JP2933978B2 - 分光吸収特性に優れたピロール系染料 - Google Patents

分光吸収特性に優れたピロール系染料

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカラー画像形成用として有用な、新規なピロ
ール系染料に関するものである。
[発明の背景] 従来より写真用のシアン色材としてはp−フェニレン
ジアミン誘導体あるいはp−アミノフェノール誘導体等
の芳香属第1級アミン現像主薬の酸化生成物とフェノー
ルあるいはナフトール誘導体とのカップリング反応によ
って生じるアゾメチン色素が用いられてきている。しか
しながら、これらの色素は吸収がブロードであり、鮮明
性にかけるという問題点があった。
[発明の目的] 本発明の目的は、シアン色素として良好な分光吸収特
性すなわち短波長側が;シャープでグリーン部及びブル
ー部に不整吸収が少ないという特性を有し、耐光性に優
れた写真、感熱転写、インクジェット、印刷などの画像
媒体に適したシアン染料を提供することにある。
[発明の構成] 上記本発明の目的は、下記一般式[I]で表わされる
ピロール系染料によって達成される。
一般式[I] [式中、R1およびR2は各々、水素原子、アルキル基また
は置換アルキル基を表し、R1とR2は互いに結合して5員
または6員の環を形成してもよい。R3、R4、R5およびR6
は各々、水素原子、ハロゲン原子、アミド基、アルキル
基、置換アルキル基、アルコキシ基または置換アルコキ
シ基を表す。R7およびR8は各々置換基を表し、m、nは
0〜5の整数を表す。
Bは水素原子又は置換基を表す]。
[発明の具体的構成] 次に本発明に関わる一般式[I]で表わされる色素に
ついて説明する。
一般式[I]において、R1およびR2は好ましくは水素
原子、アルキル基ならびにヒドロキシアルキル基、アル
コキシアルキル基、アルコキシアルコキシアルキル基及
びアルキルスルホンアミドアルキル基などの置換アルキ
ル基である。これらの基の例としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチル、ブチル、
イソブチル、t−ブチル、オクチル、ドデシル、オクタ
デシル、シクロヘキシル、等の炭素数が1〜18のアルキ
ル基、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、メトキシブ
チル、エトキシエチル、メトキシエトキシエチル、エト
キシエトキシエチル、β−メタンスルホンアミドエチル
等の置換アルキル基が挙げられる。
R1とR2が結合して形成する5員環または6員環として
は、例えばピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モル
ホリノ等の各基が挙げられる。
R3、R4、R5およびR6は互いに同じでも異なっていても
よく、好ましくは水素原子、ハロゲン原子、アルキルア
ミド基、アリールアミド基、アルキル基、ヒドロキシア
ルキル基、アルコキシアルキル基、アルキルスルホンア
ミドアルキル基、アルコキシ基等である。これらの例と
しては、塩素、臭素、アセトアミド、プロピオンアミ
ド、ベンズアミド、トリルアミド、メチル、エチル、ヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、
メタンスルホンアミドエチル、メトキシ、エトキシ等の
原子又は基が挙げられる。
R7、R8およびBで表わされる置換基は特に制限はない
が、例えばハロゲン原子ならびにシアノ、ニトロ、カル
ボキシル、アルキル、アルコキシ、カルバモイル、スル
ファモイル、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボ
ニル、−NHCOR9、−NHSO2R9、−NHCOOR9 の各基を挙げることができる。(R9はアルキル基、アリ
ール基等を表し、R10は水素原子、アルキル基、アリー
ル基等を表す。これらアルキル基、アリール基等は置換
基を有していてもよい。) R7、R8およびBで表されるアルキル基としては、炭素
原子数1〜22の直鎖または分岐のアルキル基が好まし
く、例えばメチル基、エチル基、ブチル基、ドデシル基
等が挙げられる。これらのアルキル基にはシクロヘキシ
ル基等のシクロアルキル基も包含し、また置換されてい
てもよい。
また、好ましい置換基としてはハロゲン原子、ヒドロ
キシル基、カルボキシル基、シアノ基、スルホ基、炭素
原子数1〜22のアルコキシ基等が挙げられる。
アルコキシ基としては、炭素原子数1〜22の直鎖また
は分岐のアルコキシ基が好ましく、メトキシ基、エトキ
シ基、i−プロピルオキシ基、オクチルオキシ基、ドデ
シルオキシ基等が挙げられる。これらのアルコキシ基
は、置換基を有するものであってもよい。
カルバモイル基としては、エチルカルバモイル基、ド
デシルカルバモイル基、ブチルオキシプロピルカルバモ
イル基、ドデシルオキシプロピルカルバモイル基等の置
換あるいは非置換アルキルカルバモイル基、フェニルカ
ルバモイル基や置換されたフェニルカルバモイル基等の
置換あるいは非置換アリールカルバモイル基が挙げられ
る。
また、スルファモイル基についても同様に、エチルス
ルファモイル基、ジエチルスルファモイル基、ドデシル
スルファモイル基等の非置換アルキルスルファモイル
基、ドデシルオキシプロピルスルファモイル基等の置換
アルキルスルファモイル基、フェニルスルファモイル基
や種々の置換されたフェニルスルファモイル基等の置換
あるいは非置換アリールスルファモイル基が挙げられ
る。
また、アシル基としては、例えばアセチル基、ベンゾ
イル基、ブタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基
等; アシルオキシ基としては、例えばアセトキシ基、ラウ
イロイオキシ基、ブタンスルホニルオキシ基等; アルコキシカルボニル基としては、例えばエトキシカ
ルボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、2−エ
チルヘキシルオキシカルボニル基等; が挙げられる。
−NHCOR9基は炭素原子数1〜22のアルキルアミド基を
表し、非置換アルキルアミド基の代表例としては、アセ
トアミド基、ブタンアミド基、ラウリルアミド基、ステ
アリルアミド基等が挙げられる。また、アルキルアミド
基は、シクロヘキサンカルボンアミド基の様な脂環式ア
ミド基でもよく、2−エチルヘキサンアミド基の様な分
岐構造を有するアルキルアミド基でもよく、また、不飽
和結合を含んでいるアルキルアミド基でもよい。置換ア
ルキルアミド基の代表例としては、モノクロロアセトア
ミド基、トリクロロアセトアミド基、パーフルオロブタ
ンアミド基等のハロゲン置換アルキルアミド基や、m−
ペンタデシルフェノキシアセトアミド基、α−(2,4−
ジ−t−アミルフェノキシ)ペンタンアミド基、α−
(2,4−ジ−t−アミノフェノキシ)アセトアミド基、
o−クロロフェノキシミリスチン酸アミド基の如きフェ
ノキシ置換アセトアミド基等が挙げられる。
また、−NHCOR9基はアリールアミド基を表し、非置換
アリールアミド基の代表例としては、ベンツアミド基、
ナフトアミド基等が、また置換アリールアミド基の代表
例としては、p−t−ブチルベンツアミド基、p−メチ
ルベンツアミド基等のアルキル置換ベンツアミド基、p
−メトキシベンツアミド基、oドデシルオキシベンツア
ミド基等のアルコキシ置換ベンツアミド基、p−アセト
アミドベンツアミド基、m−(2,4−ジ−t−アミルフ
ェノキシアセトアミド)ベンツアミド基等のアミド置換
ベンツアミド基、oヘキサデカンスルホンアミドベンツ
アミド基、p−ブタンスルホンアミドベンツ基等のスル
ホンアミド置換ベンツアミド基等が挙げられる。
−NHCOOR9基は炭素原子数1〜22の置換または非置換
アルコキシカルボニルアミノ基を表し、代表例として
は、エトキシカルボニルアミノ基、i−プロポキシカル
ボニルアミノ基、オクチルオキシカルボニルアミノ基、
デシルオキシカルボニルアミノ基、メトキシエトキシカ
ルボニルアミノ基等が挙げられる。
また、−NHCOOR9はアリールオキシカルボニル基を表
し、代表例としては、フェノキシカルボニル基が挙げら
れる。
はアルキルカルボニルアミノを表し、代表例としては、
ジメチルカルボニルアミノ基、ジエチルカルボニルアミ
ノ基等が挙げられる。
−NHSO2R9はアルキルスルホンアミド基またはアリー
ルスルホンアミド基を表す。
アルキルスルホンアミド基としては、メタンスルホン
アミド基、ブタンスルホンアミド基、ドデカンスルホン
アミド基等の炭素原子数1〜22の非置換アルキルスルホ
ンアミド基、ベンジルスルホンアミド基のような置換ア
ルキルスルホンアミド基等が挙げられる。
アリールスルホンアミド基としては、ベンゼンスルホ
ンアミド基、ナフタレンスルホンアミド基等の非置換ア
リールスルホンアミド基、またはp−トルエンスルホン
アミド基、2,4,6−トルメチルベンゼンスルホンアミド
基、p−ドデシルベンゼンスルホンアミド基等のアルキ
ル置換ベンゼンスルホンアミド基、p−ドデシルオキシ
ベンゼンスルホンアミド基、ブチルオキシベンゼンスル
ホンアミド基等のアルコキシ置換ベンゼンスルホンアミ
ド基等の置換アリールスルホンアミド基を挙げることが
できる。
はスルファモイルアミノ基を表し、代表例としては、ジ
メチルスルファモイルアミノ基、ジブチルスルファモイ
ルアミノ基等のジアルキルスルファモイルアミノ基が挙
げられ、これらが好ましい。
一般式[I]で表される化合物のうち、より好ましい
ものとしては、下記一般式[II]で表される化合物が挙
げられる。
一般式[II] 式中、R1〜R8及びBは、一般式[I]におけるR1〜R8
及びBとそれぞれ同義であり、mは0〜5、nは0〜4
の整数を表す。R11はアルキル、アリール、−COR9、−S
O2R9−COOR9、−SO2R9または の各基を表す。
R9及びR10は一般式[I]におけるR9及びR10とそれぞ
れ同義である。
R11で表されるアルキル基、アリール基としては、一
般式[I]において説明したアルキル基、アリール基を
具体的に挙げることができる。
また、−NHR11が、−NHCOR9、−NHSO2R9−NHCOOR9、−NHSO2R9または の各基を表す場合、それらの具体例としては、一般式
[I]において対応する基について説明した具体例を挙
げることができる。
R1〜R8及びBの具体例としては、一般式[I]におい
て説明した具体例が挙げられる。
以下、一般式[I]で表されるピロール系シアン染料
の代表的具体例を示すが、本発明はこれらによって限定
されるものではない。
一般式[I]で表されるピロール系染料は、例えば、
下記一般式[IV]で表されるカプラー及び下記一般式
[V]で表されるパラフェニレンジアミン系現像主薬を
酸化剤の存在下で酸化カップリングすることにより合成
できる。
一般式[IV] (ここにおいて、A、B及びDは、それぞれ、前述の一
般式[I]において定義された と同じ意味を表す。) 一般式[V] (ここにおいて、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は一般式
[I]において定義されたものと同じ意味を表す。) このカップリング反応は好ましくは塩基性条件下で進
行させることであり、反応媒体は有機溶媒、水性有機溶
媒或いは水溶液のいずれでもよい。又、酸化剤としては
有機、無機を問わずp−フェニレンジアミンを酸化しう
る電位を有するものであればよく、この酸化剤として
は、ハロゲン化銀、過酸化水素、二酸化マンガン、過酸
化カリウム、酸素等の無機酸化剤、又NBS、クロラミン
T等の種々の有機酸化剤を用いることができる。
本発明のシアン染料は前述の様にピロール系カプラー
とp−フェニレンジアミン類との酸化カップリングによ
り得られる。
本発明のピロール染料は、例えばハロゲン化銀カラー
写真感光材料に用いられるシアンカプラーとして前記一
般式[IV]で表されるカプラーを用い、前記一般式
[V]で表されるp−フェニレンジアミン系発色現像主
薬を含む発色現像液で現像し、露光されたハロゲン化銀
により酸化された該p−フェニレンジアミン系現像主薬
と該カプラーとをカップリングさせてシアン画像を得る
写真用シアン染料として特に有用である。このとき、カ
プラーは写真感光材料中に含有されているのが普通であ
るが、現像液中にカプラーが発色現像主薬とともに溶解
されている外式発色法でも用いることができる。
本発明のピロール染料は、又フィルター染料として写
真用に用いたり、特開昭58−149048号、同58−18169
号、同58−205798号、同58−219086号等に示されたよう
な感熱転写プロセスやインクジェット方式、カラー電子
写真、印刷等における画像用シアン染料としても有用で
ある。
本発明の染料の光或いは熱に対する安定性を向上させ
るために公知の安定剤を併用することができる。このよ
うな安定剤として、例えば米国特許第3,935,016号及び
同3,982,944号に記載されたハイドロキノン誘導体、4,2
54,216号及び特開昭55−21004号に記載されたハイドロ
キノンジエーテル誘導体、特開昭54−145530号に記載さ
れたフェノール誘導体、英国特許公開2,077,455号及び
同2,062,888号に記載されたスピロインダン誘導体及び
メチレンジオキシベンゼン誘導体、米国特許3,764,337
号、同3,432,300号、同3,574,627号、同3,573,050号、
特開昭51−152225号、同53−20327号及び同53−17729号
に記載されたクロマン誘導体、スピロクロマン誘導体及
びクマラン誘導体、特開昭55−6321号、英国特許1,347,
556号、英国特許公開2,066,975号及び特公昭54−12337
号に記載されたハイドロキノンモノエーテル誘導体及び
p−アミノフェノール誘導体、特公昭48−31625号及び
米国特許3,700,455号に記載されたビスフェノール誘導
体、又米国特許4,245,018号等に記載されたような金属
錯体等が挙げられる。
本発明の染料は減色法によるカラー画像形成用シアン
染料として有用であり、又例えば固体撮像管やカラー液
晶テレビ用等のフィルター染料としてイエローあるいは
マゼンタ染料と混合してグリーンまたはブルーフィルタ
ーとしても使用できる。
[実施例] 以下に本発明の具体的実施例について述べるが、本発
明の実施の態様はこれらに限定されない。
実施例1 (化合物例2の合成) 特願平2−55949号明細書の合成例1の方法で合成し
た3−{α−(2,4−ジ−t−アルミフェノキシ)ヘキ
サンアミド}−2,4−ジフェニルピロール1.3gを酢酸エ
チル50mlに溶解し、5%炭酸ナトリウム水溶液400ml、
4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミ
ドエチル−m−トルイジン硫酸塩2.0gを水20mlに溶解し
たものを加え、更に銀粉を触媒量、5%過酸化水素水を
4時間に亘って少量ずつ加えた。直ちに酢酸エチル層が
シアン色に着色してくるが、薄層クロマトによりカプラ
ーが完全に消費されるのを確認後、酢酸エチル層を分離
し、よく水洗する。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウ
ムで脱水した後、濃縮し残留物をカラムクロマトにより
精製し、目的物1.8gを得た。
実施例2 比較染料Aおよび本発明の例示化合物2、3、4およ
び19について、メタノール溶媒中での可視光領域の吸収
スペクトルを測定した結果を下表に示す。
λ1/2は最大吸収波長(λmax)における吸光度の1/2
の点の吸収の巾を表す。
以上のように、本発明の新規ピロール系染料は580nm
以上のλmaxがあり、ブルー〜シアン色の染料として、
また、近赤外用の染料として有用であることがわかる。
また比較例染料Aに比べてシャープな吸収をもつこと
がわかる。
比較染料A 実施例3 [インク溶液の作製] 下記の組成の混合物をペイントコンデショナーを用い
て処理し、熱拡散性色素を含有する均一な溶液のインク
を得た。
比較染料 A 10g ポリビニルブチラート樹脂 15g メチルエチルケトン 150ml トルエン 150ml [感熱転写材料の作製] 上記の熱拡散性色素を有するインクを、厚さ15μmの
ポリイミドフィルムよりなる支持体上に、ワイヤーバー
を用いて乾燥後の塗布量が1.0g/m2になるように塗布、
乾燥して熱拡散性色素を含有する層を形成し、感熱転写
材料−1を作製した。
同様にして、比較用感熱転写材料−1の比較染料Aに
代えて、本発明の化合物2、3、4および19を用いた以
外は、感熱転写材料−1と同様にして感熱転写材料−2
〜5を作製した。
[受像材料の作製] ポリエチレンでラミネートした紙支持体上に、受像層
とポリ塩化ビニールを付量5g/m2となるように塗布して
受像材料を作製した。(受像層側のポリエチレンラミネ
ート層には白色顔料(TiO2)及び青味剤を含む。)な
お、受像層には、シリコンオイル0.15g/m2を含む。
[感熱転写画像形成方法] 前記の如く得られた感熱転写シート(1〜5)と受像
材料とを感熱転写シートのインク塗布面と受像材料の受
像面とが向き合うように重ね、感熱ヘッドを感熱転写シ
ートの裏面から当てて画像記録を行った。加熱時間は一
定とし、加熱温度を100〜200℃の範囲で変化させた。そ
の結果階調性の優れた画像が得られた。
転写温度と転写濃度の関係を第1図に示す。
第1図から明らかなように、本発明の染料を用いるこ
とにより、同じ転写濃度を得るのに必要な染料濃度を低
下させることができる [発明の効果] 本発明の染料は、シアン染料として極めて色相が良好
であり、モル吸光係数(ε)も高い。
本発明の染料は、公知のフェノール系及びナフトール
系のインドアニリン染料と比べて分光透過率曲線の短波
長の裾がシャープに切れ、従って緑領域の副吸収が大幅
に減少し、不整吸収が少なく、赤領域のモル吸光係数も
約2倍以上の大きさを持っている。又、耐光性及び耐熱
性ともに良好であり、減色法に基づくカラー写真用とし
て、色再現上極めて好ましい性質を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例3における感熱記録媒体を用いて熱転写
した時の温度−濃度曲線である。 (1)……比較染料Aを含む試料1 (2)……例示染料2を含む試料2 (3)……例示染料3を含む試料3 (4)……例示染料4を含む試料4 (5)……例示染料19を含む試料5
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 55/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[I]で表されることを特徴と
    するピロール系染料。 一般式[I] [式中、R1およびR2は各々、水素原子、アルキル基また
    は置換アルキル基を表し、R1とR2は互いに結合して5員
    または6員の環を形成してもよい。R3、R4、R5およびR6
    は各々、水素原子、ハロゲン原子、アミド基、アルキル
    基、置換アルキル基、アルコキシ基または置換アルコキ
    シ基を表す。R7およびR8は各々置換基を表し、m、nは
    0〜5の整数を表す。 Bは水素原子又は置換基を表す。]
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