JP2003305753A - 樹脂成形品及び成形方法 - Google Patents
樹脂成形品及び成形方法Info
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- JP2003305753A JP2003305753A JP2002112111A JP2002112111A JP2003305753A JP 2003305753 A JP2003305753 A JP 2003305753A JP 2002112111 A JP2002112111 A JP 2002112111A JP 2002112111 A JP2002112111 A JP 2002112111A JP 2003305753 A JP2003305753 A JP 2003305753A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観品質の低下を防止しつつ、作業性の改善
を図ることが出来る樹脂成形品及び成形方法を提供す
る。 【解決手段】 固定型と可動型により形成された製品キ
ャビティに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形さ
れ、金型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を
有するサブマリンゲートを第１ゲート、成形品裏面に突
出された捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品に
おいて、それぞれのゲート幅をフィルム状に広く設定し
たことを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
を図ることが出来る樹脂成形品及び成形方法を提供す
る。 【解決手段】 固定型と可動型により形成された製品キ
ャビティに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形さ
れ、金型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を
有するサブマリンゲートを第１ゲート、成形品裏面に突
出された捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品に
おいて、それぞれのゲート幅をフィルム状に広く設定し
たことを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形法により
成形された自動車用部品等の樹脂成形品及び成形方法に
関する。
成形された自動車用部品等の樹脂成形品及び成形方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用部品等の樹脂成形品は、一般に
ＰＰ、ＡＢＳ等の溶融樹脂を固定型１０と可動型２０と
から成る金型の製品キャビティ部ｂ内へ注入し、成形す
る射出成形が用いられている。
ＰＰ、ＡＢＳ等の溶融樹脂を固定型１０と可動型２０と
から成る金型の製品キャビティ部ｂ内へ注入し、成形す
る射出成形が用いられている。
【０００３】射出成形機より突出された樹脂は、固定型
１０可動型２０により形成されるランナー２を通り、注
入口であるゲートから製品キャビティ部ｂへ充填され
る。ゲートの種類には図４に示すように、製品パーティ
ング部５から注入するサイドゲートの他、製品パーティ
ング部以外から注入するダイレクトゲート、サブマリン
ゲート等がある。サブマリンゲートでは、通常製品の側
壁等へ樹脂の注入を行うが、図２に示すように、製品裏
面に突出された捨てリブ４を設け、この捨てリブ４を第
２ゲートとし、これに連通するように第１ゲートである
サブマリンゲート３を設ける方法が知られている。
１０可動型２０により形成されるランナー２を通り、注
入口であるゲートから製品キャビティ部ｂへ充填され
る。ゲートの種類には図４に示すように、製品パーティ
ング部５から注入するサイドゲートの他、製品パーティ
ング部以外から注入するダイレクトゲート、サブマリン
ゲート等がある。サブマリンゲートでは、通常製品の側
壁等へ樹脂の注入を行うが、図２に示すように、製品裏
面に突出された捨てリブ４を設け、この捨てリブ４を第
２ゲートとし、これに連通するように第１ゲートである
サブマリンゲート３を設ける方法が知られている。
【０００４】又、樹脂成形品を成形するため設けられて
いるゲートの点数は、小型成形品では１点ゲート、大型
成形品では多点ゲートが多く採用されている。
いるゲートの点数は、小型成形品では１点ゲート、大型
成形品では多点ゲートが多く採用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において、
自動車用オーバフェンダ１に図４に示すサイドゲート７
を採用した場合、製品パーティング部５に連通するよう
にサイドゲート７が設定される。自動車用オーバフェン
ダ１は、大型成形品であり、溶融樹脂を製品端末部まで
充填させるため、サイドゲート７での多点ゲートとした
場合、各ゲートから突出された樹脂は温度が低下し合流
するため、合流部にウエルドラインが発生し、外観品質
の低下、あるいは完全に融合していないため強度低下等
の問題点がある。
自動車用オーバフェンダ１に図４に示すサイドゲート７
を採用した場合、製品パーティング部５に連通するよう
にサイドゲート７が設定される。自動車用オーバフェン
ダ１は、大型成形品であり、溶融樹脂を製品端末部まで
充填させるため、サイドゲート７での多点ゲートとした
場合、各ゲートから突出された樹脂は温度が低下し合流
するため、合流部にウエルドラインが発生し、外観品質
の低下、あるいは完全に融合していないため強度低下等
の問題点がある。
【０００６】上記問題点である樹脂の合流部を無くすた
め１点ゲートにする場合、１０ｍｍ程度で設定されてい
るサイドゲート７の幅を５０ｍｍ程度に広くしたフィル
ムゲートを用い、樹脂を充填しやすくする方法がある。
サイドゲート７、フィルムゲート等は、自動車用オーバ
フェンダ１と共に金型（１０，２０）から離型され、ナ
イフ等により切断分離される。しかし、これらのゲート
は、製品パーティング部５に連通しているため切断する
際、製品パーティング部５を傷付けてしまうことや、こ
れを避けようとするためゲート切断残りが発生する等、
外観品質の低下、作業が困難等の問題点があった。
め１点ゲートにする場合、１０ｍｍ程度で設定されてい
るサイドゲート７の幅を５０ｍｍ程度に広くしたフィル
ムゲートを用い、樹脂を充填しやすくする方法がある。
サイドゲート７、フィルムゲート等は、自動車用オーバ
フェンダ１と共に金型（１０，２０）から離型され、ナ
イフ等により切断分離される。しかし、これらのゲート
は、製品パーティング部５に連通しているため切断する
際、製品パーティング部５を傷付けてしまうことや、こ
れを避けようとするためゲート切断残りが発生する等、
外観品質の低下、作業が困難等の問題点があった。
【０００７】製品パーティング部５に連通するゲートの
設定を避ける手段として、図２に示すように、製品裏面
に捨てリブ４（又は捨てボス）等を設定し、これを第２
ゲートとし、これに連通するように第１ゲートであるサ
ブマリンゲート３を設け、樹脂を充填させる方法があ
る。しかし、通常サブマリンゲート３のゲート先端（捨
てリブ４と接する部分）がφ１．２程度と細く、自動車
用オーバフェンダ１等の大型成形品では、製品端末部ま
で溶融樹脂が充填しないという問題点がある。
設定を避ける手段として、図２に示すように、製品裏面
に捨てリブ４（又は捨てボス）等を設定し、これを第２
ゲートとし、これに連通するように第１ゲートであるサ
ブマリンゲート３を設け、樹脂を充填させる方法があ
る。しかし、通常サブマリンゲート３のゲート先端（捨
てリブ４と接する部分）がφ１．２程度と細く、自動車
用オーバフェンダ１等の大型成形品では、製品端末部ま
で溶融樹脂が充填しないという問題点がある。
【０００８】本発明は、上記の問題点を解決し、外観品
質の低下を防止しつつ、作業性の改善を図ることが出来
る樹脂成形品及び成形方法を提供することを目的とす
る。
質の低下を防止しつつ、作業性の改善を図ることが出来
る樹脂成形品及び成形方法を提供することを目的とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は次のものに関す
る。 （１） 固定型と可動型により形成された製品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出する 射出成形法により成形され、金型に形成されているラン
ナーから可動型へ傾斜を有するサブマリンゲートを第１
ゲート、成形品裏面に突出された捨てリブを第２ゲート
としている樹脂成形品において、それぞれのゲート幅を
フィルム状に広く設定したことを特徴とする樹脂成形品
の成形方法。 （２） 固定型と可動型により形成された製品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形され、金
型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を有する
サブマリンゲートを第１ゲート、製品裏面に突出された
捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品において、
第２ゲートとなる捨てリブが製品端末パーティング部よ
り内側に設定され、それぞれのゲート幅をフィルム状に
広く設定したことを特徴とする樹脂成形品。 （３） 固定型と可動型により形成された製品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形され、金
型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を有する
サブマリンゲートを第１ゲート、製品裏面に突出された
捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品において、
第２ゲートとなる捨てリブが製品端末パーティング部よ
り内側に設定され、それぞれのゲート幅をフィルム状に
広く設定したことを特徴とする自動車用オーバフェン
ダ。
る。 （１） 固定型と可動型により形成された製品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出する 射出成形法により成形され、金型に形成されているラン
ナーから可動型へ傾斜を有するサブマリンゲートを第１
ゲート、成形品裏面に突出された捨てリブを第２ゲート
としている樹脂成形品において、それぞれのゲート幅を
フィルム状に広く設定したことを特徴とする樹脂成形品
の成形方法。 （２） 固定型と可動型により形成された製品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形され、金
型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を有する
サブマリンゲートを第１ゲート、製品裏面に突出された
捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品において、
第２ゲートとなる捨てリブが製品端末パーティング部よ
り内側に設定され、それぞれのゲート幅をフィルム状に
広く設定したことを特徴とする樹脂成形品。 （３） 固定型と可動型により形成された製品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形され、金
型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を有する
サブマリンゲートを第１ゲート、製品裏面に突出された
捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品において、
第２ゲートとなる捨てリブが製品端末パーティング部よ
り内側に設定され、それぞれのゲート幅をフィルム状に
広く設定したことを特徴とする自動車用オーバフェン
ダ。
【００１０】
【発明の実施の形態】上記目的を達成するために本発明
は、図２に示すように、固定型１０可動型２０にて形成
されたランナー２から固定型２０へ傾斜を有するサブマ
リンゲート３を第１ゲート、製品裏面に突出された捨て
リブ４を第２ゲートとしている射出成形において、図３
に示すように、第１ゲートであるサブマリンゲート３及
び第２ゲートである捨てリブ４とをフィルム状（ｃ、
ｄ）に広く設定し、製品キャビティｂ内へ溶融樹脂を充
填することを特徴とする。
は、図２に示すように、固定型１０可動型２０にて形成
されたランナー２から固定型２０へ傾斜を有するサブマ
リンゲート３を第１ゲート、製品裏面に突出された捨て
リブ４を第２ゲートとしている射出成形において、図３
に示すように、第１ゲートであるサブマリンゲート３及
び第２ゲートである捨てリブ４とをフィルム状（ｃ、
ｄ）に広く設定し、製品キャビティｂ内へ溶融樹脂を充
填することを特徴とする。
【００１１】更に、本発明に係る樹脂成形品（自動車用
オーバフェンダ）１は、図２に示すように、樹脂成形品
（自動車用オーバフェンダ）１の裏面に突出された捨て
リブ４が、製品パーティング部５より内側に設定され、
図３に示すように、第１ゲートであるサブマリンゲート
３及び第２ゲートである捨てリブ４とをフィルム状
（ｃ、ｄ）に広く設定したことを特徴とする。以下に、
本発明に係る実施例について説明する。図１は本発明に
係る一実施例の自動車用オーバフェンダを示す斜視図、
図２は図１のＡ−Ａ方向でのオーバフェンダ及び金型の
部分断面図、図３はオーバフェンダ及びゲート部の正面
図である。
オーバフェンダ）１は、図２に示すように、樹脂成形品
（自動車用オーバフェンダ）１の裏面に突出された捨て
リブ４が、製品パーティング部５より内側に設定され、
図３に示すように、第１ゲートであるサブマリンゲート
３及び第２ゲートである捨てリブ４とをフィルム状
（ｃ、ｄ）に広く設定したことを特徴とする。以下に、
本発明に係る実施例について説明する。図１は本発明に
係る一実施例の自動車用オーバフェンダを示す斜視図、
図２は図１のＡ−Ａ方向でのオーバフェンダ及び金型の
部分断面図、図３はオーバフェンダ及びゲート部の正面
図である。
【００１２】図１に示す自動車用オーバフェンダ１は、
自動車のホイルアーチ部を構成する部品であり、射出成
形される合成樹脂品が用いられている。
自動車のホイルアーチ部を構成する部品であり、射出成
形される合成樹脂品が用いられている。
【００１３】図２に示すように、射出成形用金型は、固
定型１０と可動型２０にて構成されており、金型に形成
されたランナー２から可動型２０へ傾斜を有するサブマ
リンゲート３が設定されている。
定型１０と可動型２０にて構成されており、金型に形成
されたランナー２から可動型２０へ傾斜を有するサブマ
リンゲート３が設定されている。
【００１４】又、自動車用オーバフェンダ１の裏面に
は、突出された捨てリブ４が設けられている。このサブ
マリンゲート３と捨てリブ４は連通しており、それぞれ
第１ゲート及び第２ゲートとの関係を持ち、製品キャビ
ティ部ｂへ溶融樹脂を充填させ、自動車用オーバフェン
ダ１を成形することとなる。
は、突出された捨てリブ４が設けられている。このサブ
マリンゲート３と捨てリブ４は連通しており、それぞれ
第１ゲート及び第２ゲートとの関係を持ち、製品キャビ
ティ部ｂへ溶融樹脂を充填させ、自動車用オーバフェン
ダ１を成形することとなる。
【００１５】更に、サブマリンゲート３及び捨てリブ４
は、図３に示すように、ゲート幅（ｃ、ｄ）を５０ｍｍ
程度、即ちフィルム状に広く設定されている。
は、図３に示すように、ゲート幅（ｃ、ｄ）を５０ｍｍ
程度、即ちフィルム状に広く設定されている。
【００１６】このように、サブマリンゲート３と捨てリ
ブ４とをフィルム状（ｃ、ｄ）に広く設定することによ
り、ゲートからの樹脂突出量が増加し、一実施例である
自動車用オーバフェンダ１のような大型成形品において
も、サブマリンゲート３を用いることが出来、さらに１
点ゲート化を図ることが可能となる。これにより、ウエ
ルドラインによる外観品質の低下、強度の低下を防止す
ることが出来る。
ブ４とをフィルム状（ｃ、ｄ）に広く設定することによ
り、ゲートからの樹脂突出量が増加し、一実施例である
自動車用オーバフェンダ１のような大型成形品において
も、サブマリンゲート３を用いることが出来、さらに１
点ゲート化を図ることが可能となる。これにより、ウエ
ルドラインによる外観品質の低下、強度の低下を防止す
ることが出来る。
【００１７】金型内にて冷却された自動車用オーバフェ
ンダ１は、その後金型から離型される。初めに固定型１
０と可動型２０との型締めが解放され型が開く。この時
自動車用オーバフェンダ１は、可動型２０に残ってい
る。金型に構成されているエジェクターピン６が、自動
車用オーバフェンダ１及びランナー２を押し上げ、離型
が始まる。この時、サブマリンゲート３と自動車用オー
バフェンダ１の裏面に突出された捨てリブ４とは、その
接点部即ち可動型２０の楔形状部において切断され、別
々に可動型２０から離型する。サブマリンゲート３は、
図３に示すように、５０ｍｍ程度のフィルム状（ｃ）と
なっているが、捨てリブ４との接点部即ちゲート先端
は、１．２ｍｍ程度に設定され、一般的な先端φ１．２
程度のサブマリンゲートと遜色なくゲートの切断が行わ
れる。
ンダ１は、その後金型から離型される。初めに固定型１
０と可動型２０との型締めが解放され型が開く。この時
自動車用オーバフェンダ１は、可動型２０に残ってい
る。金型に構成されているエジェクターピン６が、自動
車用オーバフェンダ１及びランナー２を押し上げ、離型
が始まる。この時、サブマリンゲート３と自動車用オー
バフェンダ１の裏面に突出された捨てリブ４とは、その
接点部即ち可動型２０の楔形状部において切断され、別
々に可動型２０から離型する。サブマリンゲート３は、
図３に示すように、５０ｍｍ程度のフィルム状（ｃ）と
なっているが、捨てリブ４との接点部即ちゲート先端
は、１．２ｍｍ程度に設定され、一般的な先端φ１．２
程度のサブマリンゲートと遜色なくゲートの切断が行わ
れる。
【００１８】サブマリンゲート３と切断された離型した
自動車用オーバフェンダ１の裏面には、捨てリブ４が連
結されたままになっており、ナイフにより自動車用オー
バフェンダ１と切断分離される。捨てリブ４は、図２に
示すように、製品パーティング部５、即ち自動車用オー
バフェンダ１の末端より内側に設けられている。これに
より、ナイフでの切断分離作業時、製品パーティング部
５にナイフが接することにより発生する製品パーティン
グ部５の傷付きを防止することが出来る。又、ゲート切
断残りが発生しても、製品上目立ちにくくなり、外観品
質の低下を防止しつつ、作業性の改善を図ることが出来
る。
自動車用オーバフェンダ１の裏面には、捨てリブ４が連
結されたままになっており、ナイフにより自動車用オー
バフェンダ１と切断分離される。捨てリブ４は、図２に
示すように、製品パーティング部５、即ち自動車用オー
バフェンダ１の末端より内側に設けられている。これに
より、ナイフでの切断分離作業時、製品パーティング部
５にナイフが接することにより発生する製品パーティン
グ部５の傷付きを防止することが出来る。又、ゲート切
断残りが発生しても、製品上目立ちにくくなり、外観品
質の低下を防止しつつ、作業性の改善を図ることが出来
る。
【００１９】
【作用】第１ゲートであるサブマリンゲート３及び第２
ゲートである製品裏面に突出された捨てリブ４とをフィ
ルム状（ｃ、ｄ）に広く設定することにより、ゲートか
らの樹脂突出量が増加し、大型樹脂成形品（例えば自動
車用オーバフェンダ１）であってもサブマリンゲート３
での１点ゲート化を図ることが出来、ウエルドラインの
発生がなく、外観品質の低下、強度の低下を防止するこ
とが出来るようになる。
ゲートである製品裏面に突出された捨てリブ４とをフィ
ルム状（ｃ、ｄ）に広く設定することにより、ゲートか
らの樹脂突出量が増加し、大型樹脂成形品（例えば自動
車用オーバフェンダ１）であってもサブマリンゲート３
での１点ゲート化を図ることが出来、ウエルドラインの
発生がなく、外観品質の低下、強度の低下を防止するこ
とが出来るようになる。
【００２０】更に、製品裏面に突出された第２ゲートと
なる捨てリブ４を、製品パーティング部５より内側に設
定することにより、捨てリブ４の切断時、樹脂成形品
（自動車用オーバフェンダ）１の製品パーティング部５
を傷付けてしまうことを防止することが出来る。又、ゲ
ート切断残りが発生しても、製品上目立ちにくいという
利点もある。即ち、外観品質の低下を防止しつつ、作業
性の改善を図ることが出来る。
なる捨てリブ４を、製品パーティング部５より内側に設
定することにより、捨てリブ４の切断時、樹脂成形品
（自動車用オーバフェンダ）１の製品パーティング部５
を傷付けてしまうことを防止することが出来る。又、ゲ
ート切断残りが発生しても、製品上目立ちにくいという
利点もある。即ち、外観品質の低下を防止しつつ、作業
性の改善を図ることが出来る。
【００２１】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第１ゲートであるサブマリンゲート及び第２ゲートとな
る樹脂成形品裏面に突出された捨てリブをフィルム状に
幅を広く持たせることにより、自動車用オーバフェンダ
等大型射出成形品におけるサブマリンゲート１点化が可
能となり、ウエルドラインの発生がなく、外観品質の低
下、強度の低下を防止することが出来る。更に、樹脂成
形品裏面に突出にされた第２ゲートである捨てリブを製
品パーティング部より内側に設定することにより、ゲー
ト切断時に発生する製品パーティング部の傷付き及び切
断残り等、外観品質の低下に係る不具合を防止しつつ、
作業性改善を図ることが出来る。
第１ゲートであるサブマリンゲート及び第２ゲートとな
る樹脂成形品裏面に突出された捨てリブをフィルム状に
幅を広く持たせることにより、自動車用オーバフェンダ
等大型射出成形品におけるサブマリンゲート１点化が可
能となり、ウエルドラインの発生がなく、外観品質の低
下、強度の低下を防止することが出来る。更に、樹脂成
形品裏面に突出にされた第２ゲートである捨てリブを製
品パーティング部より内側に設定することにより、ゲー
ト切断時に発生する製品パーティング部の傷付き及び切
断残り等、外観品質の低下に係る不具合を防止しつつ、
作業性改善を図ることが出来る。
【図１】本発明の一実施例に係る自動車用オーバフェン
ダを示す斜視図である。
ダを示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ部分断面図である。（オーバフェ
ンダ及び金型の部分断面図）
ンダ及び金型の部分断面図）
【図３】オーバフェンダ及びゲート部の正面図である。
【図４】従来のオーバフェンダ及び金型の部分断面図で
ある。
ある。
１．自動車用オーバフェンダ
２．ランナー
３．サブマリンゲート
４．捨てリブ
５．製品パーティング部
６．エジェクターピン
７．サイドゲート
１０．固定型
２０．可動型
ｂ．製品キャビティ
ｃ．サブマリンゲート幅（第１ゲート幅）
ｄ．捨てリブ幅（第２ゲート幅）
Claims (3)
- 【請求項１】 固定型と可動型により形成された製品キ
ャビティに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形さ
れ、金型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を
有するサブマリンゲートを第１ゲート、成形品裏面に突
出された捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品に
おいて、それぞれのゲート幅をフィルム状に広く設定し
たことを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項２】 固定型と可動型により形成された製品キ
ャビティに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形さ
れ、金型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を
有するサブマリンゲートを第１ゲート、製品裏面に突出
された捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品にお
いて、第２ゲートとなる捨てリブが製品端末パーティン
グ部より内側に設定され、それぞれのゲート幅をフィル
ム状に広く設定したことを特徴とする樹脂成形品。 - 【請求項３】 固定型と可動型により形成された製品キ
ャビティに溶融樹脂を射出する射出成形法により成形さ
れ、金型に形成されているランナーから可動型へ傾斜を
有するサブマリンゲートを第１ゲート、製品裏面に突出
された捨てリブを第２ゲートとしている樹脂成形品にお
いて、第２ゲートとなる捨てリブが製品端末パーティン
グ部より内側に設定され、それぞれのゲート幅をフィル
ム状に広く設定したことを特徴とする自動車用オーバフ
ェンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002112111A JP2003305753A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 樹脂成形品及び成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002112111A JP2003305753A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 樹脂成形品及び成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003305753A true JP2003305753A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29394709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002112111A Pending JP2003305753A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 樹脂成形品及び成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003305753A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009285893A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Suzuki Motor Corp | 射出成形方法及び射出成形型 |
| US20100327491A1 (en) * | 2009-06-25 | 2010-12-30 | Suzuki Motor Corporation | Mold for injection molding and manufacturing method of injection-molded product |
| WO2016079450A1 (fr) * | 2014-11-21 | 2016-05-26 | Compagnie Plastic Omnium | Procede de fabrication d'une piece de véhicule en materiau polymere |
| CN107030976A (zh) * | 2016-11-22 | 2017-08-11 | 嘉兴信元精密模具科技有限公司 | 一种用于注塑模具潜伏式浇口的切割结构 |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002112111A patent/JP2003305753A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009285893A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Suzuki Motor Corp | 射出成形方法及び射出成形型 |
| US20100327491A1 (en) * | 2009-06-25 | 2010-12-30 | Suzuki Motor Corporation | Mold for injection molding and manufacturing method of injection-molded product |
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