JP2002178371A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2002178371A
JP2002178371A JP2000381942A JP2000381942A JP2002178371A JP 2002178371 A JP2002178371 A JP 2002178371A JP 2000381942 A JP2000381942 A JP 2000381942A JP 2000381942 A JP2000381942 A JP 2000381942A JP 2002178371 A JP2002178371 A JP 2002178371A
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movable
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molded product
runner
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Yutaka Matsuo
裕 松尾
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の突き出し時に、ゲート部の発生する
ひずみを小さくする。 【解決手段】 成形品の突き出し方向に沿って摺動可能
に可動側型板9に挿入され、成形用のキャビティ3を形
成する入子16と、入子16を可動側受け板10に圧接
させる付勢手段21と、型締め時に入子16と微小のク
リアランスKを有して可動側受け板10に挿入され、成
形品突き出し時に入子16を突き出す入子突き出しロッ
ド22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形によって
レンズ、ミラー等の光学部品を成形する射出成形金型に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−180810公報には、レ
ンズ、プリズム、ミラー等の光学部品を射出成形する従
来の射出成形金型が記載されている。
【0003】従来の射出成形金型は、可動側型板に入子
を挿入して射出成形を行い、成形品の取り出し時に入子
突き出しロッドが入子を突き出す構造となっている。ま
た、入子と入子突き出し手段との間に所定のクリアラン
スを設けて、入子と入子突き出しロッドとを分離してい
る。このように分離することにより、入子の倒れが突き
出し手段の倒れの影響を受けないため、光軸の垂直度が
向上した光学部品を成形することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入子突
き出しロッドと入子との間のクリアランスが大きいと、
成形品の突き出し過程において、成形品におけるランナ
ー部と製品部との突き出し量に差が発生するため、製品
部のゲート部近傍に曲げ応力が作用する。これにより、
成形品のゲート部近傍にひずみが発生する問題を有して
いる。
【0005】本発明はこのような重らの問題点を考慮し
てなされたものであり、入子と入子突き出しロッドとが
分離された構造であっても、ゲート部近傍のひずみが少
ない成形を行うことが可能な射出成形金型を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、成形品の突き出し方向に沿って
摺動可能に可動側型板に挿入され、成形用のキャビティ
を形成する入子と、入子を可動側受け板に圧接させる付
勢手段と、型締め時に前記入子と微小のクリアランスを
有して可動側受け板に挿入され、成形品突き出し時に入
子を突き出す入子突き出し手段とを備えていることを特
徴とする。
【0007】この発明では、入子とその突き出しを行う
入子突き出し手段との間に設けられたクリアランスが微
小のため、ランナー及びキャビティに注入された樹脂が
冷却された後、成形品を突き出す際に、成形品における
ランナー部と製品部との突き出し量に差が少なくなり、
製品部のゲート部近傍に作用する曲げ応力を大きく低減
させることができる。
【0008】請求項2の発明は、成形品の突き出し方向
に沿って摺動可能に可動側型板に挿入され、成形用のキ
ャビティを形成する入子と、入子を可動側受け板に圧接
させる付勢手段と、型締め時に前記入子と微小のクリア
ランスを有して可動側受け板に挿入され、成形品突き出
し時に入子を突き出す入子突き出し手段と、前記キャビ
ティと連通するランナーに対し、前記突き出し方向に摺
動するランナー突き出し手段とを備え、成形品突き出し
時に前記ランナー突き出し手段は前記クリアランスの
分、前記入子突き出し手段よりも先行して成形品のラン
ナー部を突き出すことを特徴とする。
【0009】この発明においても、入子とその突き出し
を行う入子突き出し手段との間のクリアランスが微小の
ため、製品部のゲート部近傍に作用する曲げ応力を大き
く低減させることができる。また、この発明では、ラン
ナー突き出し手段が入子突き出し手段に先行して成形品
のランナー部を突き出し、その後、成形品の製品部が突
き出されるため、ランナー部と製品部との突き出しにタ
イムラグがあり、製品部のゲート部近傍に作用する曲げ
応力をさらに小さくすることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の発明であって、前記クリアランスが0.02mm以下
であることを特徴とする。
【0011】このようにクリアランスを0.02mm以
下にすることにより、入子とランナーの突き出し過程に
おける突き出し量の差を0.02mm以下の微小量に押
さえることができ、成形品における製品部のゲート近傍
に加わる曲げ応力が大きく低減する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により具体的に説明する。
【0013】(実施の形態1)図1及び図2は、本発明
の実施の形態1を示す。この実施の形態の射出成形金型
は多数個取りの射出成形を行うものであり、成形用のキ
ャビティが複数設けられている。
【0014】金型は固定型51と可動型52とから構成
され、固定型51と可動型52はPL(パーティングラ
イン)において分離可能となっている。PLにおいて
は、樹脂流路であるランナー1、ゲート2及び成形部分
であるキャビティ3が固定型51と可動型52によって
2つずつ形成されている。固定型51及び可動型52に
おける2つのランナー1、ゲート2、キャビティ3の構
造は全く同一であるため、以下においては一方について
のみ説明を行う。
【0015】固定型51は固定側取付板4と固定側型板
5からなっている。固定側型板5には、成形品における
一方の光学面を有する固定側入子6が挿入されている。
固定側入子6はボルト7により固定側取付板4に固定さ
れている。固定側取付板4の中心部には樹脂流路である
スプール8が穿設する穿設され、スプール8はPLに設
けられたランナー1と連通している。
【0016】可動型52は可動側型板9、受け板10、
スペーサブロック11、突出し板12、可動側取付板1
3から構成され、可動側型板9と可動側受け板10とは
図示を省略したボルトによって一体に固定されている。
また、可動側受け板10とスペーサブロック11は図示
を省略したボルトによって可動側取付板13に一体に固
定されている。
【0017】可動側型板9には、ランナー1、ゲート2
の形成面を有するスリーブ14が挿入され、スリーブ1
4における固定側入子6の対向する位置に入子嵌合穴1
5が形成されている。入子嵌合穴15には、可動側入子
16が成形品の突き出し方向に沿って摺動するように挿
入されている。また、入子嵌合穴15には、可動側入子
16より大きい内径を有する逃げ17が形成されてい
る。
【0018】可動側入子16の基部には、スペーサ18
がボルト19によって固定されている。スペーサ18に
は、4本の入子リターンピン20が固定されており、入
子リターンピン20は型開き時にPL面よりも0.02
mm突出するように長さが設定されている。各入子リタ
ーンピン20の基部には、スプリング21が巻回されて
おり、常にスペーサ18を可動側受け板10の方向に押
圧している。上述したように、可動側入子16はスペー
サ18にボルト締結されているため、可動側入子16は
スプリング21によって可動側受け板10に圧接されて
いる。従って、スプリング21はスペーサ18を介して
可動側入子16を可動側受け板10に圧接する付勢手段
として作用している。
【0019】可動側受け板10には、基部側に鍔部を有
する入子突き出しロッド22が挿入されており、入子突
き出しロツド22の鍔部は2枚の突き出し板12によっ
て挟まれている。スペーサ18の肉厚は、型締時におい
て入子突き出しロツド22の先端とスペーサ18の間の
クリアランスAが0.01mmとなるように調整されて
いる。
【0020】スリーブ14と可動側受け板10の中心部
および可動側入子16の付近には、基部側に鍔部を有す
るランナー突き出しピン24が摺動可能に挿入されてお
り、その鍔部は2枚の突き出し板12に挟まれている。
また、可動側型板9と可動側受け板10の4隅には、突
き出しリターンロッド25が摺動可能に挿入されてい
る。突き出しリターンロッド25の長さは、型開時に突
き出しリターンロッド25の先端がPLに対して0.1
mm窪む(低くなる)ように設定されている。突き出し
リターンロッド25の基部側には、鍔部が設けられてお
り、鍔部は2枚の突き出し板12により挟まれている。
可動側取付板13には、図示を省略した成形機の突き出
しロツドが侵入する突き出し孔26が貫通して設けられ
ている。
【0021】このような実施の形態において、溶融樹脂
がスプール8、ランナー1、ゲート2を介してキャビテ
ィ3に充填される。この溶融樹脂が冷却した後、図示を
省略した成形機によって可動型52が固定型51から分
離される。これらの型が成形品の取り出しに十分な距離
だけ開くと、成形機の突き出しロッドが突き出し孔26
を介して突き出し板12を押し出す。これによってラン
ナー突き出しピン24がランナー1内部の樹脂(ランナ
ー部)を押し出す。
【0022】そして、ランナー部が可動側入子16と入
子突き出しロッド22の間のクリアランスA(0.01
mm)だけが押し出された後、入子突き出しロッド22
がスペーサ18の基底部を押圧し、この押圧によって、
キャビティ3内の樹脂(成形品)が押し出される。
【0023】このとき、成形品におけるランナー部と製
品部の樹脂の押し出し量の差が0.01mmであるた
め、ゲート部の近傍にかかる曲げ応力は、成形品の面精
度に影響を与えない程度に低く抑えることができる。従
って ゲート部の近傍のひずみが少ない優れた面精度を
有する成形品を得ることができる。
【0024】成形品の突き出しが完了すると、圧縮され
たスプリング21の反発力によって、可動側入子16が
固定されているスペーサ18が押し戻されて可動側受け
板10に再び当接する。型が閉じられると、PLより
0.02mmだけ突き出た入子リターンピン20が圧縮
され、この圧縮によってスペーサ18、すなわち可動側
入子16が完全に可動側受け板10に強い力で圧接され
る。これにより、可動側入子16が射出時の樹脂圧によ
って動かないようにすることができる。同時に突き出し
リターンロッド25は固定型51に押し戻され、突き出
し板12が突き出し前の位置に戻される。これによりラ
ンナー突き出しピン24も、突き出し前の位置に後帰
し、次の射出に備えることができる。
【0025】このような実施の形態によれば、成形品の
突き出し過程におけるランナー部と製品部の突き出し量
の差を低減させることができ、これにより成形品のゲー
ト部近傍に作用する曲げ応力を低減させることができ
る。従ってゲート部のひずみの少ない面精度の優れた成
形品を得ることができる。
【0026】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2であり、可動型の断面を部分的に示している。この
実施の形態における可動型は、可動側型板30、可動側
受け板31、スペーサブロック32、突き出し板33、
可動側取付板34から構成されている。可動側型板30
と可動側受け板31は図示を省略したボルトによって一
体に固定され、可動側受け板31とスペーサブロック3
2は図示を省略したボルトによって可動側取付板34に
一体に固定されている。
【0027】可動側型板30には、樹脂流路であるラン
ナー35、ゲート36の形成面を有する可動側スリーブ
37が挿入され 可動側スリーブ37には入子嵌合穴3
8が穿設されている。入子嵌合穴38には、成形品の突
き出し方向に沿って摺動可能なように可動側入子39が
挿入されている。また、入子嵌合穴38には、可動側入
子39の外径より大きい内径を有する逃げ40が形成さ
れている。
【0028】可動側入子39の基底部には、入子スペー
サ41がボルト42によって固定されている。また、可
動側入子39の外側には、付勢手段としてのスプリング
43が巻回されている。スプリング43は入子スペーサ
41、すなわち可動側入子39を常に可動側受け板31
に圧接する方向に付勢している。
【0029】可動側受け板31には先端が半球形状の入
子突き出しロッド44が挿入されている。入子突き出し
ロッド44の基底部には入子突き出しロッド44より大
きい外径を有する突き出しスペーサ45がボルト46に
よって固定されている。突き出しスペーサ45の肉厚
は、入子突き出しロッド44の先端と入子スペーサ41
のクリアランスAが0.02mmとなるように調整され
ている。
【0030】可動側型板30と可動側受け板31には基
部側に鍔部を有するランナー突き出しピン47がランナ
ー35内の樹脂を突き出せるように挿入されている。入
子突き出しロッド44及びランナー突き出しピン47の
鍔部は共に2枚の突き出し板33に挟まれている。
【0031】この実施の形態では、可動型及び固定型が
成形品の取り出しに十分な距離だけ開くと、図示を省略
した成形機の突き出しロッドが突き出し板33を押し出
す。これによりランナー突き出しピン47がランナー3
5内の樹脂(ランナー部)を押し出す。そして、入子ス
ペーサ41と入子突き出しロッド44の間のクリアラン
スA(0.02mm)だけランナー部が押し出された
後、入子突き出しロッド44が入子スペーサ41の基底
部を押圧することによって、製品部が押し出される。
【0032】このとき、ランナー部と製品部の押し出し
量の差は0.02mmであるため、製品部のゲート部の
近傍にかかる曲げ応力は、成形品の面精度に影響を与え
ない程度に低く抑えることができる。従ってゲート部の
近傍のひずみの少ない優れた面精度を有する成形品を得
ることができる。
【0033】以上によって、成形品の突き出しが完了す
ると、圧縮されたスプリング43の反発力によって可動
側入子39に固定された入子スペーサ41が押し戻され
て、可動側入子39が可動側受け板31に再び圧接され
る。
【0034】このような実施の形態では、突き出し過程
におけるランナー部と製品部の突き出し量の差を低減さ
せることができるため、成形品のゲート部近傍に作用す
る曲げ応力を低減させることができる。これにより、ゲ
ート部のひずみの少ない面精度の優れた成形品を得るこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、成形品におけ
るランナー部と製品部との突き出し量に差が少なくなる
ため、製品部のゲート部近傍に作用する曲げ応力を大き
く低減させることができ、これにより、ひずみの少ない
面精度が良好な成形品を成形することができる。
【0036】請求項2の発明によれば、製品部のゲート
部近傍に作用する曲げ応力をさらに大きく低減させるこ
とができる。
【0037】請求項3の発明によれば、請求項1または
2と同様な効果を有するのに加えて、入子とランナーの
突き出し過程における突き出し量の差を0.02mm以
下の微小量に押さえることができ、成形品における製品
部のゲート近傍に加わる曲げ応力が大きく低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の断面図である。
【図2】図1の要部の断面図である。
【図3】実施の形態2における可動型の断面図である。
【符号の説明】
9 可動型板 16 入子 21 スプリング 10 可動側受け板 22 入子突き出しロッド 24 ランナー突き出しピン A クリアランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の突き出し方向に沿って摺動可能
    に可動側型板に挿入され、成形用のキャビティを形成す
    る入子と、入子を可動側受け板に圧接させる付勢手段
    と、型締め時に前記入子と微小のクリアランスを有して
    可動側受け板に挿入され、成形品突き出し時に入子を突
    き出す入子突き出し手段とを備えていることを特徴とす
    る射出成形金型。
  2. 【請求項2】 成形品の突き出し方向に沿って摺動可能
    に可動側型板に挿入され、成形用のキャビティを形成す
    る入子と、入子を可動側受け板に圧接させる付勢手段
    と、型締め時に前記入子と微小のクリアランスを有して
    可動側受け板に挿入され、成形品突き出し時に入子を突
    き出す入子突き出し手段と、前記キャビティと連通する
    ランナーに対し、前記突き出し方向に摺動するランナー
    突き出し手段とを備え、成形品突き出し時に前記ランナ
    ー突き出し手段は前記クリアランスの分、前記入子突き
    出し手段よりも先行して成形品のランナー部を突き出す
    ことを特徴とする射出成形金型。
  3. 【請求項3】 前記クリアランスが0.02mm以下で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の射出成形
    金型。
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