JP2830065B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2830065B2
JP2830065B2 JP1133725A JP13372589A JP2830065B2 JP 2830065 B2 JP2830065 B2 JP 2830065B2 JP 1133725 A JP1133725 A JP 1133725A JP 13372589 A JP13372589 A JP 13372589A JP 2830065 B2 JP2830065 B2 JP 2830065B2
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tone control
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/24Selecting circuits for selecting plural preset register stops
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/40Rhythm
    • G10H1/42Rhythm comprising tone forming circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/12Side; rhythm and percussion devices

Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、音色操作子、オートリズム操作子等の楽
音制御操作子を備えた電子楽器に係り、特にこれらの操
作子の操作性の改善された電子楽器に関する。 「従来の技術」 各種の音色の楽音発生機能、あるいは各種の自動リズ
ム音の発生機能を備え、操作パネルに配備されたこれら
の各音色あるいはリズム音を指定する操作子の操作を検
知することにより、指定された楽音発生制御を行うよう
にした電子楽器が知られている。第13図は電子楽器の操
作パネルに配備された各種音色に対応した音色スイッチ
群を示したものである。これらの音色スイッチには例え
ば圧電素子等による押圧検出装置が接続されていると共
に各ボタンに対応した音色の名称が表示されている。そ
して、使用者が所望の音色名の表示されたスイッチを押
圧すると、そのスイッチに対応した音色が設定される。
また、リズム音の指定用のスイッチとして例えば第14図
に示すスイッチ群を配備した電子楽器が知られている。
この場合も使用者は所望のリズム名の付されたスイッチ
を押圧することによりリズム設定を行うことができる。 一方、上述したような各音色対応あるいは各リズム対
応でスイッチを配備するのではなく、音色スイッチある
いはリズムスイッチとしては各々1個を配備し、このス
イッチが押圧された場合にその回数をカウントし、カウ
ント値に従って音色あるいはリズムの設定を行うように
した電子楽器が知られている。なお、この種の電子楽器
の実現方法は、例えば実公昭58−1833号公報に開示され
ている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した各音色対応あるいは各リズム対応
でスイッチを配備した電子楽器の場合、音色の種類ある
いはリズムの種類が多くなると、それに伴って操作パネ
ルが必要とする実装面積が大きくなってしまう。また、
演奏者は、多くのスイッチの中から所望のスイッチを探
さなければならず、操作性が悪いという問題があった。
また、上記実公昭58−1833号公報に記載された電子楽器
は、カウント値が所望の音色に対応した値になるまで、
スイッチを押し続けなければならない。従って、音色の
種類あるいはリズムの種類が多い場合、所望の音色ある
いはリズムを設定するのに費やす時間が著しく長くなる
恐れがあるという問題があった。 この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、楽
音制御情報の種類が多い場合においても、操作パネルに
おける実装面積が小さくて済み、かつ、簡単な操作によ
り楽音制御情報の指定を行うことのできる電子楽器を提
供することを目的としている。 「課題を解決するための手段」 請求項1記載の発明は、グループ分けされた各種楽音
制御情報の各グループに対応したスイッチを有し、該ス
イッチの操作を検知する入力手段と、操作された前記ス
イッチに対応するグループの楽音制御情報のうちのいず
れか1つを指定する指定手段であって、前記スイッチの
いずれかが操作されてから所定時間内に該スイッチと同
一のスイッチが再び操作された場合に、指定する楽音制
御情報を該スイッチの操作毎に順次変化させてゆく指定
手段と、前記指定手段で指定された楽音制御情報に対応
した楽音制御を行う楽音制御手段とを具備することを特
徴としている。 また、請求項2記載の発明は、グループ分けされた各
種楽音制御情報の各グループに対応したスイッチを有
し、該スイッチの操作を検知する入力手段と、操作され
た前記スイッチに対応するグループの楽音制御情報のう
ちのいずれか1つを指定する指定手段であって、前記ス
イッチのいずれかが操作されてから他のスイッチが操作
されることなく該スイッチと同一のスイッチが再び操作
された場合に、指定する楽音制御情報を該スイッチの操
作毎に順次変化させてゆく指定手段と、前記指定手段で
指定された楽音制御情報に対応した楽音制御を行う楽音
制御手段とを具備することを特徴としている。 また、請求項3記載の発明は、グループ分けされた各
種楽音制御情報の各グループに対応したスイッチを有
し、該スイッチの操作を検知する入力手段と、操作され
た前記スイッチに対応するグループの楽音制御情報のう
ちのいずれか1つを指定する指定手段であって、前記ス
イッチのいずれかが操作されてから他のスイッチが操作
されることなく所定時間内に該スイッチと同一のスイッ
チが再び操作された場合に、指定する楽音制御情報を該
スイッチの操作毎に順次変化させてゆく指定手段と、前
記指定手段で指定された楽音制御情報に対応した楽音制
御を行う楽音制御手段とを具備することを特徴としてい
る。 また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの項記載の発明において、前記入力手段は、前記楽音
制御情報を指定するための操作子をさらに有するととも
に、該操作子の操作を検知するものであり、前記指定手
段は、前記スイッチの操作と前記操作子の操作との組み
合わせに応じて、前記楽音制御情報を指定することを特
徴としている。 「作用」 請求項1記載の発明によれば、グループ分けされた各
種楽音制御情報の各グループに対応したスイッチを操作
すると、これに応じて当該スイッチ操作が検知され、操
作されたスイッチに対応するグループの楽音制御情報の
うちのいずれか1つが指定される。その際、いずれかの
スイッチが操作されてから所定時間内に当該スイッチと
同一のスイッチが再び操作された場合に、指定される楽
音制御情報が当該スイッチの操作毎に順次変化させられ
る。そして、指定された楽音制御情報に対応した楽音制
御が行われる。 また、請求項2記載の発明によれば、グループ分けさ
れた各種楽音制御情報の各グループに対応したスイッチ
を操作すると、これに応じて当該スイッチ操作が検知さ
れ、操作されたスイッチに対応するグループの楽音制御
情報のうちのいずれか1つが指定される。その際、いず
れかのスイッチが操作されてから他のスイッチが操作さ
れることなく当該スイッチと同一のスイッチが再び操作
された場合に、指定される楽音制御情報が当該スイッチ
の操作毎に順次変化させられる。そして、指定された楽
音制御情報に対応した楽音制御が行われる。 また、請求項3記載の発明によれば、グループ分けさ
れた各種楽音制御情報の各グループに対応したスイッチ
を操作すると、これに応じて当該スイッチ操作が検知さ
れ、操作されたスイッチに対応するグループの楽音制御
情報のうちのいずれか1つが指定される。その際、いず
れかのスイッチが操作されてから他のスイッチが操作さ
れることなく所定時間内に該スイッチと同一のスイッチ
が再び操作された場合に、指定される楽音制御情報が当
該スイッチの操作毎に順次変化させられる。そして、指
定された楽音制御情報に対応した楽音制御が行われる。 また、請求項4記載の発明によれば、楽音制御情報を
選択するための操作子を操作すると、これに応じて当該
操作子の操作が検知される。そして、上記スイッチの操
作と当該操作子の操作との組み合わせに応じて楽音制御
情報が指定され、指定された楽音制御情報に対応した楽
音制御が行われる。 「実施例」 以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明
する。 第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の構成を
示すブロック図である。同図において、1は鍵盤装置に
おける鍵操作(キーオン、キーオフ)を検知する鍵スイ
ッチ回路、2は電子楽器本体の操作パネルに配備された
音色スイッチを含む各種機能スイッチ類のオン/オフを
検出する機能スイッチ回路、3は現在設定された音色番
号、音色名等を表示する表示部、4は楽音を形成するト
ーンジェネレータ、5はトーンジェネレータ4によって
形成された楽音を発音するサウンドシステムである。ま
た、6はこの電子楽器全体の動作を制御するCPU(中央
処理ユニット)、7は所定の時間間隔毎にCPU6にタイマ
割り込み信号を出力するタイマ、8はこの電子楽器の動
作を制御するための制御プログラムを記憶したプログラ
ムROM(リードオンリメモリ)、9は上記制御プログラ
ムの実行時に使用する各種制御データあるいはテーブル
類を記憶したデータROM、10はデータの一時記憶用とし
て使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)である。
そして、鍵スイッチ回路1、機能スイッチ回路2、表示
部3、トーンジェネレータ4、CPU6、タイマ7、ROM8お
よび9、RAM10は、バスBによって共通接続されてい
る。 この電子楽器には、前述の第13図に示したような構成
の音色スイッチが配備されており、使用者は所望の音色
に対応したスイッチを押圧することにより音色指定を行
うことができる。また、これらの音色スイッチの他、第
2図に示す音色グループ指定スイッチ21〜23、ホワイト
ボタン24、書込スイッチ25およびテンキー26が各々設け
られている。ここで、音色グループ指定スイッチ21〜2
3、ホワイトボタン24および書込スイッチ25には、LED21
a〜25aが各々設けられている。これらのLED21a〜25a
は、各々対応するスイッチがオン状態の時に点灯するよ
うになっている。また、スイッチ21〜23およびホワイト
ボタン24にはスイッチ番号として「1」〜「4」が割り
当てられており、その他の音色スイッチには「5」以降
のスイッチ番号が割り当てられている。そして、各スイ
ッチがオン状態となると、そのスイッチ番号が機能スイ
ッチ回路2を介してCPU6に検知され、処理されるように
なっている。 ここで、音色番号および音色グループについて説明す
る。この電子楽器では、各音色に音色番号が割り当てら
れており、この音色番号を指定する(後述)ことによ
り、当該音色パラメータがトーンジェネレータ4に送ら
れ音色設定が行われる。表−1は音色グループとその内
容を示したものである。 上記表−1に示すように、この電子楽器において実現
される音色は、弦楽器音が属する第1の音色グループ、
金管楽器音が属する第2の音色グループ、木管楽器音が
属する第3の音色グループ、および第1〜第3の音色グ
ループ以外の音色が属する第4の音色グループに分類さ
れる。そして、第1〜第3の音色グループに属する音色
の場合、各音色が属する音色グループに対応し、
「1」、「2」、「3」というように音色番号の十の位
の数字が決められている。なお、第4の音色グループに
ついては、これに属する音色の種類が多く、十の位の数
字が「4」以外の音色番号の音色も含まれる。 上述した音色グループ指定スイッチ21〜23は、各々第
1〜第3の音色グループに対応しており、各スイッチに
は文字列“STRINGS"、“BRASS"、“WOOD"が表示されて
おり、これらの表示を見ることにより使用者が各スイッ
チに対応する楽器分類(上記表−1)を判断することが
できるようになっている。そして、使用者はこれらのス
イッチ21〜23を選択して押圧することにより音色グルー
プの指定を行い、該グループ内に属する音色をトーンジ
ェネレータ4に設定することができる。なお、この動作
については、後述する。 次にホワイドボタン25について説明する。この電子楽
器は、使用者の操作によって所望の音色番号をホワイト
ボタン領域と呼ばれる記憶領域に書き込むことができる
ようになっていると共にホワイトボタン領域に記憶され
た音色番号の音色をトーンジェネレータ4に設定するこ
とができるようになっている。このホワイトボタン領域
の音色番号は、ホワイトボタン24を押圧することにより
読み出される。 次に、この電子楽器における音色番号および音色名の
表示について説明する。表示部3には液晶ドットマトリ
ックスによる表示パネルが接続されており、この表示パ
ネルに音色番号および音色名が表示されるようになって
いる。第3図(a)〜(d)はその際の各種表示フォー
マットを示したものである。ここで、第1〜第3の音色
グループのいずれかを指定し、各グループ内の音色番号
を指定した場合は第3図(a)〜(c)に示す表示フォ
ーマットで音色番号および音色名が表示される。第3図
(a)〜(c)において、左上に表示された数字“1"、
“2"、“3"は、各々音色グループの番号を表す。また、
文字列“STRINGS"、“BRASS"、“WOOD"は各々楽器分類
を表し、文字列“VIOLIN"、“TROMBONE"、“FAGOTTO"は
各々音色名を表し、右下の表示“NO.1",“NO.2",“NO.
2"は各々音色番号の一の位の数字を表す。音色指定をホ
ワイトボタン25により行う場合、およびテンキー入力の
みで行う場合は第3図(d)の表示フォーマットに従っ
て音色番号および音色名が表示される。この場合、音色
グループの番号は表示されず、音色番号が2桁表示され
る。これらの表示フォーマットの切り換えを行う制御プ
ログラムはROM8に記憶されており、この制御プログラム
により音色指定の方法および音色グループに合わせて表
示フォーマットが切り換えられるようになっている。 次にROM9内に記憶された各種データテーブル類の一部
を以下列挙し説明する。なお、これらのテーブル類につ
いては第4図に例示した。 ◇音色番号テーブルTCT(i)(i=1〜N):この電
子楽器において発音可能な全音色の音色番号を記憶した
テーブル。なお、Nは音色の総数を表す。 ◇音色データテーブルTCD(11)〜TCD(99):各音色の
楽音を形成するのに必要な音色パラメータ(エンベロー
プ波形のパラメータ、トーンジェネレータ4がFM音源の
場合は変調度等)および音色名を示す音色名データが、
音色番号11〜99の各々に対応して記憶されている。 ◇音色グループテーブルディレクトリTCGT(1)〜TCGT
(4)およびNTC(1)〜NTC(4):レジスタTCGT
(1)〜TCGT(3)には、音色番号テーブルTCTにおい
て、第1〜第3の音色グループの先頭の音色の音色番号
の記憶された位置が記憶されている。また、レジスタTC
GT(4)には、ホワイトボタン領域(後述するホワイト
ボタンテーブルTCWH)の先頭番地が記憶されている。レ
ジスタNTC(1)〜NTC(3)には第1〜第3の音色グル
ープに属する音色の数が各々記憶されている。また、レ
ジスタNTC(4)にはホワイトボタン領域に格納される
音色番号の数(本実施例の場合「3」)が記憶されてい
る。 ◇直接指定対応音色番号テーブルTCP(5)〜TCP(TCSW
MAX):音色グループ指定スイッチおよびホワイトボタ
ン以外の音色スイッチの個々に対応した音色番号が記憶
されたテーブル。なお、TCSWMAXは音色スイッチのスイ
ッチ番号の最大値を表す。 次にRAM10内に設定されるレジスタ類、テーブル類の
一部を以下列挙し説明する。なお、これらのレジスタ
類、テーブル類については第5図に図示した。 ◇音色番号レジスタTC:この音色番号レジスタTCに格納
された音色番号に対応した音色パラメータが、トーンジ
ェネレータに設定される。 ◇音色スイッチ番号レジスタTCSW:音色グループ指定ス
イッチ21〜24およびその他の音色スイッチが押圧された
場合に、そのスイッチ番号が格納される。 ◇スイッチ番号レジスタCTSW:このレジスタには、上記
レジスタTCSWの内容がコピーされる。ただし、TCSWの内
容が「1」〜「4」以外の値の場合は「0」がセットさ
れる。 ◇カウントオンフラグCNTON:音色グループ指定スイッチ
21〜24のいずれか押圧された場合に“1"がセットされ
る。そして、それ以後、カウンタ割り込みルーチン(後
述)が所定回数実行された後、“0"にクリアされる。 ◇カウント値レジスタCNT:カウントオンフラグCNTONに
“1"がセットされてから、カウンタ割り込みルーチンが
実行された回数が格納される。 ◇音色指定ポインタSWP(1)〜SWP(4):各音色グル
ープが指定された場合に、トーンジェネレータに割り当
てるべき音色が当該音色グループ内において何番目の音
色であるかを示す数値が格納される。 ◇ホワイトボタンテーブルTCWH(1)〜TCWH(3):本
実施例におけるホワイトボタン用記憶領域であり、各レ
ジスタには音色番号が記憶される。 以下、第6図〜第11図のフローチャートを参照し、こ
の電子楽器の動作を説明する。この電子楽器の電源が投
入されると、CPU6は、プログラムROM8に記憶された制御
プログラムに従い、第6図にそのフローを示すメインル
ーチンを実行する。すなわち、CPU6は、電源投入後、直
ちに、上述したRAM10内のレジスタ類、テーブル類のイ
ニシャライズを行う(ステップS1)。この時、ホワイト
ボタンテーブルTCWH(1)〜TCWH(3)には、音声系の
音色番号が初期値としてセットされる。そして、以後、
CPU6は、鍵スイッチ処理(ステップS2)および機能スイ
ッチ処理(ステップS3)を順次繰り返す。鍵スイッチ処
理(ステップS2)においては、鍵スイッチ回路1におけ
るキーオンイベントおよびキーオフイベントが検知さ
れ、検知されたイベントに対応した制御情報(鍵番号に
対応した音高情報および発音開始あるいは終了を指示す
る情報)がトーンジェネレータ4に送られ、発音制御が
行われる。そして、音色グループ指定スイッチ21〜23,
ホワイトボタン24およびその他の音色スイッチがオンさ
れた場合は、ステップS3において第7図にそのフローを
示す音色スイッチオンイベント処理ルーチンが起動され
る。
【音色グループ指定スイッチ21〜23およびホワイト
ボタン24の操作により音色指定を行う場合の動作】 音色グループ指定スイッチ21〜23、ホワイトボタン24
あるいはその他の音色スイッチのオンイベントが機能ス
イッチ回路2を介して検出されると、CPU6は第7図にそ
のフローを示す音色スイッチオンイベント処理ルーチン
を実行する。まず、ステップS101に進み、オンイベント
の検出されたスイッチのスイッチ番号を音色スイッチ番
号レジスタTCSWに格納する。次に、オンされた音色スイ
ッチに対応したLEDを点灯させ(ステップS102)、テン
キーオンフラグONTSを“0"にクリアする(ステップS10
3)。このテンキーオンフラグONTSは、テンキー26によ
り数値を入力している途中であることを示すフラグであ
り、数値入力中の場合には“1"がセットされる(後
述)。次にステップS104に進み、レジスタTCSWの内容が
「1」〜「4」のいずれかと一致するか否かを判断す
る。 そして、判断結果が「NO」の場合、すなわち、音色グ
ループ指定スイッチ21〜23およびホワイトボタン24の他
の音色スイッチがオンされた場合はステップS105に進
み、ROM9に記憶された直接指定対応音色番号テーブルTC
P(5)〜TCP(TCSWMAX)を参照し、これらの中のレジ
スタTCSWが指定する記憶領域の音色番号TCP(TCSW)を
音色番号レジスタTCに格納する。これにより、音色デー
タテーブルTCDに記憶されたパラメータの内、音色番号
レジスタTCによって指定されたものがトンジェネレータ
4に送られる。次いでカウントオンフラグCNTONを“0"
とすると共にスイッチ番号レジスタCTSWに「0」を書き
込む(ステップS106)。そして、音色番号レジスタTCの
内容、および音色データテーブルTCDに記憶された音色
番号レジスタTCが示す音色名データを表示部3に送る
(ステップS107)。この結果、表示パネルには、第3図
(d)の表示フォーマットに従い、音色番号および音色
名が表示される。そして、CPU6は音色スイッチオンイベ
ント処理ルーチンを終了する。 さて、音色グループ指定スイッチ21がオンされたとす
る。この場合、ステップS101に進んでスイッチ番号
「1」をレジスタTCSWにセットし、ステップS102に進ん
でスイッチ21に設けられたLED21aを点灯し、ステップS1
03に進んでフラグONTSを“0"にクリアする。そして、ス
テップS104へ進み、その判断結果が「YES」となってス
テップS108に進む。そして、カウントオンフラグCNTON
が“1"か否かを判断する。そして、判断結果が「YES」
の場合はステップS109に進み、「NO」の場合はステップ
S111に進む。この場合、カウントオンレジスタCNTONは
“0"となっており、ステップS111に進むものとする。 ステップS111に進むと、音色番号テーブルTCTにおけ
る目的とする音色番号の記憶位置を演算する。すなわ
ち、音色テーブルディレクトリにおけるレジスタTCSWの
内容(=1)に対応するレジスタTCGT(TCSW)の内容お
よび音色指定ポインタSWP(TCSW)の内容を加算し、そ
の加算結果から1を減算し、音色番号の記憶位置を求め
る。そして、音色番号テーブルTCTにおける該記憶位置
に記憶された音色番号を読み出し、音色番号レジスタTC
に格納する。この場合、ポインタSWPはイニシャライズ
処理(第6図のステップS1)により「1」となってお
り、音色番号テーブルTCTにおけるディレクトリTCGT
(1)によって指定される第1の音色グループの先頭の
記憶位置の音色番号がレジスタTCにセットされる。 そして、ステップS112に進み、レジスタTCSWの内容
(=1)をレジスタCTSWにコピーし、次いでステップS1
13に進み、カウントオンフラグCNTONに“1"をセットす
ると共にカウント値レジスタCNTを「0」にクリアす
る。そして、ステップS114に進み、音色番号レジスタTC
に格納された音色番号および音色データテーブルTCDに
記憶された当該音色番号に対応した音色名データを表示
部3に送る。この結果、表示パネルには、第3図(a)
の表示フォーマットに従って音色番号および音色名が表
示される。なお、上記においては、音色グループ指定ス
イッチ21をオンした場合について説明したが、他のスイ
ッチ22および23、ホワイトボタン24をオンした場合も同
様の動作が行われる。ただし、ホワイトボタン24がオン
された場合は、RAM10内におけるホワイトボタンテーブ
ルTCWH(1)〜TCWH(3)の中の、レジスタTCGT(4)
およびポインタSWP(4)が示すものが選択され、そこ
に記憶された音色番号が音色番号レジスタTCに格納され
る。また、音色グループ指定スイッチ22,23あるいはホ
ワイトボタン24がオンされた場合は、表示フォーマット
が第3図(a)〜(d)のように切り換えられる点が異
なる。 ところで、この電子楽器では、所定時間毎にタイマ7
からCPU6にタイマ割り込み信号が送られる。この場合、
CPU6はその時点で実行中の処理を一時中断し、第8図に
示すカウンタ割り込みルーチンを実行する。まず、ステ
ップS201に進み、カウントオンフラグS201が“1"か否か
を判断する。そして、判断結果が「NO」の場合はこのル
ーチンを終了し中断中の処理に復帰する。一方、判断結
果が「YES」の場合は、ステップS202に進んでカウント
値レジスタCNTをインクリメントし、次いでステップS20
3に進んでカウント値レジスタCNTの内容が所定の値ENDT
(このデータは定数データとしてプログラムROM8内に記
憶されている)以上であるか否かを判断する。そして、
判断結果が「NO」の場合はこのルーチンを終了し中断中
の処理に復帰する。一方、判断結果が「YES」の場合は
カウントオンフラグCNTONを“0"にクリアし(ステップS
204)、中断中の処理に復帰する。このように、カウン
トオンフラグCNTONは一度“1"にセットされても、所定
時間が経過し、それに伴ってカウンタ割り込みルーチン
が所定回数ENDTだけ起動されると、“0"にクリアされる
ようになっている。 さて、再び音色グループ指定スイッチ21がオンされた
とする。この場合、第7図におけるステップS101〜S104
を介してステップS108に進み、カウントオンフラグCNTO
Nが“1"か否かを判断する。ここで、前回スイッチ21が
オンされてからの経過時間が短い場合は、カウンタオン
フラグCNTONは“1"を保持しており、ステップS108の判
断結果は「YES」となりステップS109に進む。そして、
レジスタTCSWの内容とレジスタCTSWの内容とが等しいか
否か、すなわち、今回オンされたスイッチが前回オンさ
れたスイッチと同じか否かを判断する。この場合、判断
結果は「YES」となりステップS110に進む。なお、判断
結果が「NO」の場合はステップS111に進み、オンされた
スイッチ22〜24に対応した音色番号を求め、音色変更お
よび音色番号、音色名の表示を行う。ステップS110に進
むと、その時点におけるレジスタTCSWの内容(=1)に
対応した音色ポインタSWP(TCSW)に1加算すると共
に、その加算結果を当該グループに属する音色番号の数
NTC(TCSW){この場合、スイッチ21に対応する音色番
号の総数NTC(1)}で除算し、その除算における剰余
を新たなポインタ値としてポインタSWP(TCSW)にセッ
トする。このようにして、ポインタSWP(TCSW)の内容
がインクリメントされる。また、インクリメントする以
前において、ポインタSWPの値が当該グループにおける
ポインタ値の最大値NTC(TCSW)となっている場合は、
「1」が新たなポインタ値としてセットされる。 そして、ステップS111に進み、インクリメントされた
ポイント値に従って音色番号が求められ、音色番号レジ
スタTCに格納される。以下、上述と同様にステップS112
〜S114が実行される。 一方、前回スイッチ21がオンされてからの経過時間が
長い場合は、カウンタオンフラグCNTONは“0"にクリア
されており、ステップS108の判断結果は「NO」となりス
テップS111に進む。この場合、音色ポインタSWP(TCS
W)はインクリメントされないので、前回スイッチ21が
オンされた時と同じ番号が音色番号として求められ、ス
テップS112〜S114が実行される。
【テンキーによる音色指定】
この電子楽器では、音色グループ指定スイッチ21〜23
を押圧することにより第1〜第3の音色グループを指定
し、その後、当該グループにおける所望の音色番号の下
位1桁をテンキー入力により音色を指定することができ
る。以下、音色グループ指定スイッチ21〜23およびテン
キーを併用することによって音色指定を行う場合の動作
を説明する。 使用者が例えば音色グループスイッチ21を押圧する
と、これにより第7図の音色スイッチオンイベント処理
ルーチンが起動され、押圧されたスイッチの番号、すな
わち「1」がスイッチ番号レジスタCTSWにセットされる
(ステップS112)。また、音色グループ指定スイッチ21
に設けられたLEDが点灯される(ステップS102)と共
に、この時点における音色ポインタSWP(1)の内容に
応じた音色がトーンジェネレータ4に設定され(ステッ
プS111)、音色番号および音色名が表示される(ステッ
プS114)。 次いで使用者がテンキー26(第2図)の例えば数値1
のキーをオンすると、機能スイッチ回路2を介して当該
テンキーオンイベントが検知され、CPU6は第9図にその
フローを示すテンキースイッチオンイベント処理ルーチ
ンを実行する。 まず、ステップS301に進み、オンされたテンキーの番
号「1」をテンキーバッファTKBUFに格納する。次いで
ステップS302に進み、テンキーバッファTKBUFの内容が
「1」〜「3」の範囲か否か判断し、この場合の判断結
果が「YES」となってステップS303へ進む。なお、テン
キーバッファTKBUFの内容が「1」〜「3」の範囲外の
場合はステップS304に進む。ステップS303に進むと、書
込フラグWRONが“1"か否かを判断する。ここで、書込ス
イッチ25はオフ状態であり、書込フラグWRONは“0"とな
っているものとすると、ステップS303の判断結果は「N
O」となり、ステップS304に進む。なお、書込フラグWRO
Nが“1"となっている場合の動作については後述する。 ステップS304に進むと、スイッチ番号レジスタCSTWの
内容を判断することにより分岐先を選択する。そして、
この場合、スイッチ番号レジスタCSTWの内容は「1」で
あるので、ステップS311に進む。そして、テンキーバッ
ファTKBUFの内容が当該音色グループにおける音色番号
の数NTC(1)を越えているか否かを判断する。そし
て、この場合、判断結果は「NO」となりステップS312に
進む。なお、判断結果が「YES」の場合、すなわち、テ
ンキー入力された数値が当該音色グループに属する音色
番号の数を越えている場合は、テンキー入力エラーとし
て取り扱い、このルーチンの処理を終了する。 ステップS312に進むと、音色番号上位桁用レジスタTC
Hに「1」をセットすると共に音色番号下位桁用レジス
タTCLにテンキーバッファTKBUFの内容(この場合
「1」)をセットする。次いでステップS313に進み、音
色番号上位桁レジスタTCHの内容「1」および音色番号
下位桁レジスタの内容から音色番号を演算し、演算結果
(この場合「11」)を音色番号レジスタTCにセットす
る。これにより音色番号「11」がトーンジェネレータ4
に設定される。そして、ステップS314に進み、音色デー
タテーブルにおける音色番号「11」に対応するデータの
中から音色名データを読み取り、この音色名データと音
色番号下位桁レジスタTCLの内容「1」とを表示部3に
送る。この結果、表示パネルには、第3図(a)に示す
表示フォーマットで音色番号および音色名が表示され
る。 なお、テンキー入力の前に音色グループスイッチ22を
オンした場合、ステップS304の分岐先はステップS321と
なり、テンキー入力前にスイッチ23をオンした場合の分
岐先はステップS331となる。これらの場合においても、
上述と同様、テンキー入力前に設定された音色グループ
指定レジスタCTSWの内容が音色番号の上位桁として設定
され、テンキー入力された数値が音色番号の下位桁とし
て設定される。そして、これらの場合における音色番号
および音色名の表示は、各々第3図(b)および(c)
の表示フォーマットに従って行われる。 さて、この電子楽器では、テンキー入力により音色番
号の上位桁および下位桁の両方を入力して音色指定を行
うことも可能である。以下、この場合の動作を説明す
る。 使用者がテンキー26を押圧すると、CPU6は、第9図の
テンキースイッチオンイベント処理ルーチンを実行す
る。まず、オンされたテンキーの番号をテンキーバッフ
ァTKBUFにセットし(ステップS301)、次いでテンキー
バッファTKBUFの内容が「1」〜「3」の範囲内か否か
を判断する(ステップS302)。そして、ステップS302の
判断結果が「NO」の場合はステップS304に進み、判断結
果が「YES」の場合はステップS303に進む。ここで、書
込フラグWRONが“0"の場合はステップS302の判断結果に
関係なく処理はステップS304に進む。 ステップS304に進むと、スイッチ番号レジスタCTSWの
内容を判断し分岐先を選択する。ここで、使用者がテン
キー入力前に音色グループ指定レジスタ24を押圧した場
合はレジスタCTSWの内容は「4」、使用者が音色グルー
プ指定スイッチ21〜24以外の音色スイッチをオンした場
合はレジスタCTSWの内容は「0」、使用者が音色グルー
プ指定スイッチおよびその他の音色スイッチを一切オン
としなかった場合はレジスタCSTWの内容は「0」とな
る。そして、テンキー入力前の状態がこのような状態の
場合に処理はステップS304からステップS341に進む。そ
して、テンキーオンフラグONTSが“1"か否かを判断す
る。この場合、第1回目のテンキー入力なのでフラグON
TSは“0"であり、ステップS341の判断結果は「NO」とな
ってステップS342に進む。 ステップS342に進むと、テンキーバッファTKBUFの内
容を音色番号上位桁用レジスタTCHにセットする。次い
でステップS343に進み、テンキーオンフラグONTSに“1"
をセットする。次いでステップS344に進み、音色番号上
位桁レジスタTCHの内容を表示部3に送り、表示パネル
における音色番号の上位桁表示領域に当該上位桁数値を
表示させる。また、この時、下位桁数値が未入力である
ことを示すために、表示部3に制御信号を送り表示パネ
ルにおける下位桁表示領域のカーソルを点滅させる(ス
テップS344)。そして、このルーチンの処理を終了す
る。 この状態において、使用者が音色番号の下位桁数値を
テンキー25により入力し、第9図のテンキーオンイベン
ト処理ルーチンが起動されたとする。この場合も上述と
同様にステップS301〜ステップS304を介しステップS341
に進む。そして、ステップS341の判断結果が「YES」と
なってステップS345に進み、テンキーバッファTKBUFの
内容を音色番号下位桁用レジスタTCLにセットする。次
いでステップS346に進み、音色番号上位桁レジスタTCH
の内容および音色番号下位桁レジスタTCLの内容から音
色番号を演算し、演算結果を音色番号レジスタTCにセッ
トする。これにより当該音色パラメータがトーンジェネ
レータ4に設定される。そして、ステップS347に進み、
音色データテーブルTCDから音色番号に対応する音色名
データを読み取り、この音色名データと音色番号とを表
示部3に送る。この結果、表示パネルには、第3図
(d)に示す表示フォーマットで音色番号および音色名
が表示される。
【ホワイトボタン領域への音色番号の書込】
ホワイトボタンテーブルTCWHに現在音色番号レジスタ
TCにセットされている音色番号を書き込む場合、使用者
は書込スイッチ25の押圧操作により書込フラグに“1"を
セットし、次いでホワイトボタンテーブルTCWHにおける
音色番号の書き込み先をテンキー26により入力する。 書込フラグWRONは、以下説明するように、書込スイッ
チ25の押圧操作により“0"あるいは“1"に切り換えるこ
とができる。すなわち、電子楽器では、書込スイッチ25
が押圧が検知されると、スイッチ25に対応して設けられ
たフリップフロップ(図示せず)がトグル動作するよう
になっており、このフリップフロップの出力が“1"とな
った状態が書込スイッチオン状態、“0"となった状態が
書込スイッチオフ状態と決められている。そして、この
フリップフロップが“1"になると、第10図の書込スイッ
チオンイベント処理ルーチンが実行されて書込フラグWR
ONに“1"がセットされ、“0"になると、第11図の書込ス
イッチオフイベント処理ルーチンが実行されて書込フラ
グWRONが“0"にクリアされる。従って、使用者は書込ス
イッチ25の押圧を行うことにより書込フラグの内容の
“1"/“0"切換を行うことができる。 さて、書込フラグWRONに“1"がセットされ、この状態
でテンキー26から数値を入力され、第9図のテンキース
イッチオンイベント処理ルーチンが起動されたとする。
この場合、ステップS301を介しステップS302に進む。そ
して、テンキーバッファTKBUFの内容が「1」〜「3」
の範囲内であるか否かを判断する。この電子楽器は、ホ
ワイトボタン領域としては3個分の音色番号の記憶領域
しか設けられていないので、「1」〜「3」の範囲外の
数値は音色番号の書込先の指定として無効である。従っ
て、上記ステップS302の判断を行うことにより、「1」
〜「3」の範囲内の数値が入力された場合に限りステッ
プS303に進むようにしている。 ステップS303に進むと、書込フラグWRONが“1"である
ため、その判断結果が「YES」となりステップS351に進
む。そして、スイッチ番号レジスタCSTWの内容が「0」
あるいは「1」であり、かつ、テンキーオンフラグONTS
が“1"であるか否かを判断する。そして、判断結果が
「YES」の場合、すなわち、上述したテンキー入力によ
り音色番号の上位桁および下位桁を入力する操作におい
て上位桁のみを入力し終えた状態である場合は、入力エ
ラーとして取り扱い処理を終了する。一方、ステップS3
51の判断結果が「NO」の場合は音色番号レジスタTCにセ
ットされた音色番号をテンキーバッファTKBUFの内容に
対応したホワイトボタンテーブルTCWH(TKBUF)に書き
込み(ステップS352)、処理を終了する。このようにし
て現在使用中の音色番号がホワイトボタン領域に書き込
まれる。 以上の実施例では、音色指定に本発明を適用する場合
を説明したが、本発明の適用範囲は音色指定に限定され
るものではない。例えば、リズムを幾つかのグループに
分けると共に各グループに対応してグループ指定用のス
イッチを配備する。そして、グループ指定スイッチが押
圧される毎に、ディスコ1→ディスコ2→ディスコ3→
ディスコ1(ディスコ1〜ディスコ3はリズムの名称で
あり、各リズムは似通ったリズムであるものとする)と
いう具合にリズムを切り換えるようにしてもよい。ま
た、本発明を残響効果装置に適用することもできる。こ
の場合、第12図に示すように、ホール、教会、ディス
コ、ルーム等の音響空間の大まかな区分を各々指定する
スイッチ41〜44および各音響空間の広さを表示するため
のLED51〜57を配備し、例えばホールに対応するスイッ
チを押圧する場合は、押圧に従ってホール1→ホール2
→ホール3→ホール1(ただし、ホール1〜ホール3は
各々ホールの広さが異なるものとする)と切り換えるよ
うにする。そして、この時、LED51〜57の内、選択され
たホールの広さに対応するものを点灯させるようにす
る。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、グループ分
けされた各種楽音制御情報の各グループに対応したスイ
ッチを操作すると、これに応じて当該スイッチ操作が検
知され、操作されたスイッチに対応するグループの楽音
制御情報のうちのいずれか1つが指定される。その際、
いずれかのスイッチが操作されてから所定時間内に当該
スイッチと同一のスイッチが再び操作された場合,いず
れかのスイッチが操作されてから他のスイッチが操作さ
れることなく当該スイッチと同一のスイッチが再び操作
された場合,あるいはこれらの条件を共に満足する場合
に、指定される楽音制御情報が当該スイッチの操作毎に
順次変化させられる。 これにより、スイッチが操作される毎に、楽音制御情
報が順次変化するようにできるため、楽音制御情報の数
だけスイッチを設ける必要がなく、操作パネルにおける
実装面積が小さくて済み、かつ、簡単な操作により楽音
制御情報の指定を行うことができる効果がある。 また、各グループ毎にスイッチを設けるようにしてい
るので、1つのスイッチに全ての楽音制御情報を属させ
る場合に比して、1つのスイッチに属する楽音制御情報
の数が少なくて済み、所望の楽音制御情報を高速に選択
できるという効果も得られる。 さらに、いずれかのスイッチが操作されてから所定時
間が経過してから当該スイッチと同一のスイッチが操作
された場合や、あるスイッチが操作されてから当該スイ
ッチが次に操作されるまでの間に当該スイッチと異なる
他のスイッチが操作された場合には、当該スイッチに割
り当てられている楽音制御情報を演奏者が選択したもの
と判断して、当該スイッチに割り当てられている楽音制
御情報を変更せずに楽音制御情報に対応した楽音制御を
行うようにして、演奏者が楽音制御情報の変更を意図し
た場合にだけ当該スイッチに割り当てられている楽音制
御情報を変更することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の構成を示
すブロック図、第2図は同実施例における操作パネルの
構成の一部を示す図、第3図は同実施例における表示パ
ネルの表示例を示す図、第4図は同実施例におけるROM
に設定された各種レジスタおよびテーブル類を示す図、
第5図は同実施例におけるRAM内に記憶された各種テー
ブルを示す図、第6図〜第11図は同実施例においてCPU
が実行するプログラムの処理内容を示すフローチャー
ト、第12図は残響効果の種類の指定用として配備するス
イッチを例示した図、第13図は従来の電子楽器における
音色スイッチの例を示す図、第14図は従来のリズム指定
用スイッチを例示した図である。 2……機能スイッチ回路、4……トーンジェネレータ、
6……CPU、7……タイマ、8,9……ROM、10……RAM。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グループ分けされた各種楽音制御情報の各
    グループに対応したスイッチを有し、該スイッチの操作
    を検知する入力手段と、 操作された前記スイッチに対応するグループの楽音制御
    情報のうちのいずれか1つを指定する指定手段であっ
    て、前記スイッチのいずれかが操作されてから所定時間
    内に該スイッチと同一のスイッチが再び操作された場合
    に、指定する楽音制御情報を該スイッチの操作毎に順次
    変化させてゆく指定手段と、 前記指定手段で指定された楽音制御情報に対応した楽音
    制御を行う楽音制御手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】グループ分けされた各種楽音制御情報の各
    グループに対応したスイッチを有し、該スイッチの操作
    を検知する入力手段と、 操作された前記スイッチに対応するグループの楽音制御
    情報のうちのいずれか1つを指定する指定手段であっ
    て、前記スイッチのいずれかが操作されてから他のスイ
    ッチが操作されることなく該スイッチと同一のスイッチ
    が再び操作された場合に、指定する楽音制御情報を該ス
    イッチの操作毎に順次変化させてゆく指定手段と、 前記指定手段で指定された楽音制御情報に対応した楽音
    制御を行う楽音制御手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】グループ分けされた各種楽音制御情報の各
    グループに対応したスイッチを有し、該スイッチの操作
    を検知する入力手段と、 操作された前記スイッチに対応するグループの楽音制御
    情報のうちのいずれか1つを指定する指定手段であっ
    て、前記スイッチのいずれかが操作されてから他のスイ
    ッチが操作されることなく所定時間内に該スイッチと同
    一のスイッチが再び操作された場合に、指定する楽音制
    御情報を該スイッチの操作毎に順次変化させてゆく指定
    手段と、 前記指定手段で指定された楽音制御情報に対応した楽音
    制御を行う楽音制御手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
  4. 【請求項4】前記入力手段は、前記楽音制御情報を指定
    するための操作子をさらに有するとともに、該操作子の
    操作を検知するものであり、 前記指定手段は、前記スイッチの操作と前記操作子の操
    作との組み合わせに応じて、前記楽音制御情報を指定す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項記載の
    電子楽器。
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