カバー12を閉じると保護カバー4gが自動的に開くと共
に、露出した感光ドラム4aのギヤが装置本体9側の図
示しない駆動ギヤと噛合する。
【0043】一方、前記カートリッジ4を取り外す場合
には、前記と逆に開閉カバー12を開くと保護カバー4g
が自動的に閉じ、該カートリッジ4をガイドレール12a
に沿って引き抜けば良い。
【0044】{転写手段}前記プロセスカートリッジ4
による画像形成部で感光ドラム4aに形成されたトナー
像は転写手段5によって被記録材2に転写される。本実
施例の転写手段は図1に示すように、転写ローラ5によ
って構成している。即ち、装填したプロセスカートリッ
ジ4の感光ドラム4aに転写ローラによって被記録材2
を押圧するように構成し、該転写ローラ5にトナーと逆
極性の電圧を印加することによって感光ドラム4a上の
トナーを被記録材2に転写するように構成している。
【0045】{定着部}次に定着部6は前記プロセスカ
ートリッジ4によって被記録材2に形成した画像を定着
させるものであり、図1に示すように、駆動回転する駆
動ローラ6aと、これに圧接して被記録材2に熱及び圧
力を印加する定着ローラ6bとからなる。即ち、被記録
材2は定着部6を通過する際に駆動ローラ6aで搬送さ
れると共に、定着ローラ6bによって熱及び圧力を印加
される。これにより画像形成トナーが被記録材2に定着
する。
【0046】{クリーニング手段の仕切部材と搬送手段
との関係}ここで前記クリーニング手段4dの容器4d1
を複数の室に仕切る仕切部材4iと搬送手段3のローラ
との位置関係について説明する。
【0047】図6の上視図に示すように、前記給送ロー
ラ3aは被記録材2の幅方向に対して2分割して構成さ
れており、レジストローラ対3d,3eも回転軸方向に
対して4分割して構成されている。そして前記クリーニ
ング手段に於ける仕切部材4iの感光ドラム4aに対向
する側の端部(V字状に形成された端部)が、前記被記
録材2が給送ローラ3aと摩擦パッド3b、レジストロ
ーラ対3d,3eに接触する部分(図6のa,b,c,
dの範囲)と、被記録材2の搬送方向で重複しないよう
に構成されている。
【0048】ここで前記『重複しない』とは、図6の上
視図に於いて、感光ドラム側の仕切部材端部から被記録
材搬送方向と平行に延びた領域P,Q,Rが、前記範囲
a,b,c,dの外にあることである。尚、本実施例で
は前記仕切部材端部がV字状になっているために、前記
端部から延びた領域P,Q,Rに幅がないが、前記端部
が厚みを有するときは前記領域P,Q,Rもそれに応じ
て幅を有する。
【0049】前記のようにすると、被記録材2が給送ロ
ーラ3aやレジストローラ対3d,3eとの摩擦によっ
て発生した紙粉が、感光ドラム4aを伝わって廃トナー
と共に凝集体を形成し、クリーニング容器4d1に回収さ
れたとしても、その凝集体は仕切部材端部を通ることな
く容器4d1内へ回収される。従って、前記仕切部材端部
が形成する狭空間に前記凝集したトナーが充填されるこ
とがなくなり、トナーの回収が妨げられることなく、ク
リーニング容器からトナーのホダ落ちが防止される。
【0050】{画像形成動作}次に前記構成の装置によ
って画像形成を行う場合の動作について説明すると、図
1に示す給紙カセット1内の被記録材2を給送ローラ3
aの回転によって一枚分離給送し、レジストローラ対3
c,3dへ給送する。前記レジストローラ対3c,3d
の搬送タイミングと同期して感光ドラム4aを図1の矢
印方向へ回転し、このドラム4aに対して帯電手段4b
によってドラム表面を均一に帯電すると共に、スキャナ
ー部10により画像の光照射を行い、感光ドラム4a上に
潜像を形成する。この潜像形成と同時にプロセスカート
リッジ4の現像手段4cを駆動し、前記感光ドラム4a
上の潜像にトナーが付着するように感光ドラム4aの帯
電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してトナー現像
し、転写ローラ5に前記トナーと逆極性の電圧を印加し
て感光ドラム4a上のトナー被記録材2に転写する。
【0051】前記の如くしてトナー画像を形成した被記
録材2を搬送ローラ3fによって定着部6へ搬送する。
そして定着部6で熱及び圧力を印加してトナー定着を行
った後に排出ローラ7で排出トレイ8へ排出する。一
方、感光ドラム4aに残留したトナーはクリーニング手
段4dに回収されるが、前述したように残留トナーがボ
タ落ちすることなく円滑にクリーニング容器に回収され
るため、高品位の画像形成が行われることになる。
【0052】〔第二実施例〕前述した第一実施例ではク
リーニング手段4dに於ける仕切部材の感光ドラム4a
と対向する側の端部を薄くするに際し、V字状に形成し
た例を示したが、図7に示すように構成しても良い。
尚、この実施例で用いるプロセスカートリッジは第一実
施例で説明した画像形成装置に装填されるものであり、
第一実施例と同一機能を有する部分は同一符号を付して
いる。
【0053】このクリーニング手段4dは仕切部材4i
によって〜の複数の室に仕切っており、第一実施例
と同様に回収したトナーが容器4d1内で偏って溢れるこ
とを防止している。そしてこの仕切部材4iは感光ドラ
ム4aと対向する側の端部を短くカットし、そのカット
した部分に 500μm程度の厚さのシート部材4jを取り
付けて感光ドラム4aの近傍を仕切っている。このシー
ト部材4jは回収された廃トナーを別の室に移動させな
いだけの剛性を有し、且つ滑り性の良い材質(本実施例
ではテトラフルオロエチレンを使用)で構成している。
【0054】このように仕切部材の感光ドラム側端部に
シート部材4jを設けて厚さを薄くすると共に、滑り性
を良くすると、該シート部材4jには廃トナーや紙粉が
付着し難く、仕切部材の感光ドラム側端部に廃トナーが
充填してボタ落ちすることがなくなるものである。
【0055】また図7に示すように給送ローラ3aやレ
ジストローラ対3d,3eのローラ端部を丸くカットし
て構成すると、より効果的である。即ち、ローラによっ
て被記録材2を搬送する場合、被記録材とローラ面の接
触境界であるローラ端部で紙粉が発生し易い。このとき
前記のようにローラ端部が丸くカットしてあると、該部
分での紙粉の発生量が少なくなる。このため廃トナーが
紙粉と混ざって凝集することが少なくなり、廃トナーを
よりスムーズにクリーニング容器4d1内に回収すること
が出来る。
【0056】〔第三実施例〕前述した第一実施例及び第
二実施例ではクリーニング容器4d1を仕切る仕切部材4
iの感光ドラム側端部をV字状或いはシート部材で構成
することにより薄くした例を示したが、図8に示すよう
に、被記録材2が給送ローラ3aと摩擦パッド3b、レ
ジストローラ対3d,3eに接触する部分(図8のa,
bの範囲)と、仕切部材4iの感光ドラム側端部(図8
のP,Q,Rの範囲)とが被記録材2の搬送方向で重複
しないように構成すれば必ずしも前記仕切部材端部を薄
くする必要がない。
【0057】即ち、被記録材2が給送ローラ3aやレジ
ストローラ対3d,3eとの摩擦によって発生した紙粉
は、感光ドラム4aを伝わって廃トナーと共に凝集体を
形成し、クリーニング容器4d1に回収されたとしても、
その凝集体は仕切部材端部を通ることなく容器4d1内へ
回収される。このため前記仕切部材端部が形成する狭空
間Vに前記凝集したトナーが充填されることはなくな
り、クリーニング容器4d1内へ円滑に回収されることに
なる。
【0058】〔第四実施例〕前述した実施例ではクリー
ニング容器4d1の仕切部材4iとレジストローラ対3
d,3eとの関係のみについて述べたが、前記仕切部材
4iと搬送する被記録材2のサイズとの関係についても
以下のように設定すると効果的である。
【0059】この実施例では前述した第三実施例で示し
た構成と原則的には同じであるが、図9の上視図に示す
ように、クリーニング容器4d1を仕切る仕切部材4iの
感光ドラム側端部が、使用する被記録材2の幅方向端部
と、該被記録材2の搬送方向で重複しない位置に設けて
いる。
【0060】この画像形成装置で使用する被記録材2の
サイズとしては、一般的にA3版、A4版、A5版、B
4版、B5版、レターサイズ、ハガキサイズ、名刺サイ
ズであるが、これらの各サイズの被記録材2を搬送した
場合に、該被記録材2の幅方向端部が仕切部材端部と重
複しない位置にくるように設計してある。具体的には被
記録材2を中央振り分け基準で搬送する場合、図9に示
すようにクリーニング容器4d1を3個の仕切部材4i1,
4i2,4i3で〜の室に仕切場合、中央の仕切部材4
i2は搬送される被記録材2の幅方向中央に設け、両側の
2個の仕切部材4i1,4i3は前記中央の仕切部材4i2か
ら58mm離れた位置に配置している。
【0061】前記のようにすると、給送ローラ3aやレ
ジストローラ対3d,3eが被記録材2の幅方向端部と
接触した場合に、該被記録材端部ではケバ立ちや紙粉が
発生し易いが、該部分で発生した紙粉は仕切部材4i1〜
4i3の端部領域P,Q,Rを通らないために、仕切部材
端部が形成する狭空間Vに前記紙粉と廃トナーとからな
る凝集物が充填されることはなく、廃トナーのボタ落ち
等を防止することが出来る。
【0062】〔第五実施例〕また前述した第四実施例の
変形例として、図10に示すように、レジストローラ対3
d,3e等が被記録材2の幅方向端部を挟まないように
構成すると、紙粉等の発生を抑制出来るためにより好ま
しい。
【0063】即ち、図10に示すように、給送ローラ3a
は被記録材2の搬送方向に於いて、クリーニング容器仕
切部材4iの位置P,Q,R及び一般に使用される被記
録材2の各サイズの幅方向端部と重複しないように複数
に分割して構成している。また下側のレジストローラ3
dはクリーニング容器仕切部材4iの位置P,Q,Rと
重ならないように分割して構成している。更に上側のレ
ジストローラ3eは給送ローラ3aと同じように、クリ
ーニング容器仕切部材4iの位置P,Q,R及び一般に
使用される被記録材2の各サイズの幅方向端部と重複し
ないように複数に分割して構成している。
【0064】前記の如く構成すると、給送ローラ3a及
びレジストローラ対3d,3eが被記録材2の幅方向端
部を挟み込まないために、各ローラのたわみがなくなる
ことから、被記録材2に対する各ローラの接触圧の差が
なくなる。従って被記録材2の幅方向端部での紙粉の発
生が抑えられ、仕切り部材4iの端部への廃トナーの充
填をより効果的に防止することが出来る。
【0065】尚、図10に示す実施例では仕切り部材4i
の感光ドラム側端部を第一実施例と同様にV字状に形成
しているために、この点でも仕切り部材端部への廃トナ
ーの充填がされ難くなっている。
【0066】〔第六実施例〕また前述した第五実施例の
変形例として、図11に示すように、給送ローラ3a及び
レジストローラ対3d,3eが被記録材2の幅方向端部
を挟まないように構成すると共に、各ローラの端部を丸
くカットして構成すると紙粉の発生をより効果的に抑制
し、仕切り部材4iの端部への廃トナーの充填を防止す
ることが出来る。
【0067】更に図11に示すように、仕切り部材4iの
感光ドラム側端部を第二実施例と同様に滑り性の良いシ
ート部材4jで構成すると、該端部への廃トナーの充填
がより効果的に防止される。
【0068】〔第七実施例〕また前述した実施例では仕
切部材4iの感光ドラム側端部を薄くするためにV字状
にし、シート部材で構成した例を示したが、図12に示す
ように、円弧状にしても狭空間Vへの廃トナーの滞留を
防止することが出来る。
【0069】図12に示す実施例ではクリーニング容器4
d1を2個の仕切部材4iによって〜の室に分割し、
廃トナーの偏りを防止している。そしてこの仕切部材4
iはts の厚さを有しているために、仕切部材4iは感
光ドラム4aの回転軸方向イ−イ及びロ−ロで感光ドラ
ム表面と狭空間Vを形成している。
【0070】しかし、前記仕切部材4iの感光ドラム側
端部を円弧状に形成してあるために、廃トナーは円弧状
端部に滞留することなく左右に分かれてクリーニング容
器4d1内に入り込み、前記狭空間Vに廃トナーが充填さ
れてしまうことがない。
【0071】更に、この実施例では搬送される被記録材
2と前記仕切部材4i及び給送ローラ3aと摩擦部材3
b及びレジストローラ対3d,3eの位置関係を以下の
ように定めている。尚、本実施例では被記録材2とし
て、図12に示すように、レターサイズ、A4版、B5
版、A5版、名刺サイズを搬送する。
【0072】即ち、2個の仕切部材4iの中心は、図12
に示す被記録材2の幅方向中心線cから44.5mm離れた位
置に左右対称に配置し、4個に分割した上レジストロー
ラ3eも被記録材2の中心cを軸に左右対称に配置し、
その端面a−a′、b−b′、c−c′、d−d′は被
記録材2の中心cからそれぞれ19.3mm、39.7mm、84.2mm
の位置にくるように構成している。また給送ローラ3a
及び摩擦部材3bの長手方向中心は被記録材中心cと一
致しており、且つその端面はそれぞれ中心cから20mm、
12.5mmの位置にくるように構成している。
【0073】前記の如く構成することにより、被記録材
2の幅方向両端部と仕切部材4i、及び給送ローラ3
a、レジストローラ3d,3eと仕切部材4iが被記録
材の搬送方向で重複しないため、被記録材2の両端部及
びローラによる摩擦によって発生した紙粉が感光ドラム
4aを伝わって廃トナーと伴に凝集体を形成してクリー
ニング容器4d1内へ回収されても、感光ドラム4aとク
リーニング仕切部材4iがなす狭空間に充填されること
ない。このため廃トナーの送り機構をもたないクリーニ
ング手段にあっても、クリーニング容器からトナーのボ
タ落ちを効果的に防止することが出来る。
【0074】尚、搬送する被記録材2としてA3版、B
4版、ハガキサイズを搬送した場合も、前記重複しない
ように構成すると更に効果的である。
【0075】〔その他の実施例〕前述した実施例ではク
リーニング手段の仕切部材の端部をの厚さを薄くするこ
とにより、該端部に廃トナーが滞留しないようにした
が、ここで「端部の厚さを薄くする」とは、前述したよ
うに端部をV字状に形成し、又は薄シートで形成し、或
いは円弧状に形成する場合の他にも廃トナーが該端部で
滞留しない形状であればどのような形状にしても良い。
【0076】本発明に係るプロセスカートリッジ4は前
述のように単色の画像を形成する場合のみならず、現像
手段4cを複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、
3色画像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジ
にも好適に適用することが出来る。
【0077】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0078】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光ドラム4aの表面に移動させ、該ドラム
4aの表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは
当然である。
【0079】また感光ドラム4aに残存するトナーのク
リーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁
気ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良
い。
【0080】また前述したプロセスカートリッジ4と
は、像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少な
くともクリーニング手段とを備えたものである。従っ
て、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述し
た実施例のもの以外にも、例えば像担持体とクリーニン
グ手段の他に、帯電手段を一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの。像担持体とクリーニン
グ手段の他に、現像手段を一体化的にカートリッジ化
し、装置本体に着脱可能にするもの。或いは像担持体と
クリーニング手段のみを一体的にカートリッジ化し、装
置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0081】また前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれ
に限定する必要はなく、例えば複写機、ファクシミリ装
置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形成装置に適
用することも当然可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明は前述したように、クリーニング
手段に於ける現像剤を受ける受け部内を、像担持体の回
転軸と交差する方向に設けた仕切部材によって複数の室
に仕切り、前記仕切部材の像担持体と対向する側の端部
を薄く構成することにより、像担持体から除去した現像
剤は仕切部材端部が形成する狭空間に充填されることな
く、円滑にクリーニング受け部内に回収することが出来
る。
【0083】またクリーニング手段に於ける仕切部材の
像担持体に対向する端部が、被記録材を搬送する搬送手
段の被記録材接触部分と、被記録材の搬送方向で重複し
ないよう構成することにより、或いはクリーニング手段
に於ける仕切部材の像担持体に対向する端部が、搬送手
段によって搬送される被記録材の端部と、被記録材の搬
送方向で重複しないよう構成することにより、被記録材
の搬送によって発生した紙粉により凝集した現像剤が前
記仕切部材端部を通過することがなくなり、該凝集体が
仕切部材端部が形成する狭空間に充填されることを防止
することが出来る。
【0084】従って、クリーニング手段に回収した現像
剤の送り機構を設けなくても像担持体上の現像剤を円滑
に回収することが出来るため、部品点数を減少してコス
トダウンを図ることが出来ると共に、プロセスカートリ
ッジ或いは画像形成装置を小型化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体模
式説明図である。
【図2】プロセスカートリッジの構成断面説明図であ
る。
【図3】プロセスカートリッジの外観図である。
【図4】クリーニング容器の斜視説明図である。
【図5】プロセスカートリッジの装填構成の説明図であ
る。
【図6】端部をV字状にしたクリーニング容器の仕切部
材と、給送ローラ及びレジストローラとの位置関係を示
す説明図である。
【図7】端部をシート部材で構成したクリーニング容器
の仕切部材と、端部を丸くカットした給送ローラ及びレ
ジストローラとの位置関係を示す説明図である。
【図8】一定の厚みを有するクリーニング容器の仕切部
材と、給送ローラ及びレジストローラとの位置関係を示
す説明図である。
【図9】クリーニング容器の仕切部材と、給送ローラ及
びレジストローラと、被記録材の幅方向端部との位置関
係を示す説明図である。
【図10】給送ローラ及びレジストローラが被記録材の
幅方向端部を挟まずに搬送する実施例の説明図である。
【図11】端部を丸くカットした給送ローラ及びレジス
トローラが被記録材の幅方向端部を挟まずに搬送する実
施例の説明図である。
【図12】仕切部材の端部を円弧状に形成した実施例の
説明図である。
【図13】従来技術に係る画像形成装置の構成説明図で
ある。
【図14】従来技術に係るクリーニング容器の仕切部材
が形成する狭空間の説明図である。
【図15】従来技術に係るクリーニング容器の斜視説明
図である。
【図16】従来技術に係るクリーニング容器の仕切部材
と、給送ローラ及びレジストローラの位置関係を示す説
明図である。
【図17】従来技術に係るローラ対によって被記録材を
搬送する場合のローラのたわみの説明図である。
【図18】従来技術に係る廃トナーを送り機構を有する
クリーニング手段の説明図である。
【符号の説明】 1…給紙カセット 2…被記録材 3…搬送手段 3a…給送ローラ 3b…摩擦部材 3d,3e…レジストローラ 4…プロセスカートリッジ 4a…感光ドラム 4b…帯電手段 4c…現像手段 4d…クリーニング手段 4d1…廃トナー容器 4i…仕切部材 4e…ハウジング 5…転写ローラ 6…定着部 7…排出ローラ 8…排出部 9…装置本体 10…スキャナー部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/10 - 21/12

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、少なくとも前記像担持体上
    の現像剤を除去するためのクリーニング手段とを有する
    プロセスカートリッジに於いて、 前記クリーニング手段に於ける現像剤を受ける受け部材
    内を、仕切部材によって前記像担持体の回転軸と交差す
    る方向に仕切り、前記仕切部材の像担持体と対向する側
    の端部の厚さを、像担持体と対向しない側の端部の厚さ
    に比べて薄くしたことを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段に於ける現像剤を
    受ける部材内を、仕切部材によって前記像担持体の回転
    軸と略垂直な方向へ仕切った請求項1記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記像担持体と対向する仕切部材の端部
    を先端鋭角なV字状に構成した請求項1記載のプロセス
    カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記像担持体と対向する仕切部材の端部
    を滑り性の良いシート部材で構成した請求項1記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記像担持体と対向する仕切部材の端部
    を円弧状に構成した請求項1記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジは、像担持体
    とクリーニング手段の他に、前記像担持体に形成した像
    を現像するための現像手段とを一体的にカートリッジ化
    し、装置本体に対して着脱可能としたものである請求項
    1記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記プロセスカートリッジは、像担持体
    とクリーニング手段の他に、前記像担持体を帯電させる
    ための帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本
    体に対して着脱可能にしたものである請求項1記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記プロセスカートリッジは、像担持体
    とクリーニング手段の他に、前記像担持体を帯電させる
    ための帯電手段と、前記像担持体に形成した像を現像す
    るための現像手段とを一体的にカートリッジ化し、装置
    本体に対して着脱可能としたものである請求項1記載の
    プロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 像担持体と、 前記像担持体に形成した像を現像するための現像手段
    と、 前記現像手段によって現像した像を被記録材に転写する
    ための転写手段と、 摩擦により被記録材を前記転写手段へ搬送するための搬
    送手段と、 前記転写手段により被記録材に像を転写した後に、像担
    持体上の現像剤を除去するために、受け部内を仕切部材
    によって像担持体の回転軸と交差する方向に仕切ったク
    リーニング手段とを有し、 前記クリーニング手段に於ける仕切部材の像担持体に対
    向する端部が、前記搬送手段の被記録材接触部分と、被
    記録材の搬送方向で重複しないよう構成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記クリーニング手段に於ける仕切部
    材の像担持体に対向する端部が、前記搬送手段によって
    搬送される被記録材の幅方向端部と、被記録材の搬送方
    向で重複しないよう構成した請求項9記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記搬送手段は、被記録材としてA3
    版、A4版、A5版、B4版、B5版、レターサイズ、
    ハガキサイズ、名刺サイズの何れかを搬送するものであ
    る請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記クリーニング手段に於ける仕切部
    材の像担持体に対向する端部の厚さを、像担持体と対向
    しない側の端部の厚さに比べて薄くしたことを特徴とす
    る請求項9又は請求項10記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記クリーニング手段に於ける前記像
    担持体と対向する仕切部材の端部を滑り性の良いシート
    部材で構成した請求項9又は請求項10記載の画像形成装
    置。
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