JPS61283543A - スクリ−ン立刷り印刷法およびその印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この出願の発明は、立一体の容器、包装用容器運搬用ケ
ースの正面、脊面、側面等にスクリーン印刷を上又は下
方向から立刷りをする方法及びこの方法を実施する装置
を目的としている。

従来のスクリーン印刷では、被印刷面を平面に置いた上
かう、左から右へ、又は右から左へスキージを押し当て
摺動するのが一般的であった。或いは、スクリーン印刷
の立刷では、印刷インキのスクリーン面への塗布は、例
えばポンプによる塗布があるが、乾燥の早い硬化性のイ
ンキ等が高粘度であるため、ポンプやパイプの詰まり等
の故障による弊害に悩まされていた。

従って２ンプによりインキ塗布を横方向に進めながら、
スキージをその部分に横方向に押し当て摺動してスクリ
ーン印刷を施すことは、作業上熟練を要するばかりでな
く、過量分の下方向へ垂れ落ちるインキがポンプの場合
は成る一定量を必要とするので印刷以外のものは無駄に
なっていた。更に作業終了後、ポンプ及びチューブ類は
早急に洗浄しなければ硬化するのでその取扱いに苦慮し
ていた。これらの諸欠点を改良すべく研究を重ねた結果
、この出願の発明を完成した。具体的には特許請求の範
囲に記載した一ジを前端に保持している上部シリンダー
ロツいる下部シリンダーロッドが上昇するときは、前進
しスクリーン面に塗布器端部が近接している状態となっ
ているので、スクリーン面にインキが塗布される。上下
シリンダーロッドが最上位に達したとき、上部シリンダ
ーロツＹ　カ前進して、その端部に設けられているスキ
ージ端部をスクリーン面に押し当てると共に、下部シリ
ンダーロツＰを後退させて塗布器をスクリーン面から遠
ざけ、該上下シリンダーロツ１３が下降を始める。スキ
ージはスクリーン面に押し当てた状態であるから所望の
印刷がなされる。上下シリンダーロッドが最下位に達し
たとき、上部シリンダーロッドが後退し、スキージをス
クリ−ン面から離し、下部シリングーロツｒが前進し、
塗布器の先端がインキ溜からインキを抄い上げスクリー
ン面に近接し、インキ塗布が準備される。かくして上下
シリンダーロツＰの上昇下降の一往復によってスクリー
ン面に対する立刷り印刷が完了する。

この発明の方法の実施により、インキ塗布器の上昇によ
って塗布されたインキは、スキージの下降によって立刷
り印刷がなされると共に、余分の過量インキ又はスキー
ジの下降によりインキ溜に戻されるので無駄になること
なく、従来よりもインキの節約となった。しかも連続の
自動印刷が容易にできるので従来のような熟練を要しな
くなった。

第２項記載の実施態様は、第１項記載の発明を正面と脊
面の両方向に設け、両面を一度に印刷する方法である。

従来は水平面での印刷であったため、一度に印刷するこ
とができなかったが、両面が一度に容易にできるので工
程数が減少する効果は顕著である。

第２項記載の発明を実施後に既印刷面のある立体形状物
を９０°位置転回して、左右両側面にも印刷を施こすも
のであり、いわゆる四面印刷を容易になしうるちのであ
る。

第２の発明は第３項記載の発明；←シ÷峡ｈｄである。

即ち、上下シリンダーロッドの上昇にのみスキージの立
刷り作用と、インキの塗布作用をなすのである。具体的
には渉チリンダーロツドの前端に設けられているスキー
ジがスクリーン面に押し当てられ、下シリンダーロッド
の前端に設けられている塗布器がスクリーン面に近接し
た状態で、上下シリンダーロッドが上昇し、最上位置に
達すると、該シリンダーロツｒが後退し、スキージと塗
布器をスクリーン面から離し、該シリンダーロツＰが下
降し、最下位置に達した時、塗布器は、インキ溜に浸漬
されている。再びシリンダーロッドが前進し　　　。

スキージをスクリーン面に押し当てると共に、インキ塗
布器もスクリーン面に近接させ、該シリンダーロッドが
上昇する。この作用の連続によりスクリーン立刷り印刷
が連続してできることとなる。

第４項記載の実施態様の発明は、第３項記載の発明を正
面と脊面の両方向に設け、両面を一度に印刷する方法で
ある。従来は、水平面での印刷だったので一度に正面と
脊面の印刷ができなかったが、両面が一度に容易にでき
ることとなった。この技術的思想は、第２項記載の実施
態様の発明の技術的思想と共通するものである〇尚、第
４項記載の発明を実施後に、既印刷面のある立体形状物
を、９０°位置転回して、左右両側面にも印刷を施すも
のであり、所潤、四周の各面にスクリーン印刷を容易に
なしうるものである。この技術的思想は、第２項記載の
実施態様発明の技術的思想を応用するものである。

第３の発明は、第１の発明を実施するスクリーン立刷り
印刷装置である。具体的には特許請求の範囲第５項記載
の通りである。昏←子廿讃４−一（−一４．。

この発明の実施により、インキ塗布器の上昇によって塗
布されたインキは、スキージの下降によって立刷り印刷
が可能となったと共に、余分の過量インキが、インキ溜
へ戻されるので、全く無駄になるものがない。

第６項記載の実施態様に係る発明は、第５項記載に係る
発明の装置を、被印刷面を有する立体の正面と脊面との
両面側に設け、同時に両面にスクリーン印刷をする機構
である。この場合スクリーン保持板と上下シリンダーロ
ッドのユニットを、被印刷面に対し、前進後退させる構
造とすれば、チェンコンベアによって移送される被印刷
物を挟んで、正面と脊面との両方に設けて一度に立刷が
容易となる。

更に、スクリーン保持板を左右いずれかの室軸に固定し
、この軸を中心に開閉するものとすれば、スクリーン版
の位置きめが的確になされ前進後退の場合に比し、実施
工場内の空間利用とも相俟って、各回の印刷間隔を短縮
しうるものである。

又、２色刷りとする場合は、左右の各室軸に各色のスク
リーン保持板と、上下シリンダーロッドのユニットを各
々に設ければ容易＼可能となった。尚、第６項記載の発
明を実施した後にリフト式ターンテーブルによって被印
刷立体の水平位置を９０°回転して、既印刷面と未印刷
面とを交替させる装置の導入或は同一装置内で、被印刷
体の移送中のチェンコンベア上で、或は次の印刷装置内
で各々実施するものである。これらの発明の実施により
所謂周囲４面に、既ち正面、脊面、左右両側面に２工程
で立刷りスクリーン印刷が可能となった。

第４の発明は、第２の発明を実施するスクリーン車側り
印刷装置である。具体的には、特許請求の範囲第←項記
載の通りである。十今第２の発明の実施をする具体的実
施態様の装置であり、この他にも、有効な手段としての
実施態様も考えられるが、好ましい装置として、第７項
を記載したものである。このように、上下シリンダーロ
ッドのスクリーン面に対しての前進後退を常に同一に作
用させている点が、第１の発明の実施装置であり第３項
記載の発明と異る点である。上下シリンダーロッドが同
時に上昇下降するのであるが、下降時には、スキージも
塗布器も共にスクリーン面から離れているので、早い速
度で下降することができ、第１の発明を実施する第３の
発明の実施装置よりも、印刷工程のスピードアップを計
ることができる。

第８項の実施態様に係る発明は、第３の発明における第
６項に対応する技術的思想であり、第４の発明を第８項
では、被印刷物体の正面と脊面との双方に設け、同時に
両面印刷を可能とし、更に同一装置内にリフト式ターン
テーブルを設け、水平位置を９０°回転して、両側面に
も印刷を施すこともできる。或は、次の印刷装置の場所
にリフト式ターンテーブルを設け、水平位置を９０°回
転して左右側面にも同時に印刷を可能とするものである
。

更に、スクリーン保持板を左右いずれかの室軸を回転軸
とし、或は、左右の各回転軸に各色のスクリーン保持板
と、上下シリンダーロツＰのユニットを各々設ければ２
色刷りの印刷が可能となる。

インキ塗布器によって、スクリーンにインキを塗布する
場合、塗布器の先端は、スクリーン面から約０．５〜１
ｍ１ｎ離れており、その間隔は、塗布するインキの粘性
によって左右される。粘性が高ければｌ、９ｍｍ以上、
場合によっては、１．２〜１．５　ｍｍ程度必要になる
場合もあり、粘性が低ければ、約０３ｍｍ　　の間隙と
なる場合もある。

もし、塗布器がスクリーンに接触した状態で上下動すれ
ば、被印刷面に刷られることがありスキージの印刷に対
し、二重刷りの現象となる場合があるから、塗布器のス
クリーンへの接触は避ける必要がある。

スキージの刷る力は可成り強く、スキージはウレタンゴ
ム製のものが一般的であるが、弾性に富む同性質のもの
であれば、代替可能である。

スクリーンの材質は、ナイロン糸、ポリエステル糸、絹
糸ステンレス材等のメツシュが使用され、印刷の図柄、
デザイン、等により、各種のメツシュが使用され、使用
するインキの粘性にも関連し、各種メツシュが選ばれる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１項記載の発明の実施説明側面図。 第２図は第３項記載の発明の実施説明側面図。 第３図は第６項及び第８項記載の実施態様説明図。尚、
図中の符号は下記の通り。 ｌ・・・スクリーン版、２・・・スクリーン版枠、３・
・・インキ溜、４・・・インキ掻き上げ塗布器、５・・
・下部シリンダーロッド、６・・・上部シリンダーロッ
ド、７・・・スキージ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スクリーン版を保持しているスクリーン版枠を被印
   刷面に近接させ、インキ溜内にあるインキ掻き上げ塗布
   器をスクリーンに近接した状態で上昇させて、該スクリ
   ーン版にインキを塗布し、該塗布器をスクリーン版から
   後退させると共に、印刷用スキージを前進させてスクリ
   ーン版に押し当てた状態で、該スキージを摺動下降させ
   て印刷をするスクリーン立刷り印刷法。 ２、第１項記載の発明の実施において、被印刷面のある
   立体形状物の正面と脊面の両面を同時に印刷をするスク
   リーン立刷り印刷法。 ３、スクリーン版を保持しているスクリーン版枠を、被
   印刷面に近接させ、インキが塗布されているスクリーン
   版の下部に印刷用スキージを押し当てた状態で上昇摺動
   により印刷すると共に、該スキージと併せて上下に設け
   られているインキ掻き上げ塗布器をスクリーン版に近接
   させた状態で上昇させ、次回印刷用インキを塗布するス
   クリーン立刷り印刷法。 ４、第３項記載の発明の実施において、被印刷面のある
   立体形状物の正面と脊面の両面に同時に印刷をするスク
   リーン立刷り印刷法。 ５、スクリーン版（１）を保持しているスクリーン版枠
   （２）の下端部にインキ溜（３）が設けられ、インキ掻
   き上げ塗布器（４）が再下降した場合は、該塗布器（４
   ）の端部が該インキ溜（３）内のインキ部に浸漬してお
   り、該塗布器（４）は下部シリンダーロッドの前端部に
   インキを抄い上げるような形状で設けられていて、下部
   シリンダーロッド（５）の前進により該塗布器（４）の
   端部がスクリーン版に近接し、その状態で下部シリンダ
   ーロッドが上昇すると、該塗布器（４）によりインキを
   スクリーン版に塗布し、下部シリンダーロッド（５）に
   平行に設けられ、共に上下動する上部シリンダーロッド
   （６）の前端には、印刷用スキージ（７）が設けられ、
   該塗布器（４）がスクリーン版枠（２）の上部に上昇し
   た時、該塗布器（４）がスクリーン版（１）から後退す
   ると同時に該スキージ（７）が前進してスクリーン版（
   １）に押し当たり、上部シリンダーロッド（６）の下降
   により、該スキージ（７）がスクリーン版上を摺動下降
   して、スクリーン印刷をする機構のスクリーン立刷り印
   刷装置。 ６、第５項記載の発明の実施に当り、第５項記載の装置
   を、被印刷面を有する立体の正面とを面との両面側に設
   け、同時に両面にスクリーン印刷をする機構のスクリー
   ン立刷り印刷装置。 ７、スクリーン版（１）を保持しているスクリーン版枠
   （２）の下端部にインキ溜（３）が設けられ、スクリー
   ン版枠の前方には、上下に平行してシリンダーロッド（
   ５）（６）が設けられ、上シリンダーロッド（５）の前
   端には印刷用スキージが設けられ、下シリンダーロッド
   （６）の前端にはインキ掻き上げ塗布器（４）が設けら
   れ、上下シリンダーロッドは同時に上下動するが、該上
   シリンダーロッドは最下位では前進して、スキージ（７
   ）をスクリーン面に押し当て、下シリンダーロッドは塗
   布器（４）をスクリーン面に近接させた状態で両シリン
   ダーロッドを上昇させるので、スキージは摺動によりス
   クリーン印刷をなさしめ、同時に塗布器（４）はスクリ
   ーン面に次回のインキを塗布する作用をさせ、最上部に
   達して両シリンダーロッド（５）（６）が共に後退して
   スキージ（７）と塗布器（４）をスクリーン面から離し
   、下降し、最下位で停止し前記作用を連続繰返す機構の
   スクリーン立刷り印刷装置。 ８、第７項記載の発明の実施に当り、第７項記載の装置
   を、被印刷面を有する立体の正面と脊面との両面側に設
   け、同時に両面にスクリーンを印刷する機構のスクリー
   ン立刷り印刷装置。