JP2839297B2 - 釣用リールの自動シャクリ制御装置 - Google Patents

釣用リールの自動シャクリ制御装置

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JP2839297B2 JP25841289A JP25841289A JP2839297B2 JP 2839297 B2 JP2839297 B2 JP 2839297B2 JP 25841289 A JP25841289 A JP 25841289A JP 25841289 A JP25841289 A JP 25841289A JP 2839297 B2 JP2839297 B2 JP 2839297B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スプールを回転駆動する駆動手段と、シャ
クリ釣のために前記駆動手段を作動させる作動パターン
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された作動
パターンに従って前記駆動手段を作動させる制御手段と
が備えられた釣用リールの自動シャクリ制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば、竿をあおりながら、変化をつけてイカヅノを
シャクリ続けるイカ釣では、底からどのくらいまでの棚
をどのくらいの間隔でシャクリかに長い経験と勘が要求
され、その竿操作も長期になると疲労してくる。
そこで今日では、駆動手段として電動モータを、記憶
手段としてメモリーを、制御手段としてマイクロコンピ
ュータを備え、イカヅノを自動的にシャクリ続ける自動
シャクリ制御装置なるものが実用化されるに至ってい
る。
このような自動シャクリ制御装置では、電動モータの
複数の作動パターンをメモリーに予め記憶しておき、始
動ボタンが押されると、マイクロコンピュータが予め選
定された作動パターンに従って電動モータを作動させ、
スプールの回転を制御するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した釣用リールの自動シャクリ制御装置にあって
は、記憶手段に記憶されている作動パターンは複数通り
であっても、釣り糸の巻き上げ量と繰出し量とに基づい
ているだけであり、種々のイカや魚に必ずしも適切に対
応できない難点があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、イカや魚に適切に対応できる釣用リ
ールの自動シャクリ制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明では次のような
点を特徴構成としている。
前記駆動手段の作動速度情報が設定された作動パター
ンを備え、前記記憶手段に複数の作動パターンが記憶さ
れ、前記制御手段は、複数の作動パターンのうちの選択
された作動パターンに従って前記駆動手段を作動させる
ように構成されている点を第1の特徴構成にしている。
前記作動パターンは、前記駆動手段の作動時間と、前
記駆動手段の停止時間とに基づいて設定されている点を
第2の特徴構成にしている。
前記作動パターンは、前記釣糸の繰出し量又は巻上げ
量と、前記駆動手段の停止時間とに基づいて設定されて
いる点を第3の特徴構成にしている。
前記記憶手段に対して作動パターンを入力させる入力
手段が備えられている点を第4の特徴構成にしている。
前記入力手段は、手動操作によって前記駆動手段を作
動させた際の作動情報を、前記記憶手段に入力するよう
に構成されている点を第5の特徴構成にしている。
〔作 用〕
第1の特徴構成によると、駆動手段を作動させる複数
の作動パターンが記憶手段に記憶され、その中から所望
の作動パターンが選択される。前記駆動手段の作動速度
情報が設定された作動パターンを備えているので、作動
速度も含めた状態で作動パターンを選択できる。制御手
段は、その選択された作動パターンに従って作動速度情
報に基づく作動速度で駆動手段を作動させて、釣糸がシ
ャクられるようにする。この場合、駆動手段がスープル
を回転駆動させる方向は、繰出し側でも巻上げ側でもよ
い。
第2の特徴構成は、第1の特徴構成における作動パタ
ーンを特定しており、この作動パターンは、駆動装置の
作動時間と停止時間を設定し、それらを組み合わせた時
系列パターンとなる。制御装置は、この作動パターンに
よって、駆動装置を設定時間だけ作動させたら設定時間
だけ停止させる制御を繰り返して行うようになる。
第3の特徴構成は、第1の特徴構成における作動パタ
ーンを特定している。制御装置は、この作動パターンに
よって、駆動手段を作動させて釣糸の繰出し量又は巻上
げ量が設定量に達したら、駆動手段を設定時間だけ停止
させるという制御を繰り返して行うようになる。
第4の特徴構成によると、第1乃至第3の特徴構成に
おいて、作動パターンを入力手段を用いて記憶手段へ入
力することが可能になる。つまり、駆動装置の作動時
間、作動停止時間、作動速度、釣糸の繰出し量、巻上げ
量を適当に組み合わせて所望の作動パターンを作成し、
その作動パターンを記憶手段に入力して記憶させてお
く。その作動パターンが選択された場合、制御手段は、
その作動パターンに従って駆動装置を作動させるように
なる。
第5の特徴構成によると、手動操作によって駆動手段
を作動させ、その際の作動情報が記憶手段に入力される
ようになる。つまり、手動操作によって駆動装置を実際
に作動させ、釣糸がシャクられるようにすると、その際
の作動パターン、即ち駆動装置の作動時間、作動停止時
間、作動速度、釣糸の繰出し量、巻上げ量などが記憶手
段に記憶されるのである。以後、この作動パターンが選
択されれば、制御装置は、手動操作で行ったときと同じ
ように駆動手段を作動させるようになる。
〔発明の効果〕
第1の特徴構成によって、複数の作動パターンを予め
記憶しておくことで、複数の作動パターンの中から作動
速度情報を含むもので特定のイカや魚に適合したシャク
リとなる作動パターンを選択できるようになる。したが
って、作動パターンとして、イカツノ(疑似餌)、餌、
仕掛けの遊泳速度を、魚の種類や食い状態に応じて設定
できるパターンや作動速度と他の要素との調和を採った
パターンを準備することができ、作動パターンをより有
用なものにできる。
第2、第3の特徴構成では、作動パターンが、時間的
要素又は距離的要素を基礎としてこれらに速度的要素等
を加えて設定されることを示している。これらの要素を
有効に組み合わせることで、どのようなイカや魚にも適
合したシャクリとなるように作動パターンを設定できる
ようになる。
第4の特徴構成により、作動パターンを自由に設定
し、その作動パターンを制御装置の選択の対象にするこ
とができるようになる。シャクリに慣れた者は特定のイ
カや魚に適合したシャクリを経験的に身に付けている。
予め記憶されている作動パターンが不調な場合には、経
験的に身に付けたシャクリとなるように作動パターンを
記憶させておくことができるのである。
第5の特徴構成により、駆動装置を手動操作で実際に
作動させたときの作動パターンが記憶手段に入力される
ので、煩わしい入力操作が簡略化される。しかも、手動
操作で駆動装置の作動時間、作動停止時間、作動速度、
繰出し量、巻上げ量を変化させて様々なシャクリを試み
て、最もよく釣れたときの作動パターンをそのまま記憶
手段に入力することができるようになる。
〔実施例〕
先ず、第16図と第17図に基づいて釣用リールの駆動構
造を説明する。
(1)は釣糸を巻くためのスプールであり、リール本
体(2)の左右両側に固着されたリール側枠(3L),
(3R)にベアリングを介して回転自在に支持されてい
る。スプール(1)内には、直流モータ(M)が保持部
材(4)に保持され、この直流モータ(M)からは、ス
プール(1)の回転軸芯と同心上に出力軸(Ma)が突出
している。出力軸(Ma)には、第1太陽ギヤ(5)が固
着され、更に3個の第1遊星ギヤ(6)を備えた第1ブ
ラケット(7)が回転自在に外嵌されている。第1遊星
ギヤ(6)はスプール(1)の内側に形成された内歯ギ
ヤ(8)に咬合され、そして、第1太陽ギヤ(5)、第
1遊星ギヤ(6)、及び内歯ギヤ(8)から第1減速機
構(9)が構成されている。尚、前記出力軸(Ma)と保
持部材(4)との間に、一方向回転クラッチ機構(D)
が介装されている。
また、第1図に示されているように、直流モータ
(M)にはモータ駆動回路(10)が接続され、このモー
タ駆動回路(10)には後述する制御装置(100)が接続
されている。更に第19図に示すように、リール本体
(2)の右側部には直流モータ(M)の回転速度を高・
中・低の3速に選択的に切り換える変速用スライドスイ
ッチ(11)が設けられている。尚、直流モータ(M)と
モータ駆動回路(10)によって特許請求の範囲中の駆動
手段が構成されている。
前記第1ブラケット(7)のボス部には第2太陽ギヤ
(12)が形成されている。スプール(1)の側端面にリ
ングギヤ(13)が一体回転すべく固着され、このリング
ギヤ(13)の内側に、3個の第2遊星ギヤ(14)を備え
た第2ブラケット(15)のボス部が回転自在に内嵌され
ている。第2遊星ギヤ(14)は、第2太陽ギヤ(12)と
内歯ギヤ(8)に咬合され、そして、第2太陽ギヤ(1
2)、第2遊星ギヤ(14)、及び内歯ギヤ(8)から第
2減速機構(16)が構成されている。
また、前記リール側枠(3R)に固定軸(17)が突設さ
れ、この固定軸(17)にハンドル軸(18)が相対回転自
在に外嵌されている。ハンドル軸(18)の中間部にはド
ラグ装置(19)が装着され、先端部にはハンドル(20)
が固着されている。ドラグ装置(19)の外周部には駆動
ギヤ(21)が形成され、この駆動ギヤ(21)はピニオン
ギヤ(22)に咬合されている。ピニオンギヤ(22)は、
ピニオン軸(23)に回転自在に且つ軸芯方向に沿って摺
動自在に外嵌されており、このピニオンギヤ(22)の先
端は第2ブラケット(15)にクラッチ(C)を用いて一
体回転すべく連結されている。
かかる構成によって、モータ駆動回路(10)に作動指
令が与えられると、直流モータ(M)が駆動されて、ス
プール(1)が巻上げ方向(第17図では左回りの方向)
へ回転駆動されるように、そして巻上げ速度は変速用ス
ライドスイッチ(11)の操作によって3段階に切り換え
られるようになっている。
又、ハンドル(20)を巻上げ方向(第17図では右回り
の方向)へ回転操作すると、スプール(1)が巻上げ方
向(第17図では左回りの方向)へ回転駆動されるように
なっている。
前記ハンドル軸(18)の基端部に爪車(24)が形成さ
れ、爪車(24)の近傍に、揺動式の爪部材(25)がスプ
リング(図示せず)によって爪車(24)に係合付勢され
た状態で設けられている。つまり、スプール(1)やハ
ンドル(20)が繰出し方向(第17図ではハンドル(20)
については左回りの方向)に回転するのを阻止するため
の逆転防止機構が構成されている。尚、図中(26)は、
爪部材(25)を係合解除側に操作する操作部材である。
前記ピニオンギヤ(22)には、一対のスプリング(27
a)を両端部に備えた押圧板(27)が係合され、スプリ
ング(27a)の弾発力に板う押圧板(27)の内方側への
押圧によって、ピニオンギヤ(22)と第2ブラケット
(15)との連結状態が保持されている。また、押圧板
(27)の押圧面側に接するU字形のカム板(28)が設け
られ、このカム板(28)をスライド操作する揺動式の操
作部材(29)が設けられている。操作部材(29)はリー
ル枠体(3R)の外側に設けられたクラッチレバー(30)
と一体連結されており、いずれかの揺動端に保持される
ようにスプリング(31)の一端に係止されている。
かかる構成によって、クラッチレバー(30)を操作し
て操作部材(29)を右回りに揺動させると、ピニオンギ
ヤ(22)と第2ブラケット(15)との連結が維持され、
逆に操作部材(29)を左回りへ揺動させると、カム板
(28)の凸部(28a)によって押圧板(27)が外方へ押
し戻され、ピニオンギヤ(22)と第2ブラケット(15)
との連結が解除される。つまり、釣糸の繰出し時にスプ
ール(1)の回転をハンドル操作から切り離し、スプー
ル(1)の回転を自由にするためのクラッチ(C)が構
成されている。尚、詳述はしないが、このクラッチ
(C)は、OFFであってもハンドル操作に伴って自動的
にONに切り換わるように構成されている。
前記リール側枠(3L),(3R)の前部には、スプール
(1)の回転に同期して釣糸をスプールの回転軸芯方向
に沿って往復移動させ、スプール(1)に釣糸が均等に
巻き取られるようにするためのレベルワインダ機構(3
2)が、スプール(1)の前方に位置した状態で設けら
れている。このレベルワインダ機構(32)へは、リング
ギヤ(13)から、2段ギヤ(33)と2枚の伝動ギヤ(34
a),(34b)を介してスプール(1)の回転力が駆動力
として伝達されてくる。
次に、第18図〜第20図に基づいて釣用リールから繰り
出された釣糸の繰出し量を測定するための構造を説明す
る。
前記リール本体(2)の上部にカウンターケース(3
5)が設けられ、このカウンターケース(35)の左上面
部分には測定ユニット(36)が着脱自在に取り付けられ
ている。測定ユニット(36)にはカウンターアーム(3
7)が揺動自在に設けられ、カウンターアーム(37)の
先端内部にはローラ(38)が一部を露出状態で軸支され
ている。更にカウンタアーム(37)内には、ローラ(3
8)の回転をカウンターアーム(37)の揺動軸(39)の
両端に軸支された一対のギヤ(43a),(43b)に伝達す
るための3個のギヤ(40)〜(42)が軸支されている。
また、測定ユニット(36)内には、外周部にマグネット
(Mg1)が埋め込まれた回転体(44)と、前記ギヤ(43
a),(43b)の回転を回転体(44)に伝達するための2
個のギヤ(45),(46)が軸支されている。
前記カウンターアーム(37)は、スプール(1)の中
心側へ揺動付勢されており、その付勢力によってローラ
(38)の露出部分がスプール(1)に巻かれた釣糸の最
外周面に常時押圧されている。そしてカウンターケース
(35)に装着した状態でスプール(1)を回転させる
と、それに伴ってローラ(38)も回転し、その回転が4
個のギヤ(40)〜(43)、及び2個のギヤ(45),(4
6)を介して回転体(44)へ伝達されるようになってい
る。
前記カウンターケース(35)内における、回転体(4
4)の真下の位置には、ホール素子を備えたセンサ1(S
1)とセンサ2(S2)が設けられ、これらのセンサ1(S
1)、センサ2(S2)はカウンターケース(35)内の制
御装置(100)に接続されている。そして回転体(44)
が回転すると、マグネット(Mg1)の接近に伴ってセン
サ1(S1)、センサ2(S2)からパルスが出力され、こ
のパルスの個数が制御装置(100)でカウントされ、繰
出し量又は巻上げ量として演算されるようになってい
る。また、センサ1(S1)、センサ2(S2)のいずれの
パルスが先に出力されたかによってスプール(1)の回
転方向が検出される。因みに、回転体(44)の10回転は
繰出し又は巻上げの1mに相当している。
また、前記カウンターケース(35)内における、スプ
ール左側面の真横の位置には、ホール素子を備えたセン
サ3(S3)とセンサ4(S4)が設けられ、これらのセン
サ3(S3)、センサ4(S4)は制御装置(100)に接続
されている。一方、スプール(1)の左側面には90度間
隔で4個のマグネット(Mg2)が埋め込まれている。そ
してスプール(1)が回転すると、4個のマグネット
(Mg2)の接近に伴ってセンサ3(S3)、センサ4
(S4)からパルスが出力され、このパルスの周期が制御
装置(100)でカウントされ、巻上げ速度として演算さ
れるようになっている。
第19図に示されているように、前記カウンターケース
(35)の上面には液晶表示パネル(47)が設けられてい
る。この液晶表示パネル(47)の下欄には、制御装置
(100)の演算結果が現在の釣糸の繰出し量(N)とし
て、上欄の部分には前回の棚の水深(L)が表示され
る。但し、繰出し量(N)の表示に際しては、100m未満
ではを0.5INT(2N)の式に代入して0.5mの単位の3桁の
数値に変換して表示され、100m以上ではINT(N)の式
に代入して1m単位の3桁の数値に変換して表示される。
液晶表示パネル(47)の左側には、セットボタン(48)
とリセットボタン(49)とシャクリパターンを記憶させ
るパターン記憶スイッチ(50)が設けられ、後側には、
モータ駆動回路(10)を作動・作動停止させる巻上げ用
のメインスイッチ(SW)、シャクリパターンを選択する
ためのAボタン(51)とBボタン(52)とCボタン(5
3)などが設けられている。
この他に、リール本体(2)の左側にコネクタ(54)
が設けられ、このコネクタ(54)に接続される電源コー
ド(55)を介してモータ駆動回路(10)、制御装置(10
0)、アラーム(56)などへ外部のバッテリから給電さ
れるようになっている。コネクタ(54)の上方には、正
常に給電されていることを示すパイロットランプ(PL)
が設けられている。
ここで、この釣用リールに備えられている自動シャク
リ制御装置について説明しておく。
自動シャクリ制御装置は、イカ、イサギ、マダイ等を
釣る際に、仕掛けを自動的にシャクルためのものであ
り、釣るイカや魚の種類に応じて幾通りかのシャクリパ
ターンを選択できるようになっている。つまり、制御装
置(100)に接続された記憶手段としての記憶部(57)
(第1図参照)に、第10図に示されているように、モー
タ駆動回路(10)の作動時間と作動停止時間の2つの要
素を組み合わせて作成された2つの作動パターン(Aパ
ターン、Bパターン)が時系列データとして予め記憶さ
れており、電動による巻き取り中にAボタン(51)又は
Bボタン(52)を押せばどちらかの作動パターンが選択
され、その作動パターンに従ってモータ駆動回路(10)
に指令が与えられて、所定のパターンで仕掛けがシャク
られるのである。また、第10図に示されたモータ駆動回
路(10)の作動時間と作動速度と作動停止時間の3つの
要素を組み合わせて作成された作動パターン(Cパター
ン)を時系列データとして記憶させておき、電動による
巻き取り中にCボタン(53)を押せばその作動パターン
が選択され、その作動パターンに従ってモータ駆動回路
(10)に指令が与えられ、所望のパターンで仕掛けがシ
ャクられるのである。因みに、Aボタン(51)又はBボ
タン(52)を押したときの巻上げ速度は、変速レバー
(11)で3段階に任意に変更できるが、Cボタン(53)
を押したときの巻上げ速度は変更できないようになって
いる。
Aボタン(51)又はBボタン(52)を押して選択され
る作動パターンは工場出荷段階で既に記憶されている
が、Cボタン(53)を押して選択される作動パターンに
釣人自身のボタン操作によって入力される。具体的に
は、パターン記憶スイッチ(50)を押して入力モードに
する。そして、メインスイッチ(SW)を所定時間押し続
けた後、所定時間離し続けるという操作を何度か繰り返
す。最後にパターン記憶スイッチ(50)を再び押して入
力モードを解除する。入力モードの間、メインスイッチ
(SW)を押し続けている時間がモータ駆動回路(10)の
作動時間として、離し続けている時間がモータ駆動回路
(10)の作動停止時間として、更に、メインスイッチ
(SW)を押し続けている間の変速用スライドスイッチ
(11)の変速位置が直流モータ(M)の作動速度として
入力され記憶されるのである。本実施例中ではメインス
イッチ(SW)、変速用スライドスイッチ(11)、パター
ン記憶スイッチ(50)、によって特許請求の範囲中の入
力手段が構成されている。
次に、第11図〜第15図に基づいて釣用リールの使用方
法について説明する。図面の最上段には操作が、中段に
はその時の表示内容が、下段には水深が概略的に示され
ている。
〔通常のオート釣法の場合〕
第11図に示されているように、クラッチOFFで仕掛け
を投入する。棚付近の達したらハンドル(20)を回して
クラッチをONにする。3秒以上そのままの水深(例えば
50m)を保つと、その水深(50m)が棚としてオートセッ
トされる。ここでアタリがあると、メインスイッチ(S
W)を押すか、ハンドル操作で巻上げを行う。水深が7m
に達すると船べりアラームが鳴り、更に電動の場合に
は、5mに達すると巻上げが自動停止する。モータ駆動回
路(10)は、水深表示が5.0mを表示するまではメインス
イッチ(SW)を1回押せば手を離しても作動し続けるト
グル動作を行い、4.5m以内では押している間だけ作動し
続けるモーメンタリ動作を行う。
水深表示が4.5m以内の時にメインスイッチ(SW)の操
作が3秒以上ないと表示は自動的に0.0になり、オート
セットした棚の水深(50m)が前回を棚の水深として表
示される。続いて、クラッチをOFFで仕掛けを再投入す
るとする。前回の棚より5m手前で棚アラームが鳴る。但
し前回の棚が12m以内の場合は棚アラームは鳴らない。
そして仕掛けが前回の棚の水深に達したらハンドル(2
0)を回してクラッチをONにする。
〔オート釣法で棚の変更がある場合〕
第12図に示されているように、前回の棚の水深を維持
してきたが、途中で仕掛けを巻き上げるか繰り出すこと
で水深を変更し、更にその水深を6秒以上維持する。そ
の後にアタリがあると、巻上げ後のオートリセットが働
いた時点で前回の棚が新しい水深(例えば40mや60m)と
して更新される。
〔オート釣法で入れ食いがある場合〕
第13図に示されているように、棚を探るためにクラッ
チOFFで初めて仕掛けを投入する。すぐにアタリがあっ
てハンドル回してクラッチをONにするとともにメインス
イッチ(SW)を押すと、とりこみ中にオートリセットが
働き、最深の水深が前回の棚として表示される。
〔オート釣法で手動セットの場合〕
第14図に示されているように、クラッチOFFで仕掛け
を投入するが、アタリがないので下層の棚を探ったり食
い上げを繰り返す。その後にアタリがあってセットボタ
ン(48)を押すと、現在表示されている水深が前回の棚
として記憶され、表示内容も変更される。
〔自動シャクリ釣法の場合〕
第15図に示されているように、クラッチOFFで仕掛け
を投入する。前回の棚の水深(例えば50m)がセットさ
れている場合、前回の棚より5m手前で棚アラームが鳴
る。仕掛けが前回の棚の水深(50m)に達したらハンド
ル(20)を回してクラッチをONにする。そしてメインス
イッチ(SW)をONにし、更に、Aボタン(51)(Bボタ
ン(52)、Cボタン(53)であってもよい)を押すと自
動シャクリモードとなり、それぞれの作動パターンに応
じてシャクリが行われる。Aボタン(51)を再び押すと
自動シャクリモードが解除され、通常の巻き上げに戻
る。水深が7mに達すると船べりアラームが鳴り、更に電
動の場合には、5mに達すると巻上げが自動停止する。以
降の操作はオート釣法の場合と同じである。
次に、前記制御装置(100)の動作を第2図〜第9図
のフローチャートに基づいて詳細に説明する。尚、図中
のステップ番号には#記号を付けておく。
ところで、前記制御装置(100)には、第1図に示す
ように、3つの補助メモリー(M1)〜(M3)が備えら
れ、その中の第1補助メモリー(M1)にはセットボタン
(48)が押されたときの繰出し量が、第2補助メモリー
(M2)には前回の棚の水深が、第3補助メモリー(M3
には最深の棚の水深が記憶されるようになっている。
第2図に示されているのはメインフローである。給電
が始まって電源がONされると、制御装置(100)の補助
メモリー(M1)〜(M3)に記憶されている内容に基づい
て現在の繰出し量(N)と前回の棚(L)とを表示した
後、オートリセット/セット処理、リセット処理、セッ
ト処理、データ入力処理、モータ駆動処理を順番に実行
する(ステップ1〜6)。
第3図に示されるオートリセット/セット処理は、巻
上げが終了状態にあるか否かを判別し、終了状態と判別
された場合には、液晶表示パネル(47)の前回の棚の欄
に何を表示するかを優先的に決めるためのものである。
繰出し量が5m以内であり、しかも3秒以内にスプール
(1)の回転入力が無いと判別されれば、巻上げが終了
したものとして現在の繰出し量(N)を0にした後、第
1補助メモリー(M1)にセット入力があるか否かを判別
し、セット入力がある場合にはリターンし、無い場合に
は第2補助メモリー(M2)に前回の棚の水深が記憶され
ているか否かを判別する(ステップ201〜205)。第2補
助メモリー(M2)に記憶されている場合には第2補助メ
モリー(M2)の最新値を前回の棚(L)に代入して液晶
表示パネル(47)へ表示し、記憶されていない場合には
第3補助メモリー(M3)に記憶されている最深値を前回
の棚(L)に代入して液晶表示パネル(47)へ表示する
(ステップ206〜209)。その後、第2・第3補助メモリ
ー(M2),(M3)をクリヤしてリターンする(ステップ
210)。また、繰出し量(N)が5m以上であったり、5m
未満であっても3秒以内にスプレー(1)の回転入力が
あると判別されれば、巻上げが終了していないものとし
てリターンする(ステップ201〜202)。
第4図に示されるリセット処理では、リセットボタン
(49)が押されたか否かを判別し、押されている場合に
は補助メモリー(M1)〜(M3)と繰出し量(N)を0に
し、液晶表示パネル(47)への表示を行った後にリター
ンするが、押されていない場合にはそのままリターンす
る(ステップ301〜304)。
第5図に示されるセット処理では、セットボタン(4
8)が押されているか否かを判別し、押されている場合
には現在の繰出し量(N)を第1補助メモリー(M1)に
記憶するとともに前回の棚(L)に代入し、液晶表示パ
ネル(47)への表示を行った後にリターンするが、押さ
れていない場合にはそのままリターンする(ステップ40
1〜404)。
第6図に示されるデータ入力処理は、Cボタン(53)
で選択される作動パターンを入力して記憶部(57)にデ
ータとして記憶させるためのものである。パターン記憶
スイッチ(50)が押されたか否かを判別し、押された場
合には液晶表示パネル(47)に入力モードであることを
表示した後(例えば全ての表示を8にする)、入力デー
タをプールしていく(ステップ501〜503)。入力データ
のプールは、パターン記憶スイッチ(50)が再び押され
て入力モードが解除されるまで行われる(ステップ50
4)。入力モードが解除されると、記憶部(57)の入力
データを入れ換えるとともに、アラーム(56)によって
完了音を鳴らす(ステップ505,506)。そして液晶表示
パネル(47)を繰出し量の表示に戻してリターンする
(ステップ507)。最初からパターン記憶スイッチ(5
0)が押されていない場合にはそのままリターンする
(ステップ501)。
第7図に示されるモータ駆動処理は、モータ駆動回路
(10)に作動・停止指令を与える場合の諸条件を決定す
るためのものである。現在の繰出し量(N)が、0〜5m
以内であるか否かを判別し、0〜5m以内である場合には
OFFモードに切り換えた後、メインスイッチ(SW)が押
されているか否かを判別する(ステップ601〜603)。メ
インスイッチ(SW)が押されている場合にはモータ速度
処理を実行してリターンし、押されていない場合にはモ
ータ駆動回路(10)に作動停止指令を与えてリターンす
る(ステップ604,605)。
現在の繰出し量(N)が5mを越える場合には、メイン
スイッチ(SW)が押されているか否かを判別した後、ON
モードであるか否かを判別する(ステップ601,606,60
7)。メインスイッチ(SW)が押され且つONモードであ
る場合にはOFFモードに切り換えた後、モータ駆動回路
(10)に停止指令を与えてリターンするが、メインスイ
ッチ(SW)が押され且つOFFモードである場合にはONモ
ードに切り換えた後、現在の繰出し量(N)が5.5mであ
るか否かを判別する(ステップ606〜611)。メインスイ
ッチ(SW)が押されず且つONモードである場合には現在
の繰出し量(N)が5.5mであるか否かを判別するが、メ
インスイッチ(SW)が押されず且つOFFモードである場
合にはリターンする(ステップ606,612,611)。
現在の繰出し量(N)が5.5mである場合にはOFFモー
ドに切り換えた後、モータ駆動回路(10)に停止指令を
与えてリターンするが(ステップ611,608,609)、5.5m
でない場合には自動巻上げ指令があるか否かを判別する
(ステップ611,613)。自動巻上げ指令は、Aボタン(5
1)、Bボタン(52)、Cボタン(53)のいずれかが押
されることで発せられ、もう一度押されることで解除さ
れる。自動巻上げ指令がある場合にはパターン設定プロ
グラムを実行した後、設定されたパターンに基づいてモ
ータ駆動回路(10)に作動指令を与える作動タイミング
であるか否かを判別し、作動停止タイミングでない場合
にはモータ駆動回路(10)に停止指令を与えてリターン
する(ステップ613〜616)。自動巻上げ指令が無い場合
や作動タイミングである場合にはモータ速度処理プログ
ラムを実行してリターンする(ステップ613,615,61
7)。
補足すると、現在の繰出し量(N)が0〜5m以内で
は、メインスイッチ(SW)を押し続けている間だけONモ
ードになり、押されていない間はOFFモードとなる。現
在の繰出し量(N)が5mを越えると、メインスイッチ
(SW)を一度押すとONモードとなり、もう一度押すとOF
Fモードになるのである。
第8図に示されるモータ速度処理は、モータ駆動回路
(10)に作動指令を与える場合に直流モータ(M)の駆
動速度を決定するためのものである。モータ駆動回路
(10)が起動されて高速(V3)が選択されているか否か
が判別され、選択されている場合には全開連続作動にし
てリターンする(ステップ701〜703)。高速(V3)が選
択されていない場合には低速(V1)が選択されているか
否かが判別され、選択されている場合には設定スプール
巻上げ速度(V)を低速(V1)に設定し、選択されてい
ない場合には中速(V2)に設定する(ステップ702,704
〜706)。そして、センサ3(S3)、センサ4(S4)で
検出される実際のスプール巻上げ速度(Vr)と先に設定
されたスプール巻上げ速度(V)との差(Vr−V)が演
算され、その結果が許容速度差(ΔV)内であるか否か
を判別し、許容速度差(ΔV)内である場合にはリター
ンする(ステップ707,708)。許容速度差(ΔV)を越
える場合には実際のスプール巻上げ速度(Vr)が設定ス
プール巻上げ速度(V)よりも速いか否かを判別し、速
い場合にはモータ駆動回路(10)へ減速信号を発してリ
ターンし、遅い場合にはモータ駆動回路(10)へ加速信
号を発してリターンする(ステップ708〜711)。即ち、
釣糸の張力が変動しても、中速と低速の場合には実際の
スプール巻上げ速度(Vr)が一定に維持されるべく自動
的に制御されるのである。
第9図に示されるパターン設定処理は、選択された作
動パターンを記憶部(57)から読み出すためのものであ
る。Aボタン(51)が押されているか否かを判別し、押
されている場合にはAパターンを読み出してリターン
し、押されていない場合にはBボタン(52)が押された
か否かを判別する(ステップ801〜803)。Bボタン(5
2)が押されている場合にはBパターンを読み出してリ
ターンし、押されていない場合にはCパターンを読み出
してリターンする(ステップ803〜805)。
さて、第2図のメインフローでは、モータ駆動処理プ
ログラムを実行した後、第2補助メモリー(M2)が0で
あるか否かを判別し、0である場合には3秒以内にスプ
ール(1)の回転入力があるか否か判別する(ステップ
7,8)。回転入力が無い場合にはとりあえず現在の繰出
し量(N)を第2補助メモリー(M2)に記憶させてステ
ップ1へ戻り、回転入力がある場合には正転(繰出し方
向へ回転)か否かを判別する(ステップ8,9,10)。第2
補助メモリー(M2)が0でない場合には5秒以内にスプ
ール(1)の回転入力があるか否かを判別し、回転入力
が無い場合に現在の繰出し量(N)を第2補助メモリー
(M2)に新しく記憶させてステップ1へ戻り、回転入力
がある場合には正転か否かを判別する(ステップ7,11,1
2,10)。
前記スプール(1)が正転である場合には前回の棚
(L)と現在の繰出し量(N)との差が0〜5m以内であ
るか否かを判別し、0〜5m以内であれば棚取りアラーム
を鳴らしてステップ1へ戻り、5mを越えていればそのま
まステップ1へ戻る(ステップ13,14)。
前記スプール(1)が正転でない場合には、換言する
と巻上げである場合には、第3補助メモリー(M3)に記
憶されている値が現在の繰出し量(N)より大きいか否
かを判別し、大きい場合には現在の繰出し量(N)が7m
か否かを判別し、大きくない場合には現在の繰出し量
(N)を最大水深として第3補助メモリー(M3)に記憶
させた後、現在の繰出し量(N)が7mか否かを判別する
(ステップ10,15,16,17)。そして現在の繰出し量
(N)が7mである場合には船べりアラームを鳴らしてス
テップ1へ戻り、7mでない場合にはそのままステップ1
へ戻る(ステップ17,18)。
〔別実施例〕
(a) 前記記憶部(57)に作動パターンを入力するに
あたって、釣人が手動操作によってモータ駆動回路(1
0)に作動指令を与えて好みのシャクリを行った際のデ
ータを取り込んで入力するようにしてもよい。具体的に
は、パターン記憶スイッチ(50)及びCボタン(53)を
押して入力モードにする。メインスイッチ(SW)を所定
時間押し続けて巻上げをした後、所定時間離し続けて巻
上げを停止するという操作を何度か繰り返す。最後にパ
ターン記憶スイッチ(50)を再び押して入力モードを解
除するのである。このようにすれば、経験的に身に付け
たシャクリとなるような作動パターンを難無く入力する
ことができる。この場合のデータ入力処理のフローチャ
ートを参考として第21図に示しておく。但し、第21図内
のモータ駆動処理では第22図に示すようにパターン設定
処理は実行しないものとする。
(b) 本実施例の自動シャクリ制御装置で可能なシャ
クリは巻上げに関してだけであるが、クラッチを電磁式
にしたり、直流モータ(M)を逆転駆動可能に構成すれ
ば、繰出しを含んだ状態でシャクリを行わせるようにす
ることも可能である。
(c) 前記記憶部(57)に釣人が複数の作動パターン
を入力可能に構成し、それらを選択するようにしてもよ
い。
(d) 前記記憶部(57)に、巻上げ量とモータ駆動回
路(10)の作動停止時間、そして直流モータ(M)の駆
動速度の組み合わせからなる作動パターンを入力して記
憶させるようにしてもよい。
(e) 前記制御装置(100)と記憶部(57)をリール
本体(2)から取り外すとともに通信用ケーブルで接続
し、巻上げや繰出しを遠隔操作で行えるようにしてもよ
い。
(f) 記憶手段はリールの外部にあってもよい。例え
ば、ICカード、磁気テープ、フロッピーディスクなどの
媒体に複数又は単数の作動パターンを記憶させておき、
必要に応じて制御装置(100)に読み込ませるようにし
てもよい。
(g) 本発明は、釣糸の繰出し量を測定ユニット(3
6)の回転体(44)の回転数を逐次カウントすることに
よって演算するタイプの釣用リールで実施しているが、
勿論、他のタイプの釣用リールで実施してもよい。例え
ば、始めにスプール(1)と回転体(44)の回転数をカ
ウントし、スプール(1)の回転数と釣糸の繰出し量と
の関係を、関数式やデータとして記憶しておき、使用に
際しては測定ユニット(36)を取り外し、スプール
(1)の回転数でのみ釣糸の繰出し量を求めるタイプの
釣用リール(学習型の釣用リール)で実施することもで
きる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る釣用リールの自動シャクリ制御装置
の実施例を示し、第1図はリールにおける全体の機能構
成を示す図、第2図は自動シャクリ制御装置のメインフ
ロー、第3図はオートリセット/セット処理のサブルー
チン、第4図はリセット処理のサブルーチン、第5図は
セット処理のサブルーチン、第6図はデータ入力処理の
サブルーチン、第7図はモータ駆動処理のサブルーチ
ン、第8図はモータ速度処理のサブルーチン、第9図は
パターン設定処理のサブルーチン、第10図は作動パター
ンを示す図、第11図〜第14図はオート釣法の説明図、第
15図は自動シャクリ釣法の説明図、第16図は釣用リール
の駆動部の横断平面図、第17図は同縦断側面図、第18図
は測定ユニットの縦断側面図、第19図は測定ユニット
(36)の伝動系を示す横断平面図、第20図は釣用リール
の平面図である。第21図は別実施例におけるデータ入力
処理のサブルーチン、第22図はモータ駆動処理のサブル
ーチンである。 (10),(M)……駆動手段、(1)……スプール、
(57)……記憶手段、(100)……制御手段。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール(1)を回転駆動する駆動手段
    (10),(M)と、シャクリ釣のために前記駆動手段
    (10),(M)を作動させる作動パターンを記憶する記
    憶手段(57)と、前記記憶手段(57)に記憶された作動
    パターンに従って前記駆動手段(10),(M)を作動さ
    せる制御手段(100)とが備えられた釣用リールの自動
    シャクリ制御装置であって、前記駆動手段(10),
    (M)の作動速度情報が設定された作動パターンを備
    え、前記記憶手段(57)に複数の作動パターンが記憶さ
    れ、前記制御手段(100)は、複数の作動パターンのう
    ちの選択された作動パターンに従って前記駆動手段(1
    0),(M)を作動させるように構成されている釣用リ
    ールの自動シャクリ制御装置。
  2. 【請求項2】前記作動パターンは、前記駆動手段(1
    0),(M)の作動時間と、前記駆動手段(10),
    (M)の停止時間とに基づいて設定されている請求項1
    記載の釣用リールの自動シャクリ制御装置。
  3. 【請求項3】前記作動パターンは、前記釣糸の繰出し量
    又は巻上げ量と、前記駆動手段(10),(M)の停止時
    間とに基づいて設定されている請求項1記載の釣用リー
    ルの自動シャクリ制御装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段(57)に対して作動パターン
    を入力させる入力手段が備えられている請求項1から3
    のいずれか1つに記載の釣用リールの自動シャクリ制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記入力手段は、手動操作によって前記駆
    動手段(10),(M)を作動させた際の作動情報を、前
    記記憶手段(57)に入力するように構成されている請求
    項4記載の釣用リールの自動シャクリ制御装置。
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