JPH0359693A - トナー回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真装置における感光体上に残留したトナ
ーを回収するトナー回収装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の電子写真装置のトナー回収装置について第９図、
第１０図、第１１図、第１２図を用いて説明する。

従来のトナー回収装置は、第９図に側断面図を示すよう
な構造であり、感光体７１上に形成されたトナー像７２
は、感光体７１の矢印Ｊ方向の回転によって転写装置７
３の位置へ進み、印刷用紙７９に転写される。しかし感
光体７１上には転写されずに残留するトナー７５が付着
している。それを、クリーニング部材７７によって除去
し、トナーシール８０によって受は止め、押圧カム７８
の矢印に方向の回転によって廃トナー回収容器７６へ蓄
積していく、蓄積されたトナーはやがて廃トナー回収容
器内に満たされ、廃トナー回収容器の上部に設けられた
、例えば圧電素子のような廃トナー検知手段を作動する
。これによって廃トナー満杯状態を検知し、報知及び電
子写真装置の動作停止などを行なうものであった。しか
し電子写真装置においては、印刷のパターンは様々であ
り、感光体表面へのトナー付着量も感光体の軸方向で異
なる。すなわち、クリーニング部材によって除去される
トナーの皿も場所によって異なることになる。従来例の
ようなトナー回収装置では、このトナー量の差は廃トナ
ー回収容器７６内でも解消されることはなく、印刷のパ
ターンによって、第１０図（廃トナー回収容器７６を矢
印り方向から見た断面図例）のように廃トナー検知手段
７９の位置でトナー量が多くなった場合、廃トナー回収
容器７６が満杯になる以前に、廃トナー検知手段７９が
作動し、満杯検知がされるため、廃トナー回収容器の容
量を有効に使えない、これは、廃トナー満杯検知時の廃
トナーの回収容量の大幅な減少の原因となり、廃トナー
満杯検知を、感光体の寿命とするものにおいて（現在多
用されている）ユーザーにとって感光体の寿命の減少と
、ランニングコストの上昇という問題となっている。ま
た逆に第１１図（廃トナー回収容器７６を矢印り方向か
ら見た断面図例〉のように廃トナー検知手段７９の位置
でのトナー量が少ない場合、満杯検知がされる以前に他
の場所が満杯状態となり、トナーシール８０の部分から
トナーがあふれて電子写真装置本体をトナーで汚してし
まった。このようなトラブルは印刷紙のトナー汚れとい
う印刷不良によってユーザーが発見し、ユーザーは装置
本体のケースを開け、廃トナー回収容器等の交換及び、
装置本体内に飛散したトナーをふき取る作業を行なわな
ければならなかった。

さらに最悪の場合には、トナー満杯による負荷で押圧カ
ム７８がメカ的にロックして、ｖｌ装置本体歯車等の損
傷を招き、ユーザーでは復帰できない重欠陥になること
もあった。

またこのような廃トナー回収装置においては、トナーシ
ール８０と感光体７１との間隙から廃トナー回収容器内
にトナーが蓄積されてくると、　トナーもれが生じ、印
刷面にトナー汚れを発生するものとなっていた。

さらに装置本体の汚れその他により廃トナー回収装置を
本体から外し、第１２図に示すようにユーザーが斜めに
傾けた場合、廃トナー回収容器の中のトナーは一方にか
たよって詰まってしまいトナーもれが発生したり、その
まま水平に戻して装着した場合には、第１１図と同じよ
うな状態で装置本体に組込まれて運転される事になり、
前述のようなトナーもれや、装置本体の損傷等の重大な
欠陥につながるものとなっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明はこのような問題点に鑑み、廃トナー回収容器の
容量をロスすることなくトナーを回収し、トナー回収皿
の減少を防ぎ安定化を計ること、また確実にトナーの満
杯を検知すること、廃トナー回収容器からのトナーもれ
をなくすこと、さらにはユーザーがメンテナンス等で廃
トナー回収容器を外して斜めにしたとしても、廃トナー
回収容器内のトナーがかたよることなく、トナーもれが
発生せず、廃トナー満杯検出不良や、それによる印刷の
不良を発生しないトナー回収装置を提供することを目的
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は以上述べたような問題点を解決するために感光
体表面からトナーを除去するクリーニング部材と、除去
されたトナーを廃トナー回収口へ搬送する第１のらせん
状搬送体と、廃トナー回収口と連結する廃トナー回収容
器と、廃トナー回収容器の内部にトナーを搬送する第２
のらせん状搬送体と、前記廃トナー回収容器の内部に、
第２のらせん状搬送体の搬送方向へのトナーの自由移動
を規制する規制部材を設け、前記第２のらせん状搬送体
は、搬送力の劣る部分を有する不連続ならせん状搬送体
とし、前記規制部材と規制部材との間に、前記第２のら
せん状搬送体の搬送力の劣る部分を配設することによっ
て、廃トナー回収容器内へのトナーの充てん率を高め、
かつ廃トナー回収容器の内部に安定して確実にトナーを
蓄積し、トナーの満杯検知を容易で確実にするとともに
、トナーの外部へのもれを防止するものである。

〔実施例〕

以下本発明を適用した電子写真装置の具体例である第１
図〜第８図を用いて説明する。

第１図は本発明の電子写真装置の側断面図であり、感光
体ｌの上方に現像装置２を左方に転写装Ｗ３、右方に帯
電装置１５、右斜め下方に除電装置１４を、右方に潜像
形成装置！２０を、下方にクリーニング部材４を配設し
である。２７．２８は給紙装置であり、いま電気信号に
より給紙装置２７が選択されていれば、印刷指令を受け
ると、紙入ロセンサー２２の紙無信号による給紙指令を
受は印刷用紙１９が、給紙ローラ２６によって紙入ロロ
ーラ２１まで自動的に送られる。また印刷指令により感
光体１の下方に配設された定着装置３０が回転を始め、
除電装置１４、現像装置２に電源が投入される。そして
紙入ロセンサー２２の紙有信号により印刷開始指令が出
ると紙入ロローラ２１が回転を始め、感光体ｌの方向に
印刷用紙を送り出す、すると紙先端検出センサー２３が
紙有を検出し、これによって、所定のタイミングで、潜
像形成装置２０が動作を始め、感光体ｌへの潜像形成を
開始する。そして感光体１上に現像装置２によってトナ
ー像を形成し、印刷用紙の印刷面へと向かっていく、こ
の時より少し以前に転写装置１６に電源が投入され、感
光体１上のトナー像は印刷用紙１９に転写される。トナ
ーが転写された印刷用紙は、下方の定着装置３ｏに送ら
れ熱定着され、排紙ローラ３２によってトレイ３４に排
出される。また印刷用紙１９に転写されなかった感光体
１上の残留トナーは、クリーニング部材４によって除去
され、第１スクリユーカム５によって廃トナー回収口１
２へ向けて搬送され廃トナーボックス７へ送られる。そ
して廃トナーボツクス７内に設けられた第２スクリユー
カムによって順次廃トナー回収ボックス内を充満するよ
うに搬送される。

また第２図は開閉ケース２４を開けた状態を示したもの
であるが、この状態で紙ジヤム時の紙の除去やトナーカ
ートリッジ３５により現像装置２へのトナー補給ができ
、感光体１、クリーニング部材４、廃トナーボツクス７
等を一体的に構成した感光体ユニット１３の脱着も容易
にできる。すなわち、開閉ケース２４を開けるだけで、
廃トナーボックスが満杯になった時の感光体ユニットの
脱着や、交換、その他、トナー供給や、紙ジヤム処理等
、全てのメンテナンスが行なえるようになっている。

第３図は感光体ユニット１３の断面であり、第４図は矢
印Ａ方向から見た廃トナーボックスの断面図である。こ
れより廃トナー回収機構について第３図、第４図を用い
て説明する。感光体１からクリーニング部材４によって
除去されたトナーは、第１スクリユーカム５によって、
第１スクリユーカム５の軸方向に搬送され、廃トナー回
収口１２へ集められ、廃トナーボツクス７側へ送り込ま
れる。廃トナーボツクス７内には第２スクリユーカム６
が有り、さらに第２スクリユーカムの搬送方向（矢印Ｃ
方向）に対してトナーの自由移動を規制する規制部材１
１が設けられ、廃トナーボックス７の中がいくつかの部
屋に分けられた形となっている。これにより、第１スク
リユーカムによって廃トナーボックスに送り込まれたト
ナー１６は第４図における規制部材１１によって分けら
れた最も左側の部屋に蓄積される。そしてその部屋がト
ナーで満たされると、第２スクリユーカムの回転によっ
てトナー１６は規制部材１１によって分けられた、とな
りの部屋に蓄積される。この規制部材と規制部材とによ
って区分された部屋の間には、第２スクリユーカム６の
不連続部６−２を設けてあり、この不連続部６−２があ
るために次の部屋へのトナーの移動が遅れる。すなわち
、この部屋へのトナー１６の充てん率が高まり、部屋毎
の充てん量を連続したカムより多くするものである。そ
してその部屋がトナー１６で満たされると、第４図に示
すごとく第２スクリユーカム６によってそのとなりの部
屋へ順々に矢印Ｃ方向へとトナーが充満されて行き、最
後には第２スクリユーカム６のトナー搬送終了端近傍に
設けた満杯検知膜ｌＯを第５図のごとく変形させ、廃ト
ナーセンサ−レバー８を動かし、フォトセンサー９を作
動させる。これにより満杯検知信号が図示されないコン
トローラへ送られ、例えば、ＬＥＤ表示やブザー音によ
る報知、及びプリンタ本体の作動停止を実施する。

この時廃トナーボツクス内の規制部材１１によって分け
られた部屋は第６図に示す如く全て充満した状態となる
。

第７図は感光体ユニット１３の側面図で、スクリューカ
ムの駆動について示したものである。スクリューカムの
動力は、感光体１の回転力を歯車によって伝達しており
、感光体１に取り付けられた感光体歯車１−１の矢印り
方向への回転により、中間歯車１４を介して、第１スク
リユーカム５に取付けられた第１カム歯車５−１が第１
スクリユーカム５を矢印Ｆ方向へ回転させ、第２スクリ
ユーカム６に取付けられた第２カム歯車６−１は、第２
スクリユーカム６を矢印Ｇ方向へ回転させる。

このように第１スクリユーカム５と第２スクリユーカム
６は回転方向を逆にすることで、搬送方向を変え、同一
のスクリューカムの使用を可能にしている。また第１カ
ム歯車５−１より、第２カム歯車６−１の歯数を約−２
割小さくし、第２スクリユーカム６の回転数を第１スク
リユーカム５より２割程速くしてあり、第１スクリユー
カム５より第２スクリユーカム６のトナー搬送能力を２
割程高めである。これにより第１スクリユーカムによっ
て、集められたトナーが、廃トナーボツクス内へ送られ
ずにクリーニング部材４側へあふれ出して、装置本体へ
トナーが飛散しないようにしている。

また第８図は第４図の状態で、廃トナーボックス７を傾
けた状態を示したものであるが、このように傾けても、
規制部材１１によって廃トナーボックス７が小部屋に分
けられているため、　トナーがほとんど移動しない、こ
のためメンテナンス等で感光体ユニット１３を取り外し
た時に傾けて、ふたたび本体に装着したとしても、トナ
ー回収量はほとんど変動せず、トナー満杯検出不良が発
生しないものである。

またこのように本実施例によればトナー回収皿が、印字
パターンの変動に全く影響なく安定するため、トナーの
供給量を管理する方式の電子写真装置においては、廃ト
ナー回収量が的確に把握できることから、満杯検知手段
を不要なものとすることができるものである。

さて、本実施例では廃トナー検知手段として、膜とフォ
トセンサーとレバーの構成を採用したが、これは圧電素
子などでも良く、さらに位置についても、廃トナーボッ
クスの側面に設置しても同様の効果が得られることはい
うまでもない、また本実施例では、廃トナーボツクス内
のスクリューカムを１本としたが、複数本でも良く、そ
の場合廃トナー検知手段は、最終段のカムの搬送終了端
の近傍に位置させれば良い。

〔発明の効果〕

以上述べたようにクリーニング部材によって除去された
トナーを搬送する第１のスクリューカムと、廃トナーボ
ツクス内に設けた搬送力の劣る不連続な部分を有する第
２スクリユーカムと、第２スクリユーカムのトナー搬送
方向に対するトナーの自由移動を規制する規制部材と、
この規制部材と規制部材によって区分けされた部屋の略
中央に、第２スクリユーカムの搬送力の劣る不連続な部
分を配設することにより、トナーの充てん効率を高め効
率良く廃トナーボツクス内にトナーを蓄積することがで
き、廃トナー満杯検知が容易に確実に行なえ、傾けても
トナーがもれず、トナー回収量が印字パターンの変動に
影響のない信頼性の高いトナー回収装置を提供すること
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明のトナー回収装置を適用した電
子写真装置の側断面図。 第３図、第５図は本発明のトナー回収装置の側断面図。 第４図、第６図、第８図は本発明のトナー回収装置のト
ナーボックスの断面図。 第７図は本発明のトナー回収装置の側面図。 第９図、第１０図、第１１図、第１２図は従来のトナー
回収装置の主要断面図。 １・・・感光体 ２・・・現像装置 ３・・・転写装置 ４・・・クリーニング部材 ５・・・第１スクリユーカム ５−１・・・第１カム歯車 ６・・・第２スクリユーカム ６−１・・・第２カム歯車 ６−２・・・第２スクリューカム不連続部７・・・廃ト
ナーボックス １０・・・満杯検知膜 １１・・・規制部材 １２・・・廃トナー回収口 １３・・・感光体ユニット １３−１・・・把手 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光体上に残留したトナーを回収するトナー回収
   装置において、前記感光体表面からトナーを除去するク
   リーニング部材と、除去されたトナーを廃トナー回収口
   へ搬送する第１のらせん状搬送体と、前記廃トナー回収
   口と連結する廃トナー回収容器と、該廃トナー回収容器
   の内部にトナーを搬送する第２のらせん状搬送体とを有
   し、前記廃トナー回収容器の内部に前記第２のらせん状
   搬送体のトナー搬送方向へのトナーの自由移動を規制す
   る規制部材を設け、前記第２のらせん状搬送体は、不連
   続ならせん状搬送体とし、前記規制部材と規制部材との
   間に、前記第２のらせん状搬送体の不連続な部分を配設
   した事を特徴とするトナー回収装置。