JP2896343B2 - 印刷用スキージー装置 - Google Patents

印刷用スキージー装置

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JP2896343B2 JP8118615A JP11861596A JP2896343B2 JP 2896343 B2 JP2896343 B2 JP 2896343B2 JP 8118615 A JP8118615 A JP 8118615A JP 11861596 A JP11861596 A JP 11861596A JP 2896343 B2 JP2896343 B2 JP 2896343B2
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    • B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
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    • H—ELECTRICITY
    • H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
    • H05K3/1233—Methods or means for supplying the conductive material and for forcing it through the screen or stencil
    • H—ELECTRICITY
    • H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K2203/01—Tools for processing; Objects used during processing
    • H05K2203/0104—Tools for processing; Objects used during processing for patterning or coating
    • H05K2203/0126—Dispenser, e.g. for solder paste, for supplying conductive paste for screen printing or for filling holes

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷用スキージ
ー装置に関するもので、特にスクリーン印刷におけるス
キージー装置に、インク又は半田ペースト等の印料を収
納した容器を弾性又は可撓性体にて形成するとともに、
この容器をローラーで輾圧して印料をスクリーン上に絞
り出すことができるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】絶縁基板上に電子回路パターンを印刷す
る方法として、スクリーン印刷が用いられていることは
周知である。このスクリーン印刷には、印刷すべき絶縁
基板上に載置されるスクリーンと、このスクリーン上を
走行して所定量の印料をスクリーンに塗布し、かつ、そ
の印料をスクリーンを通して絶縁基板上に押圧するため
に、へらの作用をするスキージー装置とが用いられるこ
とは周知である。
【０００３】スキージー装置により、印料からなる所定
の電子回路パターンが絶縁基板上に印刷され、その電子
回路パターンはスクリーンに穿設された印刷用透孔によ
って形成される。印刷された絶縁基板はスクリーンから
離され、印刷された電子回路パターンを乾燥して固定す
るために加熱される。スクリーンはステンレススチール
メッシュ等からなる。
【０００４】このスキージー装置は、スクリーンの幅に
略等しい幅を有する２枚の板状体で形成する略三角形の
空間部に印料を収納し、その印料が板状体の下端部に形
成されて略三角形の頂点部に位置するスリットからスク
リーンに向けて自然落下するように構成したものであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スキージー装置によれば、スリットから印料が自然落下
するようにしたものであるから、印料の粘性が高い場合
には自然落下に任せていると、とりわけ長期連続印刷の
場合などでは、スリットの全幅に渡り印料が均質に満遍
なく落下することが難しくて印刷ムラを生じることがあ
り、印刷精度の低下を来すために、印料の供給状態を常
に監視していなければならない等の作業上の不安が生じ
る。
【０００６】そこで、この発明は長期連続運転が可能
で、しかも、印刷精度が均質化して向上し、かつ、印刷
作業の安定化を図ることができるローラースキージー装
置を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる印刷用
スキージー装置は、開口部に印料スキージーを取り付け
た弾性又は可撓性を有する容器内に印料を充填し、該容
器を輾圧又は押圧して容器内の印料を混練し、かつ、印
料を印料スキージーから絞り出すことができるようにし
たことを特徴とする。
【０００８】これを具体的には、弾性又は可撓性を有す
る筒状の容器の一端部開口を印料供給口に、他端部開口
を印料スキージーにそれぞれ接続し、かつ、前記容器を
輾圧する一又は複数のローラーを配設し、該ローラーで
圧搾された容器内の印料が印料スキージーに強制送給さ
れてそのスリットから押し出されるようにし、かつ、前
記ローラーは前記容器に向けて進退可能かつ前記容器に
沿って昇降可能に支持され、該ローラーを支持する筐体
の内壁との間で前記容器を圧搾することを特徴とする。
【０００９】したがって、印料を収納した容器がローラ
ーで輾圧されることにより、強制的にスキージーに向け
て絞り出されることとなり、粘度の高低に拘わらず印刷
ムラ等を生じないので、高精度の印刷を可能にする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図１，２に示すように、スクリーン
印刷機にセットした絶縁基板１等の上に重ねて載置した
スクリーン２の上方に、印料スキージー３を有するロー
ラースキージー装置４が、図示しないスクリーン印刷機
等に支持されて配置される。
【００１１】ローラースキージー装置４は、断面コ字形
をした一対のフレーム５，５０をそれぞれ凹部側を対面
させ、その対面側にガイド棒５ａとガイド穴５ｂを設
け、クランプとして作用する液圧シリンダ６及びピスト
ン６ａでフレーム５，５０を脱着可能に結合することに
よって両側部が解放した筺体を形成し、この筺体内に可
撓性の容器７とこの容器７を輾圧するローラー８が収納
される。なお、液圧シリンダ６は図示のように筺体上部
のみならず、図示しないが、筺体下部の両側面にも適宜
設けられ、さらに液圧シリンダ６及びピストンに代えて
サーボモーター及びそれから進退可能に接続したロッド
にしてもよい。
【００１２】容器７はインク又は半田ペースト等の印料
９を収納して輾圧した場合に、容易に破裂損傷すること
がないように、ナイロン又はＰ．Ｐ等の合成樹脂又はゴ
ム等の弾性又は可撓性の材質で形成された筒状体若しく
は一端部を閉じた袋状体に形成される。容器７が筒状体
であるときの一端部はフレーム５に形成された印料供給
口１０に、他端部はフレーム５，５０間を貫通してスク
リーン２側に突出した印料スキージー３に適宜接着剤等
にて結合され、又は、シールファスナーのように凸凹で
係合するカセット形式で脱着可能に結合される。なお、
容器７を袋状体としたものは、所定量の印料９を収納し
たカセット形式とし、その袋の閉じた一端部を適宜印料
供給口１０側に固定するとともに、他端部に印料スキー
ジー３を結合する。
【００１３】印料供給口１０はボール１１等の逆止弁を
有する弁室１２を介して印料タンク１３に接続されてい
る。なお、図示していないが、印料供給口１０と並列す
る開口部を容器７に形成するとともに、逆止弁を有する
弁室１２と同様構成のものをフレーム５に設け、この弁
室に容器７の前記開口部を連結して印料によっては含ま
れることがある気泡を抜くようにしてもよい。この容器
７に印料タンク１３内に貯溜された印料９が供給され
る。印料タンク１３はフレーム５に適宜支持されて付属
しているが、スクリーン印刷機等に適宜支持させた印料
タンクから可撓性のパイプで導くようにしてもよい。な
お、印料９の温度制御が必要であるときは、図示しない
が、筺体を閉じてその内部に温度制御手段を配設すると
ともに、印料タンク１３にもダイオード又はヒーター等
の温度制御手段を設ける。
【００１４】印料スキージー３は、図３に示すように、
所定長さと幅を有する２枚の薄い樹脂、カーボン又は金
属からなる板３ａ，３ａ等にて略三角形を形成し、その
左右両側部を側板３ｂに接触させ閉塞して底辺部が開口
し、また、これに対応する頂点部がスリット１５となる
ように形成したものであって、この内部に印料９が収容
されてスリット１５から外部に押し出されるようになっ
ている。板３ａ，３ａはフレーム５，５０に少なくとも
上部で適宜接合又は連結される。したがって、スリット
１５はフレーム５，５０の離間距離を液圧シリンダ６等
にて調整することにより広狭調節ができ、またその状態
を固定保持できる。側板３ｂはフレーム５，５０のいず
れか一方に固定して吊支され、その下端部は鏡面仕上げ
してスクリーン２に滑動可能に接触している。
【００１５】側板３ｂは印料スキージー３が揺動するこ
とを考慮して印料スキージー３を中心として前後に所定
の幅を有する長方形又は略台形状としてある。この側板
３ｂは印料スキージー３の左右両側に配置されていて、
スクリーン２に接触して筺体の重量がスクリーン２に負
荷するものの、印料スキージー３には筺体の重力を負荷
しないことにより、スクリーン２を基板１に押し付ける
作用を有して印刷精度の向上をもたらす。したがって、
側板３ｂ，３ｂにて負荷される筺体の重量を支持する支
持台（図１中符号Ｓ参照）が別途に設けられている。
【００１６】ローラー８はゴム又は合成樹脂等の弾性体
からなり、その中心を貫通して両端部が突出するシャフ
ト１６を有し、シャフト１６の両端部がブラケット１７
に回転可能に軸支されている。一対のブラケット１７，
１７にはそれぞれ伸縮アーム１８の一端部が連結され、
伸縮アーム１８の他端部はその伸縮駆動部１９に水平方
向へ進退可能に係合している。なお、ローラー８は軟質
でなく金属等の硬質であってもよい。
【００１７】伸縮駆動部１９は液圧シリンダ又はサーボ
モーターからなり、この伸縮駆動部１９には内周面にね
じを有するカラー２０が結合され、カラー２０はスクリ
ュウシャフト２１に螺合している。スクリュウシャフト
２１はフレーム５０に垂直位にて軸中心で回転可能に軸
支されており、フレーム５の上端部から突出してその端
部には電動モータ２２に適宜の減速機構を介して接続し
てある。一対の電動モータ２２，２２はそれぞれ同期し
て回転駆動できるようになっており、同時にスクリュウ
シャフト２１，２１が回転することによって、カラー２
０，２０を介し伸縮駆動部１９，１９が同時に同ピッチ
で昇降することができる。そして、伸縮駆動部１９，１
９が昇降しているときに、伸縮駆動部１９から伸縮アー
ム１８，１８を容器７に向けて進退させることができ
る。
【００１８】したがって、スクリーン２に印料９を塗布
する印刷に際し、電動モータ２２，２２をそれぞれ同期
回転駆動させ、カラー２０，２０を介して伸縮駆動部１
９，１９をスクリュウシャフト２１，２１に沿って上方
へ引き揚げ、容器７内に印料９を充填し、印刷が開始す
ると、電動モータ２２，２２をそれぞれ逆回転駆動して
伸縮駆動部１９，１９を降下させ、かつ、伸縮駆動部１
９，１９から伸縮アーム１８，１８をそれぞれフレーム
５側へ伸長させる。
【００１９】伸縮アーム１８が伸縮駆動部１９から伸長
すると、容器７はローラー８とフレーム５の内壁に挟ま
れ、ローラー８が容器７に接触しながらこれを押圧しつ
つ下方へ移動するために、容器７は輾圧され上部から下
部へかけて圧搾される状態となり、したがって、内部の
印料９が印料スキージー３に向けて強制的に移動させら
れ、スリット１５からスクリーン２に向けて押し出され
るというものである。なお、降下したローラー８を上昇
させると、印料スキージー３内の印料９が上方へ吸い上
げられる作用を奏し、これは印刷を終了してローラース
キージー装置４を取り払う時に有効である。
【００２０】そのため、ローラー８の降下速度を一定に
保つことによって、印料スキージー３から吐出する印料
９の量が定量化し、均質にスクリーン２上に載置するこ
とができる。なお、スクリーン印刷においては、基板１
に載置されたスクリーン２が水平方向のいずれか（図１
では右方）へ移動することとなっているが、基板１とス
クリーン２は固定しておき、ローラースキージー装置４
が水平方向へ移動することとしてもよい。また、ローラ
ー８の昇降運動と容器７に向けての進退運動を繰り返す
ことにより、印料９によってはチクソ性（Ｔhixotrop
y）のものがあって、常に混練させておかなければ固化
する惧れの高いものを、絞り出すだけの目的ではなく、
容器７内の印料９を絶えず混練することができる。
【００２１】なお、ローラー８の輾圧のみではスリット
１５から均質な印料９の押出量が達成されないときは、
図４に示すように、印料スキージー３の上部における容
器７に接触して挟持する一対のローラ２５，２５を配設
し、かつ、それらのローラ２５，２５の両方又はいずれ
か一方が、図示しない液圧シリンダ又はサーボモーター
で互いに近接する水平方向へ移動可能に配設してもよ
い。ローラ２５はゴム又は合成樹脂の弾性体からなる。
これにより、印料スキージー３の直上で容器７が圧搾さ
れることによって印料９が強制的にかつ均質に吐出する
ことができる。
【００２２】そして、この発明における印料スキージー
３は、印料９の粘性に合わせて適宜取り替えることがで
きるようにしてもよい。すなわち、粘性の低い印料９の
場合には、図５に示すように、印料スキージー３のスリ
ット１５内にローラ３０を側板３ｂに軸支した軸３１で
回転可能に軸支させてもよい。なお、ローラー３０はゴ
ム又は合成樹脂等からなる軟質、若しくは、合成樹脂又
は金属等からなる硬質でもよい。
【００２３】さらに、印料９の粘性が高いときは、図６
に示すように、印料スキージー３のスリット１５の下部
に所定距離で離間してローラー３２を回転可能に軸支す
ることとしてもよい。この場合、ローラー３２のシャフ
ト３３は印料スキージー３の側板３ｂを拡幅形成して軸
支する。ローラー３２はゴム又は合成樹脂等からなる軟
質、若しくは、合成樹脂又は金属等からなる硬質でもよ
い。
【００２４】そして、印料スキージー３は、スクリーン
２又はローラースキージー装置４のいずれかが水平方向
へ移動する際に、下端部がスクリーン２に摺接するため
に、その摺接面に対し印料スキージー３が移動方向へ若
干傾斜することが望ましい。そのため、図７に示すよう
に、印料スキージー３の板３ａ，３ａのそれぞれの側部
にブラケット３４を固定し、このブラケット３４に揺動
可能にシャフト３５を連結し、このシャフト３５を液圧
シリンダ３６又はサーボモーターで伸縮可能にして、液
圧シリンダ３６又はサーボモーターを印刷機に支持した
支持体３７に固定することにより、印料スキージー３を
スクリーン２に対して前後いずれにも所定の角度で傾斜
できるようにしてもよい。
【００２５】すなわち、ローラースキージー装置４又は
スクリーン２が矢示Ａ方向へ移動するときは、印料スキ
ージー３を仮想線図示ａのように傾斜させ、また、ロー
ラースキージー装置４又はスクリーン２が矢示Ｂ方向へ
移動するときは、印料スキージー３を仮想線図示ｂのよ
うに傾斜させることとする。
【００２６】さらに、この発明の実施の第２の形態を説
明すると、図８に示すように、前例では容器７をローラ
ー８とフレーム５の内壁に挟んで圧搾することとした
が、本例では容器７を二つのローラー８，８ａによって
圧搾することとした。すなわち、伸縮アーム１８のブラ
ケット１７ａは前例よりも若干長く形成してローラー８
のシャフト１６が貫通する長孔２６を設けるとともに、
そのシャフト１６を押し出すための液圧シリンダ又はサ
ーボモーター２７とそれから進退するアクチュエーター
２８を設け、かつ、ローラー８に相対して容器７を挟持
するローラー８ａを軸２９で回転可能に軸支して構成す
る。その他の構成については前例と同様であるから重複
する説明を省略する。
【００２７】したがって、ローラー８，８ａで容器７の
上部を圧搾した状態で、電動モータ２２，２２を駆動し
てスクリュウシャフト２１，２１を同期回転させてカラ
ー２０，２０を下降させるとともに、サーボモーター２
７を駆動してシャフト１６を軸２９に向けて押し出す
と、ローラー８，８ａが容器７を輾圧しながら下降して
印料９をスキージー３に向けて押し出す。
【００２８】また、この発明の実施の第３の形態を説明
すると、図９に示すように、前記スクリュウシャフト２
１に代えたロッド２１ａに、スペーサー６０を介在させ
て多段でスリーブ２０ａを積層し、これらのスリーブ２
０ａにそれぞれ伸縮駆動部１９に伸縮アーム１８、ブラ
ケット１７及びシャフト１６を介してローラー８を回転
自在かつ、容器７に向けて進退可能に設ける。その他の
構成は前記第１の実施の形態と同一であるから重複する
説明を省略する。したがって、この例において、上部の
ローラー８から下部のローラー８にかけて順次容器７の
上部から下部へと押し出すことによって、容器７内の印
料９が上から下へと圧搾され、スキージー３に向けて絞
り出される。
【００２９】したがって、図９に示した第３の実施の形
態を発展的に変更すれば、図１０に第４の形態として示
すように、前記スクリュウシャフト２１に代えた支持体
７０に、複数のシリンダ７１とこれに係合するピストン
ロッド７２を容器７に向けて進退可能に設ける。ピスト
ンロッド７２にはプレス板７３が取り付け固定されてい
る。その他の構成は前記第１の実施の形態と同一である
から重複する説明を省略する。したがって、この例にお
いて、上部のプレス板７３から下部のプレス板７３にか
けて容器７の上部から下部へと順次押し出すことによっ
て、容器７内の印料９が上から下へと圧搾され、スキー
ジー３に向けて絞り出される。また、この動作を繰り返
せば、印料９の混練ができるというものである。
【００３０】さらに、多色印刷を必要とするときは、図
１１に示すように、スクリーン２の上方において回転可
能な円盤等のターレット盤３８を適宜支持し、そのター
レット盤３８に所定間隔でローラースキージー装置４を
円周部に位置調節可能に固定し、それぞれの印料スキー
ジー３がスクリーン２に摺接できるように配置してもよ
い。したがって、複数のローラースキージー装置４の印
料タンク１２及び容器７にそれぞれ色違いの印料９を収
容しておき、その特定の色が必要なとき、ターレット盤
３８を回転させて特定のローラースキージー装置４をス
クリーン２と対面させ、その容器７を前記同様に圧搾操
作して印料スキージー３から印料９を塗布すればよい。
【００３１】なお、上記ローラースキージー装置はスク
リーン印刷に限ることなく、容器７に糊を貯納して絞り
出し印料スキージー３から親展用葉書等の紙面に糊の薄
膜を塗布するような薄膜形成も可能である。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、印料を
収納した容器をローラーで圧搾することにより、粘性の
高い印料を必要とする印刷方法における印料供給が効果
的にできるとともに、印料スキージーからスクリーン上
に押し出される印料の定量化及び均質化を図ることがで
き、したがって、印刷精度の向上を図ることができる。
また、ローラーで圧搾して印料を絞り出すことばかりで
なく、ローラーの輾圧運動を上下方向へ繰り返すことに
よって容器内のチクソ性の印料を常に混練させることが
できるため、印料の均質化を図ることができるから、印
刷の長期連続運転が可能となり、作業の安定化を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態を示す部分断面正面図
【図２】図１の平面図
【図３】印料スキージーの断面正面図
【図４】印料スキージーの要部を示す断面正面図
【図５】印料スキージーの変形例を示す断面正面図
【図６】印料スキージーの他の変形例を示す断面正面図
【図７】印料スキージーの更に他の変形例を示す断面正
面図
【図８】この発明の実施の第２の形態を示す部分断面正
面図
【図９】この発明の実施の第３の形態を示す部分断面正
面図
【図１０】この発明の発展的な第４の形態を示す断面図
【図１１】この発明の適用例を示すスクリーン印刷にお
けるスキージー装置の正面図
【符号の説明】
２…スクリーン ３…印料スキージー ４…ローラースキージー装置 ５，５０…フレーム ７…容器 ８，８ａ…ローラー ９…印料 １１…逆止弁 １３…タンク １５…スリット １８…伸縮アーム １９…伸縮駆動部 ２０…カラー ２１…スクリュウシャフト ２２…電動モータ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 弾性又は可撓性を有する筒状容器の一端
    部開口を印料供給口に、他端部開口を印料スキージーに
    それぞれ接続し、かつ、前記容器を輾圧する一又は複数
    のローラーを配設し、該ローラーで圧搾された容器内の
    印料が印料スキージーに強制送給されてそのスリットか
    ら押し出されるようにし、かつ、前記ローラーは前記容
    器に向けて進退可能かつ前記容器に沿って昇降可能に支
    持され、該ローラーを支持する筐体の内壁との間で前記
    容器を圧搾することを特徴とする印刷用スキージー装
    置。
  2. 【請求項２】 弾性又は可撓性を有する筒状容器の一端
    部開口を印料供給口に、他端部開口を印料スキージーに
    それぞれ接続し、かつ、前記容器を帳圧する一又は複数
    のローラーを配設し、該ローラーで圧搾された容器内の
    印料が印料スキージーに強制送給されてそのスリットか
    ら押し出されるようにし、かつ、前記ローラーは前記容
    器に向けて進退可能かつ容器に沿って昇降可能に支持さ
    れた一対からなり、かつ、該一対のローラー間に前記容
    器を挟持して互いに近接させることにより前記容器を圧
    搾することを特徴とする印刷用スキージー装置。
  3. 【請求項３】 前記ローラーが液圧シリンダー又はサー
    ボモーターの駆動により前記容器に向けて水平方向へ進
    退可能、かつ、該液圧シリンダー又はサーボモーターが
    電動モータで回転駆動されるスクリュウシャフトに螺合
    して前記容器に沿って垂直方向へ昇降可能に筺体に支持
    されていることを特徴とする請求項１又は２記載の印刷
    用スキージー装置。
  4. 【請求項４】 弾性又は可撓性を有する筒状容器の一端
    部開口を印料供給口に、他端部開口を印料スキージーに
    それぞれ接続し、かつ、前記容器を輾圧する複数のロー
    ラーを上下方向で多段に、かつ、それぞれ水平方向へ進
    退可能に筐体内に配設し、該ローラーで順次圧搾された
    前記容器内の印料が印料スキージーに強制送給されてそ
    のスリットから押し出されるようにしたことを特徴とす
    る印刷用スキージー装置。
  5. 【請求項５】 弾性又は可撓性を有する筒状容器の一端
    部開口を印料供給口に、他端部開口を印料スキージーに
    それぞれ接続し、かつ、前記容器に向けたプレス板を端
    部に設けたピストンロッドを係合したシリンダの複数を
    上下多段に筐体内に配設し、前記容器に向けてシリンダ
    から押し出されたピストンロッドのプレス板と筐体の内
    壁で該容器が圧搾されるようにしたことを特徴とする印
    刷用スキージー装置。
  6. 【請求項６】 前記筐体は断面コ字形の一対のフレーム
    を対面させて分離可能に結合し、かつ、該フレーム間の
    間隔を調節できることを特徴とする請求項１〜５のいず
    れか記載の印刷用スキージー装置。
  7. 【請求項７】 前記筺体は前記印料スキージーを開閉調
    節可能であることを特徴とする請求項１〜６のいずれか
    記載の印刷用スキージー装置。
  8. 【請求項８】 前記筐体は前記印料スキージーのスリッ
    トを所定の開度に固定保持可能であることを特徴とする
    請求項１〜７のいずれか記載の印刷用スキージー装置。
  9. 【請求項９】 前記スキージーは一対の板にそれぞれシ
    ャフトを揺動可能に連結し、かつ、該シャフトを押し引
    きする液圧シリンダ又はサーボモーターを有することを
    特徴とする請求項１〜８のいずれか記載の印刷用スキー
    ジー装置。
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