JP3036318B2 - バンパーフェイシアの成形方法 - Google Patents
バンパーフェイシアの成形方法Info
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- JP3036318B2 JP3036318B2 JP23215093A JP23215093A JP3036318B2 JP 3036318 B2 JP3036318 B2 JP 3036318B2 JP 23215093 A JP23215093 A JP 23215093A JP 23215093 A JP23215093 A JP 23215093A JP 3036318 B2 JP3036318 B2 JP 3036318B2
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- JP
- Japan
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- bumper fascia
- thick
- resin material
- gas
- cavity
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3044—Bumpers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用バンパーのバ
ンパーフェイシアを樹脂射出成形法によって成形する方
法に関し、特に縦壁部の中央部に空気取入口等の開口部
を有するバンパーフェイシアを成形する方法に関する。
ンパーフェイシアを樹脂射出成形法によって成形する方
法に関し、特に縦壁部の中央部に空気取入口等の開口部
を有するバンパーフェイシアを成形する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】中央部に空気取入口を有するバンパーフ
ェイシアを樹脂射出成形法によって成形するにあたって
は、図４，５に示すように、バンパーフェイシア３１の
上面部３１ａの中央エッジ部に相当する部分にファンゲ
ート３２を設定し、このファンゲート３２からキャビテ
ィ（金型の製品部空間）に対して樹脂材料を充填するこ
とでバンパーフェイシア３１を成形するようにしている
（類似技術が実開昭６３−４３７１１号公報に示されて
いる）。なお、図４，５のバンパーフェイシア３１の場
合には、中央部のライセンスプレート取付面３３の下側
に空気取入口３４が開口形成されている。
ェイシアを樹脂射出成形法によって成形するにあたって
は、図４，５に示すように、バンパーフェイシア３１の
上面部３１ａの中央エッジ部に相当する部分にファンゲ
ート３２を設定し、このファンゲート３２からキャビテ
ィ（金型の製品部空間）に対して樹脂材料を充填するこ
とでバンパーフェイシア３１を成形するようにしている
（類似技術が実開昭６３−４３７１１号公報に示されて
いる）。なお、図４，５のバンパーフェイシア３１の場
合には、中央部のライセンスプレート取付面３３の下側
に空気取入口３４が開口形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の成
形方法においては、成形しようとするバンパーフェイシ
ア３１が横方向に長い大物成形品である点を考慮し、樹
脂材料の流動性を保ちながらその樹脂材料がキャビティ
の隅々まで満遍なくゆき届くようにして、いわゆる樹脂
材料の回りをよくするために長手方向に幅広のファンゲ
ート３２を採用しているものであるが、バンパーサイド
部３１ｂをはじめとして成形品の端部まで確実に樹脂材
料が届くようにするためには射出圧力を高くする必要が
あり、それに伴って必然的に型締め圧力も高くなる。
形方法においては、成形しようとするバンパーフェイシ
ア３１が横方向に長い大物成形品である点を考慮し、樹
脂材料の流動性を保ちながらその樹脂材料がキャビティ
の隅々まで満遍なくゆき届くようにして、いわゆる樹脂
材料の回りをよくするために長手方向に幅広のファンゲ
ート３２を採用しているものであるが、バンパーサイド
部３１ｂをはじめとして成形品の端部まで確実に樹脂材
料が届くようにするためには射出圧力を高くする必要が
あり、それに伴って必然的に型締め圧力も高くなる。
【０００４】この傾向は、特にバンパーフェイシア３１
の下端部にスカート部あるいはエプロン部と称される部
分を一体に形成した場合のようにバンパーフェイシア３
１そのものが大型化するほど顕著となる。
の下端部にスカート部あるいはエプロン部と称される部
分を一体に形成した場合のようにバンパーフェイシア３
１そのものが大型化するほど顕著となる。
【０００５】その結果、単に成形設備全体が大型化する
だけでなく、型締め圧力の大きさによっては成形品に残
留応力による歪みが残ることがあり、成形の安定性なら
びに成形品質の上でなおも問題を残している。
だけでなく、型締め圧力の大きさによっては成形品に残
留応力による歪みが残ることがあり、成形の安定性なら
びに成形品質の上でなおも問題を残している。
【０００６】一方、樹脂材料の流動性を一段と高めるた
めに、ガスインジェクション法を併用したバンパーフェ
イシアの成形法が本出願人により試られている。この方
法は、図６に示すように、バンパーフェイシア３１の上
面部３１ａに長手方向に沿って厚肉部３５を形成するよ
うにして、例えばキャビティに対する樹脂材料の射出完
了直後に予めキャビティに臨ませたガスノズルから前記
厚肉部３５に相当する部分の樹脂材料のなかに窒素ガス
に代表されるような不活性ガスを導入するようにしたも
のである。そして、前記キャビティに導入された不活性
ガスは、成形品３１となるべき部分のうち通流抵抗の少
ない部分、すなわち相対的に冷却固化が遅れ気味の厚肉
部３５の中心部を通流して長手方向に拡がることにな
る。
めに、ガスインジェクション法を併用したバンパーフェ
イシアの成形法が本出願人により試られている。この方
法は、図６に示すように、バンパーフェイシア３１の上
面部３１ａに長手方向に沿って厚肉部３５を形成するよ
うにして、例えばキャビティに対する樹脂材料の射出完
了直後に予めキャビティに臨ませたガスノズルから前記
厚肉部３５に相当する部分の樹脂材料のなかに窒素ガス
に代表されるような不活性ガスを導入するようにしたも
のである。そして、前記キャビティに導入された不活性
ガスは、成形品３１となるべき部分のうち通流抵抗の少
ない部分、すなわち相対的に冷却固化が遅れ気味の厚肉
部３５の中心部を通流して長手方向に拡がることにな
る。
【０００７】その結果、通流中のガスは樹脂材料に内圧
をかけることによりその樹脂材料の流動を助けると同時
に、ひけ等の発生を防止し、最終的には厚肉部３５にガ
スの通路がそのまま中空部３６として残ることにより厚
肉部３５が補強リブとして機能し、成形品の剛性向上に
も寄与する。
をかけることによりその樹脂材料の流動を助けると同時
に、ひけ等の発生を防止し、最終的には厚肉部３５にガ
スの通路がそのまま中空部３６として残ることにより厚
肉部３５が補強リブとして機能し、成形品の剛性向上に
も寄与する。
【０００８】しかしながら、上記のようにガスインジェ
クション法の併用により厚肉部３５に中空部３６を形成
することによってもたらされる樹脂流動性向上の効果
は、バンパーフェイシア３１の上半部では明確にあらわ
れるものの、バンパーフェイシア３１の下端部までは十
分に波及しない。これは、中空部３６を有する厚肉部３
５がバンパーフェイシア３１の上面部３１ａのみに形成
されているためで、型締め圧力の低圧化に限界がある。
クション法の併用により厚肉部３５に中空部３６を形成
することによってもたらされる樹脂流動性向上の効果
は、バンパーフェイシア３１の上半部では明確にあらわ
れるものの、バンパーフェイシア３１の下端部までは十
分に波及しない。これは、中空部３６を有する厚肉部３
５がバンパーフェイシア３１の上面部３１ａのみに形成
されているためで、型締め圧力の低圧化に限界がある。
【０００９】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは射出圧力および型
締め圧力の低圧化を図りながら、成形品質の良好なバン
パーフェイシアを成形できるようにした方法を提供する
ことにある。
れたもので、その目的とするところは射出圧力および型
締め圧力の低圧化を図りながら、成形品質の良好なバン
パーフェイシアを成形できるようにした方法を提供する
ことにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦壁部の中央
部に開口部を有する自動車用バンパーのバンパーフェイ
シアを樹脂射出成形法によって成形する方法であって、
前記バンパーフェイシアの上縁部および下縁部にそれぞ
れゲート部を設定して双方のゲート部からキャビティに
樹脂材料を充填する一方、前記バンパーフェイシアの上
端部および下端部にその長手方向に沿って厚肉部を形成
するとともに、ガスインジェクション法の併用により前
記キャビティ内の樹脂材料のうち厚肉部に相当する部分
にガスを導入して、該厚肉部の長手方向に沿って中空部
を形成することを特徴としている。
部に開口部を有する自動車用バンパーのバンパーフェイ
シアを樹脂射出成形法によって成形する方法であって、
前記バンパーフェイシアの上縁部および下縁部にそれぞ
れゲート部を設定して双方のゲート部からキャビティに
樹脂材料を充填する一方、前記バンパーフェイシアの上
端部および下端部にその長手方向に沿って厚肉部を形成
するとともに、ガスインジェクション法の併用により前
記キャビティ内の樹脂材料のうち厚肉部に相当する部分
にガスを導入して、該厚肉部の長手方向に沿って中空部
を形成することを特徴としている。
【００１１】
【作用】この方法によると、バンパーフェイシアの上下
に厚肉部を設定してガスを導入することにより、ガス圧
が成形品全体に均等に伝播するようになってそのガス圧
による樹脂流動性向上の効果が成形品全体に波及する。
その結果として、射出圧力および型締め圧力の低圧化が
図れるようになる。
に厚肉部を設定してガスを導入することにより、ガス圧
が成形品全体に均等に伝播するようになってそのガス圧
による樹脂流動性向上の効果が成形品全体に波及する。
その結果として、射出圧力および型締め圧力の低圧化が
図れるようになる。
【００１２】
【実施例】図１〜３は本発明の一実施例を示す図で、図
２，３に示すように本発明方法によって成形されたバン
パーフェイシア１のうち、その縦壁部１ａの中央部に形
成されたライセンスプレート取付面２の下側には開口部
としての空気取入口３が形成される。また、バンパーフ
ェイシア１の上面部１ｂのうちバンパーサイド部１ｃを
除いた部分、もしくは上面部１ｂのうちバンパーサイド
部１ｃを含む全長には、上方に突出する断面略矩形状の
厚肉部４が一体に形成され、該厚肉部４の内部には長手
方向に沿って中空部５が形成される。そして、前記厚肉
部４の長手方向中央部にファンゲート６が設定される。
２，３に示すように本発明方法によって成形されたバン
パーフェイシア１のうち、その縦壁部１ａの中央部に形
成されたライセンスプレート取付面２の下側には開口部
としての空気取入口３が形成される。また、バンパーフ
ェイシア１の上面部１ｂのうちバンパーサイド部１ｃを
除いた部分、もしくは上面部１ｂのうちバンパーサイド
部１ｃを含む全長には、上方に突出する断面略矩形状の
厚肉部４が一体に形成され、該厚肉部４の内部には長手
方向に沿って中空部５が形成される。そして、前記厚肉
部４の長手方向中央部にファンゲート６が設定される。
【００１３】一方、前記バンパーフェイシア１の下縁部
にもその全長に沿って厚肉部７が形成され、該厚肉部７
の内部に長手方向に沿って中空部８が形成される。そし
て、この下側の厚肉部７の長手方向中央部にもファンゲ
ート９が設定される。
にもその全長に沿って厚肉部７が形成され、該厚肉部７
の内部に長手方向に沿って中空部８が形成される。そし
て、この下側の厚肉部７の長手方向中央部にもファンゲ
ート９が設定される。
【００１４】このような構造のバンパーフェイシア１を
成形するにあたっては、図１に示す射出成形金型１０を
用いて常法により射出成形を行う。すなわち、コアブロ
ック（可動型）１１とキャビティブロック（固定型）１
２とで形成されるキャビティ１３に対し、射出ノズル１
４，１５から双方のファンゲート６，９を通して樹脂材
料を射出，充填して、バンパーフェイシア１を成形す
る。
成形するにあたっては、図１に示す射出成形金型１０を
用いて常法により射出成形を行う。すなわち、コアブロ
ック（可動型）１１とキャビティブロック（固定型）１
２とで形成されるキャビティ１３に対し、射出ノズル１
４，１５から双方のファンゲート６，９を通して樹脂材
料を射出，充填して、バンパーフェイシア１を成形す
る。
【００１５】この時、前記キャビティ１３に充填された
樹脂材料は、比較的断面積が大きく流動抵抗の少ない上
下の厚肉部４，７に相当する部分に先ず流入してその厚
肉部４，７の長手方向に沿って拡がった上で、最終的に
上下の厚肉部４，７をはじめとしてキャビティ１３の各
部に流入することになる。
樹脂材料は、比較的断面積が大きく流動抵抗の少ない上
下の厚肉部４，７に相当する部分に先ず流入してその厚
肉部４，７の長手方向に沿って拡がった上で、最終的に
上下の厚肉部４，７をはじめとしてキャビティ１３の各
部に流入することになる。
【００１６】この射出成形の際にガスインジェクション
法を併用し、図１に示すようにコアブロック１１内に予
め設けた一対のガスノズル１６，１７から各厚肉部４，
７に対し窒素ガス等の不活性ガスを導入する。そして、
この不活性ガスの導入開始タイミングを例えば樹脂材料
の射出完了直後に設定すると、相対的に薄肉の一般部、
および各厚肉部４，７の表層部では固化が進行している
のに対して、各厚肉部４，７の中心部では相対的に固化
が遅れていることから、前記各厚肉部４，７に導入され
た不活性ガスは、粘度が低く且つ流動抵抗の小さい厚肉
部４，７の中心部をいわゆるガスチャンネルとして通っ
て該厚肉部４，７の長手方向に徐々に拡がることにな
る。
法を併用し、図１に示すようにコアブロック１１内に予
め設けた一対のガスノズル１６，１７から各厚肉部４，
７に対し窒素ガス等の不活性ガスを導入する。そして、
この不活性ガスの導入開始タイミングを例えば樹脂材料
の射出完了直後に設定すると、相対的に薄肉の一般部、
および各厚肉部４，７の表層部では固化が進行している
のに対して、各厚肉部４，７の中心部では相対的に固化
が遅れていることから、前記各厚肉部４，７に導入され
た不活性ガスは、粘度が低く且つ流動抵抗の小さい厚肉
部４，７の中心部をいわゆるガスチャンネルとして通っ
て該厚肉部４，７の長手方向に徐々に拡がることにな
る。
【００１７】その結果、前記不活性ガスは、樹脂材料が
キャビティ１３の隅々まで満遍なくゆき届くようにその
樹脂材料の流動を助けると同時に、その不活性ガスの通
路がそのまま各厚肉部４，７の内部に残ることによって
該厚肉部４，７の中心部にはその長手方向に沿って中空
部５，８が形成されることになる。
キャビティ１３の隅々まで満遍なくゆき届くようにその
樹脂材料の流動を助けると同時に、その不活性ガスの通
路がそのまま各厚肉部４，７の内部に残ることによって
該厚肉部４，７の中心部にはその長手方向に沿って中空
部５，８が形成されることになる。
【００１８】なお、前記不活性ガスの圧力、導入開始タ
イミングおよびガス導入時間等の諸条件は、射出成形金
型１０の型締め圧力や、成形品であるバンパーフェイシ
ア１の大きさ、ならびに各厚肉部４，７の断面積や長さ
等に応じて適宜設定される。
イミングおよびガス導入時間等の諸条件は、射出成形金
型１０の型締め圧力や、成形品であるバンパーフェイシ
ア１の大きさ、ならびに各厚肉部４，７の断面積や長さ
等に応じて適宜設定される。
【００１９】そして、上記のようにして成形されたバン
パーフェイシア１は、中空部５，８をもつ各厚肉部４，
７が補強効果を発揮することから、バンパーフェイシア
１の上面部１ｂの剛性が向上することはもちろんのこ
と、バンパーフェイシア１の下端部についても過大な肉
厚増加をすることなくその剛性が向上することになる。
パーフェイシア１は、中空部５，８をもつ各厚肉部４，
７が補強効果を発揮することから、バンパーフェイシア
１の上面部１ｂの剛性が向上することはもちろんのこ
と、バンパーフェイシア１の下端部についても過大な肉
厚増加をすることなくその剛性が向上することになる。
【００２０】また、上記のガスインジェクション法によ
る樹脂流動性向上の効果は、各厚肉部４，７の長さや断
面積、ひいては中空部５，８の長さや断面積によって大
きく変化する。その一方、上記のようにバンパーフェイ
シア１の上下二箇所にファンゲート６，９を設定して樹
脂材料を充填した場合、樹脂材料が合流する部分にウエ
ルドライン（ウエルドマーク）が発生しやすくなる。
る樹脂流動性向上の効果は、各厚肉部４，７の長さや断
面積、ひいては中空部５，８の長さや断面積によって大
きく変化する。その一方、上記のようにバンパーフェイ
シア１の上下二箇所にファンゲート６，９を設定して樹
脂材料を充填した場合、樹脂材料が合流する部分にウエ
ルドライン（ウエルドマーク）が発生しやすくなる。
【００２１】そこで、前記各厚肉部４，７の寸法条件を
適宜選定してキャビティ１３内での樹脂材料の流れを積
極的に制御することにより、ウエルドラインの発生位置
をコントロールすることができ、例えばバンパーフェイ
シア１の外観品質上特に問題となることがない下端部側
にウエルドラインが位置するようにコントロールするこ
とができる。
適宜選定してキャビティ１３内での樹脂材料の流れを積
極的に制御することにより、ウエルドラインの発生位置
をコントロールすることができ、例えばバンパーフェイ
シア１の外観品質上特に問題となることがない下端部側
にウエルドラインが位置するようにコントロールするこ
とができる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バンパー
フェイシアの上縁部および下縁部にそれぞれゲート部を
設定して双方のゲート部からキャビティに樹脂材料を充
填する一方、バンパーフェイシアの上端部および下端部
にその長手方向に沿って厚肉部を形成し、ガスインジェ
クション法の併用によりキャビティ内の樹脂材料のうち
厚肉部に相当する部分にガスを導入して、これらの厚肉
部の長手方向に沿って中空部を形成するようにしたた
め、厚肉部に導入されたガス圧によって樹脂材料の流動
性が助けられることから、全体的な樹脂材料の流動性が
従来に比べて大幅に向上する。
フェイシアの上縁部および下縁部にそれぞれゲート部を
設定して双方のゲート部からキャビティに樹脂材料を充
填する一方、バンパーフェイシアの上端部および下端部
にその長手方向に沿って厚肉部を形成し、ガスインジェ
クション法の併用によりキャビティ内の樹脂材料のうち
厚肉部に相当する部分にガスを導入して、これらの厚肉
部の長手方向に沿って中空部を形成するようにしたた
め、厚肉部に導入されたガス圧によって樹脂材料の流動
性が助けられることから、全体的な樹脂材料の流動性が
従来に比べて大幅に向上する。
【００２３】その結果、樹脂材料の射出圧力および型締
め圧力を下げることが可能となって、成形設備の小型化
を図ることができることはもちろんのこと、成形安定性
および成形品質が大幅に向上する。
め圧力を下げることが可能となって、成形設備の小型化
を図ることができることはもちろんのこと、成形安定性
および成形品質が大幅に向上する。
【００２４】また、中空部をもつ厚肉部がバンパーフェ
イシアの上端部および下端部に形成されることによっ
て、バンパーフェイシア全体の過大な肉厚を増加させる
ことなしにバンパーフェイシア自体の上下両端部での剛
性が向上するほか、その上下両端部の厚肉部の寸法条件
を適宜選定することによってウエルドラインの発生位置
を積極的に制御することができ、例えばバンパーフェイ
シアの外観品質上問題となることがない任意の位置にウ
エルドラインを発生させることができる利点がある。
イシアの上端部および下端部に形成されることによっ
て、バンパーフェイシア全体の過大な肉厚を増加させる
ことなしにバンパーフェイシア自体の上下両端部での剛
性が向上するほか、その上下両端部の厚肉部の寸法条件
を適宜選定することによってウエルドラインの発生位置
を積極的に制御することができ、例えばバンパーフェイ
シアの外観品質上問題となることがない任意の位置にウ
エルドラインを発生させることができる利点がある。
【図１】本発明の一実施例を示す射出成形金型の断面
図。
図。
【図２】本発明方法によって成形されたバンパーフェイ
シアの斜視図。
シアの斜視図。
【図３】図２の垂直断面図。
【図４】従来の成形法によって成形されたバンパーフェ
イシアの斜視図。
イシアの斜視図。
【図５】図４の垂直断面図。
【図６】図４のバンパーフェイシアにガスインジェクシ
ョン法を併用した場合の垂直断面図。
ョン法を併用した場合の垂直断面図。
１…バンパーフェイシア １ａ…縦壁部 １ｂ…上面部 ３…空気取入口（開口部） ４…厚肉部 ５…中空部 ６…ファンゲート ７…厚肉部 ８…中空部 ９…ファンゲート １１…コアブロック １２…キャビティブロック １３…キャビティ １６，１７…ガスノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−96559（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−80880（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−52182（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−60778（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84 B60R 19/02 - 19/03 B60R 19/18 - 19/20
Claims (1)
- 【請求項１】 縦壁部の中央部に開口部を有する自動車
用バンパーのバンパーフェイシアを樹脂射出成形法によ
って成形する方法であって、 前記バンパーフェイシアの上縁部および下縁部にそれぞ
れゲート部を設定して双方のゲート部からキャビティに
樹脂材料を充填する一方、 前記バンパーフェイシアの上端部および下端部にその長
手方向に沿って厚肉部を形成するとともに、 ガスインジェクション法の併用により前記キャビティ内
の樹脂材料のうち厚肉部に相当する部分にガスを導入し
て、該厚肉部の長手方向に沿って中空部を形成すること
を特徴とするバンパーフェイシアの成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23215093A JP3036318B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | バンパーフェイシアの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23215093A JP3036318B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | バンパーフェイシアの成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780882A JPH0780882A (ja) | 1995-03-28 |
| JP3036318B2 true JP3036318B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=16934784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23215093A Expired - Lifetime JP3036318B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | バンパーフェイシアの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3036318B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101727559B1 (ko) | 2011-07-08 | 2017-04-17 | 한국단자공업 주식회사 | 충격감지장치 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW361358U (en) | 1998-05-08 | 1999-06-11 | Ind Tech Res Inst | Air injection mold structure with air injection installation of the air assisted extruding equipment |
| JP4472248B2 (ja) * | 2002-12-25 | 2010-06-02 | ブリヂストンフローテック株式会社 | 樹脂管継手及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP23215093A patent/JP3036318B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101727559B1 (ko) | 2011-07-08 | 2017-04-17 | 한국단자공업 주식회사 | 충격감지장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0780882A (ja) | 1995-03-28 |
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