JPH0415267A - 分光吸収特性に優れたピロール系染料 - Google Patents

分光吸収特性に優れたピロール系染料

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JPH0415267A
JPH0415267A JP2118806A JP11880690A JPH0415267A JP H0415267 A JPH0415267 A JP H0415267A JP 2118806 A JP2118806 A JP 2118806A JP 11880690 A JP11880690 A JP 11880690A JP H0415267 A JPH0415267 A JP H0415267A
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照明 伊藤
Toyoaki Masukawa
増川 豊明
Noritaka Nakayama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はカラー画像形成用として有用な、新規なピロー
ル系染料に関するものである。
[発明の背景コ 従来より写真用のシアン色材としてはρ−フェニレンジ
アミン誘導体あるいはP−アミノフェノール誘導体等の
芳香属第1級アミン現像主薬の酸化生成物とフェノール
あるいはナフトール誘導体とのカップリング反応によっ
て生じるアゾメチン色素が用いられてきている。しかし
ながら、これらの色素は吸収がブロードであり、鮮明性
にかけるという問題点があった。
E発明の目的1 本発明の目的は、シアン色素として良好な分光吸収特性
すなわち短波長側がシャープでグリーン部及びブル一部
に不整吸収が少ないという特性を有し、耐光性に優れた
写真、感熱転写、インクジェット、印刷などの画像媒体
に適したシアン染料を提供することにある。
口発明の構成〕 上記本発明の目的は、下記一般式CIIで表わされるビ
ロール系染料によって達成される。
一般式III R,、、/R2 R3、み、R8 R4夛R6 0式中、R1およびR2は各々、水素原子、アルキル基
または置換アルキル基を表し、RtとR2は互いに結合
して5祠まなは6祠の環を形成してらよい、R2、Ra
 、RsおよびR6は各々、水素原子、ハロゲン原子、
アミド基、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基
をまたは置換アルコキシ基を表わす。
AおよびDは各々、炭素原子、窒素原子、酸素原子又は
硫黄原子によりピロール環に結合する有機基を表し、B
は水素原子又は置換基を表す6AおよびDは同一であっ
ても興なっていてもよい。コ [発明の具体的構成] 次に本発明に関わる一般式「工って表わされる色素につ
いて説明する。
一般式[I]において、R3およびR2は好ましくは水
素原子、アルキル基ならびにヒドロキシアルキル基、ア
ルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシアルキル基
及びアルキルスルホンアミドアルキル基などの置換アル
キル基である。これらの基の例としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、5ec−ブチル、ブチル
、イソブチル、t−ブチル、オクチル、ドデシル、オク
タデシル、シクロヘキシル、等の炭#数が1へ18のア
ルキル基、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、メトキ
シブチル、エトキシエチル、メトキシエトキシエチル、
エトキシエトキシエチル、β−メタンスルホンアミドエ
チル等の置換アルキル基が挙げられる。
R1とR2が結合して形成する5−環または6−環とし
ては、例えばピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モ
ルホリノ等の各基が挙げられる。
R3、R4,RsおよびR6は互いに同じでも異なって
いてもよく、好ましくは水素原子、ハロゲン原子、アル
キルアミド基、アリールアミド基、アルキル基、ヒドロ
キシアルキル基、アルコキシアルキル基、アルキルスル
ホンアミドアルキル基、アルコキシ基等て′ある。これ
らのplとしては、塩素、臭素、アセトアミド、プロピ
オンアミド、ベンズアミド、トリルアミド、メチル、エ
チル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、メトキシ
エチル、メタンスルホンアミドエチル、メトキシ、エト
キシ等の原子又は基が挙げられる。
一般式E I Jにおいて、AおよびDは各々、炭素原
子、窒素原子、酸素原子または硫黄原子によりピロール
環に結合する有機基を表す。
炭素原子によりピロール環に結合する有機基としては、
例えばアルキル基、アリール基、ヘテロ環基を挙げるこ
とができる。
窒素原子によりピロール環に結合する有機基としては、
例えばアミン基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ
基、アニリノ基、ヘテロ環基および−N HCORs 
、  N HS 02 R1、−Nlイ COORs 
  、 各基を挙げることができる。これら基については、後述
する。
酸素原子によりピロール環に結合する有機基としては、
例えばアルコキシ基を挙げることができる。
硫黄原子によりピロール環に結合する有機基としては、
例えばアルキルチオ基、アリールチオ基を挙げることが
できる。
これらの基は置換基を有することができる。
AおよびDは同一であっても異なってもいてもよい。
Bは水素原子又は置換基を表す。
Bで表される置換基は特に制限はないが、例えばハロゲ
ン原子ならびにシアノ、ニトロ、カルボキシル、アルキ
ル、アルコキシ、カルバモイル、スルファモイル、アシ
ル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、 N HC
ORs、 NH3O2R9、NHCOORs 各基を挙げることができる。(R9はアルキル基、アリ
ール基等を表し、RIOは水素原子、アルキル基、アリ
ール基等を表す、これらアルキル基、アリール基等は置
換基を有していてもよい。)Bで表されるアルキル基と
しては、炭素原子数1〜22の直鎖または分岐のアルキ
ル基が好ましく、例えばメチル基、エチル基、ブチル基
、ドデシル基等が挙げられる。これらのアルキル基には
シクロヘキシル基等のシクロアルキル基も包含し、また
置換されていてもよい。
また、好ましい置換基としてはハロゲン原子、ヒドロキ
シル基、カルボキシル基、レアノ基、スルホ基、炭素原
子数1〜22のアルコキシ基等が挙げられる。
アルコキシ基としては、炭素原子数1〜22の直g、ま
たは分岐のアルコキシ基が好ましく、メトキシ基、エト
キシ基、i−プロとルオキシ基、オクチルオキシ基、ド
デシルオキシ基等が挙げられる。これらアルコキシ基は
、置換基を有するものであってもよい。
カルバモイル基としては、エチルカルバモイル基、ドデ
シルカルバモイル基、ブチルオキシプロピルカルバモイ
ル基、ドデシルオキシプロビルカルバモイル基等の置換
あるいは非置換アルキルカルバモイル基、フェニルカル
バモイル基や置換されたフェニルカルバモイル基等の置
換あるいは非置換アリールカルバモイル基が挙げられる
また、スルファモイル基についても同様に、エチルスル
ファモイル基、ジエチルスルファモイル基、ドデシルス
ルファモイル基等の非買換アルキルスルファモイル基、
ドデシルオキシプロビルスルファモイル基等の置換アル
キルスルファモイル基、フェニルスルファモイル基や種
々の1換されたフェニルスルファモイル基等の置換ある
いは非置換アリールスルファモイル基が挙げられる。
また、アシル基としては、例えばアセチル基、ベンゾイ
ル基5ブタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基等; アシルオキシ基としては、例えばアセトキシ基、ラウイ
ロイオキシ基、ブタンスルホニルオキシ基等; アルコキシカルボニル基としては、例えばエトキシカル
ボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、2−エチ
ルへキシルオキシカルボニル基等; が挙げられる。
N HCORs基は炭素原子数1〜22のアルキルアミ
ド基を表し、非置換アルキルアミド基の代表例としては
、アセトアミド基、ブタンアミド基、ラウリルアミド基
、ステアリルアミド基等が挙げられる。また、アルキル
アミド基は、シクロヘキサンカルボンアミド基の櫟な脂
環式アミド基でもよく、2−エチルへキサンアミド基の
櫟な分岐構造を宥するアルキルアミド基でもよく、また
、不飽和結合を含んでいるアルキルアミド基でもよい、
i!置換ルキルアミド基の代表例としては、モノクロロ
アセトアミド基、トリクロロアセトアミド基、パーフル
オロブタジアミド基等のハロゲン置換アルキルアミド基
や、m−ペンタデシルフェノキシアセトアミド基、α−
(2,4−ジーし一アミルフェノキシ)ペンタンアミド
基、α(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)アセトア
ミド基、0−クロロフェノキシミリスチン酸アミド基の
如きフェノキシ置換アセトアミド基等が挙げられる。
また、 N HCORs基はアリールアミド基を表し、
非1換アリールアミド基の代表例としては、ベンツアミ
ド基、ナフトアミド基等が、また!換アリールアミド基
の代表例としては、p−t−ブチルベンツアミド基、P
−メチルベンツアミド基等のアルキル1換ベンツアミド
基、p−メトキシベンツアミド基、0−ドデシルオキシ
ベンツアミド基等のアルコキシ置換ペンツアミド基、P
−アセトアミドベンツアミド基、m−(2,4−ジ−t
−アミルフェノキシアセトアミド)ベンツアミド基等の
アミド置換ベンツアミド基、0−ヘキサデカンスルホン
アミドベンツアミド基、p−ブタンスルホンアミドベン
ツアミド基等のスルホンアミド置換ベンツアミド基等が
挙げられる。
N HCOORs基は炭素原子数1〜22の置換または
非置換アルコキシカルボニルアミノ基を表し、代表例と
しては、エトキシカルボニルアミノ基、i−プロポキシ
カルボニルアミノ基、オクチルオキシカルボニルアミノ
基、デシルオキシカルボニルアミノ基、メトキシエトキ
シカルボニルアミノ基等が挙げられる。
また、 N HCOORsはアリールオキシカルボニル
基を表し、代表例としては、フェノキシカルボニル基が
挙げられる。
ミノを表し、代表例としては、ジメチルカルボニルアミ
ノ基、ジエチルカルボニルアミノ基等が挙げられる。
NH30aRsはアルキルスルホンアミド基またはアリ
ールスルホンアミド基を表す。
アルキルスルホンアミド基としては、メタンスルホンア
ミド基、ブタンスルホンアミド基、ドデカンスルホンア
ミド基等の炭素原子数1〜22の非置換アルキルスルホ
ンアミド基、ベンジルスルホンアミド基のような置換ア
ルキルスルホンアミド基等が挙げられる アリールスルホンアミド基としては、ベンゼンスルホン
アミド基、ナフタレンスルホンアミド基等の非置換アリ
ールスルホンアミド基、またはp−トルエンスルホンア
ミド基、2,4.6−ドデシルベンゼンスルホンアミド
基、p−ドデシルベンゼンスルホンアミド基等のアルキ
ル置換ベンゼンスルホンアミド基、P−ドデシルオキシ
ベンゼンスルホンアミド基、ブチルオキシベンゼンスル
ホンアミド基等のアルコキシ置換ベンゼンスルホンアミ
ド基等の!換アリールスルホンアミド基を挙げることが
できる。
げられる。
一般式[IIJ R+\/R2 に 基を表し、代表例としては、ジメチルスルファモイルア
ミノ基、ジブチルスルファモイルアミノ基笠のジアルキ
ルスルファモイルアミノ基が挙げられ、これらが好まし
い。
また、Bとしては、A及びDについて示された基が好ま
しく用いれる。
一般式[I)で表される化合物のうち、代表的なものと
しては、AまたはDがアリール基のものが挙げられる。
その中でも、AおよびDがともにアリール基の場合が好
ましい。
さらに好ましくはAおよびDがともにフェニル基である
下記一般式[IIJで表される化合物が挙一般式こ■コ
において、R7およびR,は各々置換基を表し、m、n
はO〜5の整数を表す。
Rt〜R@およびBは前記一般式[I]におけるR1〜
R@およびBと同義である。
つぎに一般式[n]の化合物について詳しく説明する。
一般式[■]において、R7、R11およびBで表され
る1換基は特に制限はないが、例えばハロゲン原子なら
びにシアノ、ニトロ、カルボキシル、アルキル、アルコ
キシ、カルバモイル、スルファモイル、アシル、アシル
オキシ、アルコキシカル一般式[■コ ボニル、 NHCORs 、  NH30□Rs、N 
HCOORs等の多基を挙げることができる。
(Rgはアルキル基、アリール基等を表し、R+。
は水素原子、アルキル基、アリール基等を表す。
これらアルキル基、アリール基等は置換基を有していて
もよい、) R7、R1及びBで表される置換基としては、先に一般
式[I]のBで表される置換基の説明で示した基を具体
的に挙げることができる。
一般式[11]で表される化合物のうち、より好ましい
ものとしては、下記一般式〔■]で表される化合物が挙
げられる。
以下余白 R1、X/R2 式中、R1−R9及びBは、一般式[I[]におけるR
1〜R@及びBとそれぞれ同義であり、mは0〜5、n
は0〜4の整数を表す。
R++は7 ル’+ ル、アリール、−CORs、す。
R9及びRIOは一般式[I[]におけるR@及びR1
口とそれぞれ同義である。
R1+で表されるアルキル基、アリール基としては、一
般式[INにおいて説明したアルキル基、アリール基を
具体的に挙げることができる。
また、−NHR,、が、−NHCOR,、NHCOOR
@、 NH302R11またはの具体例としては、一般
式[]I]において対応する基について説明した具体例
を挙げることかできる。
R4−R6及びBの具体例としては、一般式[R1にお
いて説明した具体例が挙げられる。
以下、一般式CI]で表されるピロール系シアン染料の
代表的具体例を示すが、本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。
以下余白 一般式[I]で表されるビロール系染料は、例えば、下
記一般式[IV3で表されるカプラー及び下記一般式[
V]で表されるパラフェニレンジアミン系現像主薬を酸
化剤の存在下で酸化カップリングすることにより合成で
きる。
一般式[■コ (ここにおいて、A、B及びDは、前述の一般式[I]
において定義されたものと同じ意味を表す、) 一般式CV] k  R@ (ここにおいて、R+ 、Re 、R3、R4、Rs及
びR@は一般式[I]において定義されたちのと同じ意
味を表す、) このカップリング反応は好ましくは塩基性条件下で進行
させることであり、反応媒体は有a!溶媒、水性有機溶
媒或いは水溶液のいずれでもよい、又、酸化剤としては
有機、無機を問わすp−フェニレンジアミンを酸化しう
る電位を有するものであればよく、この酸化剤としては
、ハロゲン化銀、過酸化水素、二酸化マンガン、過酸化
カリウム、酸素等の無機酸化剤、又NBS、タロラミン
T等の種々の有機酸化剤を用いることができる。
本発明のシアン染料は前述の様にビロール系カプラーと
ρ−フ二二しンジアミン類との酸化カンブリングにより
得られる。
本発明のビロール染料は、例えばハロゲン化銀カラー写
真感光材料に用いられるシアンカプラーとして前記一般
式[rl/]で表されるカプラーを用い、前記一般式[
V]で表されるP〜フェニレンジアミン系発色現像主薬
を含む発色層@液で現像し、露光されたハロゲン化銀に
より酸化された該P−フ二二しンジアミン系現像主薬と
該カプラーとをカップリングさせてシアン画像を得る写
真用シアン染料として特に有用である。このとき、カプ
ラーは写真感光材料中に含有されているのが瞥通である
が、現像液中にカプラーが発色現像主薬とともに溶解さ
れている外式発色法でも用いることができる。
本発明のビロール染料は、又フィルター染料として写真
用に用いたり、特開昭58−149048号、同58−
18169号、同58−205798号、同5g−21
9086号等に示されたような感熱転写プロセスやイン
クジェット方式、カラー電子写真、印刷等における画像
用シアン染料としても有用である。
本発明の染料の光或いは熱に対する安定性を向上させる
ために公知の安定剤を併用することができる。このよう
な安定剤として、例えば米国特許3.935,016号
及び同3,982,944号に記載されたハイドロキノ
ン誘導体、米国特許4,254,216号及び特開昭5
5−21004号に記載されたハイドロキノンジエーテ
ル誘導体、特開昭54−145530号に記載されたフ
ェノール誘導体、英国特許公開2,077.455号及
び同2,062,888号に記載されたスピロインダン
誘導体及びメチレンジオキシベンゼン誘導体、米国特許
3.764.337号、同3.432.300号、同3
,574627号、同3,573,050号、特開昭5
1−152225号、同53−20327号及び同53
−17729号に記載されたクロマン誘導体、スピロク
ロマン誘導体及びクマラン誘導体、特開昭55−632
.4号、英国特許4.347.556号、英国特許公開
2.066、975号及び特公昭54−12337号に
記載されたハイドロキノンモノエーテル誘導体及びρ−
アミノフェノール誘導体、特公昭48−31625号及
び米国特許3.700.455号に記載されたビスフェ
ノール誘導体、又米国特許4,245,018号等に記
載されたような金属錯体暮が挙げられる。
本発明の染料は減色法によるカラー画像形成用シアン染
料として有用であり、ス例えば固体j!II像管やカラ
ー液晶テレビ用等のフィルター染料としてイエローある
いはマゼンタ染料と混合してグリーンまたはブルーフイ
ルターとしても使用できる。
[実施例コ 以下に本発明の具体的実施例について述べるが、本発明
の実施の態様はこれらに限定されない。
実施例1 (化合物例2の合成) 特願平2−55949号明細書の合成例1の方法で合成
した3−(α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)
ヘキサンアミドl−2,4−ジフェニルピロール1.3
gを#酸エチル50I1111に溶解し、5%炭酸ナト
リウム水溶液400の1.4−アミノ−N−エチル−N
−β−メタンスルホンアミドエチル−m−)ルイジン硫
酸塩2.0gを水20m1に溶解したものを加え、更に
銀粉を触媒量、5%過酸化水素水を4時間に亘って少量
ずつ加えた。直ちに酢酸エチル層がシアン色に着色して
くるが、薄層クロマトによりカプラーが完全に消費され
るのを確認後、酢酸エチル層を分離し、よく水洗する。
酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで脱水した後、濃
縮し残留物をカラムクロマトにより精製し、目的物1,
8Kを得た。
実施例2 比較染料Aおよび本発明の例示化合物2.3.4および
19について、メタノール溶媒中での可視光領域の吸収
スペクトルを測定した結果を下表に示す。
λ1/2は最大吸収波長(λWaX )における吸光度
の172の点の吸収の中を表す。
以上のように、本発明の新規ピロール系染料は580n
i以上にλIaXがあり、ブルー〜シアン色の染料とし
て、また、近赤外用の染料として有用であることがわか
る。
また比較用染料Aに比べてシャープな吸収をもつことが
わかる。
比較染料A 実施例3 〔インク溶液の作製] 下記の組成の混合物をペイントコンデショナーを用いて
処理し、熱拡散性色素を含有する均一な溶液のインクを
得た。
比較染料A            10゜ポリビニル
ブチラール樹脂     15にメチルエチルゲトン 
       150 I!+1トルエン      
      150m1[感熱転写材料の作製コ 上記の熱拡散性色素を含有するインクを、厚さ15μf
のポリイミドフィルムよりなる支持体上に、ワイヤーバ
ーを用いて乾燥後の塗布量が1.Or / rdになる
ように塗布、乾燥して熱拡散性色素を含有する層を形成
し、感熱転写材料−1を作製した。
同様にして、比較用感熱転写材料−1の比較染料Aに代
えて、本発明の化合物2.3.4および19を用いた以
外は、感熱転写材料−1と同様にして感熱転写材料−2
〜5を作製した。
[受像材料の作製] ポリエチレンでラミネートした紙支持体上に、受像層と
してポリ塩化ビニールを付量5tlrdとなるように塗
布して受像材料を作製した。(受像層側のポリエチレン
ラミネート層には白色邪料(TiOa)及び青味剤を含
む、)なお、受像層には、シリコンオイル0.15g/
rr?を含む。
[感熱転写画像形成方法] 前記の如く得られた感熱転写シート(1〜5)と受像材
料とを感熱転写シートのインク塗布面と受像材料の受像
面とが向き合うように重ね、感熱ヘッドを感熱転写シー
トの裏面から当てて画像記録を行った。加熱時間は一定
とし、加熱温度を100〜200℃の範囲で変化させた
。その結果IWfA性の優れた画像が得られた。
転写温度と転写濃度の関係を第1図に示す。
第1図から明らかなように、本発明の染料を用いること
により、同じ転写濃度を得るのに必要な染料濃度を低下
させることができる [発明の効果コ 本発明の染料は、シアン染料として極めて色相が良好で
あり、モル吸光係数(ε)も高い。
本発明の染料は、公知のフェノール系及びナフトール系
のインドアニリン染料と比べて分光透過率曲線の短波長
の裾がシャープに切れ、従って縁領域の副吸収が大幅に
減少し、不整吸収が少なく、赤領域のモル吸光係数も約
2倍以上の大きさを持っている。又、耐光性及び耐熱性
ともに良好であり、減色法に基づくカラー写真用として
、色再現上極めて好ましい性質を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例3における感熱記録媒体を用いて熱転写
した時の温度−濃度曲線である。 (1)・・・比較染料Aを含む試料1 (2)・・・例示染料2を含む試料2 (3)・・・例示染料3を含む試料3 (4)・・・例示染料4を含む試料4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式[ I ]で表されることを特徴とするピロー
    ル系染料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1およびR_2は各々、水素原子、アルキ
    ル基または置換アルキル基を表し、R_1とR_2は互
    いに結合して5員または6員の環を形成してもよい。R
    _3、R_4、R_5およびR_6は各々、水素原子、
    ハロゲン原子、アミド基、アルキル基、置換アルキル基
    、アルコキシ基をまたは置換アルコキシ基を表わす。 AおよびDは各々、炭素原子、窒素原子、酸素原子又は
    硫黄原子によりピロール環に結合する有機基を表し、B
    は水素原子又は置換基を表す。 AおよびDは同一であっても異なっていてもよい。]
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202305A (ja) * 1991-10-16 1993-08-10 Fuji Photo Film Co Ltd ピロールアゾメチン色素
US5344933A (en) * 1991-09-11 1994-09-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Pyrrole ring-or condensed pyrrole ring-containing azomethine dye
KR20240011776A (ko) 2021-07-01 2024-01-26 아사히 가세이 가부시키가이샤 증점제 및 접착제 조성물

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JP2933978B2 (ja) 1999-08-16

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