JP2809487B2 - 遠心ポンプケーシング - Google Patents

遠心ポンプケーシング

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JP2809487B2
JP2809487B2 JP2156762A JP15676290A JP2809487B2 JP 2809487 B2 JP2809487 B2 JP 2809487B2 JP 2156762 A JP2156762 A JP 2156762A JP 15676290 A JP15676290 A JP 15676290A JP 2809487 B2 JP2809487 B2 JP 2809487B2
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centrifugal pump
casing
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overhang
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/426Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for liquid pumps
    • F04D29/4266Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for liquid pumps made of sheet metal
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遠心ポンプケーシングに係り、特に小型で少
容量の遠心ポンプに適用される遠心ポンプケーシングに
関する。
〔従来の技術〕
一般に、ケーシング殻の内側に羽根車を回転自在に収
納してなる遠心ポンプは知られている。
近年、この種のものでは、鋼板をプレスにより深絞り
してケーシング殻を一体的に形成するようにしたものが
提案されている。
例えば、第5図に示すように、羽根車20の外周円21よ
り若干大きな基礎円を内周円22としたケーシング殻23を
プレスにより一体的に形成し、このケーシング殻23の外
周壁に、該ケーシング殻23の巻き始め位置を始点bとし
て、終点cに至るまで周方向に高さが漸次高くなるよう
な半径方向外方に膨出する張出し部23aを一体的に形成
して、この張出し部23aの張出し高さが最大となる終点
cに吐出ノズル25を溶接により固着するようにしたもの
である。
これによれば、ケーシング殻23の内側には、流体の流
れる方向に向かって流路断面積が徐々に増大するような
ボリュート室Aが形成されることになる。このボリュー
ト室Aの終点位置には、吐出ノズル25に向かう流体の流
路抵抗を少なくするためのガイド26が突設されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ボリュート室Aの終点cでの必要流路面積
は、水量と流速とにより決定される。
したがって、従来のように、ケーシング殻23の外周壁
に、巻き始め位置を始点bとして終点cに至るまで、漸
次高さが増大する張出し部23aを一体的に形成したので
は、終点cでの必要流路面積を確保するために、終点c
での張出し高さhを極めて高くしなければならない。
しかし、これではプレスにより、いわゆるバルジ成形
するに際して、張出し部23aを一度に膨出加工すること
ができず、熱処理を施しながら、何回も膨出加工を繰り
返さなければならないという問題がある。
また、従来のものでは、ボリュート室Aの終点cに、
吐出ノズル25に向かう流体の流路抵抗を少なくするため
の余分なガイド26を突設しなければなず、仮に、ガイド
26を突設しないと、ポンプ性能が低下するという問題が
ある。
さらに、従来の構成では、鋼板をプレスにより深絞り
してケーシング殻を一体的に形成しているので、ケーシ
ング殻23の吸込側の壁部(図示せず)が強度的に弱くな
るという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有す
る問題点を解消し、ケーシング殻の張出し部を一度に膨
出加工できるだけでなく、ケーシング殻自体の強度を増
大させ、さらにはポンプ性能をも向上させることのでき
る遠心ポンプケーシングを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、鋼板をプレス
により深絞りして一体的に形成されたケーシング殻の内
側に羽根車を回転自在に収納してなる遠心ポンプにおい
て、羽根車の外周円より大きな基礎円を内周円としたケ
ーシング殻を形成し、このケーシング殻の外周壁に、プ
レスによりバルジ成形して該ケーシング殻の巻き始め位
置から周方向に離れた位置を始点として、終点に至るま
で高さが漸次高くなるような半径方向外方に膨出する張
出し部を形成し、この張出し部の張出し高さが最大とな
る終点の位置と、張出し部が形成されていない巻き始め
位置との間に跨がるようにしてパイプ状の吐出ノズルを
接続したことを特徴とするものである。
また、他の発明は、上記ケーシング殻の吸込側の壁部
を中央に吸込口を有する鏡板状に湾曲して形成し、この
湾曲した壁部の内側に環状の支持板を配置し、この支持
板の外周部を壁部の内面に固着するとともに、支持板の
内周部を筒状に折り曲げて、この筒状の内周部と壁部の
吸込口との間に連結パイプを掛け渡し、この連結パイプ
の一端を壁部の吸込口に溶接するとともに、連結パイプ
の他端を内周部の内周に圧入したことを特徴とするもの
である。
さらに、他の発明は、パイプ状の吐出ノズルの内側に
曲管状のノズルエレメントを配置し、このノズルエレメ
ントの出口部を吐出ノズルの内周に固着するとともに、
ノズルエレメントの入口部の開口を張出し部の張出し高
さが最大となる終点の位置のボリュート室内に指向し、
かつノズルエレメントの入口部の開口の断面積が、上記
終点の位置のボリュート室の横断面積にほぼ等しくなる
ように形成したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明によれば、羽根車の外周円より大きな基礎円を
内周円としたケーシング殻を形成し、このケーシング殻
の外周壁に、該ケーシング殻の巻き始め位置から周方向
に離れた位置を始点として、終点に至るまで高さが漸次
高くなるような半径方向外方に膨出する張出し部を形成
しているから、張出し高さが最大となる終点でも、基礎
円より上方に張出す張出し高さはさほど高くならず、ケ
ーシング殻をプレスによりバルジ成形するに際して、熱
処理を施こすことなく、張出し部を一度に膨出加工する
ことができる。また、張出し部の張出し高さが最大とな
る終点の位置と、張出し部が形成されていない巻き始め
位置との間に跨がるようにしてパイプ状の吐出ノズルを
接続しているから、低い方の巻き始め位置におけるケー
シング殻の壁が、ガイドの役割を果たし、よって、従来
のようなガイドを突設する必要がない。
また、他の発明によれば、ケーシング殻の吸込側の壁
部を鏡板状に湾曲して形成し、この湾曲した壁部の内側
に環状の支持板を固定しているので、ポンプの運転によ
り生じる内部圧力は、支持板と吸込側の壁部との二重構
造からなる壁に負荷されることになり、内部圧力に対す
るケーシング殻の強度は著しく増大する。また、支持板
の内周部と壁部の吸込口との間に連結パイプを掛け渡
し、この連結パイプの一端を、壁部の吸込口に溶接する
とともに、連結パイプの他端を、支持板の内周部の内周
に圧入しているので、連結パイプと内周部との溶接加工
は不要になり、溶接後の芯狂除去加工は削除できるの
で、コストダウンが図れる。
さらに、他の発明によれば、パイプ状の吐出ノズルの
内側に曲管状のノズルエレメントを介装しているので、
ボリュート室から吐出ノズルに向かう高速のポンプ揚液
は、一旦、ノズルエレメント内に流入し、そこで徐々に
減速され、その後に、吐出ノズルから排出されるので、
この減速の間には、流体の持つ減速エネルギが圧力エネ
ルギに効果的に変換されるので、ポンプ性能が向上す
る。
〔実施例〕
以下、本発明による遠心ポンプケーシングの一実施例
を添付図面を参照して説明する。
第1図において、1は遠心ポンプのケーシング殻を示
し、このケーシング殻1は一枚の鋼板をプレスにより深
絞りして形成されている。ケーシング殻1の一端には固
定フランジ2が一体的に形成され、ケーシング殻1の他
端にはポンプ吸込口3が開口している。このケーシング
殻1は固定フランジ2によってモータのブラケット(図
示せず)などに連結されている。
ケーシング殻1のポンプ吸込口3には連結パイプ4が
溶接によって接続され、この連結パイプ4には吸込口6
が開口し、この吸込口6の内周壁にはめねじ6aが形成さ
れている。また、連結パイプ4の外端部とケーシング殻
1の外表面との間には、外形をほぼ截頭円錘状とする補
強用のカバー部材7が溶接によって固着され、このカバ
ー部材7の外表面には、補強のために放射状に複数の膨
出部7a,7a…7aが一体的に膨出形成されている。
また、ケーシング殻1の内側には羽根車8が設けら
れ、この羽根車8はボス9と一体的になっており、この
ボス9は主軸10の自由端に連結されている。この主軸10
は軸受(図示せず)により回転自在に支持され、また、
主軸10には軸封装置11が装着されており、この軸封装置
11は、ケーシング殻1に固着されたケーシングカバー12
により支持されている。
また、羽根車8の吸込側の端縁部8aと、ケーシング殻
1との間には、断面をほぼU字状とするリング13が嵌め
込まれ、このリング13によって、羽根車8の端縁部8a
と、ケーシング殻1との間からの流体の逆流が制御され
るようになっている。
しかして、本実施例によれば、上記のケーシング殻1
は、第2図に示すように、その内周円15が羽根車8の外
周円16より大きな基礎円15になるように形成されてい
る。ここで、羽根車の外周円の直径に対して基礎円の直
径を1.05倍〜1.10倍の範囲に設定することが好ましい。
1.05倍以下に設定した場合には両者の隙間が小さくなり
すぎ、騒音の原因となり、1.10倍以上に設定した場合に
は両者の隙間が大きくなりすぎ、性能が低下するからで
ある。
そして、このケーシング殻1の外周壁には、該ケーシ
ング殻1の巻き始め位置aから周方向に離れた位置を始
点bとして、終点cに至るまで、高さが漸次高くなるよ
うな半径方向外方に膨出する張出し部1aが形成されてい
る。ここで、始点bの位置は巻き始め位置aから90゜〜
180゜周方向に離れた位置に設定することが好ましい。9
0゜以下の位置に始点bを設定すると、終点cで張出し
部1aの張出し高さが高くなりすぎ、後述するように、プ
レスによるバルジ成形を一度にすることができなくな
り、また、180゜以上の位置に設定した場合には張出し
部1aを設ける効果を喪失するからである。
この張出し部1aの張出し高さは終点cで最大となり、
この終点cの位置と、張出し部1aが形成されていない巻
き始め位置aとの間には、そこに跨がるようにしてパイ
プ状の吐出ノズル18が溶接により固着されている。この
吐出ノズル18には先広がりの異径パイプを使用してもよ
い。
これにより、ケーシング殻1の内側の中央部にはボリ
ュート室Aが形成されることになり、このボリュート室
Aは、その流路断面積が流体の流れる方向に向かって漸
次増大し、終点cの位置にて最大となるように形成され
ている。
ところで、この終点cの位置にて必要な最大流路面積
は、遠心ポンプに要求される水量と流速とにより決定さ
れる。
本実施例によれば、ケーシング殻1の巻き始め位置a
で、その内周円15が羽根車8の外周円16より充分に大き
な基礎円15になるように形成されているので、終点cの
位置においては、基礎円15より上方に張出す張出し高さ
hをさほど高くする必要がなく、少ない張出しで必要な
流路面積を確保することができる。
したがって、終点cの位置における張出し部1aの張出
し高さを小さくすることができるので、ケーシング殻1
をプレスによりバルジ成形するに際して、熱処理を施こ
すことなく、張出し部1aを一度に膨出加工することがで
きる。
また、本実施例によれば、ケーシング殻1の内周円15
と羽根車8の外周円16との間の半径方向寸法を大きく設
定しているが、これを多少大きく設定しても、小型で小
容量の遠心ポンプであれば、終点cから巻き始め位置a
側に向かう流体の逆流は、ポンプ性能を大きく低下させ
る要因とはならないことが判明している。
張出し部1aの張出し高さは終点cで最大となり、この
終点cの位置と、張出し部1aが形成されていない巻き始
め位置aとの間には、そこに跨がるようにしてパイプ状
の吐出ノズル18が溶接により固着されているので、巻き
始め位置aにおけるケーシング殻1の壁1bが、従来のガ
イドの役割を果たし、よって、小型で小容量のもので
は、従来のようなガイドの突設を省略することができ
る。
このように構成した遠心ポンプの作用を説明すれば、
電動機(図示せず)に主軸10を連結し、この主軸10を回
転させると、羽根車8が一体的に回転し、ポンプ吸込口
3から流体が吸入される。この吸入された流体は羽根車
8の内部を通り、遠心力を付与されて、外周部からボリ
ュート室A内に放出される。この放出された流体はボリ
ュート室A内を周方向(第2図で時計方向)に移動し、
吐出ノズル18を通って外部に排出される。
なお、終点cにおける最大流路面積を確保するために
は、張出し部1aを高くしないで、幅を広げるようにして
もよい。ただし、熱処理を施すことなく、プレスにより
一度にバルジ成形をするに際しては、張出し部1aの高さ
の寸法を、幅の寸法の1/3以内に収めることが望まし
い。
第3図は他の実施例を示している。
この実施例にて、ケーシング殻1の吸込側の壁部30は
鏡板状に湾曲して形成され、この壁部30の中央にはポン
プ吸込口3が開口している。この湾曲した壁部30の内側
には環状の支持板32が配置され、この支持板32の外周部
32aは壁部30の内面30aに固着されている。また、支持板
32の内周部32bは羽根車8の側に筒状に折り曲げられ、
この筒状の内周部32bと壁部30のポンプ吸込口3との間
には連結パイプ4が掛け渡されている。この連結パイプ
4の一端4aは壁部30のポンプ吸込口3に溶接され、連結
パイプ4の他端4bは内周部32bの内周に圧入されてい
る。この連結パイプ4の他端4bの内周には環状の段部33
が形成され、この段部33には羽根車8の端縁部8aが遊嵌
されている。なお、ここにライナーリングは省略されて
いる。
しかして、この実施例によれば、壁部30が鏡板状に湾
曲して形成され、この壁部30の内側に、環状の支持板32
が固定されているので、ポンプの運転により生じる内部
圧力は、支持板32と吸込側の壁部30との二重構造からな
る壁に負荷されるので、上記の実施例と比べて、内部圧
力に対するケーシング殻1の強度は増大し、内部圧力に
より生じる該ケーシング殻1の歪量を小さく抑えること
ができる。
また、連結パイプ4の一端4aが、壁部30の吸込口3に
溶接されるとともに、連結パイプ4の他端4bが、支持板
32の内周部32bの内周に圧入されているので、連結パイ
プ4の他端4bと内周部32bとの溶接は不要になり、かつ
溶接後の芯狂除去加工などが不要になるので、コストダ
ウンを図ることができる。
第4図は他の実施例を示している。
この実施例によれば、パイプ状の吐出ノズル18の内側
に曲管状のノズルエレメント35が配置されている。この
ノズルエレメント35の出口部35aは、吐出ノズル18の内
周に固着され、該ノズルエレメント35の入口部35bの開
口は、張出し部1aの張出し高さhが最大となる終点cの
位置のボリュート室A内に指向している。ノズルエレメ
ント35の入口部35bの開口の断面積は、上記の終点cの
位置のボリュート室Aの横断面積とほぼ等しく形成さ
れ、このノズルエレメント35の断面積は、出口部35aに
向かうに連れて徐々に拡大するよう形成されている。
この実施例によれば、ボリュート室Aから吐出ノズル
18に向かう高速のポンプ揚液は、一旦、ノズルエレメン
ト35内に流入し、そこで徐々に減速されて、しかるの
ち、吐出ノズル18から排出されるので、この減速の間
に、ポンプ揚液の持つ速度エネルギは、圧力エネルギに
有効的に変換されるので、ポンプ性能を向上させること
ができる。また、ノズルエレメント35は緩かな曲管によ
り形成されているので、ボリュート室Aから吐出される
ポンプ揚液は、乱れを生じることなく、有効的に吐出ノ
ズル18から吐出される。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、羽
根車の外周円より大きな基礎円を内周円としたケーシン
グ殻を形成し、このケーシング殻の外周壁に、該ケーシ
ング殻の巻き始め位置から周方向に離れた位置を始点と
して、終点に至るまで高さが漸次高くなるような半径方
向外方に膨出する張出し部を形成したから、張出し高さ
が最大となる終点でも、基礎円より上方に張出す張出し
高さはさほど高くならず、ケーシング殻をプレスにより
バルジ成形するに際して、熱処理を施こすことなく、張
出し部を一度に膨出加工することができる。また、張出
し部の張出し高さが最大となる終点の位置と、張出し部
が形成されていない巻き始め位置との間に跨がるように
してパイプ状の吐出ノズルを接続したから、低い方の巻
き始め位置におけるケーシング殻の壁がガイドの役割を
果たすので、従来のようなガイドの突設を省略すること
ができる。
他の発明によれば、ケーシング殻の吸込側の壁部を鏡
板状に湾曲して形成し、この湾曲した壁部の内側に環状
の支持板を固定したので、ポンプの運転により生じる内
部圧力は、支持板と吸込側の壁部との二重構造からなる
壁に負荷されることになり、内部圧力に対するケーシン
グ殻の強度を増大させることができる。また、内周部と
吸込口との間に掛け渡された連結パイプの一端を、壁部
の吸込口に溶接するとともに、連結パイプの他端を、支
持板の内周部の内周に圧入したので、この連結パイプと
内周部との溶接加工は不要になり、溶接後の芯狂除去加
工が不要になるので、コストダウンを図ることができ
る。
また、他の発明によれば、吐出ノズルの内側にノズル
エレメントを介装したので、ボリュート室から吐出ノズ
ルに向かう高速のポンプ揚液は、一旦、ノズルエレメン
ト内に流入し、そこで徐々に減速され、その後、吐出ノ
ズルから排出されるので、減速の間に、流体の持つ速度
エネルギは圧力エネルギに効果的に変換されるので、ポ
ンプ性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による遠心ポンプケーシングの一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図のII−II断面を示す横
断面図、第3図は他の実施例を示す縦断面図、第4図は
更に他の実施例を示す横断面図、第5図は従来の遠心ポ
ンプケーシングを示す横断面図である。 1……ケーシング殻、1a……張出し部、1b……壁、8…
…羽根車、18……吐出ノズル、30……壁部、32……支持
板、32a……外周部、32b……内周部、35……ノズルエレ
メント、a……巻き始め位置、b……始点、c……終
点、A……ボリュート室。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板をプレスにより深絞りして一体的に形
    成されたケーシング殻の内側に羽根車を回転自在に収納
    してなる遠心ポンプにおいて、前記羽根車の外周円より
    大きな基礎円を内周円としたケーシング殻を形成し、こ
    のケーシング殻の外周壁に、プレスによりバルジ成形し
    て該ケーシング殻の巻き始め位置から周方向に離れた位
    置を始点として、終点に至るまで高さが漸次高くなるよ
    うな半径方向外方に膨出する張出し部を形成し、この張
    出し部の張出し高さが最大となる終点の位置に、張出し
    部が形成されていない巻き始め位置との間に跨がるよう
    にしてパイプ状の吐出ノズルを接続したことを特徴とす
    る遠心ポンプケーシング。
  2. 【請求項2】前記ケーシング殻の吸込側の壁部を中央に
    吸込口を有する鏡板状に湾曲して形成し、この湾曲した
    壁部の内側に環状の支持板を配置し、この支持板の外周
    部を前記壁部の内面に固着するとともに、支持板の内周
    部を筒状に折り曲げて、この筒状の内周部と前記壁部の
    吸込口との間に連結パイプを掛け渡し、この連結パイプ
    の一端を前記壁部の吸込口に溶接するとともに、連結パ
    イプの他端を前記内周部の内周に圧入したことを特徴と
    する請求項1に記載の遠心ポンプケーシング。
  3. 【請求項3】前記パイプ状の吐出ノズルの内側に曲管状
    のノズルエレメントを配置し、このノズルエレメントの
    出口部を前記吐出ノズルの内周に固着するとともに、ノ
    ズルエレメントの入口部の開口を前記張出し部の張出し
    高さが最大となる終点の位置のボリュート室内に指向
    し、かつノズルエレメントの入口部の開口の断面積が、
    前記終点の位置のボリュート室の横断面積にほぼ等しく
    なるように形成したことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の遠心ポンプケーシング。
  4. 【請求項4】前記羽根車の外周円の直径に対して、前記
    基礎円の直径は、1.05倍〜1.10倍の範囲に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の遠心ポンプケーシング。
JP2156762A 1989-07-05 1990-06-14 遠心ポンプケーシング Expired - Lifetime JP2809487B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2156762A JP2809487B2 (ja) 1989-07-05 1990-06-14 遠心ポンプケーシング
US07/546,804 US5184937A (en) 1989-07-05 1990-07-02 Centrifugal pump casing
KR1019900010062A KR0137654B1 (ko) 1989-07-05 1990-07-04 프레싱공정만으로 형성된 팽출부를 갖는 원심펌프 케이싱
EP90112870A EP0406868B1 (en) 1989-07-05 1990-07-05 Centrifugal pump casing
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