JP2870450B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2870450B2
JP2870450B2 JP7124881A JP12488195A JP2870450B2 JP 2870450 B2 JP2870450 B2 JP 2870450B2 JP 7124881 A JP7124881 A JP 7124881A JP 12488195 A JP12488195 A JP 12488195A JP 2870450 B2 JP2870450 B2 JP 2870450B2
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隆行 永井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に保護回路用素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の保護オフバッファ素子の一
例を示す半導体チップの断面図である。
【0003】高圧系(電源電圧10V〜)では図2に示
すように、p型シリコン基板1の表面に設けて素子形成
領域を区画するフィールド酸化膜2およびフィールド酸
化膜2の下部に設けたp型のガードリング層3と、素子
形成領域の表面に形成したゲート酸化膜4と、ゲート酸
化膜4の上に選択的に形成したゲート電極11と、この
ゲート電極11とフィールド酸化膜2をマスクとして素
子形成領域に不純物をイオン注入して形成した深いn-
型拡散層およびこのn- 型拡散層内に設けた浅いn
+ 型拡散層との2重拡散層構造からなるソース・ドレ
イン領域と、ゲート電極11を含む表面に設けた層間絶
縁膜8と、層間絶縁膜8に設けたコンタクトホールのn
+ 型拡散層6に接続して形成したドレイン電極12およ
びソース電極13とを有して構成される。
【0004】この構成は、ロジック回路用の高圧系MO
Sトランジスタと同じであり、図3の等価回路に示すよ
うに、ゲート電極を基板電位と同電位にすることでオフ
バッファとして用いられる。
【0005】このオフバッファを保護素子として使用す
る場合、その動作を順に示すと次のようになる。
【0006】(1)ドレイン電極に高電圧パルスが印加
される。
【0007】(2)ドレイン拡散層のジャンクションダ
イオードDがブレイクダウンを起こす。
【0008】(3)発生した電子・ホール対のホールが
ゲート電極下の電位を引き上げる。
【0009】(4)寄生npn型バイポーラトランジス
タBがオンすることでブレイクダウン後のオン抵抗を低
下することができる。
【0010】この場合、電流はドレイン抵抗RD 、ソー
ス抵抗RS を介して流れるため、ドレイン抵抗RD 、ソ
ース抵抗RS が発熱する現象が起きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体集積
回路装置では、保護回路用素子の構造が内部ロジック回
路と同じであるため、その耐圧も同じであった。また、
ソース・ドレイン領域のn- 型拡散層の濃度が低く、ド
レイン抵抗およびソースが高い場合に寄生npn型バイ
ポーラトランジスタがオンすることで、過電流が流れ、
ドレイン領域およびソース領域の発熱により、ジャンク
ション破壊に至るという問題があった。
【0012】これらのことから、オフバッファを保護素
子として使用する場合には、その占有面積を大きくして
電流を分散させる必要があった。
【0013】本発明の目的は、内部回路素子よりも耐圧
の低い保護素子を有する半導体集積回路を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、一導電型半導体基板の一主面に形成して隣接す
る第1および第2の素子形成領域のそれぞれを素子分離
するフィールド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜の下部
に設けた一導電型のガードリング層と、前記第1の素子
形成領域の前記半導体基板の表面に形成した逆導電型の
深い低不純物濃度拡散層および前記低不純物濃度拡散層
の上部に形成し且つ前記ガードリング層と隣接する逆導
電型の浅い高不純物濃度拡散層からなる2重拡散層構造
と、前記第2の素子形成領域の前記半導体基板の表面に
形成した一導電型の高不純物濃度拡散層と、前記2つの
高不純物濃度拡散層にそれぞれ接続するカソードおよび
アノード電極とを有し、前記逆導電型の浅い高不純物濃
度拡散層が前記一導電型のガードリング層と隣接するこ
とにより空乏層ののびを制限して内部回路素子よりも
圧の低い保護ダイオードを構成する。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す半導体チッ
プの断面図である。
【0017】図1に示すように、まず、不純物濃度が1
×1014〜1×1016cm-3のp型シリコン基板1の表
面を局所酸化して形成したフィールド酸化膜2の下部
に、不純物濃度が1×1016〜1×1019cm-3で深さ
0.2〜1μmのp型ガードリング層3を形成し、フィ
ールド酸化膜2により区画され且つ隣接する第1および
第2の素子形成領域の表面に膜厚40〜100nmのゲ
ート酸化膜4を形成する。第1の素子形成領域に不純物
濃度が1×1016〜1×1019cm-3で深さ0.3〜2
μmのn- 型拡散層5を形成し、このn- 型拡散層5に
重ねて、不純物濃度が1×1019〜1×1022cm-3
深さ0.1〜0.5μmのn+ 型拡散層6を形成した二
重拡散層を形成する。
【0018】次に、第2の素子形成領域に不純物濃度が
1×1019〜1×1022cm-3で深さ0.2〜1μmの
+ 型拡散層7を形成する。次に、全面に層間絶縁膜8
を堆積して選択的にエッチングし、n+ 型拡散層6およ
びp+ 型拡散層7の上にコンタクトホールを形成し、こ
のコンタクトホールを含む表面に金属膜を堆積してパタ
ーニングし、コンタクトホールのn+ 型拡散層6に接続
するカソード電極9とp+ 型拡散層7に接続するアノー
ド電極10とのそれぞれを形成する。
【0019】ここで、図示されてはいないが、カソード
電極9は外部端子に接続されるとともに、保護されるべ
きトランジスタのゲート電極(保護素子が入力回路保護
に用いられるとき)、あるいは保護されるべきトランジ
スタのドレイン(保護素子が出力回路保護に用いられる
とき)等に接続される。
【0020】このように構成された半導体集積回路装置
では、n+ 型拡散層6がp型ガードリング層3と隣接し
ているため、空乏層ののびが制限され、リーチスルー耐
圧が内部トランジスタより低い。よって、特に専用工程
の追加を行うことなく、内部トランジスタより耐圧の低
い保護ダイオードを形成することができる。またn-
拡散層5を通らずに電流が流れるので、熱の発生も抑え
られ、ジャンクション破壊は防止される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一導電型
半導体基板の表面にフィールド酸化膜で区画された第1
の素子形成領域に形成した低濃度の逆導電型拡散層およ
びその上部に設け且つフィールド酸化膜の下部に設けた
一導電型ガードリング層と隣接された高濃度の逆導電型
拡散層により、高電圧パルスがカソード電極に印加され
た場合の空乏層の広がり方を内部トランジスタの高濃度
の逆導電型拡散層と一導電型ガードリング層が離れてい
る場合に比べて小さくし、リーチスルー耐圧を内部トラ
ンジスタより低くした保護素子を実現できる。実際には
- 型拡散層の不純物濃度が1×1016〜1×1019
-3、深さ0.3〜2μmで、p型ガードリングの不純
物濃度が1×1016〜1×1019cm-3、深さ0.2〜
1μmの場合、内部トランジスタの耐圧が20〜80V
であるのに対して本発明の保護ダイオードの耐圧は2〜
30Vとなる。
【0022】また、これらの拡散層は、すべてセルフア
ラインで形成できるため、特別の工程を追加することな
く、内部トランジスタと同じ工程で形成できる利点があ
る。
【0023】また、従来例のMOS型保護素子で必要で
あったゲート電極が省略でき、より小さい占有面積にて
保護素子を形成することができる。しかも、耐圧が内部
トランジスタより低いことから、過大電流が内部トラン
ジスタへ流れることはない。よって、従来例のように大
面積で過大電流を分散させる必要がなくなり、より小さ
い占有面積にて保護素子を形成できる。
【0024】さらに、過大電流は高濃度n型拡散層から
p型ガードリング層に流れるため、低濃度n型拡散層を
通らない。よって熱の発生も抑えられ、ジャンクション
破壊が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半導体チップの断面
図。
【図2】従来の半導体集積回路装置の一例を示す半導体
チップの断面図。
【図3】図2の等価回路を示す図。
【符号の説明】
1 p型シリコン基板1 2 フィールド酸化膜 3 ガードリング層 4 ゲート酸化膜 5 n- 型拡散層 6 n+ 型拡散層 7 p+ 型拡散層 8 層間絶縁膜 9 カソード電極 10 アノード電極 11 ゲート電極 12 ドレイン電極 13 ソース電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型半導体基板の一主面に形成して
    隣接する第1および第2の素子形成領域のそれぞれを素
    子分離するフィールド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜
    の下部に設けた一導電型のガードリング層と、前記第1
    の素子形成領域の前記半導体基板の表面に形成した逆導
    電型の深い低不純物濃度拡散層および前記低不純物濃度
    拡散層の上部に形成し且つ前記ガードリング層と隣接す
    る逆導電型の浅い高不純物濃度拡散層からなる2重拡散
    層構造と、前記第2の素子形成領域の前記半導体基板の
    表面に形成した一導電型の高不純物濃度拡散層と、前記
    2つの高不純物濃度拡散層にそれぞれ接続するカソード
    およびアノード電極とを有し、前記逆導電型の浅い高不
    純物濃度拡散層が前記一導電型のガードリング層と隣接
    することにより空乏層ののびを制限して内部回路素子よ
    りも耐圧の低い保護ダイオードを構成することを特徴と
    する半導体集積回路装置。
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