JPH0752733A - バンパーフェイシアの端末部構造 - Google Patents

バンパーフェイシアの端末部構造

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JPH0752733A
JPH0752733A JP20093593A JP20093593A JPH0752733A JP H0752733 A JPH0752733 A JP H0752733A JP 20093593 A JP20093593 A JP 20093593A JP 20093593 A JP20093593 A JP 20093593A JP H0752733 A JPH0752733 A JP H0752733A
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rib
ribs
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Tsutomu Nishida
勉 西田
Hiroo Onodera
弘男 小野寺
Hidenori Miyazono
英徳 宮園
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンパーサイド部とその端末部の剛性および
強度を高める。 【構成】 バンパーサイド部1aの端末部におけるバン
パー側取付面2の裏面側に、主リブ5から分岐した複数
条の補助リブ4を突出形成する。主リブ5および補助リ
ブ4の内部には、これらのリブ4,5からバンパーサイ
ド部1aの上縁部の厚肉部6に連続する中空部7,8,
9をガスインジェクション法によって成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用バンパーにお
ける樹脂製のバンパーフェイシアの端末部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用バンパーを形成する樹脂製のバ
ンパーフェイシアを車体側に固定するにあたり、図4に
示すように、フロントフェンダー31に車体側取付面3
2を予め形成する一方で、バンパーフェイシア33のバ
ンパーサイド部33a側の端末部に車体前後方向から前
記車体側取付面32と正対するバンパー側取付面34を
形成しておき、これら車体側取付面32とバンパー側取
付面34とを突き合わせた上で、両者を図示外のボルト
およびナットで共締めして固定することがある(類似構
造として、例えば特開昭60−4443号公報に紹介さ
れているものがある)。
【0003】このような場合、前記バンパー側取付面3
4を補強する目的で図5に示すように該バンパー側取付
面34に予め金属製のリテーナ35をビスにて取り付け
ておき、このリテーナ35を介して車体側取付面32と
バンパー側取付面34とを突き合わせて両者を固定する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
造においては、バンパーフェイシア成形後に2次加工と
してリテーナ35をバンパーフェイシア33に取り付け
る必要があり、部品点数の増加と組付工数の増大を余儀
なくされている。
【0005】また、上記のバンパーフェイシア33は、
図6にも示すように、一般的に射出成形法のもとに型締
め工程、射出工程、型開き・製品押し出し工程の各工程
を経て成形されることになるのであるが、前記バンパー
側取付面34を含むバンパーサイド部33aの剛性が充
分でないために、特にバンパーサイド部33aの長さの
大きいものについては金型36からの製品押し出し時に
そのバンパーサイド部33aが外側に開き加減となって
いわゆる口開き現象が生じやすい。
【0006】そして、図4にも示したように、バンパー
サイド部33aの端末部のバンパー側取付面34を車体
側に突き合わせてバンパーフェイシア33をフロントフ
ェンダー31に固定する際には、バンパーサイド部33
aの先の口開き量を復元させなければならず、それによ
ってバンパーフェイシア1の上面部に歪みが生じやす
く、品質の向上に限界がある。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、バンパーサイド
部およびその端末部のバンパー側取付面の強度もしくは
剛性を向上させて、部品点数と組付工数の削減を図りな
がら無用な変形を防止することができるバンパーフェイ
シアの構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車用バン
パーの樹脂製のバンパーフェイシアのうちそのバンパー
サイド部の端末部に、車体前後方向で車体側取付面と正
対するバンパー側取付面を形成し、これら車体側取付面
とバンパー側取付面とを突き合わせた上で両者を締結結
合してバンパーフェイシアを車体に固定するようにした
構造において、前記バンパー側取付面の裏面側に複数条
に分岐したリブを突出形成するとともに、これら複数条
のリブの内部には、該複数条のリブからバンパーサイド
部の上縁部の厚肉部のほぼ全長域に沿って連続する中空
部を形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】この構造によると、バンパー側取付面の裏面側
に複数条のリブを形成したことにより該バンパー側取付
面が補強されて充分な剛性もしくは強度をもつようにな
り、車体側取付面とバンパー側取付面とを突き合わせて
バンパーフェイシアを固定する際に従来のようにリテー
ナを介装する必要がなくなる。
【0010】その上、バンパーサイド部の上縁部にはリ
ブと同様に中空部をもつ厚肉部が形成されていることか
ら、バンパーサイド部自体も充分な剛性を有することと
なって、特にバンパーフェイシアの成形過程での変形を
防止できるようになる。
【0011】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す図で、バ
ンパーフェイシア1のバンパーサイド部1aの端末部に
は、図4に示した車体側取付面32と正対するバンパー
側取付面2が形成されていて、このバンパー側取付面2
には複数の取付穴3が貫通形成されている。前記バンパ
ー側取付面2の裏面側には各取付穴3を取り囲むように
複数条の補助リブ4が突出形成されているとともに、こ
れら複数条の補助リブ4を相互に接続する一本の連続し
た主リブ5が突出形成されていて、この主リブ5は、バ
ンパーサイド部1aの上縁部のほぼ全長に沿って形成さ
れた厚肉部6に連続している。
【0012】そして、前記補助リブ4と主リブ5および
厚肉部6の内部には、それぞれに相互に連通する中空部
7,8,9が形成されている。
【0013】このような構造のバンパーフェイシア1を
成形するにあたっては、図3に示すような金型構造を用
いて射出成形法によって行う。すなわち、固定型(キャ
ビティブロック)11と可動型(コアブロック)12と
で形成される金型10のキャビティRに対して、スプル
ー部13から導入された樹脂材料をランナ14とファン
ゲート15を通して充填する。なお、キャビティRに対
する樹脂材料の充填進行度合が各部で均等になるように
するために、前記ファンゲート15はバンパーフェイシ
ア1の上面部の長手方向中央部に設定される。
【0014】この射出成形の際に、ガスインジェクショ
ン法を併用し、図1の(A)に示すように、可動型12
内に予め設けたガスノズル16からバンパー側取付面2
の補助リブ4に相当する部分に窒素ガス等の不活性ガス
を導入する。
【0015】そして、この不活性ガスの導入開始タイミ
ングを例えば樹脂材料の射出完了直後に設定すると、相
対的に薄肉の一般部はもちろんのこと、補助リブ4や主
リブ5あるいは厚肉部6の表層部では固化が進行してい
るのに対して、補助リブ4や主リブ5ならびに厚肉部6
の中心部では相対的に固化が遅れていることから、前記
補助リブ4に導入された不活性ガスは、粘度が低く且つ
流動抵抗の小さい各補助リブ4および主リブ5の中心部
をいわゆるガスチャンネルとして通過した上で、最終的
には厚肉部6に入って該厚肉部6の長手方向に沿って進
行する。
【0016】その結果、前記不活性ガスは、樹脂材料が
製品肉部の隅々まで届くようにその樹脂材料の流動を助
けると同時に、不活性ガスの通路がそのまま製品部領域
に残存することによって、各補助リブ4や主リブ5およ
び厚肉部6にはそれぞれに中空部7,8,9が形成され
ることになる。
【0017】なお、前記不活性ガスの圧力、導入開始タ
イミングおよび導入時間等の諸条件は、金型10の型締
め圧力や、バンパーフェイシア1自体の大きさ、ならび
に各リブ4,5の断面積や長さ等に応じて適宜決定され
る。
【0018】したがって、上記のバンパーフェイシア1
によれば、中空部7,8をもつ補助リブ4および主リブ
5によってバンパー側取付面2が補強されて、その剛性
もしくは強度が大幅に向上することから、従来のように
リテーナを介装することなしに車体側取付面32(図
4)とバンパー側取付面2とを直接突き合わせてバンパ
ーフェイシア1を固定することができるようになる。
【0019】その上、前記バンパーサイド部1aの上縁
部についても、前記補助リブ4および主リブ5に連続す
るようにして中空部9をもつ厚肉部6がそのほぼ全長に
わたって形成されていることから、バンパーサイド部1
a自体も充分な剛性をもつようになる。その結果、射出
成形後に金型10からバンパーフェイシア1を抜き取る
際に従来のようないわゆる口開き現象が生ずることがな
くなり、バンパーフェイシア1を車体に組み付けた時に
歪み等が発生することもなくなる。
【0020】ここで、前記実施例では、補助リブ4に相
当する部分からガスノズル16を用いて不活性ガスを導
入するようにしているが、主リブ5あるいは厚肉部6に
相当する部分から不活性ガスを導入するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バンパー
フェイシアのバンパーサイド部の端末部に、車体前後方
向で車体側取付面と正対するバンパー側取付面を備えた
ものにおいて、前記バンパー側取付面の裏面側に複数条
に分岐したリブを突出形成するとともに、これら複数条
のリブの内部には、該複数条のリブからバンパーサイド
部の上縁部の厚肉部のほぼ全長域に沿って連続する中空
部を形成したものである。
【0022】したがって、バンパー側取付面がリブで補
強されることによって該バンパー側取付面が充分な剛性
と強度をもつようになり、バンパー側取付面と車体側取
付面とを直接突き合わせて組み付けることができること
から、従来は必須とされたリテーナを廃止することがで
きるようになって、部品点数と組付工数を削減できる。
【0023】また、バンパーサイド部の上縁部まで中空
部をもつ厚肉部が形成されていることから、バンパーサ
イド部の剛性も併せて向上し、特にバンパーフェイシア
を射出成形して金型から抜き取る際にいわゆる口開き現
象と称される変形が生ずることがなく、バンパーフェイ
シアを車体に組み付けた際の歪みの発生を未然に防止で
きるほか、前記中空部をガスインジェクション法で形成
することにより、そのガス圧によって樹脂材料の流動性
が助けられて樹脂材料のいわゆる回りが改善されて「ひ
け」等の成形欠陥の発生防止に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)はバンパ
ーフェイシアの要部斜視図、(B)は同図(A)のb−
b線に沿う断面図。
【図2】図1のバンパーフェイシアを異なる方向から見
た場合の斜視図。
【図3】図1のバンパーフェイシアを成形するための金
型の断面図。
【図4】バンパーフェイシアと車体との関係を示す要部
分解斜視図。
【図5】従来のバンパーフェイシアとリテーナとの関係
を示す要部分解斜視図。
【図6】従来のバンパーフェイシアの成形工程の説明
図。
【符号の説明】
1…バンパーフェイシア 1a…バンパーサイド部 2…バンパー側取付面 4…補助リブ 5…主リブ 6…厚肉部 7,8,9…中空部 16…ガスノズル 32…車体側取付面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用バンパーの樹脂製のバンパーフ
    ェイシアのうちそのバンパーサイド部の端末部に、車体
    前後方向で車体側取付面と正対するバンパー側取付面を
    形成し、これら車体側取付面とバンパー側取付面とを突
    き合わせた上で両者を締結結合してバンパーフェイシア
    を車体に固定するようにした構造において、 前記バンパー側取付面の裏面側に複数条に分岐したリブ
    を突出形成するとともに、 これら複数条のリブの内部には、該複数条のリブからバ
    ンパーサイド部の上縁部の厚肉部のほぼ全長域に沿って
    連続する中空部を形成したことを特徴とするバンパーフ
    ェイシアの端末部構造。
JP5200935A 1993-08-13 1993-08-13 バンパーフェイシアの端末部構造 Expired - Lifetime JP2976756B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19546478A1 (de) * 1995-12-13 1997-06-19 Dynamit Nobel Ag Stoßfängerverkleidung aus Kunststoff für Kraftfahrzeuge
KR100350268B1 (ko) * 2000-03-30 2002-08-28 기아자동차주식회사 자동차용 범퍼의 사이드부 보강구조
US6486591B2 (en) 2000-12-14 2002-11-26 Fujitsu Media Devices Limited Surface acoustic wave device
US8550510B2 (en) 2011-05-20 2013-10-08 Suzuki Motor Corporation Vehicle bumper
US9352494B2 (en) 2011-07-12 2016-05-31 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Molding die

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US9352494B2 (en) 2011-07-12 2016-05-31 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Molding die

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