JPH05108070A - 電子楽器の音色制御装置 - Google Patents

電子楽器の音色制御装置

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Publication number
JPH05108070A
JPH05108070A JP3291975A JP29197591A JPH05108070A JP H05108070 A JPH05108070 A JP H05108070A JP 3291975 A JP3291975 A JP 3291975A JP 29197591 A JP29197591 A JP 29197591A JP H05108070 A JPH05108070 A JP H05108070A
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JP
Japan
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tone color
switch
type
tone
timbre
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Application number
JP3291975A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Saito
亮一 斉藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、音色情報にタイプ情報を持たせるこ
とにより音色変更を容易ならしめた電子楽器の音色制御
装置に関し、簡単なスイッチ操作で目的の音色を容易に
選択できる電子楽器の音色制御装置を提供することを目
的とする。 【構成】発音すべき音色タイプを指示する指示手段と、
音色タイプを示す情報を含んでなる音色データを記憶す
る記憶手段と、前記指示手段により所定の音色タイプが
指示された際、該記憶手段を検索して指示された音色タ
イプと同じ音色タイプを示す情報を有する音色データを
読み出し、読み出された音色データに基づき音色を決定
する制御手段とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ピアノ、電子オル
ガン、シンセサイザー、電子キーボード等の電子楽器の
音色制御装置に関し、特に音色情報にタイプ情報を持た
せることにより音色変更を容易ならしめた電子楽器の音
色制御装置に関する。
【0002】近年、種々の機能を有する電子楽器が普及
し、一般に用いられるようになっている。かかる電子楽
器は、多種類の音色情報を記憶しており、操作者の好み
に応じて種々の音色で楽音を発生することができるよう
になっている。
【0003】ところが、多数の音色情報の中から所望の
1つの音色情報を選択して発音するには複雑な操作をす
る必要があり、手間がかかるという問題が生じている。
そこで、簡単な操作で所望の音色を選択できる電子楽器
が望まれている。
【0004】
【従来の技術】電子楽器において、音色名(音色番号)
と実際に発音される音色とは常に一対一をなしている。
かかる音色を発生するための音色情報は、各音色に対応
して予め音色メモリに記憶されており、操作パネル上の
スイッチで選択することにより特定の1つの音色情報を
読み出して発音に用いるようになっている。
【0005】最近の電子楽器は、種々の音色を発生する
ために、多数の音色情報を記憶しているのが一般的であ
り、特に、シンセサイザでは、例えば128音色という
多くの音色を記憶できるものも開発されている。
【0006】しかしながら、操作パネルに搭載できるス
イッチの数に一定の制限があることから、各音色に一対
一に対応するスイッチを設けることができない。
【0007】そこで、例えば図21に示すように、音色
データをマトリックス状に記憶しておき、これをバンク
切換で読み出すように構成するのが一般的である。図に
おいて、操作パネル100のBANKスイッチはバンク
A〜Hを選択するためのスイッチであり、NUMBER
スイッチは、バンク内の1つの音色情報を選択するため
のスイッチである。音色メモリ101は、図示するよう
に、A〜Hの8バンクがそれぞれ16個の音色情報を有
したマトリックス構成となっている。
【0008】図示例では、操作パネルのBANKスイッ
チ「B」、及びNUMBERスイッチ「2」が押下され
ることにより、バンクBの第2番目の音色情報(斜線部
で示す)が選択されている状態を示している。
【0009】各音色情報102は、例えば図示するよう
に、先頭の8文字(8バイト)を音色名NAMEとし、
これに続く情報として、波形タイプ(WAVE TYP
E)、アタックタイム(ATACK TIME)、ディ
ケイタイム(DECAY TIME)、サスティンレベ
ル(SUSUTAIN LEVEL)、リリースタイム
(RELEASE TAIME)等が記憶されている。
【0010】このように、多数の音色を有する従来の電
子楽器においては、バンク切換により音色選択を行うよ
うにしているが、スイッチ操作が面倒であるという欠点
があった。
【0011】また、シンセサイザの場合は、音創りがで
きる必要があることから、操作パネル100上のスイッ
チと音色名との対応を固定できない。したがって、音色
番号で音色を指定して呼出、記憶するのが通例である。
また、音色番号と音色名の対応を表示器に表示させて確
認できるように構成することも考えられるが、音色数が
多くなると表示器で音色番号と音色名との対応を表示す
るのも、一画面では無理がある。
【0012】従来の電子楽器は上記のように構成されて
いるので、目的の音色名に対応する音色番号を忘れてし
まうと、その音色を呼び出すのに非常な手間を要した。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、簡単なスイッチ操作で目的の
音色を容易に選択できる電子楽器の音色制御装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の電
子楽器の音色制御装置は、発音すべき音色タイプを指示
する指示手段と、音色タイプを示す情報を含んでなる音
色データを記憶する記憶手段と、前記指示手段により所
定の音色タイプが指示された際、該記憶手段を検索して
指示された音色タイプと同じ音色タイプを示す情報を有
する音色データを読み出し、読み出された音色データに
基づき音色を決定する制御手段とを具備したことを特徴
とする。
【0015】請求項2に係る発明の電子楽器の音色制御
装置は、上記請求項1に係る電子楽器の音色制御装置に
おいて、前記記憶手段に記憶される音色データに含まれ
る情報を、音色タイプ毎に異ならしめて構成される。
【0016】請求項3に係る発明の電子楽器の音色制御
装置は、発音すべき音色タイプを指示する指示手段と、
音色データを記憶する記憶手段と、音色番号と音色タイ
プとの対応を記憶したテーブルと、前記指示手段により
所定の音色タイプが指示された際、前記テーブルを検索
して指示された音色タイプに対応する音色番号を表示す
る表示手段と、該表示手段に表示された音色番号に応じ
て前記記憶手段から読み出された音色データに基づき音
色を決定する制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る発明の電子楽器の音色制御
装置は、発音すべき音色タイプを指示する指示手段と、
少なくとも音色タイプを示す情報と音色番号と音色名を
含んでなる音色データを記憶する記憶手段と、前記指示
手段により所定の音色タイプが指示された際、前記記憶
手段を検索し、指示された音色タイプを示す情報を有す
る全ての音色データの音色番号と音色名とを対にして文
字表示する文字表示手段と該文字表示手段に表示された
音色番号と音色名との対の1つを選択し、該選択に応じ
て前記記憶手段から読み出された音色データに基づき音
色を決定する制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】請求項5に係る発明の電子楽器の音色制御
装置は、発音すべき音色タイプを指示する指示手段と、
少なくとも音色タイプを示す情報と音色番号と音色名を
含んでなる音色データを記憶する記憶手段と、音色を選
択するための複数のスイッチでなるスイッチ手段と、前
記指示手段により所定の音色タイプが指示された際、前
記記憶手段を検索し、指示された音色タイプを示す情報
を有する音色データの音色番号を前記スイッチ手段の各
スイッチに付された番号に対応せしめて順次記憶したテ
ーブルと、前記音色番号と前記スイッチ手段の各スイッ
チの番号との対応を表示する表示手段と、該表示手段に
表示された前記スイッチの番号の1つが選択された際、
該選択に応じて前記テーブルを参照して前記記憶手段か
ら読み出された音色データに基づき音色を決定する制御
手段とを具備したことを特徴とする。
【0019】請求項6に係る発明の電子楽器の音色制御
装置は、音色を選択するための複数のスイッチでなるス
イッチ手段と、該スイッチ手段の各スイッチに音色を割
り当てることを指示する割当指示手段と、少なくとも音
色番号と音色名を含んでなる音色データを記憶する記憶
手段と、前記スイッチ手段の各スイッチに対応して音色
データを指定する情報を記憶したテーブルと、前記割当
指示手段により割り当てが指示された際、音色名と前記
スイッチ手段の各スイッチの番号との対応を表示する表
示手段と、該表示手段に表示された前記スイッチの番号
の1つが選択された際、該選択に応じて前記テーブルを
参照して前記記憶手段から読み出された音色データに基
づき音色を決定する制御手段とを具備したことを特徴と
する。
【0020】
【作用】請求項1に係る発明は、音色データ中に音色タ
イプを示す情報を含めて記憶手段に記憶しておき、音色
タイプの指示があった際、前記記憶手段を検索して該音
色タイプを示す情報を有する音色データ読み出し、読み
出された音色データに基づき音色を決定するようにした
ものである。
【0021】これにより、同一音色タイプを有する音色
データを次々に読み出して音色を確認しながら所望の音
色を選択できるので、音色選択操作が容易になる。
【0022】請求項2に係る発明は、上記請求項1に係
る電子楽器の音色制御装置において、上記記憶手段に記
憶される音色データに含まれる情報を、音色タイプ毎に
異ならしめている。
【0023】これにより、音色タイプ毎に独自の音色を
制御することが可能となり、従来より木目細かな音色制
御ができるものとなっている。また、音色の特性に応じ
て例えば使用するオシレータの数を加減できるので、ハ
ードウエア資源を有効に使用できる利点がある。
【0024】請求項3に係る発明は、音色番号と音色タ
イプとの対応を記憶したテーブルを予め記憶しておき、
発音すべき音色タイプが指示された際、上記テーブルを
検索して当該音色タイプの音色番号を表示器に表示させ
る。
【0025】これにより、表示器がガイダンスとなり、
操作者は表示された音色番号に基づいて音色を指定する
と、同一音色タイプを有する音色データが次々に読み出
されるので音色を確認しながら所望の音色を選択できる
ことになる。これにより、音色選択操作が容易になる。
【0026】請求項4に係る発明は、音色番号と音色名
とを対にして表示する、例えば文字表示可能な文字表示
手段を備え、音色タイプが指定された際、該音色タイプ
に属する音色番号と、これに対応する音色名とを一括し
て表示し、操作者が表示された中から音色番号を指定す
ることにより音色選択を行うようにしたものである。
【0027】これにより、操作者は直接音色番号を指定
して所望の音色を選択できるので、より操作性に優れた
ものとなっている。
【0028】請求項5に係る発明は、音色を選択するス
イッチ手段の各スイッチの番号と音色名とを対にして表
示する、例えば文字表示可能な文字表示手段を備え、音
色タイプが指定された際、該音色タイプに属する音色名
を、スイッチ手段の各スイッチの番号に対応せしめて一
括して表示し、操作者が表示された中からスイッチの番
号を指定することにより音色選択を行うようにしたもの
である。
【0029】これにより、スイッチ手段の各スイッチに
同一音色タイプに属する音色を割り付けるのと同等の機
能が実現され、実際の音色番号とは無関係に音色の選択
ができる。したがって、音色選択操作が容易になるとと
もに、音色番号と音色データとの対応を変更することな
く所望の音色選択ができる。
【0030】請求項6に係る発明は、音色を選択するス
イッチ手段の各スイッチの番号と音色名とを対にして表
示する、例えば文字表示可能な文字表示手段を備え、上
記スイッチ手段の各スイッチに音色を割り当てることが
指定された際、所定の音色名を、上記スイッチ手段の各
スイッチの番号に対応せしめて一括して表示し、操作者
が表示された中からスイッチの番号を指定することによ
り音色選択を行うようにしたものである。
【0031】これにより、スイッチ手段の各スイッチに
任意の音色を割り付けるのと同等の機能が実現される。
したがって、音色選択操作が容易になるとともに、音色
番号と音色データとの対応を変更することなく所望の音
色のみをスイッチ手段の各スイッチに割り当てることが
できるので、より操作性に優れたものとなっている。
【0032】
【実施例】図1は、本発明に係る0音色制御装置を適用
した子楽器の全体的な構成を概略的に示すブロック図で
ある。
【0033】図において、10は鍵盤であり、複数のキ
ーと、これらキーの押鍵・離鍵動作に連動して開閉する
キースイッチと、これらキースイッチの開閉状態を検出
するキースキャン回路等を含んでいる。この鍵盤10の
キースキャン回路で検出された押鍵・離鍵状態を示す信
号は、鍵盤インタフェース11に送られる。
【0034】鍵盤インタフェース11は、鍵盤10とシ
ステムバス30との間の信号の送受を仲介するものであ
る。鍵盤10から送られてくる押鍵・離鍵状態を示す信
号は、この鍵盤インタフェース11及びシステムバス3
0を介してCPU14に送られるようになっている。
【0035】12は操作パネルであって、該電子楽器を
制御する各種スイッチ、表示器等が設けられている。操
作パネル12に設けられるスイッチには、リズム選択ス
イッチ、音量コントロールスイッチ、自動演奏スイッチ
等の各種スイッチ(いずれも図示しない)の他、この発
明の特徴に直接関係する音色選択のための複数のスイッ
チ(詳細は後述する)が設けられている。
【0036】また、操作パネル12に設けられる表示器
(図示しない)は、例えばスイッチの押下に連動して点
灯/消灯が制御されるLED、文字表示により各種メッ
セージを表示するLCD等がある。この表示器の詳細に
ついても後述する。
【0037】この操作パネル12は、各種スイッチのオ
ン/オフを検出するパネルスキャン回路を含んでいる。
この操作パネル12で検出されたスイッチのオン/オフ
状態を示す信号は、パネルインタフェース13に送られ
る。
【0038】パネルインタフェース13は、操作パネル
12とシステムバス30との間の信号の送受を仲介する
ものである。操作パネル12から送られてくるスイッチ
のオン/オフ状態を示す信号は、このパネルインタフェ
ース13及びシステムバス30を介してCPU14に送
られるようになっている。
【0039】中央処理装置(CPU)14は、プログラ
ムメモリ15に記憶されている制御プログラムに従って
当該電子楽器の各部を制御するものである。
【0040】プログラムメモリ15は、例えばリードオ
ンリメモリ(ROM)で構成されるものであり、上述し
たように制御プログラムを格納するものである。このプ
ログラムメモリ15には、上記制御プログラムの他、C
PU14が使用する種々の固定データも格納される。プ
ログラムメモリ15は、CPU14により、システムバ
ス30を介してアクセスされる。
【0041】16はランダムアクセスメモリ(RAM)
であり、CPU14の作業用領域、当該電子楽器を制御
するための各種レジスタ、フラグ等が定義されている。
RAM16は、CPU14により、システムバス30を
介してアクセスされる。
【0042】17は楽音波形データメモリであり、各種
音色や音域に応じた楽音波形データを記憶するものであ
る。この楽音波形データメモリ17は、楽音発生回路1
9によりアクセスされる。
【0043】18は音色メモリであり、各種音色や音域
に応じた周波数データ、楽音波形データナンバー及びエ
ンベロープデータ等を記憶するものである。この音色メ
モリ18に記憶されるデータの形式については、後述す
る。この音色メモリ18は、CPU14により、システ
ムバス30を介してアクセスされる。
【0044】楽音発生回路19は、CPU14から供給
されるデータに対応する楽音波形データを楽音波形デー
タメモリ17から読み出し、読み出した楽音波形データ
にエンベロープを付加して楽音信号として出力するもの
である。この楽音発生回路19が出力する楽音信号は増
幅器20に供給される。
【0045】増幅器20は、楽音発生回路19から供給
される楽音信号を所定の利得で増幅し、スピーカ21に
供給するものである。スピーカ21は、電気信号を音響
信号に変換する周知のものである。
【0046】なお、上記鍵盤インタフェース11、パネ
ルインタフェース13、CPU14、プログラムメモリ
15、RAM16、音色メモリ18及び楽音発生回路1
9は、システムバス30で相互に接続されるようになっ
ている。
【0047】次に、上記のような基本的なハードウエア
構成において、本発明の実施例を説明する。
【0048】〔第1の実施例〕図2は、本発明の第1の
実施例の操作パネルの構成を示すものである。図におい
て、120は8個に分類された音色タイプの中から1つ
のタイプを指定する音色タイプスイッチである。121
は8個のバンク(A〜H)の中の1つのバンクを指定す
るバンク選択スイッチである。122は16個の音色デ
ータの中の1つを指定する音色選択スイッチである。こ
のバンク選択スイッチ121と音色選択スイッチ122
とにより音色番号が指定される。
【0049】また、123は、上記音色タイプスイッチ
120、バンク選択スイッチ121、音色選択スイッチ
122の各スイッチに対応して設けられる表示器であ
る。この表示器123は、各スイッチの押下状態を表示
するために使用される。この表示器123は、例えばL
EDで構成される。
【0050】図3は、この第1の実施例で使用する音色
データの例(同図(A))、音色タイプテーブルの例
(同図(B))、音色番号テーブルの例(同図(C))
をそれぞれ示すものである。
【0051】音色データは、図21に示した従来の音色
データに加え、データの先頭に音色タイプを示すコード
を記憶する1バイトの領域を有する。図示例では当該音
色データがピアノタイプ(PIANO)の音色データで
あることを示している。
【0052】音色タイプテーブルは、音色番号順に、該
音色番号に対応する音色タイプを示すコードを格納する
テーブルである。
【0053】音色番号テーブルは、音色タイプ順に、そ
のタイプに属する音色番号を格納するテーブルである。
なお、このテーブルでは、音色番号の代わりに、音色番
号に対応する音色データが記憶されているアドレスを格
納するようにしても良い。
【0054】上記の構成において、本実施例の動作を説
明する。図4は、本発明の各実施例で共通に使用される
メインフローチャートである。
【0055】電源が投入されると、図4に示すように、
先ず、初期化処理が行われる(ステップS1)。この初
期化処理は、楽音発生回路19の内部状態を初期状態に
設定して電源投入時に不要な音が発生されるのを防止し
たり、RAM16の作業用領域をクリアしたり、レジス
タやフラグを初期状態に設定する処理である。
【0056】次いで、パネル処理が行われる(ステップ
S2)。このパネル処理では、先ず、操作パネル12の
パネルスキャン回路で検出された各スイッチのオン/オ
フ状態を示すデータがCPU14に読み込まれ、RAM
16に記憶される。
【0057】次いで、前回操作パネル12から取り込ん
だ各スイッチのオン/オフ状態を示すデータ(RAM1
6の他の領域に既に記憶されている)と、今回操作パネ
ル12から取り込んだ各スイッチのオン/オフ状態を示
すデータとを比較し、新たにオンになったスイッチに対
応するビットのみをセットしたオンイベントマップ及び
新たにオフになったスイッチに対応するビットのみをセ
ットしたオフイベントマップが作成される。
【0058】以下、スイッチのオン/オフの判断は、こ
のオンイベントマップ又はオフイベントマップを調べる
ことにより行われる。
【0059】また、パネル処理では、上記オンイベント
マップ又はオフイベントマップを調べることにより、各
スイッチに対応した表示器123を点灯又は消灯する処
理が行われる。これは、CPU14が、パネルインタフ
ェース13を介して所定のデータを操作パネル12に送
出することにより実現される。
【0060】以上のパネル処理が終了すると、次に鍵処
理が実行される(ステップS3)。この鍵処理では、先
ず、鍵盤10のキースキャン回路で検出された各鍵のオ
ン/オフ状態を示すデータがCPU14に読み込まれ、
RAM16に記憶される。
【0061】次いで、前回鍵盤10から取り込んだ各鍵
のオン/オフ状態を示すデータ(RAM16の他の領域
に既に記憶されている)と、今回鍵10から取り込んだ
各鍵のオン/オフ状態を示すデータとを比較し、新たに
オンになった鍵に対応するビットのみをセットしたオン
イベントマップ、及び新たにオフになった鍵に対応する
ビットのみをセットしたオフイベントマップが作成され
る。
【0062】以下、このオンイベントマップ又はオフイ
ベントマップを調べることにより、いずれの鍵がオン又
はオフにされたか否かが調べられる。そして、鍵オンイ
ベントがあったことが判断されると発音処理が行われ、
鍵オフイベントがあったことが判断されると消音処理が
行われる。これら発音処理、消音処理は周知であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0063】この鍵処理が終了すると、その他の処理が
行われる(ステップS4)。この「その他の処理」で
は、例えば、パネル処理ルーチンで検出したイベントが
あったスイッチに対応する処理や、この発明の特徴であ
る音色変更処理が行われる。
【0064】次に、上記構成においてプレイモードにお
ける音色変更処理につき、図5のフローチャートを参照
しながら説明する。ここで、プレイモードとは、既に作
成されている音色データを用いて音色を変更するモード
をいう。なお、以下の例では、図3(B)に示す音色タ
イプテーブルを用いて音色変更を行う場合を示してい
る。
【0065】この音色変更処理では、先ず、音色タイプ
スイッチ120が押下されたか否かが調べられる(ステ
ップS11)。これは、上述した操作パネル12のオン
イベントマップを調べることにより行われる。そして、
音色タイプスイッチ120の押下でないことが判断され
ると、以下の処理は行わずにこの音色変更処理ルーチン
からリターンする。
【0066】一方、音色タイプスイッチ120の押下で
あることが判断されると、音色タイプコードの生成が行
われる(ステップS12)。即ち、押下された音色タイ
プスイッチ120に対応する音色タイプコードが生成さ
れる。
【0067】次いで、生成された音色タイプコードと、
RAM16に定義された音色タイプコードを格納するバ
ッファ(以下、「音色タイプコードBUF」という)に
記憶されている音色タイプコードとが比較される(ステ
ップS13)。つまり、前回押下された音色タイプスイ
ッチ120と今回押下された音色タイプスイッチ120
とが同一であるか否かが調べられる。
【0068】そして、これらが異なることが判断される
と、ステップS12で生成した音色タイプコードを音色
タイプコードBUFに格納し(ステップS14)、音色
タイプテーブル(図3(B)参照)の先頭アドレスをイ
ンデックスレジスタXRにセットする(ステップS1
5)。これにより、以下の処理においては、このインデ
ックスレジスタXRを用いて、音色タイプテーブルの先
頭から音色タイプコードの検索が行われることになる。
【0069】一方、上記ステップS12で生成された音
色タイプコードと音色タイプコードBUFの内容とが同
じであることが判断されると、上記ステップS14、S
15はスキップされる。これにより、以下の処理におい
ては、前回検索を終了したエントリの次のエントリから
引き続いて音色タイプテーブルの検索が行われることに
なる。
【0070】次いで、音色タイプコードBUFの内容
と、インデックスレジスタXRの内容で指定される音色
タイプテーブルのエントリに記憶されている音色タイプ
コードとが比較される(ステップS16)。そして、こ
れらが異なることが判断されると、インデックスレジス
タXRの内容をインクリメントする(ステップS1
7)。
【0071】次いで、インデックスレジスタXRがオー
バフローしたか否かが調べられる(ステップS18)。
ここでいうオーバフローは、インデックスレジスタXR
の内容が、音色タイプテーブルの最後のエントリのアド
レスを越えたことを意味する。
【0072】そして、オーバフローしていないことが判
断されると、ステップS16へ戻り、以下ステップS1
6〜S18を繰り返し実行する。この繰り返し実行の過
程で、ステップS16で、音色タイプコードBUFの内
容と、インデックスレジスタXRの内容で指定される音
色タイプテーブルのエントリに記憶されている音色タイ
プコードとが一致したことが判断されると、目的の音色
タイプコードが検索されたことを判断し、ステップS1
9へ進む。
【0073】一方、上記ステップS16〜S18の繰り
返し実行の過程で、ステップS18で、オーバフローが
発生したことが判断されると、ステップS15へ戻り、
インデックスレジスタXRに音色タイプテーブルの先頭
アドレスをセット(ステップS15)した後、ステップ
S16〜S18を繰り返し実行する。即ち、音色タイプ
テーブルの途中のエントリから検索が開始された場合
は、音色タイプテーブルの先頭へラウンドしてテーブル
の全領域を検索するようになっている。
【0074】以上の処理で、押下された音色タイプスイ
ッチ120と一致する音色タイプコードが音色タイプテ
ーブルから検出される。
【0075】次いで、インデックスレジスタXRの内容
が示す音色タイプテーブルのエントリに記憶されている
音色番号を表示する(ステップS19)。即ち、操作パ
ネル12のバンク選択スイッチ121の1つに対応する
表示器123、及び音色選択スイッチ122の1つに対
応する表示器123が点灯される。これにより、検索さ
れた音色番号が表示器123により表示されることにな
る。
【0076】次いで、上記ステップS12で生成した音
色タイプコードを音色タイプコードBUFに格納し(ス
テップS20)、次回の処理に備える。次いで、インデ
ックスレジスタXRをインクリメントする(ステップS
21)。
【0077】そして、インデックスレジスタXRがオー
バフローしたか否かを調べ(ステップS22)、オバー
フローしたことが判断されると、音色タイプテーブルの
先頭アドレスをインデックスレジスタXRにセットして
(ステップS23)、この音色変更処理ルーチンからリ
ターンする。
【0078】このステップS21〜S23の処理によ
り、次回に音色タイプスイッチ120が押下された場合
に、音色タイプテーブルの次のエントリから検索が開始
されることになる。
【0079】以上の音色変更処理を、実際の音色選択操
作に対応せしめて説明すると以下のようになる。操作者
が、呼び出したい音色の音色番号を忘れてしまった場合
でも、どのタイプの音色であったかは理解できているの
が通常である。
【0080】今、仮に、音色番号を忘れた音色のタイプ
がピアノタイプの音色であったとすると、操作者は音色
タイプスイッチ120の「PIANO」を押下する。こ
れにより、音色変更処理ルーチンでは、ピアノタイプを
示すコードを音色タイプテーブルの先頭から順に検索す
る。
【0081】図3(B)に示す例では、先ず、音色番号
「A−1」でピアノタイプの音色が検索される。これに
より、音色タイプスイッチ120に対応して設けられて
いる表示器123のうち、「A」と「1」の表示器12
3が点灯される。
【0082】この表示器123の点灯により、操作者は
「A−1」にピアノタイプの音色が格納されていること
を認識できるので、音色タイプスイッチ120の「A」
と「1」とを押下して音色を切り替え、その後、例えば
押鍵して音色を確認する。
【0083】ここで、求める音色が「A−1」でなかっ
た場合は、再度、音色タイプスイッチ120の「PIA
NO」を押下する。これにより、次のピアノタイプの音
色である「A−4」が検索され、対応する表示器123
が点灯される。
【0084】以下、同様にして、順次音色を確認するこ
とにより、所望の音色が出現したときに音色選択操作を
止める。
【0085】このように、この実施例によれば、タイプ
の異なる音色をサーチすることがないので、少ない操作
で所望の音色を選択できる。
【0086】なお、上記実施例では、音色タイプテーブ
ルを用いて所望の音色を検索する場合について説明した
が、図3(C)に示すように、各音色タイプに属する音
色番号をまとめて記憶した音色番号テーブルを備え、押
下された音色タイプスイッチ120に対応する場所から
音色番号を順次取り出して上記と同様の動作で表示器1
23を点灯させることにより、上述した実施例と同様の
作用・効果を発揮させることができる。
【0087】また、音色タイプテーブルや音色番号テー
ブルを用いないで、上記と同等の機能を実現することも
できる。即ち、音色タイプスイッチ120が押下された
際に、図3(A)に示す形式で音色メモリ18に記憶さ
れた音色データを、先頭から順次検索し、音色タイプス
イッチ120に対応する音色タイプコードを発見した場
合に、検索を一時中断する。この状態で押鍵して音色を
確認し、所望の音色でなければ音色タイプスイッチ12
0を再度押下することにより次の検索に移る。
【0088】この場合、検索すべき音色データの数が増
えるものの、音色タイプテーブルや音色番号テーブルが
不要となり、構成が簡単になるという利点がある。
【0089】次に、エディットモードにおける音色変更
処理につき、図6に示すフローチャートを参照しながら
説明する。ここで、エディットモードとは、音色データ
や音色番号と音色名との対応を変更するモードをいう。
なお、以下の例では、図3(B)に示す音色タイプテー
ブルを有するシステムにおける動作について説明する。
【0090】この処理では、先ず、音色タイプスイッチ
120が押下されたか否かが調べられる(ステップS3
1)。そして、音色タイプスイッチ120の押下でない
ことが判断されると、以下の処理は行わずにこの音色変
更処理ルーチンからリターンする。
【0091】一方、音色タイプスイッチ120の押下で
あることが判断されると、音色タイプコードの生成が行
われる(ステップS32)。即ち、押下された音色タイ
プスイッチ120に対応する音色タイプコードが生成さ
れる。
【0092】次いで、生成した音色タイプコードを、音
色タイプテーブルのインデックスレジスタXRが指して
いるエントリに格納する(ステップS33)。これによ
り音色番号と音色名との対応が変更されることになる。
【0093】次いで、エディットモードに入る(ステッ
プS34)。このエディットモードでは、音色データ中
の「WAVE TYPE」や「ATACK TIME」
等を変更する処理が行われる。
【0094】以上の処理により、音色タイプテーブルの
音色タイプコードが押下された音色タイプスイッチ12
0に対応したコードに変更される。したがって、操作者
は、音色番号と音色タイプコードとの対応を任意に変更
できる。
【0095】〔第2の実施例〕本電子楽器の音色制御装
置の第2の実施例の動作を説明する。音色タイプを有す
ることのもう一つの利点は、タイプ毎にパラメータを持
つことができる点である。従来の電子楽器では、各音色
タイプに必要なパラメータの最小公倍数だけパラメータ
が用意されており、これを全ての音色タイプに与えてい
た。
【0096】しかしながら、各音色タイプ毎に見た場合
に、上記の構成では十分なパラメータとはいえないこと
が多かった。これを音色タイプ毎に持つことで、各音色
タイプにマッチしたパラメータ構成が可能となってい
る。
【0097】図8は、この実施例のプレイモードにおけ
る音色変更処理の概略フローチャートを示す。即ち、音
色タイプコードnが与えられると(ステップS41)、
該音色タイプコードnの値に応じてパラメータ処理を行
う。
【0098】例えば、音色タイプコードnが「0」の場
合はピアノタイプのパラメータ処理を行い(ステップS
42)、音色タイプコードnが「1」の場合はギタータ
イプのパラメータ処理を行い(ステップS43)、音色
タイプコードnが「2」の場合はストリングタイプのパ
ラメータ処理を行い(ステップS44)、以下同様に、
各タイプ毎のパラメータ処理が行われる。
【0099】このようにしてパラメータ処理が完了する
と、発音処理が行われる(ステップS45)、その後、
この音色変更処理ルーチンからリターンする。
【0100】図9は、この実施例のエディットモードに
おける音色変更処理の概略フローチャートを示す。即
ち、音色タイプコードnが与えられると(ステップS5
1)、該音色タイプコードnの値に応じてエディットモ
ード処理を行う。
【0101】例えば、音色タイプコードnが「0」の場
合はピアノタイプのエディットモード処理を行い(ステ
ップS52)、音色タイプコードnが「1」の場合はギ
タータイプのエディットモード処理を行い(ステップS
53)、音色タイプコードnが「2」の場合はストリン
グタイプのエディットモード処理を行い(ステップS5
4)、以下同様に、各タイプ毎のエディットモード処理
が行われ、その後、この音色変更処理ルーチンからリタ
ーンする。
【0102】以上のような処理により、例えば、エンベ
ロープのアタックタイムは、ピアノタイプでは、図7
(A)に示すように速く、ストリングタイプでは、図7
(B)に示すように遅いのが一般的であるが、パラメー
タ上では、例えば「0〜100」というように共通であ
るため、どちらの音創りをするときも荒くなりやすいと
いう欠点があった。
【0103】また、例えば図7(D)に示すように、オ
ルガンタイプのエンベロープのリリースは、図7(C)
に示すピアノタイプに比べて短く、連打で音域を移動す
るときも先行する音のリリースと、後行する音のアタッ
クとが重なることが少ない。したがって、音色データ中
に音色タイプコードを有することにより、当該音色デー
タが例えばオルガンタイプであるということを認識でき
れば、オルガンタイプの場合は同時発音数を減らすこと
が可能であるので、その分、1音を構成するオシレータ
を増やす構成にすることができる。
【0104】また、例えばギタータイプでは、ハンマリ
ング等の特殊な奏法が用いられるが、これを実現するア
サイナを用意することができる。
【0105】さらに、例えばピアノタイプではビブラー
トは不要であるが、この低周波発振器(LFO)を利用
し、うねりとして表現することができる。
【0106】〔第3の実施例〕図10は、本発明の第3
の実施例の操作パネルの構成を示すものである。図にお
いて、音色タイプスイッチ120、バンク選択スイッチ
121、音色選択スイッチ122は、図2に示したもの
と同一である。
【0107】また、124は文字表示可能な表示器であ
り、例えはLCDで構成されるものである。この表示器
124には、図中に例示するように、各音色タイプ(図
示例ではピアノタイプを示している)に属する音色番号
と音色名の対応が表示される。また、その他の種々のメ
ッセージの表示のためにも使用される。
【0108】なお、この実施例の操作パネル12には、
図2に示した各スイッチに対応するLEDは設けられな
い。
【0109】図11は、この実施例で使用する音色メモ
リ18に記憶される音色データの構成例である。各音色
データはmバイトで成り、それぞれ音色タイプ(TYP
E)、音色番号(A−1,A−2,…)、音色名(NA
ME)及びパラメータ値により構成される。なお、音色
番号と音色名は合計nバイトで構成されるものとする。
【0110】上記の構成において、本電子楽器の音色制
御装置の第3の実施例の動作を説明する。本実施例にお
けるメインフローチャートは、図4に示したものと同一
のものが用いられるので説明は省略し、音色変更処理に
つき、図12のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0111】この処理では、先ず、音色タイプスイッチ
120が押下されたか否かが調べられる(ステップS6
1)。そして、音色タイプスイッチ120の押下でない
ことが判断されると、この音色変更処理ルーチンからリ
ターンする。
【0112】一方、音色タイプスイッチ120の押下で
あることが判断されると、音色タイプコードの生成が行
われる(ステップS62)。即ち、押下された音色タイ
プスイッチ120に対応する音色タイプコードが生成さ
れる。
【0113】次いで、音色メモリ18に記憶された音色
データの先頭アドレスがインデックスレジスタXRにセ
ットされる(ステップS63)。
【0114】次いで、ステップS62で生成された音色
タイプコードと、インデックスレジスタXRの内容で指
定する音色データ(音色タイプコード)とが比較される
(ステップS64)。
【0115】そして、これらが一致しないときは、ステ
ップS67へ分岐し、インデックスレジスタXRの内容
に値mが加算される。そして、加算結果にオーバフロー
が生じたか否かが調べられる(ステップS68)。ここ
でいうオーバフローは、インデックスレジスタXRの内
容が、音色データが記憶されている領域のアドレスを越
えたことを意味する。
【0116】ここで、オーバフローが生じたことが判断
されると、つまり先頭から最後までの全音色データの検
索が完了したことが判断されると、この音色変更処理ル
ーチンからリターンする。
【0117】一方、上記ステップS68でオーバフロー
が生じていないことが判断されると、ステップS64に
戻り、上述したと同様の処理を繰り返し実行する(ステ
ップS64→S67→S68)。
【0118】そして、この繰り返し実行の過程におい
て、ステップS64で、ステップS62で生成された音
色タイプコードと、インデックスレジスタXRで指定す
る音色データ(音色タイプコード)とが一致したことが
判断されると、表示器124への表示処理(ステップS
65、S66)が行われる。
【0119】即ち、インデックスレジスタXRに値ni
を加えた値でアドレッシングされる音色データ(音色番
号及び音色名)を表示バッファ(以下、「表示BUF」
という)に移し、この動作を、値niをインクリメント
しながら値niが値nになるまで繰り返し実行する(ス
テップS65、S66)。これにより、1つの音色タイ
プコードに対する音色番号と音色名が対となって、表示
器124に表示されることになる。
【0120】次いで、ステップS67へ進み、上述した
と同様の処理が行われる。これにより、表示器124に
は、例えば図10に表示例を示すように、音色タイプス
イッチ120で指定された音色タイプを有する全ての
「音色番号と音色名の対」がメニューとして表示される
ことになる。
【0121】したがって、操作者はこのメニューの中か
ら所望のものを選択して、バンク選択スイッチ121及
び音色選択スイッチ122を用いて音色番号を入力する
ことにより、所望の音色に変更することができる。
【0122】この実施例によれば、1回の選択操作で所
望の音色を選択することができるので、操作性に優れた
ものとなっている。
【0123】〔第4の実施例〕図13は、本発明の第4
の実施例の操作パネルの構成を示すものである。図にお
いて、音色タイプスイッチ120、バンク選択スイッチ
121、音色選択スイッチ122及び表示器124は、
図10に示したものと同一である。この実施例では、表
示器124に表示されるメニューの表示形態が図10に
示したものと相違している。
【0124】図14は、この実施例で使用するスイッチ
変換テーブルの構成例である。このスイッチ変換テーブ
ルは16個のエントリを有し、各エントリには実際の音
色番号が記憶されている。なお、このテーブルでは、音
色番号の代わりに、音色番号に対応する音色データが記
憶されているアドレスを格納するようにしても良い。
【0125】なお、この第4の実施例で用いる音色デー
タの形式は、第3の実施例で用いたもの(図11参照)
と同じものが用いられる。
【0126】上記の構成において、本電子楽器の音色制
御装置の第4の実施例の動作を説明する。本実施例にお
けるメインフローチャートは、図4に示したものと同一
のものが用いられるので説明は省略し、先ず、プレイモ
ードにおける音色変更処理につき、図15のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0127】この処理では、先ず、音色タイプスイッチ
120が押下されたか否かが調べられる(ステップS7
1)。そして、音色タイプスイッチ120の押下でない
ことが判断されると、この音色変更処理ルーチンからリ
ターンする。
【0128】一方、音色タイプスイッチ120の押下で
あることが判断されると、音色タイプコードの生成が行
われる(ステップS72)。即ち、押下された音色タイ
プスイッチ120に対応する音色タイプコードが生成さ
れる。
【0129】次いで、生成された音色タイプコードと、
RAM16に定義された音色タイプコードBUFに記憶
されている音色タイプコードとが比較される(ステップ
S73)。即ち、前回押下された音色タイプスイッチ1
20と今回押下された音色タイプスイッチ120とが同
一であるか否かが調べられる。
【0130】そして、これらが異なることが判断される
と、ステップS72で生成した音色タイプコードを音色
タイプコードBUFに格納する(ステップS74)。次
いで、音色メモリ18の音色データが格納されている先
頭アドレスをインデックスレジスタXR1にセットし、
スイッチ変換テーブルの先頭アドレスをインデックスレ
ジスタXR2にセットし、変数Lをゼロに初期化する
(ステップS75)。
【0131】変数Lは、表示器124に表示する際の番
号であり、音色選択スイッチ122の番号に対応するも
のである。これにより、以下の処理においては、音色メ
モリ18の音色データ格納領域の先頭から音色タイプコ
ードの検索が行われることになる。
【0132】一方、上記ステップS72生成された音色
タイプコードと音色タイプコードBUFの内容とが同じ
であることが判断されると、上記ステップS74、S7
5はスキップされる。これにより、以下の処理において
は、前回検索を終了した位置の次の位置から引き続いて
音色データの検索が行われることになる。
【0133】次いで、音色タイプコードBUFの内容
と、インデックスレジスタXR1で指定する音色データ
中の音色タイプコードとが比較される(ステップS7
6)。そして、これらが異なることが判断されると、イ
ンデックスレジスタXR1の内容に値mが加算される。
つまり、次の音色データ中の音色タイプコードのアドレ
スに更新される。
【0134】次いで、オーバフローが生じたか否かが調
べられる(ステップS78)。ここでいうオーバフロー
は、インデックスレジスタXR1の内容が、音色データ
の最後のアドレスを越えたことを意味する。
【0135】ここで、オーバフローが生じたことが判断
されると、つまり音色メモリ18の全音色データの検索
が完了したことが判断されると、この音色変更処理ルー
チンからリターンする。
【0136】一方、オーバフローが生じていないことが
判断されると、ステップS76に戻り、上述したと同様
の処理を繰り返し実行する(ステップS76→S77→
S78)。
【0137】そして、この繰り返し実行の過程におい
て、ステップS76で、ステップS72で生成された音
色タイプコードと、インデックスレジスタXR1で指定
する音色データ(音色タイプコード)とが一致したこと
が判断されると、変数Lをインクリメントし(ステップ
S79)、変数Lがオーバフローしたか否かが調べられ
る(ステップS80)。ここで、変数Lがオーバフロー
したということは、表示器124の表示可能範囲を越え
たことを意味する。
【0138】そして、オーバフローしたことが判断され
ると、この音色変更処理ルーチンからリターンする。
【0139】一方、オーバフローしていないことが判断
されると、該変数Lを表示BUFに送出する(ステップ
S81)。これにより、図13の表示例に示すように、
先頭カラムの番号が表示されることになる。
【0140】次いで、インデックスレジスタXR1をイ
ンクリメントしたアドレスに格納されているデータ、つ
まり音色番号を、スイッチ変換テーブルのインデックス
レジスタXR2が指定するエントリに格納し、インデッ
クスレジスタXR2に変数Lを加える(ステップS8
2)。これにより、現在の音色選択スイッチ122の番
号と実際の音色番号との対応がスイッチ変換テーブルに
記憶されることになる。
【0141】次いで、インデックスレジスタXR1に値
niを加えた値でアドレッシングされる音色データ(音
色番号及び音色名)を表示BUFに移し、この動作を、
値niをインクリメントしながら値niが値nになるま
で繰り返し実行する(ステップS83、S84)。これ
により、1つの音色タイプコードに属する音色名が番号
を付されて表示器124に表示されることになる。
【0142】次いで、ステップS77へ分岐し、上述し
たと同様の処理が行われる。これにより、表示器124
には、例えば図13に表示例を示すように、音色タイプ
スイッチ120で指定された音色タイプに属する全ての
音色名が番号を付されてメニューとして表示されること
になる。換言すれば、各音色選択スイッチ122に音色
が割り付けられたことになる。
【0143】したがって、操作者はこのメニューの中か
ら所望のものを選択して、音色選択スイッチ122を用
いて該当番号を入力することにより、所望の音色に変更
することができる。
【0144】次に、エディットモードにおける音色変更
処理について、図16のフローチャートを参照しながら
説明する。このエディットモードでは、上記番号をキー
にしてスイッチ変換テーブルを検索し、該当する音色番
号を認識してこれに対応する音色データを読み出す処理
である。
【0145】この処理では、先ず、音色選択スイッチ1
22が押下されたか否かが調べられる(ステップS9
1)。そして、音色選択スイッチ122の押下でないこ
とが判断されると、この音色変更処理ルーチンからリタ
ーンする。
【0146】一方、音色選択スイッチ122の押下であ
ることが判断されると、音色選択スイッチナンバーの生
成が行われる(ステップS92)。これは押下された音
色選択スイッチ122のスイッチ番号を生成する処理で
あり、ここで生成された音色選択スイッチナンバーを
「S」とする。
【0147】次いで、スイッチ変換テーブル先頭アドレ
スに上記音色選択スイッチナンバーSを加算した値をア
ドレスとして、スイッチ変換テーブルを参照し、音色番
号を読み出す(ステップS93)。次いで、音色番号か
ら実際に読み出すべき音色データを読み出して発音処理
を行う(ステップS94)。
【0148】以上の処理により、音色選択スイッチ12
2に割り付けられた音色データを、該音色選択スイッチ
122を押下することにより読み出し、音色を所望のも
のに変更できるようになっている。
【0149】以上の処理を要約すると、以下のようにな
る。即ち、音色タイプスイッチ120が押下されると、
そのタイプに属する音色データが、実際の音色番号とは
別に音色選択スイッチ122上に割り付けられ、その対
応を示すために音色選択スイッチ122の番号と音色名
が対で表示器124に表示される。操作者は、音色選択
スイッチ122で所望の音色を選択し、音色変更を行
う。
【0150】以上ように、この実施例によれば、上述し
た第3の実施例よりスイッチ操作が減り、より操作性に
優れたものとなっている。
【0151】なお、上記実施例において、学習機能を付
加し、使用頻度に応じて表示及び配列の順番を入れ換え
るように構成することもできる。かかる構成とすること
により、頻繁に使用する音色は所定の位置に表示される
ようになり、より操作性がすぐれたものとなる。
【0152】また、MIDIのプログラムナンバーとは
別個にスイッチ上に音色を配列するために、シーケンサ
で曲創りをするときでも何等支障は生じない。
【0153】〔第5の実施例〕図17は、本発明の第5
の実施例の操作パネルの構成を示すものである。図にお
いて、音色タイプスイッチ120、バンク選択スイッチ
121、音色選択スイッチ122及び表示器124は、
図13に示したものと同一である。
【0154】125はPLAYモードスイッチであり、
本装置をプレイモードにするために使用される。126
はEDITモードスイッチであり、本装置をエディット
モードにするために使用される。
【0155】127はUSERスイッチであり、第1の
実施例に示した実際の音色番号をバンク選択スイッチ1
21及び音色選択スイッチ122に割り当てる方法では
なく、音色選択スイッチ122上に音色を割り付けるた
めに使用される。128及び129はカーソルスイッチ
であり、表示器124に表示された音色名の位置にカー
ソルを移動させるために使用される。このカーソルは操
作者が所望の音色名を選択するために使用される。
【0156】図18は、この実施例で使用する音色デー
タの構成例(同図(A))と、スイッチ変換テーブルの
構成例(同図(B))である。
【0157】この実施例で使用する各音色データはmバ
イトで成り、それぞれ、音色番号(A−1,A−2,
…)、音色名(NAME)及びパラメータ値により構成
される。なお、音色名はnバイトで構成されるものとす
る。
【0158】また、スイッチ変換テーブルの各エントリ
には実際の音色データが格納されているアドレス(音色
アドレス)が記憶されている。
【0159】上記の構成において、本電子楽器の音色制
御装置の第5の実施例の動作を説明する。本実施例にお
けるメインフローチャートは、図4に示したものと同一
のものが用いられるので説明は省略し、音色変更処理に
つき、図19及び図20のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0160】この処理では、先ず、USERスイッチ1
27が押下されたか否かが調べられる(ステップS10
1)。そして、USERスイッチ127が押下されてい
ないことが判断されると、この音色変更処理ルーチンか
らリターンする。
【0161】一方、USERスイッチ127が押下され
たことが判断されると、スイッチ変換テーブルの先頭ア
ドレスをインデックスレジスタXR2にセットする(ス
テップS102)。次いで、変数Lがゼロに初期設定さ
れる(ステップS103)。変数Lは、表示器124に
表示する際の番号であり、音色選択スイッチ122の番
号に対応している。
【0162】次いで、変数Lを表示BUFに送出する
(ステップS104)。これにより、図17の表示例に
示すように、先頭カラムの番号が表示されることにな
る。
【0163】次いで、インデックスレジスタXR2の内
容に変数Lを加算した値でアドレスされるスイッチ変換
テーブルのエントリから音色アドレスを取り出し、イン
デックスレジスタXR1にセットする(ステップS10
5)。
【0164】次いで、インデックスレジスタXR1に値
niを加えた値でアドレッシングされる音色データ(音
色名)を表示BUFに移し、この動作を、値niをイン
クリメントしながら値niが値nになるまで繰り返し実
行する(ステップS106、S107)。以上により、
1つの音色名が番号を付されて表示器124に表示され
ることになる。
【0165】次いで、変数Lをインクリメントし(ステ
ップS108)、変数Lがオーバフローしたか否かが調
べられる(ステップS109)。ここで、変数Lがオー
バフローしたということは、表示器124の表示可能範
囲を越えたことを意味する。
【0166】そして、オーバフローしていないことが判
断されると、ステップS104に戻り、上述したと同様
の処理を繰り返す。かかる動作を変数Lがオーバフロー
するまで繰り返す。
【0167】上記ステップS109でオーバフローがあ
ったことが判断されると、プレイモード(PLAY)で
あるかエディットモード(EDIT)であるかが調べら
れる(ステップS110)。そして、プレイモードであ
ることが判断されると、この音色変更処理ルーチンから
リターンする。
【0168】一方、エディットモードであることが判断
されると、スイッチ変換テーブルの先頭アドレスをイン
デックスレジスタXR2にセットし(ステップS11
1)、インデックスレジスタXR2が示す音色名の表示
位置にカーソルを表示する(ステップS112)。
【0169】次いで、音色選択スイッチ122又はカー
ソルスイッチ128、129が押下されたか否かが調べ
られる(ステップS113)。そして、音色選択スイッ
チ122又はカーソルスイッチ128、129が押下さ
れていないことが判断されると、その他のスイッチが押
下されたか否かが調べられる(ステップS114)。そ
して、その他のスイッチが押下されたことが判断される
と、この音色変更処理ルーチンからリターンし、押下さ
れたスイッチに対応する処理に移る。
【0170】一方、その他のスイッチでもないことが判
断されると、ステップS113へ戻り、以下、ステップ
S113、S114を繰り返し実行しながらいずれかの
スイッチが押下されるのを待つ。
【0171】かかる繰り返し実行の過程で、音色選択ス
イッチ122又はカーソルスイッチ128、129が押
下されたことが判断されると、押下されたスイッチが音
色選択スイッチ122であるか否かが調べられる(ステ
ップS115)。そして、音色選択スイッチ122でな
い、つまりカーソルスイッチ128、129であること
が判断されると、インデックスレジスタXR2の内応を
インクリメントし(ステップS116)、その後、ステ
ップS112に戻ってカーソル表示を行う。これによ
り、カーソルは次の行に移動する。
【0172】一方、上記ステップS115で音色選択ス
イッチ122であることが判断されると、押下されたス
イッチに対応する音色番号を音色アドレスに変換し(ス
テップS117)、該音色アドレスをインデックスレジ
スタXR2の内容が示すアドレスにストアする(ステッ
プS118)。即ち、スイッチ変換テーブルの内容が変
更されることになる。
【0173】次いで、インデックスレジスタXR2の内
容が示すアドレスからデータ(音色アドレス)を取り出
し、インデックスレジスタXR1にセットする(ステッ
プS119)。
【0174】次いで、インデックスレジスタXR1に値
niを加えた値でアドレッシングされるデータ(音色
名)を表示BUFに移し、この動作を、値niをインク
リメントしながら値niが値nになるまで繰り返し実行
する(ステップS120、S121)。これにより、変
更された音色名がシリアル番号を付されて表示器124
に表示されることになる。
【0175】以上の処理が終了すると、この音色変更ル
ーチンからリターンする。
【0176】以上のように、USERスイッチ127が
押下されると、実際の音色番号とは別に、音色選択スイ
ッチ122上に音色が配列され、その対応を示すために
音色選択スイッチ122の番号と音色名が対で表示器1
24に表示される。操作者は、カーソルで所望の音色を
選択し、音色変更を行う。
【0177】従来は音色番号と音色データとは1対1に
対応しており、音色番号を入れ換えるには非常な手間を
要した。また、シーケンサで音創りをし、プログラムナ
ンバーを記録した後に、音色順番を入れ換えると、その
曲の再生時に違った音色で再生されるという欠点があっ
た。さらに、ステージ等での演奏では、限られた音色し
か使用しないため、これらが離散的に配置されている
と、素早い音色切替えが不可能であるという問題があっ
た。
【0178】しかしながら、この実施例によれば、任意
の音色を音色番号とは無関係に任意の音色選択スイッチ
に割り当てることができるので、上述した諸欠点は解消
される。
【0179】なお、上記実施例において、表示器124
にメニュー表示された音色が、いずれのタイプに属する
かを拡張子によって表示するように構成することもでき
る。図17に示した表示例の音色名の後ろにドットを付
して示されている記号が拡張子である。かかる構成とす
ることにより、音色名が分かりにくい表現であっても、
拡張子によりある程度の音色の予測ができるので、より
使い易いものとなる。
【0180】また、表示器124に表示するメニューの
種類を名前を付して複数備え、該名前で呼び出して表示
するように構成しても良い。
【0181】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
簡単なスイッチ操作で目的の音色を容易に選択できる電
子楽器の音色制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子楽器の音色制御装置を適用した電
子楽器の一実施例の全体構成を概略的に示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の操作パネルの構成例を
示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例で用いる音色データ、音
色タイプテーブル、音色番号テーブルの構成例を示す図
である。
【図4】本発明の各実施例で共通に用いられる電子楽器
の動作を示すフローチャート(メインルーチン)であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例のプレイモードにおける
音色変更処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例のエディットモードにお
ける音色変更処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を説明するための
図である。
【図8】本発明の第2の実施例のプレイモードにおける
音色変更処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例のエディットモードにお
ける音色変更処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例の操作パネルの構成例
を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例で用いる音色データの
構成例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施例の音色変更処理を示す
フローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施例の操作パネルの構成例
を示す図である。
【図14】本発明の第4の実施例で用いるスイッチ変換
テーブルの構成例を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施例のプレイモードにおけ
る音色変更処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施例のエディットモードに
おける音色変更処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第5の実施例の操作パネルの構成例
を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施例で用いる音色データ、
スイッチ変換テーブルの構成例を示す図である。
【図19】本発明の第5の実施例の音色変更処理を示す
フローチャートである。
【図20】本発明の第5の実施例の音色変更処理を示す
フローチャートである。
【図21】従来の電子楽器の音色制御装置を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 鍵盤 12 操作パネル 14 CPU(制御手段) 15 プログラムメモリ 16 RAM 17 楽音波形データメモリ 18 音色メモリ(記憶手段) 19 楽音発生回路 120 音色タイプスイッチ(指示手段) 121 バンク選択スイッチ 122 音色選択スイッチ(スイッチ手段) 123 表示器(表示手段) 124 表示器(文字表示手段) 127 USERスイッチ(割当指示手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音すべき音色タイプを指示する指示手
    段と、 音色タイプを示す情報を含んでなる音色データを記憶す
    る記憶手段と、 前記指示手段により所定の音色タイプが指示された際、
    該記憶手段を検索して指示された音色タイプと同じ音色
    タイプを示す情報を有する音色データを読み出し、読み
    出された音色データに基づき音色を決定する制御手段と
    を具備したことを特徴とする電子楽器の音色制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶される音色データに
    含まれる情報は、音色タイプ毎に異なることを特徴とす
    る請求項1記載の電子楽器の音色制御装置。
  3. 【請求項3】 発音すべき音色タイプを指示する指示手
    段と、 音色データを記憶する記憶手段と、 音色番号と音色タイプとの対応を記憶したテーブルと、 前記指示手段により所定の音色タイプが指示された際、
    前記テーブルを検索して指示された音色タイプに対応す
    る音色番号を表示する表示手段と、 該表示手段に表示された音色番号に応じて前記記憶手段
    から読み出された音色データに基づき音色を決定する制
    御手段とを具備したことを特徴とする電子楽器の音色制
    御装置。
  4. 【請求項4】 発音すべき音色タイプを指示する指示手
    段と、 少なくとも音色タイプを示す情報と音色番号と音色名を
    含んでなる音色データを記憶する記憶手段と、 前記指示手段により所定の音色タイプが指示された際、
    前記記憶手段を検索し、指示された音色タイプを示す情
    報を有する全ての音色データの音色番号と音色名とを対
    にして文字表示する文字表示手段と、 該文字表示手段に表示された音色番号と音色名との対の
    1つを選択し、該選択に応じて前記記憶手段から読み出
    された音色データに基づき音色を決定する制御手段とを
    具備したことを特徴とする電子楽器の音色制御装置。
  5. 【請求項5】 発音すべき音色タイプを指示する指示手
    段と、 少なくとも音色タイプを示す情報と音色番号と音色名を
    含んでなる音色データを記憶する記憶手段と、 音色を選択するための複数のスイッチでなるスイッチ手
    段と、 前記指示手段により所定の音色タイプが指示された際、
    前記記憶手段を検索し、指示された音色タイプを示す情
    報を有する音色データの音色番号を前記スイッチ手段の
    各スイッチに付された番号に対応せしめて順次記憶した
    テーブルと、 前記音色番号と前記スイッチ手段の各スイッチの番号と
    の対応を表示する表示手段と、 該表示手段に表示された前記スイッチの番号の1つが選
    択された際、該選択に応じて前記テーブルを参照して前
    記記憶手段から読み出された音色データに基づき音色を
    決定する制御手段とを具備したことを特徴とする電子楽
    器の音色制御装置。
  6. 【請求項6】 音色を選択するための複数のスイッチで
    なるスイッチ手段と、 該スイッチ手段の各スイッチに音色を割り当てることを
    指示する割当指示手段と、 少なくとも音色番号と音色名を含んでなる音色データを
    記憶する記憶手段と、 前記スイッチ手段の各スイッチに対応して音色データを
    指定する情報を記憶したテーブルと、 前記割当指示手段により割り当てが指示された際、音色
    名と前記スイッチ手段の各スイッチの番号との対応を表
    示する表示手段と、 該表示手段に表示された前記スイッチの番号の1つが選
    択された際、該選択に応じて前記テーブルを参照して前
    記記憶手段から読み出された音色データに基づき音色を
    決定する制御手段とを具備したことを特徴とする電子楽
    器の音色制御装置。
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