JP2566292B2 - 印刷物の品質検査方法 - Google Patents

印刷物の品質検査方法

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JP2566292B2 JP63169031A JP16903188A JP2566292B2 JP 2566292 B2 JP2566292 B2 JP 2566292B2 JP 63169031 A JP63169031 A JP 63169031A JP 16903188 A JP16903188 A JP 16903188A JP 2566292 B2 JP2566292 B2 JP 2566292B2
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷物の品質検査において印刷開始時にお
けるインキ供給不足等による白損・黒損の検査に適用さ
れる基準値の設定と白損・黒損の検出方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、印刷物の検査はオフラインで人間の視覚に頼っ
て行なわれる方法が主流であった。これは印刷物が1点
1点絵柄が違うということや、印刷物における検査項目
が人間の視覚に頼らざるを得ない微妙な差を問題にして
いると考えられてきたことに由来している。一方、印刷
中の印刷物を評価したいという要望に答えて、印刷速度
に同期したストロボ照明を行ったり、高速で同期回転す
るミラーを用いて印刷中の印刷物を静止画像として判断
しようとする試みが行なわれた。しかし、これらの手段
も人間の視覚に検査を依存しているという点では検査機
と呼べる段階のシステムではなかった。また、印刷物の
絵柄と同時にカラーパツチを印刷し、カパーパツチの検
査を行うことにより印刷物の検査を代行させようという
試みを行なわれている。しかし、この方法では印刷障害
(油タレ、汚れ等)が絵柄部に生じた場合、見逃してし
まうことになり、検査機の機能を十分果しているとはい
えなかった。
一方、最近特開昭56−98634号或いは特開昭59−10983
2号等にて提案されている「印刷物検査装置」に見られ
るように、印刷物の検査をインラインでラインセンサを
利用して行なうというシステムが提案されている。この
システムの概略を第5図に基づき説明する。
印刷機のフイーダー部に取り付けられているロール状
の巻取用紙(2)より供給された帯状の印刷用紙(3)
は印刷部(1)で印刷が行なわれた後、ドライヤ、折機
(図示せず)へと搬送される。印刷物検査装置は印刷さ
れた後の印刷状態を検査するため、印刷部にとりつけら
れたロータリーエンコーダ(5)でサンプリングのタイ
ミングをとりながら、絵柄情報を検出部(4)のライン
センサより処理回路(6)へとりこみ、判断作業を行
う。この結果、印刷状態が異常であると判別された場合
には、アラーム、マーキング、リジエクト等の手段で対
応することが可能となるわけである。
このようなシステムによれば、印刷物の絵柄全面をイ
ンラインで自動検査できるため、前述の欠点がなく、検
査機としては優れた効果が期待できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図において、検出部(4)より入力された画像情
報は処理回路(6)内で基準情報と検査情報の2種の役
割りを果すこととなる。基準情報とは印刷が正常である
とオペレータが判断した時点での印刷物の絵柄の画像情
報であり、該画像情報を基準情報メモリー内に記憶し、
検査の基準とするものである。一方、検査情報とは、基
準情報をメモリー内に記憶した後、検出部(4)から入
力される情報であり、前記基準情報と比較(差分・微分
等)を行い、あらかじめ設けた許容範囲を越えたかどう
かを判別することによって印刷物の良否を判定すること
により、インラインでの印刷物の検査が可能となる。
この結果、このシステムでは基準情報の入力以前、す
なわち、印刷開始から正常印刷へ移行する間は検査が不
可能となってしまうことが理解される。
実際の印刷において、不良印刷物は印刷開始から正常
印刷状態へ移行する間に大量に発生するため、特に、転
輪印刷機では印刷用紙のロスが大きいこともあり、印刷
開始後、どの時点で正常印刷に移行したかを目動的に判
断したいという要望がある。この要望に対して前記発明
の印刷物検査装置は全く効果がないことは明白であり、
この問題の解決が望まれていた。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであ
り、その目的とするところは、印刷開始直後から印刷物
の検査を行ない得るよう検査用の基準情報を印刷物検査
装置に供給する基準情報設定法、及び印刷開始時の印刷
物へのインキ供給不足による脱色(白損)或はインキ供
給過剰による地汚れ(黒損)の検出法を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、印刷開始から正常印刷へ移送する
間の基準情報の設定は、第5図の処理回路(6)がもつ
検査情報の中から印刷物の正常な領域を決定しその領域
を基準情報とすることにより行う。
次に、印刷開始から正常印刷へ移行する間の白損(印
刷紙面の全体的又は部分的に発生するインキ供給不足に
よる脱色)或は黒損(印刷紙面の全体的又は部分的に発
生するインキ供給過多による地汚れ)の検出は、走行す
る印刷物の検査情報を、その検査情報から得られる基準
情報と比較して、所定値以下の差があるとき、その印刷
物を白損と判定することにより行う。
〔作用〕
前述の本発明による基準情報の設定において、走行す
る印刷物の画像情報は、第5図に示す処理回路(6)へ
刻々入力され検査情報として検査情報メモリへ蓄積され
る。この検査情報の中から印刷物の印刷不可領域、すな
わち非印刷物の印刷紙自体の検出データを抽出し、基準
情報とする。
次に前述の本発明による白損の検査方法においては、
検査情報をインキ制御幅すなわちインキキーにてインキ
量制御可能な印刷幅毎に分割し、その分割した幅毎に検
出データを上記基準情報と比較して、所定値以下の差が
あるとき、その印刷物を白損と判定する。
また前述の本発明による黒損の検査方法においては、
検査情報の中の印刷部における非画線部(印刷可能であ
るが印刷絵柄の無い部分)の検出データを上記基準情報
と比較して、所定値以上の差があるとき、その印刷物を
不良と判定する。
この方法により、印刷開始時、正常印刷物のない状態
においても刻々の検査情報のみから白損・黒損の検出が
可能となる。
〔第1実施例〕 本発明の第1実施例を第1図,第2図,第5図を用い
て説明する。
第1図(印刷物の概要を示す)において、1ページ
(9)は第5図の版胴(8)又はゴム胴(9)1回転分
の印刷単位である。非印刷部(10)は版胴(8)又はゴ
ム胴(9)のギャップの影響により印刷不可能な部分で
ある。インキ制御幅(11)は第5図の印刷部(1)にお
いて版胴(7)へ供給するインキ量を制御するインキキ
ー(図示せず)の幅に相当するものである。
第2図は第5図の処理回路(6)へ入力された第1図
の1ページ(9)分の絵柄情報すなわち、検査情報の記
憶配列を示す1例である。
第2図において、紙幅方向は検出部(4)のラインカ
メラなどの持つ検出素子数によりn個に分割し、走行方
向はロータリエンコーダ(5)のサンプリングタイムで
m個に分割する。従って1ページの検査情報は、m×n
個の要素により構成される。
ここで、第1図のインキ制御幅(11)はK個の列から
構成され、印刷紙幅に対してN個あるものとする。
また、非印刷部(10)に相当する記憶配列は、p行目
からq行目までとする。
ここで、記憶配列の任意の画素i行、j行の検査情報
をD(i,j)とし、各インキ制御幅(11)より任意に1
列を選出する。
例えば、l番目の列に相当するインキ制御幅の検査情
報の1画素の平均をDTlとすると、DTlは次式で表わすこ
とができる。
また、非印刷部におけるl番目の列の検査情報の1画
素の平均をNRlとすると、NRlは次式で表わすことができ
る。
印刷開始時、印刷物の地汚れなどにより黒損が発生し
ている場合、又は正常印刷時は印刷部へインキが転写さ
れているのでDTl≠NRlとなる。l列目に相当するインキ
キーによりインキ供給量が不足した場合、つまり白損発
生時、DTlはNRlに近づく。そこで、正常印刷物に対して
許容される1画素分の許容値をεとすると |DTl−NRl|ε (3) のとき、走行中の印刷物は白損であると判定できる。
上記(3)式による比較を全てのインキ制御幅に対し
て行なう。この許容値εは予め実験等により計測できる
ものであり、処理装置(6)へ設定しておけばよい。
本発明により、正常印刷物の基準情報を予め入力して
おくことを必要とせず、走行中の印刷物の検査情報のみ
から、印刷開始時の白損の検査が可能となる。
ここで、インキ制御幅(11)と非印刷部(10)の比較
単位は、2列以上でもよいし、インキ制御幅(11)の任
意の1列をN個に分割し、各ブロック毎に比較してもよ
い。
〔第2実施例〕 次に、本発明の第2実施例を第3図,第4図,第5図
を用いて説明する。
第3図(印刷物の概要を示す)において、1ページ
(9)は第5図の版胴(8)又はゴム胴(9)1回転分
の印刷単位である。非印刷部(10)は版胴(8)又はゴ
ム胴(9)のギャップの影響により印刷不可能な部分で
ある。
そして、非画線部(11)は絵柄の割付けなどにより印
刷してもインキの転写しない絵柄の無い部分である。従
って、正常印刷では、この非画線部は、非印刷部と同様
の印刷紙の色である。
第4図は第5図の処理回路(6)へ入力された第3図
の1ページ(9)分の絵柄情報すなわち、検査情報の記
憶配列を示す1例である。
第4図において、紙幅方向は検出部(4)のラインカ
メラなどの持つ検出素子数によりn個に分割し、走行方
向はロータリエンコーダ(5)のサンプリングタイムで
m個に分割する。従って1ページの検査情報はm×n個
の画素により構成される。
ここで、第3図の非画線部(11)に相当する記憶配列
は第4図において、K番目からK+l番目の行までとす
る。
また、非印刷部(10)に相当する記憶配列は、p番目
からp+q番目までとする。
ここで、記憶配列の任意の画素i行、j列の検査情報
をD(i,j)とすると、非画線部の検査情報のK行の総
和NDkとなる。
また、非印刷部の検査情報のp行の総和NRpとなる。
印刷開始時、印刷物の地汚れなどにより黒損が発生す
る部分は、非画像部のみであり、(1),(2)式はND
k≠NRk となる。
正常印刷に近づくとNDkはNRkに近づく。
そこで、正常印刷物に対して許容される1行分の誤差
をεとすると、 |NDK−NRK (3) のとき、走行中の印刷物は黒損ではないと判定できる。
この許容値εは予め実験等により計測できるもので
あり、処理装置(6)へ設定しておけばよい。
本発明により、正常印刷物の基準情報を予め入力して
おくことを必要とせず、走行中の印刷物の検査情報のみ
から、印刷開始時の黒損の検査が可能となる。
ここで、非画線部(11)と非印刷部(10)の比較単位
は、1行毎でもよいし、非画線部(11)と非印刷部(1
0)が同じ面積であれば、即ちl=qであればそれぞれ
の総和を比較してもよい。
つまり、非画線部の検査情報の総和をNDとすると、 非印刷部の検査情報の総和をNRとすると、 総和の許容値をεとすると、 |ND−NR|ε (6) を満すとき、印刷物は黒損ではないと、判定できる。
あるいは、n個からなる1行の検査情報をN個のブロ
ツクに分割し、各ブロツク毎に許容値を設定し比較して
もよい。
〔発明の効果〕
上述した如く本発明は印刷物の印刷パターンを光学的
に受光素子上に結合させ、各受光素子に入射する光の強
弱を電気量として取り出すことにより印刷物の濃淡を検
出する印刷物の品質検査方法において、走行する印刷物
を光学的に走査することにより得られる刻々の検出信号
から輪転機においるブランケット胴のギャップによる白
紙部を抽出して基準信号とし、刻々の検出信号と基準信
号とを比較することにより、該印刷物に発生した異常を
検出するものであるから、白損、黒損検査時の検査の基
準となる画像情報は、走行する印刷物の同じ頁内の特定
のエリアの画像情報より得られるため、正常印刷物の画
像情報は不要となり、一定基準をもつ数値管理による白
損、黒損検査が可能となって従来の印刷部検査装置では
不可能又は全く無効果であった印刷開始から正常印刷ま
で印刷物の品質検査を行なうことができるとともに、白
損、黒損による不良紙から正常印刷への移行がスムーズ
になり、印刷損紙が低減する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る印刷物の説明図、第
2図は第1図の印刷物の1ページ分の検査情報記憶配列
図、第3図は本発明の第2実施例に係る印刷物の説明
図、第4図は第3図の印刷物の1ページ分の検査情報記
憶配列図、第5図は従来の検査装置のシステムを示す概
略図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷物の印刷パターンを光学的に受光素子
    上に結合させ、各受光素子に入射する光の強弱を電気量
    として取り出すことにより印刷物の濃淡を検出する印刷
    物の品質検査方法において、走行する印刷物を光学的に
    走査することにより得られる刻々の検出信号から輪転機
    におけるブランケット胴のギャップによる白紙部を抽出
    して基準信号とし、刻々の検出信号と基準信号とを比較
    することにより、該印刷物に発生した異常を検査するこ
    とを特徴とする印刷物の品質検査方法。
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