JP3140642B2 - 自動車用ウインドウの製造方法と製造装置 - Google Patents

自動車用ウインドウの製造方法と製造装置

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JP3140642B2
JP3140642B2 JP24980594A JP24980594A JP3140642B2 JP 3140642 B2 JP3140642 B2 JP 3140642B2 JP 24980594 A JP24980594 A JP 24980594A JP 24980594 A JP24980594 A JP 24980594A JP 3140642 B2 JP3140642 B2 JP 3140642B2
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達也 田村
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14336Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
    • B29C45/14434Coating brittle material, e.g. glass
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は細長い樹脂成形品を有す
る自動車用ウインドウの製造方法と製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は細長い樹脂成形品としてのガス
ケットをウインドウパネル外周部に一体に形成したもの
の一例として、自動車のウインドウを部分的に示す平面
図で、ガスケット22はウインドウパネル21外周部
(周縁部)のうちの上縁部21Uからコーナー部Cで折
れ曲がり左右の側縁部21Sの辺に亘って一体成形して
ある。
【0003】このガスケット22はウインドウパネル2
1の外周縁と図外の車体の窓開口縁部との間の間隙を閉
塞して、ウインドウパネル21周りの装飾機能と遮蔽機
能とを発揮するもので、図10に示すような方法と装置
でウインドウパネル21の外周部に一体に射出成形され
る。
【0004】即ち、図10において射出成形型23のコ
ア型24とキャビティ型25との間にガラス板製のウイ
ンドウパネル21を配置してこれらコア型24とキャビ
ティ型25とで挾持し、コア型面24aとキャビティ型
面25aとウインドウパネル21の外周部の面とで形成
されるキャビティ空間26に、ランナー27から供給さ
れる溶融した液状の合成樹脂29(以下,単に液状の合
成樹脂と称する)をスプルー28及びゲート28aを介
して射出充填して、ウインドウパネル21の周縁部にガ
スケット22を一体成形するようにしている。図10中
30はキャビティ空間26と型の分割面との間をシール
するシール材を示す(特開平2−147431号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにウインド
ウパネル21の周縁部に細長いガスケット22を一体に
射出成形する場合、液状の合成樹脂29をゲート28a
から直接キャビティ空間26へ射出充填しても、該液状
の合成樹脂29の粘度(又はメルトインデックス)が高
いものではキャビティ空間26の長手方向の末端まで液
状の合成樹脂29が十分に行き渡りにくく、特に、図1
1に示すようなウインドウパネル21のコーナー部Cに
対応するキャビティ空間26では、細長いキャビティ空
間26が折れ曲がっているため、即ち、キャビティ空間
26がウインドウパネル21のコーナー部Cに対応して
少なくとも1箇所折れ曲がり部を有するため、該折れ曲
がり部で液状の合成樹脂の通過障害を生じて前述の傾向
が著しくなり、成形不良を生じ易い。
【0006】この対策としては、液状の合成樹脂29の
射出充填圧を高めればよいのであるが、射出充填圧が高
過ぎるとウインドウパネル21の周縁部に大きい力が作
用して破損が生じ易く、また、キャビティ空間26の近
傍の型合わせ面間に液状の合成樹脂が流出してバリが生
じ易く、あるいは、この射出充填圧に対抗し得るように
型締め力を高めると、ウインドウパネル21の表面を傷
つけたり、破損したりしやすく、また設備費が高くつい
てしまう等の新たな問題を生じる。
【0007】前述の例では、ウインドウパネル21の周
縁部に細長いガスケット22を一体に射出成形する場合
について述べたが、細長いガスケット22の単品、ある
いは、この他の細長い樹脂成形品、とりわけ、長さ方向
の途中で屈曲部を有する細長い樹脂成形品を射出成形す
る場合も、前述と同じような不具合を生じる。
【0008】そこで、本発明は液状の合成樹脂の射出充
填圧を過大にすることなくウインドウパネル外周部に細
長い樹脂成形品を精度良く一体成形することができる自
動車用ウインドウの製造方法と製造装置とを提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、ウ
インドウパネル外周部の少なくとも一辺にガスケットが
一体に形成される自動車用ウインドウの製造方法であっ
て、コア型とキャビティ型とでウインドウパネルを挟ん
で閉じたときにコア型面とキャビティ型面とウインドウ
パネルの外周部の面とでガスケットの外面形状に対応し
た断面形状の細長いキャビティ空間がウインドウパネル
の外周形状に沿ってその長手方向に少なくとも1箇所折
れ曲がり部を有するように形成される射出成形型の内部
に、前記折れ曲がり部を含むキャビティ空間のほぼ全長
において前記キャビティ空間と連絡すると共に該キャビ
ティ空間とほぼ平行な分配ランナーを形成し、該分配ラ
ンナー内に前記キャビティ空間を埋めるのに十分な量の
液状の合成樹脂を射出すると共に、該分配ランナー内に
射出された液状の合成樹脂の内部に膨張可能な流体を注
入して膨張させることにより、前記液状の合成樹脂に分
配ランナーの内から外へ押し広げる力を作用させて該液
状の合成樹脂の内部に空洞を形成すると共に、該分配ラ
ンナー内の液状の合成樹脂を前記キャビティ空間内に流
動させて充填するようにしている。
【0010】請求項2にあっては、キャビティ空間の略
全長に沿い、かつ、該キャビティ空間と略平行な分配ラ
ンナーを、ウインドウパネルの裏面側で一方の型面とウ
インドウプレートの外周部の面とで形成したことを特徴
としている。
【0011】請求項3にあっては、キャビティ空間の略
全長に沿い、かつ、該キャビティ空間と略平行な分配ラ
ンナーを、コア型とキャビティ型との分割面に形成した
ことを特徴としている。
【0012】請求項4にあっては、コア型面とキャビテ
ィ型面との間に配置されるウインドウパネルが脆性材料
からなることを特徴としている。
【0013】請求項5にあっては、ウインドウパネルを
形成する脆性材料がガラスであることを特徴としてい
る。
【0014】請求項6にあっては、ガスケットの射出成
形後に、分配ランナー内で固化した付属品を該ガスケッ
トから分離する工程を含むことを特徴としている。
【0015】請求項7にあっては、ウインドウパネル外
周部の少なくとも一辺にガスケットが一体に形成される
自動車用ウインドウの製造装置であって、コア型とキャ
ビティ型とでウインドウパネルを挾んで閉じたときにコ
ア型面とキャビティ型面とウインドウパネルの外周部の
面とでガスケットの外面形状に対応した断面形状の細長
いキャビティ空間がウインドウパネルの外周形状に沿っ
てその長手方向に少なくとも1箇所折れ曲がり部を有す
るように成形される射出成形型の内部に、前記折れ曲が
り部を含むキャビティ空間のほぼ全長において前記キャ
ビティ空間と連絡すると共に該キャビティ空間とほぼ平
行な分配ランナーを形成し、該分配ランナーに液状の合
成樹脂の供給口と膨張可能な液体の注入口とを設けたこ
とを特徴としている。
【0016】請求項8にあっては、分配ランナーに設け
られる液状の合成樹脂の供給口と膨張可能な流体の注入
口とを同一の箇所に設けたことを特徴としている。
【0017】請求項9にあっては、分配ランナーに設け
られる液状の合成樹脂の供給口と膨張可能な流体の注入
口とを異なる箇所に別々に設けたことを特徴としてい
る。
【0018】請求項10にあっては、分配ランナーを、
該分配ランナー内に射出した液状の合成樹脂の内部に膨
張可能な流体を注入して膨張させた際に、該液状の合成
樹脂の内部に直径3mm以上の空洞が形成されるのに十
分な大きさの断面積に形成したことを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1によれば、分配ランナー内にコア型面
とキャビティ型面とウインドウパネルの外周部の面とで
形成された細長く折れ曲がったキャビティ空間を埋める
のに十分な量の液状の合成樹脂を射出して、この液状の
合成樹脂内に膨張可能な流体を注入して膨張させること
により、この膨張圧で液状の合成樹脂が分配ランナーの
内から外へ押し広げられて内部に空洞が成形され、該分
配ランナー内の液状の合成樹脂がこの膨張圧でキャビテ
ィ空間内へ流動して充填される。
【0020】分配ランナーはキャビティ空間に連絡し、
かつ、略平行に該キャビティ空間とほぼ同じ長さに形成
されているため、前記膨張可能な流体の注入,膨張によ
って分配ランナー内の液状の合成樹脂がキャビティ空間
の全長に亘って折れ曲がった部分にも一様に十分に充填
され、ウインドウパネルの外周部に細長い樹脂成形品を
成形精度良く容易に一体成形することができる。
【0021】また、分配ランナー内の液状の合成樹脂を
膨張可能な流体の膨張圧でキャビティ空間の隅々にまで
行き渡らせることができて、射出充填圧を比較的低くす
ることができるから、ウインドウパネルに過度の圧力が
かからず、またキャビティ空間周りの型合わせ面間およ
び型面とウインドウパネルとの合わせ面間に液状の合成
樹脂が流出してバリを生じにくくすることができると共
に、型締め力を低減できて設備及び成形型の小規模化と
コストダウンを図ることができる。
【0022】請求項2によれば、分配ランナーをウイン
ドウパネルの裏面側で一方の型面とウインドウパネルの
外周部の面とで形成しているから、ウインドウパネルの
外周部に細長い樹脂成形品と連なって、該ウインドウパ
ネルの裏面側に分配ランナーの断面形状に対応した外形
の内部に空洞を有する細長い付属体を一体成形すること
ができ、ウインドウパネルの用途に応じた細長い樹脂成
形品を得ることができる。
【0023】請求項3によれば、分配ランナーを、コア
型とキャビティ型との分割面に形成してあるから、該分
配ランナー内から液状の合成樹脂をキャビティ空間のコ
ア型面側とキャビティ型面側とへの分配性が良好になる
と共に、これらコア型面側とキャビティ型面側とへ同じ
温度,粘性条件で液状の合成樹脂を充填することがで
き、成形品の外表面にフローマークが生じにくくするこ
とができる。
【0024】請求項4によれば、ウインドウパネルが脆
性材料からなる場合でも、液状の合成樹脂の射出充填圧
を比較的に低くできるから、この液状の合成樹脂の射出
充填圧でウインドウパネルの外周部を破損することが少
なく、製造歩留りを向上することができる。
【0025】請求項5によれば、ウインドウパネルがガ
ラス製であっても、液状の合成樹脂の射出充填圧を比較
的に低くできるから、この液状の合成樹脂の射出充填圧
でこのガラス製ウインドウパネルの外周部を破損するこ
とが少なく、製造歩留りを向上することができる。
【0026】請求項6によれば、ガスケットの射出成形
後に、分配ランナー内で固化した付属体を該ガスケット
から分離するので、所要外形形状のガスケットを成形精
度良く得ることができる。
【0027】請求項7によれば、コア型とキャビティ型
とウインドウパネルの外周部の面とで細長いキャビティ
空間がウインドウパネルの外周形状に沿ってその長手方
向に少なくとも1箇所折れ曲がり部を有するように形成
される射出成形型の内部に、前記折れ曲がり部を含むキ
ャビティ空間に連絡すると共に該キャビティ空間と略平
行な分配ランナーを該キャビティ空間とほぼ同じ長さに
形成し、該分配ランナーに液状の合成樹脂供給口と膨張
可能な流体の注入口とを設けてあるから、供給口から液
状の合成樹脂を分配ランナー内に射出すると共に、注入
口から該分配ランナー内の液状の合成樹脂の内部に膨張
可能な流体を注入して膨張させることにより、該分配ラ
ンナー内の液状の合成樹脂を分配ランナーの内から外へ
押し広げて内部に空洞を形成させ、この膨張圧で分配ラ
ンナー内の液状の合成樹脂をキャビティ空間の折れ曲が
り部を含めて全長に亘って一様に十分に充填できて、ウ
インドウパネルの外周部に細長い樹脂成形品を成形精度
良く一体成形することができる。
【0028】また、この場合も分配ランナー内の液状の
合成樹脂を膨張可能な流体の膨張圧でキャビティ空間の
隅々にまで行き渡らせることができて、射出充填圧を比
較的に低くすることができるから、キャビティ空間周り
の型合わせ面間および型面とウインドウパネルとの合わ
せ面間に液状の合成樹脂が流出しにくくバリが生じるの
を少なくできると共に、型締め力を低減できて設備の小
規模化とコストダウンを図ることができる。
【0029】請求項8によれば、分配ランナーに液状の
合成樹脂を射出する供給口と、膨張可能な流体を注入す
る注入口とを同一の箇所に共通して設けてあるから、射
出成形型の設計の自由度を拡大することができる。
【0030】請求項9によれば、分配ランナー内に液状
の合成樹脂を射出する供給口と、膨張可能な流体を注入
する注入口とを異なる箇所に別々に設けてあるから、該
注入口をキャビティ空間への合成樹脂の充填効率を高め
る上で最適な位置に設定でき、より一層成形精度の良い
細長い樹脂成形品をウインドウパネル外周部に成形する
ことができる。
【0031】請求項10によれば、分配ランナーを、そ
の内部に射出された液状の合成樹脂をキャビティ空間内
へ効率良く充填するのに最適な断面積に設定してあるか
ら、キャビティ空間内への液状の合成樹脂の充填不足を
生じることがなく、ウインドウパネル被着の細長い樹脂
成形品の成形精度を更に高めることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0033】図1は本発明の方法を実施する装置の一例
を示すもので、本実施例にあっては板状のインサート部
材として自動車のウインドウパネル1を用いて、図11
とほぼ対応してその上縁部21Uと左右の側縁部21S
とに亘って、合成樹脂製の細長いガスケット2を一体に
射出成形する場合を例示している。
【0034】図2は上記装置のうちコア型4上にウイン
ドウパネル1を配置したものの右半分の平面図を示す。
図3,図4はコア型4とキャビティ型5とからなる射出
成形型を示し、コア型4とキャビティ型5にはコア型面
4aとキャビティ型面5aとを形成してあると共に、ウ
インドウパネル1の外周部を挾持する挾持面4b,5b
を形成してあり、ウインドウパネル1をインサート部材
として配置してこれらコア型4とキャビティ型5とを閉
じたときに、コア型面4aとキャビティ型面5aとウイ
ンドウパネル1の外周部の面、具体的には上縁部と左右
の側縁部の端面および内外面とで、該ウインドウパネル
1の外周縁の内外面に亘って被着されるガスケット2の
外面形状に対応した断面形状の細長いキャビティ空間6
を図2に示すように長手方向にウインドウパネル1のコ
ーナー部cに対応した折れ曲がり部を有するように形成
してある。この折れ曲がり部は従来の図11に示すウイ
ンドウパネル21のコーナー部Cに対応するものであ
る。
【0035】そして、前記射出成形型3の内部に前記折
れ曲がり部を含むキャビティ空間6にその略全長に沿っ
て連絡する連通路7aと共に該キャビティ空間6と略平
行な分配ランナー7を形成し、該分配ランナー7に液状
の合成樹脂11のスプルー8、ゲート8aと膨張可能な
流体を注入するための細いパイプ状の注入口9を設けて
ある。
【0036】本実施例では前記分配ランナー7と連通路
7aを、コア型4の挾持面4bとキャビティ型5の挾持
面5bとで挾持されたウインドウパネル1の裏面側で、
コア型4の型面4cとウインドウパネル1の外周部の裏
面とで形成するようにしてある。
【0037】液状の合成樹脂11のスプルー8は図2に
示すようにウインドウパネル1の上縁部外周に対応した
分配ランナー7の長さ方向中央部に、コア型4に設けた
ランナー10に連通して設けて、該スプルー8より液状
の合成樹脂11を分配ランナー7へ左右方向に均等に分
配供給し得るようにしてある。
【0038】また、膨張可能な流体は本実施例では前記
スプルー8と同一ケ所に配置した注入口9より分配ラン
ナー7内へ注入できるようにして、スプルー8と注入口
9とを兼用するようにしてある。
【0039】前述の分配ランナー7はランナー10およ
びスプルー8を経由して射出される液状の合成樹脂11
を収容し、前記キャビティ空間6へ十分な量を充填し得
るように、該キャビティ空間6よりも大きな容積に形成
されるが、その断面積は後述するように適切に設定して
ある。
【0040】またコア型4およびキャビティ型5には、
分配ランナー7およびキャビティ空間6から液状の合成
樹脂11の流出を阻止するため、これら分配ランナー7
周りおよびキャビティ空間6周りにゴム状弾性材のシー
ル材13を配設しておくのが好ましい。
【0041】この射出成形型3を用いてウインドウパネ
ル1の周縁部に樹脂製の細長いガスケット2を一体に射
出成形する場合、先づ、ウインドウパネル1をコア型4
上の適正位置に配置し、コア型4とキャビティ型5とを
閉じて挾持面4b,5bでウインドウパネル1を挾持固
定し、型面4a,5a,4cとウインドウパネル1の外
周部の面でキャビティ空間6および分配ランナー7を形
成する。なお、ガスケット2を形成する部分のウインド
ウパネル1の外周縁には予め接着剤層を形成しておくの
が好ましい。
【0042】次いで、ランナー10に送られてくる液状
の合成樹脂11をスプルー8から分配ランナー7内へ、
前記キャビティ空間6を埋めるのに十分な量を射出する
(図3参照)。
【0043】この分配ランナー7内へ射出された液状の
合成樹脂11は、該分配ランナー7が十分大きな断面積
を有しているため末端側へスムーズに流動して、該分配
ランナー7内に充満するようになる。
【0044】この分配ランナー7内への液状の合成樹脂
11の射出充填と共に供給口8より膨張可能な流体、例
えば化学的に不活性のN2 の圧縮ガスを前記分配ランナ
ー7内の液状の合成樹脂11の内部へ注入する。
【0045】この圧縮ガスは供給口8より注入される
と、液状の合成樹脂11内を分配ランナー7の末端側へ
向けて速かに進行すると共に、図4に示すように該液状
の合成樹脂11の内部で膨張してこの液状の合成樹脂1
1に分配ランナー7の内から外へ押し広げる力を作用さ
せてその内部に空洞12を形成し、この膨張圧で該分配
ランナー7内の液状の合成樹脂11が連通路7aを通っ
て図2に示すウインドウパネル1のコーナー部c対応の
折れ曲がり部を含むキャビティ空間6へ流動して図5に
示すように該キャビティ空間6の全長に亘って一様にそ
の隅々にまで充填される。
【0046】圧縮ガスは始めに分配ランナー7内へ液状
の合成樹脂11をある程度の量射出した後、該合成樹脂
11の射出と併行して注入することが好ましいが、分配
ランナー7内へ液状の合成樹脂11をキャビティ空間6
を埋めるのに十分な量射出し終った直後に圧縮ガスを注
入しても、分配ランナー7内の合成樹脂11の中心部分
は十分に溶融状態にあるため圧縮ガスが全長に亘って速
かに合成樹脂11の内部を進行して末端にまで行き渡ら
せることができる。
【0047】このようにして圧縮ガスの注入,膨張によ
って分配ランナー7内の液状の合成樹脂11をキャビテ
ィ空間6の折れ曲がり部を含めその全長に亘って隅々に
まで充填させた後は、注入ガスの圧力を保ったまま液状
の合成樹脂11を冷却して固化させる。
【0048】そして、合成樹脂11の冷却固化後、射出
成形型3を型開きすれば図6,7に示すようにウインド
ウパネル1の周縁部にガスケット2が一体に射出成形さ
れた成形品が得られる。
【0049】なお、図6及び図7は、図11に対応させ
るとそれぞれ側縁部21S、上縁部21Uに相当する部
分の横断面を示している。
【0050】この実施例では前述のようにコア型4の型
面4cとウインドウパネル1の裏面とで分配ランナー7
を形成して射出成形を行うため、ウインドウパネル1の
周縁部裏面にはガスケット2と連なった中空の付属体2
aが成形され、この付属体2aをクッション性のあるス
ペーサとして機能させることができる。
【0051】ここで、射出グレードのポリプロピレン樹
脂を使用するとすれば前述の分配ランナー7の横断面寸
法は液状の合成樹脂11をキャビティ空間6内へスムー
ズに流動,充填させるためには、直径3mm以上の架空
の円が収容できる大きさに設定することが好ましく、経
験によれば直径3.5mm以上の架空の円CLが収容で
きる断面積であれば、分配ランナー7の末端側への液状
の合成樹脂11の流動性と、キャビティ空間6内への充
填効率が最も高まることが確認されている。
【0052】なお、この断面積は使用する樹脂のメルト
インデックス(MI)及び分配ランナー7の長さによっ
て好ましい形が変わり、MIが低ければ低いほど、また
長さが長ければ長いほど大きくする。
【0053】また、本実施例では供給口8から圧縮ガス
を注入するようにしているが、図2に示すようにウイン
ドウパネル1の上縁部と側縁部とでなすコーナー部Cに
対応する位置に分配ランナー7に連通して圧縮ガスの注
入口9を設けてもよく、この場合、圧縮ガスは分配ラン
ナー7のウインドウパネル上縁に対応した部分と、ウイ
ンドウパネル側縁に対応した部分とへそれぞれ直線的に
進行するため圧力損失がなく好ましい。
【0054】膨張可能な流体としてこの実施例の方法で
は圧縮ガスを用いているが、この他、例えばアルコール
の様な揮発性の流体を用いて該流体を分配ランナー7内
の液状の合成樹脂11の内部に注入し、該合成樹脂11
の溶融熱で流体を気化させて膨張させ、この膨張圧でキ
ャビティ空間6内へ液状の合成樹脂11を流動,充填さ
せるようにすることもできる。
【0055】以上のように、分配ランナー7はキャビテ
ィ空間6に連絡し、かつ、該キャビティ空間6に略平行
に該キャビティ空間とほぼ同じ長さに形成してあるた
め、圧縮ガスの注入膨張によって該分配ランナー7内の
液状の合成樹脂11を細長く、かつ、ウインドウパネル
1のコーナー部Cに対応した部分で折れ曲がったキャビ
ティ空間6の全長に亘って一様に十分に流動,充填させ
ることができるから、ウインドウパネル1の周縁部にガ
スケット2を成形精度良く一体に射出成形することがで
きる。
【0056】また、このように分配ランナー7内の液状
の合成樹脂11を圧縮ガスの膨張圧でキャビティ空間6
内の隅々にまで十分に行き渡らせることができて、射出
充填圧を比較的に低くすることができるから、キャビテ
ィ空間6周りおよび分配ランナー7周りの型合わせ面間
に液状の合成樹脂11が流出しにくくバリが生じるのを
少なくすることができると共に、型締め力を低減できる
から射出成形型3の設備の小規模化とコストダウンを図
ることができる。
【0057】更に同じ理由でガスケット2に発生する内
部応力を少なくすることもできる。
【0058】また、前述のように液状の合成樹脂11の
射出充填圧を低く設定することができるため、ウインド
ウパネル1がガラスの如き脆性材料からなる場合であっ
ても、ガラス製ウインドウパネル1の周縁部が液状の合
成樹脂11の射出充填圧で破損するのを少なくすること
ができる。
【0059】図8に示す実施例はキャビティ空間6の外
周側でコア型4とキャビティ型5との分割面に分配ラン
ナー7を設けた場合を示している。
【0060】この分配ランナー7は細い連通路7aを介
してキャビティ空間6に連通し、該キャビティ空間6と
略平行に形成してある。
【0061】このように分配ランナー7をコア型4とキ
ャビティ型5との分割面に形成することにより、該分配
ランナー7内から液状の合成樹脂11をキャビティ空間
6内へ流動充填した際にコア型面4a側と、キャビティ
型面5a側とへの分配性が良好になると共に、これらコ
ア型面4a側とキャビティ型面5a側とへ同じ温度およ
び粘性条件で液状の合成樹脂11を充填することができ
るから、ガスケット2の外表面にフローマークやウエル
ドが生じるのを少なくすることができる。
【0062】分配ランナー7はキャビティ空間6と略平
行に形成されるが、キャビティ空間6の末端側へ至るに
したがって該キャビティ空間6に近接するように形成す
れば、圧力損失を少なくして分配ランナー7内からキャ
ビティ空間6内への液状の合成樹脂11の流動充填性を
向上することができる。
【0063】この実施例の場合、図9に示すようにガス
ケット2の外周には前記連通路7aと分配ランナー7の
断面形状に対応した形状の付属体2bが一体成形される
が、この付属体2bは冷却固化後、切断刃14によりガ
スケット2の外周縁から分離され、所要形状のガスケッ
ト2をウインドウパネル1の周縁部に成形精度良く一体
成形することができる。
【0064】
【発明の効果】以上、本発明によれば、次に述べる効果
を奏せられる。
【0065】請求項1によれば、液状の合成樹脂を一旦
分配ランナーへ射出するので分配ランナー内の末端側ま
でスムーズに流動させることができ、そして、この分配
ランナー内の液状の合成樹脂の内部へ膨張可能な流体を
注入して膨張させ、この液体の膨張圧によって分配ラン
ナー内の液状の合成樹脂をコア型面とキャビティ型面と
ウインドウパネルの外周部の面とで形成したキャビティ
空間の折れ曲がり部をふくめその全長に亘って一様に十
分に流動,充填させることができるから、ウインドウパ
ネルの外周部に細長い樹脂成形品を成形精度良く容易に
一体成形することができ、製造歩留りを向上することが
できる。
【0066】また、分配ランナー内の液状の合成樹脂を
膨張可能な流体の膨張圧でキャビティ空間の隅々にまで
行き渡らせることができて、射出充填圧を比較的に低く
することができるから、キャビティ空間周りの型合わせ
面間および型面とウインドウパネルとの合せ面間に液状
の合成樹脂が流出しにくくバリが生じるのを少なくでき
ると共に、型締め力を低減できて設備の小規模化とコス
トダウンを図ることができる。
【0067】請求項2によれば、分配ランナーをウイン
ドウパネルの裏面側で一方の型の型面とイウインドウパ
ネルの外周部の面とで形成しているから、ウインドウパ
ネルの外周部に細長い樹脂成形品と連なって、該ウイン
ドウパネルの裏面側に分配ランナーの断面形状に対応し
た外形の内部に空洞を有する細長い中空の付属体を一体
成形することができ、ウインドウパネルの用途に応じて
該ウインドウパネルの外周部に細長い樹脂成形品を一体
に射出成形することができる。
【0068】請求項3によれば、分配ランナーをコア型
とキャビティ型との分割面に形成してあるから、該分配
ランナー内から液状の合成樹脂をキャビティ空間内へ流
動充填した際にコア型面側とキャビティ型面側とへの分
配性が良好になると共に、これらコア型面側とキャビテ
ィ型面側とへ同じ温度,粘性条件で液状の合成樹脂を充
填することができ、成形品の外表面にフローマークが生
じるのを回避できて品質を向上することができる。
【0069】請求項4によれば、ウインドウパネルが脆
性材料からなる場合でも、液状の合成樹脂の射出充填圧
を比較的に低くできるから、この液状の合成樹脂の射出
充填圧でウインドウパネルの外周部を破損することが少
なく、製造歩留りを向上することができる。
【0070】請求項5によれば、板状のウインドウパネ
ルがガラス製であっても、液状の合成樹脂の射出充填圧
を比較的に低くできるから、この液状の合成樹脂の射出
充填圧でこのガラス製ウインドウパネルの外周部を破損
することが少なく、製造歩留りを向上することができ
る。
【0071】請求項6によれば、成形品の射出成形後
に、分配ランナー内で固化した付属体を該成形品から分
離するので、所要形状の成形品を成形精度良く容易に得
ることができる。
【0072】請求項7によれば、コア型とキャビティ型
とウインドウパネルの外周部の面とで折れ曲がり部を有
する細長いキャビティ空間が形成される射出成形型の内
部に、前記折れ曲がり部を含むキャビティ空間に連絡す
ると共に該キャビティ空間と略平行な分配ランナーを該
キャビティ空間とほぼ同じ長さに形成し、該分配ランナ
ーに液状の合成樹脂の供給口と膨張可能な流体の注入口
とを設けてるあるから、供給口から液状の合成樹脂を分
配ランナー内に供給すると共に、注入口から該分配ラン
ナー内の液状の合成樹脂の内部に膨張可能な流体を注入
して膨張させることにより、該分配ランナー内の液状の
合成樹脂を分配ランナーの内から外へ押し広げて内部に
空洞を形成させ、この膨張圧で分配ランナー内の液状の
合成樹脂をキャビティ空間の折れ曲がり部を含めその全
長に亘って一様に十分に充填できて、ウインドウパネル
の外周部に細長い樹脂成形品を成形精度良く容易に一体
成形することができ、製造歩留りを向上することができ
る。
【0073】また、この場合も分配ランナー内の液状の
合成樹脂を膨張可能な流体の膨張圧でキャビティ空間の
隅々にまで行き渡らせることができて、射出充填圧を比
較的に低くすることができるから、キャビティ空間周り
の型合わせ面間および型面とウインドウパネルとの合わ
せ面間に液状の合成樹脂が流出しにくくバリが生じるの
を少なくできると共に、型締め力を低減できるので射出
成形型の設備の小規模化とコストダウンを図ることがで
きる。
【0074】請求項8によれば、分配ランナー内に液状
の合成樹脂を射出する供給口と、膨張可能な流体を注入
する注入口とを同一の箇所に共通して設けてあるから、
射出成形型の設計の自由度を拡大することができる。
【0075】請求項9によれば、分配ランナー内に液状
の合成樹脂を射出する供給口と、膨張可能な流体を注入
する注入口とを異なる箇所に別々に設けてあるから、該
注入口をキャビティ空間への合成樹脂の充填効率を高め
る上で最適な位置に設定でき、より一層成形精度の良い
細長い樹脂成形品をウインドウパネル外周部に成形する
ことができる。
【0076】請求項10によれば、分配ランナーを、そ
の内部に射出された液状の合成樹脂をキャビティ空間内
へ効率良く充填するのに最適な断面積に設定してあるか
ら、キャビティ空間内への液状の合成樹脂の充填不足を
生じることがなく、ウインドウパネル被着の細長い樹脂
成形品の成形精度を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する製造装置の略示的断面
図。
【図2】板状のインサート部材を載置した状態を示すコ
ア型の略示的平面図。
【図3】分配ランナー内に液状の合成樹脂を射出充填し
た状態を示す断面図。
【図4】液状の合成樹脂の内部に膨張可能な流体を注入
開始した状態を示す断面図。
【図5】液状の合成樹脂の内部に注入した膨張可能な流
体が膨張した状態を示す断面図。
【図6】本発明の方法によって得られた成形品を示す図
2のA−A線に相当する断面図。
【図7】本発明の方法によって得られた成形品を示す図
2のB−B線に相当する断面図。
【図8】本発明の方法を実施する製造装置の異なる例を
示す略示的断面図。
【図9】図8に示した製造装置によって得られた成形品
の断面図。
【図10】従来の方法を実施する製造装置の略示的断面
図。
【図11】図10に示した製造装置によって得られた成
形品の断面図。
【符号の説明】
1 板状のインサート部材(ウインドウパネル) 2 細長い樹脂成形品(ガスケット) 3 射出成形型 4 コア型 4a コア型面 5 キャビティ型 5a キャビティ型面 6 キャビティ空間 7 分配ランナー 11 液状の合成樹脂 12 空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 45/00 - 45/84

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドウパネル外周部の少なくとも一
    辺にガスケットが一体に形成される自動車用ウインドウ
    の製造方法であって、コア型とキャビティ型とでウイン
    ドウパネルを挟んで閉じたときにコア型面とキャビティ
    型面とウインドウパネルの外周部の面とでガスケットの
    外面形状に対応した断面形状の細長いキャビティ空間が
    ウインドウパネルの外周形状に沿ってその長手方向に少
    なくとも1箇所折れ曲がり部を有するように形成される
    射出成形型の内部に、前記折れ曲がり部を含むキャビテ
    ィ空間のほぼ全長において前記キャビティ空間と連絡す
    ると共に該キャビティ空間とほぼ平行な分配ランナーを
    形成し、該分配ランナー内に前記キャビティ空間を埋め
    るのに十分な量の液状の合成樹脂を射出すると共に、該
    分配ランナー内に射出された液状の合成樹脂の内部に膨
    張可能な流体を注入して膨張させることにより、前記液
    状の合成樹脂に分配ランナーの内から外へ押し広げる力
    を作用させて該液状の合成樹脂の内部に空洞を形成する
    と共に、該分配ランナー内の液状の合成樹脂を前記キャ
    ビティ空間内に流動させて充填することを特徴とする自
    動車用ウインドウの製造方法。
  2. 【請求項2】 分配ランナーをウインドウパネルの裏面
    側で一方の型面とウインドウパネルの外周部の面とで形
    成したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ウイン
    ドウの製造方法。
  3. 【請求項3】 分配ランナーをコア型とキャビティ型と
    の分割面に形成したことを特徴とする請求項1記載の自
    動車用ウインドウの製造方法。
  4. 【請求項4】 ウインドウパネルが脆性材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車用
    ウインドウの製造方法。
  5. 【請求項5】 脆性材料がガラスであることを特徴とす
    る請求項4記載の自動車用ウインドウの製造方法。
  6. 【請求項6】 ガスケットの射出形成後に、分配ランナ
    ー内で固化した付属体を該ガスケットから分離する工程
    を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
    自動車用ウインドウの製造方法。
  7. 【請求項7】 ウインドウパネル外周部の少なくとも一
    辺にガスケットが一体に形成される自動車用ウインドウ
    の製造装置であって、コア型とキャビティ型とでウイン
    ドウパネルを挾んで閉じたときにコア型面とキャビティ
    型面とウインドウパネルの外周部の面とでガスケットの
    外面形状に対応した断面形状の細長いキャビティ空間が
    ウインドウパネルの外周形状に沿ってその長手方向に少
    なくとも1箇所折れ曲がり部を有するように成形される
    射出成形型の内部に、前記折れ曲がり部を含むキャビテ
    ィ空間のほぼ全長において前記キャビティ空間と連絡す
    ると共に該キャビティ空間とほぼ平行な分配ランナーを
    形成し、該分配ランナーに液状の合成樹脂の供給口と膨
    張可能な液体の注入口とを設けたことを特徴とする自動
    車用ウインドウの製造装置。
  8. 【請求項8】 液状の合成樹脂の供給口と膨張可能な流
    体の注入口とを同一の箇所に共通して設けたことを特徴
    とする請求項7記載の自動車用ウインドウの製造装置。
  9. 【請求項9】 液状の合成樹脂の供給口と膨張可能な流
    体の注入口とを異なる箇所に別々に設けたことを特徴と
    する請求項7記載の自動車用ウインドウの製造装置。
  10. 【請求項10】 分配ランナーを、直径3mm以上の架
    空の円が収容できる大きさの断面積を有する横断面寸法
    のものに形成したことを特徴とする請求項7〜9の何れ
    かに記載の自動車用ウインドウの製造装置。
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