JP2679025B2 - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法

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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形品の製造方法に
関するものであり、特に、意匠面と反対側の取付面にボ
スを有するサイドモール等の樹脂成形品の射出成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の樹脂成形品の製造方法と
しては、一般に射出成形が用いられており、かかる製造
方法により製造される樹脂成形品として、例えば、自動
車の側面に設けられる外装品としてのサイドモールを挙
げることができる。図5はボス付のサイドモールの斜視
図である。また、図6は従来の樹脂成形品の製造方法に
よりサンドイッチ成形されたサイドモールを長さ方向に
切断して示す部分断面図、図7は従来の樹脂成形品の製
造方法により成形された別のサイドモールを長さ方向に
切断して示す部分断面図である。
【0003】図5において、サイドモール1は長尺板状
をなし、意匠面と反対側の取付面2の所定位置には、自
動車の車体への取付時の位置決のために、円筒状のボス
3を所定数配置している。従来、例えば、サイドモール
1を図6に示す断面形状にサンドイッチ成形するには、
樹脂成形品の製造装置の固定型51及び可動型52を型
締し、前記サイドモール1の形状と同一形状のキャビテ
ィ53を形成する。そして、公知のサンドイッチ成形方
法により、キャビティ53内に、サイドモール1のスキ
ン層1a及びボス3を構成するスチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等の所
定の合成樹脂を溶融して図示しないゲートから射出する
とともに、その直後にコア層1bを構成するポリプロピ
レン(PP)等の所定の合成樹脂を溶融して射出する。
その後、キャビティ53内に充填された合成樹脂を冷却
固化し、可動型52を移動して型開きし、図示しない治
具により成形品を取出している。また、図7に示す断面
形状のサイドモール1の製造も、同様にして、樹脂成形
品の製造装置の固定型51及び可動型52間に形成され
るキャビティ53に合成樹脂を充填して冷却固化するこ
とにより行なっている。なお、上記において、可動型5
2にはサイドモール1のボス3の内面形状に対応する形
状の突部54が設けられるとともに、前記突部54の先
端面54aは、可動型52のサイドモール1の取付面2
形成用の面52aと面一に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の樹脂成形品の製
造方法は、キャビティ53内の合成樹脂の冷却固化時
に、サイドモール1のボス3に対応する意匠面4にヒケ
101を生じて、サイドモール1の外観品質を低下し、
製品不良を発生する可能性がある。かかるサイドモール
1のヒケ101の原因としては、サイドモール1のボス
3部分と他の部分との間の肉厚差による冷却固化時の収
縮量の差、及び離型時に可動型52のボス3形成用の突
部54により合成樹脂が下方に引込まれる、いわゆる型
取られによるものが考えられる。このようなサイドモー
ル1のヒケ101は、サイドモール1の寸法等により程
度は異なり、ミクロン単位のものではあるが、近年、自
動車用装飾品等の外観品質に対する要求が一層厳しくな
り、例えば、サイドモール1の意匠面4に十数ミクロン
程度のヒケ101を生じると外観品質を損なうとして、
ヒケ101を数ミクロン程度以下に抑えることが要望さ
れている。
【0005】そこで、本発明は、ボスに対応する意匠面
のヒケを防止した樹脂成形品の製造方法の提供を課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる樹脂成形
品の製造方法は、樹脂成形品の意匠面側に配置される第
1の金型と、前記樹脂成形品の前記意匠面と反対側のボ
スを有する取付面側に配置され、前記第1の金型と型締
されて前記樹脂成形品と同一形状のキャビティを形成す
る第2の金型と、前記第2の金型に設けられ、前記樹脂
成形品の前記ボスの内面形状に対応する形状を有し、か
つ、その先端面を前記第2の金型の前記樹脂成形品の前
記取付面形成用の面より前記第1の金型側に突出した突
部とを具備する金型を用い、前記金型内に溶融した合成
樹脂材料を注入して成形を行なうものである。
【0007】
【作用】本発明においては、第1の金型及び第2の金型
を型締して、キャビティ内に溶融した合成樹脂を射出充
填すると、キャビティ内を流れる溶融合成樹脂が、第2
の金型の樹脂成形品の取付面形成用の面から突部に至っ
たときに、取付面形成用の面からの突部の突出部分によ
り、樹脂成形品の意匠面に向かう方向に変流される。か
かる溶融合成樹脂の変流は、冷却固化時に、樹脂成形品
のボスに対応する意匠面を隆起すべく作用する。したが
って、冷却固化時に、肉厚差による収縮量の差及び型取
られにより樹脂成形品のボスに対応する意匠面に生じる
ヒケが、前記溶融合成樹脂の変流による隆起作用に相殺
され、樹脂成形品のボスに対応する意匠面のヒケが防止
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0009】図1は本発明の第一実施例にかかる樹脂成
形品の製造方法に使用される金型の断面図である。図2
は本発明の第一実施例にかかる樹脂成形品の製造方法に
よりサンドイッチ成形されたサイドモールを長さ方向に
切断して示す部分断面図である。なお、図中、従来例と
同一符号及び同一記号は、従来例の構成部分と同一また
は相当部分を示すものであるから、ここでは、重複する
説明を省略する。
【0010】図1において、射出成形用の金型10は第
1の金型としての固定型11及び第2の金型としての可
動型12からなり、固定型11及び可動型12間にはサ
イドモール1の形状と同一形状のキャビティ13が形成
される。また、可動型12に設けられた前記サイドモー
ル1のボス3形成用の突部14は、ボス3の内面形状に
対応する円柱状をなすとともに、突部14の先端面14
aは可動型12のサイドモール1の取付面2形成用の面
12a(第一実施例ではパーティング面15と一致)と
略平行をなす平坦面とされ、かつ、可動型12の前記面
12aより上方に所定量Xだけ突出配置されている。
【0011】次に、上記のように構成された金型10を
具備する第一実施例の樹脂成形品の製造方法を使用した
サイドモール1の製造方法を説明する。
【0012】図2に示す断面形状のサイドモール1を射
出成形するには、従来例と同様にして、公知のサンドイ
ッチ成形方法により、スキン層1a形成用の合成樹脂及
びコア層1b形成用の合成樹脂を溶融し、金型10のキ
ャビティ13内にサイドイッチ状に射出充填する。この
とき、キャビティ13内を流れる溶融合成樹脂は、可動
型12のサイドモール1の取付面2形成用の面12aか
ら突部14に至ったときに、取付面2形成用の面12a
からの突部14の突出部分の周面から先端面14aに沿
って流れることになり、前記サイドモール1の意匠面4
に向かう方向に変流される。
【0013】サイドモール1形成用の合成樹脂は、金型
10のキャビティ13内に充填された後、冷却固化され
るが、かかる冷却固化時に、上記した合成樹脂の充填時
に金型10のキャビティ13内で生じる溶融合成樹脂の
変流は、サイドモール1のボス3に対応する意匠面4を
隆起すべく作用する。一方、溶融合成樹脂の冷却固化時
には、肉厚差による収縮量の差及び型取られによりサイ
ドモール1のボス3に対応する意匠面4にヒケが生じよ
うとする。したがって、冷却固化時における前記溶融合
成樹脂の変流による隆起作用と、ヒケによる陥没作用が
相殺され、サイドモール1のボス3に対応する意匠面4
は他の意匠面4と面一となり、かかる部分のヒケが防止
される。なお、厳密には、サイドモール1のボス3の周
縁に対応する意匠面4付近には非常に微小なヒケが生じ
るが、これはサイドモール1の外観品質に影響を及ぼさ
ない程度のものであり、製品としての許容範囲であると
ともに、かかる微小なヒケは周囲の意匠面4により平均
化されるため無視できる。合成樹脂の冷却固化後、固定
型11から可動型12を型開きして成形品を取出しサイ
ドモール1を得る。
【0014】なお、上記において、可動型12の面12
aからの突部14の突出量Xを大きくしすぎると、上記
したサイドモール1のボス3に対応する意匠面4の隆起
の程度が大きくなり、サイドモール1のボス3に対応す
る意匠面4に凸状の部分が発生し、その外観品質を損な
う可能性がある。したがって、前記突部14の先端面1
4aの突出量Xは、前記サイドモール1のボス3に対応
する意匠面4に生じるヒケの程度等を考慮して決定され
るが、通常のサイドモール1の場合、10分の1ミリ単
位の突出量とし、約0.1mm乃至0.5mm程度とするこ
とがヒケ解消の点から好ましい。
【0015】このように、上記第一実施例の樹脂成形品
の製造方法は、サイドモール1の意匠面4側に配置され
る固定型11と、前記サイドモール1の前記意匠面4と
反対側のボス3を有する取付面2側に配置され、前記固
定型11と型締されて、前記サイドモール1と同一形状
のキャビティ13を形成する可動型12と、前記可動型
12に設けられ、前記サイドモール1の円筒状の前記ボ
ス3の内面形状に対応する円柱状をなすとともに、その
先端面14aを前記可動型12の前記サイドモール1の
前記取付面2形成用の面12aと略平行な平坦面とし、
かつ、前記可動型12の前記サイドモール1の前記取付
面2形成用の面12aより前記固定型11側に所定量突
出させた突部14とを具備する金型を用い、前記金型内
に溶融した合成樹脂材料を注入して射出成形を行なうも
のである。
【0016】したがって、上記第一実施例は、固定型1
1及び可動型12を型締して、キャビティ13内に溶融
した合成樹脂を射出充填すると、キャビティ13内を流
れる溶融合成樹脂が、可動型12のサイドモール1の取
付面2形成用の面12aから突部14に至ったときに、
取付面2形成用の面12aからの突部14の突出部分に
より、サイドモール1の意匠面4に向かう方向に変流さ
れる。かかる溶融合成樹脂の変流は、冷却固化時に、サ
イドモール1のボス3に対応する意匠面4を隆起すべく
作用する。よって、冷却固化時に、肉厚差による収縮量
の差及び型取られによりサイドモール1のボス3に対応
する意匠面4に生じるヒケが、前記溶融合成樹脂の変流
による隆起作用に相殺され、サイドモール1のボス3に
対応する意匠面4のヒケが防止される。その結果、最終
成形品としてのサイドモール1の外観品質を向上して、
良質の製品を安定して製造供給することができる。
【0017】次に、本発明による別の実施例を以下に説
明する。なお、各実施例においては上記第一実施例との
相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成につ
いては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】図3は本発明の第二実施例にかかる樹脂成
形品の製造方法によりサンドイッチ成形されたサイドモ
ールを長さ方向に切断して示す部分断面図である。
【0019】第二実施例は、金型20の可動型22に設
けられた突部24の先端面24aを彎曲凸状に形成し、
その彎曲した先端面24aを可動型22の面22aより
固定型21側に突出させている。また、前記突部24の
先端面24aは、その彎曲開始位置を前記可動型22の
面22aと略同一面内に配置している。前記突部24の
先端面24aの突出量Xは、第一実施例と同様、前記サ
イドモール1のボス3に対応する意匠面4に生じるヒケ
の程度等を考慮して決定されるが、通常のサイドモール
1の場合、10分の1ミリ単位の突出量とされ、約0.
1mm乃至0.5mm程度とすることがヒケ解消の点から好
ましい。
【0020】かかる金型20を使用して、第一実施例と
同様にして、サンドイッチ成形を行なうことにより、図
3に示す断面形状のサイドモール1が得られる。このと
き、射出充填時にキャビティ23内を流れる溶融合成樹
脂は、可動型22のサイドモール1の取付面2形成用の
面22aから突部24に至ったときに、突部24の彎曲
した先端面24aに沿って、サイドモール1の意匠面4
に向かう方向に変流され、その冷却固化時に、サイドモ
ール1のボス3に対応する意匠面4を隆起すべく作用す
るため、第一実施例と同様、サイドモール1のボス3に
対応する意匠面4に生じるヒケが相殺及び防止される。
その結果、最終成形品としてのサイドモール1の外観品
質を向上して、良質の製品を安定して製造供給すること
ができる。更に、第二実施例の突部24は、第一実施例
の突部14の平坦な先端面14aに対して、その先端面
24aを彎曲凸状としているため、キャビティ23内に
おける上記溶融合成樹脂の変流が一層円滑になり、サイ
ドモール1の意匠面4のヒケ防止がより有効に行なわれ
る。
【0021】図4は本発明の第三実施例にかかる樹脂成
形品の製造方法により成形されたサイドモールを長さ方
向に切断して示す部分断面図である。
【0022】第三実施例の樹脂成形品の製造方法は、第
二実施例の金型20と同様の金型20を使用して製造さ
れるが、第二実施例のようにサンドイッチ成形によりサ
イドモール1を形成することなく、単層のサイドモール
1とする点において第二実施例と異なるのみである。か
かる第三実施例の樹脂成形品の製造方法においても、第
二実施例と同様、サイドモール1のボス3に対応する意
匠面4に生じるヒケは、合成樹脂の充填時における突部
24部分での変流による隆起作用により相殺及び防止さ
れるため、最終成形品としてのサイドモール1の外観品
質を向上して、良質の製品を安定して製造供給すること
ができるとともに、キャビティ23内における上記溶融
合成樹脂の変流を一層円滑にして、サイドモール1の意
匠面4のヒケ防止をより有効に行なうことができる。な
お、第三実施例では、サイドモール1を単層に形成する
ため、前記突部24の先端面24aの突出量Xは、第二
実施例より若干大きくすることがヒケの十分な解消の点
から好ましい。
【0023】ところで、上記各実施例は、第1の金型を
固定型11,21とし、第2の金型を可動型12,22
として構成されているが、本発明を実施する場合には、
これに限定されるものではなく、第1の金型及び第2の
金型間に樹脂成形品と同一形状のキャビティ13,23
を形成するとともに、第1の金型及び第2の金型のいず
れかに突部14,24を設けて、キャビティ13,23
内を流れる溶融合成樹脂を変流すべく機能するものであ
ればよく、第1の金型を可動型12,22とし、第2の
金型を固定型11,21として構成したり、固定型1
1,21に突部14,24を設けてもよい。また、上記
各実施例では、固定型11,21及び可動型12,22
のパーティング面15は、サイドモール1の取付面2形
成用の面12a,22aと一致させるよう構成したが、
これを別位置としてもよい。そして、上記第二実施例及
び第三実施例で使用される金型20の突部24の先端面
24aは、その彎曲開始位置を可動型22の面22aと
略同一面内に配置しているが、可動型22の面22aよ
り上方位置または下方位置から彎曲開始させてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる樹脂成形
品の製造方法は、樹脂成形品の意匠面側に配置される第
1の金型と、前記樹脂成形品の前記意匠面と反対側のボ
スを有する取付面側に配置され、前記第1の金型と型締
されて前記樹脂成形品と同一形状のキャビティを形成す
る第2の金型と、前記第2の金型に設けられ、前記樹脂
成形品の前記ボスの内面形状に対応する形状を有し、か
つ、その先端面を前記第2の金型の前記樹脂成形品の前
記取付面形成用の面より前記第1の金型側に突出した突
部とを具備する金型を用い、前記金型内に溶融した合成
樹脂材料を注入して成形を行なうものである。したがっ
て、第1の金型及び第2の金型を型締して、キャビティ
内に溶融した合成樹脂を射出充填すると、キャビティ内
を流れる溶融合成樹脂が、第2の金型の樹脂成形品の取
付面形成用の面から突部に至ったときに、取付面形成用
の面からの突部の突出部分により、樹脂成形品の意匠面
に向かう方向に変流される。かかる溶融合成樹脂の変流
は、冷却固化時に、樹脂成形品のボスに対応する意匠面
を隆起すべく作用する。したがって、冷却固化時に、肉
厚差による収縮量の差及び型取られにより樹脂成形品の
ボスに対応する意匠面に生じるヒケが、前記溶融合成樹
脂の変流による隆起作用に相殺され、樹脂成形品のボス
に対応する意匠面のヒケが防止される。その結果、樹脂
成形品の外観品質を向上して、良質の製品を安定して製
造供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例にかかる樹脂成形品
の製造方法に使用される金型の断面図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例にかかる樹脂成形品
の製造方法によりサンドイッチ成形されたサイドモール
を長さ方向に切断して示す部分断面図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例にかかる樹脂成形品
の製造方法によりサンドイッチ成形されたサイドモール
を長さ方向に切断して示す部分断面図である。
【図4】図4は本発明の第三実施例にかかる樹脂成形品
の製造方法により成形されたサイドモールを長さ方向に
切断して示す部分断面図である。
【図5】図5はボス付のサイドモールの斜視図である。
【図6】図6は従来の樹脂成形品の製造方法によりサン
ドイッチ成形されたサイドモールを長さ方向に切断して
示す部分断面図である。
【図7】図7は従来の樹脂成形品の製造方法により成形
された別のサイドモールを長さ方向に切断して示す部分
断面図である。
【符号の説明】
1 サイドモール(樹脂成形品) 2 取付面 3 ボス 4 意匠面 11 固定型(第1の金型) 12 可動型(第2の金型) 12a 可動型の面 13 キャビティ 14 突部 14a 先端面 21 固定型(第1の金型) 22 可動型(第2の金型) 22a 可動型の面 23 キャビティ 24 突部 24a 先端面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品の意匠面側に配置される第1
    の金型と、前記樹脂成形品の前記意匠面と反対側のボス
    を有する取付面側に配置され、前記第1の金型と型締さ
    れて前記樹脂成形品と同一形状のキャビティを形成する
    第2の金型と、前記第2の金型に設けられ、前記樹脂成
    形品の前記ボスの内面形状に対応する形状を有し、か
    つ、その先端面を前記第2の金型の前記樹脂成形品の前
    記取付面形成用の面より前記第1の金型側に突出した突
    部とを具備する金型を用い、前記金型内に溶融した合成
    樹脂材料を注入して成形を行なうことを特徴とする樹脂
    成形品の製造方法。
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