JP2784426B2 - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2784426B2 JP1385793A JP1385793A JP2784426B2 JP 2784426 B2 JP2784426 B2 JP 2784426B2 JP 1385793 A JP1385793 A JP 1385793A JP 1385793 A JP1385793 A JP 1385793A JP 2784426 B2 JP2784426 B2 JP 2784426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸長計測装置を備えた
魚釣用リールに係り、詳しくは糸長表示やコマセの詰替
え時機等を時間表示できるようにした魚釣用リールの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、タイ,ヒラマサ,イサキ,アジ等
の釣りの傾向として、コマセ天秤仕掛けを利用する釣人
が多くなっている。
【0003】然し、従来、コマセ天秤仕掛けを利用した
海釣りにあっては、棚位置に於けるコマセ天秤かご内の
コマセ(寄せエサ)の減少具合が不明であるため、コマ
セの詰替え時機は釣人の勘に頼っているのが実情であっ
た。
【0004】そのため、勘を頼りにコマセ天秤仕掛けを
引き上げてみたところ、コマセかご内にコマセが全く入
っていなかったり、未だ相当量のコマセが残っていたり
する等、コマセの詰替えタイミングがばらついて効率の
良い詰替えができず、釣果に支障を来していた。
【0005】そこで、本出願人は先に、実願平1−25
651号(実開平2−118209号)に於て、水中に
於けるコマセ天秤仕掛けの待機時間を計数するタイマー
回路をリール本体に組み込み、これを手動によるスイッ
チ操作で作動させてコマセ天秤仕掛けの水中での待機時
間をタイマー表示部に表示させることにより、釣人がそ
の表示を見てコマセの詰替え時機を判断できるようにし
た魚釣用リールを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記魚釣用
リールにあっては、タイマー回路の作動用スイッチの操
作を釣人が忘れてしまったり誤操作してしまう虞があ
り、又、釣人がスイッチ操作をしない限りタイマー回路
が作動しないため、その都度スイッチ操作をしなければ
ならない面倒があり、スイッチ操作に釣人の注意が集中
すると魚釣操作に支障を来してしまう虞もあった。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、魚釣用リールに上述の如きタイマー手段を組み込ん
だ場合に、その作動用スイッチの押し忘れや誤操作によ
るトラブルを解消して、実用上の魚釣操作性の向上を図
った魚釣用リールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体に回転可
能に装着したスプールに巻回される釣糸の繰出し及び巻
取り糸長を計測する糸長計測装置と、当該糸長計測装置
による計測糸長値を表示する表示手段と、水中での仕掛
けの待機時間を計測するタイマー手段と、タイマー手段
の刻時内容を表示する表示手段と、当該タイマー手段を
作動させる釣糸の繰出値を記憶する記憶手段と、糸長計
測装置からの計測糸長値と記憶手段に記憶された繰出値
とを比較し、釣糸の繰出時の計測糸長値が記憶手段の当
該繰出値と一致した時に上記タイマー手段を作動させる
制御手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、糸長計測装置からの計測糸長
値と記憶手段に記憶された繰出値を制御手段が比較し、
計測糸長値が当該繰出値と一致すると、制御手段がタイ
マー手段を作動させることとなる。
【0010】そして、作動したタイマー手段の刻時内容
は、表示手段に表示される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例に係る魚釣用リール
の平面図を示し、図中、1はリール本体、3は当該リー
ル本体1に軸着されたスプールで、スプール3は図示し
ない周知のクラッチ機構及びドラグ機構を介して、巻取
用ハンドル5に連結されている。又、スプール3には釣
糸7が巻回され、その巻き終端側はレベルワインダ機構
9を通ってリール本体1外へ引き出されている。そし
て、従来と同様、クラッチ機構のOFF→ON操作は巻
取用ハンドル5を巻取り方向へ回転操作することによっ
て行われるようになっている。
【0012】11はスプール3に巻回された釣糸7の外
周面に圧接される回転ローラで、回転ローラ11はリー
ル本体1に回動可能に取り付けられた支持枠13に軸着
されており、回転ローラ11の回転は、支持枠13内に
設けたギヤ列15及び当該ギヤ列15に連結された軸1
7を介してリール本体1の側板1aへ伝達され、更に当
該軸17は側板1a内に設けたギヤ列19に連結されて
いる。そして、当該ギヤ列19には糸長計測ギヤ21が
噛合されている。
【0013】糸長計測ギヤ21は、例えば1回転が糸長
10cmに相当するもので、これにはマグネット23が装
着され、当該マグネット23と対向する固定側には、糸
長計測ギヤ21の1回転毎にON−OFFされる2個の
リードスイッチ25,27が、糸長計測ギヤ21の回転
方向に所定の位相差をもって対向配置されている。
【0014】又、29はリール本体1に取り付けた防水
構造の糸長計測表示ユニットで、当該糸長計測表示ユニ
ット29は上面にディジタル表示器31を備え、ディジ
タル表示器31は水面からの水深を表示する水面下表示
部33と、水底又は棚位置からの水深を表示する棚表示
部35、そして、仕掛けの水中での待機時間を表示する
タイマー表示部37とから構成されている。
【0015】図2は本実施例に係る魚釣用リールに組み
込まれた計測表示システムの全体構成図で、糸長計測ギ
ヤ21のマグネット23によりON−OFFされるリー
ドスイッチ25は計数パルス発生回路39に接続され、
当該計数パルス発生回路39はリードスイッチ25から
出力される信号を糸長計測ギヤ21の1回転1パルス信
号に変換するものである。
【0016】第1の計数回路41は、釣糸7の繰出し及
び巻取り糸長を計測するもので、計数パルス発生回路3
9からのパルス(糸長10cmに相当)を分周して1パル
ス1mに相当するキャリー信号を送出する10進カウン
タ43と、この10進カウンタ43のキャリー信号を計
数するアップ/ダウンカウンタ45とから構成されてい
る。そして、当該アップ/ダウンカウンタ45はその計
数内容をデコードして、上記水面下表示部33及び制御
回路47に出力するデコーダ・ドライブ回路49に接続
されている。
【0017】第2の計数回路51は、水底又は棚位置か
らの水深を計測するもので、計数パルス発生回路39か
らのパルスをアップ計数する。そして、計数回路51の
内容は、デコーダ・ドライブ回路53を介して棚表示部
35に出力されるようになっている。
【0018】又、図2中、55はリードスイッチ25,
27の出力信号を取り込むことによって糸繰出し及び糸
巻取り方向を判定する判定回路で、当該判定回路55
は、例えばリードスイッチ25の出力信号がリードスイ
ッチ27の出力信号より先に入力された時、糸繰出し方
向であると判定して第1の計数回路41のアップ/ダウ
ンカウンタ45にアップカウント指令を与え、又、逆に
リードスイッチ27の出力信号がリードスイッチ25の
出力信号より先に入力された時は、糸巻取り方向である
と判定して計数回路41のアップ/ダウンカウンタ45
にダウンカウント指令を与えるようになっている。そし
て、57は上記各計数回路41,51をリセットするリ
セットスイッチで、図1に示すように、当該リセットス
イッチ57は、ディジタル表示器31の水面下表示部3
3に対応して糸長計測表示ユニット29に設けられてい
る。
【0019】59はコマセの詰替え時機を計数するタイ
マー回路で、当該タイマー回路59には、デコーダ・ド
ライブ回路61を介して上記タイマー表示部37が接続
されている。そして、タイマー回路59は、制御回路4
7の指令で動作を開始し、又、作動を停止するようにな
っている。
【0020】即ち、本実施例は、釣糸7の繰出時及び巻
取時の計測糸長値が所定の数値と一致した時に、自動的
にタイマー回路59を作動させるようにしたもので、例
えば「7m」の設定値(繰出値)がメモリ63に記憶さ
れている。そして、制御回路47はデコーダ・ドライブ
回路49からの計測糸長値とメモリ63に記憶された
「7m」の設定値とを比較し、計測糸長値が「7m」と
なって設定値と一致したときに、タイマー回路59の作
動を開始させるようになっている。
【0021】そして、上記制御回路47は、常時デコー
ダ・ドライブ回路49からの計測糸長値とメモリ63に
記憶された設定値とを比較しており、例えば30mまで
繰り出された釣糸7を巻き取ることによって、デコーダ
・ドライブ回路49からの計測糸長値が設定値「7m」
になると、制御回路47はタイマー回路59の作動を停
止させるようになっている。
【0022】又、図1中、65はタイマー表示部37に
対応して糸長表示ユニット29に設けた棚設定スイッチ
で、水面下表示部33に表示された計測糸長値を釣人が
見て、例えば30mまで繰り出された所で棚を設定した
いと欲した時は、当該棚設定スイッチ65をプッシュ操
作すると、これにより計数パルス発生回路39と上記計
数回路51との間に設けたスイッチ67がOFFとなっ
て計数回路31の作動が停止すると同時に、棚設定スイ
ッチ65の信号を入力した制御回路47がデコーダ・ド
ライブ回路49からの計測糸長値「30m」を棚位置と
してメモリ63に記憶させる。そして、制御回路47
は、更に計数回路51に指令を送って棚表示部35の表
示を「0m」表示させると共に、作動していたタイマー
回路59によりデコーダ・ドライブ回路61を介してタ
イマー表示部37の表示を「0分」表示させ、そして、
タイマー表示部37を再度「0分」表示から開始させる
ようになっている。
【0023】そして、所定時間経過後、上述したように
釣糸7を巻き上げてその繰出し糸長が設定値の「7m」
になると、制御回路47からの指令でタイマー回路59
が停止し、タイマー表示部37の表示状態が保持される
ようになっている。
【0024】更に、本実施例では、斯様に棚が設定され
た後、再度釣糸7を繰り出して、前回メモリ63にイン
プットされた棚位置「30m」の手前「10m」の地
点、即ち、釣糸7を20m繰り出した地点で、制御回路
47が演算処理を行ってタイマー表示部37の表示を
「0分」表示とすると共に、タイマー回路59を再び作
動させるようになっている。
【0025】その他、図1中、69は糸長計測表示ユニ
ット29に設けたモード切換えスイッチである。本実施
例に係る魚釣用リールはこのように構成されており、次
に、当該魚釣用リールの動作を図3乃至図16に基づい
て説明する。
【0026】先ず、棚を設定しない場合の動作について
説明すると、図3に示すように沖合に出た船71に、本
実施例に係る魚釣用リール73を装着した釣り竿75を
セットし、竿先からコマセ天秤仕掛け77を連結した釣
糸7を繰り出す。この時、竿先から水面79までの距離
を3mとする。
【0027】即ち、モード切換えスイッチ69を操作し
て糸長計測表示ユニット29を動作モードに設定した状
態で、リールのクラッチをOFFにしてスプール3をフ
リーにすると、釣糸7は仕掛け77に取り付けた重錘の
重量によってスプール3から順次繰り出され、竿先から
降下し始める。そして、これに伴いスプール3が回転す
るので、その回転はギヤ列15→軸17→ギヤ列19を
介して糸長計測ギヤ21に伝達され、当該糸長計測ギヤ
21は釣糸7の繰出量に比例して回転される。
【0028】そして、糸長計測ギヤ21が回転する毎
に、マグネット23がリードスイッチ25,27を横切
るため、これらリードスイッチ25,27からは信号が
送出され、この出力信号を受けた判定回路55では、リ
ードスイッチ25から先に信号が入力されたことを認識
することで、アップカウント指令を第1の計数回路41
のアップ/ダウンカウンタ45に与え、これをアップカ
ウント動作させる。
【0029】従って、リードスイッチ25の出力信号が
計数パルス発生回路39に加えられると、当該計数パル
ス発生回路39からはパルスが発生し、このパルスは計
数回路41の10進カウンタ43により分周され、そし
て、10カウント毎に発生するキャリー信号はアップ/
ダウンカウンタ45によってアップカウントされると共
に、アップ/ダウンカウンタ45の計数内容はデコーダ
・ドライブ回路49を介して水面下表示部33に出力さ
れ、1m単位の表示を行う。
【0030】一方、第2の計数回路51は、計数パルス
発生回路39からのパルスを順次アップカウントし、そ
の計数内容をデコーダ・ドライブ回路53を介して棚表
示部35に出力し、表示する。
【0031】ここで、釣糸7が図3の如く竿先から水面
79に達すると、各表示部33,35の表示状態は図4
に示すようになる。そして、釣糸7が水面79に達した
ならば、リセットスイッチ57を操作して第1の計数回
路41と第2の計数回路51の内容をリセットする。こ
の時の各表示部33,35の表示状態は、図示しないが
いずれも「0m」表示となる。
【0032】その後、仕掛け77を予め判明している棚
位置(例えば「30m」)まで降下させる。この時、上
述したように制御回路47はデコーダ・ドライブ回路4
9からの計測糸長値とメモリ63に記憶された「7m」
の設定値とを比較しており、図5に示すように水面下表
示部33に表示された釣糸7の繰出量が「7m」に達す
ると、制御回路47によってタイマー回路59が作動
し、タイマー回路59の刻時内容はデコーダ・ドライブ
回路61を介してタイマー表示部37に出力され、同時
にタイマー表示部37の「分」が点滅することとなる。
【0033】そして、図6の如く30mまで仕掛け77
を繰り出したところで、巻取用ハンドル5を巻取り方向
に回転してクラッチをOFF→ONに切り換え、所定時
間待機する。
【0034】そして、コマセのばらけ時間、例えば図6
に示すようにタイマー表示部37の表示時間が「2分」
になったならば、コマセの詰替え時機になったと判断し
て巻取用ハンドル5を操作し仕掛け77を巻き上げる。
而して、斯様に巻取用ハンドル5を操作してスプール3
を巻取り方向へ回転させると、その回転は回転ローラ1
1からギヤ列15を介して糸長計測ギヤ21に伝達され
るため、糸長計測ギヤ21の回転に連れてリードスイッ
チ25,27がON−OFFし、その出力信号は計数パ
ルス発生回路39及び判定回路55に供給される。この
時、糸長計測ギヤ21は上述の場合と逆に回転するた
め、判定回路55ではリードスイッチ27から先に信号
を受けることになり、その結果、判定回路55はダウン
カウント指令を第1の計数回路41のアップ/ダウンカ
ウンタ45に与える。
【0035】従って、上記アップ/ダウンカウンタ45
は、10進カウンタ43からキャリー信号によってダウ
ンカウントされるので、各表示部33,35のその表示
内容は「30m」から順次減少していく。
【0036】この間、上述したように制御回路47は常
時デコーダ・ドライブ回路49からの計測糸長値とメモ
リ63に記憶された設定値とを比較しており、釣糸7の
巻き取りによってデコーダ・ドライブ回路49からの計
測糸長値が、図7に示すように設定値「7m」と一致す
ると、制御回路47によってタイマー回路59の作動が
停止し、タイマー表示部37の表示が停止し、その表示
状態が保持される。
【0037】その後、釣糸7がスプール3に巻き取られ
て仕掛け77が水面79に達すれば、図8の如く各表示
部33,35の表示内容が「0m」となる。そして、コ
マセかご77aへのコマセの詰替えが終了した後、再び
仕掛け77を水中へ投入して釣糸7を繰り出すことによ
り、デコーダ・ドライブ回路49からの計測糸長値が図
9の如く設定値「7m」に達すると、制御回路47によ
ってタイマー回路59の作動が開始し、併せてタイマー
表示部37の表示が「0分」となって表示が再び開始
し、上記図6乃至図9の動作が繰り返し行われることと
なる。
【0038】次に、棚を設定した場合の動作を図10乃
至図16に基づいて説明する。棚を設定しない場合と同
様、竿先からコマセ天秤仕掛け77を連結した釣糸7を
例えば3m繰り出すことで、図10に示すようにその計
測糸長値が水面下表示部33と棚表示部35に表示され
る。そして、釣糸7が水面79に達したならば、リセッ
トスイッチ57を操作して第1の計数回路41と第2の
計数回路51の内容をリセットすることによって、各表
示部33,35の表示状態がいずれも「0m」表示とな
る。
【0039】その後、釣糸7を繰り出して仕掛け77を
順次降下させると、制御回路47がデコーダ・ドライブ
回路49からの計測糸長値とメモリ63に記憶された
「7m」の設定値とを比較し、図11に示すように釣糸
7の繰出量が「7m」に達すると、制御回路47がタイ
マー回路59を作動させるので、タイマー回路59の刻
時内容はデコーダ・ドライブ回路61を介してタイマー
表示部37に出力され、同時にタイマー表示部37の
「分」が点滅することとなる。
【0040】そして、図12の如く「30m」まで仕掛
け77を繰り出したところを棚位置として設定するなら
ば、巻取用ハンドル5を巻取り方向に回転してクラッチ
をOFF→ONに切り換え、棚設定スイッチ65を操作
する。
【0041】而して、斯様に棚設定スイッチ65を操作
すると、これにより計数パルス発生回路39と計数回路
51との間に設けたスイッチ67がOFFとなって計数
回路31の作動が停止すると同時に、棚設定スイッチ6
5の信号を入力した制御回路47が、デコーダ・ドライ
ブ回路49からの計測糸長値「30m」を棚位置として
メモリ63に記憶させ、更に、図12に示すように当該
制御回路47は、計数回路51に指令を送って棚表示部
35の表示を「0m」表示させ、又、作動していたタイ
マー表示部37の表示を「0分」表示にして、タイマー
表示部37を再度「0分」表示から開始させることとな
る。
【0042】そして、所定時間経過後、釣糸7を巻き上
げて計測糸長値が図13の如く設定値の「7m」になる
と、制御回路47の指令でタイマー回路59が停止して
タイマー表示部37の表示が停止し、この時までの時間
は表示された状態で保持されることとなる。
【0043】そして、図14の如く釣糸7を水面79ま
で巻き取ってコマセかご77aへのコマセの詰替えが終
了した後、再び仕掛け77を水中へ投入して釣糸7を繰
り出すと、前回メモリ63にインプットされた棚位置
「30m」の手前「10m」の地点、即ち、図15に示
すように釣糸7が20m繰り出された地点で制御回路4
7がタイマー表示部37の表示を「0分」表示とすると
共に、タイマー回路59を作動させる。そして、図16
の如く仕掛け77を30m繰り出したところで、巻取用
ハンドル5を巻取り方向に回転してクラッチをOFF→
ONに切り換え、所定時間待機する。尚、棚設定位置ま
で釣糸7が繰り出された時に、アラームが作動するよう
にしてもよい。
【0044】そして、コマセのばらけ時間、例えばタイ
マー表示部37の表示時間が「2分」になったならば、
コマセの詰替え時機になったと判断して巻取用ハンドル
5を操作し仕掛け77を巻き上げれば、以後、図13乃
至図16の動作が繰り返されることとなる。
【0045】又、水底81から棚取りを行う場合は、仕
掛け77を水底81に到達するまで降下させて棚設定ス
イッチ65を操作すれば、棚表示部35が「0m」表示
となるので、その後、水底81から仕掛け77を例えば
5m巻き上げれば、「5m」が棚表示部35に表示され
ると共に、水面下表示部33には、水面79から水底8
1までの距離Lから「5m」を差し引いた「(L−5)
m」が表示されることとなる。
【0046】このように、本実施例は、糸長計測装置に
よって計測した釣糸7の計測糸長値が予め設定した設定
値に一致したときに、制御回路47によって自動的にタ
イマー回路59を作動,停止するようにしたので、本実
施例によれば、従来の如くタイマー用スイッチの押し忘
れや誤操作によるトラブルが解消し、実用上の魚釣操作
性の向上が図れる利点を有する。
【0047】又、上述したように本実施例では、釣糸7
を繰り出して棚位置を設定した後、巻き取った釣糸7を
再び繰り出すと、前回メモリ63にインプットした棚位
置の手前の地点でタイマー回路59を自動的に作動させ
るようにしたので、棚を狙った釣法の現実的な対応とし
て有効である。
【0048】即ち、棚位置は中心でなく魚遊層として考
えなければならない。幅をもたせた魚遊層でどのくらい
の時間、狙った棚位置で釣りを行っているかを確認する
ことが、時間と魚の食い付き及びコマセの減少具合の関
係上、実際に釣りをする場合、釣果の向上を考えても重
要である。そのため、上記実施例の如く、棚設定位置の
例えば手前「10m」からタイマー回路59を自動的に
作動させることは、棚を狙った釣法の現実的な対応策と
して有効なのである。
【0049】尚、上記実施例では、釣糸7の外周面に回
転ローラ11を圧接させて糸長計測を行う糸長計測装置
を用いたが、例えば、スプール回転数検知に基づいて糸
長を演算する方式や、釣糸の巻回により回転するローラ
回転数を検知する方式等、様々な方式の糸長計測装置を
利用してもよいことは勿論である。
【0050】又、上記実施例は、巻取用ハンドル5の回
転操作によってクラッチをOFF→ONにして繰出しを
停止させたが、公知のようにクラッチモータやソレノイ
ドの如きアクチュエータによって、棚位置に釣糸が繰り
出されたら自動的に繰出し状態から巻取り状態に切り換
えるようにしてもよい。
【0051】更に又、上記実施例では、タイマー回路を
コマセ天秤仕掛けの水中での待機時間を計数させるもの
として用いたが、広く仕掛けの水中での待機時間を計数
させるものとして利用できることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る魚釣用
リールによれば、仕掛けの水中での待機時間を計数させ
るタイマー手段を組み込んだ場合に、当該タイマー手段
の作動用スイッチの押し忘れや誤操作によるトラブルが
解消し、実用上の魚釣操作性の向上が図れることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る魚釣用リールの平面図
である。
【図2】図1に示す魚釣用リールに組み込まれた計測表
示システムの構成図である。
【図3】釣糸と水深との関係を示す説明図である。
【図4】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の動
作説明図である。
【図5】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の動
作説明図である。
【図6】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の動
作説明図である。
【図7】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の動
作説明図である。
【図8】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の動
作説明図である。
【図9】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の動
作説明図である。
【図10】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【図11】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【図12】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【図13】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【図14】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【図15】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【図16】糸長計測表示ユニットのディジタル表示器の
動作説明図である。
【符号の説明】
1 リール本体 3 スプール 7 釣糸 21 糸長計測ギヤ 23 マグネット 25,27 リードスイッチ 29 糸長計測表示ユニット 31 ディジタル表示器 33 水面下表示部 35 棚表示部 37 タイマー表示部 39 計数パルス発生回路 41,51 計数回路 47 制御回路 55 判定回路 57 リセットスイッチ 59 タイマー回路 63 メモリ 65 棚設定スイッチ 77 仕掛け
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−158726(JP,A) 特開 平4−104749(JP,A) 特開 平3−210137(JP,A) 特開 昭60−244246(JP,A) 実開 平2−118209(JP,U) 実開 平5−69614(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 89/00 - 89/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に装着したスプー
    ルに巻回される釣糸の繰出し及び巻取り糸長を計測する
    糸長計測装置と、当該糸長計測装置による計測糸長値を
    表示する表示手段と、水中での仕掛けの待機時間を計測
    するタイマー手段と、タイマー手段の刻時内容を表示す
    る表示手段と、当該タイマー手段を作動させる釣糸の繰
    出値を記憶する記憶手段と、糸長計測装置からの計測糸
    長値と記憶手段に記憶された繰出値とを比較し、釣糸の
    繰出時の計測糸長値が記憶手段の当該繰出値と一致した
    時に上記タイマー手段を作動させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする魚釣用リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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