JPH0745311B2 - 循環式自動原稿供給装置および該装置を備えた両面複写装置 - Google Patents

循環式自動原稿供給装置および該装置を備えた両面複写装置

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JPH0745311B2
JPH0745311B2 JP63032511A JP3251188A JPH0745311B2 JP H0745311 B2 JPH0745311 B2 JP H0745311B2 JP 63032511 A JP63032511 A JP 63032511A JP 3251188 A JP3251188 A JP 3251188A JP H0745311 B2 JPH0745311 B2 JP H0745311B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、循環式自動原稿供給装置および該装置を備え
た自動両面複写装置に関するもので、詳しくは、ページ
順に揃えた複数部の原稿より多数部の複写をとる場合
に、ページ順に画像が形成された複写用紙を排出すると
共に、両面原稿から複写用紙への両面複写、両面原稿か
ら複写用紙への片面複写、片面原稿から両面複写、片面
原稿から片面複写の4通りの複写方法を簡単に切り替え
て行うことが出来るようにしたものであり、特に、循環
式自動原稿供給装置では原稿の片面を露光した後に該原
稿を反転して他面を露光できる反転経路を設け、短時間
で両面原稿の複写が取れるようにすると共に、原稿供給
ホッパに複写した原稿を同一順序で且つ同一向きに自動
的に戻す、即ち、原稿ホッパ内の原稿を最上側より送り
出す場合には、複写済み原稿を原稿ホッパの最下側の原
稿の下側へと送り込む一方、原稿ホッパ内の原稿を最下
側より送り出す場合には、複写済み原稿を原稿ホッパの
最上側の原稿の上側へと送り込むように排紙する循環式
としたものである。
従来の技術 従来、複写機においては原稿の自動送り装置が種々提案
されているが、高速化した場合に動作が不確実であった
り、また、一度複写した原稿を再複写する場合に排出さ
れた原稿を再度手動操作で原稿送り装置にセットし直す
必要があり、同一の原稿から多数の複写を取る場合、お
よびシート原稿の両面から複写を取る場合に操作が繁雑
になる欠点があった。特に、複数枚のページの揃った原
稿から多数枚の複写をページ順に得る操作が困難である
欠点があった。
また、近時、両面原稿の複写を可能とした原稿送り装置
を備えた複写機が、例えば、U.S.P4099150およびU.S.P4
140387で提案されているが、下記の如く種々の問題点が
あった。即ち、U.S.P4099150では両面原稿を複数枚循環
させると共に、その間に反転装置で原稿を反転させて両
面複写を得る装置が提案されているが、該装置では、原
稿ジャムが発生した場合に、複写した用紙が原稿のペー
ジ順に得られ難いと共に原稿の表裏がセットした時と異
なり、操作性が悪い欠点がある。また、U.S.P4140387で
は両面原稿を原稿供給部より露光台へ送り込んで複写後
に、原稿供給部へ戻さずに反転して裏面複写を行う装置
が提案されている。しかし、該装置においても、複写機
の本体側で未定着画像の乗っている用紙をエアーで吸引
搬送、反転を行わねばならず、装置が大型化して高価格
となる欠点があった。かつ、該装置では原稿の一面を露
光した後、他面を露光するまでに原稿を反転する行程が
入るので次の原稿を提示する為には、前の原稿の両面複
写行程の露光終了まで待機時間が必要なため、原稿交換
時間が長くなり、複写速度を速くすることが困難である
不具合があった。
発明の目的 本発明は、上記した従来の不具合を解消せんとするもの
で、露光を完了した原稿を再度露光部へ短い行程で循環
出来るようにし、両面原稿から連続的に両面複写を得る
ことが出来ると共に、連続的に複数枚の複写を得ること
が出来、かつ、ページの揃った原稿ではページの揃った
順で原稿ホッパ内に戻されるようにし、しかも、上記複
写操作が極めて簡単な操作で短時間に効率良く行うこと
が出来るようにした循環式自動原稿供給装置(Recircul
ating Document Handler:RDH)を提供することを目的と
ものである。
さらに、本発明は、上記循環式自動原稿供給装置と互い
に関連して作動し、ページの揃った原稿より複写した複
写用紙がページの揃った順で排出されると共に、両面原
稿から複写用紙への両面複写、両面原稿から複写用紙へ
の片面複写、片面原稿から複写用紙への両面複写、片面
原稿から片面複写の4通りの複写を可能とする上記循環
式自動原稿供給装置を備えた自動両面複写装置を提供す
ることを目的とするものである。
さらに又、本発明は、複数枚の両面原稿から複写を取る
場合に、全原稿の同一片面を同一露光部で露光した後
に、全原稿の他面を他の露光部で露光する複写モード
と、原稿を1枚毎に片面を露光して後に反転して他面を
露光し、該工程を順次原稿毎に行う複写モードとを選択
出来るようにした複写装置を提供することを目的とする
ものである。
発明の構成および作用 本発明は、上記した目的を達成するため、下記の循環式
自動原稿供給装置並びに該装置を備えた両面複写装置を
提供するものである。
第1に、複数の原稿を自動的に循環搬送する自動原稿供
給装置であって、ページ順の原稿を上向き(フェイスア
ップ)で或いは下向き(フェイスダウン)で受け入れる
原稿ホッパと、上記原稿ホッパより原稿を最上側あるい
は最下側より1枚づつ給紙する給紙手段と、上記原稿ホ
ッパとは離れた位置に有り、原稿が提示される第1提示
部と第2提示部を有し、第1提示部と第2提示部の夫々
原稿が露光される第1露光部と第2露光部が、略同一平
面上に存在するように配置されていると共に近接位置に
ある原稿提示手段と、上記ホッパから第1提示部まで原
稿を搬送する第1搬送手段と、第1提示部から第2提示
部の間に有って原稿提示面を反転させる原稿反転手段を
含む第2搬送手段と、第2提示部から上記原稿ホッパ
へ、該原稿ホッパ内に載置されている原稿が最上側より
上記第1搬送手段に給紙される場合は最下側の未複写原
稿の下側に既複写原稿を順次戻し、或いは、最下側より
給紙される場合は最上側の未複写原稿の上側に既複写原
稿を順次戻す、上記第1搬送手段および第2搬送手段と
は異なる、即ち、上記第1提示部および第2提示部を再
度通過させることなく第2提示部より直接原稿ホッパに
原稿を戻す第3搬送手段とを備えていることを特徴とす
る循環式自動原稿供給装置を提供するものである。
上記した循環式自動原稿供給装置によれば、第2搬送手
段により、露光を完了した原稿を再度露光部へ短い行程
で循環出来るため、両面原稿から連続的に両面複写を得
ることが出来る。また、原稿ホッパより原稿を上取りし
た場合は該原稿ホッパの最下側に原稿を戻す一方、原稿
を下取りした場合は最上側に原稿を戻すため、原稿を原
稿ホッパに載置した順序でページが揃った状態で原稿ホ
ッパ内に戻すことが出来る。しかも、該装置は簡単な構
造であるため、コストアップにならずに提供することが
出来、かつ、該装置による上記作用が極めて簡単に短時
間に効率良く行うことが出来ると共に安定して行うこと
が出来るものである。
第2に、本発明は、上記原稿提示部の第1提示部と第2
提示部を、並設した2個の第1および第2シリンダで構
成し、各シリンダの鉛直下方にそれぞれ第1露光部と第
2露光部を形成すると共に、上記各シリンダ自体を回転
し、或いはシリンダの外周に配置した搬送ローラを回転
して、給紙された原稿をシリンダに巻き付けて露光部に
搬送する構成としていることを特徴とする上記第1に記
載した循環式自動原稿供給装置を提供するものである。
上記した原稿提示部を備えた装置によれば、両面原稿の
場合は原稿を反転させることにより第1露光部と第2露
光部で原稿の両面を連続して複写できる一方、片面原稿
を複写する場合は、いずれか一方の露光部で露光し、他
方の露光部では露光しないで通過させるだけでよく、そ
のため、両面原稿と片面原稿の切り替えのための切替ゲ
ート及び搬送経路を不要とすることが出来る。また、上
記第1露光部と第2露光部とを同一平面に形成している
ため、露光部の切り替えは、複写機本体に設けている光
学系を走査方向に移動させるだけで良く、簡単に行え
る。さらに、原稿を原稿ホッパ内にフェイスアップで載
置した場合よおびフェイスダウンで載置した場合のいず
れの場合も、原稿を反転させているため、両面原稿をと
ることが出来る。さらにまた、原稿ホッパ内にセットさ
れた複数枚の原稿に対して、各原稿の片面を第1露光部
で複写した後に原稿を反転して原稿の他面を第2露光部
で複写し、該両面の複写を各原稿毎に行う複写モード
と、全原稿の片面を第1露光部で複写した後に全原稿の
他面を第2露光部で複写する複写モードとの切り替えを
簡単に行うこと等が出来る。
第3に、上記第2搬送手段の反転手段は、上記第1露光
部を通過した後に第1シリンダ外周の原稿搬送路から分
岐して伸長する第1経路と、第2露光部に通過する前の
第2シリンダ外周の原稿搬送路から分岐して伸長する第
2経路と、上記2つの分岐経路を合流した第3経路とか
らなる表裏反転経路を備え、上記第3経路に正逆搬送手
段を設置し、該搬送手段により第1経路から搬送される
原稿の搬送方向を反転して第2経路へ搬送し、第1露光
部で露光された原稿の一面と逆の他面を第2露光部で露
光可能とし、かつ、上記第1経路と第1シリンダ外周の
搬送路との分岐点および、第2露光部通過後の第2シリ
ンダ外周の原稿搬送路と上記第3搬送手段の搬送路との
分岐点に、夫々搬送路選択手段を設置して原稿の搬送方
向を選択可能とし、各露光部での原稿の同一面の露光回
数を選択出来る構成としたことを特徴とする循環式自動
原稿供給装置を提供するものである。
上記した装置によれば、第1露光部と第2露光部との間
の経路を短縮できるため、両面原稿の複写を高速でとる
ことが出来ると共に、上記ゲートフラッパの作動によ
り、第1露光部および第2露光部での1回のみの露光あ
るいは所要回数の露光ができ、複数部の複写を連続して
高速でとることが出来る。
第4に、上記第2搬送手段に、第1露光部から原稿ホッ
パーへ表裏反転経路を経ずに原稿を搬送するバイパス経
路を設けたことを特徴とする上記第1に記載した循環式
自動原稿供給装置を提供するものである。
該装置によれば、第1露光部から原稿ホッパーに至る経
路の間に、原稿反転経路とバイパス経路とを設けている
ため、複数枚の両面原稿を複写する際、第1露光部で露
光した後に続いて第2露光部で露光する場合は原稿反転
経路を通過させることにより高速で複写出来る一方、全
原稿の片面を第1露光部で露光して複写した後に他面を
第2露光部で露光する場合に、前記第1露光部で露光し
た後にバイパス経路を通して原稿を原稿ホッパに戻すこ
とにより、複写時間の短縮化を図ることが出来る。ま
た、片面原稿から複写をとる場合にも上記バイパス経路
を通すことにより複写時間の短縮化を図ることが出来
る。
第5に、本発明は、上記第1に記載した循環式自動原稿
供給装置を、該循環式自動原稿供給装置の第1露光部と
第2露光部とに選択的に移動配置される光源などを備え
た光学系と、複写用紙収納部と、上記複写用紙収納部か
ら用紙を1枚づつ給紙する複写用紙給紙手段と、感光体
の周囲に配設された複写プロセス処理手段と、上記複写
プロセス処理手段によって画像が複写された複写用紙を
トレイに排出する排出搬送手段と、上記排出搬送手段よ
り分岐して複写用紙を搬送し、中間トレイに収納して後
に、再度、上記複写プロセス処理手段に循環させる複写
用紙循環搬送手段と、上記複写用紙循環搬送手段に設け
られ、再度複写プロセス工程で原稿を提示する時に、一
方の面に画像が複写された複写用紙の他の面を提示する
ために、複写用紙の搬送方向を反転する複写用紙反転手
段と、上記複写用紙循環搬送手段に循環させるか否かを
選択する搬送路選択手段とを備えている両面複写機本体
に装着していることを特徴とする循環式自動原稿供給装
置を備えた両面複写装置を提供するものである。
上記装置により、上記循環式自動原稿供給装置による原
稿の搬送と互いに関連して複写用紙を搬送することが出
来、特に、両面複写する場合に、片面を複写された用紙
を循環搬送経路を通して反転させた後に中間トレイに収
納し、該中間トレイより原稿と同期させて再度複写プロ
セス手段に搬送させることにより、簡単に両面複写をと
ることが出来る。しかも、ページの揃った原稿より複写
した複写用紙をページの揃った順でトレイに排出するこ
とが出来るため、複雑なページ表・裏揃えをする必要が
無く、オペレータの走査手間を大幅に軽減することが出
来る。さらに、循環式自動原稿供給装置により供給され
る原稿の種類(両面原稿、片面原稿)および複写方法に
応じて、両面複写装置の作動を関連して作動させること
により、両面原稿から複写用紙への両面複写、両面原稿
から複写用紙への片面複写、片面原稿から複写用紙への
両面複写、片面原稿から片面複写の4通りの複写を可能
とするものである。
第6に、本発明は、オペレータの所望の複写内容に応じ
たキー入力信号を受けると共に、上記循環式自動原稿供
給装置および両面複写機の所要の位置に設置した原稿検
知センサーからの検知信号を受けて、原稿の搬送経路お
よび複写用紙の搬送経路を選択するために、各原稿およ
び複写用紙の搬送ローラを駆動するモータおよび各ゲー
トフラッパを作動するソレノイド等の駆動手段を制御す
る制御装置を備え、 上記制御装置は、両面原稿から複写用紙の両面への複
写、両面原稿から片面複写、片面原稿から両面複写、片
面原稿から片面複写の4通りの複写を選択可能に作用さ
せる構成した上記第5に記載した循環式自動原稿供給装
置を備えた自動両面複写装置を提供するものである。
上記した制御装置を設けることにより、オペレータのキ
ー操作による所望の複写内容に応じて、循環式自動原稿
供給装置と両面複写機本体とを相互に関連させて作動さ
せ、両面原稿から複写用紙の両面への複写、両面原稿か
ら片面複写、片面原稿から両面複写、片面原稿から片面
複写等の4通りの複写を簡単な選択操作で選択して行え
ると共に、該制御装置による制御作動で、両面原稿から
複写をとる場合に、第1露光部で原稿の片面を露光し、
連続して第2露光部で原稿の他面を露光するモードと、
複数枚の原稿の全原稿の片面を第1露光部で露光して複
写用紙に複写して後に全原稿の他面を第2露光部で露光
して複写するモードとに選択することが出来る。
第7に、本発明は、上記制御装置が、循環式自動原稿供
給装置の構造に応じて、また、原稿を原稿ホッパ内にフ
ェイスアップで収納した場合とフェイスダウンで収納し
た場合に応じて、複写モードを選択する切替手段を備え
ていることを特徴とする上記第6に記載した循環式自動
原稿供給装置を備えた両面複写装置を提供するものであ
る。
上記装置により、両面複写機本体に、原稿ホッパ内に原
稿を収納し、最上側の原稿より給紙して、露光の済んだ
原稿を原稿ホッパ内にセットされている原稿の最下側に
戻す構成とした循環式自動原稿供給装置と、原稿ホッパ
内に原稿を収納し、最下側の原稿より給紙して露光の済
んだ原稿を原稿ホッパ内にセットされている原稿の最上
側に戻す構成の循環式自動原稿供給装置とのいずれでも
装着することが出来、いずれの循環式自動原稿供給装置
を装置した場合も、上記した4通りの複写を可能とする
ことが出来る。
第8に、本発明は、上記制御装置に、セレクトスイッチ
などからなる複写モードの切替手段を設け、両面原稿か
ら両面複写をとる場合に、 全原稿の片面を第1露光部で複写用紙の片面に複写した
後に、中間トレイに収納した複写用紙を再度複写プロセ
ス手段に循環して、全原稿の他面を第2露光部で複写用
紙の他面に複写する複写モードと、原稿を各シート毎に
片面を第1露光部で複写用紙の片面に複写した後に、原
稿を反転して他面を第2露光部で複写用紙の他面に複写
し、該工程を順次原稿シート毎に行う複写モードとを選
択して行える構成とした上記第6に記載した循環式自動
原稿供給装置を備えた自動両面複写装置を提供するもの
である。
上記複写モード切替手段を設けることにより、2通りの
複写モードを選択可能となり、複写機本体の複写用紙の
循環経路が短い場合には後記複写モードを採用すること
により、両面複写を高速で行うことが出来、又、前記複
写モードを採用した場合は複写機本体側の光学系の第1
露光部と第2露光部との切替回数が少ないため、保守点
検を行う期間を長くすることが出来る。
第9に、本発明は、上記制御装置に複写モードの切替手
段を設け、両面原稿から片面複写をとる場合に、全原稿
の片面を第1露光部で複写用紙に複写した後、これら複
写用紙を中間トレイに収納し、ついで、上記中間トレイ
に収納した複写用紙の排出と交互に、全原稿の他面を第
2露光部で複写用紙に複写し、ページ順に原稿を複写し
た複写用紙をオフセットトレイに排出する複写モード
と、原稿を1枚毎にその片面を第1露光部で複写用紙に
複写した後、該複写用紙を排出すると共に上記原稿を反
転して他面を第2露光部に搬送し、次に搬送してくる複
写用紙に他面を複写し、該工程を、順次原稿毎に行う複
写モードとに選択可能な構成とした上記第6記載の循環
式自動原稿供給装置を備えた自動両面複写装置を提供す
るものである。
上記した装置により、両面原稿から片面複写を行う場合
に、上記2通りの複写モードを選択して採用することが
出来、上記第8に記載した作用と同様の作用を有する。
第10に、本発明は、上記循環式自動原稿供給装置に供給
することの出来ないBook物あるいは腰の弱いシート原稿
を露光するための第3露光部を設けると共に、該第3露
光部に上記第1露光部および第2露光部と選択的に移動
する光学系を備えたこと特徴とする上記第5記載の循環
式自動原稿供給装置を備えた自動両面複写装置を提供す
るものである。
上記した装置によれば、循環式自動原稿供給装置に供給
して複写することの出来ない原稿を複写することがで
き、使い勝手が向上する。
実施例 以下、本発明を図面に示す第1実施例、第2実施例およ
び第3実施例に基づき順次詳細に説明する。
『第1実施例』 《循環式自動原稿供給装置》 第1図は第1実施例に係わる循環式自動原稿供給装置
(RDH)1を備えた両面複写装置を示す。
上記循環式自動原稿供給装置1は、第2図に詳細に示し
ており、図中、2は原稿ホッパ、3は原稿ホッパ2より
原稿を1枚づつ給紙する給紙手段、4は原稿が提示され
る第1提示部5と第2提示部6を有する原稿提示部、7
は原稿ホッパ2から上記第1提示部5まで原稿を搬送す
る第1搬送手段、8は第1提示部5から第2提示部6ま
での間にあって原稿提示面を反転させる反転手段を含む
第2搬送手段、9は第2提示部6から原稿ホッパ2へ原
稿を戻す第3搬送手段である。
上記原稿ホッパ2は、両面原稿からなる複数枚のページ
数が揃ったシート原稿Xの端部(図中、左端部)を側端
揃え部材10で揃えた状態で原稿搬送ベルト11上に載置し
て受け入れるようにしている。該原稿ホッパ2内に載置
されたシート原稿Xを最上側より1枚づつ順次第1搬送
手段7に分離給送するために、原稿ホッパ2の上方に原
稿給紙手段3を構成する給紙ローラ12が設けられてい
る。該給紙ローラ12は原稿送り出しモータM2により定め
られたタイミングで矢印方向に回転駆動されると共に、
該回転時にソレノイド等(図示せず)の力によりレバー
13を介して最上側のシート原稿X1に押し付けられ、シー
ト原稿X1から第1搬送手段7へと順次分離給送を行って
いる。尚、給紙ローラ12は給送制御時にはシート原稿に
対して自重で常時接触させておいても良い。
原稿ホッパ2から給紙ローラ12よりシート原稿Xが1枚
づつ送り込まれる第1搬送手段7は、図示の如く、水平
方向から下方垂直方向に曲折し再び水平方向に曲折して
おり、原稿の上下を反転させる搬送路14を備えている。
該搬送路14の入口側先端部近傍にシート原稿Xの重送を
防止する為のさばきローラ15A、15Bを設置し、上側ロー
ラ15Aを搬送方向に回転すると共に、下側ローラ15Bを逆
回転し、これらローラ間を通過することにより、シート
原稿Xを確実に1枚づつ搬送路14に送っている。該搬送
路14には搬送方向に間隔をあけて各一対の搬送ローラ16
A、16B、16C、16Dを設置している。これら各一対のロー
ラ16A〜16Dは夫々シート原稿Xの両面に回転自在に当接
し、上記ローラ16A〜16Dを原稿搬送モータM3で強制回転
することによりて上記各ローラでガイドしながら原稿X
を搬送路14に沿って矢印方向Pに搬送している。該搬送
路14の入口側近傍に原稿給送検知センサーS2および出口
側近傍には第1露光部前検知センサーS3を設置してい
る。また、搬送路14の出口部(第1提示部5の近傍)に
は一対のレジストローラ19A、19Bを設置している。該レ
ジストローラ19A、19Bは、図示していないが、駆動軸に
クラッチを介して連結しており、クラッチCLT1のオン・
オフ制御により回転を停止、再回転を行うように設定し
ている。クラッチのオン・オフ制御はオペレータの所望
の複写内容に従って制御され、シート原稿Xの露光が必
要な場合には、複写用紙との同期を取る為に、ローラ19
A、19Bの回転を停止してシート原稿Xを一旦停止し、複
写用紙との同期が取られた後に再回転して第1提示部5
へ原稿が送られる。一方、シート原稿Xの露光が不必要
な場合は、常時ローラ19A、19Bを回転し、シート原稿X
を停止することなく、通過させている。
原稿提示部4は、水平方向に間隔をあけて並列に設置し
た第1原稿シリンダ20と第2原稿シリンダ21の夫々の鉛
直下端面に対応して設けられた第1提示部5(以下、第
1露光部5と称す)と第2提示部6(以下、第2露光部
6と称す)とからなり、これら第1露光部5と第2露光
部6とは図示のように同一平面上に位置させている。
上記各原稿シリンダ20、21は夫々原稿搬送モータM4、M5
により複写用紙の複写速度に同期した速度で図中矢印方
向に回転駆動させている。また、各原稿シリンダ20、21
の外周面に沿って夫々一定間隔をあけて従動ローラ22A
〜22D、23A〜23Dを設置しており、これら従動ローラに
よりシート原稿Xを原稿シリンダ20、21の外周面に押し
付けて巻き付け、言わば原稿シリンダ20、21の外周面の
搬送路20a、21aにそってシート原稿Xを搬送するように
している。該搬送路20a、21aの鉛直下方には、硬質透明
ガラス24、25を設置して上記した第1露光部5と第2露
光部6を形成しており、シート原稿Xが原稿シリンダ20
と上記露光ガラス24の間を通過する時、シート原稿Xの
上面を露光して上面画像の形成を行い、原稿シリンダ21
と露光ガラス25の間を通過する時に、後述するように、
シート原稿Xの下面を露光して下面画像の形成を行うよ
うにしている。
尚、これら第1および第2露光部5、6での露光はオペ
レータの所望の複写内容に応じてシート原稿Xが露光さ
れず、そのまま通過する場合もある。
上記原稿提示部4の第1露光部5には、前記第1搬送手
段7の搬送路14より、レジストローラ19A、19Bの回転力
により第1原稿シリンダ20にシート原稿Xを巻き付けつ
つは搬送している。該第1露光部5と第2露光部6との
間には、図示のように、シート原稿Xの提示面を反転さ
せる表裏反転経路部(以下、スイッチバック搬送路とい
う)30を備えた第2搬送手段8を設置している。該表裏
反転経路部30は、第1原稿シリンダ20と第2原稿シリン
ダ21の外周搬送路20aと21aの対向する部位より夫々上方
へ傾斜して伸長する第1経路30a、第2経路30bと、これ
ら経路30aと30bの合流点より水平方向へ伸長する第3経
路30cとより構成している。第1原稿シリンダ20の搬送
路20aに連続する経路30aの入口部にはゲートフラッパ31
を設置し、該ゲートフラッパ31をソレノイドSOL1により
作動し、シート原稿Xを経路30aに、あるいは第1原稿
シリンダ20の搬送路20aに選択的に搬送している。即
ち、第1露光部5を通過したシート原稿Xを、オペレー
タの所望の複写内容に従って、一度の露光で良い場合に
はゲートフラッパ31を図示の実線位置に作動してシート
原稿Xを経路30aに搬送する一方、原稿の露光が複数回
必要な場合はゲートフラッパ31を図示の鎖線位置に作動
してシート原稿Xを第1原稿シリンダ20の外周搬送路20
aに沿って複数回回転させ、露光終了後、ゲートフラッ
パ31を実線位置に動作して経路30aにシート原稿Xを搬
送している。経路30aにはシート原稿Xの後端を検知す
る第1露光部後検知センサーS4、一対のローラ34Aと34
B、ゲートフラッパ35を上流側より順次設置している。
上記検知センサーS4の検知信号により以下の表裏反転動
作(スイッチバック動作)が制御される。
シート原稿Xはローラ34A、34Bが回転することにより、
ゲートフラッパ35を経て、経路30cへと搬送される。該
経路30cには各一対の搬送ローラ36Aと36B、37Aと37Bと
が配置されており、ローラ36A、37Aを原稿反転用モータ
M6により正逆回転させている。これら搬送ローラはゲー
トフラッパ35より出たシート原稿Xを経路30c内を矢印Z
1方向に前進させた後、シート原稿Xの後端がゲートフ
ラッパ35の先端部を通過した時点で、モータM6が反転し
て、シート原稿Xを逆の矢印Z2方向へ搬送する。この
時、ゲートフラッパ35はソレノイドSOL2で図中実線で示
す経路30aを閉鎖する位置に動作し、シート原稿Xの経
路30b側へ搬送を確保している。経路30bには、ローラ34
Cを配置し、該ローラ34CをソレノイドSOL3により動作し
てローラ34Aと対になるようにしている。以上により説
明したスイッチバック動作は原稿を正逆転ローラで行っ
ているが、例えば、ベルト搬送装置やエアー搬送装置な
どにより行ってもよい。
上記ローラ34Aと34Cの回転力によりシート原稿Xを第2
原稿シリンダ21に巻き付け第2露光部6へ導いている。
上記ローラ34Cの下流位置にはシート原稿Xの後端の通
過を検知する第2露光部前検知センサーS5を設置してい
る。
上記センサーS5の下流には一対のレジストローラ59A、5
9Bを設置している。該レジストローラ59A、59Bは、図示
していないが、駆動軸にクラッチCLT2を介して連結して
おり、クラッチCLT2のオン・オフ制御により回転を停
止、再回転を行うように設定している。クラッチCLT2の
オン・オフ制御はオペレータの所望の複写内容に従って
制御され、シート原稿Xの露光が必要な場合には、複写
用紙との同期を取る為に、ローラ59A、59Bの回転を停止
してシート原稿Xを一旦停止し、複写用紙との同期が取
られた後に再回転して第2露光部6へ原稿が送られる。
一方、シート原稿Xの露光が不必要な場合は、常時ロー
ラ59A、59Bを回転し、シート原稿Xを停止することな
く、通過させている。ここで、上記ソレノイドSOL3の動
作は、上記ローラ59A、59Bの回転動作に応じて制御され
る。
上記したように、スイッチバック搬送路30でシート原稿
Xの搬送方向が反転されることにより、シート原稿Xの
上面側が第2原稿シリンダ21の外周面に当接し、シート
原稿Xの下面側が外面側となって第2原稿シリンダ21に
巻き付く。よって、第2露光部6ではシート原稿Xの下
面側が露光され、下面画像が形成されることとなる。
尚、該第2露光部6での露光はオペレータの所望の複写
内容に従って露光されないままに通過させて前進させる
場合もある。
第2原稿シリンダ21の第2露光部6を通過した後に、外
周搬送路21aを第3搬送手段9の搬送路45と分岐させて
連続し、該分岐部にゲートフラッパ46を設置している。
該ゲートフラッパ46はソレノイドSOL4により作動し、搬
送路45と外周搬送路21aとを選択的に開閉している。即
ち、オペレータの所望の複写内容に従って、第2露光部
6での露光が1回のみの場合は搬送路21aを閉鎖してシ
ート原稿Xを搬送路45へ送り、複数回の露光の場合は搬
送路45を閉鎖して搬送路21aへ送り、必要回数回転させ
て後に搬送路45へシート原稿Xを搬送している。
上記したように、原稿提示部4において、第1露光部5
でシート原稿Xの上面を、第2露光部6で下面を露光し
ているため、シート原稿Xの上下両面を複写することが
出来、かつ、これら第1露光部5と第2露光部6で必要
回数露光できるため、必要な複数部の複写をとることが
出来る。
第2露光部6から原稿ホッパ2へシート原稿Xを戻す第
3搬送手段9の上記搬送路45は、前記搬送ベルト11の下
端先端部に接続し、シート原稿Xを搬送ベルト11へと搬
送するようにしている。すなわち、搬送路45には各一対
の搬送ローラ50、51を設置してシート原稿Xを前進させ
ており、かつ、搬送路45の出口近傍にシート原稿Xの通
過を検知する原稿ホッパ戻し前検知センサーS6を設置
し、該検知センサーS6の検知信号により、搬送ベルト11
および原稿ホッパ2の動作制御部の制御を行うようにし
ている。
搬送ベルト11は図示のように上下および左右に設置した
駆動ローラ55A、55B、55C、55Dに巻掛しており、駆動ロ
ーラ55Bを戻し用搬送モータM7で矢印方向に回転させる
ことにより、搬送ベルト11を矢印方向に循環駆動してお
り、上記モータM7は上記検知センサーS6の検知信号によ
り駆動している。該搬送ベルト11の上側面はシート原稿
Xの載置部を構成しており、かつ、上記搬送路45と近接
した位置に原稿呼び込みローラ56を設置し、該ローラ56
と搬送ベルト11との搬送力により、シート原稿Xを、搬
送ベルト11の上面で、かつ、載置されているシート原稿
Xの最下側にもぐり込むように送り込んでいる。その
際、滑らかに送り込まれるように、シート原稿Xの後端
位置の下側に、原稿後端はね上げローラ58を設置してお
り、積み重ねられたシート原稿Xの後端部下側を浮か
せ、最下端部に送り込み用の開口が確実に広げられて設
けられるようにしている。最下端位置に送り込まれたシ
ート原稿Xの先端が端部を揃える側部揃え部材10に達し
た時点で、搬送ベルト11の駆動用モータM7を停止し、シ
ート原稿Xを停止している。
また、原稿ホッパ2には、図示のように、載置したシー
ト原稿Xの一循環を検知するための検知用アクチュエー
タ60を設置している。該アクチュエータ60は、シート原
稿Xをオペレータがホッパ2内に載置する前は、図中実
線で示す下端位置にあり、その上にシート原稿Xが載置
される。シート原稿Xが一枚づつ給送され、再び戻って
くるにつれて順次上昇し、シート原稿Xが全て一循環し
た時、図中点線で示す最上位に達する。この最上位に達
したアクチュエータ60を原稿ホッパ内原稿一循検知セン
サーS1で検知し、一循環が終了した検知信号を発生させ
ている。この信号を利用し、オペレータの所望の複写部
数などの複写機本体側の動作を制御している。その後、
アクチュエータ60は原稿一循検知アクチュエータ駆動モ
ータM1の駆動により360度回転し、シート原稿Xの最下
側位置(元の位置)に戻している。
尚、第1原稿シリンダ20および第2原稿シリンダ21の原
稿保持機構は上記第2図に示す構成に限定されず、第3
図から第6図の変形例に示す構成とすることも出来る。
第3図に示す変形例では、第1、第2の原稿シリンダ表
面が絶縁物になっている第1原稿シリンダ20の第1露光
部5の入口部および出口部、同様に第2原稿シリンダ21
の第2露光部6の入口部および出口部に夫々帯電器85と
87、除電器86と88を設置し、第1露光部5と第2露光部
6の原稿シリンダの表面を帯電、除電させることにより
シート原稿Xを原稿シリンダ20、21に吸着、剥離させて
いる。また、出口部の除電器86、88の各下流位置には除
電ブラシ89、90を設置し、原稿シリンダ20、21の表面の
電荷を除去し、原稿シリンダへの吸着力を除去してい
る。
尚、原稿シリンダ20、(21)の搬送路20a,(21a)に原
稿を搬送するときは、ゲートフラッパ31、(46)を鎖線
の位置に移動させると共に、除電器86と88をOFFにし、
除電ブラシ89、90を搬送路20a、(21a)より遠ざける
か、もしくは除電ブラシのアースを取り外せば良い。
第4図に示す変形例では、原稿シリンダ20および21は回
転させずに固定した円筒状のペーパーガイドからなり、
該シリンダ20と21の外周部には搬送ローラ91A〜91D、92
A〜92Dを矢印方向に回転駆動するように配置し、これら
搬送ローラによって原稿Xを原稿シリンダ20と21の外周
面に沿って搬送している。第1露光部5および第2露光
部6には押圧ローラ94、95を設置し、これらローラによ
って原稿Xをガラス面24、25に軽く圧力をかけて押圧し
露光を行うようにしている。
第5図と第6図(I)〜(III)に示す他の変形例で
は、原稿シリンダ20、21の外周面に+電極96A、−電極9
7Aを貼り付け(もしくはシリンダ外周表面に形成し)、
これら電極96Aと97Aを夫々両端近傍にもうけた+電極端
子96B、−電極端子97Bに接続し、これら電極端子に電圧
をかけることで静電気を利用して原稿Xを原稿シリンダ
20、21に巻き付けている。その際、上記原稿シリンダ2
0、21は常に回転しているものであるため、電極端子96B
と97Bには+電極ブラシ96Cと−電極ブラシ97Cにより電
圧を印加している。尚、第6図中、98Aは上記電極保護
の為のテフロンコーティング領域、98Bは−電極露出領
域、99Aは電極板、99Bは導電繊維、79は第8図のI/O 20
3により必要に応じてON,OFF制御される直流電源であ
る。
また、露光の済んだ原稿Xはゲートフラッパ31、46によ
って原稿シリンダよりはく離している。本変形例におい
ては、その点に関して改良を加えており、シート原稿X
の先端が露光位置下流のローラ77、78を通過した時点
で、上記電極に印加する電圧を切ることにより、原稿シ
リンダ20、21からシート原稿Xを剥離しやすくしてい
る。尚、その時の原稿Xはローラ77、78と原稿シリンダ
20、21によって搬送力が与えられている。また、原稿の
厚さや腰の強さ、更にはシリンダの径を適当に選択すれ
ば、ゲートフラッパは各実施例において、必ずしも必要
ではない。
尚、上記原稿シリンダの代わりにエアー吸引式のベルト
搬送手段や、先端をグリップ等で挟持つして搬送するグ
リップ搬送手段を利用してもよい。
《両面原稿複写装置》 上記循環式自動原稿供給装置(以下、RDHと略す)1を
備えた両面複写装置の構成は第1図に示す通りで、RDH1
の側面下端部にはRDH1を複写機本体100に対して回転軸2
01を中心として上方に回転自在に取り付けており、複写
中は第1図の位置に固定される。上記開閉は原稿ジャム
が発生した時等に行なわれ、搬送路20a、21aを開成する
ように分割解放することが可能である。また、複写機本
体100の内部中央部には、感光体ドラム101が回転自在に
設置されており、その外周部には帯電チャージ102およ
び現像装置103等と共に画像形成手段である各種複写プ
ロセス部を設け、かつ、その図中左側部に定着装置104
を設置している。複写機本体100の上面の一側部には前
記第1実施例の循環式自動原稿供給装置1を備え、該装
置1の第1原稿シリンダ20と第2原稿シリンダ21の鉛直
下方に設けた第1露光部5と第2露光部6が、本体100
の上端面の略同一平面上に並列に設けられている。ま
た、複写機本体の上面の他側部には、ブック物原稿に対
応した第3露光部105を設け、二系列の露光システムを
持つ光学系を構成している。
複写機本体100の一方の側面には、複写用紙Yのそれぞ
れ収納サイズの異なった給紙カセット106A、106Bを、左
側には同じく給紙カセット106C、106Dを装着している。
これら給紙カセット106A〜106D内に載置した複写用紙Y
は上取りして給紙経路108A〜108Dを給紙するようにして
おり、各給紙カセット106A〜106Dの上面に設置した給紙
ローラ109A〜109Dを夫々給紙駆動用モータM8等の駆動手
段により選択的に回転させて、給紙経路108A〜108Dへ1
枚づつ給紙している。給紙経路108A〜108Dと感光体ドラ
ム101の間の搬送経路に設けられたレジストローラ160
A、160BはクラッチCLT2を介してモータM9に連結されて
おり、感光体上の画像と複写用紙Yが同期搬送されるよ
う制御される。上記給紙経路108A〜108Dおよび後述する
中間トレイ113からの給紙経路115には用紙搬送用ローラ
107A〜107Eを設置しており、これら搬送用ローラを駆動
用モータM9で回転駆動し、上記複写プロセス工程に複写
用紙Yを給送している。複写機本体100の他方の側面に
はオフセットトレイ110を設置しており、該オフセット
トレイ110にはソレノイドSOL8を取り付けており、該ソ
レノイドSOL8を所定時間ONすると第1図において紙面の
手前の方向にオフセットトレイ110をシフト動作し、ま
た、次にSOL8を所定時間ONすると紙面の裏の方向にシフ
ト動作し、よって、オフセットトレイ110を、一部の原
稿に対して複数部の複写用紙Yを仕分けされた状態で受
け取ることが可能に構成している。該オフセットトレイ
110へ、複写プロセス部に給紙され、画像受像手段、定
着装置104を通った複写用紙Yを排出するための排出経
路111、および該排出経路111より分岐した複写用紙表裏
反転経路(スイッチバック経路)112を設けている。上
記複写プロセス部および定着装置104を通過し、一面に
原稿が複写された複写用紙Yは、オペレータの所望の複
写内容に従って、下記の3種の方法でオフセットトレイ
110へと排出される。
(i)排出経路111をそのまま通過してオフセットトレ
イ110へ複写用紙Yを排出する。
(ii)排出経路111に向かった後、複写用紙Yの他面に
複写を行うために、スイッチバック112にて反転を行
い、再度、複写プロセス部へ搬送する為に、一時的に中
間トレイ113に収納する。中間トレイ113に積み重ねられ
た複写用紙Yをその最下部より順次モータM14により回
転駆動する給紙ローラ114により再搬送経路108Eへ給送
し、複写プロセス部へ給送し、定着装置104を通り、排
出経路111を通過してオフセットトレイ110へ排出する。
(iii)排出経路111に向かった後、スイッチバック経路
112で複写用紙Yの反転を行った後、排出経路111よりオ
フセットトレイ110へ排出する。
上記した3種の方法を可能とするため、排出経路111と
スイッチバック経路112は第7図に示す構成としてい
る。即ち、スイッチバック経路112は、排出経路111の二
位置より分岐した経路112a、112b、これら経路112aと11
2bとが合流した経路112c、該経路112cより分岐して中間
トレイ113に向かう経路112dより構成される。上記経路1
12aと排出経路111との分岐部にはゲートフラッパ115、
経路112aと112bの分岐部位にゲートフラッパ116、経路1
12cと112dの分岐部位にゲートフラッパ117を設置し、夫
々駆動ソレノイドSOL5、SOL6、SOL7によって作動し、オ
ペレータの所望の複写内容に応じて、複写用紙Yの搬送
経路を自動選択している。経路112aと112bの分岐部近傍
にはローラ118A、118B、118Cを設置すると共に、経路11
2cと112dとの分岐部近傍にローラ119A、119B、119Cを設
置し、複写用紙Yを搬送している。また、経路112aと11
2bの分岐部近傍の経路112cには、反転用ローラ120を設
置し、駆動用モータM11で正逆回転させ、複写用紙Yの
搬送方向を反転すると共に、経路112cの経路112dとの分
岐部の下流位置に反転用ローラ121を設置し、駆動用モ
ータM12で正逆回転している。さらに、排出経路111の出
口近傍に出紙検知センサーS13を、経路112aの入口部近
傍および経路112cに用紙反転検知センサーS14、S15を、
経路112dの出口近傍に中間トレイ入口検知センサーS16
を夫々設置している。図中、122A〜122Cは排出経路111
に沿って配置した搬送用ローラ、123は経路112dに配置
した搬送用ローラである。上記搬送用ローラ122A〜122C
は、前記感光体ドラム101等の複写プロセス部および定
着装置104とともに同期してモータM10により駆動してい
る。
上記構成とすることにより、上記(i)の場合はゲート
フラッパ115で経路112aを閉鎖して複写用紙Yを排出経
路111に沿って排出する。(ii)の場合はゲートフラッ
パ115で排出経路111を閉鎖してスイッチバック経路112
の経路112aへ複写用紙Yを導き、ゲートフラッパ116で
経路112cを開き、経路112cを通って反転用ローラ121で
搬送方向を反転すると共に、ゲートフラッパ117で経路1
12dを開き、中間トレイ113へと複写用紙Yを導いてい
る。(iii)の場合は複写用紙Yを経路112cへ導いた
後、反転用ローラ120で搬送方向を反転し、ゲートフラ
ッパ116で経路112b側を開いて、経路112bより排出経路1
11へと導いている。
次に、複写機本体100に設けた光学系について説明する
と、複写機本体100の内部上方に、原稿面をスリット露
光を行う露光ランプ150、ミラー151A、151B、151C、151
Dおよびレンズ152を備えた光学装置システムを走査自在
に設置している。該光学装置システムで、露光ランプ15
0の光が原稿Xの画像面に照射され、その反射光がミラ
ー151A〜151Dおよびレンズ152を経て、感光体ドラム101
の表面に結像される。また、該光学装置システムでは、
循環式自動原稿供給装置1のシート原稿Xの提示に応じ
て、第1原稿シリンダ20の第1露光部5および第2原稿
シリンダ21の第2露光部6にて停止状態で露光を行い、
また、ブック原稿などが第3露光部105に載置された場
合は光学系を走査させつつ露光を行う2つのシステムを
採用しており、上記ミラー系を駆動用モータM13(図示
せず)で駆動している。
尚、感光体をベルト感光体として、その上面を前記第
1、第2、第3の露光部が形成する面と平行に配置し、
レンズを自己集束性伝送体アレーなどにより構成すれ
ば、ミラーを使用しなくても、感光体上に画像形成が可
能である。
本複写装置においては、各部位に検知センサーを設けて
おり、S7は光学系第2露光位置検知センサー、S8は光学
系第1露光位置検知センサー、S9はOC部原稿先端位置検
知センサー、S10は複写用紙ホッパ出口検知センサー、S
11は複写用紙転写前検知センサー、S12は定着後検知セ
ンサー、S17は中間トレイ内用紙有無検知センサー、S18
は中間トレイ出口検知センサーである。さらに、第1図
には図示していないが、本装置では、循環式自動原稿供
給装置1内に第1露光部5への原稿送り出し用のクラッ
チCLT1、第2露光部6への原稿送り出し用のクラッチCL
T2を設けていると共に、複写機本体100内に複写用紙と
原稿先端露光同期用クラッチCLT3を設けている。
上記した循環式自動原稿供給装置を備えた両面複写装置
により、オペレータの所望の複写内容により、 (i)片面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート (ii)片面原稿から複数部の仕分けした両面複数シート (iii)両面原稿から複数部の仕分けした片面複数シー
ト (iv)両面原稿から複数部の仕分けした両面複数シート の何れにでも、原稿を複数回循環させることで自在に複
写を行うことが可能である。
また、オペレータの所望の複写内容により、シート原稿
を原稿シリンダに複数回巻き付けたまま露光を行い、シ
ート原稿の一循環中に複数枚の複写を行うことも出来
る。
上記各種の複写モードについて後述するが、上記各種の
複写作用を可能とする複写装置全体の制御装置につい
て、以下に説明する。
《複写装置の制御装置》 上記した循環式自動原稿供給装置1を備えた複写装置10
0は第8図のブロック図で示す制御装置により複写機本
体側と循環式自動原稿供給装置1とを互いに関連して制
御している。即ち、上記各モータM1〜M14はモータドラ
イバ200に、クラッチCLT1〜CLT3はクラッチドライバ201
に、各ソレノイドSOL1〜SOL8はソレノイドドライバ202
に接続され、これら各ドライバ200〜202及び直流電源79
等、原稿搬送制御、用紙搬送制御、プロセス部の制御に
用いられる制御要素はインターフェイス回路(I/O)203
に接続されると共に各検知センサーS1〜S18も該インタ
ーフェイス回路203に接続されている。インターフェイ
ス回路203はマイクロコンピュータ204と接続し、上記検
知センサーからの検知信号をマイクロコンピュータ204
に出力すると共に、マイクロコンピュータ204からの制
御信号に応じて上記各ドライバ200〜203を制御作動す
る。マイクロコンピュータ204はROM205とRAM206に接続
しており、ROM205に予め記憶されている制御用プログラ
ムに従ってマイクロコンピュータ204は制御を行う。RAM
206はバッファ用メモリや複写制御に必要となる後述す
るフラグ、カウンタ、タイマーその他の演算用領域とし
て使用される。
また、インターフェイス回路203はドライバ207を介して
調光ユニット208、露光ランプ150に接続すると共に、操
作パネル210のオペレータ操作用のキー211および表示ド
ライバ212に接続し、表示ドライバ212は表示装置213に
接続している。さらに、インターフェイス回路203は後
述するセレクトスイッチSSW1〜SSW4に接続している。
上記操作パネル210は第9図に示す構成よりなり、複写
枚数設定用の10キー211−1、クリアーキー211−2、複
写条件設定用のRDH−SELECTキー211−3、ADFキー211−
5、プリントスイッチ211−4、SET表示部213−1、COU
NT表示部213−2、RDHの4種の複写モード表示部213−
3〜213−6と、ADFのモード表示部213−7を備えてい
る。
上記RDH複写モード表示部213−3〜213−6は、片面原
稿より片面複写をとる場合(SIMPLEX→SIMPLEX)、片面
原稿より両面複写をとる場合(SIMPLEX→DUPLEX),両
面原稿より片面複写をとる場合(DUPLEX→SIMPLEX),
両面原稿より両面複写をとる場合(DUPLEX→DUPLEX)の
4つの複写モードを示し、RDHSELECTキー211−3を1回
押すごとに上から順次ONしてランプが点灯する。最下位
置の次は最上位置に戻り、イニシャル状態では最上位置
に自動復帰する。複写の必要部数は10キー211−1で設
定し、設定数はSET表示部213−1で表示される。複写動
作が開始されると、出来上がった部数がCOUNT表示部213
−2に順次表示されていく。SET部数とCOUNT部数が一致
したところで、機械は停止し、SETカウンタは自動的に
“0表示”に戻る。COUNTカウンタは次のプリントスイ
ッチ211−4がONするまで維持される。
《複写モード》 上記循環式自動原稿供給装置1を備えた両面複写装置に
よれば、第11図のフローチャートに示す各種複写モード
に切り替えて使用することが出来、第10図は第12図以下
に示す複写モードの動作パターン説明用のパターンモデ
ルを表している。
上記第10図において、シート原稿Xの露光パターンによ
り、第1原稿シリンダ20にて原稿を走査露光する場合
は、光学系を代表して露光ランプ(光源)150を第1露
光部5の下方に記載しており、光学系は第1露光部5に
停止した状態で露光する。また、同様に第2原稿シリン
ダ21にて原稿を走査露光する場合は、パターンモデルに
露光ランプ150を第2原稿シリンダ21の第2露光部6の
下方に記載している。
シート原稿Xには△印およびページ数を、同様に複写用
紙Yには▲印とページ数とを記載しており、これらの印
とページ数とは以下の規定に従って付している。原稿に
おいて、 a)原稿に付された△印は全て原稿ホッパ2から原稿X
の給紙を開始した時に、原稿が進む方向に対して先端側
に付す。
b)両面原稿の場合は原稿の奇数ページ側にのみ△印を
付す。
c)片面原稿の場合は全ページの給紙方向の先端側に△
印を付す。
d)第12図以下の動作パターンの説明図において、1番
目の動作である「原稿設置」の図には設置された全原稿
の全のページを、・・・とページ順に付す。
一方、複写用紙Yにおいては、 a)複写用紙上に画像が形成された場合に、形成された
画像に対応する原稿のページ数、・・・を付す。
b)複写用紙上の▲印は原稿画像の△印の位置に対応し
て付す。但し、表裏両面に画像が形成された複写用紙に
は奇数ページにのみ▲印を付しており、片面にのみ画像
が形成された複写用紙にはその画像に対応する原稿のペ
ージ数が付された位置に準じて▲印を付す。
上記第10図により、概略的に本装置による片面複写と両
面複写の複写工程を説明すると、両面に画像がある両面
原稿2枚を原稿ホッパ2にフェイスアップ(1ページ目
を上向き)で収納させている。原稿給紙ローラ12で上取
りされた最上側の原稿Xは、破線で示す原稿搬送路に沿
って搬送され、上下の向きを反転させて第1露光部5を
通過し、スイッチバック搬送路30を経て上下の向きを再
度反転させて、第2露光部6を通過する。その後、上下
の向きを反転させずに、原稿ホッパ2の下部開口より原
稿Xの最下側より元の向きでホッパ内に戻される。
一方、複写用紙Yは給紙ローラ109によって給紙カセッ
ト106より給送され、感光体ドラム101の下部(複写プロ
セス部)に向かって破線の搬送路を搬送される。感光体
ドラム101により画像を複写された複写用紙Yは、片面
複写時はオフセットトレイ110に向かって排出され、両
面複写の時はスイッチバック経路112を経て、複斜面を
上にして中間トレイ113内に収納される。その後、中間
トレイ113からは下側の給紙ローラ114により給紙され、
第2面(裏面)に第2の画像が複写されるように用紙の
上下面を反転させて搬送される。その後、両面に画像を
形成された用紙は排出経路111を経てオフセットトレイ1
10上に出紙される。
第11図(II)は、本発明による自動両面複写装置に使用
されているプログラムにおいて、各種の複写モードを選
択させている部分のフローチャートにおける各プログラ
ムステップを説明している。図中、(D)記号は両面、
(S)記号は片面を示し、先に記載した記号は原稿を表
し、後に記載した記号は用紙の複写状態を表す。よっ
て、DD1モードとは、両面原稿の2循環により両面複写
を行う場合のモードを示し、DD2モードとは両面原稿の
1循環により両面複写を行う場合のモードを示す。ま
た、DS1モードとは両面原稿の2循環により片面複写を
行う場合のモードを示し、DS2モードとは両面原稿の1
循環により片面複写を行う場合のモードを示す。SDモー
ドとは片面原稿から両面複写をとる場合のモードを示
し、SSモードとは片面原稿から片面複写をとる場合のモ
ードを示す。
前記セレクトスイッチSSW1〜SSW4は上記モードの選択ス
イッチである。即ち、SSW1スイッチはフェイスダウンと
フェイスアップを選択するスイッチ、SSW2はRDH:(原稿
を循環、再循環させる複写モード)とADF(Automatic D
ocument Feeder:同一原稿を複数回露光する複写モー
ド)を選択するスイッチ、SSW3はDS1モードとDS2モード
を選択するスイッチ、SSW4はDD1モードとDD2モードを選
択するスイッチである。これらスイッチSSW1〜SSW4の機
能を下記の表1に示す。
第11図(I)は該プログラムの流れ方を示す説明の為の
フローチャートである。即ち、プログラムがスタートさ
れた後は、上から下へとプログラムは進む。菱形の枠で
囲まれたプログラムステップn1000の記号は判断を行う
プログラムステップであり、その枠内に記入された内容
の状態に応じて前記CPU204が判断を行い、YESの場合は
下に進み、NOの場合は、横に進む。四角で囲まれたプロ
グラムステップn1001(以下プログラムステップn××
×場合は単に“n×××”と省略する)においては、四
角で囲まれた内容の処理を行うものである。次に、第11
図(II)に基づいてフローチャートの説明を具体的に行
う。
まず、n0において本発明による自動両面複写機の電源ス
イッチ(図示せず)を投入してROM205に格納されたプロ
グラムが、CPU204によって起動される。その後、n1にお
いて各種の複写条件が、操作パネルのキー211−1〜211
−5や、SSW1〜SSW4等によって入力されるのをCPU204が
読み込みを行い、その内容をRAM206内に記憶する。
そして、n2において操作パネルの複写開始を指示するプ
リントスイッチ(PSW)211−4がONされたか否かを判断
する。プリントスイッチ211−4がONされなければ、再
びn1に戻り、複写条件の入力の有無をチェックし、プリ
ントスイッチ211−4がONされた場合は、その後、各種
複写モードが終了してそれぞれのモードのプログラムEN
Dになるまで、複写条件を再チェックすることはない。
尚、n1での複写条件とは、以下のものを言う。
1)10キー211−1により入力される複写部数 2)SSW1〜SSW4により入力され、組合わされた各種複写
モード。例えば、SSW1〜SSW4がすべてONしていれば原稿
がフェイスダウンで原稿ホッパに設置されるモードを選
択した事になり、RDHとADFの選択はRDH複写モードを選
択する。同様にDD1、DS1の複写モード側で複写を行う自
動原稿供給装置として本発明によるRDHを使用できる事
になる。(前記表1参照)。
3)RDHSELECTキー211−3を1回ずつ押す事により、原
稿と複写物が、それぞれ片面(S)か両面(D)かに応
じて4種の複写モードが選択される。(その組合せに応
じて、前記したように、SSモード,SDモード,DSモード,D
Dモードと呼び、それぞれが選択されたときLED、213−
3〜213−6の内1ケがONして選択モードを表示する)
但し、ADFキー211−5、RDHキー211−3をONせずにプリ
ントスイッチ211−4をONした場合はn11もしくはn17に
てNOと判断され、第3露光部105における走査露光を行
う複写モードを選択した事になる。
尚、原稿ホッパのセンサS1が原稿を検出した時、RDHモ
ードとなり、上記4通りの複写モードのうち使用頻度の
多い1つの複写モードが自動的に設定されるように構成
しているので複写条件のキー入力の手数が省ける。
4)給紙カセットを106A,106B,106C,106Dのうち、1つ
を操作パネル210のキー(図示せず)により選択、次にn
3においてはSSW2、もしくはADFキー211−5により、ADF
モードが選択されているか否かをn1にて記憶したRAM206
内のデータを読み出して判断し、ADFモードを選択して
いれば、n4に移り同一原稿を複写必要部数分繰り返して
露光するADFモードの複写プログラムを実行する。
n3でNOと判断されたときは、n5に進む。n5では、SSW1が
OFFしているか否かを判断し、ONしているとn6〜n11のフ
ェイス・アップで原稿を設置した場合の複写モード選択
プログラムに進み、SSW1がONしているとn12〜n17のフェ
イス・ダウンで原稿を設置した場合の複写モード選択プ
ログラムに進む。
n6〜n11及びn12〜n17においては、RDH SELECTキー211
−3の押した回数により、もしくは、SSW3,SSW4のON,OF
F状態により、それぞれフェイスアップ時のDD1モード,D
D2モード,DS1モード,DS2モード,SDモード,SSモードが選
択されることになる。n6〜n17で各複写モードの中のど
のモードが選択されたかをCPU204が判断すると、選択さ
れたプログラムがそれぞれ実行される。
上記各複写モードにおけるフローチャートと自動両面複
写装置の動作パターン図の関係は、次ページの表2に示
す関係にある。
前ページの表2は、原稿ホッパ2に原稿Xを設置する方
法(フェイスダウンに設置するか、フェイスアップに設
置するか)と、複写モード(DD1、DD2、DS1、DS2、SD,S
S)及び、原稿ホッパ2より原稿Xを最上面側より取り
出して最下面に戻す実施例1の場合か、あるいは、後述
する原稿Xを最下面側より取り出して最上面に戻す実施
例2の場合か、それぞれの組み合わせて応じて動作パタ
ーン図と、フローチャートがどの図面に示されているか
を表している。該表2に記載しているように、例えば、
実施例1において、原稿をフエイスダウンで設置してDS
1モードで複写実行する場合は、動作パターン図は第17
図で示され、その対応フローチャートは第18図で示され
ている。同様に実施例1において原稿をフェイスアップ
で設置してSSモードで複写実行する場合は動作パターン
図は第33図であり、その対応フローチャートは第34図で
あり、以下、同様である。尚、第13図と第16図のフロー
チャートは、DD1モードとDD2モードのいずれの場合もそ
れぞれ原稿設置方法(フェイスアップとフエイスダウ
ン)に関係なく同じフローチャートを使用している。
《動作パターン図の説明》 第12図から第34図は第1実施例の動作パターンおよび該
動作パターンのフローチャートを示し、以下、各図面に
より動作パターンを説明する。
第12図(I)〜(VIII)はフエイスダウンDD1モードの
動作パターン図で、両面原稿をフェイスダウンで設置し
両面複写を行う第1の場合、すなわちDD1モードにおけ
る動作パターン図である。
まず第12図(I)は、原稿ホッパ2に原稿Xをフェイス
ダウンで設置したときの図である。ここでは動作を理解
するのに必要な最少の2枚の原稿の場合について説明す
る。次に複写を開始させると第12図(II)に示すように
自動原稿供給装置1(以下、RDHと称す)ではまず、最
上側の原稿X1(4ページ目と3ページ目)が給紙ローラ
12により取出され、反転して第1原稿シリンダ20の下方
に位置している光学系により、第1露光部5にて露光を
開始される。そして複写機本体(以下単に本体という)
100側では、給紙カセット106より感光体ドラム101に向
かって第1番目の複写用紙Y1が給紙され、複写用紙Y1
に原稿4ページ目が複写される。
次に第12図(III)においては、第1番目の複写用紙Y1
はスイッチバック経路112にて複写用紙の進行方向を変
えて、中間トレー113に収納される。このとき、RDH側で
は、2枚目の原稿X2がX1と同様に原稿ホッパ2から取り
出され、第1露光部5で2ページ目が露光される。一
方、本体100側でも2番目の複写用紙Y2が、Y1の場合と
同様に給紙カセット106より取り出されて感光体ドラム1
01に向かって搬送される。このような動作を繰り返し、
全偶数ページの複写が完了した状態を、動作パターン図
第12図(IV)に示している。このとき、全ての原稿X
は、RDHの搬送路を一循環し、原稿ホッパ2に最初に設
置したページと同順で、戻されている。一方で、全ての
偶数ページの複写された用紙は、最初に複写された用紙
Y1の画像のない面が下になっており、全ての偶数ページ
の複写用紙は、偶数ページのページ順に12図(IV)で示
すように中間トレイ113に収納されている。次に第12図
(V)においては、光学系露光ランプ150等を第2露光
部6の直下部に移動すると共に、原稿ホッパ2より再び
最上側の原稿X1を取り出し、反転して第1露光部5で露
光せずに通過する。そして、中間トレイ113に収納され
た用紙の最下部より取り出した複写用紙Y1を反転させ
て、画像のない面を感光体ドラム101側に提示させ、画
像とタイミングを合わすように搬送して、原稿X1の3ペ
ージ目を複写用紙Y1に複写させる。引き続いて第12図
(VI)において、複写用紙Y1は、排出経路111を直進し
てオフセットトレー110に排出される。そして、次の原
稿X2もX1と同様に原稿ホッパ2から取り出され、第1ペ
ージが、第2露光部6で露光される。また,中間トレー
内の複写用紙Y2はY1と同様に画像の形成されていない面
を感光体ドラム101に提示するように搬送され、第1ペ
ージの画像がY2の感光体側の面に複写される。
このようにして全原稿が2回目の循環を終了したとき、
原稿Xは当初に原稿ホッパ2に設置したときと同様にペ
ージ順に戻されて収納されており、一方、オフセットト
レー110上では、第12図(VII)に示すように、全原稿X
に対応した複写物が1ページ目を上にして、1部複写が
完了している。その後オフセットトレーをシフトさせて
おく。
以上の第12図(II)〜第12図(VII)の動作を必要部繰
り返すことによって原稿のページ順を変えずに必要部数
の複写物がページ順に得られた事になる。
第13図はフェイスアップもしくはフェイスダウンで両面
原稿を原稿ホッパに設置しDD1モードの自動両面複写を
行う場合のフローチャートであり、第12図の動作パター
ン図に対応した動作行う場合に使用される。
第14図は、上記第13図のフローチャートを更に詳細に説
明したものであり、対応している部分は破線で囲み同一
制御内容を表わす部分である事を示している。例えば第
14図(A)のn100からn103のステップは、第13図のN100
に相当している。又、第14図(B)のn104からn113のス
テップは、第13図のN101に相当している。以下同様であ
る。
尚、後述する各フローチャートの各処理(N120、N121・
・・・)は、第13図の各処理と同じ用語を用いる事によ
り、第14図のような詳細なフローチャートを省略してい
る。
以下、第14図のフローチャートを説明する。
「N100(光学系を第1露光部に設定する処理)」 n100では、光学系(露光ランプ150、第1ミラー151Aを
含むミラーベースユニットであり、以下同様)が第1露
光部5の直下に有る場合に立てられるフラグであるA Fl
agの有無を判断する。A Flagが立っていない場合、即ち
NOの場合はn101へ、A Flagが立っている場合、即ちYES
の場合はn104に進む。
n101では、光学系が第1露光部5の直下に配置されてい
るか否かを検出するセンサーS8がONしているか否かを判
断し、S8がONしていなければ、n102に進み、光学系移動
モータM13をONさせる。また、S8がONしていれば、n103
に進み、光学系移動モータM13をOFFして光学系の移動を
停止させると共に、光学系が第1露光部5直下に配置さ
れている事を示すフラグA Flagをset即ち「1」とす
る。
「N101(原稿給送)」 n104において原稿Xが第1露光部前のレジストローラ19
A、19Bに達して、露光開始準備が完了した否かを示すフ
ラグB Flagの有無を判断する。最初は原稿がまだ給送さ
れているのでNOと判断され、n105に進み、原稿の給紙が
完了したか否かを示すC Flagを判断する。ここでも原稿
が未給紙なのでNOと判断され、n106に進み、原稿給送検
知センサーS2がONか否かを判断する。S2がOFFであればn
107に進み給送モータM2と、搬送モータM3をONする。
又、モータM2,M3をONした後、原稿がS2に達してS2がON
すると、n106でYESと判断され、n108に進み給送モータM
2をOFFすると共に、給紙完了フラグC Flagを「1」とす
る。
C Flagが「1」となった後は、再度、n105の判断が行わ
れる場合はYESとなり、n109に進み、第一露光部5の前
に原稿が達したか否かを検出するセンサーS3がONしてい
るか否か判断する。センサーS3がOFFの場合はNOと判断
され、n114へ進む。その後、センサーS3がONするタイミ
ングではn110にて原稿センサーS3のON後、原稿をレジス
トローラ19A,19Bに当てるに必要な時間を測定するタイ
マーが時間カウントを開始したか否かを判断し、NOの
場合は、n111でタイマーをスタートさせる。タイマー
が時間カウントを開始後であればn112でタイマーが時
間カウントを終了したか否か、即ちENDか否かを判断
し、NOであればn114へ、YESであればタイマーをクリ
アすると共に、原稿が第1露光部5の前で、露光開始で
きる準備が完了したフラグB Flagをセット(即ち「1」
と)する。同時に、搬送モータM3をOFFして原稿の搬送
を停止させる。
第14図(A)に示す上記n110〜n113は原稿先端をレジス
トローラ19A,19Bに当てて斜め送りされた場合でも平行
送りに戻す方向補正の動作(以下、スキュー補正動作と
呼ぶ)を行うフローチャートである。
「N102(給紙部より用紙給送)」 第14図(B)に示すn114〜n123は、複写用紙Yを給紙カ
セット106A〜106Dのうちオペレータによって選択された
1つより取り出し、レジストローラ160A,160Bまで搬送
するフローチャートである。
まず、最初は複写用紙Yが給紙カセット106よりレジス
トローラ160A,160Bまでの搬送路には無いので、n114で
は複写用紙Yの転写前準備完了を示すD Flagはセットさ
れていないのでNO、次にn115にて複写用紙Yの給紙完了
を示すE FlagもNO、さらにn116にて給紙カセット106の
出口に配置された複写用紙のセンサーS10も複写用紙を
検出していないのでNOと判断され、n117に進む。n117に
おいては、用紙給紙モータM8と用紙搬送モータM9をONす
る。こうして給紙カセット106より1枚給紙された複写
用紙YはやがてS10に達し、n116でYESとなるのでn118に
進み、用紙給送モータM8をOFFし、複写用紙Yの給紙完
了を示すE Flagを「1」とする。
E Flagが1となった後に、n115にて判断を行った場合
は、n119に進み、転写紙がレジストローラ160A,160Bの
直前に配置されたセンサーS11に達したか否かを判定す
る。S11がONした場合は、n110よりn113で原稿をレジス
トローラ19A,19Bに対して先端調整したのと同様にn120
よりn123で複写用紙をレジストローラ160A,160Bに対し
てスキュー補正動作を行う。
「N103第1露光調時OKの判断」 n124においては、前述した光学系が第1露光部5の直下
に移動して配置が完了した事を示すA Flagと、原稿Xが
第1露光部5の直前に達して、レジストローラ19A,19B
で先端調整を完了した事を示すB Flagと、更に、複写用
紙Yが複写プロセス部直前に達し、レジストローラ160
A,160Bの部分で先端調整を完了した事を示すD Flagの3
つがすべて「1」になっているか否かを判断する。YES
で有れば、n125に進みA〜E Flagをリセットする。
FlagA、FlagB、FlagDのうち1つでも0である(即ちset
されていない)場合は、第1露光部での複写開始ができ
ないので再びn100に戻って各Flagが1となる為の準備を
行う。
「N104(複写プロセス制御)」 第14図(C)に示すn126よりn130のフローチャートは、
複写プロセス部の各制御要素を順次ONさせると共に原稿
Xと、複写用紙Yの同期を取るために設けられている。
まず、n126においては複写プロセス部の各制御要素であ
る帯電チャージャ102、露光ランプ150、現像装置103等
を順次ONさせる。次いでn127にて搬送モータM3,M4,及び
クラッチCLT1をONさせる事により、原稿をレジストロー
ラ19A,19Bより搬送開始させると共に、原稿の先端が第
1露光部5にて、露光開始され、感光体ドラム101上に
原稿Xの画像が形成され、その後プロセス部にて複写用
紙Y上に上記画像が複写される際に、上記画像の先端
と、複写用紙Yの先端を一致させる為に設けられたタイ
マーをスタートさせる。
n128において、タイマーのENDまで待機した後、n129
においてタイマーをクリアすると共に、用紙搬送モー
タM9をONした後、クラッチCLT3をONさせて複写用紙Yを
レジストローラ160A,160Bより搬送開始する。
その後n130において、第一露光部5における原稿Xの搬
送状態を判別する為に設けられているAカウンタと、用
紙Yを転写前から中間トレー113まで搬送するときの状
態判別用のBカウンタにそれぞれ1を入れる。
「N105(原稿排出)」 第14図(C)に示すn131からn155は原稿Xをレジストロ
ーラ19A,19Bから原稿ホッパ2まで搬送するフローチャ
ートである。
*Aカウンタが1の場合 まず、n131では、n131にてAカウンタに1が入力されて
いるので、NOと判断され、n132に進み、n132では、YES
となりn133に進む。このとき、第1露光部5の下流側に
設けられた原稿検知センサーS4がONしていなければ、n1
56に進むが、原稿XがS4に達している場合はn134に進
み、経路30の搬送モータM6をONさせて、Aカウンタに2
を入力する。
*Aカウンタが2の状態 センサーS4がONした後は、n131,n132でNOとなるので、n
135に進み、n135でYESとなるので、n136に進む。n136で
センサーS4が、次ぎにOFFとなるか否かを判断してい
る。原稿XはM6がONされているので、反転経路30をロー
ラ37A,37Bに向かってZ1方向に搬送される。やがて、セ
ンサーS4がOFFとなる。センサーS4がOFFとなった時点で
は、n136にてYESと判断されn137に進む。n137では、原
稿の後端がS4を通過後ゲートフラッパ35を通過するのに
必要な時間を計時するタイマーをスタートさせると共
に、搬送モータM3及びCLT1をOFFさせた後、Aカウンタ
に3を入力する。
*Aカウンタが3の場合 Aカウンタに3が入力された後は、n131,n132,n135と続
いてNOと判断され、n138でYESとなり、n139に進む。
n139においては、前記タイマーがENDになるまでNOと
判断されるので、n140を飛び越してn156以後のステップ
に進む。タイマーがENDになると、n139にてYESとな
り、n140に進み、ゲートフラッパ35を駆動するソレノイ
ドSOL2をONする。SOL2をONした場合、経路30cにおいてZ
2方向に原稿を搬送すると原稿は経路30b方向に進ませる
ことができる。次にM6を逆転させて原稿をZ2方向に搬送
を開始させると共に、Aカウンタに4を入れ、モータM5
をONする。
*Aカウンタが4の場合 n131,n132,n135,n138がNOとなり、n141がYESとなり、第
2露光部6直前の原稿センサーS5がONしているか否かを
判定する。センサーS5がONされていなければ、n156へと
進み、S5がONしている場合は、SOL2をOFFすると共に、
Aカウンタに5を入れる。
*Aカウンタが5の場合 n145にてセンサーS5を判断し、原稿がセンサーS5を通過
完了したか否かを監視する。センサーS5がOFFになると
搬送モータM6,M4をOFFしてAカウンタに6を入れる。
以下同様にAカウンタの値により以下のそれぞれのフロ
ーチャートが選択される。
*Aカウンタが6の場合 n148にて原稿が第2露光部6を通過して、原稿ホッパ2
の直前に達したか否かをセンサーS6のONにより監視す
る。原稿Xが、S6に達すると、n149にて原稿戻し用搬送
モータM7をONすると共にAカウンタに7を入れる。
*Aカウンタが7の場合 n151にてYESとなるので、n152にて原稿XがS6を通過完
了したか否かを監視する。センサーS6がOFFとなったと
き、n153にて原稿が原稿ホッパ2に戻るに必要な時間を
計時するタイマー5をスタートさせ、搬送モータM5をOF
Fすると共にAカウンタに8を入れる。
*Aカウンタが8の場合 n151でNOとなり、n154でタイマーがENDになるのを監
視する。タイマーがENDになるとn155にて原稿戻し用
搬送モータM7をOFFすると共にAカウンタに0を入れ
る。
*Aカウンタが0の場合 n131にてYESとなり、原稿を原稿ホッパ2に戻す処理が
完了した事になる。
「N106(複写用紙Yを反転して中間トレー113に収
納)」 第14図(D)のn156〜n184は複写用紙Yをレジストロー
ラ160A,160Bより中間トレー113まで搬送するフローチャ
ートである。このフローチャートにおいては、複写用紙
Yの状態もしくは位置を判別する為にBカウンタを設け
ており、Bカウンタの内容0〜8に応じて以下に述べる
それぞれのJOBを行う。
*Bカウンタが1の場合 n158にて複写用紙Yが、複写プロセス部直前のセンサー
S11の位置を通過完了したか否かを監視し、センサーS11
がOFFすると、n159にてその後複写用紙Yがレジストロ
ーラ160A、160Bを通過するのに必要な時間を計時するタ
イマーをスタートさせると共にBカウンタに2を入力
する。
*Bカウンタが2の場合 n161にてタイマーのENDを監視し、タイマーがENDと
なると、n162にて搬送モータM9とCLT3をOFFしてBカウ
ンタに3を入力する。
*Bカウンタが3の場合 n164にて定着装置104の下流側に設けられた複写用紙セ
ンサーS12のONを監視し、S12がONするとn165にてSOL5を
ONをさせてフラッパ115を上側に上げる。よって,定着
装置104を通過して搬送されてきた複写用紙Yはスイッ
チバック経路112の方向に搬送される。そして、Bカウ
ンタに4を入力する。
*Bカウンタが4の場合 n167にて複写用紙がスイッチバック経路112に搬送され
てきたか否かS14で監視し、センサーS14がONするとn168
にてローラ120の駆動モータM11をONすると共にBカウン
タに5を入力する。
*Bカウンタが5の場合 n170にてS15を監視し、センサーS15がONするとローラ12
1の駆動モータM12をONすると共にBカウンタに6を入力
する。
*Bカウンタが6の場合 n173にて複写用紙YがセンサーS15を通過完了する事を
監視し、センサーS15がOFFとなると、n174にてSOL5、搬
送モータM11をOFFすると共に、その後複写用紙がゲート
フラッパ117を通過するのに必要な時間を計時するタイ
マーをスタートさせ、Bカウンタに7を入力する。
*Bカウンタが7の場合 n176にてタイマーのENDを監視し、タイマーがENDと
なるとゲートフラッパ117の駆動用ソレノイドSOL7をON
させると共に、M12を反転駆動することにより、複写用
紙Yを経路112dに搬送する。そして、Bカウンタに8を
入力する。
*Bカウンタが8の場合 n179にて複写用紙YがセンサーS16を通過したか否かを
監視し、センサーS16がOFFになると、n180にて、その
後、複写用紙Yが中間トレイ113に収納完了するのに必
要な時間を計時するタイマーをスタートさせ、搬送モ
ータM12、SOL7をOFFすると共に、Bカウンタに9を入力
する。
*Bカウンタが9の場合 n181にてタイマーのENDを監視し、タイマーがENDと
なると複写用紙Yは中間トレイ113に収納を完了してい
るので、Bカウンタに0を入力する。
*Bカウンタが0の場合 複写用紙Yが搬送ローラ160A,160Bより中間トレイ113ま
で搬送が完了している場合であって、n156にてYESとな
るのでn183,n184に進む。
n183,n184においては、Aカウンタ、Bカウンタが共に
0となり、N105,N106のそれぞれのJOBを完了したか否か
を監視しており、Aカウンタ、Bカウンタのいずれかが
0でない場合は、n131に戻すことによりN105、N106の両
方のJOBを完了させる。
「N107(原稿の一循完了の判断)」 n185においては、センサーS1のONを監視しており、原稿
が一循を完了するまではNOとなり、n100に戻る。n100か
らn184を原稿枚数分繰り返すと、原稿ホッパ2に設置さ
れた原稿はすべて第一露光部5で露光を完了されてペー
ジ順に原稿ホッパ2に戻される。
また、複写用紙Yには、上述の動作を繰り返すことによ
り露光された原稿Xの上側の各ページに対応した画像が
複写され、原稿と同じ枚数だけ中間トレイ113に収納さ
れている。尚、中間トレイ113内に収納された複写用紙
Yは、スイッチバック経路112を経て収納されたので、
画像面は上を向いており、後から複写された複写用紙Y
は、先に複写されたものの上に積み重ねられるように収
納される。
このようにして、原稿Xの一方の面が第一露光部5にて
露光を終了して原稿XがRDH内で一循すると原稿の一循
を検知するセンサーS1がONするので、n186へと進む。
「N108(光学系を第2露光部に設定)」 第14図(E)に示すn186〜n189は光学系を第2露光部6
の直下に移動させて配置する為のフローチャートであ
る。
このフローチャートはN100のフローチャートと極めて類
似している。N100(n100〜n103)と差は、A Flagに対し
て光学系が第2露光部直下に移動を完了した事を示すF
Flagを設けており、センサーS8に対しては、光学系が第
2露光部6の直下に配置されている事を検出するセンサ
ーS7が対応している。その他は、同様な制御フローチャ
ートであるので、詳細な説明は省略する。
「N109(原稿給送)」 第14図(E)および第14図(F)に示すn190〜n213は、
原稿Xを原稿ホッパ2より第2露光部6直前のレジスト
ローラ59A、59Bまで搬送するフローチャートである。
n190〜n198は、原稿Xを原稿ホッパ2よりレジストロー
ラ19A,19Bまで搬送するフローチャートであり、N101(n
104からn113まで)と略同様な動作をさせるものであ
る。
N101の場合と異なっているのは、N101の場合は、n109〜
n113にて原稿のスキュー補正動作をレジストローラ19A,
19Bで行っているのに対し、N109のn192〜n195において
は原稿のS3通過を監視している点である。
他は極めて類似しているフローチャートであるので詳細
な説明は省略する。
n199〜n213は、原稿Xをレジストローラ19A、19Bから第
2露光部6の直前のレジストローラ59A、59Bまで搬送す
るフローチャートである。n199〜n213は、N105のn131〜
n143のフローチャートと略同じ制御を行っている。
n131〜n143においては原稿の状態をAカウンタにて判断
していたが、n196〜n213では原稿の状態をCカウンタに
て判断しており、各カウンタのカウント数に対応する制
御内容は、カウント数が同じ場合は同等である。異なっ
ているのは、Aカウンタが5の場合、原稿のレジストロ
ーラ59A、59Bを停止させずに、原稿を原稿ホッパ2に向
かって搬送させているのに対し、Cカウンタ5の場合
は、n212、n213にてレジストローラ59A,59Bにおいて原
稿のスキュー補正の動作を行った後停止させている事で
ある。その他はn131〜n143のフローチャートの説明によ
り容易に理解される類似フローチャートにつき詳細な説
明を省略する。
「N110(中間トレイより用紙給送)」 第14図(G)に示すn214〜n223のフローチャートは片面
に画像が形成されて中間トレイ113に収納された複写用
紙Yが中間トレイ113よりレジストローラ160A、160Bま
で搬送されるフローチャートである。
このフローチャートは、N102のn114〜n123のフローチャ
ートと略同様な制御を行うものである。N102において
は、複写用紙Yを給紙カセット106より給送したが、N11
0においては、複写用紙Yを、中間トレイ113より給送す
る点が異なっている。その他の制御はN102の場合と同様
であり、詳細な説明は省略する。
「N111(第2露光調時OKの判断)」 n224における判断は、N103における判断と同様に、光学
系が第2露光部6の直下に移動して配置される動作の完
了を示すF Flagと、原稿Xが第2露光部6の直前にある
レジストローラ59A、59Bに達してスキュー補正動作が完
了した事を示すG Flagと、複写用紙Yが中間トレイ113
から給送され、転写部直前のレジストローラ160A、160B
に達してスキュー補正動作が完了した事を示すI Flagの
それぞれが「1」になっていること、及びCカウンタが
0となっている事を判断するものである。各F、G、I
のFlagがONし、Cカウンタが0となるとn225に進み、
F、G、H、I、Jの各Flagを「0」にリセットする。
各F,G,IのFlagのいずれかが「0」もしくはCカウンタ
が「0」以外の数の場合は再び、n186に戻る。
「N112(複写プロセス制御)」 第14図(H)に示すn226〜n230のフローチャートは原稿
Xをレジストローラ59A、59Bから給送開始すると共に、
複写用紙Yをレジストローラ160A、160Bより、原稿画像
の先端と複写用紙Yの先端が同期するように搬送させる
制御フローチャートである。
このフローチャートはN104(n126〜n130)と略同様の構
成となっているため、詳細な説明を省略する。
「N113(原稿排出)」 同じく、第14図(H)に示すn231〜n242は原稿Xをレジ
ストローラ59A,59Bより原稿ホッパ2に戻す搬送制御を
行っている。
ここでn231〜n242の制御はN105のn144〜n155と同様の制
御を行っているため、詳細な説明を省略する。
「N114(複写用紙Yをオフセットトレイに排出)」 第14図(I)に示すn243〜n256は、複写用紙Yをレジス
トローラ160A,160Bよりオフセットトレイ110に排出制御
を行うフローチャートである。
n243〜n252は、複写用紙Yをレジストローラ160A、160B
より定着装置104の下流に設けたセンサーS13まで搬送す
るフローチャートである。このn243〜n252のフローチャ
ートはN106のn156〜n165に同様の制御であるため詳細な
説明は省略する。
尚、SOL5はONしていないので、ゲートフラッパ115は実
線の位置にあり、複写用紙Yは経路111を直進する。
n243〜n252にて複写用紙Yは、両面に画像が形成されセ
ンサーS13の位置に達する。
n253においては、複写用紙YがセンサーS13を通過完了
する事を監視しており、S13がOFFとなると、複写用紙Y
を転写前から出紙まで搬送する時の複写用紙Yの状態を
判別するEカウンタに0を入力する。よってn243では複
写用紙YがS13を通過完了した事を判定されるので、n25
5に進み、n255,n256でそれぞれ原稿Xが第2露光部6よ
り原稿ホッパ2に戻された事をDカウンタの「0」で、
また、複写用紙Yが、レジストローラ160A,160Bよりオ
フセットトレイ110まで搬送が完了した事をEカウンタ
の「0」で判断されるまではn231に戻って、それぞれの
動作が完了するまで監視される。
Dカウンタ及びEカウンタが「0」になると、n257に進
む。
「N115(原稿一循完了の判断)」 n257においては、N108〜N114の動作を繰り返して行う事
により原稿を循環させ、中間トレイ113内に収納された
すべての複写用紙Yは、その両面に原稿Xに対応した画
像が複写されてオフセットトレイ110に排出される。原
稿Xが2回目の一循環を完了すると原稿ホッパー2内に
設けられた原稿Xの一循環を検出するセンサS1がONする
ので、n257でYESとなりn258に進み、複写プロセスの各
制御要素(帯電チャージャ102,露光ランプ150,現像装置
103等)を順次OFFにする。
「N116(CN←CN←1)」 n259では、n100〜n258によって1部の複写が完了したの
でオペレータによって、操作パネル210よりキー入力さ
れた複写部数Nをカウントする部数カウンタCNより1を
減算する。そしてn259−1においてオフセットトレイ11
0をシフトさせるソレノイドSOL8を所定時間ΔtONしてオ
フセットトレイ110をシフトさせる。
「N117(CN=0の判断)」,「N118(END)」 n260においてはオペレータによって設定された複写部数
Nの複写が全て完了したか否かを監視しており、完了し
ていない場合は、n100に戻ってn100〜n259−1のフロー
チャートに示されたJOBを再度実行する。
CN=0の場合は全複写JOBが完了したのであるからn261
で複写装置全体の動作終了の処理をを行うENDを経て次
のオペレータの指示を待機する第11図のn1に戻る。
尚、上記実施例では原稿を原稿ホッパより取り出し、第
1もしくは第2露光部で露光を行い、原稿ホッパに収納
した後、次の原稿を露光のために原稿ホッパより取り出
すように構成しているが、下記〜の動作を並行して
行うことにより、複写の高速化が図れる。
1枚目の原稿が第3搬送経路45を通過中に2枚目の原
稿をスイッチバック搬送路30より第2露光部6に移送す
る。(第13図のN113「原稿排出」の処理中にN112「複写
プロセス制御」を処理する。) 上記2枚目の原稿の移送中に、3枚目の原稿を第2搬
送路8のセンサーS4まで移送する。(第13図のN112「複
写プロセス制御」の処理中に第14図(F)のN109「原稿
給送」の一部であるn199よりn213を処理する。
上記3枚目の原稿の移送中に4枚目の原稿を第1搬送
路7のレジストローラ19A、19Bまで移送する。(第14図
(F)のn199よりn213、即ち「原稿を第1露光部からレ
ジストローラ59A、59Bまでの移送処理」の処理中に、第
14図(E)のn190よりn198のフローチャートに示される
「原稿を原稿ホッパからレジストローラ19A、19Bまでの
移送」の処理をする。) 第15図はフェイスダウンDD2モードの動作パターン図で
あり、即ち、両面原稿Xをフェイスダウンで原稿ホッパ
2に設置した場合に、両面原稿Xから両面複写を行う第
2の複写モード(以下DD2モードという)を示した動作
パターン図である。
動作パターン図の第15図の説明については、既に説明を
行った基本動作パターン図である第12図のDD1モードと
の対比において述べる。
第15図において、(I)原稿設置、(II)4ページ複写
は第12図のDD1モードの(I),(II)と同じ動作であ
る。第15図(III)では、第15図(II)で露光した第1
枚目の原稿X1をスイッチバック搬送路30で反転してい
る。複写機本体100側では、第12図(III)と同様に第1
枚目の複写用紙Y1を中間トレイ113に収納している。第1
5図(IV)では第12図(V)と同様な動作を行ってい
る。即ち、第2露光部6にて第1枚目の原稿X1の3ペー
ジ目(1枚目の露光を完了した裏側の面)を露光して第
1枚目の複写用紙Y1の画像が形成されていない面に複写
する。第15図(V)では、1枚目の原稿X1を原稿ホッパ
2に戻すと共に両面に画像が形成された複写用紙Y1を3
ページの画像面を上にしてオフセットトレイ110に排出
する。第15図(VI)では、第15図(II)と同様にして第
1露光部にて次の原稿X2の偶数ページ(2ページ)を複
写する。第15図(VII)では、第15図(III)と同様に2
枚目の原稿X2を、スイッチバック搬送路30にて反転する
と共に2枚目の複写用紙Y2を中間トレイ113内に収納す
る。第15図(VIII)では、第12図(VI)と同様に、2枚
目の原稿X2の、露光していない面(1ページ目)を露光
し、中間トレイ113に収納されていた2枚目の複写用紙Y
2の非画像面に画像を形成させて複写する事により両面
複写を完了させる。第15図(IX)では、第12図(VII)
と同様に原稿Xが原稿ホッパ2に、又、両面に原稿Xに
対応した画像が形成され複写された複写用紙Yが1部
(1set)オフセットトレイ110上に完成されて載置され
ている。第15図(II)〜(IX)の動作を繰り返す事によ
り両面原稿Xを一循させて1部の両面複写を完了させる
事になる。第15図(X)は、同様にして2部の両面複写
を完了させた時の図である。
第17図はフェイスダウンのSD1モードの動作パターン図
であり、即ち、原稿を2循環させて両面原稿(D)から
片面複写を1部得る第1の複写モードを示している。該
第17図の(I)〜(IV)は、第12図(I)〜(IV)にお
いて説明を行ったDD1モードの偶数ページ複写の動作と
同じであり、説明は省略する。
第17図(V)では、中間トレイ113内で、下側に積み重
ねられていた最終偶数ページ(4ページ)が形成されて
いる複写用紙Y1を感光体ドラム101に対して反転給送
し、プロセス部では複写を行わずに通過させ、更にスイ
ッチバック経路112にて反転し、最終偶数ページ(4ペ
ージ)が上になるようにしてオフセットトレイ110上に
排出する。第17図(VI)では、再び1枚目の原稿X1を原
稿ホッパ2より取り出して最終奇数ページ(3ページ)
を第2露光部6で露光し、複写プロセス部を動作させ、
新しい3枚目の複写用紙に、最終奇数ページを複写させ
た後、オフセットトレイ110に反転せずに排出する。第1
7図(VII)では第17図(V)の場合と同様に複写は行わ
ず、中間トレイ内113に収納されている複写用紙Y2(2
ページ目が形成されている)をスイッチバック経路112
を通しオフセットトレイ110に向かって画像面を上にし
て排出させる。第17図(VIII)では第17図(VI)の場合
と同様に2枚目の原稿X2の奇数ページ(1ページ)を、
第2露光部6にて露光して感光体ドラム101上に画像形
成すると共にその画像を複写用紙Y4上に複写する。第17
図(IX)は、第17図(VIII)の動作を終了させ、原稿X2
を原稿ホッパ2に再び元のページの同順に収納し、又、
複写用紙Y4をオフセットトレイ上のY3の上に画像面を上
にして排出を完了したときの図である。すなわち、第17
図(II)〜(IX)の動作にて両面原稿Xを2循させて片
面複写物Y1〜Y4が得られる。第17図(X)は第17図(I
I)〜(IX)の動作を再度繰り返して、2部複写が完了
したときの図である。
第19図はフェイスダウンのDS2モードの動作パターン図
で、両面原稿Xを1循させて、片面複写物を1部得る複
写モードにて複写を行う場合である。
第19図(II)は、第12図(II)の場合と同じ動作を行っ
て、原稿の最終偶数ページ(4ページ)を1枚目の複写
用紙Y1に複写する。第19図(III)では、上記複写用紙Y
1を反転させずにオフセットトレイ110に排出させた後、
第19図(II)で取り出した原稿X1をスイッチバック搬送
路30にて反転させた後、第2露光部6にてその裏面(3
ページ)を露光し、給紙カセット106より取り出した2
枚目の複写用紙Y2上にその画像(3ページの画像)を複
写する。第19図(IV)では、上記複写用紙Y2を反転せず
にオフセットトレイ110に排出し、第19図(II)と同様
に第1露光部5にて2枚目の原稿X2の2ページを露光
し、その2ページの画像を3枚目の複写用紙Y3上に複写
する。第19図(V)では、上記複写用紙Y3を反転せずに
オフセットトレイ110に排出し、第19図(III)と同様に
2枚目の原稿X2をスイッチバック搬送路30で反転した
後、第2露光部6に1ページを露光し、4枚目の複写用
紙Y4上に1ページの画像を複写する。第19図(VI)で
は、上記原稿X2は原稿ホッパ2に上下方向が元と同じに
なるよう原稿Xの最下面側より戻される。また複写用紙
Y4はオフセットトレイ110上に反転せずに排出される。
以上の動作により両面原稿Xの一循にて片面複写物Y1
Y4を1部得る。第19図(VII)は、第19図(II)〜(V
I)を再度繰り返し、片面複写物を2部得たときの図で
ある。
第21図はフェイスダウンのSDモードの動作パターン図
で、片面原稿X(同図では4枚X1〜X4で示す)より両面
複写物Y(同図ではY1、Y2で示す)を得る複写モードで
ある。
第21図(I)にて4ページの片面原稿Xをフェイスダウ
ンで原稿ホッパ2に設置している。
*原稿が偶数枚の場合 第21図(II)にて第1枚目の原稿X1と、原稿ホッパ2の
最下面より取り出し、RDHの搬送経路に沿って1回反転
し、第1露光部5を露光せずに通過させ、スイッチバッ
ク搬送路30にてスイッチバックされた後、第2露光部6
にて4ページを露光する。一方、1枚目の複写用紙Y1
は、給紙カセット106より取り出され、4ページの画像
が形成された感光体ドラム上の画像が複写される。
*原稿が奇数ページの場合 操作パネル上のキー(図示せず)もしくは複写実行前に
原稿を一循させて、原稿枚数を検知する等の公知の方法
により原稿の奇数を検出(偶数の場合も同様にして検
出)する事により、第21図(III)のように最上面にあ
る奇数ページの原稿を空送り(即ち、原稿XはRDHの搬
送経路に沿って搬送されるが、露光も複写も実行され
ず、原稿ホッパ2の原稿の最下面に戻される動作)動作
させる。
尚、第21図(III)にて偶数ページの複写を行った複写
用紙Y1が有る場合は、その複写用紙Y1を第21図(II)に
て中間トレイ113に画像面を上にして収納させる。
第21図(IV),(V)では、第21図(II),(III)の
動作を繰り返して原稿の2ページを2枚目の複写用紙Y2
に複写して中間トレイ113に収納する。第21図(VI)は
以上の動作により全偶数ページの原稿の複写を完了させ
た場合の図である。第21図(VII)は原稿が2循目に入
っている状態を示している。
*原稿が偶数ページの場合 第21図(VII)のように最上面の原稿(4ページ)を前
述の空送りを行い第21図(VIII)に進む。
*原稿が奇数ページの場合 第21図(VIII)のように最上側の原稿を第21図(II)の
場合と同様にして、第2露光部6まで搬送して奇数ペー
ジの画像の露光を行う。一方中間トレイに収納されてい
る最下側の複写用紙Y1を給送して上記3ページの画像を
上記複写用紙Y1の画像の形成されていない面に複写す
る。第21図(IX),(X)では、上記複写用紙Y1を反転
せずにオフセットトレイ110上に排出すると共に、第21
図(VII),(VIII)の動作を行う事により1ページの
画像を前記複写用紙Y2の非画像面に形成させて複写させ
る。第21図(XI)は、第21図(X)の動作を完了させた
ときの図である。即ち、原稿X4を原稿ホッパ2の最下面
より元の上下の向きを変えずに戻すと共に、複写用紙Y2
をオフセットトレイ110上に反転せずに排出している。
このように第21図(VII)〜(XI)によって全奇数ペー
ジの複写を完了させる。以上の第21図(II)〜(XI)の
動作によって片面原稿より両面複写を完了した事にな
る。第21図(XII)は、第21図(II)〜(XI)の動作を
繰り返す事により2部複写を完了したときの図である。
第23図はフェイスダウンのSSモードの動作パターン図
で、2枚の片面原稿から2枚の片面複写を行う場合であ
る。
第23図(I)において片面原稿Xを原稿ホッパ2にフェ
イスダウンで入れ、第23図(II)にて最上面の原稿を原
稿ホッパ2の最上面より取り出し、RDHの搬送経路に従
って反転させた後、第1露光部5を通過させ、スイッチ
バック搬送路30にてスイッチバックして第2露光部6に
て2ページを露光する。一方給紙カセット106より給紙
された複写用紙Y1は感光体に向かって搬送され、2ペー
ジの画像が複写されてオフセットトレイ110に向かって
搬送される。第23図(III)では、上記複写用紙Y1を反
転せずにオフセットトレイ110に排出すると共に、第23
図(II)の動作を再度行う事により原稿Xの1ページが
第2露光部6で露光され、又2枚目の複写用紙Y2には上
記1ページの画像が複写される。第23図(IV)では、上
記複写用紙Y2をオフセットトレイ110に反転せずに排出
させる。以上の動作により片面原稿を一循させて元のペ
ージ順で原稿ホッパ2に戻すと共に、原稿Xに対応した
一部の片面複写物を得た事になる。第23図(V)では、
上記第23図(II)〜(IV)の動作を再度行い、2部複写
を完了させたときの図である。
第25図、第26図、第27図、第29図、第31図、第33図は、
第1実施例の両面複写装置において原稿Xをフェイスア
ップで原稿ホッパ2に設置した場合の動作パターン図で
あり、それぞれ表2に示す通りDD1モード〜SSモードを
示している。
上記フェイスアップの動作パターンは、前記した第1実
施例の両面複写装置の原稿ホッパ2にフェイスダウンで
原稿Xを設置した場合の動作パターン図である第12図、
第15図、第17図、第19図、第21図、第23図に夫々示す動
作と対応した動作を示している。
以下、第25図以下のフェイスアップの場合の説明を、上
記第12図〜第23図と対応させながら説明する。
第25図はフェイスアップのDD1の動作パターン図で、両
面原稿Xを原稿ホッパ2にフェイスアップで配置して、
複写用紙Yに両面複写を行う第1の複写モードの動作の
流れを示している。
第25図は第12図に対して原稿の設置方法を上下逆にして
いるので、 第12図における原稿Xの1ページを第25図の4ページ
に読み替え、以下同様に第12図の2ページ,3ページ,4ペ
ージをそれぞれ第25図の3ページ,2ページ,1ページと読
み替える事。
原稿Xと、オフセットトレイ110上の複写用紙Yの向
きが、第12の場合とは逆に読み替える事。
奇数と偶数を読み替える事。
以上〜点をそれぞれ行う事によって第25図(I)〜
(VIII)の動作パターン及び各部の動作は、それぞれ第
12図の(I)〜(VIII)に対応して同一動作と、読み替
えが出来る。よって、個々の動作パターンの詳細な説明
は省略する。
第26図はフェイスアップDD2モードの動作パターン図
で、両面原稿Xを原稿ホッパ2にフェイスアップで設置
してDD2モードにて両面複写物を得るときの動作を流れ
を示している。
第26図(I)〜(X)は第25図の場合と同様に、 1〜4ページをそれぞれ4〜1ページと逆に読み替え
る事。
原稿ホッパ2内の原稿Xの向きと、オフセットトレイ
110上の複写用紙Yの上下の向きを変える事。
により第15図(I)〜(X)の動作パターンとそれぞれ
同一になるので各動作の詳細な説明は省略する。
第27図はフェイスアップのDS1モードの動作パターン図
で、両面原稿Xを原稿ホッパ2にフェイスアップで設置
して片面複写物を得るときの動作の流れを示している。
第27図(I)〜(X)は、原稿設置がフェイスダウンで
DS1モードを使用して複写を行う第17図(I)〜(X)
と略動作な動作を行う。即ち、 第27図においても、前記第25図の場合と同様に、原稿
のページ順を逆として1ページを4ページに読み替え、
原稿ホッパ2内の原稿の向きとオフセットトレイ110
上の複写用紙Yの上下を逆とし、奇数と偶数の読み替
えを行うことによって、第17図(I)〜(X)と略対応
した動作となる。尚、第17図(V)と第17図(VII)で
は、偶数ページの空排出時に複写用紙Y1,Y2をスイッチ
バック112にて反転排出させているが、第27図(V)と
第27図(VII)においては、奇数ページの空排出時に、
複写用紙Y1,Y2を反転させずにオフセットトレイ110上に
排出させている事、及び第17図(VI)で給送された複写
用紙Y3と、第17図(VIII)で給送された複写用紙Y4は反
転させずにオフセットトレイ110に排出されているが、
第27図(VI)で給送された複写用紙Y3と、第27図(VII
I)で給送された複写用紙Y4は、スイッチバック経路112
にて反転排出を行っている点が、特に第17図と相違して
いる。
第29図はフェイスアップのDS2モードの動作パターン図
で、両面原稿をフェイスアップで原稿ホッパ2に設置
し、片面複写する場合の動作の流れを示している。
第29図(I)〜(VII)は、第19図(I)〜(VII)の動
作パターン図において、1〜4のページ順を逆にする
事、原稿ホッパ2内の原稿Xと、オフセットトレイ11
0上の複写用紙Yの向きが上下逆となっている事、の2
点の読み替えを行えば略同一の動作を示している。異な
っているのは、第19図(III)〜(IV)において全複写
用紙Y1〜Y4を反転せずにオフセットトレイ110に排出し
ているのに対し、第29図(III)〜(VI)においては全
複写用紙Y1〜Y4をスイッチバック経路112を使用して反
転させ、オフセットトレイ110上に画像面が下になるよ
うに排出させている点である。他の動作は第19図と同様
であるので詳細な説明は省略する。
第31図はフェイスアップのSDモードの動作パターン図
で、片面原稿Xをフェイスアップで原稿ホッパ2に設置
し、両面複写を行う動作の流れを示している。
第31図(I)は4ページの片面原稿Xをページ順にフェ
イスアップで原稿ホッパ2に設置した状態を示してい
る。第31図(II)では、原稿ホッパ2の最上面にある原
稿X1を給送し、RDHの経路に沿って反転して第1露光部
5に搬送し、1ページを露光している。一方、給紙カセ
ット106より1枚目の複写用紙Y1を取り出し、感光体ド
ラム101上に形成された1ページ目の画像を複写させ
る。第31図(III)では、1枚目の原稿Xをスイッチバ
ック搬送路30で反転し、次に第2露光部6では、露光し
ないで通過させ、元のページの向きを変えずに原稿ホッ
パ2の最下面側より原稿ホッパ2に戻す。そして、次の
原稿X2を原稿ホッパ2の最上面より取り出し、今度は第
1露光部5でも第2露光部6でも露光せずに、RDHの経
路に沿って搬送させ、元のページの向きを変えずに原稿
ホッパ2の最下面に戻す(即ち空送りを行う)。
一方、第1枚目の複写用紙Yはスイッチバック経路112
により反転させられて中間トレイ113に画像面を上にし
て収納される。第31図(IV)では、第31図(II)と同様
な動作により原稿Xの3ページ目の第1露光部5にて露
光して2枚目の複写用紙Y2にその画像を複写させる。第
31図(V)では、第31図(III)と同様な動作により、
4ページ目の原稿を空送りさせて原稿ホッパの最下面側
に元のページの向きで戻す。一方、2枚目の複写用紙Y2
には3ページ目の画像を形成して中間トレイ113に収納
させる。以上第31図(II)〜(V)の動作により4枚の
片面原稿Xの全奇数ページの複写を原稿を1循させて完
了させた事になる(第31図(VI))。第31図(VII)で
は原稿Xの1ページ目を上記の空送りしている。第31図
(VIII)では原稿Xの2ページ目を原稿ホッパ2より取
り出し、第1露光部5にて露光を行い、一方、中間トレ
イ113の最下面に収納されている1枚目の複写用紙Y1
中間トレイ113より原稿ドラム101に対して非画像面が提
示されるよう搬送し、2ページ目の画像を複写させる。
第31図(IX)では、上記複写用紙Y1を反転せずにオフセ
ットトレイ110に排出し、一方、原稿ホッパ2の最上面
になっている3ページ目の原稿X3を空送りして原稿ホッ
パ2の最下面に元のページの向きで戻す。
第31図(X)では、第31図(VIII)と同様に4ページ目
の原稿を第1露光部で露光し、一方、中間トレイ113に
収納されていた2枚目の複写用紙Y2は非画像面に上記原
稿の4ページ目の画像を複写させる。尚、全原稿の最終
ページが奇数の場合、第31図(X)の最後の動作の原稿
は給送せず、複写も行う事なく、中間トレイ113内の複
写用紙を画像面を下にして排出する。第31図(XI)で
は、偶数ページの複写が第31図(VII)〜(X)にて完
了させたときの図であり、同時に両面複写物がオフセッ
トトレイ110上に1部完了している。第31図(XII)は、
第31図(II)〜(XI)を繰り返すことによって2部の両
面複写物を得たときの図である。
第33図はフェイスアップのSSモードの動作パターン図
で、3枚の片面原稿Xをフェイスアップで原稿ホッパ2
に設置し、片面の複写物を得る動作を示す。
第33図(I)は片面原稿Xをフェイスアップで原稿ホッ
パ2に設置したときの図である。第33図(II)は原稿ホ
ッパの最上面の原稿X1を取り出し、第1露光部5まで搬
送し、露光する。一方、1枚目の複写用紙Y1を給紙カセ
ット106より取り出し、感光体上に形成された上記原稿X
1の画像(1ページ)を複写する。第33図(III)では上
記複写用紙Y1をスイッチバック112で反転してオフセッ
トトレイ110に排出する。次に、第33図(II)と同様に
2枚目の原稿X2を第1露光部5にて露光し、2枚目の複
写用紙Y2にその画像を複写する。第33図(IV)では、第
33図(III)の場合と同様にして3枚目の原稿X3の画像
を3枚目の複写用紙Y3上に複写する事により、1部複写
を完了させたときの図である。第33図(V)は第33図
(II)〜(IV)を再度行う事により2部複写を完了させ
たときの図である。
上記した第1実施例のフェイスダウンの各複写モードお
よびフエイスアップの各複写モードとフローチャートと
の関係を前記表2に示す。即ち、フェイスダウンでDD
2、DS1、DS2、SD、SSの各複写モードで複写を行う時の
フローチャートを、各動作パターン図の次の図面、即
ち、第16図、第18図、第20図、第22図、第24図に示して
いる。同様に、フエイスアップでDS1、DS2、SD、SSの各
複写モードで複写を行う時のフローチャートを、各動作
パターン図の次の図面、即ち、第28図、第30図、第32
図、第34図に示している。
上記したフローチャートは、第12図のDD1モードの動作
パターン図に対する第13図、第14図(A)〜(I)のフ
ローチャートに準じて構成されており、第13図および第
14図の説明において詳細に説明しているため、上記フロ
ーチャートの説明は省略する。
尚、第13図と第16図のフローチャートは、フェイスアッ
プ、フェイスダウン共通に使用されている。
『第2実施例』 《第2実施例の構造》 第35図から第49図は、本発明の第2実施例を示すもので
ある。
本第2実施例の循環式自動原稿供給装置(RDH)付の自
動両面複写装置は、第35図(I)、(II)および第36図
に示すように、RDH1′の原稿ホッパ2′の構成を、原稿
Xを最下面より取り出し、最上面に戻す形式を変更する
と共に、原稿ホッパ2′を第1露光部5の右側に配置し
たものである。よって原稿ホッパ2′と、第1露光部5
の間の搬送路14は、第1実施例では原稿Xを1度反転さ
せるように搬送したのに対し、第2実施例では原稿Xを
反転させずに第1露光部5まで搬送するようになってい
る。また、第2露光部6から原稿ホッパ2′に戻る原稿
の搬送路9においては、上記とは逆に、第1実施例にお
いては原稿Xを反転させずに戻しているが、第2実施例
においては原稿Xを反転させて元のページの向きで原稿
ホッパに戻すようになっている。
以下、上記第2実施例の自動両面複写装置の構成につい
て説明する。
第2実施例の複写機本体100′の基本的な構成は、第35
図に示す通りで、前記第1実施例における複写機本体と
同様であり、よって、第1実施例の複写装置を示す第1
図と同一機能の部分には同一番号を付している。
本第2実施例と前記第1実施例との構成が異なる部分で
機能的に重要な部分は、複写機本体100′の左側に取付
けられたソータ400である。このソータ400は、RDH1′を
後述のADFモードで使用させた場合や、第3露光部で複
数枚のコピーを行う場合にその複写物の仕分け作業を短
時間で行うのに有効である また、RDH1′は複写機本体100′に対して、回転軸201を
介してR1およびR2の方向に回動自在に軸支されており、
第3露光部105で原稿Xを複写するときや、原稿Xが万
が一第1露光部5や第2露光部6でJAMが発生した場合
やサービスの為に、最下面の搬送路14、30a,30bに沿っ
て上下分割して開放される構造となっている。その他の
構成は第1実施例と略同様の構成であるため、説明を省
略する。
尚、複写機本体100′の大きさは大型化するが、光学系
の光路を更に長くして第3露光部105を原稿ホッパ2の
更に右側に配置するか、光路を変更する事により第3露
光部105を第2露光部6の左側に配置する事もできる。
その場合には、第3露光部で原稿Xを複写する時にRDH
1′を回転作動して第3露光部を105を表出させる必要が
なくなる。
本第2実施例のRDH(循環式自動原稿供給装置)の構成
も、第1実施例のRDHの構成を示す第3図〜第6図で述
べた原稿ドラムの機構等必要に応じて選択して採用して
いるが、原稿ホッパ2内に載置した原稿Xを最下側より
下取りして露光側搬送路へ給送するようにしている点
が、第1実施例と相違する。即ち、原稿ホッパ2′の原
稿Xを載置する下端原稿台70に取出用の開口70aを設
け、該開口70aに対向して給紙ローラ12′を配置し、該
給紙ローラ12′によりシート原稿Xを1枚ずつ第1搬送
手段7の搬送路14に給紙している。該第1搬送手段7よ
り原稿提示部4の第1露光部5に搬送し、ついで、第2
搬送手段8のスイッチバック搬送路30で搬送方向を反転
した後、第2露光部6に搬送し、その後、第3搬送手段
9の搬送路46より、上記原稿ホッパ2′の上方へシート
原稿Xを戻し、積層された最上端の原稿X上に循環した
原稿Xを送り込んでいる。
本第2実施例では概略的に示しているが、原稿ホッパ
2′より原稿Xを下取りして給紙する構成以外は上記第
1実施例と同様であるため、同一符号を付して説明を省
略する。即ち、各種センサー、モータ、クラッチ、ソレ
ノイドは、第1実施例を示す前記第1図、第2図、第7
図の場合と同様な位置に設けられており、かつ、該第2
実施例における制御回路は、第1実施例の第8図に示す
制御回路が使用されており、更に操作パネルは同様に第
9図が使用される。更に、表1の各種複写モードセレク
トを行うセレクトスイッチSSW1〜SSW4の選択モードと、
第11図に示すモードセレクト状態を示すフローチャート
は、第2実施例でも使用されている。
《第2実施例の動作パターン》 第2実施例における動作パターンの基本形を第37図に示
す。
該第37図においては、第1実施例における動作パターン
と同様に、第2実施例において原稿Xと複写用紙Yの移
動と、そのタイミングの関係を明らかにするため代表的
な機構部のみを示している。第2実施例の基本パターン
図である第37図と第1実施例の基本動作パターン図であ
る第10図と相違している点は、原稿ホッパ2′が第1露
光部5の右側に配置されており、該原稿ホッパ2′内に
載置される原稿Xを最下面より取り出し、RDH1′の搬送
路に沿って搬送した後、原稿ホッパ2′の最上面側より
元のページの向きを変えずに戻している点(すなわち下
取り上戻しの原稿ホッパ)である。又、ソータ400は、
第1実施例で説明したオフセットトレイ110に代えて、
簡単に基本動作のモードを説明する。その他の構成は第
10図の構成と同様である。
第38図から第43図は、表2に示しているように、第2実
施例において原稿Xを原稿ホッパ2′に対してフェイス
ダウンで設置し、それぞれDD1,DD2、DS1、DS2、SD、SS
の各複写モードで複写動作を行うときの動作の流れを示
す動作パターン図である。これら第2実施例において原
稿Xをフェイスダウンで原稿ホッパ2′に設置した動作
パターン図は、第1実施例において原稿をフェイスアッ
プで原稿ホッパ2に設置した場合に比べて各同じ複写モ
ードでは、極めて類似した動作を行っている。
即ち、RDH側では、原稿Xの取出しもしくは戻す順
序、取出した原稿Xの露光順序及び、露光部が、上
記両実施例で同一となる。一方複写機本体100′での複
写用紙Yの動作は、上記RDH内の原稿Xの動作に対応し
ており、フェイスダウンの第2実施例は、フェイスアッ
プの第1実施例と、同一複写モードでは同一の動作を行
う。
第38図は第2実施例のフェイスダウンDD1モードを示
し、該モードは第1実施例のフェイスアップDD1モード
を示す第25図と、原稿ホッパ部を除いて同じ動作を示し
ている。同様に、 第39図は第2実施例のフェイスダウンDD2モードを示
し、該モードは、第1実施例のフェイスアップのDD2モ
ードを示す第26図と略同様であり、また、 第40図は第2実施例のフェイスダウンDS1モードを示
し、該モードは第1実施例の第27図と略同様であり、ま
た、 第41図は第2実施例のフェイスダウンDS2モードを示
し、該モードは第1実施例の第29図と略同様であり、ま
た、 第42図は第2実施例のフェイスダウンSDモードを示し、
該モードは第1実施例の第31図と略同様であり、また、 第43図は第2実施例のフェイスダウンSSモードを示し、
該モードは第1実施例の第33図と略同様で、 夫々、原稿ホッパ部の近傍部分を除いて同じ動作を示し
ている。それら第2実施例と第1実施例の両モード間の
動作パターンの図の差は、原稿ホッパの位置と、原稿の
フェイスダウン設置かフェイスアップ設置かの違いのみ
である。
上記第2実施例のフェイスダウンの各モードのフローチ
ャートも同様に、DD1モードは第13図が使用でき、以下
同様にDD2、DS1、DS2、SD、SSの各モードにおいては、
それぞれ第1実施例の前記第16図、第28図、第30図、第
32図、第34図のフローチャートが使用できる。
第44図から第49図は前記表2に示しているように、第2
実施例において、フェイスアップで原稿Xを原稿ホッパ
2′に設置し、それぞれDD1、DD2、DS1、DS2、SD、SSの
各複写モードで複写動作を行うときの動作の流れを示す
動作パターンである。
上記第2実施例のフェイスアップの各動作パターンは、
第1実施例のフェイスダウンの同一複写モードの動作パ
ターンと極めて類似している。即ち、上記第2実施例の
フェイスダウンの動作パターンで第38図から第43図に基
づき説明したように、両者の特徴的な差は、原稿ホッパ
の位置と原稿のフェイスアップ設置か、フェイスダウン
設置かである。即ち、 第44図は第2実施例のフェイスアップDD1モードを示
し、該モードの動作パターンは第1実施例のフェイスダ
ウンの動作パターンを示す第12図に対応して略同様の動
作を行い、該動作パターンのフローチャートは第13図と
なる。
第45図は第2実施例のフェイスアップDD2モードを示
し、同様に、第15図に対応して、そのフローチャートは
第16図となる。
第46図は第2実施例のフェイスアップDS1モードを示
し、同様に第17図に対応し、フローチャートは第18図と
なる。
第47図は第2実施例のフェイスアップDS2モードを示
し、同様に第19図に対応し、フローチャートは第20図と
なる。
第48図は第2実施例のフェイスアップSDモードを示し、
同様に第21図に対応し、フローチャートは第22図とな
る。
第49図は第2実施例のフェイスアップSSモードを示し、
同様に第23図に対応し、フローチャートは第24図とな
る。
『第3実施例』 第50図から第55図は本発明に係わる循環式自動原稿供給
装置を備えた両面複写装置の第3実施例を示すものであ
る。
《第3実施例の構造》 第50図(I)は、第3実施例の循環式自動原稿供給装置
1″(以下、RDH1″と略す)を搭載し、第2実施例の複
写機本体100′を使用した自動両面複写装置の中央断面
を示し、第50図(II)は、第50図(I)の複写機本体10
0′とソータ部401を結ぶ経路111の部分拡大図である。
第3実施例の循環式自動原稿供給装置1″は第51図に示
す構造よりなり、原稿提示部4の第1露光部5と第2露
光部6との間にシート原稿Xの搬送方向を反転させるス
イッチバック搬送路30を設けると共に、反転させないバ
イパス経路80を設けたものである。
即ち、第1原稿シリンダ20の下端の第1露光部5と第2
原稿シリンダ21の下端の第2露光部6とを略直線的に連
通するバイパス経路80を設けている。該バイパス経路80
は第1露光部5から第2露光部6を経由しなくてもよ
く、反転しないで原稿ホッパーに戻る経路であればよ
い。該バイパス経路80と第1原稿シリンダ20の外周搬送
路20aとの接続部にゲートフラッパ81を、また、第2原
稿シリンダ21の外周搬送路21aの接続部にゲートフラッ
パ82を夫々設置し、バイパス経路部80にシート原稿Xを
搬送する場合には両ゲートフラッパ81、82を動作して通
路を開くようにしている。上記ゲートフラッパ81、82は
それぞれソレノイドSOL21、SOL22(図示せず)により開
閉作動し、これらのソレノイド21、22は原稿シリンダ2
0、21に設置した回転数検出センサー(図示せず)の検
知信号により動作しており、オペレータの指示による設
定回数だけ原稿シリンダが回転して、原稿Xを露光する
とゲートフラッパ81、82が開閉作動するようにしてい
る。
また、原稿ホッパ2″では、その内部に載置したシート
原稿Xを上取りして第1搬送手段7へ1枚づつ給紙する
ようにしているが、本実施例では、シート原稿Xを複数
の原稿支持ローラ83によって支持しており、これら原稿
支持ローラ83を無端状のベルトもしくはチェイン84に、
はしごのケタのように間隔をあけて取り付け、シート原
稿Xを支持するようにしている。シート原稿台75は原稿
支持ローラ83の下方に位置しており、露光が済んで搬送
路46を通過して排出されるシート原稿Xが無理なく収容
される空間86を形成している。該空間86に排出されたシ
ート原稿Xが収納されると、ベルト84が180度回転し、
原稿支持ローラ83が移動すると、原稿支持ローラ83に支
えられていた複数枚のシート原稿Xがシート原稿台75に
降りてきて、排出されたシート原稿上に重なる。その
後、更にベルト84を180度回転して、原稿支持ローラ83
を元の位置に復帰し、排出されたシート原稿と複数枚の
シート原稿とが重なった状態で原稿支持ローラ83で支
え、次に排出されるシート原稿がシート原稿台75に収納
される準備をしている。
該第3実施例の他の構成は第1実施例と略同一であるた
め、同一符号を付して説明を省略する。
本実施例において、バイパス経路部80を使用する場合
は、第1露光部5でシート原稿Xの上面を必要回数露光
した後、ゲートフラッパ81を通してバイパス経路部80へ
引き込み、ゲートフラッパ82を通して第2原稿シリンダ
21に巻き付け、第2露光部6では露光せずに第3搬送手
段9の搬送路45よりシート原稿台75へシート原稿Xを収
納する。該収納状態においてシート原稿Xは、最初にオ
ペレータがホッパ2″に載置した状態(シート原稿Xの
上面が上向きの状態)と逆の、下面が上向きの状態で収
納される。このように、1枚のシート原稿Xの上面を第
1露光部5で露光した後、次のシート原稿の上面を第1
露光部5で露光し、全シート原稿Xの上面の露光を終了
したシート原稿Xは原稿ホッパ2″内に夫々元の設置状
態の下面を上向きとした状態で積み重ねられる。一方、
第1露光部5でシート原稿Xの上面を複写された複写用
紙(図示せず)は複写機本体100′内の中間トレイ113に
収納され、全シート原稿Xの上面の露光が終了した時点
で、上面を複写した全複写用紙は一時的に中間トレイ11
3に画像面を上にして貯蔵される。
次のサイクルで、上記中間トレイより搬送される上記複
写用紙の非画像面に対して、シート原稿Xの下面が第1
露光部5で複写され、該シート原稿Xは原稿ホッパ2″
に上面を上向きとした元の設置状態で戻される。このプ
ロセスをシート原稿Xの全の下面に対して行うことによ
り、複写用紙の下面に原稿の下面の複写が行われる。
上記したバイパス経路80を使用した場合、下面(裏面)
複写を行う場合でも、第1露光部5で露光でき、スイッ
チバック搬送路30で反転させる必要がないため、原稿ジ
ャムの発生する危険性が少なく、かつ、原稿の交換時間
が短いことにより、複写のスピードアップが可能とな
る。
《第3の実施例の動作パターン》 第52図は、第3実施例の循環式自動原稿供給装置の動作
を説明するために主要構成部を模式的に表現したもので
ある。第1実施例の循環式自動原稿供給装置の動作パタ
ーン図である第10図と相違する点は、 第1実施例においては原稿Xは原稿ホッパー2に対し
て搬送ベルト11により戻し搬送されていたが、第3実施
例では原稿台75上に戻されている。
第1露光部5と第2露光部6の間にバイパス経路80を
設けている。
第3実施例では、ソータ400を複写機本体100′側に設
け、該ソータ400の各ビン401a〜401nを配している。ソ
ータ400の各ビンには、ADFモードにて複写を行う際に、
上から順に第1枚目の複写用紙より1枚づつ排出される
ようになっている。
その他の部分は第1実施例の第10図に略同じであるた
め、同一符号を付して説明を省略する。
第53図は、第3実施例の自動両面複写装置において両面
原稿Xを原稿ホッパ2″にフェイスアップで設置し、バ
イパス搬送路80を使用して原稿Xを2循環させて両面複
写を行う場合(DD1モード)の動作の流れを説明してい
る。
第53図(I)は、原稿ホッパ2″にフェイスアップで原
稿Xを設置したときの図である。
第53図(II)は、原稿ホッパ2″の最上面より原稿Xを
1枚取り出し、RDH1″の搬送経路に沿って反転させて搬
送した後、第1露光部5にて第1ページ目を露光させて
いる。一方、複写機本体100′側では、給紙カセット106
より1枚目の複写用紙Y1を取り出し、上記1ページ面の
画像を感光体ドラム101より転写して、その後スイッチ
バック経路112にて複写用紙Yの進行方向を反転させて
中間トレイ113に収納する。
第53図(III)は、第53図(II)の場合と同様に、2枚
目の原稿X2を原稿ホッパ2″より取り出し、反転した
後、第1露光部5にて露光すると共に、その画像を2枚
目の複写用紙Y2に複写させ、複写用紙Y2をスイッチバッ
ク経路112を経て中間トレイ113に収納する。このとき、
第53図(II)で露光を終了した原稿X2は、スイッチバッ
ク搬送路30を通さず、バイパス経路80を通過させて原稿
ホッパ2″に戻す。その後、2枚目の原稿X2も同様に第
1露光部5にて露光の後、スイッチバック搬送路30を通
さずにバイパス搬送路80を通して原稿の最下面側より原
稿ホッパ2″に戻す。以上の動作により全奇数ページの
複写を完了した事になる。このとき原稿ホッパ2″内の
原稿Xは、ページの順が第53図(I)で設置したときと
異なっている。(即ち、上から2ページ,1ページ,4ペー
ジ,3ページとなる。)以上で原稿XはRDHの搬送経路を
一循した事になる。
第53図(IV)では、原稿ホッパ2″の最上面側よりペー
ジ順の逆になった1枚目の原稿を取り出し、反転させて
第1露光部5にて2ページ目を露光する。一方、中間ト
レイ113の最下面より取り出された前記1枚目の複写用
紙Y1は非画像面に2ページ目の画像が複写され、第1ペ
ージ目を下にしてソータビン401に排出される。その
後、原稿X1はもう一度バイパス経路80を通過して第2露
光部を露光せずに通過して反転なしで、即ち、原稿ホッ
パ2″に原稿の最下面側より第53図(I)で設置したと
きの向きで戻される。第53図(V)では第53図(IV)と
同様にして2番目の原稿X2の4ページ目を露光し、2枚
目の複写用紙Y2の非画像面に上記4ページ目の画像を複
写させる。その後、原稿X2は原稿設置時の向きで、原稿
ホッパ2″に原稿Xの最下面側より戻され、複写用紙Y2
はソータビン401a上に、4ページ目を上にして排出され
る。第53図(II)〜(V)にて両面原稿が2循環して両
面複写物を得る事になる。第53図(VI)は第53図(II)
〜(V)を再度行ない、2部複写の動作が完了したとき
の図である。
上記第3実施例においては、DS1モードは上記DD1モード
の場合と同様に、反転用の経路30を使用しないで、バイ
パス経路80を使用する事により、光学系を移動させる必
要がない事と経路30でスイッチバックする時間が短縮さ
れ、総複写時間の短縮ができる。
尚、上記DD1とDS1モード以外の複写モードにおいては、
第1実施例の場合と同様であり、詳述は省略する。
第54図は、第3実施例の装置においてADFモードで複写
を行う場合のフローチャートであり、該フローチャート
について、図面を参照して以下に詳述する。
N502では、まず、1番目の原稿を第1原稿シリンダ20に
巻き付ける。
N503では給紙カセット106より複写用紙Yを給紙して感
光体ドラムの方向に搬送する。更に第1露光部5にて第
n番目の原稿を露光し、複写プロセスの各制御要素を動
作させて上記複写用紙Yに第n番目の原稿の画像を複写
させる。
次に、N504では、複写用紙Yの方向を反転させるスイッ
チバック経路112を通して、複写用紙Yを中間トレイ113
に収納する。
次に、N505でカウンタCNより1を減算してN506でカウン
タCNが0となっているか否かを監視し、「0」となるま
では、N503に戻り、N503〜N506の動作を繰り返す。即
ち、N502〜N506により原稿Xを原稿ドラム20に巻きつ
け、所望部数(Cx回)露光シリンダを回転させて第1枚
目の原稿の画像をCx枚複写し、中間トレイ113に収納し
たことになる。
次に、N507にて、第n番目の原稿をゲートフラッパ81,8
2を開放する事によりバイパス経路80に搬送して原稿ホ
ッパー2″の原稿の最下面側より戻す。そして、N508で
は複写部数カウンタCNに再度複写部数Cxを入力する。
次に、N509で状態カウンタnに1を加算する。N501では
原稿が一循を完了したか否かを監視し、原稿Xが一循し
ていない場合はN502に戻る。原稿Xが一循環を完了する
とN511にて状態カウンタnに再び1を入力し、N512に進
む。
N512では、再び第1番目の原稿X1を第1露光シリンダ20
に巻きつける。次にN513では、中間トレイ113より片面
が複写済の複写用紙Yを最下面側より取り出して非画像
面を感光体101に提示するように給送する。同時に第1
露光シリンダ20に巻付けられた第n番目の原稿を露光
し、複写プロセス部を動作させて上記給送された複写用
紙Yに、複写プロセス部で形成された画像を複写する。
N514では、N513にて複写を終えて複写用紙Yをソータに
排出する。
N515では、カウンタCNより「1」を減算し、N516で所望
部数の第n番目の原稿の複写が完了したか否かを監視し
ている。
n番目の原稿を、所望枚数複写終了するとN517に進む。
N517では、再びゲートフラッパ81,82を開いて該n番目
の原稿をバイパス経路80を通して原稿ホッパ2″に原稿
の最下面側より戻す。N518では、カウンタCNに再度複写
部数Cxを入力し、N519にて状態カウンタnに1を加算す
る。
N520では、原稿Xの一循を監視しており、NOの場合は、
N512に戻って中間トレイ113からの給紙を続ける。原稿
Xが一循すると、N520でYESとなり、N521で複写作業の
終了の為の諸々の処理を行って、再び第11図(II)n1に
戻り、次の複写処理を待機する。
上記フローチャートでは、ソータ400の動作について記
載していないがなかったがN514にてソータ400に向かっ
て排出された複写用紙Yは、ソータ400の各ビン401a〜4
01nに次々と1枚ずつ収納され、N516でCN=0となる
と、再度ソータの第1ビンより収納開始される。
第55図はフェイスアップのADFモードの動作パターン図
であり、両面原稿Xを原稿ホッパ2″にフェイスアップ
で設置し、ソータを使用して両面複写を行うADFモード
の一連の動作を示している。以下に、上記ADFモードに
ついて第55図を参照して説明する。
第55図(I)にて、2枚の両面原稿Xを原稿ホッパ2″
に対してフェイスアップで設置する。
第55図(II)では原稿ホッパ2″の最上面側の原稿を1
枚給送し、搬送経路に従って原稿を1回反転させて第1
原稿シリンダ20に巻き付け、1ページ目を複写設定枚数
と同じCx回(図示では2回)露光する。一方、複写用紙
Yは給紙カセット106より感光体ドラム101に対して給送
開始され、上記1ページの画像が複写された後、スイッ
チバック112によって進行方向を反転させられ、画像面
を上にして中間トレイ113に収納される。2枚目の複写
用紙Y2も同様にして中間トレイ113に収納される。
第55図(III)では、まず、第55図(II)で露光を終了
した原稿X1を原稿シリンダ20より剥離してバイパス経路
80を通過させて、第55図(I)で設置した方向とは反転
された向きで原稿の最下面側より原稿ホッパ2″に戻
す。次に、原稿ホッパ2″より2枚目の原稿X2を取り出
し、第55図(II)と同様に、第1原稿シリンダ20に巻き
付けて、3ページ目を複写設定枚数Cx枚分露光する。即
ち、第1原稿シリンダ20をCx回回転させて露光を行う。
一方、複写用紙Y3、Y4も第55図(II)の場合と同様にし
て、中間トレイ113に収納される。設定枚数分の露光を
終了した原稿X2は前述の原稿X1と同様に原稿ホッパ2″
に戻される。
第55図(IV)では、元の向きとは反転している原稿X1
原稿ホッパ2″より取り出して前述と同様に、第1露光
シリンダ20に巻き付け、2ページ目をCx回露光する。一
方、中間トレイ113に収納されている最下面側の複写用
紙Y1は非画像面を感光体ドラム101に提示するように反
転して給送され、上記2ページ目の画像を複写した後、
経路111を反転せずに出紙し、ソータ400の第1ビン401a
に収納される。次に、複写用紙Y2はY1と同様にして経路
111に至り、ソータ400では次ぎのビン401bに収納され
る。一方、原稿X1はバイパス経路80を通り、第55図
(I)で原稿Xを設置した向きと同じ方向で原稿ホッパ
2″に原稿Xの最下面側より戻される。
第55図(V)では、第55図(IV)と同様にして原稿X2
4ページを複写し、Y3,Y4に4ページの画像を複写し
て、それぞれソータのビン401a、401b収納する。
第55図(VI)は第55図(V)の動作を完了させた時の図
であり、原稿Xは原稿設置時の向きとページ順に戻され
ており、また、原稿Xに対応した画像が形成された複写
用紙Yが一部づつソータ400のビン401a、401bへ収納さ
れる。
ADFモードは、以上のようにRDHと併用する事によりトー
タルJOBスピードをアップする事に使用できる。
以上の第54図、第55図で示されたADFモードは第1、第
2実施例においても、ソータ400を装着することにより
同様に実行出来る。
又、本や、RDHで搬送出来ない極めて薄い原稿や、厚す
ぎる原稿から複数部の複写物を得ようとする場合は、第
3露光部に本等を設置してマルチコピーを行い、ソータ
を使用する事もできる。
本発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明に係わる循環式
自動原稿供給装置および該装置を備えた両面複写装置に
よれば、下記に列挙する効果を有するものである。
上記原稿をホッパより上取りして最下側へ戻す構成とし
た原稿ホッパ或いは下取りして最上側へ戻す構成とした
原稿ホッパと、該原稿ホッパより第1露光部まで原稿を
搬送する第1搬送手段と、第1露光部と第2露光部を有
する原稿提示部と、第1露光部と第2露光部の間で原稿
の搬送方向を反転する表裏反転手段を備えた第2搬送手
段と、第2露光部より上記原稿ホッパへ原稿を戻す第3
搬送手段とを備えた循環式自動原稿供給装置では、 両面原稿の片面を第1露光部で露光し、続いて他面を第
2露光部で露光することが出来るため、両面原稿の複写
を高速で、かつ、オペレータの操作を大幅に軽減して行
うことが出来る。また、ページの揃った複数枚の原稿を
セットした順で原稿ホッパ内に戻すことが出来る等の種
々の利点を有する。さらに、第1露光部と第2露光部の
両方で連続的に露光する場合と、一方の露光部のみで原
稿の片面のみ露光する場合とを選択することができる。
よって、簡単な構成で、両面原稿から複写用紙への両面
複写、両面原稿から片面複写、片面原稿から両面複写、
片面原稿から片面複写の各種複写モードを簡単な切替操
作で効率よく行うことが出来、特に、両面原稿から両面
複写を取る場合に手間が掛からない効果を有する。
また、原稿ホッパにセットされた複数枚の原稿に対し
て、各原稿の1面目をすべて複写した後に2面目の複写
を行う第1のモードと、各原稿に対して順次1面目と2
面目の複写を行う第2のモードの切り換えが出来る。さ
らに、原稿ホッパにセットされた複数枚の原稿に対し、
各原稿の1面目をすべて複写した後、2面目の複写を行
うモードとした場合、原稿の1循環が完了したとき、原
稿ホッパ上の原稿の順序が不変である。さらにまた、従
来の装置では、原稿ジャムが発生した場合に、複雑なペ
ージ表・裏揃えをおこなければならなかったが、本装置
では該問題を回避出来る。
上記循環式自動原稿供給装置の原稿提示部において、2
個のシリンダを並設して、その同一平面上に位置する鉛
直下方を第1露光部と第2露光部とした場合には、下記
の効果を有する。
片面原稿と両面原稿の切替のための切替ゲートおよび
搬送経路とを不要とできる。
露光部の切り替えはスキャナー(露光ランプ150と第
1ミラー151Aを一体化)の移動のみで行うことが出来
る。
これらシリンダに対する原稿を巻き着けて回転して露
光部を通過させるため保持機構として各種手段、例え
ば、シリンダ自体を回転させて外周に設置した搬送用ロ
ーラとの間で原稿を搬送する機構、シリンダは固定し搬
送用ローラを回転して原稿を搬送する機構あるいは、静
電吸着機構などの種々の適宜な機構を採用することが出
来る。
フェイスアップ仕様とフェイスダウン仕様の切り換え
を複写装置本体の仕様に応じて対応出来る。
上記した循環式自動原稿供給装置の第2搬送手段に、原
稿を第1露光部と第2露光部との間で反転する前記構成
の表裏反転経路および反転用ローラを設けると共に、第
1露光部を通過した原稿の搬送路を反転経路と再度第1
シリンダの外周に沿って回転して再度第1露光部を通る
経路とに選択出来る機構および、第2露光部を通過した
原稿の搬送路を排出経路と第2シリンダ外周に沿って回
転して再度第2露光部に搬送する経路とを選択出来る機
構を設けているため、原稿の同一面の露光を所要回数と
して必要な複数部の複写を連続してとることが出来る等
の効果を有する。
上記第2搬送手段に、搬送経路と共に第1露光部から第
2露光部へ原稿を反転させずに搬送するバイパス経路を
設けた場合、該バイパス経路を利用することにより、複
数部の両面原稿の片面を第1露光部で露光した後に、他
面を第2露光部で露光する場合に、および片面原稿を複
写する場合に複写速度の高速化を図ることができる。
上記循環式自動原稿供給装置を備えた両面複写装置は、
循環式自動原稿給装置の原稿の搬送と同期して複写用紙
を搬送しているため、上記した4通りの複写を可能とす
ることができる。また、簡単な構造で、小型化すること
が出来、トータルコストの大幅な軽減を図ることが出来
る等の効果を有する。
上記した循環式自動原稿供給装置を備え両面複写装置
に、上記した制御装置を設けているため、オペレータの
簡単な操作で切り換えて行うことが出来、オペレータの
操作作業の負担を軽減出来ると共に、複写の時間短縮化
および精度向上を図ることが出来る。
上記した制御装置に、セレクトスイッチの操作により切
り替えられる各種切替手段を設けていることにより、フ
ェイスアップ仕様とフェイスダウン仕様の切り替え、両
面原稿から両面複写をとる場合および両面原稿から片面
複写をとる場合に、原稿の片面を第1露光部で複写した
後に連続して他面を第2露光部で複写する複写モード
と、全原稿の片面を第1露光部で複写した後で他面を第
2露光部で複写する複写モードを選択することが出来、
複写機本体の機能の特性等に応じた使い分けを行うこと
が出来る等の種々の利点を有するものである。
また、両面複写機本体に第3露光部を設けた場合では、
循環式自動原稿供給装置に供給できない原稿、例えば、
本や腰の弱いシート等を複写することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる循環式自動原稿供給装置を備え
た両面複写装置の第1実施例を示す構成図、第2図は第
1実施例の循環式自動原稿供給装置を示す構成図、第3
図、第4図、第5図は原稿提示部のシリンダへの原稿保
持機構の変形例を示す構成図、第6図は第5図の原稿保
持機構の斜視図を示し(I)は原稿シリンダの斜視図
(II)は原稿シリンダの一部拡大図(III)は電極ブラ
シの斜視図、第7図は第1図の一部拡大図、第8図は複
写装置の制御部のブロック図、第9図は操作パネル部の
平面図、第10図は循環式自動原稿供給装置付きの両面複
写装置の主要部の構成、配置を示す基本動作パターン
図、第11図(I)はプログラムの流れを説明するための
フローチャート、第11図(II)各種複写モードを示すフ
ローチャート、第12図(I)〜(VIII)は第1実施例の
フェイスダウンのDD1モードを示す動作パターン図、第1
3図は第1実施例のフェイスダウンおよびフェイスアッ
プのDD1モードのフローチャート、第14図(A)〜
(I)は該DD1モードの制御部のフローチャート、第15
図(I)〜(X)はフェイスダウンのDD2モードの動作
パターン図、第16図は第1実施例のフェイスダウンおよ
びフェイスアップのDD2モードのフローチャート、第17
図(I)〜(X)は第1実施例のフェイスダウンのDS1
モードの動作パターン図、第18図は該DS1モードのフロ
ーチャート、第19図(I)〜(VII)は第1実施例のフ
ェイスダウンのDS2モードの動作パターン図、第20図は
該DS2モードのフローチャート、第21図(I)〜(XII)
は第1実施例のフェイスダウンのSDモードの動作パター
ン図、第22図は該SDモードのフローチャート、第23図
(I)〜(V)は第1実施例のフェイスダウンのSSモー
ドの動作パターン図、第24図は該SSモードのフローチャ
ート、第25図(I)〜(VIII)は第1実施例のフェイス
アップのDD1モードの動作パターン図、第26図(I)〜
(X)は第1実施例のフェイスアップのDD2モードの動
作パターン図、第27図(I)〜(X)は第1実施例のフ
ェイスアップのDS1モードの動作パターン図、第28図は
該DS1モードのフローチャート、第29図(I)〜(VII)
は第1実施例のフェイスアップのDS2モードの動作パタ
ーン図、第30図は該DS2モードのフローチャート、第31
図(I)〜(XII)は第1実施例のフェイスアップのSD
モードの動作パターン図、第32図は該SDモードのフロー
チャート、第33図(I)〜(V)は第1実施例のフェイ
スアップのSSモードの動作パターン図、第34図は該SSモ
ードのフローチャート、第35図(I)は本発明の第2実
施例を示す循環式自動原稿供給装置を備えた両面複写装
置の全体構成図、第35図(II)は第35図(I)の部分拡
大図、第36図は第2実施例の循環式自動原稿供給装置の
拡大構成図、第37図は第2実施例の基本動作パターンの
説明図、第38図(I)〜(VIII)は第2実施例のフェイ
スダウンのDD1モードの動作パターン図、第39図(I)
〜(VIII)は第2実施例のフェイスダウンのDD2モード
の動作パターン図、第40図(I)〜(X)は第2実施例
のフェイスダウンのSD1モードの動作パターン図、第41
図(I)〜(VII)は第2実施例のフェイスダウンのDS2
モードの動作パターン図、第42図(I)〜(XII)は第
2実施例のフェイスダウンのSDモードの動作パターン
図、第43図(I)〜(V)は第2実施例のフェイスダウ
ンのSSモードの動作パターン図、第44図(I)〜(VII
I)は第2実施例のフェイスアップのDD1モードの動作パ
ターン図、第45図(I)〜(X)は第2実施例のフェイ
スアップのDD2モードの動作パターン図、第46図(I)
〜(X)は第2実施例のフェイスアップのDS1モードの
動作パターン図、第47図(I)〜(VII)は第2実施例
のフェイスアップのDS2モードの動作パターン図、第48
図(I)〜(XII)は第2実施例のフェイスアップのSD
モードの動作パターン図、第49図(I)〜(VI)は第2
実施例のフェイスアップのSSモードの動作パターン図、
第50図(I)は本発明の第3実施例に係わる循環式自動
原稿供給装置を備えた両面複写装置の全体構成図、第50
図(II)は第50図(I)の部分拡大図、第51図は第3実
施例の循環式自動原稿供給装置の拡大構成図、第52図は
第3実施例の基本動作パターン図、第53図(I)〜(V
I)は第3実施例のフェイスアップのDD1モードの動作パ
ターン図、第54図は第3実施例でADFモードで複写を行
う場合のフローチャート、第55図(I)〜(VI)はADF
モードの動作パターン図である。 1……循環式自動原稿供給装置、 2……原稿ホッパ、3……給紙手段、 4……原稿提示部、5……第1露光部、 6……第2露光部、7……第1搬送手段、 8……第2搬送手段、9……第3搬送手段、 11……原稿搬送ベルト、 12……給紙ローラ、 20……第1原稿シリンダ、 21……第2原稿シリンダ、 24、25……透明ガラス、 30……スイッチバック搬送路、 31、35、46……ゲートフラッパ、 37A、37B……反転ローラ、 45……搬送路、70、75……原稿台、 80……バイパス経路、100……複写機本体、 101……感光体ドラム、 106A〜106D……複写用紙カセット、 108A〜108D……複写用紙搬送路、 110……オフセットトレイ、 111……複写用紙排出経路、 112……スイッチバック経路、 113……中間トレイ、 120、121……反転ローラ、 150……露光ランプ、 151A〜151D……ミラー、 200……モータードライバー、 201……クラッチドライバー、 202……ソレノイドドライバー、 203……インターフェイス回路、 204……マイクロコンピュータ、 210……操作パネル、 M1〜M14……モータ、 S1〜S18……検知センサー、 SOL1〜SOL8……ソレノイド、 X……原稿、Y……複写用紙。
フロントページの続き (72)発明者 藤原 勝良 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 田代 収 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 山本 一詞 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 岡本 裕次 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 井出 敦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−48727(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿を自動的に循環搬送する自動原
    稿供給装置であって、 ページ順の原稿を上向き(フェイスアップ)で或いは下
    向き(フェイスダウン)で受け入れる原稿ホッパと、 上記原稿ホッパより原稿を最上側あるいは最下側より1
    枚づつ給紙する給紙手段と、 上記原稿ホッパとは離れた位置に有り、原稿が提示され
    る第1提示部と第2提示部を有し、第1提示部と第2提
    示部の夫々の原稿が露光される第1露光部と第2露光部
    が、略同一平面上に存在するように配置されていると共
    に近接位置にある原稿提示手段と、 上記ホッパから第1提示部まで原稿を搬送する第1搬送
    手段と、 第1提示部から第2提示部の間に有って原稿提示面を反
    転させる原稿反転手段を含む第2搬送手段と、 第2提示部から上記原稿ホッパへ、該原稿ホッパ内に載
    置されている原稿が最上側より上記第1搬送手段に給紙
    される場合は最下側の原稿の下側へ順次原稿を戻し、或
    いは最下側より給紙される場合は最上側の原稿の上側へ
    順次原稿を戻す上記第1搬送手段と第2搬送手段とは異
    なる第3搬送手段と を備えていることを特徴とする循環式自動原稿給紙装
    置。
  2. 【請求項2】上記原稿提示部の第1提示部と第2提示部
    を、並設した2個の第1および第2シリンダで構成し、
    各シリンダの下方にそれぞれ第1露光部と第2露光部を
    形成すると共に、上記各シリンダ自体を回転し、或いは
    シリンダの外周に配置した搬送ローラを回転して、給紙
    された原稿をシリンダに巻き付けて露光部に搬送する構
    成としていることを特徴とする請求項(1)記載の循環
    式自動原稿供給装置。
  3. 【請求項3】上記第2搬送手段の反転手段は、上記第1
    露光部を通過した後に第1シリンダ外周の原稿搬送路か
    ら分岐して伸長する第1経路と、第2露光部に通過する
    前の第2シリンダ外周の原稿搬送路から分岐して伸長す
    る第2経路と、上記2つの分岐経路を合流した第3経路
    とからなる表裏反転経路を備え、上記第3経路に正逆搬
    送手段を設置し、該搬送手段により第1経路から搬送さ
    れる原稿の搬送方向を反転して第2経路へ搬送し、第1
    露光部で露光された原稿の一面と逆の他面を第2露光部
    で露光可能とし、 かつ、上記第1経路と第1シリンダ外周の搬送路との分
    岐点および、第2露光部通過後の第2シリンダ外周の原
    稿搬送路と上記第3搬送手段の搬送路との分岐点に、夫
    々搬送路選択手段を配置して原稿の搬送方向を選択可能
    とし、各露光部での原稿の同一面の露光回数を選択出来
    る構成としたことを特徴とする請求項(1)記載の循環
    式自動原稿供給装置。
  4. 【請求項4】上記第2搬送手段に、第1露光部から原稿
    ホッパーへ表裏反転経路を経ずに原稿を搬送するバイパ
    ス経路を設けたことを特徴とする請求項(1)記載の循
    環式自動原稿供給装置。
  5. 【請求項5】ページ順の原稿を受け入れる原稿ホッパ
    と、 上記原稿ホッパより原稿を1枚づつ給紙する給紙手段
    と、 上記原稿ホッパとは夫々離れた位置に有り、原稿が提示
    される第1提示部と第2提示部を有する原稿提示手段
    と、 上記ホッパから第1提示部まで原稿を搬送する第1搬送
    手段と、 第1提示部から第2提示部の間にあって原稿提示面を反
    転させる原稿反転手段を含む第2搬送手段と、 第2提示部から上記原稿ホッパに原稿を搬送する第1搬
    送手段と第2搬送手段と異なる第3搬送手段と を備えた循環式自動原稿供給装置を、 上記循環式自動原稿供給装置の第1露光部と第2露光部
    とに選択的に移動配置される光源を備えた光学系と、 複写用紙収納部と、 上記複写用紙収納部から用紙を1枚づつ給紙する複写用
    紙給紙手段と、 感光体の周囲に配設された複写プロセス処理手段と、 上記複写プロセス処理手段によって画像が複写された複
    写用紙をトレイに排出する排出搬送手段と、 上記排出搬送手段より分岐して複写用紙を搬送し、中間
    トレイに収納して後に、再度、上記複写プロセス処理手
    段に循環させる複写用紙循環搬送手段と、 上記複写用紙循環搬送手段に設けられ、再度複写プロセ
    ス工程で原稿を提示する時に、一方の面に画像が複写さ
    れた複写用紙の他の面を提示するために、複写用紙の搬
    送方向を反転する複写用紙反転手段と、 上記複写用紙循環搬送手段に循環させるか否かを選択す
    る搬送路選択手段と を備えている両面複写機本体に装着していることを特徴
    とする循環式自動原稿供給装置を備えた両面複写装置。
  6. 【請求項6】オペレータの所望の複写内容に応じたキー
    入力信号を受けると共に、上記循環式自動原稿供給装置
    および両面複写機の所要の位置に設置した原稿検知セン
    サーからの検知信号を受けて、 原稿の搬送経路および複写用紙の搬送経路を選択するた
    めに、各原稿および複写用紙の搬送駆動手段を制御する
    制御装置を備え、 上記制御装置は、両面原稿から複写用紙の両面への複
    写、両面原稿から片面複写、片面原稿から両面複写、片
    面原稿から片面複写等の複写モードのうち少なくとも前
    記複写モードの内の2つの複写モードを有し、且ついず
    れかの複写モードを選択可能に作用させるように構成し
    た請求項(5)記載の循環式自動原稿供給装置を備えた
    両面複写装置。
  7. 【請求項7】上記制御装置は、循環式自動原稿供給装置
    の構造に応じて、原稿を原稿ホッパ内にフェイスアップ
    で収納した場合とフェイスダウンで収納した場合に応じ
    て、複写モードを選択する切替手段を備えていることを
    特徴とする請求項(6)記載の循環式自動原稿供給装置
    を備えた両面複写装置。
  8. 【請求項8】上記制御装置に、セレクトスイッチなどの
    複写モードの切替手段を設け、両面原稿から両面複写を
    とる場合に、 全原稿の片面を第1露光部で複写用紙の片面に複写した
    後に、中間トレイに収納した複写用紙を再度複写プロセ
    ス手段に循環して、全原稿の他面を第2露光部で複写用
    紙の他面に複写する複写モードと、 原稿を各シート毎に片面を第1露光部で複写用紙の片面
    に複写した後に、原稿を反転して他面を第2露光部で複
    写用紙の他面に複写し、該工程を順次原稿シート毎に行
    う複写モードとに 選択可能な構成とした請求項(6)記載の循環式自動原
    稿供給装置を備えた両面複写装置。
  9. 【請求項9】上記制御装置に、セレクトスイッチなどの
    複写モードの切替手段を設け、両面原稿から片面複写を
    とる場合に、 全原稿の片面を第1露光部で複写用紙に複写して後、こ
    れら複写用紙を中間トレイに収納し、ついで、上記中間
    トレイに収納した複写用紙の排出と交互に、全原稿の他
    面を第2露光部で複写用紙に複写し、ページ順に原稿を
    複写した複写用紙をトレイに排出する第1の複写モード
    と、 原稿を1枚毎にその片面を第1露光部で複写用紙に複写
    した後、該複写用紙を排出する第1工程と上記原稿を反
    転して他面を第2露光部に搬送し、次に搬送してくる複
    写用紙に他面を複写して排出する第2工程を、順次原稿
    毎に行う第2の複写モードとに 選択可能な構成とした請求項(6)記載の循環式自動原
    稿供給装置を備えた両面複写装置。
  10. 【請求項10】上記両面複写機本体には、循環式自動原
    稿供給装置とは別に設けられた原稿を露光するための第
    3露光部を有し、かつ、上記循環式自動原稿供給装置の
    第1露光部と第2露光部および上記第3露光部とに選択
    的に移動配置される光源を備えた光学系を有することを
    特徴とする請求項(5)記載の循環式自動原稿供給装置
    を備えた両面複写装置。
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