JPH0548315Y2 - - Google Patents

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JPH0548315Y2
JPH0548315Y2 JP1988147999U JP14799988U JPH0548315Y2 JP H0548315 Y2 JPH0548315 Y2 JP H0548315Y2 JP 1988147999 U JP1988147999 U JP 1988147999U JP 14799988 U JP14799988 U JP 14799988U JP H0548315 Y2 JPH0548315 Y2 JP H0548315Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2701Details not specific to hot or cold runner channels
    • B29C45/2708Gates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/38Cutting-off equipment for sprues or ingates

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気テープカセツト用金型に関し、特
に二色成形以上の多色成形によるカセツトボデイ
からなる磁気テープカセツト用金型の改良に関す
る。
(従来技術) オーデイオやビデオ用等に用いられている磁気
テープカセツトは、通常、上下カセツトハーフで
形成されたケースボデイ内に磁気テープが巻回さ
れた一対のハブを回動自在に内蔵保持した構造で
ある。このカセツトハーフは、一般にプラスチツ
ク材料等の射出成形によつて作られているが、磁
気テープの巻回状態等を外部から目視確認できる
ように透明もしくは半透明の窓部が設けられてい
る。又、ケースボデイ全体が光透過性の材料で構
成された場合でも窓部が設けられることが多く、
この場合の窓部は他の部分よりも光透過性を良く
して本来の機能を確実に達成したり、あるいはデ
ザイン効果を得るなどの目的から所望の形状で設
けられている。
従来、上記の窓部は、ケース本体とは別の窓部
材を該本体に接着剤や超音波溶着などによつて設
けられることも行われてはいるが、この場合、窓
部材の製造ならびに接着工程を必要としたり、
又、ケース本体が光透過性の材料であるときは接
着部位が見えたりし、外観的に好ましくないため
に、近年においては2色成形による製造方法が採
用されることが多い。
しかし、2色成形により窓部を成形する場合は
例えば第6図に示すように、窓部が2ケ以上の複
数窓であり比較的複雑な形状である場合、ケース
本体2を射出成形した後に、窓部3a,3bの形
状のコア(中子)をケース厚み方向に移動して窓
部形状の空間を形成し、例えばダイレクトゲート
を使いケース厚み方向に沿つて窓部用のプラスチ
ツク樹脂を射出すると窓部間に挟まれるように位
置した先に形成された幅狭な中枠部分2aは、後
から射出された樹脂流の圧力、樹脂熱により、変
形を起こしたりあるいは樹脂流れによつて変色し
たりし、所望の形状や外観を得ることができない
問題があつた。
上記の問題は本出願人が出願した特願昭62−
16202号明細書に示した製造方法、すなわち初期
形状の金型空間にケースボデイを構成する溶融し
た樹脂を充填させた後、該空間の広さを変化でき
る移動自在な複数のコアを移動することにより、
新たな空間を形成すると共に、該新たな空間をサ
ブマリンゲートに連通させ、該サブマリンゲート
から先に充填した樹脂とは異なる樹脂を充填して
ケースボデイを多色成形する磁気テープカセツト
の製造方法により解消することができた。
しかし、上記サブマリンゲートの場合は、一般
に樹脂温度が比較的高い段階において、成形物
(カセツトハーフ)とゲート部分を切り放すこと
が、その切断性等の点において望ましいが、上記
したような二色成形においてはケース本体(窓部
以外の部分)を成形してから窓部の成形を行うた
め、先に樹脂流入したケース本体側のランナース
プール(sprue runner)は時間の経過によつて
過冷却の状態となり、樹脂固化が不必要に進んで
しまうために極めて剛性が高くなり過ぎて前記ケ
ース本体とゲートとの切断においていくつかの問
題があつた。その一つは、前記サブマリンゲート
のランナースプールの樹脂固化が進んでその剛性
が高くなり過ぎ、第7図に示すケース本体2のゲ
ート跡60に代表されるように、引き千切つたよ
うなギザギザ及び凹みのある表面状態となり、切
断性が悪かつた。
また、他の問題としては、前記ゲートが切断さ
れるときは、通常、固定側と可動側の金型を離し
たのちに成形品及びランナースプールをほぼ同時
に一方の金型から突き出すような操作により、該
金型の一部によつて切断が行われる。したがつて
第8図に模式的に示すように、ランナースプール
S0はエジエクトピン50によつて突き出される
際、金型Mとの離型抵抗によつて前記ランナース
プールS0の中央部分(エジエクトピン50に対応
した部分)が先きに離型して後からランナースプ
ール先端(ゲート部分G)が切断されて離型する
状態、即ち、前記ランナースプールS0は図示の如
く弓なりに変形した状態でゲート切断が行われる
ことになり、前記エジエクトピン50の突き出し
力により無理やり引きちぎられるように切断さ
れ、且つ金型Mから離れ、その反りの反発によつ
て反対方向に勢いよく反り帰して振動することに
なる。このとき、前記ランナースプールS0の特に
先端部分は極めて大きな遠心力及び衝撃を受け、
該先端部分(硬化が進み且つ引き千切られるよう
にして切断されて割れ等発生し比較的脆くなつて
いる切断面部分)が破壊されて飛散し易く、極め
て危険であるばかりか、金型Mから取り出された
ばかりのカセツトハーフに打痕等の損傷を加えた
り、さらに周辺機器の損傷させたり、飛散片が金
型のパーテイングライン(PL)或いはキヤビテ
イに残存することによる成形作業性の低下や成形
品質への悪影響の問題があつた。
前記先端部分の飛散の問題は、前記ゲートの切
断性の低下に伴つてゲート切断部分に割れ等が発
生することによつて更に増大することになる。こ
の問題は、多色成形で色数すなわち成形工程数が
増加すればする程時間経過が進み、上記切断性の
低下は増大する。
また、上記のようにゲート部分の切断性が悪い
ということは、単に加工性が劣るだけでなく、ゲ
ート切断時にゲート部分の樹脂の飛散片(微粒
子)により、ケース製造時の段階に既にテープカ
セツト性能の低下(ドロツプアウト等の発生原
因)を起こすような微粒子がカセツトハーフに付
着することになつてしまう。
一方、前記ランナースプールを再度温め直して
からゲート切断を行う方法もあるが、この方法の
場合、加温調整が難しく、例えば、前記ランナー
スプールを温め過ぎてしまうと帰つてゲート切断
性が悪くなり切断不良を生じるだけでなく、該ラ
ンナースプールが柔らかく成り過ぎると吸着手段
等により金型から自動的に取り出す時に、作業性
が悪くなる不都合が生じていた。更に、成形物の
冷却バランスが崩れるために、該成形物に不測の
変形が生じやすくなるなど不都合があつた。
(考案の目的) 本考案は上記課題に鑑み、サブマリンゲートを
用いてケースボデイを多色成形する場合に、該ケ
ースボデイとゲート部分との切断性を良くするよ
うに構成された磁気テープカセツト用金型を提供
することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案のかかる目的は、初期形状の金型空間に
ケースボデイを構成する溶融した樹脂を充填して
から、該空間の広さを変化できる移動自在な複数
のコアを移動することにより、新たな空間を形成
すると共に、該新たな空間をサブマリンゲートに
連通させ、該サブマリンゲートから先に充填した
樹脂とは異なる樹脂を充填してケースボデイを多
色成形可能な磁気テープカセツト用金型であつ
て、前記サブマリンゲートに繋がつたランナース
プールの該ゲート近傍部分に、スプール断面を小
さくするノツチ部を設けたことを特徴とする磁気
テープカセツト用金型により達成することができ
る。
以下、本考案を適用した磁気テープカセツト用
金型の一実施態様を説明する。
第1図は本考案の金型により製造する磁気テー
プカセツト1を示す平面図である。この磁気テー
プカセツト1は、従来オーデイオ等に汎用されて
いるもので、上下ハーフケースの組体からなるケ
ースボデイ内に、磁気テープ5を巻回した一対の
ハブ4が回転自在に内蔵保持されたものである。
そして、ケースボデイは従来と同様のプラスチツ
ク樹脂で構成され、窓部3a,3bと窓部以外の
ケース本体2とが2色成形で作られている。
ケースボデイの製造過程を第2図および第3図
に基づいて説明する。なお、第2図、第3図は第
1図に示すA−A線に沿つた断面に対応する部分
のカセツトハーフ成形用金型の断面図であり、第
2図は第1のステツプを、第3図は第2のステツ
プをそれぞれ示す。
第2図に示すように、カセツトハーフ成形用金
型は、大きく分けて固定側金型6と可動側金型7
とに分割できる構成であり、前記可動側金型7内
には、前記窓部3a,3bを形成するために、例
えば3つのコア8,9,10が設けられている。
このコア8,9,10は仮想線で示すランナース
プールS2,S3の先端となるサブマリンゲートG2
G3に対応してカセツトハーフ横方向に沿つて隣
り合う同士が接するように並設されている。又、
前記コア10はそれぞれの前記窓部3a,3bの
形状の寸法(例えばL3,L4)に構成されており、
前記コア8はカセツトハーフ横方向の寸法L1
例えばカセツトハーフ側壁の肉厚と同じで、かつ
ハーフ前後方向の寸法は移動したときにゲート
G2と連通できる適宜寸法で横断面の形状が矩形
に構成されている。又、前記コア9の寸法L2
当然前記コア8と前記コア10の間隙寸法に構成
され、かつ、カセツト前後方向の寸法は前記コア
8と同等かそれ以上の寸法で、例えば横断面形状
が矩形に構成されている。
射出成形の第1のステツプにおいては前記ケー
ス本体2(窓部3a,3bを除いた部分)を構成
する溶融した第1の樹脂(非光透過性の樹脂)を
前記ランナースプールS1から前記サブマリンゲー
トG1を介して金型内に射出する。このときの前
記コア8,9,10の位置は第2図に示すように
位置している。すなわち、前記コア8は前記サブ
マリンゲートG2を塞ぎ、かつ前記固定側金型6
と適宜間をあけるように位置しており、前記コア
9も前記コア8と上端面を同じにするように位置
しているが、前記コア10はその上端面が前記固
定側金型6に接するように位置している。したが
つて、射出された第1の樹脂は前記コア8,9,
10を除いた空間に充満し、前記ケース本体2を
構成する。なお、第1の樹脂を注入する前記ゲー
トG1は第1図ではカセツト前方に設けたが、必
ずしもカセツト前方でなくともよく前記固定側金
型6の適宜箇所に設けることができる。
金型内に注入された第1の樹脂が適宜固化した
後、前記コア8,9,10をケースボデイの厚み
方向に移動させる。このときのコア各々の移動量
は、前記コア8がカセツトケース側壁の端縁の所
まで(移動量l1)、前記コア10が前記窓部3a
の肉厚を例えば前記ケース本体2の肉厚とほぼ同
じにする所まで(移動量l3)、前記コア9が例え
ば前記コア10と並ぶ位置まで(移動量l2)、そ
れぞれ移動する。このコア移動の結果できた前記
窓部3a,3bを形成する空間ができると同時
に、この空間は前記サブマリンゲートG2,G3
連通することになる。
しかる後に、前記ランナースプールS2,S3に樹
脂を送り込み前記サブマリンゲートG2,G3から
同時に第2の樹脂(光透過性の樹脂)を注入し、
前記窓部3a,3bが成形されカセツトハーフが
作られる。前記窓部3a,3bを構成する第2の
樹脂は、前記窓部3a,3bを形成する空間に流
れ込むとき、その流れ方向がカセツトハーフ横方
向(図中左右方向)に沿つているので、その流れ
により生ずる流圧はカセツト前後方向(図中上下
方向)に対し、例えば窓部上方から樹脂注入を行
うダイレクトゲートに比べて小さくすることがで
きる。この結果、第1図から明らかなように、前
記ケース本体2の窓部3aと窓部3bとに挟まれ
た機械的に強度の弱い幅狭な中枠部分2aは、第
2の樹脂の流圧による色流れや変形などのトラブ
ルが回避され、比較的複雑な形状であつても所望
の成形を確実に行うことができる。
このようにして前記ケースボデイ(ケース本体
2及び窓部3a,3b)は成形されるが、前記金
型6,7から前記ケースボデイを取り出すとき
は、 適宜金型を移動することにより、模式的に示す
第4図に示すように前記ケースボデイと前記ラン
ナースプールS1(S2,S3も同様)とが前記ゲート
G1の部分で繋がつた状態で露出する。なお、前
記ゲートG1の部分は第4図においては便宜上図
示してあるが、実際は第2図及び第3図に示すよ
うに前記可動側金型7の一部であるゲート切断部
7a(図中の三角部分)の下方に位置している。
この状態で、例えば前記ケースボデイを前記可動
側金型7からケース厚み方向にエジエクトピン5
0(取り外し棒)等の手段を用いて前記ランナー
スプールS1,S2,S3の中央を、また前記ケース本
体2の適所を他のエジエクトピンによつて突き出
すようにすることにより、前記ゲート切断部7a
により前記ゲートG1,G2,G3が切り込まれて前
記ランナースプールS1,S2,S3と前記ケース本体
2とは極めて容易且つ良好に切り放すことができ
る。これは、前記ランナースプールS1は第4図に
示すように前記エジエクトピン50にて突き出さ
れた時に、従来同様に押し出されるが、この突き
出しによつて前記ランナースプールS1の先端の下
方への撓み(x方向及びy方向の如くモーメント
軸の向きが90°異なつたねじれを伴つた変形)を
生じ、これによる不測の振動及び不必要に大きい
衝撃が発生するが、該衝撃は、前記サブマリンゲ
ートG1の各近傍に設けた本考案特有のノツチ部
21(ノツチ22及び23は突起30及び40に
て作られるので、第2図、第3図では突起30,
40と同じ箇所を示す。)の部分の柔軟性による
緩衝作用、例えば第5図に示すように前記ランナ
ースプールS1の突き出し時における前記ノツチ部
21の折れ曲がりにより、前記ランナースプール
S1の先端部が極端に曲がり該ランナースプールS1
の剛性が実質的に弱くなつた状態となり、この結
果、突き出しによる大きな衝撃は緩和されてゲー
ト切断に必要な力のみがゲート切断面の領域に作
用する。また、前記各ノツチ部の折れ曲がりによ
つて前記ランナースプールS1の反り変形のエネル
ギは前記ノツチ部21がない場合に比べて小さく
なり、切断後の振動をも弱めることができる。
従つて、特に、作業能率を高めるべく前記ラン
ナースプールS1をケース厚み方向に勢い良く突き
出しても、前記ノツチ部21の前記作用により切
断に不用な振動や衝撃的な引つ張り力が排除さ
れ、前記ゲート切断部7aの先端縁により良好に
切断され、前記ランナースプール側の切断面(切
り口)の状態は欠けや割れ等のない極めて良好な
状態にすることが出来、切断後の振動によつてス
プール先端部分の樹脂片の飛散の発生を回避する
ことが出来る。また、前記ケース本体2に残るゲ
ート跡60の面状態についても極めて良好な状態
にすることが出来る。
また、前記金型7から離れた前記ランナースプ
ールS1は、例えば該ランナースプールS1の一部に
形成されている吸着部25が取り出し手段に吸着
されて所望の所まで持ち出される。
前記ノツチ部21,22,23は前記近傍型
6,7に前記突起20,30,40を設けること
によつて形成することができる。前記突起20,
30,40の大きさならびに形状は特に限定する
ものではなく、樹脂の流れに支障を来さないこと
に加え、ノツチ部分においてスプール切断が発生
しないように考慮して決定することができる。従
つて、例えば、第1の樹脂を流入した前記ランナ
ースプールS1の方が樹脂固化が進んでいるので、
前記ゲートG1近傍のノツチ部21を他の前記ノ
ツチ部22,23(突起30及び40によつて形
成されるノツチ部)より大きく形成することが望
ましい。
このように前記ランナースプールS1,S2,S3
は前記ノツチ部21,22,23が形成されるの
で、前記ケースボデイと前記各ランナースプール
S1,S2,S3との切り離しは極めて容易になり、作
業性の向上とともに切断粉の飛散および該飛散に
よる前記種々の不都合を回避することができる。
上記実施態様においては、二色成形について述
べたが、本考案は二色以上の多色成形にも当然適
用できるものである。また、前記ノツチ部の数
は、上記実施態様のように各ゲート部に対応して
一つでなくとも良く、必要に応じて複数設けるこ
とが出来る。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案による磁気テープカ
セツト用金型は、サブマリンゲートにつなげたラ
ンナースプールのゲート近傍に、スプール断面を
小さくするノツチ部を形成したことにより、前記
ノツチ部の部分の柔軟性による緩衝作用、即ち、
前記ランナースプールの突き出し時における前記
各ノツチ部の折れ曲がりにより、該ランナースプ
ールの剛性が実質的に弱くでき、突き出しによる
大きな衝撃は緩和されてゲート切断に必要な力の
みがゲート切断面の領域に作用し、また、前記各
ノツチ部の折れ曲がりによつて前記ランナースプ
ールの反り変形のエネルギが前記ノツチ部がない
場合に比べて小さくなり、切断後の振動をも弱め
ることができる。
従つて、特に多色成形の如く先に注入した成形
樹脂の冷却固化が進行してしまうような過冷却状
態において、作業能率を高めるべく前記ランナー
スプールをケース厚み方向に勢い良く突き出して
も、前記ノツチ部の前記作用により切断に不用な
振動や衝撃的な引つ張り力が排除され、前記ゲー
ト切断部の鋭利な先端縁により良好に切断され、
前記ランナースプール側の切断面(切り口)の状
態は欠けや割れ等のない極めて良好な状態にする
ことが出来、更に切断後のスプール振動によつて
スプール先端部分の樹脂片の飛散の発生を回避す
ることが出来るとともに、該振動が弱めることに
よつて前記ランナースプールの取り出し作業性を
良くする効果をも奏するのである。また、前記ケ
ース本体2に残るゲート跡の面状態についても極
めて良好な状態にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気テープカセツトの平
面図、第2図及び第3図は本考案の金型の部分断
面図を示すとともに、第1図に示す磁気テープカ
セツトの成形工程を示し、第4図は本考案によつ
て形成されるランナースプールの一例を示した斜
視図、第5図は第4図に示すランナースプールの
ノツチ部の変形状態を示す拡大側面図、第6図は
従来の磁気テープカセツトの平面図、第7図は第
6図のB−B線に沿つた断面で従来のゲート跡の
面状態を示すケースボデイの部分断面図、第8図
はランナースプールの突き出し時の変形を示す模
式図である。 図中符号、1……磁気テープカセツト、2……
ケース本体、2a……中枠部分、3a,3b……
窓部、4……ハブ、5……磁気テープ、6……固
定側金型、7……可動側金型、7a……ゲート切
断部、8,9,10……コア、21,22,23
……ノツチ部、25……吸着部、20,30,4
0……突起、50……エジエクトピン、S1,S2
S3……ランナースプール、G1,G2,G3……サブ
マリンゲート、PL……パーテイングライン、6
0……ゲート跡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 初期形状の金型空間にケースボデイを構成する
    溶融した樹脂を充填してから、該空間の広さを変
    化できる移動自在な複数のコアを移動することに
    より、新たな空間を形成すると共に、該新たな空
    間をサブマリンゲートに連通させ、該サブマリン
    ゲートから先に充填した樹脂とは異なる樹脂を充
    填してケースボデイを多色成形する磁気テープカ
    セツト用金型であつて、前記サブマリンゲートに
    繋がつたランナースプールのゲート近傍部分にス
    プール断面を小さくするノツチ部を設けたことを
    特徴とする磁気テープカセツト用金型。
JP1988147999U 1988-03-25 1988-11-15 Expired - Lifetime JPH0548315Y2 (ja)

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