JPH04995Y2 - - Google Patents

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JPH04995Y2
JPH04995Y2 JP11004886U JP11004886U JPH04995Y2 JP H04995 Y2 JPH04995 Y2 JP H04995Y2 JP 11004886 U JP11004886 U JP 11004886U JP 11004886 U JP11004886 U JP 11004886U JP H04995 Y2 JPH04995 Y2 JP H04995Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両等の重量物を搭載できる荷台を
備えた貨物自動車の荷台構造に関する。
従来の技術 車両等の重量物を搭載できる荷台を備えた貨物
自動車は良く知られている。この貨物自動車にお
いて、車両等を危険なく搭載することができるよ
うに、荷台全体を後方に移動させその荷台の後部
を下向きに傾斜させるようにしたものがある。ま
た、これとは別に荷台後部に車両の搭載を助ける
道板を設け、この道板を回動して接地させること
によつて、車両の積み降ろしをするものも知られ
ている。
考案が解決しようとする問題点 これらの貨物自動車において、荷台全体を移動
させるものは、その移動のために機構が複雑にな
り、また移動機構の駆動部の出力も大きいものが
必要となる不利があり、道板を回動させるもので
は、長い道板を用いることが制限されるため道板
の傾斜角度が大きく、搭載時に危険を伴う不利が
ある。
従つて、本考案の目的は、荷台部分も道板も傾
斜でき、車両等の重量物の搭載が何ら危険なく行
える貨物自動車の荷台を提供するにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、
荷台の固定台枠が水平な前部部分と後方に向けて
下がるように傾斜した後部部分とを有し、該台枠
の後部部分上に載置され、前端部が前部台枠部分
の水平な床板の後端部に枢支された昇降板と、台
枠の後部部分の後端部に枢支されて荷台への搭載
物の積み降ろしを容易にする道板と、積み降ろし
の場合に昇降板を台枠後部部分に沿わせて傾斜さ
せるとともに道板も該昇降板から地面に延びるよ
うに回動させ、積み降ろし以外の場合昇降板をほ
ぼ水平になるように上昇させるとともに道板もほ
ぼ垂直に立ち上がるように回動させる手段が設け
られていることを特徴とする貨物自動車の荷台が
提供される。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。第1図及び第2図に示すように
貨物自動車1の荷台2には台枠3が固定されてい
る。この固定台枠3は、水平な前部部分4と、ほ
ぼ後輪5の位置から後方に延び下方に傾斜(本例
では12度の角度で傾斜)した後部部分6とを備え
ている。水平な台枠前部部分4にはそのまま荷台
床板7が固定され、傾斜した台枠後部部分6の位
置には昇降板8が枢動しうるように取付けられて
いる。すなわち昇降板8の前端部は、台枠前部部
分4上の床板7の後端部に軸支されていて、該昇
降板8の後端部は、第1図の実線で示すように床
板7とほぼ同一の面になる水平位置(あるいは通
常位置)と、鎖線で示すように台枠後部部分6の
上に載置される傾斜位置(作動位置)との間で旋
回すなわち枢動するようになつている。
また台枠後部部分6の後端部には荷台への搭載
物の積み降ろしを容易にする道板9が軸支されて
いて、この道板9は、第1図の実線で示す垂直な
位置(あるいは通常位置)と、鎖線で示す昇降板
から地面に延びる位置(あるいは作動位置)との
間で枢動しるようになつている。すなわち道板9
は、昇降板から地面に延びるように作動位置に回
動させられ、積み降ろし以外の場合にはほぼ垂直
に立ち上がるように回動させられる。この回動の
ため道板9の枢支部分の両側面には三角板形状の
延長部材10が固定されている。なお第1図に示
すように、両部材が通常位置にある場合に道板9
と昇降板8とを相互にロツクするロツク部材11
が設けられるのが好ましい。これにより、貨物自
動車の走行時等において、両部材を通常位置に固
定することができる。このロツク部材11は、例
えばばね付勢されたピンを道板9に設け、このピ
ンを受ける穴を昇降板に形成することによつて構
成することができる。
更に、本考案においては、車両等の重量物の積
み降ろしの場合の作動状態では、昇降板8を台枠
後部部分6に沿つた作動位置に枢動させるととも
に道板9も該昇降板8から地面に延びる作動位置
に回動させ、積み降ろし以外の場合の通常状態で
は、昇降板8をほぼ水平な通常位置に上昇させる
とともに道板もほぼ垂直に立ち上がる通常位置に
回動させる機構が設けられている。この機構につ
いては、第3図及び第4図も参照されたい。第3
図及び第4図に詳しく示すように、昇降板8及び
道板9の回動機構は、台枠後部部分6に設けられ
たピストンシリンダ装置13と、該装置より後方
の台枠後部部分6に設けられた横軸14と、この
軸に両端部に回動自在に取付けられ、一端が昇降
板8の側面に係合し且つ他端がピストンシリンダ
装置13のピストンロツド15に連結された一対
の第1アーム17と、この第1アームに一端が連
結され且つ他端が道板9の側面の延長部材10に
枢支された一対の第2アーム18とを有する。
更に詳しくは、ピストンシリンダ装置13は台
枠後部部分6の下面のほぼ中央位置に前端部がピ
ン等によつて枢支され、後方にピストンロツド1
5が延びている。このロツド15の先端部は横方
向に延びる第2の横軸19の中央に取付けられて
おり、この第2横軸19の両端部には前記の第1
アーム17,17の各下端部が回動可能に連結さ
れる。また、このアームの下端部には、第2横軸
19を介して第2アーム18の前端部が回動可能
に連結される。
各第1アーム17は図示のように「へ」の字形
状に形成されており、その屈曲部分において第1
横軸14に回動可能に連結され、上端部にはロー
ラ21が回動可能に取付けられている。このロー
ラ21は、昇降板8の側面に形成されたローラ案
内用ガイド22に受け入れられている。このガイ
ド22は、第4図に示すように、チヤンネル形状
に形成され、ローラ21を案内する。なお、この
ガイド22は第3図の23の部分でローラ21が外
れるように切り抜かれているのが好ましい。これ
により、昇降板8が台枠後部部分6に載置された
後、更に第1アーム17を回動させることがで
き、後述のように道板9の回動範囲を大きくでき
る。
第2アーム18は、前述のように、前端部が第
2横軸19を介して第1アーム17に枢支されて
おり、後端部が道板9の延長部材10に枢支され
ている。なお、この第2アーム18はその長さが
調整できるようになつているのが好ましく、ピス
トンロツド15がフルストロークすなわち上死点
にあるとき道板9がほぼ垂直になるように調整で
きる。また、第2アームの前端部の第2横軸19
への連結部分は、第3図に示すように、長穴24
として形成されるのが好ましい。これにより、ピ
ストンロツド15が一杯に引つ込んだ状態すなわ
ち下死点にあるとき、昇降板8が台枠後部部分6
上に載置されても道板9がその長穴の範囲で上下
に枢動できる。
上記の構成で成る荷台構造において、重量物と
しての車両等を搭載する場合、先ず昇降板8と道
板9とのロツクを外す。次に昇降板8と道板9と
を、第1図の実線で示される通常位置から鎖線で
示される作動位置へ回動させる。このため、例え
ば、運転席の操作スイツチによつてピストンシリ
ンダ装置13を付勢し、ピストンロツド15を引
き込むようにさせる。これにより、第2横軸19
が前方に移動し、第1アーム17が第1横軸14
の回りに時計方向に回転させられ、昇降板8が枢
動して傾斜した台枠後部部分6上に載置される。
これと同時に第2アーム18も前方に移動させら
れ、延長部材10に連結された第2アーム18が
道板9を時計方向に回転させ、道板の後端部を地
面に接地させる。
なお、ピストンロツド15の下死点において、
第1アーム17のローラ21はガイド22から切
り欠き部23を通つて外れるようになり、第1ア
ーム17の規制が解かれてその回動が少しではあ
るが自由になり、第1アーム17への昇降板8に
よる負荷をなくすことがことができる。また、第
2アーム18は、長穴24を介して第2横軸19
に連結されているため、その後端部の回転角度の
範囲が広がり、接地する地面が不整地であつても
例えば±5°の範囲でそれに対処できる。
このようにして、昇降板8と道板9とを連続し
て傾斜させることにより、道板だけを傾斜させた
場合に比べ車両等はかなり緩い傾斜の道を登れば
よく、搭載車両の運転者も危険なく荷台2へ該車
両を走行させることができる。なお、この積み込
み作業において、これを助けるため、荷台2の前
部の鳥居26の部分にウインチ27を設けてもよ
い。これにより、搭載車両に運転者がいなくても
車両を搭載することができる。
上記の説明は車両等の搭載に関するものである
が、搭載した車両等を下ろす場合も同様であるこ
とは勿論である。この場合には、前記したウイン
チは更に効果を発揮する。すなわち重量物であつ
てもゆつくりと危険なくおろすことができる。
車両等の搭載後、運転席等で操作スイツチの装
置によつて、ピストンロツド15を延ばすように
ピストンシリンダ装置13を付勢する。ピストン
ロツド15が延びると、第2横軸19が後方に移
動し、第1アーム17が第1横軸14を軸として
反時計方向に回動させられる。これにより第1ア
ーム17のローラ21は切り欠き部23から昇降
板8のガイド22に入り、そのガイド22の中を
前方に移動しつつ昇降板8を通常位置に押し上げ
る。なお、ピストンロツド15が上死点に至る前
において第1アーム18のローラ21が昇降板8
をやや押上げ、ピストンロツド15の上死点(フ
ルストローク)の通常位置において、第1アーム
17は昇降板8に対してやや前方に位置するよう
に倒れているのが好ましい。これにより、第1ア
ーム17が昇降板8の重みによつてその位置にロ
ツクされ、昇降板8の傾斜方向への回動が阻止さ
れ、搭載された車両等が安定して昇降板8の上に
位置できる。
第1アーム17が移動すると、これと同時に、
第2アーム18が後方に移動させられる。この移
動により、延長部材10を介して道板9が反時計
方向に回動させられ、道板9を垂直位置すなわち
通常位置に回動させる。道板9が昇降板8ととも
に通常位置に戻された後、ロツク部材11によつ
て両部材をロツクする。
考案の効果 本考案による貨物自動車の荷台構造によれば、
道板だけでなく荷台部分も傾斜し、このため傾斜
角が緩やかになり、車両等の搭載が危険なく行え
る。また荷台部分が傾斜してもこの荷台部分をス
ライドさせるものではないので、その構造が極め
て簡単なものとなる利点もある。更に、昇降板も
道板も一つの付勢手段で同時に通常位置から作動
位置へあるいはその逆に作動させられるので、作
動者には負担がかからない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による荷台を備えた貨物自動
車の側面図、第2図は、第1図の貨物自動車の平
面図、第3図は、本考案による昇降板及び道板の
回動機構の側面図、第4図は、第3図の−線
断面図である。 符号の説明、1……貨物自動車、2……荷台、
3……固定台枠、4……台枠前部部分、6……台
枠後部部分、8……昇降板、9……道板、10…
…延長部材、11……ロツク部材、13……ピス
トンシリンダ装置、14……第1横軸、15……
ピストンロツド、17……第1アーム、18……
第2アーム、19……第2横軸、21……ロー
ラ、22……ガイド、27……ウインチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 荷台の固定台枠が水平な前部部分と後方に向
    けて下がるように傾斜した後部部分とを有し、
    該台枠の後部部分上に載置され、前端部が前部
    台枠部分の水平な床板の後端部に枢支された昇
    降板と、台枠の後部部分の後端部に枢支されて
    荷台への搭載物の積み降ろしを容易にする道板
    と、積み降ろしの場合に昇降板を台枠後部部分
    に沿わせて傾斜させるとともに道板も該昇降板
    から地面に延びるように回動させ、積み降ろし
    以外の場合昇降板をほぼ水平になるように上昇
    させるとともに道板もほぼ垂直に立ち上がるよ
    うに回動させる手段が設けられていることを特
    徴とする貨物自動車の荷台。 (2) 回動手段は、台枠後部部分に設けられたピス
    トンシリンダ装置と、該装置の後方の台枠部分
    に設けられた横軸と、この軸に回動自在に取付
    けられ、一端が前記昇降板の側面に係合し且つ
    他端がピストンシリンダ装置のピストンロツド
    に連結された一対の第1アームと、一端が第1
    アームに連結され且つ他端が道板側面の延長部
    分に枢支された第2アームとから成る実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の荷台。 (3) 第1アームの前記一端にはローラが設けられ
    ており、昇降板には該ローラを案内するガイド
    が形成されている実用新案登録請求の範囲第2
    項記載の荷台。 (4) 第1アームと第2アームとの連結部分には、
    遊びが設けられている実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の荷台。 (5) 昇降板がほぼ水平で道板もほぼ垂直に立ち上
    がつた状態において、昇降板と道板とには相互
    にロツクするロツク部材が設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の荷台。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528032Y2 (ja) * 1990-11-02 1997-03-05 本所自動車工業株式会社 車両運搬車
JP2588442B2 (ja) * 1990-11-02 1997-03-05 本所自動車工業株式会社 車両運搬車
JP2542599Y2 (ja) * 1991-10-23 1997-07-30 司工業株式会社 車両の荷台後部揺動機構

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