JP2674888B2 - 荷役車両ならびに搬送用装置 - Google Patents
荷役車両ならびに搬送用装置Info
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- JP2674888B2 JP2674888B2 JP2760891A JP2760891A JP2674888B2 JP 2674888 B2 JP2674888 B2 JP 2674888B2 JP 2760891 A JP2760891 A JP 2760891A JP 2760891 A JP2760891 A JP 2760891A JP 2674888 B2 JP2674888 B2 JP 2674888B2
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- axle
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- Ship Loading And Unloading (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばセミトレーラ
など搬送用装置を貨車や船などに対して積み卸しするの
に使用される荷役車両、ならびに搬送用装置に関するも
のである。
など搬送用装置を貨車や船などに対して積み卸しするの
に使用される荷役車両、ならびに搬送用装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、セミトレーラは、本体の後部に車
輪を配設しており、そして前部をトラクタヘツドに載置
しセツトした状態で、トラクタヘツドの運転により走行
される。そして保管場所などにおいて実や空のセミトレ
ーラの保管は、トラクタヘツドとは切り離したセミトレ
ーラの前部側を支持台装置(馬)により支持すること
で、あるいはセミトレーラの前部に横収納状態のランデ
イングギヤを垂下状に揺動させ着地させることで行って
いた。
輪を配設しており、そして前部をトラクタヘツドに載置
しセツトした状態で、トラクタヘツドの運転により走行
される。そして保管場所などにおいて実や空のセミトレ
ーラの保管は、トラクタヘツドとは切り離したセミトレ
ーラの前部側を支持台装置(馬)により支持すること
で、あるいはセミトレーラの前部に横収納状態のランデ
イングギヤを垂下状に揺動させ着地させることで行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、セミトレーラの走行はトラクタヘツドと組になって
行われるのであり、収納物を大量にかつ長距離に亘って
輸送するには効率の悪いものであった。また海上輸送の
ときにはトラクタヘツドとともに乗り込ませており、こ
のトラクタヘツドの存在により船賃が高くなるなど問題
が多かった。
と、セミトレーラの走行はトラクタヘツドと組になって
行われるのであり、収納物を大量にかつ長距離に亘って
輸送するには効率の悪いものであった。また海上輸送の
ときにはトラクタヘツドとともに乗り込ませており、こ
のトラクタヘツドの存在により船賃が高くなるなど問題
が多かった。
【0004】本発明の目的とするところは、車輪を配設
した搬送用装置の荷役を容易に行えるとともに、種々な
搬送を可能にした荷役車両、ならびに搬送用装置を提供
する点にある。
した搬送用装置の荷役を容易に行えるとともに、種々な
搬送を可能にした荷役車両、ならびに搬送用装置を提供
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の荷役車両は、車輪を配設した搬送用装置を取
り扱う荷役車両であって、車体側にクランプ装置を昇降
自在に設け、このクランプ装置は、装置本体に係脱自在
な本体クランプ腕と、車軸に係脱自在な車軸クランプ腕
とを有するものである。
第1発明の荷役車両は、車輪を配設した搬送用装置を取
り扱う荷役車両であって、車体側にクランプ装置を昇降
自在に設け、このクランプ装置は、装置本体に係脱自在
な本体クランプ腕と、車軸に係脱自在な車軸クランプ腕
とを有するものである。
【0006】また本第2発明の搬送用装置は、装置本体
の下部に車輪を有する搬送用装置であって、装置本体の
後部に車輪を配設するとともに、前部にランデイングギ
ヤを配設し、前記車輪は、荷役車両側に昇降自在に設け
たクランプ装置の車軸クランプ腕が係脱自在な車軸を介
して装置本体側に設け、またランデイングギヤは、クラ
ンプ装置の本体クランプ腕が係脱自在な被係止部を有し
ている。
の下部に車輪を有する搬送用装置であって、装置本体の
後部に車輪を配設するとともに、前部にランデイングギ
ヤを配設し、前記車輪は、荷役車両側に昇降自在に設け
たクランプ装置の車軸クランプ腕が係脱自在な車軸を介
して装置本体側に設け、またランデイングギヤは、クラ
ンプ装置の本体クランプ腕が係脱自在な被係止部を有し
ている。
【0007】
【作用】かかる本第1発明の構成によると、クランプ装
置を上昇させた状態で走行させることにより、搬送用装
置の上方にクランプ装置を位置させ得る。そしてクラン
プ装置を非クランプ動(開動)させた状態で下降させ、
搬送用装置の被クランプ部に対応させる。次いでクラン
プ装置をクランプ動(閉動)させて、本体クランプ腕を
容器本体に係合させるとともに車軸クランプ腕を車軸に
係合させる。そしてクランプ装置を上昇させることで搬
送用装置を持ち上げ得る。
置を上昇させた状態で走行させることにより、搬送用装
置の上方にクランプ装置を位置させ得る。そしてクラン
プ装置を非クランプ動(開動)させた状態で下降させ、
搬送用装置の被クランプ部に対応させる。次いでクラン
プ装置をクランプ動(閉動)させて、本体クランプ腕を
容器本体に係合させるとともに車軸クランプ腕を車軸に
係合させる。そしてクランプ装置を上昇させることで搬
送用装置を持ち上げ得る。
【0008】その後、車体を走行させることにより搬送
用装置を目的とする場所へ運搬し得る。この運搬の際
に、車軸に車軸クランプ腕が係合していることで、クラ
ンプ装置に対する搬送用装置の位置ずれを防止し得る。
次いでクランプ装置を下降させることで、搬送用装置を
貨車や船に卸し得、その際に車輪は着地され、また支持
台装置がセツトされる。そしてクランプ装置を非クラン
プ動させたのち上昇させることで、所期の積み込みを行
え、また同様の作業で卸せ得る。
用装置を目的とする場所へ運搬し得る。この運搬の際
に、車軸に車軸クランプ腕が係合していることで、クラ
ンプ装置に対する搬送用装置の位置ずれを防止し得る。
次いでクランプ装置を下降させることで、搬送用装置を
貨車や船に卸し得、その際に車輪は着地され、また支持
台装置がセツトされる。そしてクランプ装置を非クラン
プ動させたのち上昇させることで、所期の積み込みを行
え、また同様の作業で卸せ得る。
【0009】また本第2発明の構成によると、クランプ
装置を装置本体側の被クランプ部に対応させた状態でク
ランプ装置をクランプ動(閉動)させ、本体クランプ腕
をランデイングギヤの被係止部に係合させるとともに、
車軸クランプ腕を車軸に係合させる。そしてクランプ装
置を上昇させることで搬送用装置を持ち上げ得る。
装置を装置本体側の被クランプ部に対応させた状態でク
ランプ装置をクランプ動(閉動)させ、本体クランプ腕
をランデイングギヤの被係止部に係合させるとともに、
車軸クランプ腕を車軸に係合させる。そしてクランプ装
置を上昇させることで搬送用装置を持ち上げ得る。
【0010】その後、荷役車両を走行させることにより
搬送用装置を目的とする場所へ運搬し得る。この運搬の
際に、車軸に車軸クランプ腕が係合しかつ被係止部に本
体クランプ腕が係合していることで、クランプ装置に対
する搬送用装置の位置ずれを防止し得る。搬送用装置を
貨車や船に卸す際に後部では車輪が着地され、また前部
ではランデイングギヤが着地される。
搬送用装置を目的とする場所へ運搬し得る。この運搬の
際に、車軸に車軸クランプ腕が係合しかつ被係止部に本
体クランプ腕が係合していることで、クランプ装置に対
する搬送用装置の位置ずれを防止し得る。搬送用装置を
貨車や船に卸す際に後部では車輪が着地され、また前部
ではランデイングギヤが着地される。
【0011】
【実施例】以下に本発明の第1の実施例を図1〜図3に
基づいて説明する。荷役車両の一例であるリーチスタツ
カー1は、車体2に前車輪3と後車輪4とを有するとと
もに運転席5を有する。前記車体2には荷役シリンダ6
により揺動される基部ブーム7が設けられ、この基部ブ
ーム7には先部ブーム8が出退自在に設けられる。そし
て先部ブーム8の遊端には左右方向軸9を介してブラケ
ツト10が取り付けられ、このブラケツト10はシリンダ11
によって揺動自在となる。前記ブラケツト10には旋回装
置12を介して支持枠13が取り付けられ、この支持枠13に
クランプ装置15が設けられる。
基づいて説明する。荷役車両の一例であるリーチスタツ
カー1は、車体2に前車輪3と後車輪4とを有するとと
もに運転席5を有する。前記車体2には荷役シリンダ6
により揺動される基部ブーム7が設けられ、この基部ブ
ーム7には先部ブーム8が出退自在に設けられる。そし
て先部ブーム8の遊端には左右方向軸9を介してブラケ
ツト10が取り付けられ、このブラケツト10はシリンダ11
によって揺動自在となる。前記ブラケツト10には旋回装
置12を介して支持枠13が取り付けられ、この支持枠13に
クランプ装置15が設けられる。
【0012】すなわちクランプ装置15のフレーム16は前
記支持枠13にピン17やリンク18を介て取り付けられる。
そしてフレーム16の一端側に左右一対の本体クランプ腕
19を、ピン20を介して開閉動自在に連結するとともに、
これら本体クランプ腕19を開閉動させるシリンダ装置21
を設けている。本体クランプ腕19は係合・持ち上げ形式
であって、その下端から内方に向けて係合杆22を連設し
ている。
記支持枠13にピン17やリンク18を介て取り付けられる。
そしてフレーム16の一端側に左右一対の本体クランプ腕
19を、ピン20を介して開閉動自在に連結するとともに、
これら本体クランプ腕19を開閉動させるシリンダ装置21
を設けている。本体クランプ腕19は係合・持ち上げ形式
であって、その下端から内方に向けて係合杆22を連設し
ている。
【0013】前記フレーム16の他端側に左右一対の車軸
クランプ腕23が、ピン24を介して開閉動自在に連結され
るとともに、これら車軸クランプ腕23を開閉動させるシ
リンダ装置25を設けている。車軸クランプ腕23も係合・
持ち上げ形式であって、その下端から内方に向けてU型
状(筒型状や逆門型状でもよい。)の係合部材26を連設
している。
クランプ腕23が、ピン24を介して開閉動自在に連結され
るとともに、これら車軸クランプ腕23を開閉動させるシ
リンダ装置25を設けている。車軸クランプ腕23も係合・
持ち上げ形式であって、その下端から内方に向けてU型
状(筒型状や逆門型状でもよい。)の係合部材26を連設
している。
【0014】タンク式の筒状容器やコンテナ式の長箱状
容器などからなり、被搬送物を収納自在な搬送用装置の
一例である搬送用容器30は、容器36を載置した装置本体
35の後部に左右一対の車輪31を配設してセミトレーラ形
式に構成され、車輪31は、装置本体35側に取り付けた軸
受け32を介して車軸(ハブ)33に支持される。そして装
置本体35の前部下面側には被支持部材34が取り付けられ
ている。
容器などからなり、被搬送物を収納自在な搬送用装置の
一例である搬送用容器30は、容器36を載置した装置本体
35の後部に左右一対の車輪31を配設してセミトレーラ形
式に構成され、車輪31は、装置本体35側に取り付けた軸
受け32を介して車軸(ハブ)33に支持される。そして装
置本体35の前部下面側には被支持部材34が取り付けられ
ている。
【0015】前記搬送用容器30は、その被支持部材34を
トラクタヘツド37に載置し連結することで走行可能とな
り、また前部側を支持台装置38により支持させること
で、トラクタヘツド37と切り離して保管される。なお支
持台装置38はパレツトトラツクなどにより移動され、セ
ツトされる。
トラクタヘツド37に載置し連結することで走行可能とな
り、また前部側を支持台装置38により支持させること
で、トラクタヘツド37と切り離して保管される。なお支
持台装置38はパレツトトラツクなどにより移動され、セ
ツトされる。
【0016】次に上記実施例における作用を説明する。
被支持部材34を介してトラクタヘツド37に前部が載置さ
れ連結された搬送用容器30は、トラクタヘツド37の運転
により一体的に走行する。そして所定の場所に達したの
ち、前部側を支持台装置38により支持させるとともに、
トラクタヘツド37と切り離すことによつて保管状態にな
る。
被支持部材34を介してトラクタヘツド37に前部が載置さ
れ連結された搬送用容器30は、トラクタヘツド37の運転
により一体的に走行する。そして所定の場所に達したの
ち、前部側を支持台装置38により支持させるとともに、
トラクタヘツド37と切り離すことによつて保管状態にな
る。
【0017】このようにして保管状態にある搬送用容器
30を貨車や船などに積み込むに、まず基部ブーム7を上
方に揺動させるとともに先部ブーム8を伸展させ、クラ
ンプ装置15を上昇させた状態でリーチスタツカー1を走
行させ、クランプ装置15を搬送用容器30の上方に位置さ
せる。
30を貨車や船などに積み込むに、まず基部ブーム7を上
方に揺動させるとともに先部ブーム8を伸展させ、クラ
ンプ装置15を上昇させた状態でリーチスタツカー1を走
行させ、クランプ装置15を搬送用容器30の上方に位置さ
せる。
【0018】そしてシリンダ装置21,25 により両クラン
プ腕19,23 をピン20,24 の周りに外側に揺動させ、以て
非クランプ姿勢(開動)とする。この状態で基部ブーム
7を下方に揺動させながら先部ブーム8を収縮させ、ク
ランプ装置15を下降して、図1の仮想線で示すように、
開動させた両クランプ腕19,23 を搬送用容器30の両側外
方に位置させる。
プ腕19,23 をピン20,24 の周りに外側に揺動させ、以て
非クランプ姿勢(開動)とする。この状態で基部ブーム
7を下方に揺動させながら先部ブーム8を収縮させ、ク
ランプ装置15を下降して、図1の仮想線で示すように、
開動させた両クランプ腕19,23 を搬送用容器30の両側外
方に位置させる。
【0019】次いでシリンダ装置21,25 を前述とは逆作
動させ、両クランプ腕19,23 をピン20,24 の周りに内側
に揺動させ、以て図1の実線、図2に示すようにクラン
プ姿勢(閉動)とする。その際に、クランプ動が正しく
行われるように、シリンダ11によりブラケツト10の向き
が調整され、さらに旋回装置12によりクランプ装置15の
向きが調節される。またクランプ動は、本体クランプ腕
19における係合杆22を被支持部材34の下方に係合させ、
そして車軸クランプ腕23における係合部材26を車軸33に
下方から係合させることで行える。
動させ、両クランプ腕19,23 をピン20,24 の周りに内側
に揺動させ、以て図1の実線、図2に示すようにクラン
プ姿勢(閉動)とする。その際に、クランプ動が正しく
行われるように、シリンダ11によりブラケツト10の向き
が調整され、さらに旋回装置12によりクランプ装置15の
向きが調節される。またクランプ動は、本体クランプ腕
19における係合杆22を被支持部材34の下方に係合させ、
そして車軸クランプ腕23における係合部材26を車軸33に
下方から係合させることで行える。
【0020】そして基部ブーム7の上方揺動と先部ブー
ム8の伸展とによりクランプ装置15を上昇させ、以て図
1の仮想線Aで示すように搬送用容器30を持ち上げる。
次いでリーチスタツカー1を走行させることで搬送用容
器30を目的とする場所へ運搬し得るのであるが、その際
に車軸33に係合部材26が嵌め込みにより係合しているこ
とから、クランプ装置15に対して搬送用容器30が位置ず
れすることはない。
ム8の伸展とによりクランプ装置15を上昇させ、以て図
1の仮想線Aで示すように搬送用容器30を持ち上げる。
次いでリーチスタツカー1を走行させることで搬送用容
器30を目的とする場所へ運搬し得るのであるが、その際
に車軸33に係合部材26が嵌め込みにより係合しているこ
とから、クランプ装置15に対して搬送用容器30が位置ず
れすることはない。
【0021】目的とする場所の上方へ運搬したのち、前
述したような動作によりクランプ装置15を下降させ、車
輪31を貨車などの目的とする位置に着地させる。このと
き所定の位置に支持台装置38がセツトしてあり、したが
って下降してきた搬送用容器30の前部が支持台装置38に
より支持される。そしてクランプ装置15を非クランプ動
させたのち上昇させることで所期の積み込みを終える。
なお卸し作業は同様の作用で行える。
述したような動作によりクランプ装置15を下降させ、車
輪31を貨車などの目的とする位置に着地させる。このと
き所定の位置に支持台装置38がセツトしてあり、したが
って下降してきた搬送用容器30の前部が支持台装置38に
より支持される。そしてクランプ装置15を非クランプ動
させたのち上昇させることで所期の積み込みを終える。
なお卸し作業は同様の作用で行える。
【0022】次に本発明の第2の実施例を図4〜図6に
基づいて説明する。荷役車両の一例であるフオークリフ
ト車41は、車体42に前車輪43と後車輪44とを有するとと
もに運転席5を有する。車体42の前端にはマスト6が配
設され、このマスト46に支持案内される昇降体47にはフ
オーク48が取り付けられる。そしてフオーク48上にクラ
ンプ装置49のフレーム50がセツトされる。
基づいて説明する。荷役車両の一例であるフオークリフ
ト車41は、車体42に前車輪43と後車輪44とを有するとと
もに運転席5を有する。車体42の前端にはマスト6が配
設され、このマスト46に支持案内される昇降体47にはフ
オーク48が取り付けられる。そしてフオーク48上にクラ
ンプ装置49のフレーム50がセツトされる。
【0023】すなわちクランプ装置49は、フレーム50の
前部に設けた左右一対の本体クランプ腕51A,51B と、フ
レーム50の後部に設けた左右一対の車軸クランプ腕52A,
52B とを有する。ここで前後のクランプ腕51A,51B、52A,
52B は、マスト46側に位置したクランプ腕51B,52B は揺
動しないが、マスト46から離れた反対側のクランプ腕51
A,52A はピン53,54 を介して左右方向に揺動自在である
とともに、揺動を行わせるシリンダ装置55,56 を設けて
いる。また本体クランプ腕51A,51B、と車軸クランプ腕52
A,52B とは同様に形成され、その下端から内方に向けて
U型状(筒型状や逆門型状でもよい。)の係合部材57,5
8 を連設している。
前部に設けた左右一対の本体クランプ腕51A,51B と、フ
レーム50の後部に設けた左右一対の車軸クランプ腕52A,
52B とを有する。ここで前後のクランプ腕51A,51B、52A,
52B は、マスト46側に位置したクランプ腕51B,52B は揺
動しないが、マスト46から離れた反対側のクランプ腕51
A,52A はピン53,54 を介して左右方向に揺動自在である
とともに、揺動を行わせるシリンダ装置55,56 を設けて
いる。また本体クランプ腕51A,51B、と車軸クランプ腕52
A,52B とは同様に形成され、その下端から内方に向けて
U型状(筒型状や逆門型状でもよい。)の係合部材57,5
8 を連設している。
【0024】そして装置本体35は、その後部に左右一対
の車輪31が配設され、また前部の両側にランデイングギ
ヤ60が配設される。これらランデイングギヤ60は、装置
本体35に固定される本体部61、この本体部61に対して昇
降自在な可動部62、この可動部62の下端に取り付けた着
地部63などから構成される。そして本体部61の外面か
ら、前記係合部材57が係脱自在な被係止部の一例である
ピン状のボス部材64を外方に向けて突設している。
の車輪31が配設され、また前部の両側にランデイングギ
ヤ60が配設される。これらランデイングギヤ60は、装置
本体35に固定される本体部61、この本体部61に対して昇
降自在な可動部62、この可動部62の下端に取り付けた着
地部63などから構成される。そして本体部61の外面か
ら、前記係合部材57が係脱自在な被係止部の一例である
ピン状のボス部材64を外方に向けて突設している。
【0025】ここでボス部材64は、車軸33と同様なレベ
ルに設定してあり、さらに車軸33と類似の形状にしてあ
る。また装置本体35は、その前端部の下面側に被連結部
39を有する。
ルに設定してあり、さらに車軸33と類似の形状にしてあ
る。また装置本体35は、その前端部の下面側に被連結部
39を有する。
【0026】前記搬送用容器30は、その被連結部39をト
ラクタヘツド37の連結部40に載置し連結することで走行
可能となり、また前部側をランデイングギヤ60により支
持させることで、トラクタヘツド37と切り離して保管さ
れる。
ラクタヘツド37の連結部40に載置し連結することで走行
可能となり、また前部側をランデイングギヤ60により支
持させることで、トラクタヘツド37と切り離して保管さ
れる。
【0027】次に上記実施例における作用を説明する。
被連結部39を介してトラクタヘツド37側に前部が載置さ
れ連結された搬送用容器30は、トラクタヘツド37の運転
により一体的に走行する。そして所定の場所に達した空
または実の搬送用容器30は、可動部62を下降して着地部
63を着地させることで、その前部側がランデイングギヤ
60により支持され、かつトラクタヘツド37と切り離され
る。
被連結部39を介してトラクタヘツド37側に前部が載置さ
れ連結された搬送用容器30は、トラクタヘツド37の運転
により一体的に走行する。そして所定の場所に達した空
または実の搬送用容器30は、可動部62を下降して着地部
63を着地させることで、その前部側がランデイングギヤ
60により支持され、かつトラクタヘツド37と切り離され
る。
【0028】このようにして保管状態にある搬送用容器
30を貨車などに積み込むに、まずフオーク48などを介し
てクランプ装置49を上昇させた状態でフオークリフト車
41を走行させ、クランプ装置49を搬送用容器30の上方に
位置させる。そしてシリンダ装置55,56 により外側のク
ランプ腕51A,52A をピン53,54 の周りに外側に揺動さ
せ、以て非クランプ姿勢(開動)とする。
30を貨車などに積み込むに、まずフオーク48などを介し
てクランプ装置49を上昇させた状態でフオークリフト車
41を走行させ、クランプ装置49を搬送用容器30の上方に
位置させる。そしてシリンダ装置55,56 により外側のク
ランプ腕51A,52A をピン53,54 の周りに外側に揺動さ
せ、以て非クランプ姿勢(開動)とする。
【0029】この状態でフオーク48などを介してクラン
プ装置49を下降して、各クランプ腕51A,51B、52A,52B を
搬送用容器30の両側外方に位置させる。次いでフオーク
リフト車41を少し前進させ、マスト46側のクランプ腕51
B,52B における係合部材57,58 を、対応したボス部材64
ならびに車軸33の下方に位置させる。
プ装置49を下降して、各クランプ腕51A,51B、52A,52B を
搬送用容器30の両側外方に位置させる。次いでフオーク
リフト車41を少し前進させ、マスト46側のクランプ腕51
B,52B における係合部材57,58 を、対応したボス部材64
ならびに車軸33の下方に位置させる。
【0030】そしてシリンダ装置55,56 を前述とは逆作
動させ、反対側の両クランプ腕51A,52A をピン53,54 の
周りで内側に揺動させて、係合部材57,58 をボス部材64
ならびに車軸33の下方に係合させる。これにより図4の
実線、図5に示すようにクランプ姿勢(閉動)とする。
動させ、反対側の両クランプ腕51A,52A をピン53,54 の
周りで内側に揺動させて、係合部材57,58 をボス部材64
ならびに車軸33の下方に係合させる。これにより図4の
実線、図5に示すようにクランプ姿勢(閉動)とする。
【0031】なおボス部材64と車軸33とを同様なレベル
に設定することで、同様な形状の係合部材57,58 のいず
れでも作用させ得、したがってフオークリフト車41を搬
送用容器30の左右方向のどちらの方向から走行させてき
ても、クランプ装置49を回転させることなく搬送用容器
30を取り扱える。
に設定することで、同様な形状の係合部材57,58 のいず
れでも作用させ得、したがってフオークリフト車41を搬
送用容器30の左右方向のどちらの方向から走行させてき
ても、クランプ装置49を回転させることなく搬送用容器
30を取り扱える。
【0032】前述したようにクランプ姿勢としたのち、
フオーク48などを介してクランプ装置49を上昇させるこ
とで搬送用容器30を持ち上げる。そしてフオークリフト
車41を走行させることで搬送用容器30を目的とする場所
へ運搬し得るのであるが、その際にボス部材64や車軸33
に係合部材57,58 が嵌め込み状に係合していることか
ら、クランプ装置49に対して搬送用容器30が位置ずれす
ることはない。
フオーク48などを介してクランプ装置49を上昇させるこ
とで搬送用容器30を持ち上げる。そしてフオークリフト
車41を走行させることで搬送用容器30を目的とする場所
へ運搬し得るのであるが、その際にボス部材64や車軸33
に係合部材57,58 が嵌め込み状に係合していることか
ら、クランプ装置49に対して搬送用容器30が位置ずれす
ることはない。
【0033】目的とする場所の上方へ運搬したのち、前
述したような動作によりクランプ装置49を下降させ、車
輪31とランデイングギヤ60とを貨車などの目的とする位
置に着地させる。そして前述とは逆動作により、クラン
プ装置49を非クランプ動させたのち上昇させることで所
期の積み込みを終える。なお卸し作業は同様の作用で行
える。
述したような動作によりクランプ装置49を下降させ、車
輪31とランデイングギヤ60とを貨車などの目的とする位
置に着地させる。そして前述とは逆動作により、クラン
プ装置49を非クランプ動させたのち上昇させることで所
期の積み込みを終える。なお卸し作業は同様の作用で行
える。
【0034】上記第2の実施例では本体部61の外面か
ら、前記係合部材57が係脱自在な被係止部の一例である
ピン状のボス部材64を外方に向けて突設しているが、こ
れは図7に示すように、ボス部材64を横方向で出退自在
として、非使用時には実線に示すように、危険の生じな
い位置に収納するようにしてもよい。また着脱式であっ
てもよい。
ら、前記係合部材57が係脱自在な被係止部の一例である
ピン状のボス部材64を外方に向けて突設しているが、こ
れは図7に示すように、ボス部材64を横方向で出退自在
として、非使用時には実線に示すように、危険の生じな
い位置に収納するようにしてもよい。また着脱式であっ
てもよい。
【0035】なお第1の実施例において荷役車両として
フオークリフト車41を使用し、また第2の実施例におい
て荷役車両としてリーチスタツカー1を使用してもよ
い。さらに搬送用装置としては、容器36を装置本体35か
ら分離自在とした形式でもよく、この場合に装置本体35
のみが取り扱われる。
フオークリフト車41を使用し、また第2の実施例におい
て荷役車両としてリーチスタツカー1を使用してもよ
い。さらに搬送用装置としては、容器36を装置本体35か
ら分離自在とした形式でもよく、この場合に装置本体35
のみが取り扱われる。
【0036】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、車体の
走行動とクランプ装置の昇降動ならびにクランプ動との
組み合わせ動作によって、車輪を配設した搬送用装置の
荷役を行うことができ、以て貨車輸送や船舶輸送など、
長距離に亘っての輸送を効率よく、かつ経済的に行うこ
とができる。また荷役中においては、そのクランプ部の
一部を車軸に係合させることで、クランプ装置に対する
搬送用装置の位置ずれを防止できて、常に安定した荷役
を行うことができる。
走行動とクランプ装置の昇降動ならびにクランプ動との
組み合わせ動作によって、車輪を配設した搬送用装置の
荷役を行うことができ、以て貨車輸送や船舶輸送など、
長距離に亘っての輸送を効率よく、かつ経済的に行うこ
とができる。また荷役中においては、そのクランプ部の
一部を車軸に係合させることで、クランプ装置に対する
搬送用装置の位置ずれを防止できて、常に安定した荷役
を行うことができる。
【0037】そして上記構成の本第2発明によると、搬
送用装置は、本体クランプ腕をランデイングギヤの被係
止部に係合させるとともに、車軸クランプ腕を車軸に係
合させた状態で、目的とする場所へ運搬することがで
き、そして車輪やランデイングギヤを着地させて貨車や
船に卸すことができる。このようにランデイングギヤに
被係止部を設けただけの簡単な構造でありながら、トラ
クタヘツドと切り離した荷役を容易に行うことができ、
種々な搬送を可能にできて、貨車輸送や船舶輸送など長
距離に亘っての輸送を、効率よくかつ経済的に行うこと
ができる。
送用装置は、本体クランプ腕をランデイングギヤの被係
止部に係合させるとともに、車軸クランプ腕を車軸に係
合させた状態で、目的とする場所へ運搬することがで
き、そして車輪やランデイングギヤを着地させて貨車や
船に卸すことができる。このようにランデイングギヤに
被係止部を設けただけの簡単な構造でありながら、トラ
クタヘツドと切り離した荷役を容易に行うことができ、
種々な搬送を可能にできて、貨車輸送や船舶輸送など長
距離に亘っての輸送を、効率よくかつ経済的に行うこと
ができる。
【0038】さらに上記構成の本第2発明においては、
車軸と被係止部とを同様なレベルに設定し、そして本体
クランプ腕と車軸クランプ腕をほぼ共通な形状にするこ
とで、荷役車両を搬送用装置の左右方向のどちらの方向
から走行させてきても、クランプ装置を回転させること
なく搬送用装置を取り扱うことができ、作業を容易に効
率よく行うことができる。
車軸と被係止部とを同様なレベルに設定し、そして本体
クランプ腕と車軸クランプ腕をほぼ共通な形状にするこ
とで、荷役車両を搬送用装置の左右方向のどちらの方向
から走行させてきても、クランプ装置を回転させること
なく搬送用装置を取り扱うことができ、作業を容易に効
率よく行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示し、リーチスタツカ
ーを使用した状態での側面図である。
ーを使用した状態での側面図である。
【図2】同リーチスタツカーを使用した状態での正面図
である。
である。
【図3】同要部の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示し、フオークリフト
車を使用した状態での側面図である。
車を使用した状態での側面図である。
【図5】同フオークリフト車を使用した状態での正面図
である。
である。
【図6】同要部の斜視図である。
【図7】同ボス部材の変形例を示す要部の側面図であ
る。
る。
1 リーチスタツカー(荷役車両) 2 車体 7 基部ブーム 8 先部ブーム 12 旋回装置 15 クランプ装置 16 フレーム 19 本体クランプ腕 22 係合杆 23 車軸クランプ腕 26 係合部材 30 搬送用容器(搬送用装置) 31 車輪 33 車軸 34 被支持部材 35 装置本体 36 容器 37 トラクタヘツド 38 支持台装置 41 フオークリフト車(荷役車両) 48 フオーク 49 クランプ装置 50 フレーム 51A,51B 本体クランプ腕 52A,52B 車軸クランプ腕 57,58 係合部材 60 ランデイングギヤ 63 着地部 64 ボス部材(被係止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/065 B66F 9/065 C
Claims (2)
- 【請求項1】 車輪を配設した搬送用装置を取り扱う荷
役車両であって、車体側にクランプ装置を昇降自在に設
け、このクランプ装置は、装置本体に係脱自在な本体ク
ランプ腕と、車軸に係脱自在な車軸クランプ腕とを有す
ることを特徴とする荷役車両。 - 【請求項2】 装置本体の下部に車輪を有する搬送用装
置であって、装置本体の後部に車輪を配設するととも
に、前部にランデイングギヤを配設し、前記車輪は、荷
役車両側に昇降自在に設けたクランプ装置の車軸クラン
プ腕が係脱自在な車軸を介して装置本体側に設け、また
ランデイングギヤは、クランプ装置の本体クランプ腕が
係脱自在な被係止部を有することを特徴とする搬送用装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2760891A JP2674888B2 (ja) | 1990-10-18 | 1991-02-22 | 荷役車両ならびに搬送用装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28060190 | 1990-10-18 | ||
JP2-280601 | 1990-10-18 | ||
JP2760891A JP2674888B2 (ja) | 1990-10-18 | 1991-02-22 | 荷役車両ならびに搬送用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213599A JPH04213599A (ja) | 1992-08-04 |
JP2674888B2 true JP2674888B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=26365555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2760891A Expired - Fee Related JP2674888B2 (ja) | 1990-10-18 | 1991-02-22 | 荷役車両ならびに搬送用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2674888B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP2760891A patent/JP2674888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04213599A (ja) | 1992-08-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970610 |
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