JP2754844B2 - カセットハーフ - Google Patents

カセットハーフ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、二色成形法によって成形され、かつ一次注
入材料部と二次注入材料部とにより構成されたカセット
ハーフに関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、第4図に示すようなオーディオカセッ
トハーフ、すなわち、中央部に形成された帯状の透明部
1と、この透明部1の両側部に形成された有色部2,3と
から構成されたオーディオカセットハーフ4を二色成形
法で成形する場合には、まず、透明部1に相当する金型
内のキャビティを可動型体で閉塞した状態で、有色部2,
3に相当するキャビティ内に一次注入材料(有色樹脂)
を供給して一次成形を行い、次いで、可動型体を移動し
て透明部1に相当するキャビティを形成しこのキャビテ
ィ内に二次注入材料(透明樹脂)を供給して二次成形を
完了するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようにして形成されたカセット
ハーフ4にあっては、その有色部2の外表面の状態が良
好でない場合があり、特に、外表面にシボ加工を施した
場合には、その問題が顕著に現れる。
そこで、本発明者等がその原因を検討した結果、通
常、上記カセットハーフ4を成形する場合には、ゲート
Gをカセットハーフ4の前面の立縁部5に対向して一対
設けて、ここから一次注入材料をキャビティ内に注入し
ているため、有色部2には、両有色部2,3を連結してい
る連結部6を通って一次注入材料が供給されることにな
り、従って、有色部2の樹脂の充填密度がどうしても有
色部3に比べて低くなる。この結果、二次注入材料が注
入された段階において、この二次注入材料の圧力によっ
て有色部2の樹脂が押圧され、ずれ動き易いということ
がわかった。
また、成形サイクルを短縮しようとするあまり、一次
成形と二次成形との間に十分な時間をおかない場合に
は、有色部2,3の樹脂が十分に冷却固化しない段階で二
次注入材料が注入され、この二次注入材料の圧力によっ
て有色部の樹脂が変形し、有色部2,3の外表面の状態に
悪影響をもたらすということもわかった。
本発明は、上記知見に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、一次注入材料部の表面状態を良好に
保持することができ、高品質の製品を得ることができる
カセットハーフを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、一次注入材料
部を薄肉に形成し、かつこの薄肉部の内面に複数のリブ
を形成したものである 〔作用〕 本発明のカセットハーフにあっては、上記一次注入材
料部を薄肉に形成することにより、重量の軽減及び材料
の節約を図ると共に、薄肉部を形成する金型によって、
一次成形後の一次注入材料の冷却固化を促進し、かつ二
次成形時の二次注入材料の圧力に対抗する。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づいて本発明の実施例
を説明する。
第1図と第2図は本発明の第1実施例を示すもので、
このカセットハーフは、その有色部2が薄肉に形成さ
れ、かつこの薄肉部10の内面に複数のリブ11が形成され
ており、薄肉部10は複数の矩形状の部分に区分けされて
いる。上記薄肉部10は通常のカセットハーフ12の肉厚の
2/3程度に設定されており、上記各リブ11は透明部1の
内面と同一平面に形成されている。
上記カセットハーフ12を成形するための金型として
は、例えば、第1図に示すように、カセットハーフ12の
外表面を形成する固定型板13と、この固定型板13に対し
て接近離間自在に設けられ、かつ有色部2,3の内面を形
成する可動型板14と、この可動型板14に移動自在に設け
られ、かつ透明部1の内面を形成する可動型体15とから
構成されたものが用いられる。そして、上記可動型板14
の製品面には、矩形状の突起部16が、第1図において紙
面に垂直方向に多数並設されている。また、上記可動型
体15は、図示しない駆動機構によって、一次成形時に
は、固定型板13に密接して、二次注入材料(透明樹脂)
充填空間を閉塞し、二次成形時には、固定型板13から離
れて、二次注入材料充填空間を形成するようになってい
る。さらに、一次注入材料(有色樹脂)をキャビティ内
に注入するゲートGは、第4図に示す従来例と同様の位
置、すなわち、カセットハーフ12の前面の立縁部17に対
向して一対設けられている。
上記のように構成された射出成形金型を用いてカセッ
トハーフ12を成形する場合には、まず、固定型板13に可
動型板14を密接して型締すると共に、固定型板13に可動
型体15を密接して、二次注入材料充填空間を閉塞した状
態で、キャビティの残りの空間内に一次注入材料(有色
樹脂)を供給して一次成形を行い、有色部2,3を成形す
る。
この場合、一次注入材料用のゲートGが、カセットハ
ーフ12の前面の立縁部17に対向して設けられているか
ら、キャビティ内に注入された一次注入材料は、まず、
有色部3に充填され、次いで、一対の連結部6を通って
有色部2に供給されて、一次成形が完了する。
続いて、可動型体15を固定型板13から引き離し、二次
注入材料充填空間を形成した後、二次注入材料(透明樹
脂)を供給して透明部1を成形する。
この場合、上記可動型板14の製品面の、第1図におい
て右側の部分には、多数の突起部16が形成されているか
ら、この突起部16によって一次成形後の一次注入材料の
冷却が促進され、かつ二次成形時までに十分に固化する
と共に、二次注入材料充填時には、二次注入材料の樹脂
圧力を上記各突起部16で受け止めることにより、有色部
2が二次注入材料によってずれ動くことがない。従っ
て、有色部2の表面にシボ加工等を施した場合でも、有
色部2の表面の状態が良好に保持される。
このようにして成形されたカセットハーフ12にあって
は、有色部2に薄肉部10が形成されているから、重量の
軽減及び材料の節約を図ることができる上に、薄肉部10
を区分するリブ11によって、カセットハーフ12の強度は
健全に保つことができる。
なお、上記実施例においては、薄肉部10を多数のリブ
11で矩形状に区切ったが、第3図に示すように三角形状
に区切ってもよい。また、上記実施例においては、有色
部2のみに、薄肉部10及びリブ11を形成したが、有色部
3に形成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、一次注入材料部を薄
肉に形成し、かつこの薄肉部の内面に複数のリブを形成
したものであるから、上記一次注入材料部を薄肉に形成
することにより、重量の軽減及び材料の節約を図ること
ができると共に、薄肉部を形成する金型によって、一次
成形後の一次注入材料の冷却固化を促進し、かつ二次成
形時の二次注入材料の圧力に対抗することにより、二次
成形時に一次注入材料部が二次注入材料の樹脂圧でずれ
動くことがなく、かつ一次注入材料部の表面状態を良好
に保持することができる上に、高品質の製品を得ること
ができる。また、上記薄肉部にはリブを形成したから、
強度が補強されて、製品の健全性を確実に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図は射出成形金型の一例を示す断面図、第2図はカセ
ットハーフを裏側からみた下面図、第3図は本発明の第
2実施例を示すカセットハーフを裏側からみた下面図、
第4図は従来のカセットハーフの斜視図である。 1……透明部(二次注入材料部)、2,3……有色部(一
次注入材料部)、10……薄肉部、11……リブ、12……カ
セットハーフ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二色成形法によって成形され、かつ一次注
    入材料部と二次注入材料部とにより構成されたカセット
    ハーフおいて、上記一次注入材料部を薄肉に形成し、か
    つこの一次注入材料部の薄肉部の内面に複数のリブを形
    成したことを特徴とするカセットハーフ。
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