JPH06324677A - 電子楽器の歌詞入力装置 - Google Patents
電子楽器の歌詞入力装置Info
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- JPH06324677A JPH06324677A JP5134099A JP13409993A JPH06324677A JP H06324677 A JPH06324677 A JP H06324677A JP 5134099 A JP5134099 A JP 5134099A JP 13409993 A JP13409993 A JP 13409993A JP H06324677 A JPH06324677 A JP H06324677A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lyrics
- input
- musical instrument
- electronic musical
- key
- Prior art date
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- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、キーボードや操作パネル等から楽曲
の歌詞を入力するようにした電子楽器の歌詞入力装置に
関し、歌詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができる電
子楽器の歌詞入力装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、歌詞データを記憶する記憶手段12
0と、該記憶手段から読み出された歌詞データに応じて
発音パラメータを生成する生成手段10と、該生成手段
で生成された発音パラメータに応じて所定音色・音高の
音を発生する音源17とを有し、前記記憶手段に記憶さ
れた歌詞データを順次読み出して発音パラメータに変換
して前記音源に送ることにより所定の歌声を発生する電
子楽器であって、前記記憶手段に歌詞データを記憶せし
めるための入力手段14、16を備えて構成される。
の歌詞を入力するようにした電子楽器の歌詞入力装置に
関し、歌詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができる電
子楽器の歌詞入力装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、歌詞データを記憶する記憶手段12
0と、該記憶手段から読み出された歌詞データに応じて
発音パラメータを生成する生成手段10と、該生成手段
で生成された発音パラメータに応じて所定音色・音高の
音を発生する音源17とを有し、前記記憶手段に記憶さ
れた歌詞データを順次読み出して発音パラメータに変換
して前記音源に送ることにより所定の歌声を発生する電
子楽器であって、前記記憶手段に歌詞データを記憶せし
めるための入力手段14、16を備えて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーボードや操作パネ
ル等から楽曲の歌詞を入力するようにした電子楽器の歌
詞入力装置に関する。
ル等から楽曲の歌詞を入力するようにした電子楽器の歌
詞入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子楽器は、種々の楽器音(音
色)で楽音を発生できるようになっている。かかる電子
楽器では、例えば、予め各種音色に対応した波形信号を
サンプリングして波形データとして記憶手段に記憶せし
めておき、例えば操作パネルに設けられた音色選択スイ
ッチを用いて特定の音色を選択することにより、その音
色に対応した波形データを読み出して楽音信号に再成
し、これを例えばスピーカに供給することにより、選択
された音色の楽音を発生するようになっている。
色)で楽音を発生できるようになっている。かかる電子
楽器では、例えば、予め各種音色に対応した波形信号を
サンプリングして波形データとして記憶手段に記憶せし
めておき、例えば操作パネルに設けられた音色選択スイ
ッチを用いて特定の音色を選択することにより、その音
色に対応した波形データを読み出して楽音信号に再成
し、これを例えばスピーカに供給することにより、選択
された音色の楽音を発生するようになっている。
【0003】ところで、上記のような電子楽器では、楽
器音等のみならず人の声をも1つの音色として捉えれ
ば、人の声を模擬した楽音を発生できることは容易に推
測される。即ち、人の声の波形信号をサンプリングして
波形データとして記憶手段に記憶せしめておき、上記と
同様の方法で波形データを再成し、スピーカを通じて放
音すれば人の声で楽音を発生することができる。
器音等のみならず人の声をも1つの音色として捉えれ
ば、人の声を模擬した楽音を発生できることは容易に推
測される。即ち、人の声の波形信号をサンプリングして
波形データとして記憶手段に記憶せしめておき、上記と
同様の方法で波形データを再成し、スピーカを通じて放
音すれば人の声で楽音を発生することができる。
【0004】さらに同様の方法で、人が発声する各種音
声の波形信号をサンプリングして波形データとして記憶
しておき、これらを適宜組み合わせて再成すれば、所定
の意味を有するフレーズを再成することが可能である。
換言すれば、電子楽器に喋らせることも可能となる。こ
のことは、上記フレーズを再成する際に、音程を付加
し、且つ各音声の発音時間を制御すれば、電子楽器で歌
声を発生できることを意味する。
声の波形信号をサンプリングして波形データとして記憶
しておき、これらを適宜組み合わせて再成すれば、所定
の意味を有するフレーズを再成することが可能である。
換言すれば、電子楽器に喋らせることも可能となる。こ
のことは、上記フレーズを再成する際に、音程を付加
し、且つ各音声の発音時間を制御すれば、電子楽器で歌
声を発生できることを意味する。
【0005】一方、歌声を発生できる電子楽器は、種々
の応用が可能であることから、その開発の要望は強い。
例えば、先にメロディが作曲され、そのメロディに合わ
せて作詞を行う場合、作詞した歌詞を歌詞データとして
電子楽器に入力して記憶せしめておき、記憶された歌詞
データを順次読み出してメロディに合わせて発音させる
ことにより歌詞の妥当性をチェックすることができる。
これにより、メロディにマッチした歌詞の作成・校正等
が容易になる。
の応用が可能であることから、その開発の要望は強い。
例えば、先にメロディが作曲され、そのメロディに合わ
せて作詞を行う場合、作詞した歌詞を歌詞データとして
電子楽器に入力して記憶せしめておき、記憶された歌詞
データを順次読み出してメロディに合わせて発音させる
ことにより歌詞の妥当性をチェックすることができる。
これにより、メロディにマッチした歌詞の作成・校正等
が容易になる。
【0006】逆に、先に歌詞が作られ、後にメロディを
作曲する場合にも、予め記憶された歌詞を順次読み出し
て発音させながらメロディを付加することができるの
で、歌詞にマッチしたメロディの作成が容易になる。
作曲する場合にも、予め記憶された歌詞を順次読み出し
て発音させながらメロディを付加することができるの
で、歌詞にマッチしたメロディの作成が容易になる。
【0007】上記作詞又は作曲の際に、波形データとし
て、当該曲を歌わせたい歌手の声をサンプリングして記
憶させておけば、作曲家又は作詞家の曲想にマッチした
歌手を選択し、この歌手の声で作曲又は作詞に係る曲の
歌声を発生させことができるので、良好な環境での曲作
りが可能となる。
て、当該曲を歌わせたい歌手の声をサンプリングして記
憶させておけば、作曲家又は作詞家の曲想にマッチした
歌手を選択し、この歌手の声で作曲又は作詞に係る曲の
歌声を発生させことができるので、良好な環境での曲作
りが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子楽器で
歌声を発生させる場合に、歌詞をどのようにして電子楽
器に入力するかが問題となる。即ち、歌詞の入力操作が
複雑で時間のかかるものであれば実用に供し得ない。
歌声を発生させる場合に、歌詞をどのようにして電子楽
器に入力するかが問題となる。即ち、歌詞の入力操作が
複雑で時間のかかるものであれば実用に供し得ない。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、歌詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができる電
子楽器の歌詞入力装置を提供することを目的とする。
ので、歌詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができる電
子楽器の歌詞入力装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器の歌詞
入力装置は、上記目的を達成するために、歌詞データを
記憶する記憶手段と、該記憶手段から読み出された歌詞
データに応じて発音パラメータを生成する生成手段と、
該生成手段で生成された発音パラメータに応じて所定音
色・音高の音を発生する音源とを有し、前記記憶手段に
記憶された歌詞データを順次読み出して発音パラメータ
に変換して前記音源に送ることにより所定の歌声を発生
する電子楽器であって、前記記憶手段に歌詞データを記
憶せしめるための入力手段を備えたことを特徴とする。
入力装置は、上記目的を達成するために、歌詞データを
記憶する記憶手段と、該記憶手段から読み出された歌詞
データに応じて発音パラメータを生成する生成手段と、
該生成手段で生成された発音パラメータに応じて所定音
色・音高の音を発生する音源とを有し、前記記憶手段に
記憶された歌詞データを順次読み出して発音パラメータ
に変換して前記音源に送ることにより所定の歌声を発生
する電子楽器であって、前記記憶手段に歌詞データを記
憶せしめるための入力手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の電子楽器の歌詞入力装置に
おける前記入力手段は、上記の構成に加え、ローマ字で
入力するか又は仮名で入力するかを切り換える切換手段
と、該切換手段でローマ字で入力すべきことが指定され
た場合に、入力されたローマ字を仮名に変換する変換手
段、とを備えたことを特徴とする。
おける前記入力手段は、上記の構成に加え、ローマ字で
入力するか又は仮名で入力するかを切り換える切換手段
と、該切換手段でローマ字で入力すべきことが指定され
た場合に、入力されたローマ字を仮名に変換する変換手
段、とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明の電子楽器の歌詞入力装置に
おける前記入力手段はパネル操作子、より具体的には操
作パネルに設けられた各種スイッチであることを特徴と
する。
おける前記入力手段はパネル操作子、より具体的には操
作パネルに設けられた各種スイッチであることを特徴と
する。
【0013】さらに、本発明の電子楽器の歌詞入力装置
における前記入力手段は鍵盤操作子、より具体的にはキ
ーボードであることを特徴とする。
における前記入力手段は鍵盤操作子、より具体的にはキ
ーボードであることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、記憶手段に歌詞データを記
憶させるに際し、入力手段としての操作子、より具体的
にはパネル操作子又は鍵操作子を用いて、切換手段の指
定に応じてローマ字入力又は仮名入力により歌詞データ
を入力するようにしたものである。なお、仮名入力の場
合は、入力された歌詞データがそのまま記憶手段に記憶
されるが、ローマ字入力の場合は、表音記号としての仮
名に変換されて上記記憶手段に記憶される。
憶させるに際し、入力手段としての操作子、より具体的
にはパネル操作子又は鍵操作子を用いて、切換手段の指
定に応じてローマ字入力又は仮名入力により歌詞データ
を入力するようにしたものである。なお、仮名入力の場
合は、入力された歌詞データがそのまま記憶手段に記憶
されるが、ローマ字入力の場合は、表音記号としての仮
名に変換されて上記記憶手段に記憶される。
【0015】このように、電子楽器に通常備えられてい
るパネル操作子や鍵盤操作子といった作曲家や作詞家が
使い慣れている操作子を用いて歌詞入力を行うようにし
たので、歌詞入力のための特別の装置を必要とせず、歌
詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができるものとなっ
ている。
るパネル操作子や鍵盤操作子といった作曲家や作詞家が
使い慣れている操作子を用いて歌詞入力を行うようにし
たので、歌詞入力のための特別の装置を必要とせず、歌
詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができるものとなっ
ている。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照しな
がら詳細に説明する。なお、以下の実施例では、本発明
に直接関係する歌詞入力に係る部分の構成及び動作を中
心に説明する。
がら詳細に説明する。なお、以下の実施例では、本発明
に直接関係する歌詞入力に係る部分の構成及び動作を中
心に説明する。
【0017】(1)第1の実施例 この第1の実施例は、操作パネルに設けられた各種スイ
ッチを歌詞を入力するためのスイッチとして兼用するよ
うにしたものである。
ッチを歌詞を入力するためのスイッチとして兼用するよ
うにしたものである。
【0018】図1は、本発明の歌詞入力装置が適用され
る電子楽器の概略的な構成を示すブロック図である。
る電子楽器の概略的な構成を示すブロック図である。
【0019】本電子楽器においては、システムバス30
を介して、中央処理装置(以下、「CPU」という)1
0、リードオンリメモリ(以下、「ROM」という)1
1、ランダムアクセスメモリ(以下、「RAM」とい
う)12、パネルスキャン回路13、キースキャン回路
15及び音源17が相互に接続されている。システムバ
ス30は、例えばアドレスバス、データバス及び制御信
号バス等で構成されており、上記各要素間の通信を行う
ために使用されるものである。
を介して、中央処理装置(以下、「CPU」という)1
0、リードオンリメモリ(以下、「ROM」という)1
1、ランダムアクセスメモリ(以下、「RAM」とい
う)12、パネルスキャン回路13、キースキャン回路
15及び音源17が相互に接続されている。システムバ
ス30は、例えばアドレスバス、データバス及び制御信
号バス等で構成されており、上記各要素間の通信を行う
ために使用されるものである。
【0020】CPU10は生成手段及び変換手段に対応
するものであり、ROM11に記憶されている制御プロ
グラムに従って当該電子楽器の各部を制御する。例え
ば、CPU10は、キーボード16からキースキャン回
路15を経由して鍵番号及びタッチデータ等から成るキ
ーデータを取り込む。また、操作パネル14からパネル
スキャン回路13を経由してパネルデータを取り込む。
そして、これらキーデータ及びパネルデータに基づいて
ROM11に記憶されている発音パラメータを選択し、
選択された発音パラメータを音源17に送ることによっ
て所定の音高及び音色の楽音を発生させる処理等を行う
ものである。
するものであり、ROM11に記憶されている制御プロ
グラムに従って当該電子楽器の各部を制御する。例え
ば、CPU10は、キーボード16からキースキャン回
路15を経由して鍵番号及びタッチデータ等から成るキ
ーデータを取り込む。また、操作パネル14からパネル
スキャン回路13を経由してパネルデータを取り込む。
そして、これらキーデータ及びパネルデータに基づいて
ROM11に記憶されている発音パラメータを選択し、
選択された発音パラメータを音源17に送ることによっ
て所定の音高及び音色の楽音を発生させる処理等を行う
ものである。
【0021】ROM11には、上述したように、CPU
10の制御プログラムが格納される他、CPU10が使
用する種々の固定データが記憶される。例えば、このR
OM11には、所定の音色・音高の楽音を発生させるた
めの発音パラメータが記憶される。各発音パラメータ
は、例えば、波形アドレス、周波数データ、エンベロー
プデータ、フィルタ係数等で構成される。この発音パラ
メータは、例えば音色及び音域毎に用意されている。ま
た、上記音色パラメータとしては、種々の楽器音を発生
するために使用されるパラメータの他、人の声の種類
(ア、イ、ウ、…等)を発生させるために使用されるパ
ラメータが含まれている。
10の制御プログラムが格納される他、CPU10が使
用する種々の固定データが記憶される。例えば、このR
OM11には、所定の音色・音高の楽音を発生させるた
めの発音パラメータが記憶される。各発音パラメータ
は、例えば、波形アドレス、周波数データ、エンベロー
プデータ、フィルタ係数等で構成される。この発音パラ
メータは、例えば音色及び音域毎に用意されている。ま
た、上記音色パラメータとしては、種々の楽器音を発生
するために使用されるパラメータの他、人の声の種類
(ア、イ、ウ、…等)を発生させるために使用されるパ
ラメータが含まれている。
【0022】また、ROM11には、ローマ字入力で歌
詞を入力する際に、入力されたアルファベットを仮名に
変換するために使用される変換テーブルが記憶されてい
る。この変換テーブルは、例えば図7に示すように、ア
ルファベットの所定の配列と仮名との対応を記憶するも
のである。この変換テーブルは、後述する文字格納処理
で使用される。
詞を入力する際に、入力されたアルファベットを仮名に
変換するために使用される変換テーブルが記憶されてい
る。この変換テーブルは、例えば図7に示すように、ア
ルファベットの所定の配列と仮名との対応を記憶するも
のである。この変換テーブルは、後述する文字格納処理
で使用される。
【0023】RAM12は、CPU10が取り扱う種々
のデータを一時的に記憶するものであり、当該電子楽器
を制御するための各種レジスタ、カウンタ、フラグ等が
定義されている。また、このRAM12には、本発明の
特徴に直接関係する歌詞バッファ120が設けられてい
る。この歌詞バッファ120は記憶手段に対応するもの
であり、入力された歌詞データが仮名データとして順次
記憶されるものである。この歌詞バッファ120の現在
の記憶位置は歌詞ポインタNで管理される。
のデータを一時的に記憶するものであり、当該電子楽器
を制御するための各種レジスタ、カウンタ、フラグ等が
定義されている。また、このRAM12には、本発明の
特徴に直接関係する歌詞バッファ120が設けられてい
る。この歌詞バッファ120は記憶手段に対応するもの
であり、入力された歌詞データが仮名データとして順次
記憶されるものである。この歌詞バッファ120の現在
の記憶位置は歌詞ポインタNで管理される。
【0024】操作パネル14は、例えば図2に示すよう
に、当該電子楽器を制御するための操作子140とLE
D表示器141とを一対とし、多数の操作子及びLED
表示器の対から構成されている。上記操作子に連動する
スイッチは例えばマトリックス状に配置され、各行(又
は列)毎に後述するパネルスキャン回路13でスキャン
される。各操作子のオン又はオフはLED表示器の点灯
又は消灯で示されるようになっている。
に、当該電子楽器を制御するための操作子140とLE
D表示器141とを一対とし、多数の操作子及びLED
表示器の対から構成されている。上記操作子に連動する
スイッチは例えばマトリックス状に配置され、各行(又
は列)毎に後述するパネルスキャン回路13でスキャン
される。各操作子のオン又はオフはLED表示器の点灯
又は消灯で示されるようになっている。
【0025】この操作パネル14に設けられているスイ
ッチは、例えば図2に示すように、音色選択スイッチ
「音色選択」と各音色を指定するためのスイッチ「ピア
ノ、フルート、…、バイオリン」、リズム選択スイッチ
「リズム選択」と各リズムを指定するためのスイッチ
「ワルツ、…、ディスコ」(以下、これらのスイッチを
「兼用スイッチ」という)の他、図示しない音量コント
ロールスイッチ、音響効果スイッチ等が含まれている。
ッチは、例えば図2に示すように、音色選択スイッチ
「音色選択」と各音色を指定するためのスイッチ「ピア
ノ、フルート、…、バイオリン」、リズム選択スイッチ
「リズム選択」と各リズムを指定するためのスイッチ
「ワルツ、…、ディスコ」(以下、これらのスイッチを
「兼用スイッチ」という)の他、図示しない音量コント
ロールスイッチ、音響効果スイッチ等が含まれている。
【0026】上記兼用スイッチは、音色選択やリズム選
択を行う他、歌詞を入力するためのスイッチとしても使
用されるものである。例えば音色選択スイッチ「音色選
択」はアルファベットの「A」、ピアノスイッチ「ピア
ノ」はアルファベットの「B」、…といった具合に、兼
用スイッチのそれぞれにアルファベットA〜Zが割り当
てられている。なお、上記各スイッチに対するアルファ
ベットの割り当ては一例を示したものであり、上記に限
定されるものではない。
択を行う他、歌詞を入力するためのスイッチとしても使
用されるものである。例えば音色選択スイッチ「音色選
択」はアルファベットの「A」、ピアノスイッチ「ピア
ノ」はアルファベットの「B」、…といった具合に、兼
用スイッチのそれぞれにアルファベットA〜Zが割り当
てられている。なお、上記各スイッチに対するアルファ
ベットの割り当ては一例を示したものであり、上記に限
定されるものではない。
【0027】また、モードスイッチ142は切換手段に
対応するものであり、本電子楽器を通常入力モードとし
て動作させるか又は歌詞入力モードとして動作させるか
を切り換えるものである。通常入力モードでは、上記兼
用スイッチは、音色選択やリズム選択等に用いられる。
一方、歌詞入力モードでは、アルファベットの入力に用
いられる。このように、各スイッチに2つの機能を割り
当てることにより、歌詞入力用として新しいスイッチを
設けることなく、既存のスイッチを有効に活用して歌詞
入力を行うことができるようになっている。
対応するものであり、本電子楽器を通常入力モードとし
て動作させるか又は歌詞入力モードとして動作させるか
を切り換えるものである。通常入力モードでは、上記兼
用スイッチは、音色選択やリズム選択等に用いられる。
一方、歌詞入力モードでは、アルファベットの入力に用
いられる。このように、各スイッチに2つの機能を割り
当てることにより、歌詞入力用として新しいスイッチを
設けることなく、既存のスイッチを有効に活用して歌詞
入力を行うことができるようになっている。
【0028】なお、この第1の実施例では、ローマ字入
力を想定して兼用スイッチにアルファベットA〜Zを割
り当てているが、上記各スイッチに仮名文字を割り当て
ることにより仮名入力を行うように構成することもでき
る。この場合は、歌詞入力スイッチとして多数のスイッ
チを必要とするが、例えば電子オルガンのように、元々
多数のスイッチを備えている電子楽器に適用すれば、後
述する文字成立の判断を行う必要がなく、効率良い歌詞
入力ができる。
力を想定して兼用スイッチにアルファベットA〜Zを割
り当てているが、上記各スイッチに仮名文字を割り当て
ることにより仮名入力を行うように構成することもでき
る。この場合は、歌詞入力スイッチとして多数のスイッ
チを必要とするが、例えば電子オルガンのように、元々
多数のスイッチを備えている電子楽器に適用すれば、後
述する文字成立の判断を行う必要がなく、効率良い歌詞
入力ができる。
【0029】上記のように構成される操作パネル14
は、パネルスキャン回路13及びシステムバス30を介
してCPU10に接続されている。
は、パネルスキャン回路13及びシステムバス30を介
してCPU10に接続されている。
【0030】パネルスキャン回路13は、操作パネル1
4とCPU10との間のデータ送受を制御するものであ
る。即ち、パネルスキャン回路13が操作パネル14に
対してスキャン信号を送出すると、操作パネル14は、
このスキャン信号に応答してスイッチの開閉状態を示す
信号をパネルスキャン回路13に返送する。パネルスキ
ャン回路13は、操作パネル14から受け取った上記信
号をパネルデータとしてシステムバス30を介してCP
U10に送出する。
4とCPU10との間のデータ送受を制御するものであ
る。即ち、パネルスキャン回路13が操作パネル14に
対してスキャン信号を送出すると、操作パネル14は、
このスキャン信号に応答してスイッチの開閉状態を示す
信号をパネルスキャン回路13に返送する。パネルスキ
ャン回路13は、操作パネル14から受け取った上記信
号をパネルデータとしてシステムバス30を介してCP
U10に送出する。
【0031】キーボード16は、音程を指示するための
複数のキーを有している。このキーボード16として
は、例えば2接点方式のキーボードが用いられている。
即ち、キーボード16の各キーは、押鍵・離鍵動作に連
動して開閉する2個のキースイッチを有し、鍵タッチの
検出が可能なようになっている。このキーボード16
は、キースキャン回路15及びシステムバス30を介し
てCPU10と接続されている。
複数のキーを有している。このキーボード16として
は、例えば2接点方式のキーボードが用いられている。
即ち、キーボード16の各キーは、押鍵・離鍵動作に連
動して開閉する2個のキースイッチを有し、鍵タッチの
検出が可能なようになっている。このキーボード16
は、キースキャン回路15及びシステムバス30を介し
てCPU10と接続されている。
【0032】キースキャン回路15は、押鍵又は離鍵さ
れたキーの鍵番号及び押鍵又は離鍵の速度(強さ)を示
すタッチデータを検出するものである。即ち、キースキ
ャン回路15は、キーボード16に対してスキャン信号
を送出し、キーボード16は、このスキャン信号に応答
して第1及び第2のキースイッチの開閉状態を示す信号
をキースキャン回路15に返送する。
れたキーの鍵番号及び押鍵又は離鍵の速度(強さ)を示
すタッチデータを検出するものである。即ち、キースキ
ャン回路15は、キーボード16に対してスキャン信号
を送出し、キーボード16は、このスキャン信号に応答
して第1及び第2のキースイッチの開閉状態を示す信号
をキースキャン回路15に返送する。
【0033】キースキャン回路15は、キーボード16
から受け取った第1及び第2のキースイッチの開閉状態
を示す信号から、キーイベントの有無及びキーイベント
の種類(オンイベント又はオフイベント)を示すイベン
ト信号をCPU10に送る。また、キースキャン回路1
5は、押鍵又は離鍵されたキーの鍵番号を検出すると共
に、第1のキースイッチがオンになってから第2のキー
スイッチがオンになるまでの時間を計測して押鍵又は離
鍵の速度を示すタッチデータを生成する。このようにし
て検出乃至生成された鍵番号及びタッチデータは、キー
データとしてしてCPU10に送られる。
から受け取った第1及び第2のキースイッチの開閉状態
を示す信号から、キーイベントの有無及びキーイベント
の種類(オンイベント又はオフイベント)を示すイベン
ト信号をCPU10に送る。また、キースキャン回路1
5は、押鍵又は離鍵されたキーの鍵番号を検出すると共
に、第1のキースイッチがオンになってから第2のキー
スイッチがオンになるまでの時間を計測して押鍵又は離
鍵の速度を示すタッチデータを生成する。このようにし
て検出乃至生成された鍵番号及びタッチデータは、キー
データとしてしてCPU10に送られる。
【0034】音源17は、複数のオシレータを備えた楽
音発生回路である。即ち、音源17は、CPU10から
の発音パラメータと発音開始指令を受けて波形メモリ2
1に記憶された波形データを読み出し、これにエンベロ
ープを付加してデジタル楽音信号を生成して出力する。
また、CPU10からの発音終了指令を受けて波形メモ
リ21に記憶された楽音波形データの読み出しを終了
し、デジタル楽音信号の出力を停止する。
音発生回路である。即ち、音源17は、CPU10から
の発音パラメータと発音開始指令を受けて波形メモリ2
1に記憶された波形データを読み出し、これにエンベロ
ープを付加してデジタル楽音信号を生成して出力する。
また、CPU10からの発音終了指令を受けて波形メモ
リ21に記憶された楽音波形データの読み出しを終了
し、デジタル楽音信号の出力を停止する。
【0035】波形メモリ21は、例えばROMで構成さ
れている。この波形メモリ21には、複数種類の音色を
実現するべく、各鍵域と各音色に対応した複数種類の楽
器音の波形データ、及び人の声の各種波形データ(ア、
イ、ウ、…等の各音声毎の波形データ)が記憶されてい
る。この波形メモリ21に記憶される波形データは、例
えば、放音された楽音又は発生された音声を電気信号に
変換し、これをパルスコード変調(PCM)して作成さ
れる。
れている。この波形メモリ21には、複数種類の音色を
実現するべく、各鍵域と各音色に対応した複数種類の楽
器音の波形データ、及び人の声の各種波形データ(ア、
イ、ウ、…等の各音声毎の波形データ)が記憶されてい
る。この波形メモリ21に記憶される波形データは、例
えば、放音された楽音又は発生された音声を電気信号に
変換し、これをパルスコード変調(PCM)して作成さ
れる。
【0036】この波形メモリ21に記憶されている波形
データは、音源17により読み出される。
データは、音源17により読み出される。
【0037】D/A変換器18は、音源17から送られ
てくるデジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換する
ものである。このD/A変換器18の出力は、サウンド
システム19に供給される。
てくるデジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換する
ものである。このD/A変換器18の出力は、サウンド
システム19に供給される。
【0038】サウンドシステム19は、増幅器及び各種
効果付与回路等で構成されるものである。即ち、サウン
ドシステム19は、入力されたアナログ楽音信号を音量
コントロールスイッチの指定に応じて増幅すると共に、
例えばリバーブやコーラス等の音響効果を発揮させるた
めの加工を施す。このサウンドシステム19で増幅・加
工されたアナログ楽音信号はスピーカ20に供給され
る。
効果付与回路等で構成されるものである。即ち、サウン
ドシステム19は、入力されたアナログ楽音信号を音量
コントロールスイッチの指定に応じて増幅すると共に、
例えばリバーブやコーラス等の音響効果を発揮させるた
めの加工を施す。このサウンドシステム19で増幅・加
工されたアナログ楽音信号はスピーカ20に供給され
る。
【0039】スピーカ20は、電気信号としてのアナロ
グ楽音信号を音響信号に変換して出力する周知のもので
ある。このスピーカ20により、楽音又は歌声が放音さ
れることになる。
グ楽音信号を音響信号に変換して出力する周知のもので
ある。このスピーカ20により、楽音又は歌声が放音さ
れることになる。
【0040】次に、上記構成において、当該電子楽器の
動作につき、歌詞入力の動作を中心に説明する。
動作につき、歌詞入力の動作を中心に説明する。
【0041】図3は、本電子楽器のメインルーチンを示
すフローチャートであり、電源の投入により起動され
る。即ち、電源が投入されると、先ず、初期化処理が行
われる(ステップS10)。
すフローチャートであり、電源の投入により起動され
る。即ち、電源が投入されると、先ず、初期化処理が行
われる(ステップS10)。
【0042】この初期化処理は、CPU10の内部状態
を初期状態に設定するとともに、RAM12に定義され
ているレジスタ、カウンタ或いはフラグ等を初期状態に
設定する処理である。この初期化処理で、本発明に関係
する歌詞ポインタNが所定値(歌詞バッファ120の先
頭アドレス)にセットされる。また、この初期化処理で
は、音源17に所定のデータを送ることにより、電源投
入時に不要な音が発生されるのを防止する処理も行われ
る。
を初期状態に設定するとともに、RAM12に定義され
ているレジスタ、カウンタ或いはフラグ等を初期状態に
設定する処理である。この初期化処理で、本発明に関係
する歌詞ポインタNが所定値(歌詞バッファ120の先
頭アドレス)にセットされる。また、この初期化処理で
は、音源17に所定のデータを送ることにより、電源投
入時に不要な音が発生されるのを防止する処理も行われ
る。
【0043】この初期化処理が終了すると、パネル処理
が行われる(ステップS11)。このパネル処理の詳細
は、図4のフローチャートに示されている。
が行われる(ステップS11)。このパネル処理の詳細
は、図4のフローチャートに示されている。
【0044】パネル処理では、先ず、パネルイベントの
有無が調べられる(ステップS20)。これは、次のよ
うにして行われる。即ち、先ず、操作パネル14が接続
されたパネルスキャン回路13でパネルスイッチがスキ
ャンされ、各スイッチのオン/オフを示すパネルデータ
(以下、これを「新パネルデータ」という)が読み込ま
れる。
有無が調べられる(ステップS20)。これは、次のよ
うにして行われる。即ち、先ず、操作パネル14が接続
されたパネルスキャン回路13でパネルスイッチがスキ
ャンされ、各スイッチのオン/オフを示すパネルデータ
(以下、これを「新パネルデータ」という)が読み込ま
れる。
【0045】次いで、前回読み込んで既にRAM12に
記憶されているパネルデータ(以下、「旧パネルデー
タ」という)と上記新パネルデータとが比較され、相違
するビットをオンにしたパネルイベントマップが作成さ
れる。このパネルイベントマップ中にオンになっている
ビットが存在する場合に、パネルイベントがあった旨が
判断されることになる。
記憶されているパネルデータ(以下、「旧パネルデー
タ」という)と上記新パネルデータとが比較され、相違
するビットをオンにしたパネルイベントマップが作成さ
れる。このパネルイベントマップ中にオンになっている
ビットが存在する場合に、パネルイベントがあった旨が
判断されることになる。
【0046】上記ステップS20で、パネルイベントが
ないことが判断されると、以下の処理を行うことなく、
このパネル処理ルーチンからリターンしてメインルーチ
ンに戻る。
ないことが判断されると、以下の処理を行うことなく、
このパネル処理ルーチンからリターンしてメインルーチ
ンに戻る。
【0047】一方、上記ステップS20で、パネルイベ
ントがあったことが判断されると、該パネルイベント
は、モードスイッチ142のイベントであるか否かが調
べられる(ステップS21)。これは、パネルイベント
マップ中のモードスイッチ142に対応するビットがオ
ンになっているか否かを調べることにより行われる。
ントがあったことが判断されると、該パネルイベント
は、モードスイッチ142のイベントであるか否かが調
べられる(ステップS21)。これは、パネルイベント
マップ中のモードスイッチ142に対応するビットがオ
ンになっているか否かを調べることにより行われる。
【0048】ここで、モードスイッチ142のイベント
であることが判断されると、次いで、歌詞フラグが
「1」であるか否かが調べられる(ステップS22)。
ここで、歌詞フラグとは、RAM12に定義されるフラ
グであり、歌詞入力モードにされた場合に「1」にセッ
トされ、通常入力モードにされた場合に「0」にクリア
されるフラグである。
であることが判断されると、次いで、歌詞フラグが
「1」であるか否かが調べられる(ステップS22)。
ここで、歌詞フラグとは、RAM12に定義されるフラ
グであり、歌詞入力モードにされた場合に「1」にセッ
トされ、通常入力モードにされた場合に「0」にクリア
されるフラグである。
【0049】上記ステップS22で歌詞フラグが「1」
でない、つまり現在通常入力モードであることが判断さ
れると、歌詞フラグを「1」にセットする(ステップS
23)。一方、歌詞フラグが「1」である、つまり現在
歌詞入力モードであることが判断されると、歌詞フラグ
を「0」にクリアする(ステップS24)。上記ステッ
プS21〜S24の処理により、モードスイッチ142
が押される度に通常入力モードと歌詞入力モードとが交
互に反転されるトグルスイッチ機能が実現されている。
でない、つまり現在通常入力モードであることが判断さ
れると、歌詞フラグを「1」にセットする(ステップS
23)。一方、歌詞フラグが「1」である、つまり現在
歌詞入力モードであることが判断されると、歌詞フラグ
を「0」にクリアする(ステップS24)。上記ステッ
プS21〜S24の処理により、モードスイッチ142
が押される度に通常入力モードと歌詞入力モードとが交
互に反転されるトグルスイッチ機能が実現されている。
【0050】上記ステップS21でモードスイッチ14
2のイベントでないことが判断されると、又は上記ステ
ップS23若しくはステップS24の処理が終了する
と、次いで、歌詞フラグが「1」であるか否か、つまり
歌詞入力モードにあるか否かが調べられる(ステップS
25)。ここで、歌詞フラグが「1」でないことが判断
されると、通常入力モードである旨を認識し、パネルス
イッチ処理が行われる(ステップS26)。
2のイベントでないことが判断されると、又は上記ステ
ップS23若しくはステップS24の処理が終了する
と、次いで、歌詞フラグが「1」であるか否か、つまり
歌詞入力モードにあるか否かが調べられる(ステップS
25)。ここで、歌詞フラグが「1」でないことが判断
されると、通常入力モードである旨を認識し、パネルス
イッチ処理が行われる(ステップS26)。
【0051】このパネルスイッチ処理では、例えば、音
色選択スイッチのイベントに対する音色変更処理、リズ
ム選択スイッチのイベントに対するリズム変更処理、音
量コントロールスイッチのイベントに対する音量変更処
理、或いは音響効果スイッチのイベントに対する所定の
音響効果を付与する処理等が行われる。これら各スイッ
チに対応する処理の内容は、本発明とは直接関係しない
ので説明は省略する。その後、このパネル処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
色選択スイッチのイベントに対する音色変更処理、リズ
ム選択スイッチのイベントに対するリズム変更処理、音
量コントロールスイッチのイベントに対する音量変更処
理、或いは音響効果スイッチのイベントに対する所定の
音響効果を付与する処理等が行われる。これら各スイッ
チに対応する処理の内容は、本発明とは直接関係しない
ので説明は省略する。その後、このパネル処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
【0052】一方、上記ステップS25で歌詞フラグが
「1」である、つまり歌詞入力モードであることが判断
されると、次いで、「A」スイッチ(音色選択スイッチ
と兼用されているスイッチであり、アルファベットのA
に相当する。以下、「B]スイッチ、「C」スイッチ、
…等も同様)のイベントであるか否かが調べられる(ス
テップS27)。ここで、「A」スイッチのイベントで
あることが判断されると、文字格納処理が行われる(ス
テップS28)。
「1」である、つまり歌詞入力モードであることが判断
されると、次いで、「A」スイッチ(音色選択スイッチ
と兼用されているスイッチであり、アルファベットのA
に相当する。以下、「B]スイッチ、「C」スイッチ、
…等も同様)のイベントであるか否かが調べられる(ス
テップS27)。ここで、「A」スイッチのイベントで
あることが判断されると、文字格納処理が行われる(ス
テップS28)。
【0053】この文字格納処理の詳細は、図5のフロー
チャートに示されている。文字格納処理では、先ず、イ
ベントのあったスイッチに対応するアルファベットを文
字バッファに格納する処理が行われる(ステップS3
0)。例えば、「A」スイッチが押下された場合は、ア
ルファベットAが文字バッファに格納される。この際、
文字バッファに既にアルファベットが格納されていれ
ば、そのアルファベットに続く位置に格納される。
チャートに示されている。文字格納処理では、先ず、イ
ベントのあったスイッチに対応するアルファベットを文
字バッファに格納する処理が行われる(ステップS3
0)。例えば、「A」スイッチが押下された場合は、ア
ルファベットAが文字バッファに格納される。この際、
文字バッファに既にアルファベットが格納されていれ
ば、そのアルファベットに続く位置に格納される。
【0054】次いで、文字が成立したか否かが調べられ
る。これは、文字バッファに格納されているアルファベ
ット列とROM11に記憶されている変換テーブル中の
アルファベット列とを順次比較し、一致するものを探す
ことにより行われる。ここで、一致するものが発見され
なければ文字不成立とみなし、この文字格納処理ルーチ
ンからリターンしてパネル処理ルーチンに戻る。
る。これは、文字バッファに格納されているアルファベ
ット列とROM11に記憶されている変換テーブル中の
アルファベット列とを順次比較し、一致するものを探す
ことにより行われる。ここで、一致するものが発見され
なければ文字不成立とみなし、この文字格納処理ルーチ
ンからリターンしてパネル処理ルーチンに戻る。
【0055】一方、一致するものが発見されると文字が
成立したとみなし、そのアルファベット列に対応する仮
名を、歌詞バッファの歌詞ポインタNが示す位置に格納
する(ステップS32)。次いで、文字バッファをクリ
アし(ステップS33)、歌詞ポインタNをインクリメ
ント(ステップS34)して次の入力に備える。その
後、この文字格納処理ルーチンからリターンしてパネル
処理ルーチンに戻る。
成立したとみなし、そのアルファベット列に対応する仮
名を、歌詞バッファの歌詞ポインタNが示す位置に格納
する(ステップS32)。次いで、文字バッファをクリ
アし(ステップS33)、歌詞ポインタNをインクリメ
ント(ステップS34)して次の入力に備える。その
後、この文字格納処理ルーチンからリターンしてパネル
処理ルーチンに戻る。
【0056】パネル処理ルーチンでは、以下同様にして
B〜Zの各スイッチのイベントに対する処理を行う(ス
テップS29)。B〜Zの各スイッチのイベントに対す
る処理は、上記「A」スイッチに対する処理と同じであ
るので説明は省略する。以上の処理が終了すると、この
パネル処理ルーチンからリターンしてメインルーチンに
戻る。
B〜Zの各スイッチのイベントに対する処理を行う(ス
テップS29)。B〜Zの各スイッチのイベントに対す
る処理は、上記「A」スイッチに対する処理と同じであ
るので説明は省略する。以上の処理が終了すると、この
パネル処理ルーチンからリターンしてメインルーチンに
戻る。
【0057】メインルーチンでは、次いで鍵盤処理が行
われる(ステップS12)。この鍵盤処理の詳細につい
ては、図6のフローチャートに示されている。
われる(ステップS12)。この鍵盤処理の詳細につい
ては、図6のフローチャートに示されている。
【0058】鍵盤処理では、先ず、キーイベントがあっ
たか否かが調べられる(ステップS40)。このキーイ
ベントの有無の判断は、キースキャン回路15で生成さ
れたイベント信号中のイベントの有無を示す信号を調べ
ることにより行われる。
たか否かが調べられる(ステップS40)。このキーイ
ベントの有無の判断は、キースキャン回路15で生成さ
れたイベント信号中のイベントの有無を示す信号を調べ
ることにより行われる。
【0059】ここでキーイベントがなかったことが判断
されると、以下の処理を行わずにこの鍵盤処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
されると、以下の処理を行わずにこの鍵盤処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
【0060】一方、キーイベントがあったことが判断さ
れると、そのイベントはキーオンイベントであるか否か
が調べられる(ステップS41)。これは、キースキャ
ン回路15で生成されたイベント信号中のイベントの種
類を示す信号を調べることにより行われる。この際、キ
ーイベントがあったキーの鍵番号及びタッチデータから
なるキーデータも取り込まれ、RAM12の所定領域に
格納される。
れると、そのイベントはキーオンイベントであるか否か
が調べられる(ステップS41)。これは、キースキャ
ン回路15で生成されたイベント信号中のイベントの種
類を示す信号を調べることにより行われる。この際、キ
ーイベントがあったキーの鍵番号及びタッチデータから
なるキーデータも取り込まれ、RAM12の所定領域に
格納される。
【0061】そして、キーオンイベントであることが判
断されると、発音パラメータが音源17にセットされる
(ステップS42)。この処理は、音源17中の所定の
オシレータに発音を割り当て、その時点で選択されてい
る音色、及び先に取り込んでRAM12に記憶されてい
るキーデータに基づいてROM11から発音パラメータ
を読み出し、これを音源17に送る処理である。
断されると、発音パラメータが音源17にセットされる
(ステップS42)。この処理は、音源17中の所定の
オシレータに発音を割り当て、その時点で選択されてい
る音色、及び先に取り込んでRAM12に記憶されてい
るキーデータに基づいてROM11から発音パラメータ
を読み出し、これを音源17に送る処理である。
【0062】次いで、押鍵処理が行われる(ステップS
43)。これは、上記処理で発音が割り当てられたオシ
レータを起動してデジタル楽音信号を生成せしめる処理
である。この生成されたデジタル楽音信号は、上述した
ように、D/A変換器18でアナログ楽音信号に変換さ
れ、サウンドシステム19で所定の加工が施されてスピ
ーカ20に与えられることにより、楽音が放音されるこ
とになる。その後、この鍵盤処理ルーチンからリターン
してメインルーチンに戻る。
43)。これは、上記処理で発音が割り当てられたオシ
レータを起動してデジタル楽音信号を生成せしめる処理
である。この生成されたデジタル楽音信号は、上述した
ように、D/A変換器18でアナログ楽音信号に変換さ
れ、サウンドシステム19で所定の加工が施されてスピ
ーカ20に与えられることにより、楽音が放音されるこ
とになる。その後、この鍵盤処理ルーチンからリターン
してメインルーチンに戻る。
【0063】一方、上記ステップS41でキーオンイベ
ントでないことが判断されると、キーオフイベントであ
る旨が認識され、離鍵処理が行われる(ステップS4
4)。この離鍵処理は、離鍵されたキーに割り当てられ
ているオシレータを検索し、そのオシレータに所定のデ
ータを与えることにより、発音を停止させる処理であ
る。その後、この鍵盤処理ルーチンからリターンしてメ
インルーチンに戻る。
ントでないことが判断されると、キーオフイベントであ
る旨が認識され、離鍵処理が行われる(ステップS4
4)。この離鍵処理は、離鍵されたキーに割り当てられ
ているオシレータを検索し、そのオシレータに所定のデ
ータを与えることにより、発音を停止させる処理であ
る。その後、この鍵盤処理ルーチンからリターンしてメ
インルーチンに戻る。
【0064】メインルーチンでは、次いで、その他の処
理が行われる(ステップS13)。この「その他の処
理」では、例えばMIDIデータの送受信処理等が行わ
れることになる。その後、ステップS11に戻り、以下
同様の処理を繰り返す。
理が行われる(ステップS13)。この「その他の処
理」では、例えばMIDIデータの送受信処理等が行わ
れることになる。その後、ステップS11に戻り、以下
同様の処理を繰り返す。
【0065】このように、上記ステップS11〜S13
の繰り返し実行の過程で、パネル操作又はキーボード操
作に応じたイベントが発生すると、そのイベントに対応
する処理を行うことにより電子楽器の各種機能が実現さ
れる。
の繰り返し実行の過程で、パネル操作又はキーボード操
作に応じたイベントが発生すると、そのイベントに対応
する処理を行うことにより電子楽器の各種機能が実現さ
れる。
【0066】以上説明したように、この第1の実施例に
よれば、操作パネル14に設けられている既存のスイッ
チを歌詞入力用のスイッチとして兼用し、モードスイッ
チ142で本来の機能指定用に用いるか歌詞入力用に用
いるかを切り換えて使用するようにしたので、簡単な構
成であるにも拘らず迅速に歌詞入力ができる。
よれば、操作パネル14に設けられている既存のスイッ
チを歌詞入力用のスイッチとして兼用し、モードスイッ
チ142で本来の機能指定用に用いるか歌詞入力用に用
いるかを切り換えて使用するようにしたので、簡単な構
成であるにも拘らず迅速に歌詞入力ができる。
【0067】なお、上記の第1の実施例では、ローマ字
入力を行う場合の動作について説明したが、仮名入力を
行う場合は、文字格納ルーチン(図5)において、入力
された仮名を、歌詞バッファ120の歌詞ポインタNが
示す位置に格納し(ステップS32に相当する機能)、
次いで、歌詞ポインタNをインクリメント(ステップS
34に相当する機能)する処理のみを行うように構成す
れば良い。
入力を行う場合の動作について説明したが、仮名入力を
行う場合は、文字格納ルーチン(図5)において、入力
された仮名を、歌詞バッファ120の歌詞ポインタNが
示す位置に格納し(ステップS32に相当する機能)、
次いで、歌詞ポインタNをインクリメント(ステップS
34に相当する機能)する処理のみを行うように構成す
れば良い。
【0068】(2)第2の実施例 この第2の実施例は、キーボードのキーを歌詞を入力す
るためのスイッチとしても使用するようにしたものであ
る。
るためのスイッチとしても使用するようにしたものであ
る。
【0069】以下の説明では、上述した第1の実施例と
相違する点を中心に説明し、同じ部分については説明を
省略する。先ず、図1に示した電子楽器の構成自体はほ
ぼ同じであるが、操作パネル14の機能が異なる。
相違する点を中心に説明し、同じ部分については説明を
省略する。先ず、図1に示した電子楽器の構成自体はほ
ぼ同じであるが、操作パネル14の機能が異なる。
【0070】操作パネル14の操作子140とLED表
示器141との配置は、図2に示したものと同じである
が、例えば、音色選択スイッチ「音色選択」と各音色を
指定するためのスイッチ「ピアノ、フルート、…、バイ
オリン」、リズム選択スイッチ「リズム選択」と各リズ
ムを指定するためのスイッチ「ワルツ、…、ディスコ」
は、上記第1の実施例のように歌詞入力スイッチとして
兼用されるものでなく、本来の音色選択、リズム選択等
に用いられる。
示器141との配置は、図2に示したものと同じである
が、例えば、音色選択スイッチ「音色選択」と各音色を
指定するためのスイッチ「ピアノ、フルート、…、バイ
オリン」、リズム選択スイッチ「リズム選択」と各リズ
ムを指定するためのスイッチ「ワルツ、…、ディスコ」
は、上記第1の実施例のように歌詞入力スイッチとして
兼用されるものでなく、本来の音色選択、リズム選択等
に用いられる。
【0071】また、モードスイッチ142は切換手段に
対応するものであり、本電子楽器を通常入力モードとし
て動作させるか又は歌詞入力モードとして動作させるか
を切り換えるものである。通常入力モードでは、キーボ
ード16は通常の音程指示に用いられる。一方、歌詞入
力モードでは、キーボード1は、歌詞入力に用いられ
る。このように、キーボード16の各キーに2つの機能
を割り当てることにより、歌詞入力用として新しいスイ
ッチ等を設けることなく、既存の機能を有効に活用して
歌詞入力を行うことができるようになっている。
対応するものであり、本電子楽器を通常入力モードとし
て動作させるか又は歌詞入力モードとして動作させるか
を切り換えるものである。通常入力モードでは、キーボ
ード16は通常の音程指示に用いられる。一方、歌詞入
力モードでは、キーボード1は、歌詞入力に用いられ
る。このように、キーボード16の各キーに2つの機能
を割り当てることにより、歌詞入力用として新しいスイ
ッチ等を設けることなく、既存の機能を有効に活用して
歌詞入力を行うことができるようになっている。
【0072】この第2の実施例でも、歌詞入力方法とし
て、ローマ字入力又は仮名入力のいずれの方法も採用で
きる。図8(A)は、ローマ字入力を行う場合のキーボ
ード16の各キーに対するアルファベットの割当の一例
を示すものである。アルファベットはたかだか26文字
であるので、2オクターブ強の鍵域があれば、このロー
マ字入力方法を適用できる。比較的小規模な電子楽器に
適する歌詞入力方法である。
て、ローマ字入力又は仮名入力のいずれの方法も採用で
きる。図8(A)は、ローマ字入力を行う場合のキーボ
ード16の各キーに対するアルファベットの割当の一例
を示すものである。アルファベットはたかだか26文字
であるので、2オクターブ強の鍵域があれば、このロー
マ字入力方法を適用できる。比較的小規模な電子楽器に
適する歌詞入力方法である。
【0073】図8(B)は、仮名入力を行う場合のキー
ボード16の各キーに対する仮名文字の割当の一例を示
すものである。使用可能な仮名文字がキーボード16の
キー数より少ない場合は、例えば図8(B)に示すよう
な割り当てにより仮名入力を実現できる。比較的大規模
な電子楽器に適する歌詞入力方法である。
ボード16の各キーに対する仮名文字の割当の一例を示
すものである。使用可能な仮名文字がキーボード16の
キー数より少ない場合は、例えば図8(B)に示すよう
な割り当てにより仮名入力を実現できる。比較的大規模
な電子楽器に適する歌詞入力方法である。
【0074】ところで、日本語で発音される音は、撥
音、濁音、その他の音等をも含めると、図7に示される
ように100種以上になる。従って、上記の全ての音を
仮名入力で実現しようとすると、100個以上のキーが
必要となる。しかし、通常の電子楽器は多くても88キ
ー程度のキーボードで構成されるので、図7に示された
全ての音をキーに割り当てることができない。かかる場
合は、操作パネル14にシフトキーを設け、又はキーボ
ード16の所定のキーをシフトキーに割り当て、何れか
のシフト状態で歌詞入力するように構成すれば良い。
音、濁音、その他の音等をも含めると、図7に示される
ように100種以上になる。従って、上記の全ての音を
仮名入力で実現しようとすると、100個以上のキーが
必要となる。しかし、通常の電子楽器は多くても88キ
ー程度のキーボードで構成されるので、図7に示された
全ての音をキーに割り当てることができない。かかる場
合は、操作パネル14にシフトキーを設け、又はキーボ
ード16の所定のキーをシフトキーに割り当て、何れか
のシフト状態で歌詞入力するように構成すれば良い。
【0075】なお、上記のローマ字入力と仮名入力と
を、スイッチの指定で切り換えるように構成することも
できる。かかる構成によれば、操作者の好みの方法で歌
詞入力ができるという効果を奏する。
を、スイッチの指定で切り換えるように構成することも
できる。かかる構成によれば、操作者の好みの方法で歌
詞入力ができるという効果を奏する。
【0076】次に、この第2の実施例の動作につき、図
9及び図10のフローチャートを参照しながら説明す
る。なお、メインルーチン(図3)と文字格納処理ルー
チン(図5)とは、第1の実施例で示したものをそのま
ま用いる。
9及び図10のフローチャートを参照しながら説明す
る。なお、メインルーチン(図3)と文字格納処理ルー
チン(図5)とは、第1の実施例で示したものをそのま
ま用いる。
【0077】図9は、この第2の実施例のパネル処理ル
ーチンである。パネル処理では、先ず、パネルイベント
の有無が調べられる(ステップS50)。これは、上述
した第1の実施例のステップS20と同じ方法で行われ
る。ここで、パネルイベントがないことが判断される
と、以下の処理を行うことなく、このパネル処理ルーチ
ンからリターンしてメインルーチンに戻る。
ーチンである。パネル処理では、先ず、パネルイベント
の有無が調べられる(ステップS50)。これは、上述
した第1の実施例のステップS20と同じ方法で行われ
る。ここで、パネルイベントがないことが判断される
と、以下の処理を行うことなく、このパネル処理ルーチ
ンからリターンしてメインルーチンに戻る。
【0078】一方、上記ステップS50で、パネルイベ
ントがあったことが判断されると、該パネルイベント
は、モードスイッチ142のイベントであるか否かが調
べられ、モードスイッチ142のイベントであればその
時点でセットされている歌詞フラグを反転する処理が行
われる(ステップS51〜S54)。これは、上述した
第1の実施例のステップS21〜S24の処理と同じ方
法で行われるので説明は省略する。
ントがあったことが判断されると、該パネルイベント
は、モードスイッチ142のイベントであるか否かが調
べられ、モードスイッチ142のイベントであればその
時点でセットされている歌詞フラグを反転する処理が行
われる(ステップS51〜S54)。これは、上述した
第1の実施例のステップS21〜S24の処理と同じ方
法で行われるので説明は省略する。
【0079】上記ステップS51でモードスイッチ14
2のイベントでないことが判断されると、又は上記ステ
ップS53若しくはステップS54の処理が終了する
と、次いで、パネルスイッチ処理が行われる(ステップ
S26)。
2のイベントでないことが判断されると、又は上記ステ
ップS53若しくはステップS54の処理が終了する
と、次いで、パネルスイッチ処理が行われる(ステップ
S26)。
【0080】このパネルスイッチ処理では、例えば、音
色選択スイッチのイベントに対する音色変更処理、リズ
ム選択スイッチのイベントに対するリズム変更処理、音
量コントロールスイッチのイベントに対する音量変更処
理、或いは音響効果スイッチのイベントに対する所定の
音響効果を付与する処理等が行われる。これら各スイッ
チに対応する処理の内容は、本発明とは直接関係しない
ので説明は省略する。その後、このパネル処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
色選択スイッチのイベントに対する音色変更処理、リズ
ム選択スイッチのイベントに対するリズム変更処理、音
量コントロールスイッチのイベントに対する音量変更処
理、或いは音響効果スイッチのイベントに対する所定の
音響効果を付与する処理等が行われる。これら各スイッ
チに対応する処理の内容は、本発明とは直接関係しない
ので説明は省略する。その後、このパネル処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
【0081】このように、この第2の実施例では、パネ
ル処理ルーチンにおいては文字格納処理は行われず、次
に説明する鍵盤処理ルーチンで文字格納処理が行われる
ことになる。
ル処理ルーチンにおいては文字格納処理は行われず、次
に説明する鍵盤処理ルーチンで文字格納処理が行われる
ことになる。
【0082】図10は、この第2の実施例の鍵盤処理ル
ーチンである。鍵盤処理では、先ず、キーイベントがあ
ったか否かが調べられる(ステップS60)。ここでキ
ーイベントがなかったことが判断されると、以下の処理
を行わずにこの鍵盤処理ルーチンからリターンしてメイ
ンルーチンに戻る。
ーチンである。鍵盤処理では、先ず、キーイベントがあ
ったか否かが調べられる(ステップS60)。ここでキ
ーイベントがなかったことが判断されると、以下の処理
を行わずにこの鍵盤処理ルーチンからリターンしてメイ
ンルーチンに戻る。
【0083】一方、キーイベントがあったことが判断さ
れると、そのイベントはキーオンイベントであるか否か
が調べられる(ステップS61)。以上までの処理は第
1の実施例のステップS40及びS41の処理と同じで
ある。
れると、そのイベントはキーオンイベントであるか否か
が調べられる(ステップS61)。以上までの処理は第
1の実施例のステップS40及びS41の処理と同じで
ある。
【0084】上記ステップS1で、キーオンイベントで
あることが判断されると、次いで、歌詞フラグが「1」
であるか否かが調べられる(ステップS62)。そし
て、歌詞フラグが「1」でない、つまり通常入力モード
であることが判断されると、発音パラメータが音源17
にセットされ(ステップS63)、次いで、押鍵処理が
行われる(ステップS64)。これは、上述した第1の
実施例のステップS42及びS43の処理と同じである
ので、説明は省略する。その後、この鍵盤処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
あることが判断されると、次いで、歌詞フラグが「1」
であるか否かが調べられる(ステップS62)。そし
て、歌詞フラグが「1」でない、つまり通常入力モード
であることが判断されると、発音パラメータが音源17
にセットされ(ステップS63)、次いで、押鍵処理が
行われる(ステップS64)。これは、上述した第1の
実施例のステップS42及びS43の処理と同じである
ので、説明は省略する。その後、この鍵盤処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
【0085】一方、上記ステップS62で歌詞フラグが
「1」である、つまり歌詞入力モードであることが判断
されると、文字格納処理が行われる(ステップS6
5)。この文字格納処理は、既に説明した図5のフロー
チャートに示されている。
「1」である、つまり歌詞入力モードであることが判断
されると、文字格納処理が行われる(ステップS6
5)。この文字格納処理は、既に説明した図5のフロー
チャートに示されている。
【0086】概略を説明すると以下のようになる。即
ち、文字格納処理では、先ず、イベントのあったキーに
対応するアルファベットを文字バッファに格納する(ス
テップS30)。この際、文字バッファに既にアルファ
ベットが格納されていれば、そのアルファベットに続く
位置に格納される。
ち、文字格納処理では、先ず、イベントのあったキーに
対応するアルファベットを文字バッファに格納する(ス
テップS30)。この際、文字バッファに既にアルファ
ベットが格納されていれば、そのアルファベットに続く
位置に格納される。
【0087】次いで、文字バッファに格納されているア
ルファベット列とROM11に記憶されている変換テー
ブル中のアルファベット列とを順次比較し、一致するも
のを探すことにより文字が成立したか否かが調べられる
(ステップS31)。ここで、文字不成立が判断される
と文字格納処理ルーチンからリターンして鍵盤処理ルー
チンに戻る。
ルファベット列とROM11に記憶されている変換テー
ブル中のアルファベット列とを順次比較し、一致するも
のを探すことにより文字が成立したか否かが調べられる
(ステップS31)。ここで、文字不成立が判断される
と文字格納処理ルーチンからリターンして鍵盤処理ルー
チンに戻る。
【0088】一方、文字が成立したことが判断される
と、そのアルファベット列に対応する仮名を、歌詞バッ
ファの歌詞ポインタNが示す位置に格納する(ステップ
S32)。次いで、文字バッファをクリアし(ステップ
S33)、歌詞ポインタNをインクリメント(ステップ
S34)して次の入力に備える。その後、この文字格納
処理ルーチンからリターンして鍵盤処理ルーチンに戻
る。
と、そのアルファベット列に対応する仮名を、歌詞バッ
ファの歌詞ポインタNが示す位置に格納する(ステップ
S32)。次いで、文字バッファをクリアし(ステップ
S33)、歌詞ポインタNをインクリメント(ステップ
S34)して次の入力に備える。その後、この文字格納
処理ルーチンからリターンして鍵盤処理ルーチンに戻
る。
【0089】以上のようにして、押鍵に係るキーによっ
て指定された仮名を検出して歌詞バッファ120に格納
する処理が終了すると、この鍵盤処理ルーチンからリタ
ーンしてメインルーチンに戻る。
て指定された仮名を検出して歌詞バッファ120に格納
する処理が終了すると、この鍵盤処理ルーチンからリタ
ーンしてメインルーチンに戻る。
【0090】一方、上記ステップS61でキーオンイベ
ントでないことが判断された場合は、キーオフイベント
である旨が認識され、離鍵処理が行われる(ステップS
64)。この離鍵処理は、第1の実施例のステップS4
4の処理と同じである。その後、この鍵盤処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
ントでないことが判断された場合は、キーオフイベント
である旨が認識され、離鍵処理が行われる(ステップS
64)。この離鍵処理は、第1の実施例のステップS4
4の処理と同じである。その後、この鍵盤処理ルーチン
からリターンしてメインルーチンに戻る。
【0091】以上のように、上記ステップS11〜S1
3の繰り返し実行の過程で、パネル操作又はキーボード
操作に応じたイベントが発生すると、そのイベントに対
応する処理を行うことにより電子楽器の各種機能が実現
される。
3の繰り返し実行の過程で、パネル操作又はキーボード
操作に応じたイベントが発生すると、そのイベントに対
応する処理を行うことにより電子楽器の各種機能が実現
される。
【0092】以上説明したように、この第2の実施例に
よれば、キーボード16のキーを歌詞入力用のスイッチ
として兼用し、モードスイッチ142でキーボード16
を音程指定用に用いるか歌詞入力用に用いるかを切り換
えて使用するようにしたので、簡単な構成であるにも拘
らず迅速に歌詞入力ができる。
よれば、キーボード16のキーを歌詞入力用のスイッチ
として兼用し、モードスイッチ142でキーボード16
を音程指定用に用いるか歌詞入力用に用いるかを切り換
えて使用するようにしたので、簡単な構成であるにも拘
らず迅速に歌詞入力ができる。
【0093】なお、上記の第2の実施例では、ローマ字
入力を行う場合の動作について説明したが、仮名入力を
行う場合は、文字格納ルーチン(図5)において、入力
された仮名を、歌詞バッファ120の歌詞ポインタNが
示す位置に格納し(ステップS32に相当する機能)、
次いで、歌詞ポインタNをインクリメント(ステップS
34に相当する機能)する処理のみを行うように構成す
れば良い。
入力を行う場合の動作について説明したが、仮名入力を
行う場合は、文字格納ルーチン(図5)において、入力
された仮名を、歌詞バッファ120の歌詞ポインタNが
示す位置に格納し(ステップS32に相当する機能)、
次いで、歌詞ポインタNをインクリメント(ステップS
34に相当する機能)する処理のみを行うように構成す
れば良い。
【0094】なお、上記第1及び第2の実施例では、操
作パネル14又はキーボード16を用いて歌詞データを
歌詞バッファ120に入力する場合について説明した
が、操作パネル14又はキーボード16を用いて歌詞バ
ッファ120に格納された歌詞データを編集するように
構成することもできる。かかる構成によれば、作詞途中
で歌詞を変更することが容易になり、より使い勝手に優
れたものとなる。
作パネル14又はキーボード16を用いて歌詞データを
歌詞バッファ120に入力する場合について説明した
が、操作パネル14又はキーボード16を用いて歌詞バ
ッファ120に格納された歌詞データを編集するように
構成することもできる。かかる構成によれば、作詞途中
で歌詞を変更することが容易になり、より使い勝手に優
れたものとなる。
【0095】また、上記第1及び第2の実施例では、操
作パネル14又はキーボード16を用いて歌詞データを
入力するように構成したが、例えばシステムバス30
に、フロッピーディスク制御装置を接続し、このフロッ
ピーディスク制御装置に装着されたフロッピーディスク
から歌詞データを読み込んで歌詞バッファ120に記憶
するように構成しても良い。
作パネル14又はキーボード16を用いて歌詞データを
入力するように構成したが、例えばシステムバス30
に、フロッピーディスク制御装置を接続し、このフロッ
ピーディスク制御装置に装着されたフロッピーディスク
から歌詞データを読み込んで歌詞バッファ120に記憶
するように構成しても良い。
【0096】かかる構成とすることにより、他の装置、
例えばパーソナルコンピュータで作成した歌詞データを
読み込んで発音させることが可能となるので、電子楽器
で歌声を発音させる場合のバリエーションが広がるとい
う効果を奏する。
例えばパーソナルコンピュータで作成した歌詞データを
読み込んで発音させることが可能となるので、電子楽器
で歌声を発音させる場合のバリエーションが広がるとい
う効果を奏する。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
歌詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができる電子楽器
の歌詞入力装置を提供できる。
歌詞の入力を簡単且つ迅速に行うことができる電子楽器
の歌詞入力装置を提供できる。
【図1】本発明の歌詞入力装置を適用した電子楽器の第
1及び第2の実施例の構成を示すブロック図である。
1及び第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の操作パネルのローマ字
の割り当ての一例を示す図である。
の割り当ての一例を示す図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施例の動作を示すフ
ローチャート(メインルーチン)である。
ローチャート(メインルーチン)である。
【図4】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ート(パネル処理ルーチン)である。
ート(パネル処理ルーチン)である。
【図5】本発明の第1及び第2の実施例の動作を示すフ
ローチャート(文字格納処理ルーチン)である。
ローチャート(文字格納処理ルーチン)である。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ート(鍵盤処理ルーチン)である。
ート(鍵盤処理ルーチン)である。
【図7】本発明の第1及び第2の実施例で使用するロー
マ字と仮名の対応を記憶した変換テーブルの一例を示す
図である、
マ字と仮名の対応を記憶した変換テーブルの一例を示す
図である、
【図8】本発明の第2の実施例のキーボードのローマ字
又は仮名の割り当ての一例を示す図である。
又は仮名の割り当ての一例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ート(パネル処理ルーチン)である。
ート(パネル処理ルーチン)である。
【図10】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャート(鍵盤処理ルーチン)である。
ャート(鍵盤処理ルーチン)である。
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 パネルスキャン回路 14 操作パネル 15 キースキャン回路 16 キーボード 17 音源 18 D/A変換器 19 サウンドシステム 20 スピーカ 21 波形メモリ 30 システムバス 120 歌詞バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/34 P 8224−5D // G10H 1/34 9379−5H
Claims (4)
- 【請求項1】 歌詞データを記憶する記憶手段と、 該記憶手段から読み出された歌詞データに応じて発音パ
ラメータを生成する生成手段と、 該生成手段で生成された発音パラメータに応じて所定音
色・音高の音を発生する音源とを有し、 前記記憶手段に記憶された歌詞データを順次読み出して
発音パラメータに変換して前記音源に送ることにより所
定の歌声を発生する電子楽器であって、 前記記憶手段に歌詞データを記憶せしめるための入力手
段を備えたことを特徴とする電子楽器の歌詞入力装置。 - 【請求項2】 請求項1の構成に加え、 ローマ字で入力するか又は仮名で入力するかを切り換え
る切換手段と、 該切換手段でローマ字で入力すべきことが指定された場
合に、前記操作子により入力されたローマ字を仮名に変
換する変換手段、 とを備えたことを特徴とする電子楽器の歌詞入力装置。 - 【請求項3】 前記入力手段はパネル操作子であること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子楽器の
歌詞入力装置。 - 【請求項4】 前記入力手段は鍵盤操作子であることを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子楽器の歌
詞入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5134099A JPH06324677A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 電子楽器の歌詞入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5134099A JPH06324677A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 電子楽器の歌詞入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324677A true JPH06324677A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15120427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5134099A Pending JPH06324677A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 電子楽器の歌詞入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06324677A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999012152A1 (fr) * | 1997-08-29 | 1999-03-11 | Sony Corporation | Dispositif et procede de traitement d'information |
JP2015194779A (ja) * | 2015-08-05 | 2015-11-05 | ヤマハ株式会社 | 歌唱合成制御装置および歌唱合成装置 |
JP2016118721A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | カシオ計算機株式会社 | 歌唱生成装置、電子楽器、方法、およびプログラム |
US10672373B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-06-02 | Casio Computer Co., Ltd. | Keyboard musical instrument, method, and non-transitory computer-readable recording medium |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5134099A patent/JPH06324677A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999012152A1 (fr) * | 1997-08-29 | 1999-03-11 | Sony Corporation | Dispositif et procede de traitement d'information |
JP2016118721A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | カシオ計算機株式会社 | 歌唱生成装置、電子楽器、方法、およびプログラム |
JP2015194779A (ja) * | 2015-08-05 | 2015-11-05 | ヤマハ株式会社 | 歌唱合成制御装置および歌唱合成装置 |
US10672373B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-06-02 | Casio Computer Co., Ltd. | Keyboard musical instrument, method, and non-transitory computer-readable recording medium |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001013 |