JPH08318550A - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
- Publication number
- JPH08318550A JPH08318550A JP12829795A JP12829795A JPH08318550A JP H08318550 A JPH08318550 A JP H08318550A JP 12829795 A JP12829795 A JP 12829795A JP 12829795 A JP12829795 A JP 12829795A JP H08318550 A JPH08318550 A JP H08318550A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin
- mold
- thin portion
- plastic molded
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部分的に肉薄部を有するプラスチック成形品
を製造するとき、肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイ
ドが発生しない射出成形金型を提供する。 【構成】 プラスチック成形品の肉薄部を形成する部分
に対応した固定型1又は移動型2の型面に凹部を形成
し、該凹部に肉薄部を形成する補助中子3を装着する。 【効果】 肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイドのな
いプラスチック成形品を製造できる。
を製造するとき、肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイ
ドが発生しない射出成形金型を提供する。 【構成】 プラスチック成形品の肉薄部を形成する部分
に対応した固定型1又は移動型2の型面に凹部を形成
し、該凹部に肉薄部を形成する補助中子3を装着する。 【効果】 肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイドのな
いプラスチック成形品を製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分的に肉薄部を有す
るプラスチック成形品を製造するための射出成形金型に
関する。
るプラスチック成形品を製造するための射出成形金型に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から肉厚が一定しないプラスチック
成形品を射出成形する場合には、肉厚部と肉薄部では冷
却速度が異なるため、熱収縮によって肉薄部と接近した
肉厚部にヒケやボイドが発生することがあった。
成形品を射出成形する場合には、肉厚部と肉薄部では冷
却速度が異なるため、熱収縮によって肉薄部と接近した
肉厚部にヒケやボイドが発生することがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、プラスチック
成形品を成形する際には、できる限り肉厚が一定となる
ように製品形状を設計する配慮がなされているが、製品
によっては必然的に肉薄部ができるため、ヒケやボイド
が発生して製品の外観や品質が低下するという問題があ
った。
成形品を成形する際には、できる限り肉厚が一定となる
ように製品形状を設計する配慮がなされているが、製品
によっては必然的に肉薄部ができるため、ヒケやボイド
が発生して製品の外観や品質が低下するという問題があ
った。
【0004】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、部分的に肉薄部を有するプラスチック成形品を製造
するとき、肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイドが発
生することのない射出成形金型を提供するものである。
て、部分的に肉薄部を有するプラスチック成形品を製造
するとき、肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイドが発
生することのない射出成形金型を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型
は、固定型と移動型との間に形成したキャビテイ内に溶
融樹脂を射出して部分的に肉薄部を有するプラスチック
成形品を製造する際に使用するものであって、プラスチ
ック成形品の肉薄部を形成する部分に対応する固定型又
は移動型の型面に凹部を形成し、該凹部に肉薄部を形成
する補助中子を装着したことを特徴とする。
は、固定型と移動型との間に形成したキャビテイ内に溶
融樹脂を射出して部分的に肉薄部を有するプラスチック
成形品を製造する際に使用するものであって、プラスチ
ック成形品の肉薄部を形成する部分に対応する固定型又
は移動型の型面に凹部を形成し、該凹部に肉薄部を形成
する補助中子を装着したことを特徴とする。
【0006】
【作用】固定型又は移動型の型面に凹部を形成し、該凹
部に肉薄部を形成する補助中子を装着したので、型面の
凹部と補助中子との間に僅かな隙間が形成される。この
隙間の存在によって、補助中子から固定型又は移動型へ
の熱の伝導が遅延し、キャビテイ内に溶融樹脂を射出し
たとき、肉薄部を構成する樹脂と肉厚部を構成する樹脂
の冷却速度がほぼ同じとなる。このため、肉薄部と接近
した肉厚部にヒケやボイドが発生しない。
部に肉薄部を形成する補助中子を装着したので、型面の
凹部と補助中子との間に僅かな隙間が形成される。この
隙間の存在によって、補助中子から固定型又は移動型へ
の熱の伝導が遅延し、キャビテイ内に溶融樹脂を射出し
たとき、肉薄部を構成する樹脂と肉厚部を構成する樹脂
の冷却速度がほぼ同じとなる。このため、肉薄部と接近
した肉厚部にヒケやボイドが発生しない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明
する。図1は本発明の成形金型によって製造されたキャ
ップを示す部分欠截斜視図、図2は図1に示しキャップ
の製造工程を示す断面図、図3は図2のaーa線部分断
面図であって、図中の符号1は固定型、2は移動型、3
は補助中子である。
する。図1は本発明の成形金型によって製造されたキャ
ップを示す部分欠截斜視図、図2は図1に示しキャップ
の製造工程を示す断面図、図3は図2のaーa線部分断
面図であって、図中の符号1は固定型、2は移動型、3
は補助中子である。
【0008】本発明の成形金型によって製造されるキャ
ップAは、有底筒状をなす本体部の内面に軸方向の溝が
設けられており、該溝の存在によって本体部の肉厚が部
分的に肉薄となっている。このキャップAを製造するに
あたり、移動型2の外面に軸方向の凹溝21を設け、該
凹溝21に補助中子3を装着する。このとき、凹溝21
と補助中子3との隙間を1/100mm程度に設定する
のが好ましく、場合によっては移動型2よりも熱の伝導
率が悪い部材からなる補助中子3を使用するとよい。
ップAは、有底筒状をなす本体部の内面に軸方向の溝が
設けられており、該溝の存在によって本体部の肉厚が部
分的に肉薄となっている。このキャップAを製造するに
あたり、移動型2の外面に軸方向の凹溝21を設け、該
凹溝21に補助中子3を装着する。このとき、凹溝21
と補助中子3との隙間を1/100mm程度に設定する
のが好ましく、場合によっては移動型2よりも熱の伝導
率が悪い部材からなる補助中子3を使用するとよい。
【0009】次に、金型を型閉めして固定型1と移動型
2との間にキャビテイを形成し、該キャビテイ内に溶融
樹脂を射出する。そして、溶融樹脂が冷却固化するのを
待って型開きすると、図1に示したようなキャップAが
得られる。この冷却の際に、移動型2の凹部21と補助
中子3との間に僅かな隙間が存在するため、補助中子3
から移動型2への熱の伝導が遅延し、肉薄部を構成する
樹脂と肉厚部を構成する樹脂との冷却速度がほぼ同じと
なるため、肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイドが発
生しない。
2との間にキャビテイを形成し、該キャビテイ内に溶融
樹脂を射出する。そして、溶融樹脂が冷却固化するのを
待って型開きすると、図1に示したようなキャップAが
得られる。この冷却の際に、移動型2の凹部21と補助
中子3との間に僅かな隙間が存在するため、補助中子3
から移動型2への熱の伝導が遅延し、肉薄部を構成する
樹脂と肉厚部を構成する樹脂との冷却速度がほぼ同じと
なるため、肉薄部と接近した肉厚部にヒケやボイドが発
生しない。
【0010】尚、前記実施例では、内面に軸方向の溝が
設けられたキャップを製造する場合の成形金型について
例示したが、これ以外にも部分的に肉薄部を有する各種
のプラスチック成形品を製造するための射出成形金型に
適用することができる。
設けられたキャップを製造する場合の成形金型について
例示したが、これ以外にも部分的に肉薄部を有する各種
のプラスチック成形品を製造するための射出成形金型に
適用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は固定型又は
移動型の型面に凹部を形成し、該凹部に肉薄部を形成す
る補助中子を装着したので、型面の凹部と補助中子との
間に僅かな隙間が形成され、補助中子から固定型又は移
動型への熱の伝導が遅延する。このため、キャビテイ内
に溶融樹脂を射出したとき、肉薄部を構成する樹脂と肉
厚部を構成する樹脂の冷却速度がほぼ同じとなり、ヒケ
やボイドのないプラスチック成形品を製造することがで
きる。
移動型の型面に凹部を形成し、該凹部に肉薄部を形成す
る補助中子を装着したので、型面の凹部と補助中子との
間に僅かな隙間が形成され、補助中子から固定型又は移
動型への熱の伝導が遅延する。このため、キャビテイ内
に溶融樹脂を射出したとき、肉薄部を構成する樹脂と肉
厚部を構成する樹脂の冷却速度がほぼ同じとなり、ヒケ
やボイドのないプラスチック成形品を製造することがで
きる。
【図1】図1は本発明の成形金型によって製造されたキ
ャップを示す部分欠截斜視図である。
ャップを示す部分欠截斜視図である。
【図2】図2は図1に示しキャップの製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図3】図3は図2のaーa線部分断面図である。
1 固定型 2 移動型 3 補助中子
Claims (1)
- 【請求項1】 固定型と移動型との間に形成したキャビ
テイ内に溶融樹脂を射出して部分的に肉薄部を有するプ
ラスチック成形品を製造するための射出成形金型であっ
て、プラスチック成形品の肉薄部を形成する部分に対応
する固定型又は移動型の型面に凹部を形成し、該凹部に
肉薄部を形成する補助中子を装着したことを特徴とする
射出成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12829795A JPH08318550A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12829795A JPH08318550A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 射出成形金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318550A true JPH08318550A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14981321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12829795A Pending JPH08318550A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08318550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1440782A1 (de) * | 2002-08-21 | 2004-07-28 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von aus Kunststoff bestehenden Gegenständen (Kunststoffbauteilen) mittels Fliessbremsen in Spritzgusswerkzeugen und deren Verwendung |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP12829795A patent/JPH08318550A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1440782A1 (de) * | 2002-08-21 | 2004-07-28 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von aus Kunststoff bestehenden Gegenständen (Kunststoffbauteilen) mittels Fliessbremsen in Spritzgusswerkzeugen und deren Verwendung |
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