JP2870649B2 - 自動二,三輪車 - Google Patents

自動二,三輪車

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JP2870649B2 JP1161818A JP16181889A JP2870649B2 JP 2870649 B2 JP2870649 B2 JP 2870649B2 JP 1161818 A JP1161818 A JP 1161818A JP 16181889 A JP16181889 A JP 16181889A JP 2870649 B2 JP2870649 B2 JP 2870649B2
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/46Luggage carriers forming part of frame

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シート下方周囲を車体カバーで囲むととも
に、該車体カバー内に収納ボックスを配設した自動二,
三輪車に関し、特に二人乗り用の大型のシートを設けた
場合にも収納物の出し入れを容易化できるようにしたシ
ート及び収納ボックスの構造の改善に関する。
〔従来の技術〕 自動二,三輪車ではシートの下方に収納ボックスを配
設する場合があり、このような車両では収納物の出し入
れを容易化するために、上記シートを開閉できるように
構成するのが一般的である。そして運転者の他に1名乗
車できるように構成された二人乗りの自動二,三輪車で
は、上記シートを大型化することとなる。しかしシート
が大型の場合、シートの開閉が重くなり、この点から取
り扱い性が悪化する懸念がある。
そこでこのシートの開閉が重いという問題を解決でき
る構造として、シートを運転者用と同乗者用とに2分割
し、それぞれを回動可能に構成するとともに、同乗者用
シートの下方に収納ボックスを配置した例がある(例え
ば実公昭51−44532号公報)。この従来例によれば、収
納物を出し入れするには、同乗者用シートのみを回動さ
せれば良いから、シートの開閉が重いということはな
く、従って上述の問題を解決できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところでシート下方に配設された収納ボックスへの収
納作業をより容易化するには、上述のシートの開閉性だ
けでなく、例えばシートを回動させた場合に、収納ボッ
クスの開口部付近をより大きく開くことが必要である。
特に上記二人乗り用シートを前,後に2分割して一方の
みを開く場合は、前,後シートの相対位置関係等の如何
によっては、相手側シートが邪魔になって収納物の出し
入れ性が悪化する懸念がある。
本発明は上記従来の状況においてなされたもので、シ
ートの開閉重量の増大を防止できるとともに、収納ボッ
クスの開口部付近を大きく開くことができ、その結果収
納作業性を向上できる自動二,三輪車を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
請求項1の発明は、シート17の下方周囲を車体カバー
20で囲むとともに、該車体カバー20内に収納ボックス23
を配設した自動二,三輪車において、上記シート17を前
部シート15と後部シート16との二分割構造とし、上記後
部シート16の下縁16fと車体カバー20との合わせライン
Mを車両後方ほど高くなる傾斜状に形成するとともに、
該後部シート16の後端をヒンジ軸18で回動自在に軸支し
て上記収納ボックス23の上面の開口(上縁)23cを開閉
するようにし、上記収納ボックス23の開口23cを、後部
シート16の略全域に広がる形状で、かつ該開口23cライ
ンが側面視で上記合わせラインMに略沿う後上がりに傾
斜する形状とし、上記前部シート15を、上面壁部と側壁
部とからなり下方に開放された概略コ字状で、かつ後面
が後方に向かって開放された形状とし、前部シート15と
後部シート16との分割ラインを後下がりに傾斜させると
ともに前部シート15の後縁15e上に後部シート16の前縁1
6fを重合させたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、上記前部シー
ト15と後部シート16との重合ラインLが平面視で円弧状
をなしており、上記収納ボックス23の側壁23aの前側部
分23a′が平面視で上記重合ラインに沿う円弧状をなし
ていることを特徴としている。
〔作用〕
本発明では、収納ボックス23の開口23cを、後部シー
ト16の略全域に広がる形状で、かつ開口23cラインが側
面視で後上がりに傾斜する形状とし、この後上がり傾斜
により高所に位置する後部シート後端部を軸支したの
で、それだけ後部シート16を開けた時の収納ボックス23
の開口面積が大きくなり、収納作業性を向上できる。
また上記前部シート15を、上面壁部と側壁部とからな
り下方に開放された概略コ字状で、かつ後面が後方に向
かって開放された形状とし、さらに分割ラインを後下が
りに傾斜させたので、この開放空間の分だけ後部シート
16を開いた時の開口面積が大きくなり、その結果収納作
業性を向上できる。
さらにまた、前部シート15と後部シート16との分割ラ
インを後下がりに傾斜させて前部シート15の後縁15e上
に後部シート16の前縁16fを重合させたので、分割部の
隙間が見えず外観が良く、また隙間を設けることなく後
部シート16の開閉をスムーズにでき、収納作業性が良
い。さらに前部シート15に座ったままで後部シート16を
開閉でき、この点からも収納作業性が良い。
また請求項2の発明では、上記前部シート15と後部シ
ート16との重合ラインを平面視で円弧状とし、上記収納
ボックス23の側壁23aの前側部分23a′を上記重合ライン
に沿う円弧状としたので、収納物の出し入れ時に前部シ
ートの後縁が邪魔になることはなく、また収納容量を増
大できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例による自動
二輪車を説明するための図である。
図において、1は本実施例が適用された自動二輪車で
ある。該自動二輪車1の車体フレーム2は、いわゆる鋼
管アンダーボーン型のものであり、左側面視大略L字状
のメインパイプ2aの縦辺の上端にヘッドパイプ2bを接続
するとともに、下辺の後端付近に左,右一対のリヤパイ
プ2c,2cの前端を接続し、該両リヤパイプ2cを略垂直上
方に屈曲させた後、略水平に後方に延長し、後端部を少
し上方に傾斜させ、かつ左,右のリヤパイプ同士を相互
に連結した構造になっている。上記両リヤパイプ2cの前
端付近はフラットな足載部3となっている。
上記ヘッドパイプ2bによって、下端で前輪4を軸支す
る前フォーク5が軸支されており、該前フォーク5の上
端には操向ハンドル5aが固定されている。また上記ヘッ
ドパイプ2bの左外側にはバッテリ3cが搭載され、該バッ
テリ3c,上記メインパイプ2a,ヘッドパイプ2b及び前フォ
ーク5の上部は、車体カバー19の前半部を構成するレッ
グシールド21によって囲まれている。
上記リヤパイプ2cの上記水平延長部によって、ユニッ
トスイング式のエンジンユニット6が上下に揺動可能に
懸架支持されている。このエンジンユニット6は、伝動
ケース7の前部に一体形成されたクランクケース8の前
部にシリンダボディ9,シリンダヘッド10を積層してな
り、シリンダヘッド10部分は水冷構造で、シリンダボデ
ィ9部分は強制空冷構造となっている。また、上記伝動
ケース7の後端で後輪11が軸支されており、該後端部と
上記リヤパイプ2cの後端付近との間には緩衝器12が配設
されている。また、上記後輪11にはリヤフェンダ25が、
該後輪11の上縁を覆うように、かつ該後輪11とともに上
下動するように装着されている。なお、13は気化器、14
はエアクリーナであり、両者は吸気ダクト14aで連結さ
れている。
また上記リヤパイプ2cの上方にはシート17が搭載され
ている。このシート17は前部シート15,後部シート16か
らなる2分割構造のもので、上記前部シート15は上記リ
ヤパイプ2cにブラケットを介してボルト締め固定されて
おり、その座面15aは略水平で、側壁15dの下縁15bの後
部は後上がりの傾斜状に形成されている。
また上記前部シート15は、上記座面15aを構成する上
面壁部と上記側壁15dを構成する側壁部とからなり、下
方に開放された横断面略コ字形状で、かつ後面が後方に
向かって開放された形状となっている。また上記後部シ
ート16は、リヤパイプ2cの後端に立設されたブラケット
2dの上端に、ヒンジピン18aで軸支されており、その座
面16aはわずかに後上がりに、下縁16bは上記前部シート
15の下縁後部に連続する後上がりの傾斜状に形成されて
いる。またこの後部シート16の前縁部は、リヤパイプ2c
上に架設された門型ブラケット2eによって左,右ダンパ
2gを介して支持され、シートロック2fで固定されてい
る。上記前部シート15の後縁15eに後部シート16の前縁1
6fが上側から重合している。この重合ラインLは側面視
で後下がりに傾斜しており、また平面視で第7図に斜線
を付して示すように円弧状をなしている。そして後述す
る収納ボックス23の側壁23aの前側部分23a′は平面視で
上記重合ラインLの円弧形状に沿う円弧形状をなしてい
る。
上記シート17の下方周囲は、上記車体カバー19の後半
部を構成するサイドカバー20で囲まれている。このサイ
ドカバー20と上記シート17との合わせラインM(第5図
に斜線で示す)は、各シート15,16の下縁15b,16bと略平
行になっており、前部シート15の後半部及び後部シート
16対応部分は後上がりの傾斜状になっている。またこの
傾斜状部分の下方には、キャリア22が後部シート16の下
縁16bに沿う後上がりに装着されている。このキャリア2
2は平面視U字状のもので、後席乗員用アシストグリッ
プ22aが後部シート16の後方に位置するように一体形成
されている。
また、上記前部シート15の進行方向に見て右側壁後端
部には、略台形状の切欠部27が形成されており、この切
欠部27内には、油受けケース30が配設されている。この
油受けケース30はゴム製の袋状のもので、その下端には
油抜き用チューブ30aが接続されており、また該ケース3
0の側壁に形成された開口30bの縁部分はシート底板15c
にリベットで固定された支持プレート30eで保持されて
いる。またこの開口30b部分にはこれを開閉する蓋板28
が配設されている。この蓋板28は外観上上記前部シート
15の側壁の一部を構成している。またこの蓋板28の前側
縁部は、上記支持プレート30eにヒンジピン28aを介して
軸支されており、後側縁部には係脱用フック28bが上下
に移動可能に装着されている。このフック28bを上昇さ
せると、該フック28bと上記支持プレート30eの掛止片30
cとの係合が外れるようになっている。
上記サイドカバー20内で、かつ上記前部シート15の下
方には、燃料タンク26が配設されており、この燃料タン
ク26は下タンク26aと上タンク26bとからなり、それぞれ
のフランジ部同士が溶接接続されている。そして上タン
ク26bの進行方向右側壁後端部には、給油パイプ26cが溶
接されている。この給油パイプ26cは上記油受けケース3
0を貫通して上記開口30b付近まで延びており、結果的に
上記油受けケース30はこの給油パイプ26c及び支持プレ
ート30eによって支持されている。
そして上記サイドカバー20内で、かつ後部シート16の
下方には、ヘルメット24を収納可能の収納ボックス23が
配設されている。この収納ボックス23の側壁23aは、平
面から見てヘルメット24より少し大径の円形で、かつ上
記リヤパイプ2cから上記後部シート16の底板16c付近ま
での高さを有する円筒状になっている。該収納ボックス
23の内面には不織布23fが貼設されており、該不織布23f
及び側壁23aの上縁(開口)23cにはモール23gが装着さ
れており、かつ上記底板16cに沿って、ひいては上記合
わせラインMに沿って後上がりの傾斜状に形成されてい
る。そしてこのモール23g上には上記底板16cに装着され
たシール部材16eが圧接しており、これにより収納ボッ
クス23の開口は後部シート16によって密閉されている。
また上記側壁23aの下端に一体形成された底壁23bは前下
がりの傾斜状になっており、かつ該底壁の略中央部には
上記リヤフェンダ25との干渉を避けるための逃げ23dが
形成されている。さらにまた底壁23bの前部23eは、上昇
位置にきたリヤフェンダ25と、上記エンジンユニット6
を構成する気化器13,吸気ダクト14aとで形成された凹状
の空間A内に位置するように下方に膨出している。これ
によりこの収納ボックス23を側面から見ると、特にその
底部形状は、ヘルメット24の下縁形状に沿っている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の自動二輪車1の収納ボックス23に、例えば
ヘルメット24を収納するには、後部シート16の前端付近
を手で持って後上方に回動させる。すると後部シート16
がその後端で高所に位置するヒンジピン18aを中心に垂
直上方に回動し、収納ボックス23の開口(上縁23c)付
近が大きく開かれるとともに、前部シート15の後縁が収
納ボックス23の上縁23cの前部を囲むように位置するこ
ととなる。この状態でヘルメット24をその顎部24aが前
側下方になるよう挿入する。すると上記顎部24aが上記
底壁23dの前部23e内に位置し、これによりヘルメット24
はシート下方の収納ボックス23内に収納される。
このように本実施例では、シート17を前部,後部シー
ト15,16の2分割構造とし、収納時には後部シート16の
みを回動させるようにしたので、シートの回動が軽くて
容易である。
また、後部シート16を後上がり傾斜状に形成し、その
後端、つまり高所を軸支するとともに、後部シート16と
サイドカバー20との合わせラインMも後上がり傾斜状に
形成したので、さらに収納ボックス23の開口ライン(上
縁23c)を上記後部シート16とサイドカバー20との合わ
せラインMに沿う傾斜状にしたので、後部シート16の回
動により、収納ボックス23の開口付近が大きく開かれ
る。また、前部シート15の後縁形状を、収納ボックス23
の平面視形状に合わせて円弧状としたので、収納物の出
し入れに前部シート15が邪魔になることもない。また前
部,後部シート15,16の重合ラインLを後下がりに傾斜
させたので、隙間が見えず外観が良く、また隙間がなく
とも後部シート16の開閉がスムーズである。さらに前部
シート15を、上面壁部と側壁部とからなり、下方に開放
された概略コ字状で、かつ後縁(後面)15eが後方に向
かって開放された形状とし、さらに分割ラインを後下が
りに傾斜させたので、この開放空間の分だけ後部シート
16を開いた時の収納ボックス23の開口面積が大きくな
る。これらの点から収納物の出し入れ作業を極めて容易
化できる。
また本実施例では、収納ボックス23の底壁23bの前部2
3eを、エンジンユニット6を構成する気化器13,吸気ダ
クト14aと、上昇位置に移動したリヤフェンダ25との間
の凹状空間A内に膨出させたので、従来利用されていな
いデッドスペースを利用してボックス容量を拡大でき
る。しかも上記膨出形状が主な収納物であるヘルメット
24の形状に合っていることから、比較的大型のヘルメッ
ト24を無理無く収納できる。
また本実施例では、前部シート15と後部シート16との
重合ラインLを平面視円弧状に形成し、収納ボックス23
の平面視形状を上記重合ラインLの円弧に沿う円形に形
成したので、後部シート16を開いた場合、収納ボックス
23の周囲部分が露出することはなく、それだけ外観を向
上できる。
さらにまた、本実施例では後部シート16の下方に収納
ボックス23を配設し、該後部シート16でシールするよう
にしたので、運転者が着座しても上記シール性に影響は
なく、シール性を確保できる。
なお上記実施例では、収納ボックス23が後部シート16
の下方のみに位置する大きさの場合を説明したが、本発
明の収納ボックスはこのような大きさに限定されるもの
ではない。
第8図は、シート17の全長に渡る大きさの収納ボック
ス41を設けた第2実施例であり、第1図と同一符合は同
一又は相当部分を示す。
本実施例の収納ボックス41は、前部シート15,後部シ
ート16の略全長に渡る長さに形成されており、かつその
側壁41aの上縁41cは、側面から見ると、前部シート15の
底壁15c,後部シート16の底壁16cに沿った後上がりに形
成されている。またその底壁41bの前後方向略中央部41d
は、気化器13とリヤフェンダ25との間の空間A内に位置
するよう下方に膨出している。なお、本実施例の場合、
燃料タンクは、例えば足載部3a付近に搭載することとな
る。
また前部シート15は、その前端部が上記収納ボックス
41の側壁41aに一体形成されたブラケット41eに連結ピン
18bを介して回動自在に軸支されている。
本実施例では、収納ボックス41から収納物を出し入れ
するには、後部シート16あるいは後部シート16と前部シ
ート15の両方を回動させ、収納ボックス41の開口の必要
部分を外方に露出させて行う。
このように本実施例では、シート17を前部,後部シー
ト15,16に2分割にするとともに、それぞれを前,後に
回動させるようにしたので、収納ボックス41をシート全
長に渡る大きな形状にしながら、必要部分のみを開ける
ことができ、大きなシートを開閉する必要がなく、収納
作業が容易である。また、2分割シートのそれぞれによ
って収納ボックス41の上縁41cをシールするようにした
ので、シール性を改善できる。ちなみに、一体の大型シ
ートでシールするように構成すると、例えば運転者のみ
乗車した場合は、シートの後部が浮き上がる傾向があ
り、シール性が悪化するが、本実施例ではこのような懸
念がない。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、収納ボックスの開口
を、後部シートの略全域に広がる形状で、かつ側面視で
後上がりに傾斜する形状とするとともに後部シートの後
端を軸支し、上記前部シートを、上面壁部と側壁部とか
らなり下方に開放された概略コ字状で、かつ後面が後方
に向かって開放された形状とし、さらに前部シートと後
部シートとの分割ラインを後下がりに傾斜させて前部シ
ートの後縁上に後部シートの前縁を重合させたので、後
部シートを開いた時の収納ボックスの開口面積が大きく
なり、収納作業性を向上でき、分割部の隙間が見えず外
観が向上し、かつ分割部に隙間を設けることなく後部シ
ートの開閉をスムーズにでき、さらに前部シートに座っ
たままで後部シートを開閉でき、収納作業性を向上でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第7図は本発明の第1実施例による自動二
輪車を説明するための図であり、第1図はそのシート,
収納ボックス部分の断面側面図、第2図は給油口部分の
側面図、第3図,第4図はその断面平面図,断面背面
図、第5図は収納ボックスのシール部分を示す断面正面
図、第6図は本実施例が適用された自動二輪車の左側面
図、第7図はその平面図、第8図は第2実施例のシー
ト,収納ボックス部分の断面図側面図である。 図において、1は自動二輪車、15は前部シート、16は後
部シート、17はシート、20はサイドカバー(車体カバ
ー)、23,41は収納ボックス、23c,41cは開口部ライン、
Lは重合ライン、Mは合わせライン、である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 9/00 B62J 1/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの下方周囲を車体カバーで囲むとと
    もに、該車体カバー内に収納ボックスを配設した自動
    二,三輪車において、上記シートを前部シートと後部シ
    ートとの二分割構造とし、上記後部シートの下縁と車体
    カバーとの合わせラインを車両後方ほど高くなる傾斜状
    に形成するとともに、該後部シートの後端をヒンジ軸で
    回動自在に軸支して上記収納ボックスの上面の開口を開
    閉するようにし、上記収納ボックスの開口を、後部シー
    トの略全域に広がる形状で、かつ該開口ラインが側面視
    で上記合わせラインに略沿う後上がりに傾斜する形状と
    し、上記前部シートを、上面壁部と側壁部とからなり下
    方に開放された概略コ字状で、かつ後面が後方に向かっ
    て開放された形状とし、前部シートと後部シートとの分
    割ラインを後下がりに傾斜させるとともに前部シートの
    後縁上に後部シートの前縁を重合させたことを特徴とす
    る自動二,三輪車。
  2. 【請求項2】上記前部シートと後部シートとの重合ライ
    ンが平面視で円弧状をなしており、上記収納ボックスの
    側壁の前側部分が平面視で上記重合ラインに沿う円弧状
    をなしていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の自動二,三輪車。
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