JP2876133B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真乳剤の分光増感法に関する
もので、詳しくは高感度、高コントラストで、かつ乳剤
塗布液の停滞性が安定したハロゲン化銀写真感光材料に
関するものである。
〔発明の背景〕
近年、医療診断用の放射線画像をデジタル値として取
り込み、コンピュターを利用して、より診断に適するよ
うに画像処理しレーザービームで露光して画像を再生す
る方法が広く知られている。
救急医療分野では、迅速かつ適切な診断が強く要求さ
れるため、使用される感光材料には処理の迅速化と高画
質化は必須要素となる。
このことは、レーザースキャナー用ハロゲン化銀写真
感光材料においても例外でなく、そのためにはハロゲン
化銀乳剤を、より高感度化、高画質化する必要がある。
本発明者は、すでに特願平1−139707号にて特定のハ
ロゲン化銀乳剤を、特定のカルボシアニンで分光増感す
ることにより、感度、階調並びに粒状性を向上改良する
ことを提案した。
一方、ハロゲン化銀写真感光材料の製造工程に於ける
乳剤塗布液の停滞は、調製後から塗布終了まで数時間を
要するのが普通である。
そのため大量製造に際しては、長時間に亙って写真特
性の安定化が重要なファクターとなる。
しかしながら、前記した技術では乳剤調製直後では充
分な性能を有していながら乳剤の停滞時間経過とともに
有害なカブリの増加と感度の低下をもたらすという重大
な欠点を有していた。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、製造工程における乳剤塗布液
の停滞性を改良して、高感度で、かつ高コントラストを
有したハロゲン化銀写真感光材料を提供することであ
る。その他の目的は以下の明細から明らかとなる。
〔発明の構成〕
本発明者は鋭意検討の結果、本発明の目的が下記によ
り達成されることを見いだし本発明を成すに至った。
即ち、支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤
層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロ
ゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀粒子が、2個以上の水酸
基を有する鎖状炭化水素化合物の少なくとも1種と、メ
チルアルコール、エチルアルコール及びアセトンから選
ばれる少なくとも1種の水親和性溶媒とを混合あるいは
溶解した有機溶媒にて溶解された下記一般式[I]で表
される色素の少なくとも一つによって分光増感されてい
ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により驚
くべきことに達成することができた。
式中、Z1及びZ2はそれぞれ置換基を有するかもしくは
有しないベンツチアゾール核、ベンツセレナゾール核、
ナフトチアゾール核又はナフトセレナゾール核を完成す
るに必要な非金属原子群を表し、ベンツチアゾール核と
しては例えば、ベンツチアゾール、5−クロロベンチア
ゾール、5−メチルベンツチアゾール、5−メトオキシ
ベンツチアゾール、5−ヒドロキシベンツチアゾール、
5−ヒドロキシ−6−メチルベンツチアゾール、5,6−
ジメチルベンツチアゾール、5−エトオキシ−6−メチ
ルベンツチアゾール、5−フェニルベンツチアゾール、
5−カルボキシベンツチアゾール、5−エトオキシカル
ボニルベンツチアゾール、5−ジメチルアミノベンツチ
アゾール、5−アセチルアミノベンツチアゾール等、ベ
ンツセレナゾール核としては、例えばベンツセレナゾー
ル、5−クロロベンツセレナゾール、5−メチルベンツ
セレナゾール、5−メトオキシベンツセレナゾール、5
−ヒドロキシベンツセレナゾール、5,6−ジメチルベン
ツセレナゾール、5,6−ジメトオキシベンツセレナゾー
ル、5−エトオキシ−6−メチルベンツセレナゾール、
5−ヒドロキシ−6−メチルベンツセレナゾール5−フ
ェニルベンツセレナゾール等、ナフトチアゾール核とし
ては例えば、β−ナフトチアゾール、β,β−ナフトチ
アゾール等、ナフトセレナゾール核としては例えば、β
−ナフトセレナゾール核等を表す。R1及びRは低級は低
級アルキル基又は置換低級アルキル基を表し、例えばメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、β−ヒドロキシエ
チル、β−カルボキシエチル基、γ−カルボキシプロピ
ル基、γ−スルホプロピル基、γ−スルホブチル基、δ
−スルホブチル基、スルホエトオキシエチル基等を表
す。
はアニオンを表し、例えばハロゲンイオン、過塩
素酸イオン、チオシアン酸イオン、ベンゼンスルホン酸
イオン、P−トルエンスルホン酸イオン、メチル硫酸イ
オン等を表す。又、nは1又は2の正整数を表し、該色
素が分子内塩を形成するときnは1である。〕 本発明の増感色素はトリメチン連鎖上のメゾ位にエチ
ル基が置換されたチア又はセレナカルボシアニン類であ
り、特定波長域における分光増感に有利な増感性を有す
るものである。
例示に本発明の増感色素の代表的具体例を示すが、本
発明はこれにのみ限定されるものではない。
これらの本発明に係る増感色素は、英国特許660,408
号、米国特許3,149,105号明細書などに記載の合成法に
より容易に得られる。
上記の分光増感色素は、本発明に係る2個以上の水酸
基を分子中に有した鎖状炭化水素化合物の少なくとも1
種又は、この鎖状炭化水素化合物と水親和性溶媒との混
合溶媒で溶解されハロゲン化銀写真感光材料へ添加され
る。
本発明に係る分子中に2個以上の水酸基を有した鎖状
化合物とは、炭素原子数1から18好ましくは1から12ま
での脂肪族直鎖状炭化水素に少なくとも2個以上の水酸
基を置換した化合物を言う。
鎖状化合物の具体例としては例えば下記に示す多価ア
ルコールなどが挙げられるが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
1. エチレングリコール 2. トリメチレングリコール 3. プロピレングリコール 4. ブチレングリコール 5. ペンタメチレングリコール 6. トリエチレングリコール 7. ヘキサメチレングリコール 8. デカメチレングリコール 9. グリセリン 10. 1−メチルグリセリン 11. エリスリット 12. 1,2,3,4−ペンタンテトロール 13. 2,3,3,4−テトラメチル−2,4−4ペンタジオール 14. 2,2,4−トリメチール−1,3−ペンタジオール 15. 2,4−ジメチル2,3,4−ヘキサントリオール 16. トリメチロールプロパン 上記の化合物はポリオール系有機溶媒としてよく知ら
れたもので、市販品としても容易に入手できる化合物で
ある。
本発明の実施態様において、上記化合物のうち特に好
ましく用いられるものとしては、エチレングリコール或
はグリセリン等が挙げられる。
これらの化合物のうち、常温で固体のものは親水性有
機溶媒例えばメチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、メチルセロソルブ、ハロゲン化アル
コール、アセトン、ピリジンあるいは水等に溶解してか
ら用いられてよい。
本発明で、これら水酸基を2個以上有した鎖状炭化水
素化合物と組合わせて用いてもよい水親和性溶媒とは、
上述した親水性有機溶媒でよく例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、アセトン等が好ましく用いるこ
とができる。
本発明のこれら有機溶媒(2個以上の水酸基を有した
鎖状炭化水素類、水親和性溶媒類)の使用量は用いる分
光増感色素の種類、量などによって一様ではないが、ハ
ロゲン化銀乳剤に添加する場合、ハロゲン化銀1モル当
たり0.01〜200gの範囲でよく、好ましくは0.1〜80gの範
囲で本発明の効果を良好に奏する。
ハロゲン化銀乳剤中に添加される本発明に係る増感色
素の量はハロゲン化銀の種類や銀量などによって一様で
はないが、好ましい添加量はハロゲン化銀1モル当たり
0.005〜1.0gで、さらに好ましくは0.01〜0.6gである。
これらの増感色素は、単一もしくは組合せて所望の分
光感度を得るため本発明の方法によってハロゲン化銀乳
剤に添加される。
前記した本発明に係る増感色素の添加時期は、脱塩工
程終了前から化学熟成終了直前までの間であれば、いず
れの時期であってもよいが、好ましくは、化学熟成工程
時で、特に好ましくは化学熟成開始時である。
脱塩方法としては、当業界で行われているいずれの方
法であってもよく、例えばリサーチ・ディスクローヂャ
ー(Research Disclosure)17643・23頁左欄II・1978年
に記載の凝集法或いはヌードル水洗法などであってよ
い。
次に、本発明の好ましい実施態様として本発明のハロ
ゲン化銀写真感光材料の少なくとも一層に、フッ素系界
面活性剤を用いることにより、本発明の目的効果を良好
に奏する。
フッ素系界面活性剤としては、ノニオン性、アニオン
性、カチンオ性もしくはベタイン構造を有したものが挙
げられ、好ましくは炭素数4以上のフルオロアルキル基
を有する。
イオン性基としては、例えばスルホン酸又はその塩、
カルボン酸又はその塩及びリン酸又はその塩などのアニ
オン性界面活性剤或はアミン塩、アンモニウム塩、スル
ホニウム塩、ホスホニウム塩及び芳香族アミン塩などの
カチオン性又はベタイン型の界面活性剤、更には、ポリ
アルキレンオキシド基、ポリグリセリン基などを有した
ノニオン型界面活性剤が挙げられる。
これらの含フッ素系界面活性剤は、米国特許4,335,20
1号、同4,347,308号、英国特許1,417,915号、同1,439,4
02号、特公昭52−26687号、同57−26719号、同59−3857
3号、特開昭55−149938号、同54−48520号、同54−1422
4号、同58−200235号、同57−146248号、同58−196544
号明細書等に記載されている化合物が挙げられる。
これらの好ましい具体例を以下に示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
上記の含フッ素系界面活性剤は、ハロゲン化銀写真感
光材料構成層のいづれの層に添加してもよく、例えば、
表面保護層、中間層、下塗層或は裏引層などの非感光性
層又はハロゲン化銀乳剤層に添加される。
より好ましくは乳剤層及びその表面保護層、裏引層及
びその表面保護層が挙げられる。これらは片面層だけで
なく両面層に同時に用いてもよい。
これらのフッ素系界面活性剤は、2種以上併用しても
よく、又は他の合成界面活性剤と組合せて用いてもよ
い。
添加量は、化合物の種類によっても異なるが、本発明
に係るハロゲン化銀写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層
1m2当り0.0001〜2gで、好ましくは0.001〜0.5gである。
ハロゲン化銀乳剤層以外の他の親水性コロイド層の場
合は0.0001〜2gで、好ましくは0.001〜0.5gで、本発明
の目的効果を良好に奏する。
次に本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤について述
べる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の親水性コロ
イド層には、ゼラチン硬化剤としてビニルスルホン系化
合物を好ましく用いることができる。
本発明において好ましく用いられるビニルスルホン系
硬化剤とは、1分子中に、ビニルスルホン基を少なくと
も2つ以上持つ化合物であれば何でもよいが、特に、本
発明の効果がより大きい化合物として、一般式〔H〕で
表される化合物が挙げられる。
ここにRは水素原子又は低級アルキル基を表し、好ま
しくは水素原子、メチル基である。
Zは酸素、窒素、硫黄原子の各原子を少なくとも1つ
含むn価の基であって、Zに含まれる原子は酸素原子又
は窒素原子が好ましい。
mは1又は2、nは2又は3である。
次に一般式〔H〕の化合物の具体例を挙げる。
本発明に用いられる好ましいビニルスルホン系硬化剤
は、例えば独国特許1,100,942号に記載されているごと
き芳香族系化合物、特公昭44−29622号、同47−25373号
に記載されているごときヘテロ原子で結合されたアルキ
ル化合物、特公昭47−8736号に記載されているごときス
ルホンアミド、エステル系化合物、特開昭49−24435号
に記載されてるごとき1,3,5−トリス〔β−ビニルスル
ホン)−プロピルオニル〕−ヘキサヒドロ−s−トリア
ジンあるいは特開昭51−44164号に記載されているごと
きアルキル系化合物等を包含する。
尚、本発明に用いることができるビニルスルホン系硬
化剤は上記例示化合物に加えて、分子構造中に少なくと
も3ケのビニルスルホン基を有する化合物に、ビニルス
ルホン基と反応する基ならびに水溶性基を有する化合
物、例えばジエタノールアミン、チオグリコール酸、サ
ルコシンナトリウム塩、タウリンナトリウム塩を反応さ
せて得られる反応生成物を含む。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤
は、沃臭化銀、沃塩化銀、沃塩臭化銀などいずれのハロ
ゲン化銀であってもよいが特に高感度のものが得られる
という点では、沃臭化銀であることが好ましい。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、8面体、
14面体のような全て等方的に成長したもの、あるいは球
形のよう多面的な結晶型のもの、面欠陥を有した双晶か
ら成るものあるいはそれらの混合型または複合型であっ
てもよい。これらハロゲン化銀粒子の粒径は、0.1μm
以下の微粒子から20μmに至る大粒子であってももよ
い。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤
は、公知の方法で製造できる。例えば、リサーチ・デイ
スクロージヤー(RD)No.17643(1978年12月)・22〜23
頁の1・乳剤製造方(Emulsion Preparaition and type
s)及び同(RD)No・18716(1979年11月)・648頁に記
載の方法で調製することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の乳剤は、例
えば、T.H.James著“The theory of the photographic
process"第4版、Macmillan社刊(1977年)38〜104頁に
記載の方法、G.F.Dauffin著「写真乳剤化学」“Photogr
aphic emulsion Chemistry"、Focal press社刊(1966
年)、P.Glafkides著「写真の物理と化学“Chimie etph
ysique photograhique"Paul Montel社刊(1967年)、V.
L.Zelikman他著「写真乳剤の製造と塗布」“Making and
coating photographic emulsion"Focal press社刊(19
64年)などに記載の方法により調製される。
即ち、中性法、酸性法、アンモニア法などの溶液条
件、順混合法、逆混合法、ダブルジェット法、コントロ
ールド・ダブルジェット法などの混合条件、コンバージ
ョン法、コア/シェル法などの粒子調製条件及びこれら
の組合わせ法を用いて製造することができる。
本発明の好ましい実施態様としては、沃化銀を粒子内
部に局在させた単分散乳剤が挙げられる。ここでいう単
分散乳剤とは、常法により、例えば平均粒子直径を測定
したとき、粒子数または重量で少なくとも95%の粒子
が、平均粒子径の±40%以内、好ましくは±30%以内に
あるハロゲン化銀粒子である。ハロゲン化銀の粒径分布
は、狭い分布を有した単分散乳剤或は広い分布の多分散
乳剤のいずれであってもよい。
ハロゲン化銀の結晶構造は、内部と外部が異なったハ
ロゲン化銀組成からなっていてもよい。本発明の好まし
い態様としての乳剤は、高沃度のコア部分に低沃度のシ
ェル層からなる明確な二層構造を有したコア/シェル型
単分散乳剤である。
本発明の高沃度部の沃化銀含量は20〜40モル%で特に
好ましくは20〜30モル%である。
かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例えばJ.Pho
t.Sic.12.242〜251頁(1963)、特開昭48−36890号、同
52−16364号、同55−142329、同58−49938号、英国特許
1,413,748号、米国特許3,574,628号、同3,655,394号な
どの公報に記載されている。
上記の単分散乳剤としては、種晶を用い、この種晶を
成長核として銀イオン及びハライドイオンを供給するこ
とにより、粒子を成長させた乳剤が特に好ましい。な
お、コア/シェル乳剤を得る方法としては、例えば英国
特許1.027.146号、米国特許3,505,068号、同4,444,877
号、特開昭60−14331号などの公報に詳しく述べられて
いる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、アスペクト
比が5以上の平板状粒子であってもよい。
かかる平板状粒子の利点は、分光増刊効率の向上、画
像の粒状性及び鮮鋭性の改良などが得られるとして例え
ば、英国特許2,112,157号、米国特許4,439,520号、同4,
433,048号、同4.414,310号、同4,434,226号などの公報
に記載の方法により調製することができる。
上述した乳剤は、粒子表面に潜像を形成する表面潜像
型あるいは粒子内部に潜像を形成する内部潜像型、表面
と内部に潜像を形成する型のいずれの乳剤で有ってもよ
い。これらの乳剤は、物理熟成あるいは粒子調製の段階
でカドミウム塩、鉛塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジウ
ム塩又はその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩又
はその錯塩などを用いてもよい。乳剤は可溶性塩類を除
去するためにヌーデル水洗法、フロキュレーション沈降
法あるいは限外濾過法などの水洗方法がなされてよい。
好ましい水洗法としては、例えば特公昭35−16086号記
載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アルデヒド樹脂を
用いる方法、又は特開昭63−158644号記載の凝集高分子
剤例示G3,G8などを用いる方法が特に好ましい脱塩法と
して挙げられる。
本発明に係る乳剤は、物理熟成または化学熟成前後の
工程において、各種の写真用添加剤を用いることができ
る。公知の添加剤としては、例えばリサーチ・デイスク
ロージャーNo−17643(1978年12月)及び同No−18716
(1979年11月)に記載された化合物が挙げられる。これ
ら二つのリサーチ・デイスクロージャーに示されている
化合物種類と記載箇所を次表に掲載した。
本発明に係る感光材料に用いることのできる支持体と
しては、例えば前述のRD−17643の28頁及びRD−18716の
647頁左欄に記載されているものが挙げられる。
適当な支持体としては、プラスチックフィルムなどで
これら支持体の表面は一般に、塗布層の接着をよくする
ために、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照射な
どを施してもよい。そして、このように処理された支持
体上の片面あるいは両面に本発明に係る乳剤を塗布する
ことができる。
本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料のすべてに適用
可能であるが、特に高感度の黒白用あるいはカラー用感
光材料に適している。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって更に説明する。
本発明がこの実施例によって限定されるものでないこ
とはいうまでもない。
実施例1 臭化カリウム130g、沃化カリウム2.5g、1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾール30mg及びゼラチン15gを
含む溶液1を40℃にて撹拌する中に、0.5モルのアン
モニア性硝酸銀を含む液500mlを1分間で添加し、添加
後2分で酢酸を添加してpHを6.0にした。更に1分後に
硝酸銀0.5モルを含む液500mlを1分間で添加し15分間撹
拌後、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮
合物と硫酸マグネシウムの水溶液を加えて乳剤を凝集さ
せた。上澄液を除去後、40℃の温水2を加え、10分間
撹拌後再び硫酸マグネシウムの水溶液を加えて乳剤を凝
集させ、上澄液除去後5%のゼラチン溶液300mlを加え
て55℃にて30分間撹拌し、乳剤を作った。この乳剤は平
均粒径が0.40μmで、0.2μm〜0.7μmに全粒子個数の
90%が含まれていた。
次にこの乳剤にチオ硫酸ナトリウムを加えた後、一般
式〔I〕で示される増感色素を表1に示すような溶媒混
合液に溶解して添加した。さらにチオシアン酸アンモニ
ウムと塩化金酸を加え最適に化学熟成した。更に4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデンを
ハロゲン化銀1モル当たり1.0g加えてから後記の乳剤用
添加剤を加えた。
別に裏引き層として、ゼラチン400g、ポリメチルメタ
クリレート2g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
6g、下記ハレーション防止染料20g、及びグリオキザー
ルからなる裏引き層液を調製し、グリシジルメタクリレ
ート50wt%、メチルアクリレート10wt%、ブチルメタク
リレート40wt%の三種のモノマーから成る共重合体を、
その濃度が10wt%になるように希釈して得た共重合体水
性分散液を下引き液として塗設したポリエチレンテレフ
タレートベースの片側の面にゼラチン、マット剤、グリ
オキザール、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムか
らなる保護層液と共に塗布して得られた裏引き済の支持
体を用意した。
塗布量は裏引き層、保護層をそれぞれゼラチン付量と
して2.5g/m2である。
〔ハレーション防止染料〕
塗布試料作成 乳剤層添加剤として、ハロゲン化銀1モル当たり、ジ
エチレングリコール10g、ニトロフェニル−トリフェニ
ルフォスフォニウムクロライド50mg、1,3−ジヒドロキ
シベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム1g、2−メル
カプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム
10mg、トップサイド300(Perma chem Asia LTD製)1m
g) このようにして調製した乳剤塗布液を35℃で撹拌しな
がら表1のように時間を変えて停滞性を試験した。
又保護層添加剤として下記の化合物をゼラチン1g当た
平均粒径7μmのシリカからなるマット剤7mg、平均
粒径0.013μmのコロイダルシリカ70mg等を加え、さら
に例示の本発明に係る含フッ素系界面活性剤及び比較活
性剤を表1の如く加え、硬膜剤として CH2=CHSO2−CH2COH2SO2CH=CH2 (例示H−1) を適量加えた。
前記裏引き済ベースに各層をスライドホッパー法にて
支持体から順にハロゲン化銀乳剤層、保護層を塗布速度
60m/minで2層同時に重層塗布し試料を得た。銀量は2.9
g/m2、ゼラチン量は乳剤層3g/m2、保護層1.3g/m2であっ
た。
これらの試料を、23℃、55%RHに3日間保存した後、
He−Neレーザービームを用いて1画素(100μm2)当た
り10万分の1秒で光量を変化させて露光した後、自動現
像機SRX−501(コニカ〔株〕製)で現像液、定着液(組
成は、以下に示す)で、全処理時間が、45秒になるよ
う、それぞれ処理した。
現像液及び定着液の組成 現像液−1 亜硫酸カリウム 55.0g ハイドロキノン 25.0g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 1.2g ホウ酸 10.0g 水酸化ナトリウム 21.0g トリエチレングリコール 17.5g 5−ニトロベンツイミダゾール 0.10g グルタルアルデヒド重亜硫酸塩 15.0g 氷酢酸 16.0g 臭化カリウム 4.0g トリエチレンテトラミン六酢酸 2.5g 水を加えて1に仕上げる。
定着液−1 チオ硫酸アンモニウム 130.9g 無水亜硫酸ナトリウム 7.3g ホウ酸 7.0g 酢酸(90wt%) 5.5g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 3.0g 酢酸ナトリウム3水塩 25.8g 硫酸アルミ18水塩 14.6g 硫酸(50wt%) 6.77g 水を加えて1に仕上げる。
現像後の各試料について以下の評価を行った。
γ(階調性) カブリ+濃度0.25から濃度2.0を結ぶ特性曲線の直線
部ガンマで表した。
感度 カブリ+1.0の濃度を与えるに要する露光量より求め
た試料No.4の感度を100として表した相対感度である。
得られた結果を表1に示す。
表1で明らかなように、本発明に係る試料のいずれも
が、比較試料に較べて乳剤塗布後の停滞中に於けるカブ
リの増加及び感度の減少が少なく、安定した写真特性を
維持していることが分かる。
また、本発明の方法にフッソ系界面活性剤を用いるこ
とにより乳剤の停滞性がさらに改良されていた。
〔発明の効果〕
本発明により、乳剤塗布液の長時間停滞による写真性
能の劣化を防止し、安定して高感度、低カブリのハロゲ
ン化銀写真感光材料を得ることができた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀
    乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀粒子が、2個以上の
    水酸基を有する鎖状炭化水素化合物の少なくとも1種
    と、メチルアルコール、エチルアルコール及びアセトン
    から選ばれる少なくとも1種の水親和性溶媒とを、混合
    あるいは溶解した有機溶媒にて溶解された下記一般式
    〔I〕で表される色素の少なくとも1つによって分光増
    感されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。 [式中、Z1及びZ2はそれぞれ置換基を有してもよいベン
    ツチアゾール核、ベンツセレナゾール核、ナフトチアゾ
    ール核又はナフトセレナゾール核を完成するに必要な非
    金属原子群、R1及びR2は低級アルキル基又は置換低級ア
    ルキル基、X はアニオン、nは1又は2の正整数を表
    し、分子内塩を形成するときnは1である。]
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