JP2815098B2 - コンテナ支持移動用台車 - Google Patents

コンテナ支持移動用台車

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JP2815098B2
JP2815098B2 JP3502491A JP50249191A JP2815098B2 JP 2815098 B2 JP2815098 B2 JP 2815098B2 JP 3502491 A JP3502491 A JP 3502491A JP 50249191 A JP50249191 A JP 50249191A JP 2815098 B2 JP2815098 B2 JP 2815098B2
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デルク エスエル ネインホイス
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エン セー ハー ヒドロウリーセ システーメン ベスローテン フェンノートシャップ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/12Supports
    • B65D90/18Castors, rolls, or the like; e.g. detachable

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンテナを支持して移動させる台車に関し、
この台車は、フレームを備え、そのフレームは、各端部
の近くにフレームから横方向に突出する、コンテナを把
持する把持手段、ならびに各端部の近くに、これらの車
輪上の台車を台車の長さ方向に移動させる。水平な横軸
を有する車輪と、コンテナの各端部に1台づつ合計2台
設けた台車の前記把持手段に把持されたコンテンナを持
上げおよび下げる持上げ手段とを備えている。
このような台車としては、西ドイツ特許願公開第1,55
6,200号の台車が知られている。この特許願では、車輪
は、その軸が台車に固定されている。その把持手段は、
いわゆすISOコンテンナすなわち海上貨物コンテナの下
側のコーナーキャスティングと係合するラグを具備する
枢軸旋回可能なアームであり、持上げ手段で保持され、
その持上げ手段は、把持手段を台車に対して上下に移動
させるよう構成されている。
上記特許願の発明は、コンテナを短い距離だけ持上げ
て、コンテナを、例えば埠頭から、船のデッキまたは路
上走行車両もしくは鉄道車両の積込みプラットホームに
移動させる簡単なシステムを提供している。
しかし、このシステムは、前記表面間の高さのかなり
小さな差でさえカバーすることができない。このような
高さの差は、例えば荷重によって、すなわち路上走行車
両もしくは鉄道車両のばねの圧縮の度合いよって生じ
る。
前記の公知の台車を改良するために、本発明の台車
は、持上げ手段が、台車の各端部の近くに一組の車輪を
有する構造を備え、その車輪は台車の長さ方向に水平に
離れて配置されており、また各車輪は、2つの車輪の各
セットのうちの1つの車輪によって、台車とともにコン
テナの隣接部分を短い距離だけ持上げるのに充分な力
で、各車輪を上下に移動させる駆動手段を備え、それに
よってコンテナの対向する端部取り付けた2つの前記台
車で、コンテナを台車の長さ方向に移動させることがで
きるようにしたことを特徴としている。
したがって、前記台車をコンテナの対向する側部によ
って移動させ、把持手段にコンテナを把持させて、この
手段でロックし、車輪の部分の高さをこれらの台車のフ
レームに対して変化させてコンテナを持上げ、次いで台
車を連結したコンテナを移動させることが可能であり、
一方フレームの高さ方向に手動で移動させることができ
る一組の2つの車輪は、例えば積込みプラットホームと
車両の積込み面間の移動の走行中、たとえこれらの面の
間に水平の間隙および高さの差があっても、コンテナー
が一方の面から他方の面に円滑に移動できるように運転
できる。
フランス特許願公開第1,056,947号は、対向する端面
の各々に、この端面に直角の軸線を有する3組の車輪か
らなるキャリア手段をしっかりと永久的に取付けたコン
テンナを開示している。各セットの車輪の一つは各キャ
リア手段の両側の近くで揺動アームに取り付けられてお
り、この揺動アームは手動で高い非作動の位置から下方
に揺動させてこの車輪をコンテンナの端面の外側の低い
位置に突出させることができる。この車輪はこの位置で
ロックすることができ、かつコンテナを、コンテナを移
動させねばならない運搬面上に、1つの側で支持するこ
とができる。前記揺動アーム上の前記の各車輪の近くに
垂直ロッドに取り付けた車輪が設けられている。この車
輪は上下にかなりの距離移動でき、コンテナをかなりの
高さあるいは少しの高さだけ持ち上げることができる。
したがって、このコンテナは、車輪で支持して所望のレ
ベルに持上げることができ、前記揺動アーム上の車輪の
1つを用いて、例えば鉄道車両に対する横方向の移動を
行うことができる。
第3番目のセットの車輪は、キャリア手段の中央に位
置し、上下に移動可能で、他のセットの車輪の1つを移
動中に支持体から後退させねばならないとき、支持面へ
もしくは支持面から移動中のコンテナを支持する。
揺動アーム上の車輪は、ロックされたとき、その最低
位置でコンテナの重量の一部を支持できるが、コンテナ
を上下させる駆動手段を全くもっていないので、この公
知のシステムは、車輪を上下させる複雑な操作を行っ
て、運搬面、埠頭、デッキおよび車両のプラットホーム
間の高さのわずかな差に橋かけすることしかできない。
その揺動アームは、コンテナが他のコンテナとともにつ
めこまんで保管する場合や、路上走行車両もしくは鉄道
車両で運搬する場合には、ロックをはずして非突出位置
まで移動させねばならない。
非常に簡単な構造を提供する本発明の台車の最も好ま
しい実施態様では、各セットの車輪は、台車のフレーム
内に支持された共通のキャリアを有し、キャリアは車輪
間の垂直平面上の水平な横断方向軸線を中心に傾斜する
ことができ、車輪は、キャリア内に回転できるが移動で
きないように取付けられ、またキャリアはキャリアを傾
斜させそれを傾斜した状態に保持する手段を備えてい
る。リニアモータのような簡単な制御装置を用いて、一
組の車輪が同じ高さになるように、あるいは一方の車輪
が他方の車輪より高くなるようにキャリアを傾斜させそ
の位置で固定することができる。
車輪は、コンテナを移動させるためにそれを積極的に
回転させる駆動手段を備えている方が好ましい。
前記把持手段は、台車に沿った位置にあるコンテナの
端壁におけるコンテナの底部コーナーキャスティングに
係合する。このため台車は安価で、構造が簡単で軽量の
ものを用いることができる。さらに、この把持手段は、
コンテナの隣接面の水平寸法の外側に台車から突出する
部分がないから、コンテナ間にスペースがなくても、コ
ンテナを互いに横方向に移動させることができる。台車
はその長さ方向に移動できるので、台車はコンテナの短
い端面に係合させてコンテナを長さ方向と直角の方向に
移動できるように、また各端部の近くに前記把持手段
と、一組の車輪の前記保持構造を設けるようにするのが
好ましい。またコンテナを前記台車を連結したコンテナ
の長さ方向に移動させる場合は、前記車輪の軸に直角の
水平軸のまわりを回転する、垂直に移動可能な車輪を、
台車に設置してもよい。
前記台車をコンテナの2つの対向する側の各々に沿っ
て移動させ、その把持手段にコンテナを把持させ、コン
テナの各コーナーにおける台車の少なくとも1つの車輪
をその台車のフレームに対して下方に移動させて、コン
テナを持上げて運ばせ、台車を連結したコンテナを移動
させ、次いで最終的に、下方に移動させた車輪を再び上
方に移動させてコンテナを下ろす。
この発明の台車の好ましい実施態様を示す図面に基づ
きき、この発明の台車で海上貨物コンテナを移動させる
方法を以下に詳細に説明する。添付図面は次のとおりで
ある。
図1は、この発明の台車と、積込みおよび/または積
下ろしプラットホームの斜視図であり、海上貨物コンテ
ナがトラックからプラットホームに下ろされようとして
いる状態を示す。
図2は、前記プラットホームとレールワゴン、ならび
に反対側のプラットホームおよびコンテナと台車の同じ
種類の部分斜視図である。
図3は、この発明の台車の中央部を切欠いた概略側面
図であり、左側の図は右側の図と異なる状態を示す。
図4は、図3の直線IV−IVに沿った部分拡大断面図で
ある。
図5は、図3の直線V−Vに沿った拡大断面図であ
る。
図6は、図3の直線IV−IVに沿った部分拡大断面図で
ある。
図7と8は各々、上記図面の台車の1組の車輪の概略
側面図であり、ステーションプラットホームもしくは埠
頭、例えば使用中異なる位置にあるレールワゴンの積込
み面の隣接部分を示す。
図9は、図3の台車の長さ方向に平行な面の垂直断面
図であり、その中央部だけを示す。
積込みおよび/または積下ろしプラットホーム1が鉄
道軌道2に隣接し、その軌道にそって、その反対側に積
込みおよび/または積下ろしプラットホーム3が延びて
いる。これらのプラットホームには、コンテナの荷重を
支えて、その上をコンテナが確実に移動できるようにす
るための帯状の補強部4を設けてもよい。
台車5は前記プラットホーム1と3にそって移動可能
である。この台車は、中空で水平の箱形のフレーム6を
備え、そのフレームは、底面全体が開放されているかま
たは両端部の近くだけが開放され、上面に開口を有し、
各端部に一組の車輪8と9が収容されている。その車輪
はかなり幅が広いので台車は傾く危険なしに走行するこ
とができる。実際は各車輪は、同じ車軸上で、間にスペ
ースを設けて互いに側部が対面する2つの幅の狭い車輪
で構成され、そのスペース内には、前記の車輪にしっか
りと連結されたギヤ車輪10が設けられている(図5)。
車輪8と9は互いに水平距離をおいてキャリア11内に
回転可能に取付けられ(図3と5)、このキャリアは、
台車5のフレーム6の中で、軸12を中心に旋回できるよ
うになっている(図3と6)。油圧シリンダ14のピスト
ン棒13は、各キャリア11に15の部分、好ましくは台車の
長さ方向にみて内側に、ヒンジ式に係合している。前記
シリンダ14はフレーム6に固定されており、このため、
前記ヒンジ点はキャリアが傾いたときに少し水平に移動
することができなければならないので、ピストン棒は水
平方向にいくらか変移できるようにしておく。
非円形のヘッド18を有するロータリロック17が台車5
の各端部に設けてある。図4からわかるように、前記ロ
ックの軸19はスリーブ20内に収納され、そのスリーブは
ボックスフレーム6に部分的に溶接され、ロックヘッド
18がある側に幅広の部分24を備え、ロックヘッド18の反
対側で前記フレームから突出している。前記スリーブ20
はその上縁部に軸方向のスリット21を備え、このスリッ
ト2はフレーム6に最も近いその端部で外周スリット22
につながっている。ロックの軸19は半径方向の凹部を具
備し、その凹部の中にロッド23を固定するかまたは取外
し可能に挿入することができる。
軸12は筒状フレーム6に回転可能に取付けられ(図
6)、前記軸12を回転駆動させるための油圧モータ16が
前記フレームの一方の側の外部に取付けられている。ピ
ニオン28(図6)がフレーム6の中央長手方向方向の平
面の近くで軸12にキー止めされ、前記ピニオンは、同じ
キャリア11内の対応する車輪8と9のピニオン部10に係
合している。
キャリア11が図3の左に示すように水平の位置にある
とき、車輪8と9は同じレベルにあり、フレーム6は最
も低い位置にある。その場合ロック17は、コンテナ26
〔海上貨物コンテナとしての標準設計のもの(図1、2
および4)〕の底部のいわゆるコーナーキャスティング
のスリット27と全く同じ高さにある。シリンダ14を延ば
したり、短くしてキャリア11を傾斜させると、前記キャ
リア11に取付けられた一組の車輪8、9の内の一方が他
方より低位置になり、このことは、台車5が置かれてい
る支持面が同じ高さであるとすると、フレーム6が高い
レベルに移動することを意味する。
この装置は次のように作動する。すなわち、ロッド23
を操作して、各ロックを図4に実線で示す位置から、右
へ図4に一点鎖線で示すように非円形ヘッド18がスリー
ブ20の幅広部分24に引込んだ位置まで(位置18′)移動
させる。次に台車5を図1に示す位置から、車両から下
された海上貨物コンテナ26(図1)の短い端面に沿う位
置にまで移動させる。もしその間、各セットの車輪8、
9が、図3の左に示すように、同じ高さにあったとする
と、各ロックヘッド18は、コンテナ底部のコーナーに設
けたコーナーキャスティング25のスリット27に対面する
位置にあることになる。ロックをロッド23を操作して図
4の左側へスライドさせると、ロックヘッド18はフレー
ム6から突出し、スリット27を貫通しコーナーキャステ
ィング25に挿入される、次に、ロックヘッドを、外周ス
リット22に沿ってロッド23を移動させることによって回
転させる。こうしてヘッド18によって台車5がコンテナ
にロックされる。このように回転された状態のロックヘ
ッド18の側部を一転鎖線18″により示す。図4は、フレ
ーム6が前記コーナーキャスティング25からいくらか水
平方向に離れた状態を示しているが、前記のようにロッ
クすることによって台車5はコンテナ直接接触する。
2台の台車5のそれぞれの両端部をコンテナの狭い方
の端部にロックし、油圧シリンダ14を短縮するか延ばし
て、その短縮もしくは延長した状態でロックする。油圧
シリンダを短縮すると、外側の車輪8は相対的に下方に
移動し、延ばすと内側の車輪9が下方に移動する。どち
らの場合も、台車のフレーム6は持上げられ、コンテナ
26は、各端部に2台の台車が接触した状態でロックされ
る。コンテナを移動させる方向によって、1方の車輪8
を持ち上げて、反対側では車輪9を持ち上げて、コンテ
ナの移動方向に対して各セットの前の車輪を持ち上げる
ようにするのがよい。油圧モータ16を作動させ、車輪8
と9を駆動することによって、コンテナは側方に、例え
ばプラットホーム1からレール2の上のレールワゴン
2′の積込み面2″の方へ、またはそのレールワゴンか
らプラットホームへ、例えば鉄道軌道2の反対側のプラ
ットホーム3(図1と2)へ移動させることができる。
次にシリンダ14を延ばしたりまたは短縮することによっ
て、各セットの車輪8、9は再び同じ高さになり(図3
の左)、台車のフレーム6はコンテナとともに下がって
コンテナをワゴンもしくはプラットホーム上に置かれ、
次いで、ロッド23を操作して、各ロック17をまわしてヘ
ッド18を図4に実線で示す位置まで動かし、次いで各ロ
ックを後退させて(図4の右)ロックヘッド18をコーナ
ーキャスティング25から外すと台車5はコンテナから外
され自由に移動することができるようになる。後で台車
を使ってコンテナをプラットホーム上もしくはレールワ
ゴン上でさらに移動させる必要がある場合は、台車はコ
ンテナに接続したままにしておいてもよい。レールワゴ
ン上で移動させる場合、このしておけば別の場所でコン
テナをレールワゴンから移動させるために台車を使用で
きるので便利である。
コンテナを、船から埠頭へまたはその逆に移動させる
場合も上とやり方は全く同じである。
図7と8は、コンテナを右に移動させる場合の車輪8
と9の操作方法を示す。コンテナを持上げた状態にある
ときは、進行方向前部の車輪8は他方の車輪9より高い
位置にある。積込み面Aから積込み面Bへコンテナを移
動させる場合は、コンテナに連結した2台の台車を、右
側のセットの車輪8が積込み面Bの上方に移動し、前記
積込み面の間の間隙Cを該車輪が通過するまで移動させ
る。次にこれらの車輪のキャリア11を、車輪8が積込み
面B上に着地するまで、つまり図7と8の一点鎖線で示
す位置から実線で示す位置に移動するまで傾ける。次に
キャリア11を、車輪9が持上げられて積込み面Aから離
れるまで、後もう少し傾ける。この状態でコンテナを台
車とともに積込み面Bに動かすことができる。コンテナ
がプラットホームからレールワゴンに移動していると
き、荷物を積込んでいない状態のワゴンの積込み面2″
は通常プラットホームよりわずかに高い位置にあるが、
積込まれた状態では、そのばねがわずかに圧縮されて、
前記積込み面は、最終的にプラットホームとほぼ同じ高
さかまたはラットホームよりわずかに低い高さになる。
同じ台車5の他方のセットの車輪も同じやり方で移動
させるが、この場合は、車輪9を持ち上げておいて、こ
の車輪を下ろして積込み面B上に着地させ、一方車輪8
を積込み面Aから浮き上がらせる。
各セットの車輪8、9は、両者が同じ高さの状態で通
過するので、コンテナはその底縁部が2つの隣接する積
込み面の内の高い方に接触する場合がある。しかし、こ
れは全く問題ではない。というのは、台車を連結したコ
ンテナが引っ掛かった場合、車輪を傾けることによっ
て、プラットホーム、積込み面もしくはコンテナの損傷
を防げるからである。しかしこの縁部の接触を防ぎたけ
れば、一度に1つの車輪だけを下方に移動させて(図7
と8に示す8のように)、コンテナの重量の大部分を積
込み面Bの上に移してから、反対側の同じ車輪(図7と
8に示す8)を下方に移動させるようにすればよい。こ
のときコンテナは一時的に3つの点で支持されることに
なる。積込み面とコンテナの上記の接触は、キャリア11
を台車内で垂直に移動できるように取り付けることによ
って防止することができるが、これはほとんどの場合、
装置を不必要に複雑にしてしまう。
コンテナを横方向だけでなくその長さ方向にも移動さ
せるために、フレーム6の各端部の近くには1つもしく
は2つの横断方向移動用の車輪29(図1、5および6)
が設けられている。この車輪は、油圧モータ30で駆動可
能なものが好ましく、フレーム6に対して、持ち上げら
れた非作動位置と、フレーム6と車輪8と9の下方に突
出した下降位置との間で上下に移動可能である。これに
代わる多くの実施態様が可能である。たとえば図3の左
および右に示すものが考えられる。図3の左の実施態様
は、図3のV−V断面から右方向に、すなわちフレーム
6の長手方向に見た図5にはっきり示されている。一方
図3の右の実施態様はVI−VI断面から右に見た図6には
っきり示されている。
図5の実施態様では2つの車輪29の間に油圧モータ30
が設けられ、そのモータのハウジングは、フレーム6に
固定されている油圧シリンダ13のピストン棒に回転でき
ないように接続されている。シリンダ31は、車輪8と9
が同じ高さにある場合でも図3の右に示すように車輪29
を押下げることによってフレーム6を上昇した位置に保
持することができる。このような構造の装置を2個ずつ
各台車5に設けることによって、すなわちこの構造の装
置をコンテナの両側に2個ずつ合計4個設けることによ
って、車輪29を押し下げてロックさせた状態で、油圧モ
ータ30を操作することによって、コンテナを移動させる
ことができる。
図6に示す構造にも車輪29を押下げる油圧シリンダを
設けてもよいが、これは省略することができるので図示
していない。この例では車輪29は、例えば1本のフォー
クもしくは2本の平行なアームからなるアーム32に取り
付けてあり、また前記フォークの歯の間または前記2本
のアームの間に収納され、油圧モータ30が前記のアーム
の一方もしくはフォークの歯の外側に取付けられてい
る。アーム32は、フレーム6の側壁に取り付けたブラケ
ットを貫通するピボットピン33を中心に回動可能なよう
に取付けれている。引張ばね34によって、車輪29の車軸
はピボットピン33と同じ高さにあるフレーム6の固定点
35に接続されている。ピボット33のブラケットに設けた
止め具41によってアーム32の下方への回転を制限し、手
動操作のロック36によって、アーム32は下端位置にロッ
クできる。したがって、下端位置にあるときアーム32
は、上方に移動することなしに大きな上向きの力を吸収
することができる。ロック36は、アーム32が下法に移動
して両者が接触すると、例えばアームもしくはロックに
形成した傾斜面によって、軽いばねの力に逆らって横方
向に(台車の長さ方向)押し退けられるようにして、ア
ーム32がロックを通り抜けられるようにしてもよい。ア
ーム32はばね34によって常時最も高い位置で図示してい
ない止め具に押し付けられている。車輪29のアーム32上
の突出部(図示せず)を例えば足で押下げると、アーム
32はばね34が最大に引伸ばされる水平位置を通過し、さ
らに下向に移動すると、今度はばね34によってアーム32
は下端位置に向けて引っ張られる。車輪29が下端位置に
到達できないような位置に車輪8と9が位置している場
合、車輪29は例えばプラットホーム1もしくは3に当接
する。台車5を車輪29で支持するためには、油圧シリン
ダ14を作動させて各セットの車輪8もしくは9の一方に
よって、車輪29が下端位置に移動するまでフレーム6を
持上げ、この状態で車輪29をロック36でロックする。次
に各セットの車輪8と9の高さの差を小さくして、台車
5を支えている車輪8もしくは9を持ち上げることによ
って、今度は車輪29で台車5を支持する。台車5がコン
テナに連結されていない状態で上記のように台車を支持
する必要がある場合は、1つ以上の別の車輪をフレーム
6の内側に取付けることが望ましい。その場合、この別
の車輪の車軸の方向は車輪29のそれと一致させ、またこ
の車輪は例えば油圧シリンダによって上下に移動させら
れるようにする。これによって台車が長手方向の軸を中
心に傾くのを防ぐことができる。このことは図に詳細に
示してある。図9は、図3で省略してある、台車のフレ
ーム6の中央部分の、台車の長さ方向に平行な垂直平面
の横断面図である。油圧シリンダ37がフレーム6の中央
部に直立状態で取付けられ、そのピストン棒は、自由に
回転可能な2つの車輪38を備えている。これらの車輪は
フレーム6の垂直側壁間の中央に設けるか、前記側壁間
の幅が十分あれば、支持すべきコンテナに接触する側の
側壁のできるだけ近くに設けるのがよい。コンテナが連
結されている場合いない場合の両方の場合において、図
5もしくは6の車輪29で台車を支える場合、シリンダ37
を駆動して前記車輪38を車輪29と同程度に押下げる。そ
の結果、台車は、互いに一直線上にない3点ですなわち
車輪29と38によってベース上に支持されるので、コンテ
ナがない場合でもその長さ方向に対して直角に傾くこと
はない。
シリンダ37を具備する車輪38をフレーム6の側壁間の
中央からかなりの距離を置いて両側に取付けることがで
きる場合、図5と6に示す車輪29およびその支持駆動装
置はすべて省略することができる。しかし、フレーム6
の中央から離れたこれらの領域には傾斜可能なキャリア
11とロック17があるので、通常フレーム内に車輪37をこ
のように取り付ける充分なスペースはない。
図9は、長方形の開口39を、フレーム6の側壁の一方
もしくは両方の下端の近くで、中央部の両側に設けた例
を示す。この開口には長方形のスリーブ40が取付けら
れ、そのスリーブは前記側壁間に溶接されている。スリ
ーブにフォークリフトトラックの歯を係合させて台車全
体を該トラックによって移動させることができる。上記
スリーブ40は、前記側壁の下端縁よりわずかに上方では
なく、該側壁の底部に溶接してもよい。
2台の前記台車の間にコンテナを連結している場合も
していない場合も、台車は、車輪29を油圧モータ30で駆
動することによって、台車の長さ方向に直角な方向、す
なわちコンテナの長さ方向に移動させることができる。
必要に応じて車輪38にも油圧モータ駆動装置を設けても
よい。
油圧媒体用の貯蔵・緩衝タンク付きのポンプのような
油圧モータを作動させる手段(図示せず)、この種弾の
駆動モータ、配管、操作スイッチなどは、各台車のフレ
ーム6の中または外に取付けることができる。前記駆動
モータは、台車に取り付けた電池で動く電動機であって
もよく、その電池は、台車を使用しない時例えば夜間な
どに充電ステーションで充電できるように電気接続部を
備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 90/12 - 90/18 B60B 33/00 - 33/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム(6)を備え、そのフレームは、
    各端部の近くに、フレームから横方向に突出する、コン
    テナを把持するための把持手段(17,18)を備え、さら
    に各端部の近くに、台車(5)を長さ方向に移動させる
    ため、水平な横断方向軸線を有する車輪(8,9)と、コ
    ンテナの各端部に1つづ合計2つ設けた台車の前記把持
    手段(17,18)で把持されたコンテナを上下させる持上
    げ手段(11,13,14)とを備えたコンテナを支持し移動さ
    せる台車(5)において、該持上げ手段が、台車(5)
    の各端部の近くに一組の車輪(8,9)を有する構造を備
    え、その車輪は台車の長さ方向に水平に離れて配置され
    ており、また各車輪(8,9)は、2つの車輪(8,9)の各
    セットのうちの1つの車輪によって、台車(5)ととも
    にコンテナの隣接部分を短い距離だけ持上げるのに充分
    な力で、各車輪を上下に移動させる駆動手段を備え、そ
    れによってコンテナの対向する端部取り付けた2つの前
    記台車(5)で、コンテナを台車(5)の長さ方向に移
    動させることができるようにしたことを特徴とする台
    車。
  2. 【請求項2】車輪8,9の各セットが台車のフレーム
    (6)に支持された共通のキャリア(11)を具備し、キ
    ャリアは、車輪(8,9)の間の垂直平面上の水平な横断
    方向軸線(12)を中心に傾斜可能であり、このキャリア
    内に、車輪が回転可能であるが移動はできないように取
    付けられ、さらにキャリア(11)を傾斜させて傾斜した
    状態に保持するための手段(13,14,15)を設けた請求項
    1記載の台車。
  3. 【請求項3】車輪(8,9)が、これらを積極的に回転さ
    せる駆動手段(10,16,28)を備えている請求項1または
    2に記載の台車。
  4. 【請求項4】コンテナの把持手段1(17,18)を台車
    (5)の下部に取付け、台車(5)のフレーム(6)に
    対する車輪(8,9)の最低位置より前記把持手段が高い
    位置にあるときは、台車に沿う位置にあるコンテナの端
    壁の底部のコーナーキャスティング(25)に係合できる
    ようにした請求項1、2または3に記載の台車。
  5. 【請求項5】コンテナの把持手段(17,18)が、標準コ
    ンテナ(26)(いわゆる海上貨物コンテナ)の短辺側の
    底部コーナーキャスティング(25)間の距離と等しい距
    離をおいて位置している請求項4記載の台車。
  6. 【請求項6】把持手段(17,18)を、台車(5)のフレ
    ーム(6)の中に引っ込ませることができる請求項1〜
    5のいずれか1つに記載の台車。
  7. 【請求項7】把持手段(17,18)が非円形ヘッドを具備
    する回転ロック(18)で形成され、該ロックが台車
    (5)のフレーム(6)内で軸方向にスライド可能なよ
    うに配設されている請求項6記載の台車。
  8. 【請求項8】ロックのシャンク(19)が、ロックヘッド
    (18)が位置する側とは反対側の台車のフレーム(6)
    から突出し、かつ作動棒(23)が固定式に係合している
    かまたは取外し可能に挿入することができる開口(22)
    を有し、これによりロックヘッド(18)が軸線を中心に
    回転でき、かつ該ヘッドが、台車のフレーム(6)の中
    に引っ込んだ位置と台車のフレーム(6)の外側に突出
    した位置との間でスライド移動できるようにした請求項
    7記載の台車。
  9. 【請求項9】前記車輪(8,9)の軸に直角の水平軸を中
    心に回転できる少なくとも2つの別の車輪(29,38)を
    備え、これら別の車輪(29,28)を、台車(5)のフレ
    ーム(6)に対して上下に、すなわち、少なくともこれ
    ら車輪(8,9)がフレーム(6)に対してその最低位置
    でない場合にその底部側が前記の車輪の底部側より下方
    にある位置と、前記車輪(8,9)より高い位置との間を
    移動させる手段(31,32,37)が取付けられている請求項
    1〜8のいずれか1つに記載の台車。
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