JP2802333B2 - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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JP2802333B2
JP2802333B2 JP7338145A JP33814595A JP2802333B2 JP 2802333 B2 JP2802333 B2 JP 2802333B2 JP 7338145 A JP7338145 A JP 7338145A JP 33814595 A JP33814595 A JP 33814595A JP 2802333 B2 JP2802333 B2 JP 2802333B2
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molding
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molding resin
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幸作 中道
一則 三浦
勝一 稲葉
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Bandai Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1635Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities
    • B29C45/1639Removable partitions between adjacent mould cavity portions

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色成形物を成形
する成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多色成形物は、実公平3−342
25号公報に記載されているように、色の異なる合成樹
脂素材によって成形された複数の模型素体B,P,R,
Yがランナーによって接続された構成を有している。
【0003】上記多色成形物は、第1の成形型で模型素
体P,Rを成形し、この模型素体P,Rを第2の成形型
に移動し、第2の成形型において、この模型素体P,R
のランナーの端部を包み込むようにして模型素体B,Y
を成形して形成されたものである。
【0004】また、別の従来の多色成形物は、特公平0
4−60806号公報第10図に記載されているよう
に、一つのランナーに色の異なる模型構成部材が接続さ
れた構成を有している。さらに、この模型構成部材は2
色で構成されているものもある。
【0005】上記多色成形物は、特公平04−6080
6号公報第5図に記載されている成形装置によって成形
される。この成形装置は、多色成形物を押し出すノック
アウトピンを固定した第1のスライドプレートと、ラン
ナー溝のゲートを開閉する開閉ピンと、成形空間を仕切
る仕切り部材を備えた第2のスライドプレートを有して
いる。この成形装置は、油圧装置等の駆動装置により第
2のスライドプレートを摺動して多色成形物を成形す
る。成形された多色成形物は、第1のスライドプレート
を駆動することによりノックアウトピンを押し出し、取
り出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実公平3−34225
号公報に記載されている従来の多色成形物を成形する成
形装置は、単にランナー同士を接続するだけにも拘ら
ず、複数の成形型と、成形物を移動させる移動手段を必
要とするため、構造が複雑となり、高価であるという問
題点があった。
【0007】特公平04−60806号公報に記載され
ている成形装置は、多色成形物を押し出すノックアウト
ピンを固定した第1のスライドプレート以外に、ランナ
ー溝のゲートを開閉する開閉ピン及び成形空間を仕切る
仕切り部材を備えた第2のスライドプレートを有し、さ
らにこの第2のスライドプレートを摺動させる駆動装置
が必要である。そのため、構造が複雑且つ大型化して高
価であり、しかもかなりの重量があるのでこれを取り付
ける射出装置の負担が大きいという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み案出したもの
であって、構造が簡単で小型化且つ軽量化することがで
き、しかも安価な成形装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る成形装置は、上記目的を達成するため、下記の構成を
有する。 (イ)射出装置の移動側に取り付けられる移動金型本体
と、射出装置の固定側に取り付けられる固定金型本体と
からなること。 (ロ)移動金型本体と固定金型本体が接合すると、移動
金型本体と固定金型本体の間に、成形型と、この成形型
に成形樹脂素材を流入するランナー溝が形成されるこ
と。 (ハ)移動金型本体又は固定金型本体には、ランナー溝
内を仕切る仕切り部材がランナー溝内に出入可能に設け
られていること。 (ニ)仕切り部材は、弾性部材によってランナー溝内に
出る方向に付勢されていること。 (ホ)仕切り部材は、一方の面が成形樹脂素材の流入方
向と略直角となり、この一方の面側に流れる成形樹脂素
材の流れを阻止すること。 (ヘ)仕切り部材は、他方の面に仕切り部材の上端面ま
で開放される段凹部が形成され、この他方の面側に流れ
る成形樹脂素材が段凹部に流入すると、弾性部材の弾性
に抗してランナー溝外に押し下げられるように形成され
ていること。
【0010】また、請求項2記載の発明に係る成形装置
は、上記目的を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)一つのランナー溝内を仕切る仕切り部材が、二つ
一組で設けられていること。 (ロ)二つの仕切り部材は、成形樹脂素材の流入方向と
略直角となり、成形樹脂素材の流れを阻止する一方の面
が互いに対向するように設けられていること。
【0011】さらに、請求項3記載の発明に係る成形装
置は、上記目的を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)射出装置の移動側に取り付けられる移動金型本体
と、射出装置の固定側に取り付けられる固定金型本体と
からなること。 (ロ)移動金型本体と固定金型本体が接合すると、移動
金型本体と固定金型本体の間に、成形型と、この成形型
に成形樹脂素材を流入するランナー溝が形成されるこ
と。 (ハ)移動金型本体又は固定金型本体には、成形型内を
仕切る仕切り部材が成形型内に出入可能に設けられてい
ること。 (ニ)仕切り部材は、弾性部材によって成形型内に出る
方向に付勢されていること。 (ホ)仕切り部材は、一方の面が成形樹脂素材の流入方
向と略直角となり、この一方の面側に流れる成形樹脂素
材の流れを阻止すること。 (ヘ)仕切り部材は、他方の面に仕切り部材の上端面ま
で開放される段凹部が形成され、この他方の面側に流れ
る成形樹脂素材が段凹部に流入すると、弾性部材の弾性
に抗して成形型外に押し下げられるように形成されてい
ること。
【0012】さらにまた、請求項4記載の発明に係る成
形装置は、上記目的を達成するため、下記の構成にする
ことができる。 (イ)移動金型本体内には空室が設けられ、この空室内
には押し出し板が固定金型本体方向に移動可能に設けら
れていること。 (ロ)押し出し板には、仕切り部材が取り付けられてい
ること。
【0013】
【発明の実施の形態】本願請求項1及び3記載の発明に
係る成形装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、成形装置1は、図示しない公知の射
出装置の移動側に取り付けられる移動金型本体2と、射
出装置の固定側に取り付けられる固定金型本体3とから
なっている。移動金型本体2と固定金型本体3が接合す
ると、移動金型本体2と固定金型本体3の間に、成形型
18と、この成形型18に成形樹脂素材を流入するラン
ナー溝15,16が形成されるようになっている。
【0014】移動金型本体2(又は固定金型本体3)に
は、ランナー溝16内を仕切る仕切り部材30aがラン
ナー溝16内に出入可能に設けられている。この仕切り
部材30aは、弾性部材31aによってランナー溝16
内に出る方向に付勢されている。仕切り部材30aは、
図4に示すように、一方の面36が成形樹脂素材の流入
方向と略直角となり、この一方の面36側に流れる成形
樹脂素材の流れを阻止することができる。また、仕切り
部材30aは、図2に示すように、他方の面37に仕切
り部材30aの上端面39まで開放される段凹部40が
形成され、この他方の面37側に流れる成形樹脂素材が
段凹部40に流入すると、弾性部材31aの弾性に抗し
てランナー溝16外に押し下げられるように形成されて
いる。
【0015】移動金型本体2(又は固定金型本体3)に
は、図1に示すように、成形型18内を仕切る仕切り部
材30bが成形型18内に出入可能に設けられている。
この仕切り部材30bは、弾性部材31bによって成形
型18内に出る方向に付勢されている。仕切り部材30
bは、図3に示すように、一方の面46が成形樹脂素材
の流入方向と略直角となり、この一方の面46側に流れ
る成形樹脂素材の流れを阻止することができる。また、
仕切り部材30bは、他方の面47に仕切り部材30b
の上端面45まで開放される段凹部48が形成され、こ
の他方の面47側に流れる成形樹脂素材が段凹部48に
流入すると、弾性部材31bの弾性に抗して成形型18
外に押し下げられるように形成されている。
【0016】従って、成形装置1は、射出装置の移動側
に移動金型本体2が取付けられ、固定側に固定金型本体
3が取付けられる。射出装置を駆動し、移動金型本体2
を固定金型本体3に接合すると、成形型18と、この成
形型18に成形樹脂素材を流入するランナー溝15,1
6が形成される。
【0017】射出装置によって、図4に示すように、ラ
ンナー溝16の一方から成形樹脂素材Aを流入する。こ
の成形樹脂素材Aは、仕切り部材30aの一方の面36
に塞き止められ、流れが停止する。射出装置によって、
図5に示すように、ランナー溝16の他方から別の色の
成形樹脂素材Bを流入すると、この成形樹脂素材Bは仕
切り部材30aの他方の面37に形成された段凹部40
に流れ込む。この成形樹脂素材Bの流圧によって、段凹
部40の底面41が押圧され、仕切り部材30aは弾性
部材31aの弾性に抗して押し下げられる。別の色の成
形樹脂素材Bは、仕切り部材30aがあった位置に流れ
込み、最初の成形樹脂素材Aと溶着する。このようにし
て、ランナー溝16内において多色のランナー17が成
形される。
【0018】射出装置によって、図10に示すように、
ランナー溝15の一方から成形樹脂素材Bを流入する。
この成形樹脂素材Bは成形型18内に流れ込み、仕切り
部材30bの一方の面46に塞き止められ、流れが停止
する。射出装置によって、図11に示すように、ランナ
ー溝15の他方から別の色の成形樹脂素材Cを流入す
る。この成形樹脂素材Cも成形型18内に流れ込み、仕
切り部材30bの他方の面47に形成された段凹部48
に流れ込む。この成形樹脂素材Cの流圧によって、段凹
部48の底面49が押圧され、仕切り部材30bは弾性
部材31bの弾性に抗して押し下げられる。別の色の成
形樹脂素材Cは、仕切り部材30bがあった位置に流れ
込み、最初の成形樹脂素材Bと溶着する。このようにし
て、成形型18内において多色成形物24が成形され
る。
【0019】本願請求項2及び4記載の発明に係る成形
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図15に
示すように、成形装置71は、図示しない公知の射出装
置の移動側に取り付けられる移動金型本体72と、射出
装置の固定側に取り付けられる固定金型本体73とから
なっている。移動金型本体72と固定金型本体73が接
合すると、移動金型本体72と固定金型本体73の間
に、成形型88と、この成形型88に成形樹脂素材を流
入するランナー溝85,86が形成されるようになって
いる。
【0020】移動金型本体72内には、空室89が設け
られている。この空室89内には、押し出し板90,9
1が固定金型本体73方向に移動可能に設けられてい
る。この押し出し板90,91には、弾性部材101,
101によって固定金型本体73方向に付勢される二つ
一組の仕切り部材100,100が設けられている。こ
の二つ一組の仕切り部材100,100は、それぞれの
ランナー溝85,86内に出入可能に設けられており、
ランナー溝85,86内を仕切るようになっている。
【0021】2つの仕切り部材100,100は、図1
6に示すように、成形樹脂素材の流入方向と略直角とな
り、成形樹脂素材の流れを阻止する一方の面106,1
06が互いに対向するように設けられている。仕切り部
材100の他方の面107には、上端面109まで開放
される段凹部110が形成されている。
【0022】従って、成形装置71は、射出装置の移動
側に移動金型本体72が取付けられ、固定側に固定金型
本体73が取付けられる。射出装置を駆動し、移動金型
本体72を固定金型本体73に接合すると、成形型88
と、この成形型88に成形樹脂素材を流入するランナー
溝85,86が形成される。
【0023】射出装置によって、図21に示すように、
ランナー溝85の一方から成形樹脂素材Aを流入する。
この成形樹脂素材Aは、手前側の仕切り部材100の他
方の面107に形成された段凹部110に流れ込む。こ
の成形樹脂素材Aの流圧によって段凹部110の底面1
11が押圧され、手前側の仕切り部材100は弾性部材
101の弾性に抗して押し下げられる。成形樹脂素材A
はそのままランナー溝85内を流れ、次の仕切り部材1
00の一方の面106に塞き止められ、流れが停止す
る。
【0024】射出装置によって、図22に示すように、
ランナー溝85の他方から別の色の成形樹脂素材Bを流
入すると、この成形樹脂素材Bは上記次の仕切り部材1
00の他方の面107に形成された段凹部110に流れ
込む。この成形樹脂素材Bの流圧によって、段凹部11
0の底面111が押圧され、次の仕切り部材100は弾
性部材101の弾性に抗して押し下げられる。別の色の
成形樹脂素材Bは、次の仕切り部材100があった位置
に流れ込み、最初の成形樹脂素材Aと溶着する。このよ
うにして、ランナー溝85内において多色のランナー8
4が成形される。
【0025】射出装置を駆動して、移動金型本体72を
固定金型本体73から離し、押し出し板90,91を固
定金型本体73側に移動させると、移動金型本体72に
付着しているランナー84を仕切り部材100,100
が押し出し、成形型88によって成形された成形物94
を成形装置71から取り出すことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。1は成形装置であって、図示しない公知の射出
装置の移動側に取付けられる移動金型本体2と、射出装
置の固定側に取り付けられる固定金型本体3とからなっ
ている。図1は移動金型本体2を固定金型本体3に接合
させた成形装置1全体の断面図である。
【0027】移動金型本体2は、雄型5を取り付ける雄
型取付板6と、雄型取付板6を固定する固定台7と、射
出装置に取り付けられる移動側取付板9と、固定台7と
移動側取付板9間両側に設けられたスペーサ10とから
なっている。11,12は、異なる色の成形樹脂素材
を、ランナー溝15,16を介して雄型5と後記雌型5
1の間に形成された成形型18内に射出するための射出
ノズルを連結する凹部である。
【0028】固定台7には、空室19が形成され、この
空室19内には、押し出し板20が移動自在に設けられ
ている。この押し出し板20には、複数のノックアウト
ピン21・・・が植設されている。各ノックアウトッピ
ン21・・・は、雄型取付板6,雄型5等を貫通し、そ
の先端が成形型18内、ランナー溝15,16内に出没
し、後記するように成形型18内で成形される多色成形
物24、ランナー溝15,16で成形される多色ランナ
ー17を押し出すように構成されている。押し出し板2
0は、固定台7の略中央及び移動側取付板9の略中央に
形成された孔22,23に挿通された押圧軸25に固定
されている。
【0029】固定台7には、固定金型本体3側が開放さ
れた取付穴29が形成され、この取付穴29内に仕切り
部材30の後部が摺動自在に設けられている。この取付
穴29内には、仕切り部材30の後端を、固定金型本体
3側に付勢するコイルスプリング31が設けられてい
る。なお仕切り部材30の後部にフランジ32を形成
し、このフランジ32を取付穴29に形成した段部33
に係合させ、仕切り部材30の移動範囲を規制しても良
い。仕切り部材30は、その先端がランナー溝16、成
形型18内を少なくとも2つに仕切るようにして後記雌
型51に圧接する。この仕切り部材30は、後でさらに
詳述する。
【0030】固定金型本体3は、図示しない射出装置に
取り付けられる固定側取付板50と、雌型51が取り付
けられた雌型取付板52と、これらの間であって両側に
設けられたスペーサ53とからなっている。55は、固
定側取付板50に形成された射出ノズル連結凹部であ
る。この連結凹部55に取り付けられた射出ノズルの先
端は、雌型取付板52及び雌型51に形成されたスプル
ー穴56に接続される。このスプルー穴56は、ランナ
ー溝15,16に連通するように形成されている。
【0031】仕切り部材30を詳述する。ランナー溝1
6を仕切る仕切り部材30aは、断面形状は特に限定さ
れないが、本実施例では丸軸状に形成されている。仕切
り部材30aの先部には、小径部35が形成され、この
小径部35の先端が、コイルスプリング31aによって
付勢され、ランナー溝16内に突出し、雌型51に押圧
される。この小径部35の一方の面36は、図2に示す
ように、ランナー溝16内を流れる成形樹脂素材の流れ
る方向と略直角となっている。又、他方の面37には、
仕切り部材30aの上端面39まで開放される段凹部4
0が形成されている。
【0032】段凹部40の形状は、特に限定されるもの
ではない。例えば、図2(a)に示す段凹部40aは、
3方向に側壁が形成され、他方の面37側と上端面39
側が開放され、底面41aが他方の面37側に向かって
下降傾斜するように形成されている。図2(b)に示す
段凹部40bは、底面41bが上端面39側から他方の
面37側に向かって下降傾斜するように形成され、底面
41bの両側に側壁が形成されている。図2(c)に示
す段凹部40cは、図2(a)と略同じ形状であるが、
底面41cが傾斜せず水平となっている。図2(d)に
示す段凹部40dは、図2(a)と同様に傾斜する底面
41dを有するが、上端面39上方からみて半円状に形
成されている。
【0033】成形型18内を仕切る仕切り部材30b
は、図3に示すように、先部43が偏平状に形成されて
いる。この先部43の上端面45は、コイルスプリング
31bによって付勢され、成形型18内に突出し、雌型
51に押圧される。この上端面45は成形型18を形成
する雌型51の内面に沿った形状となっている。
【0034】この先部43の一方の面46は、成形型1
8内を流れる成形樹脂素材の流れる方向と略直角となっ
ている。又、他方の面47には、上端面45まで開放さ
れる段凹部48が形成され、この段凹部48の底面49
が他方の面47側に向かって下降傾斜するように形成さ
れている。
【0035】成形装置1は、上記構成を有するため、図
1に示すように、移動金型本体2を固定金型本体3に接
合させた状態で、凹部12に連結した射出ノズルにより
A色の成形樹脂素材Aをランナー溝16に射出すると、
この成形樹脂素材Aは仕切り部材30aの小径部35の
一方の面36に塞き止められ、流れが停止する(図4参
照)。
【0036】連結凹部55に連結した射出ノズルにより
B色の成形樹脂素材Bをスプルー穴56を介してランナ
ー溝16に射出する。B色の成形樹脂素材Bは仕切り部
材30aの小径部35の他方の面37に一旦塞き止めら
れるが、他方の面37に形成された段凹部40に流れ込
み、この流圧により底面41を押圧し、仕切り部材30
aをコイルスプリング31aの弾性に抗して押し下げ
る。B色の成形樹脂素材Bは、仕切り部材30aのあっ
た位置に流れ込みA色の成形樹脂素材Aに当接して溶着
する(図5参照)。このようにしてランナー溝16内に
おいて、多色のランナー17が成形される。
【0037】なお、雄型5側に、図6に示すように、小
径部35を半分囲むような成形凹部8を形成すれば、こ
の成形凹部8で成形された成形部14が、図7,8に示
すように、小径部35が押し下げられた後に成形される
円形状の突出部13を包持する形となり、B色の成形樹
脂素材BとA色の成形樹脂素材Aの溶着が強固なものに
なる。図9は、このようにして成形された多色ランナー
17を有する多色成形物の一例を示す正面図である。
【0038】また、B色の成形樹脂素材Bは、図10に
示すように、ランナ−溝15を介して成形型18内にも
流れ込む。成形型18内に流れ込んだB色の成形樹脂素
材Bは、仕切り部材30bの先部43の一方の面46に
よって塞き止められ、流れが停止する。
【0039】凹部11に連結した射出ノズルによりC色
の成形樹脂素材Cを射出すると、ランナ−溝15を介し
て成形型18内に流入する。C色の成形樹脂素材Cは、
図11に示すように、仕切り部材30bの先部の他方の
面47によって一旦塞き止められが、他方の面47に形
成された段凹部48の底面49を流圧により押圧し、仕
切り部材30bをコイルスプリング31bの弾性に抗し
て押し下げる。C色の成形樹脂素材Cは、B色の成形樹
脂素材Bに当接して溶着する。このようにして、成形型
18内において多色成形物24が成形される。図12
は、このようにして成形された多色成形物24の一例を
示す正面図である。
【0040】移動金型本体2を固定金型本体3から離
し、押圧軸25を押圧して押し出し板20を移動させる
と、押し出し板20に設けられたノックアウトピン21
・・・が移動金型本体2の雄型5に付着した多色ランナ
−17及び多色成形物24を押し出し、これらを取り出
すことができる。
【0041】上記実施例では、仕切り部材30を移動金
型本体2に設けたが、固定金型本体3に設けても構わな
いのは勿論である。また、仕切り部材30を付勢する弾
性部材としてコイルスプリング31を使用したが、ゴ
ム、板バネ等の他の弾性を有する部品を利用しても構わ
ないのは勿論である。
【0042】又、上記実施例では、塞き止められる側の
成形樹脂素材が先に仕切り部材30側に流れてくるよう
に、各射出ノズルの射出時を調節しなければならない。
しかし、図13に示すように、前記成形凹部8の両側に
仕切り部材30を配置すると、各射出ノズルの射出時を
調節することなく、同時に射出させることができる。
【0043】即ち、各射出ノズルから射出される各成形
樹脂素材が同時に成形凹部8内に流れ込むことはほとん
どなく、必ず時差が生じる。例えば、図13(b)に示
すように、ランナー溝X側から流れてくるX色の成形樹
脂素材Xは、左側の仕切り部材30を押し下げて成形凹
部8内に流れ込み、右側の仕切り部材30によって塞き
止められる。図13(c)に示すように、ランナー溝Y
側から流れてくるY色の成形樹脂素材Yは、右側の仕切
り部材30を押し下げてX色の成形樹脂素材Xに溶着す
る。勿論逆の場合も同じである。仕切り部材30が一つ
であると、先に塞き止められない側に成形樹脂素材が流
れ込んだ場合、仕切り部材を押し下げてさらに流入し、
他方から流入する成形樹脂素材と混じり合い本来の成形
色を得ることができない。このように、一つのランナー
溝内に相対する仕切り部材30を一対設けることによ
り、各射出ノズルの射出時を調節することがなく、同時
に射出させることができ、成形効率を向上させることが
できる。
【0044】上記他の実施例を図14乃至図27に基づ
いてより具体的に説明する。71は成形装置であって、
図示しない公知の射出装置の移動側に取付けられる移動
金型本体72と、射出装置の固定側に取り付けられる固
定金型本体73とからなっている。図15は移動金型本
体72を固定金型本体73に接合させた成形装置71全
体の断面図である。
【0045】移動金型本体72は、雄型75を取り付け
る雄型取付板76と、射出装置に取り付けられる移動側
取付板79と、雄型取付板76と移動側取付板79の間
の両側に設けられたスペーサ80とからなっている。8
1,82は、異なる色の成形樹脂素材を、ランナー溝8
5,86を介して雄型75と後記雌型121の間に形成
される成形型88内に射出するための射出ノズルを連結
する凹部である。
【0046】雄型取付板76と移動側取付板79の間に
は、空室89が形成されている。この空室89内には、
前部押し出し板90と後部押し出し板91がボルト等に
より固定接合され一体化された状態で、移動自在に設け
られている。この前部押し出し板90と後部押し出し板
91には、複数の仕切り部材100・・・が、後述する
ように、植設されている。各仕切り部材100・・・
は、雄型取付板76,雄型75等を貫通し、その先端が
ランナー溝85,86内に出没し、後記するようにラン
ナー溝85,86で成形される多色ランナーを成形後押
し出せるように構成されている。後部押し出し板91
は、移動側取付板79の略中央に形成された孔92に挿
通された押圧軸95にボルト等によって固定されてい
る。
【0047】固定金型本体73は、図示しない射出装置
に取り付けられる固定側取付板120と、固定側取付板
120に取り付けられた雌型取付板122と、雌型取付
板122に取り付けられた雌型121とからなってい
る。125は、固定側取付板120に形成された射出ノ
ズル連結凹部である。この連結凹部125に取り付けら
れた射出ノズルの先端は、雌型取付板122及び雌型1
21に形成されたスプルー穴126に接続される。この
スプルー穴126は、ランナー溝85,86に連通する
ように形成されている。
【0048】仕切り部材100を詳述する。仕切り部材
100は、図16に示すように、丸軸状に形成され、先
端に段凹部110が形成され(図20参照)、下端にフ
ランジ102が設けられている。この仕切り部材100
は、後部が前部押し出し板90に形成された軸孔99に
摺動自在に設けられている。仕切り部材100のフラン
ジ102は、前部押し出し板90の摺動穴96に摺動自
在に取り付けられ、後部押し出し板91のスプリング受
け穴104に設けられたスプリング101によって、ラ
ンナー溝85,86方向に付勢され、摺動穴96の上壁
103に係合するようになっている。
【0049】又、フランジ102は、スプリング101
の弾性に抗して、スプリング受け穴104の上部に形成
された段凹部117に当接するまで押し下げられるよう
になっている。さらに摺動穴96の一側には、図19に
も示すように、係合溝116が形成され、この係合溝1
16にフランジ102に設けられた係合軸115が摺動
自在に係合するようになっている。そのため、仕切り部
材100は、回転することがない。
【0050】仕切り部材100の先端は、コイルスプリ
ング101の弾性によって付勢され、ランナー溝85,
86内に突出し、雌型121,雌型取付板122に押圧
する。この仕切り部材100の一方の面106は、図1
6に示すように、ランナー溝85,86内を流れる成形
樹脂素材の流れる方向と略直角となっている。又、他方
の面107には、仕切り部材100の上端面109まで
開放される段凹部110が形成されている(図20参
照)。
【0051】この仕切り部材100は、二つ一組となっ
て、各ランナー溝85,86内に突出するようになって
いる。この二つの仕切り部材100,100は、互いに
前記一方の面106,106が対向するように設けられ
ている。
【0052】成形装置71は、上記構成を有するため、
射出装置の移動側に移動金型本体72が取付けられ、固
定側に固定金型本体73が取付けられる。射出装置を駆
動し、図16に示すように、移動金型本体72を固定金
型本体73に接合すると、成形型88と、この成形型8
8に成形樹脂素材を流入するランナー溝85,86が形
成される。
【0053】この状態で、凹部81に連結した射出ノズ
ルによりA色の成形樹脂素材Aをランナー溝85に射出
すると、図21に示すように、この成形樹脂素材Aは、
手前側の仕切り部材100の他方の面107に形成され
た段凹部110に流れ込む。この成形樹脂素材Aの流圧
によって段凹部110の底面111が押圧され、仕切り
部材100はスプリング101の弾性に抗して押し下げ
られる。成形樹脂素材Aはそのままランナー溝85内を
流れ、次の仕切り部材100の一方の面106に塞き止
められ、流れが停止する。
【0054】連結凹部125に連結した射出ノズルによ
りB色の成形樹脂素材Bをスプルー穴126を介してラ
ンナー溝85に射出する。成形樹脂素材Bは、図22に
示すように、ランナー溝85の他方から流入し、上記次
の仕切り部材100の他方の面107に形成された段凹
部110に流れ込む。この成形樹脂素材Bの流圧によっ
て、段凹部110の底面111が押圧され、次の仕切り
部材100は弾性部材101の弾性に抗して押し下げら
れる。別の色の成形樹脂素材Bは、次の仕切り部材10
0があった位置に流れ込み、最初の成形樹脂素材Aと溶
着する。このようにして、ランナー溝85内において多
色のランナー84が成形される。
【0055】成形樹脂素材AとBが略同時に仕切り部材
100,100の段凹部110,110に流れ込んだ
ら、二つの仕切り部材100は略同時に押し下げられ、
仕切り部材100,100間でぶつかりあって混色部が
成形されることになる(図26参照)。しかし、成形樹
脂素材A又はBは、けして仕切り部材100,100間
から先には流れることができないから、各射出ノズルを
同時に射出させても各成形型88で成形される成形物は
常に所定の色で成形される。
【0056】なお、雄型取付板75側に、図18,20
に示すように、一対の仕切り部材100,100を半分
囲むような成形凹部78を形成すれば、この成形凹部7
8で成形された成形部97が、図23乃至25に示すよ
うに、仕切り部材100が押し下げられた後に成形され
る円形状の突出部98を包持する形となり、B色の成形
樹脂素材BとA色の成形樹脂素材Aの溶着が強固なもの
になる。成形凹部78の底面に突起127を形成すれ
ば、成形部97の位置がずれることがない。
【0057】図27に示す成形物は、二つ一組の仕切り
部材を利用して成形したものであって、4色の成形区域
で形成されている。成形区域A1は、図14において、
凹部81に連結した射出ノズルによりランナー溝85に
成形樹脂素材Aを射出して成形されたものである。ま
た、成形区域B1は、図14において、凹部82に連結
した射出ノズルによりランナー溝86に成形樹脂素材B
を射出して成形されたものである。さらに、成形区域C
1は、図14において、凹部83に連結した射出ノズル
によりランナー溝87に成形樹脂素材Cを射出して成形
されたものである。さらにまた、成形区域D1は、図1
4において、固定金型本体73の連結凹部125に連結
した射出ノズルによりスプルー穴126に成形樹脂素材
Dを射出して成形されたものである。
【0058】成形樹脂素材A乃至Dは同時に射出され、
成形樹脂素材Aは、凹部81に近い仕切り部材100a
を押し下げ次の仕切り部材100bによって塞き止めら
れるが、後から流れてくる成形樹脂素材Dによって次の
仕切り部材100bが押し下げられ、成形樹脂素材Dと
溶着する。また、成形樹脂素材Aは仕切り部材100c
を押し下げて、仕切り部材100dを押し下げて次の仕
切り部材100cによって塞き止められている成形樹脂
素材Dに溶着する。さらにまた、成形樹脂素材Aは、成
形樹脂素材Dが仕切り部材100fを押し下げるのと同
時に仕切り部材100eを押し下げて、仕切り部材10
0fと仕切り部材100eの間で成形樹脂素材Dと溶着
する。成形区域B1,C1も成形区域A1と同様に成形
される。このように、成形樹脂素材A乃至Dを同時に射
出しても、各成形樹脂素材A乃至Dは、所定の成形区域
からはみでることがなく、各成形区域内で各色の成形物
を成形することができる。
【0059】射出装置を駆動して、移動金型本体72を
固定金型本体73から離し、押圧軸95を押圧して押し
出し板90,91を固定金型本体73側に移動させる
と、移動金型本体72の雄型75,雄型取付板76に付
着しているランナー84を仕切り部材100,100が
押し出し、成形型88によって成形された成形物94を
成形装置71から取り出すことができる。そのため、従
来のようなノックアウトピンが不要となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項
1,3記載の発明に係る成形装置は、従来の成形装置の
ように、複数の成形型間に成形物を移送して成形する必
要がなく、一つの成形型で、しかも仕切り部材を弾性部
材によって付勢し、ランナー溝内又は成形型内を仕切る
だけの極めて簡単な機構で多色ランナー又は多色成形物
を成形することができるという効果がある。また、機構
が単純で、小型化且つ軽量化することができるので、安
価に製造することができ、射出装置に取り付けても射出
装置の負担が少ないという効果がある。
【0061】本願請求項2記載の発明に係る成形装置
は、一つのランナー溝内を二つ一組の仕切り部材が仕切
り、一方から先に成形樹脂素材が流れてきた場合は他方
の仕切り部材が塞き止め、他方から先に成形樹脂素材が
流れてきた場合は一方の仕切り部材が塞き止め、両方か
ら同時に成形樹脂素材が流れてきた場合は仕切り部材間
で互いにぶつかって流れが止められるため、成形樹脂素
材は仕切り部材間より先に進むことができない。そのた
め、各色の成形樹脂素材を同時に射出しても、各色で成
形する最初に設定した成形区域から成形樹脂素材が流れ
出ることがなく、安定した多色成形物を成形することが
できるという効果がある。このように、各色の成形樹脂
素材を順に射出して成形する必要がなく、同時に射出成
形することができるため、成形物の成形サイクルが極め
て短くなり、生産効率を高め、生産コストを下げること
ができる。
【0062】本願請求項4記載の発明に係る成形装置
は、仕切り部材が押し出し板によって押し出されて成形
物を押し出すので、従来のように成形物を押し出すため
だけのノックアウトピンが不要もしくは極めて少なくな
り、構造が簡単で、安価に製造することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る成形装置の断面図であ
る。
【図2】仕切り部材の要部斜視図である。
【図3】仕切り部材の要部斜視図である。
【図4】作業状態を示す断面側面図である。
【図5】作業状態を示す断面側面図である。
【図6】雄型の要部斜視図である。
【図7】ランナーの側面図である。
【図8】ランナーの斜視図である。
【図9】多色成形物の平面図である。
【図10】作業状態を示す断面側面図である。
【図11】作業状態を示す断面側面図である。
【図12】多色成形物の平面図である。
【図13】他の実施例を示す平面図である。
【図14】他の実施例に係る成形装置の外観斜視図であ
る。
【図15】他の実施例に係る成形装置の断面図である。
【図16】図15の要部拡大断面図である。
【図17】他の実施例に係る成形装置の雌型の要部平面
図である。
【図18】他の実施例に係る成形装置の雄型の要部平面
図である。
【図19】他の実施例に係る成形装置の雄型の要部断面
平面図である。
【図20】他の実施例に係る成形装置の雄型の要部斜視
図である。
【図21】作業状態を示す断面側面図である。
【図22】作業状態を示す断面側面図である。
【図23】ランナーの斜視図である。
【図24】ランナーの平面図である。
【図25】ランナーの側面断面図である。
【図26】ランナーの平面図である。
【図27】多色成形物の平面図である。
【符号の説明】
1 成形装置 2 移動金型本体 3 固定金型本体 5 雄型 6 雄型取付板 7 固定台 8 成形凹部 9 移動側取付板 10 スペーサ 11 凹部 12 凹部 13 突出部 14 成形部 15 ランナー溝 16 ランナー溝 17 ランナー 18 成形型 19 空室 20 押し出し板 21 ノックアウトピン 22 孔 23 孔 24 多色成形物 25 押圧軸 29 取付穴 30 仕切り部材 30a 仕切り部材 30b 仕切り部材 31 スプリング(弾性部材) 31a スプリング(弾性部材) 31b スプリング(弾性部材) 32 フランジ 33 段部 35 小径部 36 一方の面 37 他方の面 39 上端面 40 段凹部 41 底面 43 先部 45 上端面 46 一方の面 47 他方の面 48 段凹部 49 底面 50 固定側取付板 51 雌型 52 雌型取付板 53 スペーサ 55 連結凹部 56 スプルー穴 71 成形装置 72 移動金型本体 73 固定金型本体 75 雄型 76 雄型取付板 78 成形凹部 79 移動側取付板 80 スペーサ 81 凹部 82 凹部 83 凹部 84 ランナー 85 ランナー溝 86 ランナー溝 87 ランナー溝 88 成形型 89 空室 90 前部押し出し板 91 後部押し出し板 92 孔 94 成形物 95 押圧軸 96 摺動穴 97 成形部 98 突出部 99 軸孔 100 仕切り部材 101 スプリング(弾性部材) 102 フランジ 103 上壁 104 スプリング受け穴 106 一方の面 107 他方の面 109 上端面 110 段凹部 111 底面 115 係合軸 116 係合溝 117 段凹部 120 固定側取付板 121 雌型 122 雌型取付板 125 連結凹部 126 スプルー穴 127 突起 A 成形樹脂素材 B 成形樹脂素材 C 成形樹脂素材 D 成形樹脂素材 X 成形樹脂素材 Y 成形樹脂素材 A1 成形区域 B1 成形区域 C1 成形区域 D1 成形区域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−112620(JP,A) 特開 平8−72101(JP,A) 特開 平1−168414(JP,A) 特開 平1−301217(JP,A) 特開 平6−842(JP,A) 特開 平2−111513(JP,A) 特開 平6−55575(JP,A) 特開 平5−278069(JP,A) 特公 平4−60806(JP,B2) 特公 昭38−4181(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 EPAT(QUESTEL) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする成
    形装置。 (イ)射出装置の移動側に取り付けられる移動金型本体
    と、射出装置の固定側に取り付けられる固定金型本体と
    からなること。 (ロ)移動金型本体と固定金型本体が接合すると、移動
    金型本体と固定金型本体の間に、成形型と、この成形型
    に成形樹脂素材を流入するランナー溝が形成されるこ
    と。 (ハ)移動金型本体又は固定金型本体には、ランナー溝
    内を仕切る仕切り部材がランナー溝内に出入可能に設け
    られていること。 (ニ)仕切り部材は、弾性部材によってランナー溝内に
    出る方向に付勢されていること。 (ホ)仕切り部材は、一方の面が成形樹脂素材の流入方
    向と略直角となり、この一方の面側に流れる成形樹脂素
    材の流れを阻止すること。 (ヘ)仕切り部材は、他方の面に仕切り部材の上端面ま
    で開放される段凹部が形成され、この他方の面側に流れ
    る成形樹脂素材が段凹部に流入すると、弾性部材の弾性
    に抗してランナー溝外に押し下げられるように形成され
    ていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする、
    請求項1記載の成形装置。 (イ)1つのランナー溝内を仕切る仕切り部材が、二つ
    一組で設けられていること。 (ロ)二つの仕切り部材は、成形樹脂素材の流入方向と
    略直角となり、成形樹脂素材の流れを阻止する一方の面
    が互いに対向するように設けられていること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする成
    形装置。 (イ)射出装置の移動側に取り付けられる移動金型本体
    と、射出装置の固定側に取り付けられる固定金型本体と
    からなること。 (ロ)移動金型本体と固定金型本体が接合すると、移動
    金型本体と固定金型本体の間に、成形型と、この成形型
    に成形樹脂素材を流入するランナー溝が形成されるこ
    と。 (ハ)移動金型本体又は固定金型本体には、成形型内を
    仕切る仕切り部材が成形型内に出入可能に設けられてい
    ること。 (ニ)仕切り部材は、弾性部材によって成形型内に出る
    方向に付勢されていること。 (ホ)仕切り部材は、一方の面が成形樹脂素材の流入方
    向と略直角となり、この一方の面側に流れる成形樹脂素
    材の流れを阻止すること。 (ヘ)仕切り部材は、他方の面に仕切り部材の上端面ま
    で開放される段凹部が形成され、この他方の面側に流れ
    る成形樹脂素材が段凹部に流入すると、弾性部材の弾性
    に抗して成形型外に押し下げられるように形成されてい
    ること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の成形装置。 (イ)移動金型本体内には空室が設けられ、この空室内
    には押し出し板が固定金型本体方向に移動可能に設けら
    れていること。 (ロ)押し出し板には、仕切り部材が取り付けられてい
    ること。
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