JP2940624B2 - 印刷紙面の汚れ検知装置 - Google Patents

印刷紙面の汚れ検知装置

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JP2940624B2 JP1339510A JP33951089A JP2940624B2 JP 2940624 B2 JP2940624 B2 JP 2940624B2 JP 1339510 A JP1339510 A JP 1339510A JP 33951089 A JP33951089 A JP 33951089A JP 2940624 B2 JP2940624 B2 JP 2940624B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷紙面の汚れ検知装置に係り、特に、単
位画面間に余白を残して繰り返し印刷される例えば新聞
等の紙面の汚れを検出する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の印刷品質判定装置の一例を第5図に示す。この
例においては、印刷物10の印刷面を光源40からの光によ
り照明して、まず、欠点の無い標準画面を基準値メモリ
46に格納し、次に、実際の印刷物の画像を現在値メモリ
44に格納し、エンコーダ82からの信号に同期して両メモ
リ44,46の対応するアドレスの内容を比較し、印刷無
し,インキ濃度の過不足,色ずれ,紙面の一部の汚れ,
印刷の一部欠落等の各種欠点を検知していた。
一方、実開昭58−151844号には、印刷面の全面にレー
ザを照射して得られた全画像データを画像処理し、その
中の背景部分のみを摘出し、汚れの有無を判断する方式
が示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、本発明が注目する紙面の汚れは、印刷の
上記各種欠点の一つの項目として検出されていたので、
従来の汚れ検知方式には、以下のような問題があった。
(1)各種欠点をまとめて検出し、品質を判定する方式
であるから、検出装置が複雑であり、高精度のラインカ
メラ42等が必要となり、価格が非常に高くなる。
(2)センサに高い分解能が要求され、現在値メモリ44
と基準値メモリ46には大容量のメモリが必要となる。し
たがって、大きな設置スペースを要し、コストアップの
要因にもなる。
(3)実開昭58−151844号の方式では、レーザ光線をポ
リゴンミラー等で振れさせ、印刷物の連続シートの全幅
をスキャンしているので、処理すべきデータ量の多さと
あいまって、測定スピードに限界があり、本発明が対象
としている新聞印刷の例えば約600m/分のスピードで流
れる印刷面には対処できなかった。
本発明の目的は、比較的簡単な構造で低コストの紙面
検出手段と小容量のメモリとを用いて、印刷紙面の汚れ
を高速かつ確実に検知できる印刷紙面の汚れ検知装置を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成させるため、本発明は単位画面間に余
白を残してウエブ印刷される印刷紙面の汚れ検知装置に
おいて、印刷紙面を照明する光源と印刷紙面からの反射
光を受光する光電変換素子が組み込まれたセンサブロッ
クを有し、該センサブロックを印刷紙面の幅方向に並べ
て複数個設置するともに、各センサブロックの光電変換
素子の出力から印刷紙面の幅方向の明度を検出する明度
検出手段と、印刷紙面の単位画面間の余白を通過するタ
イミングを検出する余白通過タイミング検出手段と、印
刷画面のない印刷紙面から得られる明度検出手段の出力
を明度の基準値として記憶する記憶手段と、単位画面の
余白の通過タイミングに同期して明度検出手段で検出し
た単位画面間の余白の明度の検出値と記憶手段に記憶さ
れた基準値を比較しその差に基づいて印刷紙面の汚れを
判定する汚れ判定手段とを備えた構成にある。
〔作用〕
例えば新聞印刷においては、書籍や商業印刷物等の高
級印刷とは異なり、多少のインキ濃度の変化等は許容で
きる。したがって、このような場合、現実に読者に不快
感を与え最も問題となることは紙面の汚れであり、これ
らは紙の流れ方向に沿って縦縞模様に現れる。
そこで新聞等の紙面を観察すると、各ページの周囲に
は、印刷されていない白紙部分すなわち単位画面間の余
白が存在することがわかる。新聞等の印刷においては、
多少のインキ濃度の変化等を許容できるとすると、印刷
画面内の状態は検出する必要が無くなり、縞模様を検出
すればよい。縞模様の検出には従来のような種々の印刷
欠陥の検出は不要であり、もっぱら前記単位画面間の余
白に生ずる明度の変化に注目すれば充分である。
本発明によると、印刷開始前の印刷紙面の明度を明度
検出手段で検出し、これを明度の基準値として記憶手段
に記憶させる。印刷開始後の単位画面間の余白の明度を
明度検出手段で検出する。この明度検出値と予め記憶さ
せた基準値を比較し、その結果基準値と明度検出値の差
が所定値を超えているとき印刷紙面に汚れがあると判定
する。
このように印刷紙の単位画面間の余白を利用し、しか
も、現れる頻度が最も高い地汚れの検出のみに機能を限
定すると、高価なラインカメラや大容量のメモリを用い
る必要が無くなり、代わりに、単純な構造の光センサユ
ニットと小容量のメモリを使用するだけで良いから、ス
ペース的にもコスト的にも極めて有利となる。
〔実施例〕
次に、図面第1図〜第4図を参照して、本発明の一実
施例を説明する。
第1図は本発明による印刷紙面の汚れ検知装置の一実
施例における光センサユニットの配置状況を示す斜視
図、第2図は第1図装置の印刷機ローラと光センサユニ
ットとの位置関係を示す概略図である。これらの図にお
いて、2はインキング装置、4は湿し水装置、6は版
胴、8はブランケット胴、10は版胴6からブランケット
胴8に移されたインクを転写される印刷紙(ウェブ)、
12は例えば新聞1頁分の印刷画面、14はその周りの単位
画面間の余白、16は印刷機本体のフレーム、18は印刷紙
のガイドローラ、82は単位画面間の余白位置を検出する
ためのエンコーダである。この場合、版胴6には、半円
筒状に2頁分の版がセットされている。本発明の光セン
サユニット20は、印刷画面12が現れれば、すなわちブラ
ンケット胴8よりも後であれば、どこに設置しても良い
が、ここではガイドローラ18の近くに設置してある。
第3図(A)は光センサユニット20を構成するセンサ
ブロックの一例の構造を示す側面図、第3図(B)はセ
ンサブロック20Aを検出面側から見た図である。図にお
いて、20Aはセンサブロック、202は光源となる発光ダイ
オード、204は受光素子となるフォトトランジスタ、206
は取り付けビス、22は出力コードである。光センサユニ
ット20は、新聞紙面1頁の幅につき、例えば8個のセン
サブロック20Aを備えている。各センサブロック20Aが見
込む印刷画面の範囲は、切れ目無く多少重なるように設
定する。
第4図は第1図実施例の信号処理回路の一例を示す図
である。図において、30は各受光素子204からのセンサ
入力をエンコーダ82からの信号に同期して選択的に取り
込むマルチプレクサ、32はマルチプレクサ30から取り込
まれたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器、34は印刷開始前に基準となる単位画面間の余白の明
度を単位画面間の余白明度メモリ36に記憶させる一方
で、実際の印刷時に検知すべき余白の明度信号を比較回
路38に送るスイッチである。
このように構成した本実施例の動作を説明する。ま
ず、印刷開始に先立って、第4図のスイッチ34を較正側
に切り換え、これから印刷しようとする紙を光センサユ
ニット20の検出域に走らせ、その明度を余白明度メモリ
36に記憶させる。
次に、スイッチ34を検知側に切り換えて実際の印刷を
行うと、光センサユニット20からの信号はエンコーダ82
からのタイミングパルスに同期して取り込まれ、比較回
路38により余白明度メモリ36内の基準値と比較される。
紙面に汚れが生じていないときに検出される印刷紙の
単位画面間の余白の明度は、余白明度メモリ36内の基準
値と同じなので、比較回路38からは信号が出ない。
一方、紙面が汚れた場合は、比較回路38に入力される
単位画面間の余白の明度が下がり、前記基準値との間に
差が生ずる。この差がどの程度まで拡大したら比較回路
38がNG(No Good)信号を出力するかを予めセットして
おき、図示しない警報装置等を作動させ、または印刷を
自動的に停止させることもできる。
本実施例の光センサユニット20は、従来例のラインカ
メラ42と比較して、構造が単純である。
また、余白明度メモリ36は、基準となる単位画面間の
余白の標準明度のみを1列分記憶するだけでいいので、
従来の全画面を記憶する大容量で高価な現在値メモリ44
や基準値メモリ46と比べて、大幅なコストダウンとスペ
ースの節約が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の高価なラインカメラや大容量
のメモリに代えて、単純な構造の光センサユニットと小
容量のメモリを用い、印刷紙の単位画面間の余白の明度
の変化を検出し、もっぱら紙面の汚れのみを検知する方
式が提供されるので、スペース的にもコスト的にも極め
て有利な印刷紙面の汚れ検知装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による印刷紙面の汚れ検知装置の一実施
例における光センサユニットの配置状況を示す斜視図、
第2図は第1図装置の印刷機ローラと光センサユニット
との位置関係を示す概略図、第3図(A)は光センサユ
ニットを構成するセンサブロックの一例の構造を示す側
面図、第3図(B)はセンサブロックを検出面側から見
た図、第4図は第1図実施例の信号処理回路の一例を示
す図、第5図は従来の印刷品質判定装置の一例を示す図
である。 2……インキング装置、4……湿し水装置、6……版
胴、8……ブラケット胴、10……印刷紙(ウェブ)、12
……印刷画面、14……単位画面間の余白、16……フレー
ム、18……ガイドローラ、20……光センサユニット、20
A……センサブロック、202…発光ダイオード(光源)、
204……フォトトランジスタ(受光素子)、206……取り
付けビス、22……出力コード、30……マルチプレクサ、
32……A/D変換器、34……スイッチ、36……余白明度メ
モリ、38……比較回路、40……光源、42……ラインカメ
ラ、44……現在値メモリ、46……基準値メモリ、48……
比較判定回路、50……欠陥表示装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単位画面間に余白を残してウエブ印刷され
    る印刷紙面の汚れ検知装置において、 前記印刷紙面を照明する光源と前記印刷紙面からの反射
    光を受光する光電変換素子が組み込まれたセンサブロッ
    クを有し、該センサブロックを前記印刷紙面の幅方向に
    並べて複数個設置するともに、前記各センサブロックの
    光電変換素子の出力から前記印刷紙面の幅方向の明度を
    検出する明度検出手段と、 前記印刷紙面の単位画面間の余白を通過するタイミング
    を検出する余白通過タイミング検出手段と、 印刷画面のない印刷紙面から得られる前記明度検出手段
    の出力を明度の基準値として記憶する記憶手段と、 前記単位画面間の余白の通過タイミングに同期して前記
    明度検出手段で検出した単位画面間の余白の明度の検出
    値と前記記憶手段に記憶された基準値を比較しその差に
    基づいて前記印刷紙面の汚れを判定する汚れ判定手段と
    を備えていることを特徴とする印刷紙面の汚れ検知装
    置。
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