JP2887610B2 - オペレータパネルユニットのシールド板取付構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 プリンタ等の装置の表面に取り付けられるオペレータ
パネルケース内に、各種電子部品を搭載したプリント板
を実装して成るオペレータパネルユニットのシールド板
取付構造に関し、 プリント板の着脱を容易化するとともにコストを低減
することを目的とし、 フレームアースを内蔵する装置の表面に取り付けられ
るオペレータパネルケース内に、各種電子部品を搭載し
たプリント板を実装して成るオペレータパネルユニット
において、端部に折り曲げ部を有する金属製のシールド
板を設けて、該シールド板を、前記オペレータパネルケ
ースの上方から前記折り曲げ部が前記フレームアースに
当接するようにかぶせ、該オペレータパネルケースに該
折り曲げ部を係止させて取り付けるようにするととも
に、前記シールド板上にオペレータパネルシートを取り
付けた構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、プリンタ等の装置の表面に取り付けられる
オペレータパネルケース内に、各種電子部品を搭載した
プリント板を実装して成るオペレータパネルユニットの
シールド板取付構造に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来のオペレータパネルユニット２が装着さ
れたプリンタ11の外観斜視図で、該オペレータパネルユ
ニット２を操作することによってプリンタを作動させる
ようになっている。第４図はこのオペレータパネルユニ
ット２の構造を示す断面図で、図中、１はプリンタ11の
カバー（表面）である。オペレータパネルユニット２
は、このカバー１の開口部３に装着されている。

オペレータパネルユニット２は、開口部３を塞いで取
り付けられたオペレータパネルケース４内にプリント板
５を実装して成り、オペレータパネルケース４の表面に
はオペレータパネルシート６が取り付けられている。プ
リント板５には、各種電子部品、例えば、スイッチ7,発
光ダイオード８等が搭載されている。

このオペレータパネルユニット２の電波，静電気対策
として、従来金属製のシールド板９を用いている。シー
ルド板９は、両端に折り曲げ部9aを備え、オペレータパ
ネルケース４とプリント板５の間に挿設されている。こ
の状態で、シールド板９の折り曲げ部9aの先端の湾曲部
分9bがプリンタ内のフレームアース12に接触し、これに
より電波、静電気対策が図られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上述の従来構造では、シールド板９とプリン
ト板５上の搭載部品，パターンが接触するため、従来は
シールド板９とプリント板５の間に絶縁シート10を設け
ていた。このため、プリント板５の着脱が困難になり、
かつコスト高になっていた。

本発明は、プリント板の着脱を容易化するとともにコ
ストを低減することのできるオペレータパネルユニット
のシールド板取付構造を提供することを目的としてい
る。

〔課題を解決するための手段〕

上述の目的を達成するため、本発明では、フレームア
ースを内蔵する装置の表面に取り付けられるオペレータ
パネルケース内に、各種電子部品を搭載したプリント板
を実装して成るオペレータパネルユニットにおいて、端
部に折り曲げ部を有する金属製のシールド板を設けて、
該シールド板を、前記オペレータパネルケースの上方か
ら前記析り曲げ部が前記フレームアースに当接するよう
にかぶせ、該オペレータパネルケースに該折り曲げ部を
係止させて取り付けるようにするとともに、前記シール
ド板上にオペレータパネルシートを取り付けた構成とす
る。

〔作 用〕

シールド板がオペレータパネルケースに上方からかぶ
せて取り付けられる構造となっており、該シールド板の
着脱は容易で、プリント板の着脱も容易になる。また、
このような構造とすることによって、従来必要としてい
た絶縁シートは不要になり、コストは低減される。

〔実施例〕

以下、第１図及び第２図に関連して本発明の実施例を
説明する。

第１図は本例のオペレータパネルユニット21の構造を
示す断面図、第２図は同分解斜視図で、図中、22はオペ
レータパネルケース、23は金属製のシールド板である。
なお、従来と共通の部材には同符号を用いている。

オペレータパネルケース22は、開口部３を塞いで取り
付けられ、内壁面に突起24を備えている。

シールド板23は穴25が形成された折り曲げ部26を両端
に備え、折り曲げ部26の先端には湾曲部26aが形成され
ている。

シールド板23は、各折り曲げ部26をオペレータパネル
ケース22に設けられた各穴27に挿入してオペレータパネ
ルケース22の上方からかぶせ、穴25を突起24に係合させ
るとともに湾曲部26aを装置内のフレームアース12に当
接させて取り付けられ、その上にオペレータパネルシー
ト６を取り付けてオペレータパネルユニット21が構成さ
れる。またシールド板23の取り外しは、上述と逆の手順
により容易に行うことができる。

このように、シールド板23がオペレータパネルケース
22に上方からかぶせて取り付けられる構造となってお
り、該シールド板の着脱は容易で、プリント板の着脱も
容易になる。また、このような構造とすることによっ
て、従来必要としていた絶縁シートは不要になり、コス
トは低減される。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、プリント板の着
脱を容易化するとともに、コスト低減が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のオペレータパネルユニットの
構造を示す断面図、 第２図は同分解斜視図、 第３図は従来のオペレータパネルユニットが装着された
プリンタの外観斜視図、 第４図は従来のオペレータパネルユニットの構造を示す
断面図で、 図中、 ５はプリント板、 12はフレームアース、 21はオペレータパネルユニット、 22はオペレータパネルケース、 23はシールド板、 26は折り曲げ部である。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】フレームアース（12）を内蔵する装置の表
   面に取り付けられるオペレータパネルケース（22）内
   に、各種電子部品を搭載したプリント板（５）を実装し
   て成るオペレータパネルユニットにおいて、 端部に折り曲げ部（26）を有する金属製のシールド板
   （23）を設けて、該シールド板（23）を、前記オペレー
   タパネルケース（22）の上方から前記折り曲げ部（26）
   が前記フレームアース（12）に当接するようにかぶせ、
   該オペレータパネルケース（22）に該折り曲げ部（26）
   を係止させて取り付けるようにするとともに、 前記シールド板（23）上にオペレータパネルシート
   （６）を取り付けたことを特徴とするオペレータパネル
   ユニットのシールド板取付構造。